中野京子のレビュー一覧

  • 災厄の絵画史 疫病、天災、戦争

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    中野京子さんの絵画関連の本として、初めて読んだが、とても分かりやすく解説してくれた。

    疫病の時期に流行った画風、戦争の時期に流行った画風、飢饉の時に流行った画風など、人々の心情と寄り添うように描かれた絵画を読み解いていくと、意外と宗教なんかよりも、政治批判と聖書批判にまみれていたりと、とても読み応えがあった。

    中野京子さんの本、どんどん読みたいと思った。

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    2024年12月01日
  • 新 怖い絵

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    絵の背景を探るという難しいテーマがありつつもとても読みやすく、ワクワクする本だった。
    ただぼーっと眺める、自分の感性で絵を見るのもいいが、こうして歴史的背景や、モデルや作者の人生を知って観るとよりおもしろいと個人的には思う。美術史を勉強したい、自分にとってはとてもいい入門書にもなるなと思った。この絵たちの本物を見に行きたい!特にヨーロッパ史と宗教に絵画は密接にかかわっていることから、世界史が苦手だった自分にとって新たな視点から学び直せて嬉しい気持ちになった。

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    2024年11月27日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    中野京子シリーズ、今作はクリムトに密接に関係するハプスブルク家である。
    クリムトは豪華絢爛、どこか慈愛に満ちた作品というイメージだったが、その理由がわかるものだった。
    崩壊して行くハプスブルクとその時代の流れ、絵画への影響が中野京子さんの言葉から溢れる。

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    2024年11月03日
  • 怖い絵

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     著者の美術の知識量はもちろん、素人にもわかりやすく説明できる語彙力と文章力が素晴らしい。一見しただけでは特に何とも思わないが、時代背景や画家の意図を説明されるとじわじわと恐怖が押し寄せ、落ち着かない気分になる。やはり写真ではなく本物を観賞した時の恐怖を体感したい。ドガの『エトワール、または舞台の踊り子』なんて、本書を読むまで華やかで素敵な絵としか思っていなかったのに。説明がなくともゴヤやベーコンなどは一目見ただけで恐ろしさが伝わる。シリーズはもちろん、怖くないものも著者の解説を是非読みたい。

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    2024年09月25日
  • 怖い橋の物語

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    ネタバレ

    「怖い絵」で有名な著者だから、このタイトルになったのか。世界(日本を含めて)の橋にまつわる話が書かれている。中野さんの文章は冷徹な現実を取り繕わずに書いてあるのが好きだ。「ロバを売りに行く親子」の話が懐かしく感じた。

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    2024年09月08日
  • 展覧会の「怖い絵」

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    中野京子はよ〜!絵画に吸引力をつける文章書くんだよなあ!!読ませる文章でさあ!!!絵画に詳しくなりてえよ!って気分にさせるのが上手いんだよなあ…

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    2024年08月22日
  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

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    日本人に馴染みの薄い聖書について、更には絵画や画家、当時の社会情勢について、中野京子さんのユーモラスな文章で非常に分かりやすく学べる。

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    2024年08月21日
  • 怖い絵 泣く女篇

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    ネタバレ

    再読。
    単に絵がホラーなだけでなく、
    時代背景や寓意を読み解いた時ありありと感じる人間心理の深淵や恐ろしさ。
    頭から中野京子先生の巧みな文章術に引き込まれた。
    著名な作品を詳らかに分かりやすく書いてくれているので予備知識無しでOK。

    レディ・ジェーン・グレイの処刑/絵画にハマるきっかけとなった作品。濃い解説に興味を深めた。

    晩鐘/ダリの天才の度を超えた変人的な思想にちょっと引いた。

    カルロス二世/近親結婚という代々繰り返してきた過ちの代償が全てカルロス二世にのしかかってしまったのが可哀想でならない。

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    2024年08月21日
  • 芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代

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    19世紀を代表する作曲家メンデルスゾーン、デンマークの童話作家アンデルセン、スウェーデンの歌姫ジェニー・リンド。これら3人の大芸術家たちが織り成す物語。そして中野京子さんの筆が冴える冴える!とにかく面白い作品です!面白過ぎてあっという間に読んでしまいました。音楽ファンならずとも楽しめること請け合いです!

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    2024年08月18日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    面白すぎてほぼ一気読み。
    ミュージカル『エリザベート』が大好物なのでフランツ・ヨーゼフ1世まわりのハプスブルク家は私もよく知るところ。
    そんな自分にとって本書は「知ってること+α」の具合が大変ちょうど良かった。
    本書で触れられていた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』やエゴン・シーレの伝記的映画は鑑賞済みだったので、より一層楽しく読めた。

    それにしても、フランツ・ヨーゼフ1世を囲い込む怒涛の死たるや。
    1867年 弟:マクシミリアン メキシコで銃殺刑
    1886年 妻の従弟:バイエルン国王ルートヴィヒ2世 変死
    1889年 息子:ルドルフ マイヤーリンクで心中(公には心臓発作)
    1898年 妻:

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    2024年08月17日
  • 印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ

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    「印象派の画家が何を描いたのか」を切り口にして、主にフランスの近代史を知る

    いやー面白かった!!
    自分が本屋するとしたら、こういう「"ある視点"からみた歴史」って本棚作るなぁ笑

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    2024年08月14日
  • 画家とモデル―宿命の出会い―(新潮文庫)

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    絵画に興味がない人でも楽しめるように、絵と歴史的解説がセットでドラマチックに描かれている。ボリュームも多過ぎず、隙間時間にストレスなくサクッと歴史の勉強もできるお手軽本。短編解説集のようになっているが、気になってしまってトントントンと次々読み進めてしまう。新たなジャンル発掘を目論んでいる人に是非読んでほしいオススメ本。

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    2024年08月04日
  • マリー・アントワネット 下

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    とにかく読みやすい。
    説明とかではなく、物語や普通の小説のように読めた。

    とにかく深堀してくれる。
    人々の意識、言動行動、当時の考え方生活の仕方、彼女の考え方など、分かりやすく教えてくれる。とにかく面白い!

    マリーアントワネットがただただ普通の女の子だったということが分かる。

    何回でも読みたい。面白かった。

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    2024年07月28日
  • 怖いへんないきものの絵

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    ネタバレ

    絵画もいきものもどちらも楽しめる、面白い一冊。

    特に、ペルッツィ「ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹」の章は最高でした。
    私は蟹座で、影が薄い星座だなと常々思っていましたが
    ぺちゃりと踏みつぶされることを恐れず友を助けにいった勇気を思うと…
    なんともいじらしいではないですか。
    大笑いしたけど、見直したよ、蟹座!

    パオリーニの「蟹に指を挟まれる少年」の章の突然挟まれるカナヘビの交尾の話も、興味深くて笑ってしまった。オスはメスを見つけると下半身にがっつり噛みつくらしい…怖すぎる…。笑

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    2024年07月13日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    中野さんの本、2作目!
    悲劇だけれどもドラマスティックで面白い。小説よりもよっぽどびっくりする展開の多い中世ヨーロッパ。他も読み漁りたい

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    2024年07月02日
  • 怖いへんないきものの絵

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    いきものに関する絵画を写真付きで分かりやすく解説してくれている本でした。見たことない絵画ばかりで見ていてワクワクしていました。

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    2024年04月28日
  • 新版 中野京子の西洋奇譚

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    ネタバレ

    表紙に西洋画が使用されてはいますが、内容はあまり絵画についての言及はなく、中には挿絵そのものがない回も。
    絵画に限らない中野先生の本を読んだのは、個人的にはほぼ初めてで新鮮だった。
    語り口はいつもと変わらないので、大変楽しく読みました。
    『ハーメルンの笛吹き男』から始まり、ドッペルゲンガーなどのオカルト話に、ドラキュラなどのフィクション界隈の有名ネタ、まだ謎が解かれていない実在の事件『ディアトロフ事件』など盛りだくさんな内容。
    余話として追加された内容も驚きつつも興味深かったです。
    『腸チフスのメアリー』が出てきたのも嬉しい。

    それにしても、先生もまた不思議体験者だとは思わず……ある意味そこ

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    2024年03月20日
  • 愛の絵

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    中野京子さんの絵画解説本。
    他の本よりも「愛」というテーマで絵画を解説している。
    中野京子さんは絵画や歴史的背景をとでよく研究していらっしゃるが、読みやすく入ってきやすいのは解説やその語り口がとても心地よいものだからだと気づく。文量も言葉も適切であり読み手にしっかり伝えてくる。とても素晴らしい。
    毎回絵画についても新しい発見をもたらしてもらうのだが、今回は「ベルト・モリゾ」という女性の画家との出会いがあった。ゆりかごに眠る幼子をそっと見守る母の絵だが、とても気になってしまう。
    マネやルノワールのようでもあるが、白の色遣いがとてもきれいで奥行きがある。
    こうした出会いを下さるのも中野京子さんの本

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    2024年03月19日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

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    絵画からその国の歴史を紐解くお馴染みのシリーズ。

    イギリス旅行に行く予定のため、歴史本を読んだ後にこちらに手をつけたのですが正解でした。
    こちらは単体でももちろん楽しめますが、その前に大まかな英国の歴史を動画なり本なりで掴んでおくと、より楽しめると思います。

    英国国教会は成り立ちからして変わってますし、パクスブリタニアを築いた反面でけっこうエグいことやってるイギリスの面白みを感じられます。

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    2024年02月29日
  • 愛の絵

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    もうこの人の書く文章にメロメロでございます。
    絵画もそれぞれ素晴らしい。
    ロマンチックなテーマな本だし、文章もロマンチック。

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    2024年02月20日