中野京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白すぎてほぼ一気読み。
ミュージカル『エリザベート』が大好物なのでフランツ・ヨーゼフ1世まわりのハプスブルク家は私もよく知るところ。
そんな自分にとって本書は「知ってること+α」の具合が大変ちょうど良かった。
本書で触れられていた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』やエゴン・シーレの伝記的映画は鑑賞済みだったので、より一層楽しく読めた。
それにしても、フランツ・ヨーゼフ1世を囲い込む怒涛の死たるや。
1867年 弟:マクシミリアン メキシコで銃殺刑
1886年 妻の従弟:バイエルン国王ルートヴィヒ2世 変死
1889年 息子:ルドルフ マイヤーリンクで心中(公には心臓発作)
1898年 妻: -
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙に西洋画が使用されてはいますが、内容はあまり絵画についての言及はなく、中には挿絵そのものがない回も。
絵画に限らない中野先生の本を読んだのは、個人的にはほぼ初めてで新鮮だった。
語り口はいつもと変わらないので、大変楽しく読みました。
『ハーメルンの笛吹き男』から始まり、ドッペルゲンガーなどのオカルト話に、ドラキュラなどのフィクション界隈の有名ネタ、まだ謎が解かれていない実在の事件『ディアトロフ事件』など盛りだくさんな内容。
余話として追加された内容も驚きつつも興味深かったです。
『腸チフスのメアリー』が出てきたのも嬉しい。
それにしても、先生もまた不思議体験者だとは思わず……ある意味そこ -
Posted by ブクログ
中野京子さんの絵画解説本。
他の本よりも「愛」というテーマで絵画を解説している。
中野京子さんは絵画や歴史的背景をとでよく研究していらっしゃるが、読みやすく入ってきやすいのは解説やその語り口がとても心地よいものだからだと気づく。文量も言葉も適切であり読み手にしっかり伝えてくる。とても素晴らしい。
毎回絵画についても新しい発見をもたらしてもらうのだが、今回は「ベルト・モリゾ」という女性の画家との出会いがあった。ゆりかごに眠る幼子をそっと見守る母の絵だが、とても気になってしまう。
マネやルノワールのようでもあるが、白の色遣いがとてもきれいで奥行きがある。
こうした出会いを下さるのも中野京子さんの本