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「アダムにはないはずの臍が絵に描かれているのは?」「イエスが12月25日生まれとは聖書のどこにも書かれていない!?」「磔刑にされたイエスが見た光景とは?」。旧約・新約聖書に登場する様々なドラマと絵画の世界を深く楽しく解説。矛盾までが絵の魅力となることを解き明かす驚きと教養に満ちた一冊! 人気の『名画の謎』シリーズ文庫化第二弾!
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Posted by ブクログ
学生時代にすこしキリスト教を勉強したのですが、そんな裏話があったとは!待ってそれ知らない!など大変興味深い内容が盛りだくさんでした。宗教画に興味を持ち、読み終わったあとすぐに小学館の図鑑「はじめての絵画」を開きました。 絵画は画家や時代ごとの展覧会が多いですが、特定の場面に限定して色んな画家の作品を...続きを読む集めた展覧会に行きたくなりました。
日本人に馴染みの薄い聖書について、更には絵画や画家、当時の社会情勢について、中野京子さんのユーモラスな文章で非常に分かりやすく学べる。
満点の★5です! 中野さんの表現が面白すぎます。 ヴァチカンの腐った坊主どもを“どげんかせんといかん”なんて。。面白すぎます! 「へそ論争」「マリアだらけ」「ヨハネだらけ」と今まで絵画(名画)をまじまじと見たことが無いので、機会があればこの本とともに見に行きたいと思いました。 一つの絵を見て想像を膨...続きを読むらませることは、とても楽しめる趣向と思う大事な一冊になりました。
旧約・新約聖書の数々の場面を描く名画たちを解説している。聖書を引用しながら詳しく説明してくれるので、絵画の内容とともに、キリスト教についても理解がすすむ。旧約・新約聖書、ともに矛盾する記述や、無茶苦茶だと思う記述が頻出するし、それが絵にも表れている。それに対する中野京子さんのツッコミがいちいち笑えて...続きを読む仕方がない。最初のアダムとイブが生まれるところから、矛盾だらけ。一緒に作られたの?それともアダムからイブは作られたの?「阿呆のままで楽園に閉じ込められ、死ぬこともできない身のどこが面白いのか」というツッコミなど、そうだそうだと思う。カインの妻など、勝手に湧いてくるし、アブラハムの酷い男ぶり、ヤコブの母たちが平気で人をだますのも、神やいろいろな人物たちのえこひいきの余りの多さ、どれもやれやれである。ユダヤ人の排他的なところや恨みの歴史が旧約聖書に反映されているとしか思えない。新約聖書に関しては、マリア信仰、マグダラのマリアなど聖書にないことまで想像力豊かに、絵画が描かれている。 とにかく、この本は読み物として最高に面白い。
聖書2割も知らない日本人ですが、西洋にこんなに浸透して支持されてるんだから、さぞ説得力凄くて感銘を与えてくれるすごい話なんやろなぁと思ったら、え、洗脳、というか、恐怖政治、というか、共感し難い部分(甚だしい女性蔑視、言及されてないところを勝手にいいように解釈して政治利権利用してる、免罪符とかいう教会...続きを読むの腐敗etc.)が多すぎて、なぜこんなに世界に広まってるのか、逆に不安になりました。 この本で紹介されている天才画家達の圧倒的な画力、説得力、絵というメディアの力の凄さを思い知りました。 日本の多神教への寛容さや、仏教や神道の足るを知る、という考え方で育って良かったと改めて思うし、 それぞれの”宗教”の信者は相いれることはできるのか…と長い歴史と広い世界に想いを馳せました。
有名な西洋絵画の描かれた背景や宗教的価値観、作者の裏話まで書かれており飽きることなく読むことができた。特にあの最後の審判を描いたミケランジェロが劣等感を抱いてたのを知って驚いた。
とてもわかりやすい本だと思います。 欲を言えば、もっと多くの絵画を取り上げていただきたかったです。それでも旧約聖書から新約聖書の流れに沿って、その名シーンの絵画が紹介されていくので、聖書のなんとなくのあらすじも知ることができます。 私は宗教画が好きなので色々な方々の解説を読むのが楽しいです。
絵画鑑賞をする中で、必ず出会う聖書をテーマにした作品たち。 しかしクリスチャンではない人は、そこまで聖書を読み込んでなければ深くは理解できないもの。 そこにこの本を読めば、魅力的に感じた絵画をもっともっと楽しめるはず。 わかりやすく、他の作品(絵画にとどまらず映画・オペラも)を引き合いに出して語って...続きを読むくれるので、時代背景含めて面白さが増します。 実は聖書に書かれていないキリストの誕生日が、受胎告知からの逆算で12月25日にされてるのがへぇ〜!でした。 中野京子さんの文章は中毒性がありますね。
中野京子さんの本をたくさん読んできたおかげで、宗教画と聖書についても知識がついてきました。それでも忘れてしまうので復習が必要です。怖い絵シリーズでも登場した名画もあって思い出せました。知れば知るほどハマる!
中野京子さんの名画の謎。新約聖書と旧約聖書から紐解く。 恥ずかしながら、旧約聖書と新約聖書の違いすら知なかったが、そんな聖書初心者にもわかりやすく書かれている。それに、八百万の神を信じてきた、ある意味無宗教の日本人の観点で著者もツッコミを入れてくれるので、 そうそう、それが疑問なんだよ! と、とても...続きを読む楽しく読めるのである。 神がアダムとイブを創りだすところから、最後の審判までにわたる、要所要所の聖書の場面でふたつずつくらい絵画が紹介される。画家の見せ所の違いの紹介も面白い。 個人的に面白かったエピソードをいくつか。 ひとつめは、レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知。マリアの純潔を表す白百合に、雌しべ雄しべがはっきりと描かれているなんて気付かなかった。人体に明るいレオナルドが、純潔で子供を生むことに懐疑的であり、それを絵画に忍ばせていたとしても何らの不思議もない! もうひとつは、ミケランジェロの最後の審判。なんとなく、圧倒される威圧感のある絵だと感じていたが、それもそのはず。時の最高権力者ともいえるローマ教皇が、ルターに敗けないために、当時人気天才画家で圧倒的な権威を誇っていたミケランジェロの絵画で、カトリックの総本山であるシスティーナ礼拝堂を埋め尽くすことにしたのである!!道理でイエスが力強く(博愛というより)圧倒的な怖さを放っているわけだ!! 歴史を知ると、聖書を知ると、ますます絵画が面白い。おすすめです!
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中野京子
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