中野京子のレビュー一覧

  • マリー・アントワネット 下

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    今年読んだ中で一番良かったかも。翻訳もすばらしい。
    ツヴァイクの文章は、まるでこちらの心を読んでいるかのように、知りたいと思ったことを絶妙のタイミングで提示し、不審に感じた瞬間に種を明かす。インタラクティブな読書体験ってこういうことを言うんだろうなぁ、と思った。
    マリー・アントワネットを襲った恐ろしい悲劇ばかりではなく、命をなげうって協力する友、恋人、家臣などの胸をうつ愛と忠誠の物語でもあり、一人の女性の成長物語でもある。

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    2010年12月02日
  • マリー・アントワネット 下

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    伝記文学の最高峰。平凡な贅沢好き、色恋好きな人間が過酷な歴史の荒波に洗われて、本当に王妃らしい威厳を身につけるまでを格調高く描く。
    文体はリズミカルだが、この翻訳はやや古めかしい感じで、中野京子訳の角川文庫版とも機会があったら読み比べてみたい。

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    2010年03月09日
  • マリー・アントワネット 上

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    いきいきと歴史上の人物を描くツヴァイク。
    小説のように読みやすいです。
    「ベルサイユのばら」と同じ名前の登場人物が出ているのも~史実だからですが、お楽しみ!

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    2009年10月10日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

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    中野京子さんの「名画で読み解く」のハプスブルク家です

    約700年に渡りヨーロッパの広大な地域を支配した名門です

    もうぐちやぐちゃぐちゃw
    家訓は「戦争は他の者にまかせておくがいい。幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」ということでね
    婚姻政策により支配を広げていったんですな
    先日読んだプロイセンのホーエンツォレルン家も絡んでくるし、ナポレオンなんかも家系図にかすってくるんよな

    一方で血族結婚も繰り返していたためにもう血が濃いのよ
    そのせいもあってハプスブルク家と言えばでっかく突き出たアゴと下唇の腫れた受け口なのよ
    だからごめん正直美人さんのお姫さまとかはあんまり出て来ない

    でさ

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    2026年04月12日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

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    ドイツはほぼ知らなかった。それにしても同じ名前ばっかりで混乱するわ。なんとなく頭がいいイメージのドイツ、賢い后もちょこちょこ出てきてさすが。妻の助言を聞く夫も、イギリスよりまともに見える。

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    2026年04月10日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

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    表紙は第5代プロセイン王フリードリヒ・ヴィルヘルム三世の王妃ルイーゼを描いたもの(ヨーゼフ・グラッシ画)

    分かっている
    みなまで言うな
    分かってるから
    いやほんと分かってるから

    おっぱいでかっ!(低俗)

    はい、本書はプロイセン(ドイツな)王家の217年を12の名画で繙く一冊です

    うーん、いいね
    単純に歴史を攫うんじゃなく、そこに名画を絡ませる
    もちろん名画は12だけじゃなく、た〜くさんカラーで載ってます
    この構成を思いついた時点でもう勝ち確よね

    そしてプロイセンと言えば、そう!鉄血宰相ことオットー・フォン・ビスマルクですよ!
    まぁビスマルクのことはみんなもう知り尽くしてると思うんでい

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    2026年03月30日
  • 虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯

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    文体は好みとはいえないものの、メーリアンに愛ある伝記で面白かった。メーリアンに限らず、19世紀以降「科学的に」断罪された人々が結構いるのかもなと思う。メーリアンの博物画を見てみたい

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    2026年03月28日
  • フェルメールとオランダ黄金時代

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    文庫本サイズではあるものな、カラーで画面いっぱいの絵画鑑賞+時代や文化背景の解説を読める。さながら美術館や博物館を1人で巡りながら、傍らのガイドさんの説明をゆっくり楽しむような気持ち。

    スペインから独立を勝ち取った市民戦争の体験から、組織としての気分を昂揚させるような集団肖像画(しかも割り勘で安い)が流行ったという発想、おもしろい。

    初心者でも楽しめるようにかなり丁寧に解説してくれていたと思うが、個人的には絵画や音楽など文化的教養、知識が足らないことを痛感した。
    これを機にいろいろ見てみたいという気にはなったが、次に何すればいいか、具体的にはちょっとまだ定まらない。

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    2026年03月24日
  • 名画で読み解く メディチ家12の物語

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    さすが中野京子さん、同じ名前が出てきてややこしいメディチ家の人々を、それぞれの個性を浮き立たせるエピソードと共に紹介してくれる。訪れたイタリアの都市の中で、フィレンツェは私には最も印象に残らない街だったが、この本を片手に再訪したい。

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    2026年03月22日
  • 名画で読み解く メディチ家12の物語

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    メディチ家12の物語。

    メディチ家といえばイタリア。というとチェーザレやルクレツィアの物語があるな、と期待して系譜を見たらいなかった。それはそう、彼らはボルジア家でした。
    中途半端な知識で期待してしまって恥ずかしい。ちゃんと世界史勉強していないからだ。

    政争と裏切りの歴史。「名画」シリーズはメディチ家で完結するそうですが、その中でもとにかく金・金・金の印象が強いかなぁ。商人出身ということがあるからではなくて、権力の入手に奪還、維持とひたすら金をばら撒いてきた印象が強い。
    文化保存に対する貢献があるとはいえども、なかなかどぎつい一族であったのかなともいます。シリーズ最初のハプスブルク家から、

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    2026年03月21日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

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    プロイセン王家12の物語。

    プロイセンと聞いて思い出すのは、やはり鉄血宰相ビスマルク。フリードリヒ大王よりも、ビスマルクです。明治維新後の岩倉使節団との関わりもあって、日本史でも馴染み深いというのが一つ。あとは「鉄血宰相」という響き五感の素晴らしさです。

    プロイセン建国から滅亡までの217年間を、名画とともに振り返ります。
    ただ、ドイツでなくプロイセンというと、とんとなじみが薄くなる。ハプスブルクやフランスのような強大な国家が誕生したのが遅かったからかしら。神聖ローマ帝国というものに対する、自分の理解と知識の少なさからくるものではあると思います。

    プロイセンというものに対する印象。質実剛

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    2026年03月17日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

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    世界史面白い、、
    ハプスブルク家について広く浅く書いてある&肖像画でイメージもしやすくて初学者にはちょうど良かった。
    マリアテレジアに興味が出たから、マリア・テレジアにフォーカスした作品も読んでみたい

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    2026年03月15日
  • 名画で読み解く メディチ家12の物語

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    あまりメディチ家のことを知らなかったこともあり、非常に興味深い内容ばかりだった。絵の説明だけでなく、メディチ家がどのような家柄だったのか、かなりわかりやすく解説してくれている。この12の物語シリーズは初めて読んだが、他のものも読んでおけばよかったと後悔している。その内、購入しようかと思う。12の物語シリーズはこれで終わりらしいが、姿を変えて続けるとのことなので、これからの展開が楽しみです。北欧の王家とか読みたいなー

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    2026年03月14日
  • 怖い絵

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    面白い!めっちゃタイプでした。
    一作品数ページで読みやすいし、確実に絵画の見方の奥行きが深まりました。

    誰もが知ってるような有名な絵から、微笑ましい雰囲気の絵まで、何となく感じる気味の悪さを見事に言語化してくれる。
    もちろん美術の見方は千差万別なので、いやそれは流石にあなたの感想でしょという部分もありますが、
    歴史的背景や画家の生い立ちなどの情報を含めて解説されてるので、数ページでも作品に対する解像度が上がり、ゾッとすると同時に考えさせられます。

    しばらくはこの著者の怖い絵シリーズを読み漁ろうと思います。

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    2026年03月14日
  • 名画で読み解く メディチ家12の物語

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    ダヴィンチとミケランジェロにボッティチェリ。ルネサンスの文化が華やいだのは、この名家の存在があったからこそ。名画が語る一族の物語。…初代ジョヴァンニが銀行家として財を成し、2代目コジモがフィレンツェを実質統治。4代目ロレンツォで栄華を迎え、芸術家のパトロンに。レオ10世、クレメンス7世という2人の教皇を輩出。カテリーナとマリアというフランス王妃も出す。衰退と復帰を繰り返すも、コジモ1世がトスカーナ大公の地位を得る。後世に残した最大の遺産は芸術。一族の遺言は、「美術品をフィレンツェから持ち出さないこと」。

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    2026年03月11日
  • 名画で読み解く メディチ家12の物語

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    ネタバレ

    久しぶりのヨーロッパ名家シリーズにて最終巻とのこと。メディチ家とはいえ、これまでの名家と比べると少しインパクトが弱いように思う、特にハプスブルク家と比較して。紹介されている絵画も、あまり興味がひかれなかった。ロレンツォあたりをピークに、ルネサンスが花開いた歴史を読み解くものとして、面白かった

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    2026年02月28日
  • 新版 中野京子の西洋奇譚

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    不可思議で神秘や怪奇を含み、ゾクゾクする恐ろしさも孕んだこういう奇譚や怪談話は何故こうも惹き付けられるのか。
    怖いのにページをめくる手が止まらなくなる魅力があって、この感情についても作中で触れられていて「確かにな」と深く納得できた。

    なんとなく知ってるような有名どころの話でも、新たな知見や驚きがあってすごく興味深い。
    そして、あらゆる事柄には必ず当時の社会情勢も深く関わっているんだなと改めて認識できた。そして作者さんの知識の広さにも驚く。

    幽霊はじめ、十字路や斬られた首など、世界各国で共通するモチーフで語られる話ながらも、それぞれ国(または地域)ごとに特色ある物語たちが比較することでより面

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    2026年02月24日
  • 希望の名画

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    気軽に絵と出合えてよい本。美術館に行きたいのに行けない日に読みたい。
    最初に絵の一部分のクローズアップからはじまるのが、全体を想像させて面白い。
    この本をみてやっぱり王家の肖像は面白いなぁと再確認。血が繋がってる人は別の画家の絵でも似てる
    。プラド美術館には多くの肖像画があるようで、昔行った時には無知でちゃんと見てなかったことが残念。
    肖像は本当に面白い。
    あとは、わたしはどうやらこの本に2作品出てくる、ジョン・エヴァレット・ミレイの絵が好きみたい。色がきれい。
    トレチャコフ美術館から一回も出たことがない、シーシキンの『松林の朝』も良かった。お菓子のパッケージになるほどのかわいさもあるし、森の

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    2026年02月23日
  • フェルメールとオランダ黄金時代

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     ちょうど先月まで読んでいた寺島実郎氏の著書『世界認識の再構築-17世紀オランダからの全大知-』に影響を受けてオランダに興味を持っていた私にとって、本書は抜群に面白かった。17世紀オランダの経済・文化・風俗について当時描かれた絵画を通して概観することが本書の目的であるが、このプロセスの中で17世紀のオランダが国際的に見ていかに特異な存在だったかに気付かされる。
     「この世は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」という言葉があるが、本書を読めばその由来がよく分かるだろう。

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    2026年02月22日
  • 名画で読む「音楽の秘密」

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    秘密と言う程の事ではないけど(苦笑)絵画の中の楽器、特に描かれた時代も相まってとても興味深かった。中野先生の良い所は読み易い事と、キチンとマークすべき点が指摘されている事。どの絵もなるほどと思う背景があって、2回目はネットと音楽を聴きながら楽しめた。多分、読んだ方は其々のお気に入りの一枚が見つかると思う。

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    2026年02月18日