中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

2,000円 (税込)

10pt

絢爛な中に漂う死の気配。歴史と名画がスリリングに交錯する!
大王朝が沈みゆく時、人々は美とエロスと死の気配に溺れた――。

クリムト、シーレ、ヴィンターハルターら42点の名画と“ウィーン激動の時代”がスリリングに交錯する絵画エッセイ!
絵画はすべてオールカラー、高品質印刷ですみずみまで美しく。

“本書は、時代の必然のように登場した画家とその地の世相や事件を、できる限り多面的に捉えようとする試みです”(あとがきより)

15の章で「名画」と「歴史」と「人間」を読み解く。

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中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    オーストリア・ウィーン、ハプスブルク王朝の熱狂と終焉を予感させるような黄金を散りばめたクリムトと、その時代背景と空気感をふんだんに語る中野京子さんの解説に、手に汗握る臨場感。
    『旧ブルグ劇場の観客席』華やかさとざわめきの中観客の表情一人一人を眺める。実在の有名人を描いたらしいが150名以上の中からは

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    クリムトの絵はよく知っているけれど、画家本人のこと、そして画家の生きた社会のことはよく知らなかった。
    ハプスブルグ家の歴史も、舞台や映画でなんとなくは知っていたし、世界史で第一次世界大戦のことは習ったけれど、それらが全てリンクしていたこと。
    画家の登場と活躍が歴史の必然性であったことがよく理解できる

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    今年はウィーン旅行に行くので、少しでも歴史を勉強しようと手に取った本。世界史が苦手な私でもわかりやすく、面白かった。美術館にも行く予定なので、この絵あの本で読んだな…と思い出せるようにしたい…。

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    中野京子シリーズ、今作はクリムトに密接に関係するハプスブルク家である。
    クリムトは豪華絢爛、どこか慈愛に満ちた作品というイメージだったが、その理由がわかるものだった。
    崩壊して行くハプスブルクとその時代の流れ、絵画への影響が中野京子さんの言葉から溢れる。

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    面白すぎてほぼ一気読み。
    ミュージカル『エリザベート』が大好物なのでフランツ・ヨーゼフ1世まわりのハプスブルク家は私もよく知るところ。
    そんな自分にとって本書は「知ってること+α」の具合が大変ちょうど良かった。
    本書で触れられていた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』やエゴン・シーレの伝記的映画は鑑賞

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

    クリムトについても、ハプスブルク家についてもそれなりに知っているので、今更読む必要あるかな、と思いつつ読んでみた。

    が、ここまでクリムトの人生とハプスブルク家の終焉が同時期だったとは知らなかった。
    そうか、クリムトって第一次世界大戦の頃の人なんだ。
    と初めて実感した。

    クリムト、というより、ハプ

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。
    音声ガイドを使って 「クリムトと黄昏のハプスブルク」展をみているようだった。時代の背景とかいろいろをわかってから見ると 深みがでる。冗談じゃなく ほんとうに同タイトルの 絵画展があったら 絶対に行く!

    0
    2024年08月26日

    Posted by ブクログ

    本のカバーに「19世紀末のウィーンは黄昏時の美しさに輝いていた。ハプスブルク大王朝崩壊の予兆に怯えながら、誰も彼もそれに目を背けてワルツに興じていた。」と書かれてあり、惹かれて買った。
    読んでみて、19世紀末ヨーロッパ(特にハプスブルク)は、特異的な時代だったように感じられた。華やかながらも、不安定

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    何年か前に展覧会観に行ったことを思い出しながら読みました。クリムトは大好きです。美しい。『ヌーダ・ヴェリタス』(の絵葉書)部屋に飾ってます。中野京子さんの解説や時代考証と共に見るとまた一味違う。そしてフロイトと同時代と知るとまた深みが増しました。

    0
    2024年07月25日

    Posted by ブクログ

    グスタフ・クリムトを主軸にして、オーストリア帝国フランツ・ヨーゼフ皇帝の人柄や家族関係を絡めて、わかりやすく書かれています。

    中野京子さんのクリムト絵画の解説はもちろん魅力的で、絵画が作られた経緯やモデル、エゴン・シーレとの関係など読みやすくなってました。

    0
    2024年07月09日

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