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累計40万部突破の人気シリーズ「名画で読み解く 欧州名家12の物語」シリーズの約4年ぶりの新刊にして、シリーズ最終巻。「ハプスブルク」「ブルボン」「ロマノフ」「イギリス」「プロイセン」に次ぐ物語の舞台は、イタリア。ローマ帝国崩壊後に統一王家が存在しなかったイタリアには、フィレンツェという芸術都市を統べた名家がありました。商家からの成り上がり一家が治めたルネサンス期の歴史を、華麗な絵画と共にお届け。
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Posted by ブクログ
読書録「名画で読み解く メディチ家12の物語」5 著者 中野京子 出版 光文社文庫 p84より引用 “「嫉妬は雑草のようなもの。絶対に水を 与えてはいけない」という二代目コジモの 教えを守らず、これみよがしだったことも 一因だ。” 目次より抜粋引用 “ジョヴァンニ・ディ・ビッチ・デ・ ...続きを読むメディチの肖像 アンギアーリの戦い ベツレヘムに向かう東方三博士 レオ十世と二人の枢機卿 教皇クレメンス七世の肖像” 欧州の歴史に造詣が深い著者による、 ルネサンスを盛り上げる多くの芸術家を支 えた、イタリアの富豪一族の盛衰を記した 一冊。 家を立ち上げ盛りたてた初代からその 血縁の終焉の物語が、一族の隆盛を彩る名画 や芸術作品と共に描かれています。 上記の引用は、敵がはっきりしているのに 従兄弟二人といがみ合っていた、ピエロ・ デ・メディチについて書かれた章での一節。 自分が人に対してでも、人の自分に対する ものでも、悪い感情は出来る限り排除して おきたいものです。 作中の初代と二代目は、人から嫉妬を受け たりしないように、目立たないようにして 注意深く過ごしていたそうですが、それが かえって悪目立ちしてしまっていたそうで。 お金を持っているというのも、無いのとは また違う苦労があるのでしょうかね。 第1章終盤で語られる、ローマ教皇と初代 の関係性についての記述は、胸の熱くなる 逸話。 まるで漫画のようなというよりも、漫画に 描かれていたらこの二人のようなと例える ほうが、より正確なのではないかと思って しまいます。 漫画みたいというのであれば、第4章の暗 殺者とロレンツォのエピソードも面白い。 そんなベタなことある?と思わざるを得ま せんでした。 事実は小説よりも奇なりを、地で行くよ うなエピソードが、一族が滅びるまで続く ような歴史物語。 正直な感想としては、身内同士で諍いすぎ だし、殺し過ぎ。 あとその他の一般人も、事ある毎に極端に 暴れすぎ。穏やかに生きていたいものです。 著者の「怖い本」シリーズで、絵画を 面白く観る見方を知ることが出来たので、 期待して手に取りました。 歴史の授業の進め方が、一冊の教科書を 学ぶのではなく、こういう本を何冊も読む ようなやりかただったら、面白かっただろ うなと思う作品でした。 ーーーーー
【感想要約】 カラー図版を多用し、メディチ家の人物像と絵画を結び付けて平易に紹介する読みやすい入門書。個々の人物や制度の詳細分析は少ないため専門的知見を求める読者には物足りないかもしれないが、通史的理解には有用。図版資料としての価値もある。 【内容】 花の都フィレンツェを舞台に栄えた大富豪メディチ...続きを読む家の350年にわたる歴史を、それを彩った数々の名画とともに紹介している本。特にメディチ家の隆盛期はイタリア半島におけるルネサンスの最盛期だったため、どの絵画もみな華やかかつ対象人物の人間的魅力を肉感豊富に描写しており、それらからは各人物の往時が生々しく伝わってくる。また教皇を立て続けに2名も輩出した彼らはカトリック教会史、そしてルターの宗教改革にも多大な影響を与えた存在だった。 【感想】 豊富な絵画(なんと全編カラー‼︎)、魅力的な人物描写で紹介される激動の人生を歩んだ個性的なメディチ家の人々の人生。名画で読み解く本シリーズの登場人物として、芸術の都市フィレンツェを統べたメディチ家はまさに題材としてふさわしい。合間合間で挿入される興味深い小話もあり、面白くて読みやすい一冊。最後まで一気に読んでしまった。新書というよりは歴史小説を読んでいるような気持ちで気軽に読める。 また人物ではなく絵画に焦点を当てて読むと、本作内で紹介される数々の絵画の歴史的背景を自然と理解できる点が優れている。また先述のとおり全編カラーのため、絵画資料として持っておく価値もあるのかもしれない。 一方でメディチ家の350年の歴史を一気に、かつ平易に紹介するため、一人一人への記述は非常に簡素である。本来2代目のコジモの波瀾万丈な人生は、それだけで一冊の新書にしても足りないほどである。また当時のフィレンツェの政治制度や文化、カトリック協会の教皇選出の制度等に関する記述もなく、あくまでメディチ家に焦点を当てている。歴史や絵画史の新しい知見の発見を期待して読む人には、あまり向いていない本かもしれない。 それにしても、19世紀の統一以前、都市国家が並立していたイタリア史はなかなか理解しづらいものがあり敬遠していたが、いざ様々な本で読んでみるとなかなかに面白い。統一される前の方が魅力的で面白い地域だったのではとも思ってしまう。個人的にイタリア史はもう少し理解を深めたい分野である。
さすが中野京子さん、同じ名前が出てきてややこしいメディチ家の人々を、それぞれの個性を浮き立たせるエピソードと共に紹介してくれる。訪れたイタリアの都市の中で、フィレンツェは私には最も印象に残らない街だったが、この本を片手に再訪したい。
メディチ家12の物語。 メディチ家といえばイタリア。というとチェーザレやルクレツィアの物語があるな、と期待して系譜を見たらいなかった。それはそう、彼らはボルジア家でした。 中途半端な知識で期待してしまって恥ずかしい。ちゃんと世界史勉強していないからだ。 政争と裏切りの歴史。「名画」シリーズはメデ...続きを読むィチ家で完結するそうですが、その中でもとにかく金・金・金の印象が強いかなぁ。商人出身ということがあるからではなくて、権力の入手に奪還、維持とひたすら金をばら撒いてきた印象が強い。 文化保存に対する貢献があるとはいえども、なかなかどぎつい一族であったのかなともいます。シリーズ最初のハプスブルク家から、一貫して政争と裏切りの歴史ではあるのだけど、メディチ家は、こうなんというか「悪い」です。 序章と第12章の最後の文が同じ言葉で締めくくられているのは、著者最大の賛辞なのだと思います。 『メディチ家にとって、それら美術品こそが真の子孫だったのかもしれない』 文化に対する敬意を満たない為政者は、どんな功績・業績であっても名君と呼んではいけないと思います。過去への敬意、先人への敬意がないのはいかがなものか。 メディチ家が残したものによって、過去を紐解く一助となり、その恩恵にさずかれるので。活動家?論外。 『ビアンカ・カペッロの肖像』が好きです。 シンプルに女性として好みです。
あまりメディチ家のことを知らなかったこともあり、非常に興味深い内容ばかりだった。絵の説明だけでなく、メディチ家がどのような家柄だったのか、かなりわかりやすく解説してくれている。この12の物語シリーズは初めて読んだが、他のものも読んでおけばよかったと後悔している。その内、購入しようかと思う。12の物語...続きを読むシリーズはこれで終わりらしいが、姿を変えて続けるとのことなので、これからの展開が楽しみです。北欧の王家とか読みたいなー
ダヴィンチとミケランジェロにボッティチェリ。ルネサンスの文化が華やいだのは、この名家の存在があったからこそ。名画が語る一族の物語。…初代ジョヴァンニが銀行家として財を成し、2代目コジモがフィレンツェを実質統治。4代目ロレンツォで栄華を迎え、芸術家のパトロンに。レオ10世、クレメンス7世という2人の教...続きを読む皇を輩出。カテリーナとマリアというフランス王妃も出す。衰退と復帰を繰り返すも、コジモ1世がトスカーナ大公の地位を得る。後世に残した最大の遺産は芸術。一族の遺言は、「美術品をフィレンツェから持ち出さないこと」。
久しぶりのヨーロッパ名家シリーズにて最終巻とのこと。メディチ家とはいえ、これまでの名家と比べると少しインパクトが弱いように思う、特にハプスブルク家と比較して。紹介されている絵画も、あまり興味がひかれなかった。ロレンツォあたりをピークに、ルネサンスが花開いた歴史を読み解くものとして、面白かった
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名画で読み解く メディチ家12の物語
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