中野京子のレビュー一覧

  • 名画で読み解く メディチ家12の物語

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    【感想要約】
    カラー図版を多用し、メディチ家の人物像と絵画を結び付けて平易に紹介する読みやすい入門書。個々の人物や制度の詳細分析は少ないため専門的知見を求める読者には物足りないかもしれないが、通史的理解には有用。図版資料としての価値もある。

    【内容】
    花の都フィレンツェを舞台に栄えた大富豪メディチ家の350年にわたる歴史を、それを彩った数々の名画とともに紹介している本。特にメディチ家の隆盛期はイタリア半島におけるルネサンスの最盛期だったため、どの絵画もみな華やかかつ対象人物の人間的魅力を肉感豊富に描写しており、それらからは各人物の往時が生々しく伝わってくる。また教皇を立て続けに2名も輩出した

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    2026年02月23日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

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    本当にドラマチック!面白かった。
    自由の女神がフランスからの贈り物であることは知っていたが、歴史を見て、なぜそれをフランスが(しかも募金で)贈ったのかを知ると涙が出た。自由の国といえばアメリカだが、誰よりも自由の重さを知っているのはフランス国民なのかもしれない。
    1番好きなのはアンヌ・ドートリッシュ。まさに愛の人だと思った。
    わたしも人を無闇に憎まず、愛情を注いだものに執着せず、祈って死ねる様な人生にできたらいいなと思う。
    あとベルサイユのばらを読みたくなった。

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    2026年02月11日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    世界に不思議な話。不思議な出来事は多い、嘘だ、ほらだ、幻だ、錯覚だ、気の迷いだという当時のおかしな出来事が今に伝わったもの。歴史的現象奇譚が伝わったもの。それはなぜ?中野さんは説く。
    1ハーメルンの笛吹き男
     グリムではハーメルンにやってきた男が報酬をもらう約束で鼠を川に沈めたが、
     報酬をもらえなかったので130人の子供を連れ去った。
     古文書に記され、今も研究中でさまざまな論考がある。
     面白いのは舞踏病に集団感染して踊りながら町を出て行った、などこれはマユツバ。
     子供たちは十字軍に 入ったのかとも。笛吹き男は徴兵係だったw  

    2マンドラゴラ  
     物語に登場する(ハリーポッターなど

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    2026年03月09日
  • 名画で読む「音楽の秘密」

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    竪琴、ヴァイオリン、リュート、オルガン、トランペット、三味線、ハーディ・ガーディ、バグパイプ、クラリネット、フルート、ピアノ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ラッパ、ドラム、チェンバロ、そしてヴォーカル。歌って、踊って、演奏して。猫も、子供も、画家も、作曲家も、神も、天使も、鳥女も。静止している絵に描かれた楽器と楽譜。音は聞こえずとも、メロディが目の奥で流れている。「見る」と「聴く」が思考のどこかでつながっている。17章に渡って読み解く「音楽の秘密」。頁を捲り直し、その音色をもう一度味わってみる、静かに。

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    2026年02月03日
  • 名画で読む「音楽の秘密」

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    カラバッチョの表紙が優美。
    よく知られた名画から、初めて見る名画まで、中野京子さん節で楽しく新しい知識、知見が得られてなんたるお得。
    「音楽の秘密」編ということもあり特に後半がよかったな。
    「楽しいひととき」は知らなかった絵画。
    本当に見る者にまでたのしいひとときをくれるね。

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    2026年02月03日
  • 名画で読む「音楽の秘密」

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    久しぶりの中野京子さん。
    絵画の中での「音楽」。
    知らない絵もあって新たな出会いが嬉しい。
    改めてヒエロニムス・ボスの「快楽の園」を実際に見てみたいものだと思いました。

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    2026年01月28日
  • 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語

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    ミュージカルアナスタシアでは冒頭でニコライ一族の絵に描いたような幸せな団らんから、突然、衝撃的な一族の終焉(ロマノフ王朝の終焉)から始まる。
    そんなことってある?!と、ニコライ一族を知りたくて購入。事実はそんなことあったんですが…
    物語とは違う事実を知る事ができました。
    もちろんアナスタシア以外の話も満載で、少し狂気じみた名画が多い印象でもありました。

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    2026年01月20日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

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    ハプスブルク王朝を知ったら切り離せないブルボン王朝。
    隣あっていた両家は戦争ばかり繰り広げていました。一般的に有名な両家の関係性は、政治的同盟のためにルイ16世に嫁いだマリー・アントワネットのお話では?
    しかし、ブルボン王朝はとにかく「ルイ」が沢山。別名ルイ王朝。推し「ルイ」が見つけられるかも!?

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    2026年01月20日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

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    ミュージカル好きなら通らざる得ないハプスブルク王朝。どこを切り取ってもドラマチックで刺激的。
    ルドルフ1世からの家系図もあり、オーストラリアハプスブルク家とスペインハプスブルク家の関係性も分かる。後半は写真もあって、名画とは違うドキドキ感を味わえました。

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    2026年01月20日
  • 怖い絵

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    何年も前に上野の美術館で「怖い絵展」をやっていて観に行ったな〜
    当時は大行列で、館内の展示物の説明もじ〜っくり自分のペースで読み進めることができなかったです。
    でも初見ではただの絵としか認識されなかった絵達が、解説を読んだ後に再度観ると怖さというか、描かれている絵の意味がわかり、より彩り豊かになっていく感覚が今でも忘れられないです。

    文庫本なので仕方ないですが、是非絵はググってwikiなどに載っている鮮明な絵を見てほしいです。
    本だと暗い部分がよくわからなかったり、塗りつぶされているように見える部分も鮮明にみえて、拡大したりもできますから。

    時代背景やその画家の人生をみると想像も含まれます

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    2026年01月10日
  • フェルメールとオランダ黄金時代

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    書名のとおり、「フェルメール」と「オランダ黄金時代」についての本です。

    フェルメールの作品だけでなく、かれが生きた17世紀オランダの画家たちの作品を紹介しています。分量的には、前者より後者への比重が大きいです。じじつ、本書が紹介している作品は38作で、そのうちフェルメールの作品は8作です。

    作品それ自体を語るだけでなく文脈に置くことで、作品を関係の総体の一部と捉えているのは、さすがと思わせてくれます(いくぶん牽強付会に思える箇所もありますが)。知識をひけらかすこともなく、文体もわかりやすいです。

    フェルメールについて知りたいという読者には期待はずれかもしれませんが、フェルメールが生きた時

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    2026年01月08日
  • 名画と読むイエス・キリストの物語

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    西洋絵画の解説本だと思っていたらそうではなくてイエス・キリストの生涯をイメージできるように挿し絵を挟みながらカトリック的にお話してくれる本でした。
    やっぱエル・グレコの絵画がいちばんだよね。職場のデスクに飾りたい。
    これまでの聖書の知識があやふやだったのでずーっとAIと対話しながらユダヤ教の派閥のこととか奴隷制度とかイスラム教やフランス革命やヒトラーまで世界史を勉強して大学受験って何もわかってなかったんだなと思いました。
    信仰を語れる人とヴィア·ドロローサに行けたらどんなに幸せなことでしょう。何もわかってないと怒られそうですが…

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    2026年01月02日
  • 希望の名画

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    ネタバレ

    最初のページでその絵画の一部分を見せて引き付ける、もしくは想像させてからの全体図と解釈。
    いつもとはまた違った構成の美術話、大変興味深かったです。
    描く作品に対する文章量は少なめながら(解説としては見開き1ページ分くらい)『モノ語り』のときほど物足りなさは感じなかったように思う。
    短文に慣れたからなのか。
    個人的には絵の作者名のところにも一・二文程度ながら解説があったのが大きかったと思う。
    そんなところまで読ませてれるのかと。

    印象的だったのはクラムスコイの『月明かりの夜』
    これ中野先生のご指摘にもあったとおり、最近実際の絵を見たことがあったので、あの時の神秘的な感覚を思い出して鳥肌が立った

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    2025年12月22日
  • 名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史

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    今でも続く仕事、今はなくなりつつある仕事、神話的な仕事など、たくさんの"仕事"という切り口から絵画について学びつつ、その背景にある歴史や文化についても同時に学ぶことができ、とてもためになりました!
    これまで絵画の色使いや雰囲気を主に楽しんでいましたが、しっかりとその絵と向き合い、どのような経緯でその絵が描かれたのか、という点を知ると、もっと絵画の魅力に触れることができるんだな、と実感しました。

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    2025年12月20日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    クリムトの出自や経歴だけでなく、彼の生きた時代についても詳しく載っていて彼自身や作品についてよりくわしく知れて、より面白かった。
    特にこの本の中でクリムトとは切っても切れない関係性を示すハプスブルク王朝、特にフランツ・ヨーゼフについての話がすごく印象的だった。
    著者が表した「神話上の悲劇の巨人」という表現があまりに的を得ていてすごい。と同時にすごく物悲しい気持ちになった。
    彼の死をきっかけに終わっていくハプスブルクの歴史の流れが切なかった。

    クリムト作品といえば、金箔の輝く艶やかで特徴的な作品を思い描いていたけど、当然クリムトらしさが生まれる以前、または描き方を模索したり試作したりしてきた時

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    2025年12月18日
  • 希望の名画

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    フォーカスされるのは、「パッチリ目をした女の子の顔」「小さな手が持つオリーブの葉」「頭頂部にメスを入れる外科医」「ワシのカギ爪につかまれた顔」「35kgにおよぶ甲冑」「お尻にできた人面疽」「バラの花を持つ優美な手」「両目を寄らせた小さな老妖精」「白い花を咲かせた巴旦杏」などなど…最初のページに虫眼鏡で拡大した絵の一部、続くページで作品全体が掲載される。全体像を想像して、答えを見て、解説読んで、また戻る。画家というものは、細部にも手をかけ作品を仕上げるものだと感心する。また一つ、美術の楽しみ方を教えられる。

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    2025年12月13日
  • 怖い絵

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    美術作品の持つミステリアスな雰囲気は好きだったけど、その作品にどういった時代背景があって、何を目的として描かれたのか?という深い所までは考えたことなかったのでものすごく興味深い作品だった^ᴗ ̫ ᴗ^♡倫理の授業で習ったこともちらほら出てきて、そのたびに「ふふふこれ知ってる〜!」と興奮

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    2025年12月07日
  • 名画に見る「悪」の系譜

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    スタートは動物虐待
    異形としてあらわれる悪
    生殺与奪
    目的の正当性
    エヴァ
    暴飲暴食
    裏切り者
    殺人教唆
    見得を切る
    虚栄
    スリ
    旅のリスク
    ハニートラップ
    悪徳政治家
    死への道連れ
    悪夢
    貧困
    悪を踏む

    あとがき

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    2025年11月26日
  • 希望の名画

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    ネタバレ

    ゴッホやボッティチェリ等、一度は目にしたことのある名画にこんな逸話が残されていたのかと、読み進める度に知ることができて楽しい本だった。
    何よりも最後の頁にあるゴッホの「花咲くアーモンドの木」の内容が良かった。
    「ゴッホの短い生涯で、この絵を描いている時が、もっとも希望と喜びに満ちた幸せな時だったのだろう」という一節がとても心に刺さった。
    死後に評価され、今に至るゴッホの作品だが、生前は1枚しか絵が売れず精神的な面でもとても苦しんだ話をよく目にする。
    そんな中でも甥っ子が生まれた喜びを感じることのできるこの「花咲くアーモンドの木」に関する逸話を、作者のこの言葉を読むことができたことがとても良かっ

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    2025年11月25日
  • 運命の絵

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    今回もとても勉強になりました
    絵画の描かれた時代と、その頃の常識が
    いまに、ある意味繋がって楽しい限りです

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    2025年11月19日