中野京子のレビュー一覧
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カラヴァッジョの絵画を見に行くことが、イタリア語学習のモチベーションです。
光と影の強烈な対比、ドラマチックな場面、『バッカス』『病めるバッカス』のようなゾクゾクするような目を向けてくる作品が好きです。
『聖マタイの召命』はババーン!!と光の効果音が聞こえるようです。この作品のイエスはとても男前です。
カラヴァッジョ作品を見るとエネルギーが湧いて来るのですが、今仕事がここ数年で最高に忙しくてしんどいせいか、ややキツく感じました。不思議。
カラヴァッジョと比較して登場するルーベンスの作品の方が今の私にはじわーっと染み込み、しっくりきました。
光と影の対比は強くなく、色彩も暗めの『キリスト埋葬 -
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ネタバレ時系列順に1名ずつ絵画とともにエピソードが紹介されているのが分かりやすくてよかった。
同じ名前の人が多いのでややこしくはあるが、あだ名やエピソードどあわせると「人」としてイメージが湧きやすい。
フィレンツェに行ったことがあるので、印象に残っていた絵画もあり懐かしい気持ちになりました。また、よくここまで美術の発展に貢献し、作品たちをフィレンツェに留めておいたなと思いました。
ルネサンスの作品が特に好きなので、関わりの深いメディチ家のことが知れてよかったです。
後継者が途絶えていたことは知っていましたが、最後数代はこんなあっけなかったなんて、、、 -
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ネタバレ兄脈、弟脈と分かれ、兄弟間の争いも多く、最終的には男色で滅んだ(と言っていいだろう)メディチ家。
家系図が複雑なので難しいかと思いきや、そこは中野先生、するする読ませる。
ミケランジェロやダ・ヴィンチ、ラファエロなどルネッサンスの錚々たる面々が出てくるのも、さすがメディチ家。
カトリーヌ・ド・メディシスなどの女傑が出てくるのも、さすがメディチ家。
中野先生のキレッキレの文章が容赦なくメディチ家を解体していく感じ。
面白かったです。
個人的には終盤、メディチ家を語る上で天正の遣欧使節団の絵を持ってきたところに驚きました。
メディチ家の肖像画ではなく、敢えてそこをチョイスするのかと。
フランチェ -
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聖書2割も知らない日本人ですが、西洋にこんなに浸透して支持されてるんだから、さぞ説得力凄くて感銘を与えてくれるすごい話なんやろなぁと思ったら、え、洗脳、というか、恐怖政治、というか、共感し難い部分(甚だしい女性蔑視、言及されてないところを勝手にいいように解釈して政治利権利用してる、免罪符とかいう教会の腐敗etc.)が多すぎて、なぜこんなに世界に広まってるのか、逆に不安になりました。
この本で紹介されている天才画家達の圧倒的な画力、説得力、絵というメディアの力の凄さを思い知りました。
日本の多神教への寛容さや、仏教や神道の足るを知る、という考え方で育って良かったと改めて思うし、
それぞれの”宗教 -
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17点の西洋絵画を中野京子さんが解説してくれます。
絵画の細かいところまで、また、その歴史的背景を詳しく解説してくれるので、深く理解することができます。
キンドルで読んだのですが、美しいカラーの絵画が鑑賞できるのもお得。
どういった時代だったのか年表付きです。
ドラローシュ『ロンドン塔の王子立ち』
スーラ『グランド・ジェット島の日曜日の午後』
ティツィアーノ『カール五世騎馬像』
ラファエロ『レオ十世と二人の枢機卿』
グレコ『ラオコーン』
ティッシュバイン『カンパーニャのゲーテ』
フェルメール『恋文』
ターナー『吹雪、アルプスを越えるハンニバルとその軍勢』
デューラー『メランコリアI』
ゴヤ『 -
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ネタバレ中野先生の文章はいつも明快で読みやすい。
ムンクの「叫び」、ダヴィッドの「書斎のナポレオン1世」、モローの「オイディプスとスフィンクス」は画集か何かで見たことあるが、他は寡聞にして作家名も知らない、或いは作家は知ってても初見の絵ばかりで、時代も国も主題も多様な絵を取り上げており、中野先生の守備範囲の広さには本当に驚かされる。
どの絵もそこに潜む物語を知れば、見方、感じ方がそれ以前とはまるきり違ってしまう。そして絵に一層の愛着を感じる。
本作には日本ではあまりお目にかかれない作品、日本での知名度が高くない画家も多いので、掲載された絵を巡る旅をしてみたいものだ。