中野京子のレビュー一覧
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[追記]
こないだ頂いたポストカードがドガだった。
今までだったら、単なる「ドガのバレエの絵」だったが、
この本をよんだおかげで、この絵の背景や登場人物が何を表現しているかが、わかって絵の見方がかわった。
知識というのが、見方をかえる。ということがよくわかった。
---------------------------以上 追記------------------------------------
「怖い絵」シリーズの印象派の解説版。
今回は印象派と呼ばれるドガやモネ、マネ、ゴッホ等を中心に、
印象派とは何かがかかれている。
フランス革命がおわり、ナポレオン3世の時代に今までの
宗教画や -
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「星たちを引き連れた夜」エドワード・ロバート・ヒューズ
表紙絵に用いられている謎めいた女性は、夜の女神。抱えているのは幼い赤子だが、現世では亡くなっている設定。しがみつくのはキューピッド。青が基調の優しい絵だ。この絵で描かれているのは慈愛。
「テルモピュライのレオニダス」ジャック・ルイ・ダヴィッド
映画『300』で有名な、ペルシャ兵にわずか300の兵で立ち向かうスパルタ王レオニダス一世。中野さんの著書で何度も登場している。レオニダス一世はオールヌードなのに正面向き。見ているこっちが恥ずかしい。周囲ではボーイズラブの濃厚な場面が繰り広げられている。死地に向かう戦なので愛も燃え上がる?
「フリ -
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文芸春秋で連載しているシリーズ。欲望というタイトルがついているが、必ずしも絵画から欲望が感じ取れないものも。かなり強い欲望でないと、表情に現れにくいのかも。
ドラクロワ「怒れるメディア」
劇的表現が得意なドラクロワらしい、色彩も鮮やかな色ばかりを使った場面。但し前情報もなくこの絵画を見た人は、全く逆の状況を想像したとか。幼子二人を守ろうとする母、ではなく、その逆。映画にもなった『王女メディア』。
ミレイ「オフィーリア」
これも有名な絵画。ミレイとくればこの絵が浮かぶのでは。欲望というより、ハムレットに振られて全ての望みを捨てたオフィーリアが水底に沈んでいく瞬間を描く。
ピアズリー「サロメ -
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近代から現代までのイギリスの歴史が絵画や資料を見ながら学べる。
シェイクスピアや演劇などでイギリスの歴史に触れる機会が増えたので、勉強になった。
例えばロンドン塔に幽閉される話がよく出てくるが、単独の塔ではなく、広い城塞(掲載されている写真がわかりやすい)なんですね。(行ったことあるけど忘れている。。)
絵画や写真がカラーで見れるので鑑賞にもよい。
しかしイギリスの歴史、劇的で面白いけどややこしい。。覚えられない。。
p8
「(ロンドン塔は)頑丈な城壁に囲まれた十八エーカー(七ヘクタール強)の広い城塞であり、大小十三もの塔を擁するところからこう呼ばれるようになった。正式名称は「女王陛下の宮殿 -
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17世紀初頭のイタリアを生きたカラヴァッジョ。
余りある才能を持つ天才画家ながら、破天荒。
成功と破滅、逃亡の38歳の生涯を、その作品と共に語る。
・カラヴァッジョの生涯と代表作
・カラヴァッジョが辿ったと思われるルート
・ペスト時代の少年 ・ローマへ ・顔 ・少年たち
・メドゥーサ ・暴力三昧 ・成功 ・ルーベンス
・娼婦たち ・殺人 ・ナポリ ・マルタ島
・聖ヨハネ ・脱獄 ・終焉
・あとがき
主要参考文献有り。
カラヴァッジョの生涯と作品についてを丁寧に描き、
更に、その時代の事件、関連する場所や主題を描いた
画家などの作品をも対比的に紹介している。
幼少期の不条理の体験からの怒りが内 -
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ツヴァイクの大作の下巻。下巻に入る時点ですでに革命は起こっていて、下巻300ページで描かれるのは王室の没落と政治的な動き。その混乱の渦の中でマリーアントワネットがどのように暮らしていたのかという部分はこれまで知らなかったことなので、とても興味深く読んだ。
年表で見れば数ヶ月のことでも、その間彼女がどんな環境で、どんな想いで暮らしていたのかが細やかに描かれていて、同情をせずにはいられない。ここで描かれる女性は、最後まで精神を強く持ち、自分の頭で考え、罪のない人たちを守る、成熟した女性。上巻とのコントラストが素晴らしく、ああ彼女は頭が空っぽの快楽主義者だったのではなく、単に若かっただけなのだ、本 -
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カラヴァッジョの絵画を見に行くことが、イタリア語学習のモチベーションです。
光と影の強烈な対比、ドラマチックな場面、『バッカス』『病めるバッカス』のようなゾクゾクするような目を向けてくる作品が好きです。
『聖マタイの召命』はババーン!!と光の効果音が聞こえるようです。この作品のイエスはとても男前です。
カラヴァッジョ作品を見るとエネルギーが湧いて来るのですが、今仕事がここ数年で最高に忙しくてしんどいせいか、ややキツく感じました。不思議。
カラヴァッジョと比較して登場するルーベンスの作品の方が今の私にはじわーっと染み込み、しっくりきました。
光と影の対比は強くなく、色彩も暗めの『キリスト埋葬