中野京子のレビュー一覧

  • 残酷な王と悲しみの王妃2

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    近親婚、政略婚、とにかく溜息の連続。1巻でも感じたが、もう少し図版が大きいといいのにな、というものが何点か。ゴヤの絵を見に行きたくなる。

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    2021年08月29日
  • 名画に見る男のファッション

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    山岳ばかりで寒冷なスイスは極貧に喘ぎ、14~18世紀には男たちは傭兵として出稼ぎをするしかなかった。それにしても、スイスの傭兵のファッションの奇抜さは群を抜いている。体半分で模様が違う服を着ているし、動きやすいように腕のスラッシュ(切れ込み)を入れたのも彼らが最初らしい。「俺らは命を懸けてんだぜ、どんな服装をしようと文句あるまい」とばかり、派手さはエスカレートするばかりだったという。日本のバサラみたいである。ルイ14世の赤いサンダル、美脚を見せるタイツ姿、気持ち悪いねえ。フェルメールの「地理学者」が着ているのは、日本の丹前らしい。驚いた。12世紀に流行った貴族のトンガリ靴も凄いなあ。これで前蹴

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    2021年08月25日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

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    シンデレラことチェネレントラに魔法使いは助けにこない。それでもヒロインの夢は叶う。姫と呼ばれる娼婦は女性の視点で描かれる。子を思う父の気持ちに負けて恋人をあきらめる。結核に倒れ死の床に。哀れを感じる。誇り高きマルガレーテ。ファウストと過ごしてしまった一晩。その後の悲劇、そしてハッピーエンドであるはずのあっけない終わり。人形に恋するホフマン。影を失い、恋人にも逝かれる。実は死の女神が取りついていた。闘牛場で決まるホセとカルメンのもつれた運命。ストーリーを追えればオペラも楽しめるはず。では、動画をみてみよう。

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    2021年08月20日
  • 異形のものたち 絵画のなかの「怪」を読む

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    天使や悪魔、蛇に妖精、魑魅魍魎。
    中にはそんな具体的なものは描かれていなくても「空間」「建物」に異形性を感じるものも。
    そんな「怪」を感じる絵を集めて解説した一冊。
    中野先生の著作を読んでいるとお馴染みの作品も多く(「怖い絵展」で見かけた作品も多数)完全なる新鮮味は少ないかもしれないが、ジャンル分けされたものをジャンルごとに一気に見られるというのは、また見方が変わって興味深かった。

    驚いたのは、蛇の章で(異論はあると書かれてはいるが)蛇を一度も見たことがない猿や赤ちゃんでも蛇を恐れるという点。
    DNAレベルで刻まれているということだろうか、あの蛇に対する畏怖の感情は。
    日本に限らず、世界各地

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    2021年08月14日
  • 運命の絵

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    知的好奇心をくすぐられる本て大好き。
    この本も最初から最後まで「へえ〜、へえ〜」と言いながら読みました。

    美術館行きたくてもいけないので、この本で「中野京子美術館」に行った気になりました。

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    2021年07月28日
  • 運命の絵

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    今まで読んだ筆者の本では一二を争う面白さだった。
    絵から読み解ける背景と隠されたストーリー。時代は変われど流派は違えど心を持つ人間が生きた人間を描いているのが改めて実感させられる。

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    2021年07月23日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

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    ベルリンで、プロイセン王国の歴史を知ろうと色々な本を読み、歴代王・皇帝の名前を覚えたが、まさにそのプロイセン王フリードリッヒ1世以降の王・皇帝それぞれの物語だった。それほど目新しい内容はなかったが、肖像画などを使ってその人物の見た目も紹介していて、一層各人の個性が引き立てられたように感じた。
    素直に面白かった。

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    2021年07月22日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

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    世界史で勉強したハプスブルク家、こうやって読むといろんなことに繋がっていたんだなぁ。ナポレオンやサラエボ事件も関係あるんだ。

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    2021年07月18日
  • 欲望の名画

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    数時間あればサクサクと読める。
    怖い絵シリーズに出てきた絵画も数点あったが、新しい絵画と出会う事ができた。
    内容もそこまで難しくなく、他の作品同様面白い。

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    2021年07月17日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    「ハーメルンの笛吹き男」や「エクソシスト」、「ディアトロフ遭難事件」など、ネットや書籍で散々触れているオカルティックなテーマが盛りだくさんだったので、私自身も「中野先生の文章で復習すっか!」みたいな軽い気持ちで読みましたが、モチーフとして描かれた絵画による彩り、同じ内容でも語り手が違うだけで初めて知る話のように興味深く感じられました。なかには今まで知らなかった情報も含まれていたりと、復習どころか、新鮮な気持ちでわくわくして読むことが出来ました

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    2021年06月15日
  • 欲望の名画

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    年に何冊出すんだろうねこの人は。基になる知識がしっかりしているためか、いずれも面白いのは流石だなぁ。
    今作は雑誌の連載をまとめたものということだけど、かなりの加筆をしているようで割と別物なんじゃなかろうか。某クイズ番組のようなチラ見せも、たまには良き。

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    2021年06月13日
  • そして、すべては迷宮へ

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    ネタバレ

    『怖い絵』シリーズなど、美術関連の著作では現在最も勢いのある中野京子さんのエッセイ集。
    専門の美術の話だけでなく、日常の話も軽妙洒脱で読みやすい。そう、読みやすい。
    本の最後にご自身の「始まりの一冊」に関して述べられているが、なるほど、『怖い絵』は売れるように意識して書いていたのかと納得しきり。だって、読みやすし面白いし。

    25/03/04再読
    話の魅力は変わらず。ただ、それが主ではないとはいえ、絵画が主題なエッセイではその図版も掲載してほしかった。

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    2021年05月21日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

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    「怖い」と銘打たれているが、コンピアルバムとの連動企画でこういうタイトルになっているようで、特に「怖い」に重点を置いた話ではなかった。
    本書冒頭にもあったが「これまで多少オペラに興味あっても触れる機会のなかった人」「オペラって敷居が高すぎと思っている人」に向けての初心者向け解説本という感じだった。
    有名どころのオペラの粗筋を原作となった話と比較させつつ解説していたり、歌唱部分の見どころや特色など、実際にオペラを見ていなくても想像できるような解説で分かりやすかった。
    初心者向けということもあるのか、ただ解説文だけが並ぶスタイルではなく、オリジナルキャラの先輩と後輩くんの会話だけで成立している対談

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    2021年05月16日
  • そして、すべては迷宮へ

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    中野京子さんからは教えられることが沢山あります。
    絵画を観ることの楽しみが格段に飛躍しました。「怖い絵展」良かったです。『レディ・ジェーン・グレイの処刑 』忘れられない…。

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    2021年05月08日
  • 「怖い絵」で人間を読む

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    出来れば各章の最初か最後に図版をまとめて欲しかった(文を読んでいるとき、単語の途中で頁をめくってすぐに次の文字が目に入ってこないとダメな質なので)。他書の内容とかぶる部分も多いが今作も興味深く読んだ。

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    2021年04月29日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

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    上野の森美術館で開催されていたKING & QUEEN展の副読本ですと「ぶらぶら美術・博物館」の中で中野先生は言っていたけど、展覧会の内容と同じというわけではないようで(それはそう)。それにしても(中野先生の筆で増幅されているとはいえ)イギリスの王はどの王様も人間臭いですわ。

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    2021年04月13日
  • 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語

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    ブルボン、ハプスブルクに次ぎ3作目となる
    王家というのはとにかく同名が多いので混乱することが多いが、ロマノフ家は比較的わかりやすく感じる。
    王家内での仲の悪さはさすがというべきで、そこもまた現代の視点から見た時の魅力とも言える。
    絵画を起点に12個の物語を時系列に追っていくこのシリーズ、ハプスブルク家はそもそも2倍以上の歴史があったのでしっくりきていなかったが、ブルボン、ロマノフはちょうどいい長さだったのか、纏まっているように感じた。

    次はイギリス王家か…

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    2021年04月06日
  • 怖い絵 死と乙女篇

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    怖い絵シリーズも3冊目。紹介された作品も多くなったせいか、絵の中に潜む怖さというよりは、絵の描かれた時代や背景を絡めることでその時代が今の価値観から見ると怖いというのを示すようなのが増えてます。とはいえ、中野さんの視点は気づいてなかったものも多いので、勉強になりますです。

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    2021年02月28日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    ネタバレ

    読書記録です。まだの人は読まないでね。

    コーヒーを入れて静かに本を読むのは、一週間の仕事が終わった休日前の夜のごほうび。だけどこの本は夜中に読んじゃダメだったwなかなかにおどろおどろしいおはなしがいっぱい。さらっと書いてるけど怖すぎる内容。しかも史実だっていうんだから寝られないじゃない(;´д`)
    「ハーメルンの笛吹き男」「マンドラゴラ」「ジェボーダンの獣」「幽霊城」「さまよえるオランダ人」「ドッペルゲンガー」「ゴーレム」「ブロッケン山の魔女集会」「蛙の雨」「ドラキュラ」「犬の自殺」「ホワイトハウスの幽霊」「エクソシスト」「貴種流離譚」「デンマークの白婦人」「大海南事故」「コティングリー事件

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    2021年02月13日
  • 怖い絵 泣く女篇

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    2021.2.9
    作品も解説も面白く気に入ったもの↓
    ベツレヘムの嬰児虐殺、キリストの洗礼、
    アルノルフィニ夫妻の肖像、死の島、エマオの晩餐

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    2021年02月09日