中野京子のレビュー一覧
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ネタバレ読書記録です。まだの人は読まないでね。
『ワトソンと鮫』自分のことを全裸で描かせる市長『魚に説教する聖アントニウス』魚がへんな顔過ぎる『赤ずきんちゃん』そういう意味だったのか…『ロムルスとレムス』日比谷に銅像『死の力』正しい解釈が知りたい『ペルセウスとアンドロメダ』『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』『カニに指を挟まれる少年』中指を噛まれる理由『ヴィーナスとクピド』おかーさんに説教されてたのね…『聖母子』『恋に落ちたライオン』『コショウソウとピパ』『水』『美術鑑定家としての猿たち』『大海蛇の巣穴』リアルすぎ!『人間の堕落』
おわりに中野京子さんから、どうしてこの本ができあがったのかのいきさつ -
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ロマノフ家系図(抄)
ロマノフ朝領土拡大図
前史
第1章 ワンシーリー・スリコフ『フョードシヤ・モロゾワ』
愛2章 シャルル・フォン・ステュイベン『ピョートル大帝の少年時代の逸話』
第3章 ニコライ・ゲー『ピョートルと息子』
第4章 カルル・ヴァン・ロー『エリザヴェータ女帝』
第5章 コンスタンチン・フラヴィツキー『皇女タラカーノヴァ』
第6章 ウィギリウス・エリクセン『エカテリーナ二世肖像』
第7章 ニコラ=トゥサン・シャルレ『ロシアからの撤退』
第8章 ジョージ・ドウ『アレクサンドル一世』
第9章 イリヤ・レービン『ヴォルガの舟曳き』
第10章 山下りん『ハリストス 復 -
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はじめに
ブルボン家系図(抄)
前史
第1章 ルーベンス『マリーのマルセイユ上陸』
第2章 ヴァン・ダイク『狩り場のチャールズ一世』
第3章 ルーベンス『アンヌ・ドートリッシュ』
愛4章 リゴー『ルイ十四世』
第5章 ベラスケス『マリア・テレサ』
第6章 ヴァトー『ジェルサンの看板』
第7章 カンタン・ド・ラ・トゥール『ポンパドゥール』
第8章 グルーズ『フランクリン』
第9章 ユベール・ロベール『廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリー想像図』
第10章 ゴヤ『カルロス四世家族像』
第11章 ダヴィット『ナポレオンの戴冠式』
第12章 ドラクロワ『民衆を導く -
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表紙の絵画の美しいこと…冷徹美人って感じ。
そしてこの本で初めて、作曲家のリストがそんなに美形だったことを知った。とはいえこの肖像画では、私はそこまでイケメンとは思わないけど…。
それはさておき、印象に残った箇所。
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もともと意味や物語のある絵画作品は、そよ意味や物語を知った上で鑑賞するのが作品や画家に対するリスペクトではないか(オペラを観て、ストーリーなどどうでもいい、演奏の上手い下手だけが大事、などという観客がどこにいるだろう?)。絵は感性でのみ見ればよい、知識は不要、という日本の美術教育は誤りではないのか……その考えから筆者は「怖い絵」シリーズをはじめとした絵画解説書を書き続け -
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中野京子さんの名画の謎。新約聖書と旧約聖書から紐解く。
恥ずかしながら、旧約聖書と新約聖書の違いすら知なかったが、そんな聖書初心者にもわかりやすく書かれている。それに、八百万の神を信じてきた、ある意味無宗教の日本人の観点で著者もツッコミを入れてくれるので、
そうそう、それが疑問なんだよ!
と、とても楽しく読めるのである。
神がアダムとイブを創りだすところから、最後の審判までにわたる、要所要所の聖書の場面でふたつずつくらい絵画が紹介される。画家の見せ所の違いの紹介も面白い。
個人的に面白かったエピソードをいくつか。
ひとつめは、レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知。マリアの純潔を表す白百合に、雌し