中野京子のレビュー一覧
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山岳ばかりで寒冷なスイスは極貧に喘ぎ、14~18世紀には男たちは傭兵として出稼ぎをするしかなかった。それにしても、スイスの傭兵のファッションの奇抜さは群を抜いている。体半分で模様が違う服を着ているし、動きやすいように腕のスラッシュ(切れ込み)を入れたのも彼らが最初らしい。「俺らは命を懸けてんだぜ、どんな服装をしようと文句あるまい」とばかり、派手さはエスカレートするばかりだったという。日本のバサラみたいである。ルイ14世の赤いサンダル、美脚を見せるタイツ姿、気持ち悪いねえ。フェルメールの「地理学者」が着ているのは、日本の丹前らしい。驚いた。12世紀に流行った貴族のトンガリ靴も凄いなあ。これで前蹴
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天使や悪魔、蛇に妖精、魑魅魍魎。
中にはそんな具体的なものは描かれていなくても「空間」「建物」に異形性を感じるものも。
そんな「怪」を感じる絵を集めて解説した一冊。
中野先生の著作を読んでいるとお馴染みの作品も多く(「怖い絵展」で見かけた作品も多数)完全なる新鮮味は少ないかもしれないが、ジャンル分けされたものをジャンルごとに一気に見られるというのは、また見方が変わって興味深かった。
驚いたのは、蛇の章で(異論はあると書かれてはいるが)蛇を一度も見たことがない猿や赤ちゃんでも蛇を恐れるという点。
DNAレベルで刻まれているということだろうか、あの蛇に対する畏怖の感情は。
日本に限らず、世界各地 -
Posted by ブクログ
「怖い」と銘打たれているが、コンピアルバムとの連動企画でこういうタイトルになっているようで、特に「怖い」に重点を置いた話ではなかった。
本書冒頭にもあったが「これまで多少オペラに興味あっても触れる機会のなかった人」「オペラって敷居が高すぎと思っている人」に向けての初心者向け解説本という感じだった。
有名どころのオペラの粗筋を原作となった話と比較させつつ解説していたり、歌唱部分の見どころや特色など、実際にオペラを見ていなくても想像できるような解説で分かりやすかった。
初心者向けということもあるのか、ただ解説文だけが並ぶスタイルではなく、オリジナルキャラの先輩と後輩くんの会話だけで成立している対談 -
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ネタバレ読書記録です。まだの人は読まないでね。
コーヒーを入れて静かに本を読むのは、一週間の仕事が終わった休日前の夜のごほうび。だけどこの本は夜中に読んじゃダメだったwなかなかにおどろおどろしいおはなしがいっぱい。さらっと書いてるけど怖すぎる内容。しかも史実だっていうんだから寝られないじゃない(;´д`)
「ハーメルンの笛吹き男」「マンドラゴラ」「ジェボーダンの獣」「幽霊城」「さまよえるオランダ人」「ドッペルゲンガー」「ゴーレム」「ブロッケン山の魔女集会」「蛙の雨」「ドラキュラ」「犬の自殺」「ホワイトハウスの幽霊」「エクソシスト」「貴種流離譚」「デンマークの白婦人」「大海南事故」「コティングリー事件