中野京子のレビュー一覧

  • そして、すべては迷宮へ

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    エッセイ集、美術や西洋史関連の話が多くて、風土や習慣の違いとあわせて書かれていました。読まれた本の感想もあります。色々あるなかで、トーマス・クック、神の道を説く伝道師が畑違いの初の旅行業を立ち上げる経緯は興味深かった。そしてアジア人の黒い眼と欧米人の青い眼の違い、照明の違いには納得して一番印象に残ってます。

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    2025年09月26日
  • 展覧会の「怖い絵」

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    詳しい解説を読みながら想像して物語をたどる「絵の小説」のようだった。知れば知るほど奇妙に思えて、本当に怖い絵だった。神話、伝説、風刺画、史実など宗教と同じくらい重要なくらい絵画のテーマとなることなど知れた。東洋と西洋との絵画の価値の違い、当時の西洋での真の価値は「人間のドラマ」の表現だと知るとこの怖さもなんだか納得もしてしまう。一番興味深かったのは神話の「オイディプス」、精神分析のフロイトが唱えた「オイディプス(エディプス)・コンプレックス」はこれなのだと知れました。

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    2025年09月16日
  • 印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ

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    印象派の数多くの作品を豊富な図版で紹介しつつ、そこにえがかれている時代のありようについて解説をおこなっている本です。

    ヨーロッパの絵画を解釈するにあたって図像学的な知識が必要となることは、現在ではひろく知られるようになりましたが、19世紀の風俗をえがいた印象派の絵画も、そこにえがかれている対象とそれらを取り巻く西洋社会の実態について知ることが欠かせません。本書は、文章による解説と図版に付された注釈によって、これらの絵画がえがかれることになった時代背景が理解できるようになっています。

    著者は「あとがき」で、「なぜ日本人はこれほどまでに印象派を好むのでしょう?」という問いかけをおこない、「印象

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    2025年09月04日
  • 怖い絵の中のモノ語り

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    短くさくさくと絵について知れて面白かったです!モノに視点を当てており、こんな所にこんなモノが!?など、普段は人物を中心に観ている所の視点が変わり、面白かったです!そこから広がる物語も!中野さんの本大好きだなー。

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    2025年08月27日
  • 新版 中野京子の西洋奇譚

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    サックと。ハメルーンの笛吹き男、タイタニック、ドラキュラ、妖精などなど、馴染みのある(?)話満載です。

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    2025年08月17日
  • 美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

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    本の表紙の絵の女性は一体誰だろう
    印象的な眼差し、一瞬にして心を奪われる
    イワン・クラムスコイの「忘れえぬ人」
    『アンナ・カレーニナ』のアンナを描いたと
    言われている絵。元々のタイトルは
    「見しらぬ女」
    この絵が来日した際、日本人が、
    「忘れえぬ人」と付けたらしい。そうとしか
    呼びようがなく付けた、なんて素敵な
    ネーミングだろう(さすが日本人)
    中野京子さんが紹介してくれる歴史に刻んだ
    美貌の人たち。時代背景がいろいろと分かり
    興味深い。これを知った上で絵を見ると、
    また違った印象を受ける。
    たとえば「デヴォンシャー公爵夫人」
    一見するとただの(?)美貌の女性、
    男性のみならず多くの人を魅了し

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    2025年08月03日
  • 名画と建造物

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    「旧ブルク劇場の観客席」は実際に見た。クリムトだと言われてもわからない緻密な写実的な画風で、しかも絵が掛かっているところが博物館的なところなので、絶対にわからない。でも知っていたから見逃さなかった。絵を知って見に行くのも、知らずに出会うのもどっちもいい。

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    2025年07月21日
  • ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

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    ネタバレ

    フランス国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットのパリ脱出劇。これが計画通りに進んでいれば歴史は変わったのだろうか。ヴァレンヌを無事に抜け出せても、その後国王の思い通りになったかどうかはわからない。それだけ民との溝は深かったように思える。
    時代背景や社会や人々の様子がわかりやすく解説されていて、当時どんな空気感だったのか想像しやすかった。追われる立場であるはずの国王一家が、のんびりと余裕を持った逃避行をしていて、なぜこんなことになったのだ?と思わずにはいられなかった。決断できない国王に対して苛立ちが募るけれど、最期にアントワネットに遺した言葉が切なくてこれがルイ16世という人だったのかなと、

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    2025年07月07日
  • フェルメールとオランダ黄金時代

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    フェルメール目当て、だと掲載点数が少なく物足りなさを感じるかも知れない。

    だが、ウェストファリア条約を経て、右肩上がりの政治経済に支えられ黄金期を迎えるオランダ絵画を理解するにはいい一冊だと思う。まるで美術展のガイドブックを読んでいるよう。

    鎖国時代の日本とも唯一国交があったヨーロッパ国家として、この時代のオランダには興味が牽かれる。

    高久書店にて購入。

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    2025年06月22日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

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    ハプスブルク王朝の拡大維持、ローマ皇帝の座を世襲とすべく残り十年の余命を使って奮戦するルドルフ一世(もとは弱小の豪族)、
    その二〇〇年後戦の最前線に立ち孫の代まで婚姻外交に徹したマクシミリアン一世、父と夫が王の座をめぐり対立、自身は精神を病み、愛する夫が謎の死を遂げ弔う(迷走の旅)フアナ、七十の肩書きを持ち当時としては珍しく息子に王座を譲るカール五世、三人の妻に先立たれたフェリペ二世(フェリペが動けば血が流れた)、エリザベスと結婚できなかったフェリペ、政権を丸投げし早死にしたフェリペ三世、無能王と呼ばれるも絵画の審美眼の才能を発揮するフェリペ四世、野菜の肖像画として知られるルドルフ二世、フリー

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    2025年06月07日
  • 新版 中野京子の西洋奇譚

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    なんか知ってるなーという話も多いが、この話をこうもっていくかーという視点もなかなかに面白い。
    全部で20章の奇譚が紹介されていて、ひとつひとつのボリュームも適度なので読んでいて楽しい。新書サイズだが文庫サイズになったらもっと手軽な感じになるのではなかろうかと思う。

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    2025年06月01日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    「お約束」が学べて勉強になる。でも多分すぐ忘れると思うけれど。西洋だと(日本でもかもしれないけれど)こういうのが「教養」ってことになるんだろうなあと思う。

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    2025年05月28日
  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

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    勉強になります。聖書が分かると、絵画、世界史など知識の幅が広がります。名画について知りたいと思い読んでみました。

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    2025年05月10日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    ミュージカル『エリザベート』を観ていたのでハプスブルク家の理解はすんなりできた。逆にクリムトに対する知識がまだまだなので他の資料なども読んでみたい。

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    2025年05月04日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    それぞれの話は興味深いけれど、雑誌の連載だったようで、いかんせん短くて深みがないのが惜しい。やはり書き下ろしの読み応えあるものを探そう。

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    2025年05月01日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    西洋絵画の色々なお約束。
    知らないことだらけで興味深かったです!
    知っていると知らないとでは、作品鑑賞の深さや楽しさが違うなと感じました。

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    2025年04月23日
  • 怖い絵 死と乙女篇

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    作を重ねるごとに、だいぶ”怖い”までの距離が遠くなってきている印象。無理やりとまでは言わないけど、”怖い”理由に辿り着くまでの説明が、結構長くなってきているのではないか、と。とはいえ、そういった裏の物語が多分に楽しめるものが多いから、今回も興味深く味わった次第。

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    2025年04月03日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    アトリビュートを含めたシンボルと、技法についても少し触れたフルカラーの一冊。
    もともとは連載ものだったこともあり紹介文もシンプルで、フルカラーで該当シンボルが使われている絵画も載せてくれているのでわかりやすい。
    アトリビュートはその人物を表すものなので良いのだが、シンボルは本当に多面性があり、絵画の文脈の中から読み解くのは中々に難しい。
    だが一つでも意味を知っているだけでも何も知らないより絵画は楽しめる。そのためのガイドとして良さそうだ。

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    2025年03月29日
  • 危険な世界史 血族結婚篇

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    著者の中野さんがあとがきに書いていたように、「点と点を結ぶように」、短いエピソードで世界史を知っていくのは楽しかったです!
    ベースの人物や出来事をもう少し知っていた方が、話がより分かったかなという時もありましたが、より勉強してもっと知っていきたいという気持ちにさせてくれました!

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    2025年03月20日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    ハプスブルク家の終焉とその時代に生きたクリムト、シーレ達の作品がなぜその時代に描かれたのが、どんな人生だったのかが詳しく書かれており、作品への解像度も数段上がる。作品もカラー写真で掲載されているのも良き。

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    2025年02月22日