中野京子のレビュー一覧
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さすが 中野京子さんの本
多角的に絵を読ませてくれる
今回は、社会や当時の環境について が焦点かな
マネの『オランピア』や『草上の昼食』が、それぞれ
ティツィアーノ『ウルビノのヴィーナス』『田園の奏楽』の
女神や神話上の人物を 生身の人間にした絵
というのには驚いた
そうだったんだ!!
しかし、一番最初に 『草上の昼食』を見た時の衝撃は
忘れられない。
びっちりと礼装した男性と 森の木漏れ陽の下
ピクニックしているのは 全裸の女性!
(うわ、何なんだ、コレ?! ・・・だった)
中野さんは これは現在を見越した未来図だったかも
なんて 書いてる
ヌーディストビーチのピクニックね。
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Posted by ブクログ
16世紀のアンリ四世から,19世紀のルイ・フィリップ一世まで。フランスブルボン王朝の歴史を,名画とともにたどっていく。とてもテンポの良い文章でさくさく読める。
ブルボン朝って徳川幕府と同じくらい続いたんだな。タイムラグがあって,ブルボンの方が20年くらい早いけど。ヴァロア朝のアンリ二世に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスが産んだマルグリットが,フランスブルボン朝の開祖,アンリ四世に嫁いでいる。
カトリーヌは,三人の息子が次々王位を継ぐのを見,続く王位争いでヴァロア朝の終焉を予感しつつ死ぬ。彼女の死後は娘婿のアンリ(四世)が,息子のアンリ(三世)を暗殺してヴァロア朝断絶。この争いにはもう一人 -
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帯「普通そんなことする!?」
A. 「確かに普通はそんなことしないでしょうが、彼ら王族なので"普通"ではないかと」
それこそ普通にそう思いました。どうでもいいですが。
さて、感想。
・野次馬ゲーテ
・マリアテレジアとフリードリヒ大帝が結婚してたら…!でも確かフリードリヒ大帝って同性愛者だったから破局しますよね…。
・ナポレオンの兄妹の災難
・ナポレオンいなかったらアンデルセンも
・「ハプスブルク家唯一の男」と呼ばれたゾフィ大公妃(エリザベートの姑さん)
・「女の腐ったような奴」と言われ続けたプロイセンのフリードリヒ大帝。長じてからは「悪魔」「モンスター」「シュレージエン泥 -
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わたし、疑問だったの。何でこんなにも日本で印象派が受け入れられるのか。
いや、嫌いじゃないんだ。ドガとかロートレックとか割に好きな人結構いるし、モネの絵はやはりこう、ボーっと眺めて時間を過ごすとものすごく幸せな気持ちになれる。あのさざ波のような移ろいゆく時の変化をおさめた絵は傑作以外の何物でもないと思う。
それでも変よ。だって、世の中にはもっと分かりやすい傑作がいっぱいあると思うの。宗教の背景が分からなくたって、神様の名前を知らなくたって、美しいものは美しいんだと言えるような絵はいっぱいある。でも日本ではとかく印象派の人気が根強い。
ジャポニスムによる親近感?
ぼやっとした曖昧さが -
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(No.11-33) 絵画解説本?
中野京子さんの名前は知っていましたが、私はあまり絵画に興味がないので今まで著作を読んだことがありませんでした。
でも面白いと評判が高くて興味がでてきたのでためしに一冊読んでみました。
すご~く、面白かった!
題名どおりブルボン王朝の盛衰を絵画を通してたどったものです。
歴史の流れとしてはきちんと理解していないものの、断片的には知ってる名前がぞろぞろ出てきました。やっぱりフランスだからか。
絵も、そういえばこれは見たことがあるというのがたくさん。私は、どこで見たんだろうと不思議な気になりました。有名な絵だから、何かの写真で見ることもあったのでしょう。
絵に -
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文字どおりに、西洋絵画において働く人々を紹介・解説しています。
現存する職業(たとえば警官)から現存しない職業(たとえば異端尋問官)まで、そして存在しない職業(たとえば天使)などもカテゴリー化して、多様性を意識して書かれています。
手法としては、ひとつの職業を紹介するのに複数枚(2~3枚)の絵画に言及して、それらでどのように労働が描かれているかを歴史的背景などを考慮しながら読み説いています。類例としては、一つの主題や傾向を述べるのに複数の文学作品に言及しながらエッセイを展開する、柴田元幸さんの手法に近いでしょうか。
読みながら絵画を楽しむことができ、その画家や背景についても知ることができ -
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名画に潜む「怖さ」を扱った一冊で、22枚の絵にそれぞれ短い物語のような解説が添えられています。絵の背景にある歴史や人物の事情が丁寧に示されていて、ただ眺めるだけでは気づけない視点が自然と開けていく感覚がありました。
スペイン王家の血統を守るための近親婚の話など、静かに読んでいても思わず身が引き締まるような内容もあり、絵の印象が一気に変わるのが興味深かったです。
特に印象に残ったのは、表紙にも使われている「レディー・ジェーン・グレイの処刑」。白い衣装の明るさと、これから起こる出来事との落差が強く、しばらく目が離せませんでした。
以前は時々美術館に足を運んでいたのに、最近はすっかり間が空いて -
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音楽の秘密というほどでもないけどね。楽器や歌手が出てくる絵画をたくさん取り上げていて、それぞれの逸話がなかなか面白い。音楽に限らないが、絵画というのは様々なことが描かれ、さまざまなことを想像させる。
人の暮らしには音楽は欠かせなかったということだろうな。
若いメンデルスゾーンを招いたゲーテが、奏者がくたくたになろうが、次の曲次の曲と、メンデルスゾーンにピアノを弾かせまくったという逸話は知らなかった。音楽ソフトなどない時代では、生演奏は得難いものだったのだ。ましてや名手のものは。
そうそう、カラヴァッジョはその生々しさが好きじゃないのだが、この表紙の「エジプトへの逃避途中の休息」の抒情味は素晴ら