中野京子のレビュー一覧
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絵画と一緒にイギリス王室の歴史を辿れます。
残忍だったり贅沢三昧だったり統治の才能がなかったりと、あららーと思う王やその家族が次々登場。
真面目で政治手腕のある人よりも、かえって人間らしくて魅力的で、記憶に残る。
当時の英国民ではないので他人事。
写真がなかった時代の肖像画はお見合い用に使われるため、相手国所蔵のものが多いというのがなるほどと思った。
肖像画を一目見るだけでその残忍さが伝わるヘンリー八世や、気高いが気難しそうな雰囲気を醸し出すメアリー一世など、背景がわかるとさらに絵画も面白い。
実はあなたはプリンセスなのですよ、我が王室の唯一の相続人なのです、などと言われて、きらびやかな -
Posted by ブクログ
ネタバレ妖精が好きなので手に取りました、久しぶりの中野さんです(*´▽`*)
人獣、蛇、悪魔と天使、キメラ、ただならぬ気配(空間と建物(?))、妖精・魔女、魑魅魍魎が取り上げられています。
全裸の絵が多かったなぁ。
個人的に一番印象深かったのは
廃墟となったルーヴルのグランドギャラリー想像図/ユベール・ロベール…SFとしての絵画。昔の人の考えていた"if"が絵画として観られるのが面白い。
その他気になった作品
ハルピュイア/作者不詳
アントワネットのプロパガンダ作品、よくこんな気持ち悪い絵が描けるなぁ…。
森の火事/ピエロ・デ・コジモ
人面獣、こっち見んな、笑ってしまう。 -
Posted by ブクログ
中野京子さんの、異形のもの、変わったテーマを描いた作品をまとめた一冊。
「人獣」では、ボッティチェリの「ミネルヴァとケンタウロス」、
「蛇」では、「イヴと蛇」、「メドゥーサを倒したペルセウス」、「9頭を持つ毒蛇ヒュドラと戦うヘラクレス」、
「天使と悪魔」では、エルグレコの「オルガス伯の埋葬」、
「キメラ」では、ドミニクアングルの「オイディプスとスフィンクス」、
「ただならぬ気配」では、エッシャーの騙し絵、エルグレコの「トレド眺望」、
「妖精魔女」では、ゴヤの「サバト」、
「魑魅魍魎」(とにかくヘンテコなものが描きたい)では、ルドンの「キュクロプス」、ブロンツィーノの「愛の寓意」、 -
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マリーアントワネットとルイ16世、そして王の一族たちが反王党派たちに追われ、ヴェルサイユ宮殿からチェイルリー宮殿、そして国外へ逃亡を図るもの、ヴァレンヌで見破られ、失敗に終わる。
その運命の24時間を物語仕立てで書かれた一冊。
最近、一気にNetflixで米国のドラマ「ベルサイユ」を観た。(すっかり夢中になってしまったが、シーズン3がまだ入っておらず、続きが気になって仕方ない…)それもあって、最近ルイ14世を始めとしたフランスの歴史に興味津々。
文中にも登場する貴族のフェルゼン始め、多くの愛人を囲い、派手好きで市民たちに嫌われた王妃と、愛人を持たず、一途にアントワネットを想いながらも、ルイ -