中野京子のレビュー一覧
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成功した画家達は最後に何を描いたのか。
画家達が人生の終わりにさしかかり、どのような心境の変化に至ったか。
絶頂期の作品と比較しながら、その画家の歴史を辿ってそれを紐解く一冊。
取り上げられている画家達は下記。
ルネサンスからはボッティチェリ、ラファエロ、ティツィアーノ、
北方ルネサンスからはブリューゲル、マニエリスムからはエルグレコ、
バロックからはルーベンス、ベラスケス、フェルメール、ヴァンタイク、
ロココからはホガース、ヴィジェ・ルブラン、新古典主義からはダヴィット、
ロマン主義からはゴヤ、ホガース、写実主義からはミレー、そして後期印象派からはゴッホ。
画家それぞれ、貧困や、自らの -
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中野京子さんの「名画の謎」シリーズの1つ。様々な名画の主題別対決。
パリのダンス場の昼と夜、女性画家の絵画による夫の姿、横たわる美女、…など。
文庫なのに、作品部分はカラーで掲載されているところも魅力。
以下、読書メモ。
・ルノワールとピカソが描いたパリのダンス場「ムーランドギャレット」
同じダンスホールだけど、ルノワールは昼の顔、ピカソは夜の顔を描いた。
ピカソが現れた時、既にルノワールの絵の名残は無かった。客層もすっかり変わっていた。
私は、やっぱりルノワールの作品の方が好みかな。
・映画を彩る絵
映画「シャッターアイランド」に登場したウィリアムブレイクの「ネブカドネザル」
「陽の当 -
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少し前に中野京子さんの『残酷な王と悲しみの王妃』を読んで、面白かったけど頭の中がこんがらがってしまった。
16世紀、17世紀のヨーロッパは国同士で政略結婚していて、王家と王家が親戚になっている。しかも同じような名前が連なり、ますます混乱する。高校生が世界史を避けたくなるのが、わかるような気がした。
本書はフランス、ブルボン王朝にスポットを当てていたので比較的わかりやすかった。
一つの時代を象徴する一枚の絵から物語を展開させるという掴みどころは良かった。
ルイ14世の時代はルイ14世その人、ルイ15世の時代はポンパドゥール伯爵夫人、そしてルイ16世の時代は当然マリー・アントワネット…と思っ -
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勉強になる
何しろ医者たちがこぞって(水中で毒素が体内に侵入すると主張)、誰が年に数回程度しか風呂に入らない。おまけに下着の洗濯の回数も極端に少なかったので、浴びるほど香水をふりかけねば体臭を消せない
先代からの赤字に加えてアメリカ独立戦争援助などで資金繰りに悩んだルイ16世が、特権階級への課税を目論んで頓挫したのは、貴族達が頑強に反対したためだ。それどころか彼らはこれをきっかけに逆襲し、王権を制限すべく三部会の召集を要請、16世に認めさせた。ところがここから案に相違して、貴族は主導権をブルジョワジーに奪われてしまう。
こうして貴族の反抗から出発した小さな雪だるまが、坂を転がるにつれ大ブル -
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展覧会に足を運ぶのは好きだが、1枚の絵に対してこんなに時間をかけて観たのは初めてだ。
どの作品も背景知識を知ってから観ると違った印象を持てて面白かった。
2017年の「怖い絵展」には行ったが数枚しか記憶にないので、先に本を知っていたらよかったとつくづく思う。
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「特に伝えたかったのは、これまで恐怖と全く無縁と思われていた作品が、思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮である」。絵の背景にある歴史を理解してこそ浮き彫りになる暗部。絵画の新しい楽しみ方を提案して大ヒットした「怖い絵」シリーズの原点が、満を持しての文庫化。ドガの『エトワール』、ラ・ト