中野京子のレビュー一覧
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中野京子さんの「怖い絵」シリーズ。
今回は泣く女篇。
泣く女とは、ピカソの作品のタイトル。
あの、物凄い迫力で泣いている、いかにもピカソなキュビズム作品。
今回収録されている作品は22。
有名な作品が多い。
ちょっと挙げると、ドラローシュ、ミレー、ベラスケス、エッシャー、ブリューゲル、ヴェロッキオ、ピアズリー、ボッティチェリ、ブレイク、ルーベンス、カルバッチョ、レンブラントなどなど一度は耳にも目にもしたことのある芸術家の数々。
正直、前に読んだ「怖い絵」の方が作品に隠された怖さとしては面白さが上なようにも思えるけれど、こちらはこちらで十分楽しめる。
ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイ -
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27.10.9東京都美術館で開催中のモネ展で購入。
大好きな印象派を中野さんの視点で解説。とても面白く、勉強になったしますます美術館に行きたくなる。(そしてもう一度モネ展に!)
原田マハさんのジヴェルニーの食卓を思い出しながら読み進めた。
印象派の絵は疲れずあまり考えず、ただ明るくて綺麗〜と観る感じ(だから日本人に人気だとか)だったけど、明るい中にもその時代背景、自分が思っていたのとは違う作者の意図があったり…。
それを知ることでさらに美術鑑賞が楽しくなるし、驚きや軽いショックを受けつつもますます魅入る。どんな背景があったとしても美しいと思う。
印象的な作者の言葉 [にもかかわらず美し -
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ネタバレ下巻のマリー・アントワネット、つまり人生後半の彼女は、とても上巻と同一人物とは思えない程一変している。まさに苦悩の人。
本書はアントワネットに同情的…というか、少なくとも革命派の野蛮さへは非難めいた論調が感じられるのだけど、結局のところ後世のフランスにおいてこの一連の出来事はどう評価されてるんだろう。革命自体は否定されないだろうけど、シマゴーグが過ぎたというか、やり過ぎだった、という風潮があるのかな。
あとがきで、回想録ブームが巻き起こったとか、ルイ18世治下ではみんな手のひらを返した、とかあって、さらにはそこにサンソンの名前も挙げられていて、狼狽した。サンソンもそいつらのうちの一人かい、 -
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ルイ16世よ、この人は本当に語る者によって評価が分かれるな。
先に読んだ『死刑執行人サンソン』では、サンソン自身が王を敬愛していたとは言え、それを差し引いても、王を擁護する書き方であった。
対してこちらは、重大な場面一つ一つで、王の判断のまずさが強調される。それに対比させるかのように王妃には好意的だ。
本書を読んだだけの感想で言えば、ルイ16世は驚くべき「無能」、この一言に尽きる。しかし歴史にifがない以上、彼が違う決断をしていたらどうなっていたかなど誰にもわからない。彼には彼なりの論理があった。本書は明らかに無能・優柔不断な王という評価ありきで書かれているため、そのままの印象を持つことには -
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メンデルスゾーン、アンデルセン、スウェーデンのソプラノ歌手ジェニーの三角関係の物語。
中野京子さんの絵画シリーズはいろいろ読んだけれど、音楽シリーズははじめて。
小説仕立てになっていて読みやすかった。
メンデルスゾーンは軽いサロン音楽ばかりを作っていたイメージだったけど、
中野さんが言うようにもっと評価・研究されてしかるべき人なのかもしれない。
とりあえずメンデルスゾーンの曲を改めて聴いてみたくなった。
幼少期のうそのような可愛らしさにもびっくり。
ジェニーの歌声もいまとなっては楽しめないのが残念。
硬質でリリックでなめらかで、という言葉で想像を膨らませて「歌の翼に」を頭の中で再生してみよう。 -
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ルーヴル美術館所蔵の絵画を中心に、硬軟おり交ぜてわかりやすく美術史、世界史の知識を得られてとてもお得な1冊です。
ルーヴル美術館所蔵作品の中でも特に有名なのが、表紙にもなっている、
「モナ・リザ」ですが、
この世界一有名と言ってもいい絵画について、中野先生は何を語られるのかな、と興味津々でしたが、
レオナルド・ダ・ヴィンチファンで平均よりは少し知識を付けているレベルの私が読んでも充分面白いものでした。
中野先生の著作を読んで面白いと感じた人なら、
この本も間違いなくオススメできると思います。
余談ですが、この本のカバーも、モナ・リザの顔の向かって左半分が表、右半分が裏になっており、
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後輩ちゃんとの読書サークルにて、シュテファン・ツヴァイクがお題になったので、迷わずこの一作を選びました。とはいえ後輩ちゃんに教えてもらって初めてシュテファン・ツヴァイクを知ったんだけど。
女性の生き方を描いた作品は好きなのですが、どんな女性の物語でも好きなわけではないなあと思ってて。マリー・アントワネットは中でもすごく好きな歴史人物なので上巻だけでもすごく面白かったです。
傲慢な女王ではなく、純粋な王妃。分別とか自制心とか必要ないろんなものが足りなかったのは確かだけど、そうではなく、意志の強さや純粋さや気を許した相手への無邪気な優しさや、彼女の美点のいくつかがもうすこし足りなければ、こんな