中野京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ3作目。
2作目を読み終えた時に今までどちらかと言うと興味がなかった絵画に対し、少し自分の中で気持ちの変化を感じ始めたと記しました。
まだ美術館に足は運べてないですが、アート作品に触れてみたくて、予定を入れました。
これって私の中では大きな変化で、間違いなく本シリーズの影響を少なからず受けた結果だと思います。
会期末が近づいてきたバンクシー展にもこれを機に行ってみよう!
説明
内容紹介
ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」、シーレ「死と乙女」、ベラスケス「フェリペ・プロスペロ王子」、ミケランジェロ「聖家族」――名画に秘められた恐怖を読み解く「怖い絵」シリーズ、待望の文庫化第2弾!
内容(「BOOK」データベースより)
全身にみなぎる憤怒と威厳、「皇女ソフィア」―凄絶な姉弟喧嘩の末に、権力を握ったのは?甘やかな香りが漂う、ボッティチェリの最高傑作、「ヴィーナスの誕生」―美の背後に秘められた、血なまぐさい出生の物語とは?自らを死神になぞらえた、「死と乙女」―実際に画家とモデルを襲ったその後の運命は?名画に秘められた人間心理の深層を鋭く読み解く22の物語。文庫書き下ろしも収録したシリーズ第2弾。
著者について
作家・ドイツ文学者。早稲田大学講師。著書に「危険な世界史」シリーズ、『歴史が語る 恋の嵐』『危険な世界史 運命の女篇』『名画で読み解く ハプスブルク家12の物語』『「怖い絵」で人間を読む』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中野/京子
作家・ドイツ文学者。早稲田大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
Posted by ブクログ
あまり伝記のようなものは読まない私だが、これはとても面白かった。何故なら、私はベルサイユのばらが大好きなのだ。だから読んだ。高校時代に学んだ、マリー・アントワネット。ベルばらに出てきたマリー・アントワネット。彼女のことが知りたくなったのだ。
当然、オスカルもアンドレも、ロザリーも出ては来ないが……。
上巻は割とベルばらに出てくるマリーに近い様な感じがした。無邪気で可愛らしく、気に入った人へは恩寵を、みたいな。
下巻は、自分の立場を漸く理解し、フランス王妃として毅然たる姿を見せてくれた。
結末は、誰もが知っているとは思う。
最期までマリーの身を案じたオーストリアの女傑、マリア・テレジアの教えをしっかりと受け止め、周囲の声に耳を傾けていれば……と思わずにはいられない。
ツヴァイクの文と中野京子の訳。
面白おかしくではなく、冷静に史実に則って書いてあり、章ごとにまとまっていて、とても読みやすかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ2作目を手にしました。
「怖い絵」で感じた「絵」の見方に付け加えて、「絵」を見ることの楽しさを教わった気がします。
今まで興味がなかった美術館に行きたいと最近になって強く思うようになりました。
少なからず影響を受けているのだと思います。
世界中の人々を虜にする名画との出会い。
本物を目にした時に自分がどのように感じることが出来るのか。
何を感じ、何を思うのか。
答えを探しに足をのばしてみようと思います。
説明
内容紹介
名画に秘められた人間心理の深淵――。憎悪、残酷、嫉妬、絶望、狂気を鋭く読み解き、圧倒的な支持を得てロングセラー中の「怖い絵」シリーズ。書き下ろしを加筆してついに文庫化!
内容(「BOOK」データベースより)
散る直前の匂いたつ美しさ、「レディ・ジェーン・グレイの処刑」―彼女を死に追いやった陰謀とは?フェルメールの知られざる宗教作品、「エマオの晩餐」―世界の美術市場を震撼させた事件とは?近親結婚くり返しの果て、「カルロス二世」―スペイン・ハプスブルク家断絶の過程は?憎悪、残酷、嫉妬、絶望、狂気、妄想…。名画に秘められた人間心理の深淵を鋭く読み解く22の物語。書き下ろしを加えてついに文庫化。
著者について
北海道生まれ。早稲田大学講師。専門はドイツ文学、西洋文化史。著書に『名画で読み解くハプスブルグ家12の物語』『名画で読み解くブルボン王朝12の物語』『危険な世界史』『「怖い絵」で人間を読む』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中野/京子
早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
Posted by ブクログ
印象派の絵は大体が明るい色彩の風景画だと思っていたが、実際は風景に留まらない近代欧州の姿が正負双方の側面から映されているということが新鮮だった。また、印象派絵画の名作の内容だけでなく、当時の歴史的背景にも触れられていて興味深かった。また、この本を読み終わった後印象派以前の古典的作品を調べてみたが、逆説的だが3次元の世界を絵に落とし込もうとした先人の努力に印象派絵画とは異なる凄さを垣間見ることができた。
絵画のことは全然分からないという自負があったが、それらが描かれた時代や作者に関係する背景を知っていると興味を持てるし、楽しむこともできるということを知った。最後の章で矛盾した現実に対してメッセージ性を介在させずにその瞬間の美しさだけを切り取った印象派絵画に対して、背景知識がないと現代人の目で偏見を持ってみてしまうという指摘に身の引き締まる思いがした。 -
Posted by ブクログ
中野さんの本も、何冊か読んでくると同じ作品がかぶってくる。それでも読ませてくるあたりはさすがとしか言いようがない。
他の著者と違って、作品の背景や細かい点についても丁寧に説明がされており、作品を見る→文章を読む→作品を見るの順で見ると「こんなところにこんな意味が!」と言った新たな発見がある。まさしく目から鱗な気分を味わえる。
こういった説明を小出しにしないで、あらゆる作品について、総覧的にひとまとめにしてくれたら絶対に買うね。そしたら一家に一冊の必需本にするのに。
中野さんの解説も分かりやすいので、学生の副読本としても推薦したいくらい。美術の授業や、世界史の授業で使えば、学生たちの理解の助けになって良いと思うのだが…