中野京子のレビュー一覧

  • 「怖い絵」で人間を読む

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    ネタバレ

    人間の持つ様々な感情や、歴史に翻弄される人生、宮廷生活をテーマに、絵画の紹介をする。
    スペイン・ハプスブルク家の凋落の歴史を語るベラスケスの『フェリペ・プロスペロ王子』。
    オーストリア・ハプスブルク家の皇妃エリザベート。
    マリア・テレジアとマリー・アントワネット。
    『我が子を喰らうサトゥルヌス』をはじめとする『聾者の家』の連作『黒い絵』のゴヤ。
    ロシアを代表するレーピン、ドラクロア。
    キリストの磔刑を描いたルーベンスと『イーゼンハイムの祭壇画』。
    背景を知った上で眺めると、絵に込められた深いメッセージを読み取ることができる。

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    2015年02月01日
  • はじめてのルーヴル

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    ルーヴル美術館所蔵の絵画を中心に、硬軟おり交ぜてわかりやすく美術史、世界史の知識を得られてとてもお得な1冊です。

    ルーヴル美術館所蔵作品の中でも特に有名なのが、表紙にもなっている、
    「モナ・リザ」ですが、
    この世界一有名と言ってもいい絵画について、中野先生は何を語られるのかな、と興味津々でしたが、
    レオナルド・ダ・ヴィンチファンで平均よりは少し知識を付けているレベルの私が読んでも充分面白いものでした。

    中野先生の著作を読んで面白いと感じた人なら、
    この本も間違いなくオススメできると思います。

    余談ですが、この本のカバーも、モナ・リザの顔の向かって左半分が表、右半分が裏になっており、
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    2015年01月29日
  • マリー・アントワネット 下

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    良かったです。シュテファン・ツヴァイクも訳者の方もほんとうにすごいなあ。海外の、しかも歴史上の人物についての本なのに、比喩がわからなくなったり、つまらなくなったりするところが一切ない。注釈も少なくて的確なので感情移入を妨げるわけじゃないし。

    容赦ないエピソードはどこまでほんとうなんだろうなー、描き方が絶妙でした。死に近づくほど、扱いがひどくなるほど王妃らしくなっていく様子が痛々しく、切なく、けれどとても魅力的。

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    2015年01月05日
  • マリー・アントワネット 上

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    後輩ちゃんとの読書サークルにて、シュテファン・ツヴァイクがお題になったので、迷わずこの一作を選びました。とはいえ後輩ちゃんに教えてもらって初めてシュテファン・ツヴァイクを知ったんだけど。

    女性の生き方を描いた作品は好きなのですが、どんな女性の物語でも好きなわけではないなあと思ってて。マリー・アントワネットは中でもすごく好きな歴史人物なので上巻だけでもすごく面白かったです。

    傲慢な女王ではなく、純粋な王妃。分別とか自制心とか必要ないろんなものが足りなかったのは確かだけど、そうではなく、意志の強さや純粋さや気を許した相手への無邪気な優しさや、彼女の美点のいくつかがもうすこし足りなければ、こんな

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    2014年12月31日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    中野京子さんの著書を2冊続けて読みました。若干業務も入っておりますが。いやはや怖いです。「怖い絵」は見た目だけではないその絵が描かれた背景が怖い。「残酷な王と悲しみの王妃」はヨーロッパの王の信じがたい残酷さと凄惨な事件が怖い。
    しかし一番怖いのはこういう話を淡々と調べあげて本にまとめ続けている中野さんかも…。

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    2014年10月29日
  • ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

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    決死の逃亡のはずなのか現実味を欠いた行動、致命的な遅れ、ルイ16世の優柔不断、頑固さ、王族のプライド、全てが裏目に出てしまった。まるで見てきたかのような臨場感ある描写と丁寧な解説に「あ〜、駄目だよ!でも仕方ないのか…」とつぶやきながら、あっという間に読み終えてしまった。

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    2014年09月08日
  • ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

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    ルイ16世とマリー・アントワネットの逃亡の物語は、小説フランス革命で読んで、大変面白かった。本作品も若干の視点は変えているが、はらはらどきどきの逃亡劇で手に汗を握った。後の二人の処刑を考えると、まさに彼女の人生のターニングポイント、生死を決するその時であったのだ。解説のあったように、逃亡劇が成功していれば、彼女はこれ程歴史に名を残さなかったであろう。皮肉なものだ。

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    2014年08月30日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    作者が作者だけに、ずばずばっと切り口が面白い。
    あっという間に読み終わってしまった。
    これらの時代生まれなくてよかった・・・(;^ω^)

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    2014年08月28日
  • 「怖い絵」で人間を読む

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    ハプスブルグの血統第一主義、青い静脈を残す。近親結婚による劣性遺伝。怖いという本当の意味を知らせてくれる良書。中野さんは決して興味本位ではない。

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    2014年08月14日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    書店のナツイチ・フェアで見つけ、書名に惹かれ読み、堪能しました。別のカドフェスで「怖い絵」を買っていたので同著者の本をとりあえず買っていたら、こちらの方が面白かった。
    アン・ブーリンは映画などで著名だけど、ゾフィ・ドロテアとかイワン雷帝については無知だったので、魅力的な人物を知れて満喫しました。

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    2014年08月14日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    メアリー・スチュアートとエリザベス1世、歴史上の勝者は後者だったが、果たして一人の人間としてはどうだったか…。長年の謎が、すっきりと氷解した!マルガリータは幸せな王女だったのか?絵の中に閉じ込められた不思議を、深い歴史と共に紐解ける、興味深い一冊でした。

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    2014年07月01日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    世界史だけはどうしてもできなかったわたしが中野女史の本はとても面白く読めるのは彼女の筆力ゆえ?今回もわかりやすくさくさく読めました。ただの壁に掛けられた絵が生々しく動き出す瞬間は毎回ぞわざわします。しかし女性に対する肩入れ具合を見ているとなかなか女史自身も生きづらい方なのではといらん心配をしてしまう…

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    2014年03月21日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    中野京子氏の語り口は独特で、歴史上の人物に対する感情がはっきりと伝わってくる。
    時に自分の抱く像とは異なり、反発を覚えつつも、
    新しい切り口に興味を覚える気持ちのほうが勝る。

    ベラスケスの絵にのこされたマルガレーテ王女など、歴史上であまり有名ではない人物が、動きを伴って見えてきたり、とても楽しんで読んだ。

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    2014年02月26日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

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    書かれている内容が面白くて素晴らしいのは勿論なんだが、この人の書く文章というか書き方が好きだ。時に辛辣、でも公平で客観的に感じる。歴史に触れるものを書くときにとても大事というか、そういう目で見て書かれたものでないと私は読めない。

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    2014年02月01日
  • マリー・アントワネット 下

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    下巻はヴァレンヌ逃亡のあたりからアントワネットの最期まで。
    つまり、暗く辛い。
    1年間かけて、他の本を読む合間に読み、ようやく読破。

    愚鈍なルイ十六世、平凡すぎた王妃、そして愛に生きたフェルゼン。
    ルイ十六世の愚かさを詳細に記しており、アントワネットが最期に見せた聡明さと対比があざやか。
    ツヴァイクの描写を読んでいると、アントワネットがフェルゼンに惹かれたのもとてもよく分かる気がした。

    自業自得とは言い切れない、アントワネットの悲劇。
    どこまでも平凡な女性が、非凡な運命をたどった皮肉をツヴァイクはたびたび指摘する。
    ただ、それだけが原因ではなく、革命というまさに非凡なエネルギーが、ちっぽけ

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    2014年01月13日
  • 「怖い絵」で人間を読む

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    中野京子さんの著書は、以前に二冊読んでいたので、同じ作品についての解説も多かったのですが、こちらではより詳しいポイントを示してくれていたので、初心者向けのわかりやすい本となっていたと思います。

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    2014年01月05日
  • 「怖い絵」で人間を読む

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    絵が怖いというか、中世の貴族のなんと恐ろしいことか。絵が現しているその時代の背景が正直怖かった。
    そして15世紀から支配してきた様々な王家の抱えていた問題。
    それらを絵が的確にもの語っている。
    特にハプスブルグ家の話はなんとも言えず。。。
    単なる絵画を学ぶだけでは足りず、やはり歴史そのものであると再認識した次第。

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    2013年11月07日
  • マリー・アントワネット 上

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    上下巻、前半。
    とはいえ上巻までで彼女の人生のうちかなりの部分を描いている。
    ヴァレンヌ逃亡事件の前までが上巻。

    岩波文庫の訳で読んだときはルイ16世との結婚が本当の意味でなかなか成立しないというあたりで挫折したのだが、
    中野京子氏の訳は大変読みやすく、最後まで読むことができた。
    自身もマリー・アントワネットに関する本を出版しているだけあり、
    装飾的な文体をきちんと訳しつつも、肝心な事はすっと頭に入るよう訳されている。

    むろん、ツヴァイクの書いたものにそれだけの内容が詰まっていることを抜きにして名訳は成り立たない。
    上巻ではアントワネットがなぜ浪費に走ったのか、また、国民の反感をかうように

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    2013年10月19日
  • はじめてのルーヴル

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    絵画だけでも7,500点もの作品が収められるパリはルーブル美術館。
    著者の視点から、有名かつ必ず押さえるべき作品を、
    関連作品、関連作者を交えながら、詳細な解説をしている内容。
    カラー写真満載で見所も多い。

    ルーブルに直接足を運びたくなるのはもちろんのこと。
    改めて、キリスト教・ヨーロッパの歴史について勉強したくなる本。
    ルーブルへ行くことを考えている方はマストの本。

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    2013年09月09日
  • 怖い絵 死と乙女篇

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    この筆者の作品は相変わらず面白いです、絵画を当時の歴史背景や作者の作風とかを交えて解説してくれるので、紹介されている絵を見るときに複眼的な見方が可能になります。
    歴史は好きでも絵心はない私にはこの筆者の本は本当にありがたいです。

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    2013年09月12日