中野京子のレビュー一覧

  • 中野京子の西洋奇譚

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    「ハーメルンの笛吹き男」や「エクソシスト」、「ディアトロフ遭難事件」など、ネットや書籍で散々触れているオカルティックなテーマが盛りだくさんだったので、私自身も「中野先生の文章で復習すっか!」みたいな軽い気持ちで読みましたが、モチーフとして描かれた絵画による彩り、同じ内容でも語り手が違うだけで初めて知る話のように興味深く感じられました。なかには今まで知らなかった情報も含まれていたりと、復習どころか、新鮮な気持ちでわくわくして読むことが出来ました

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    2021年06月15日
  • 欲望の名画

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    年に何冊出すんだろうねこの人は。基になる知識がしっかりしているためか、いずれも面白いのは流石だなぁ。
    今作は雑誌の連載をまとめたものということだけど、かなりの加筆をしているようで割と別物なんじゃなかろうか。某クイズ番組のようなチラ見せも、たまには良き。

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    2021年06月13日
  • そして、すべては迷宮へ

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    ネタバレ

    『怖い絵』シリーズなど、美術関連の著作では現在最も勢いのある中野京子さんのエッセイ集。
    専門の美術の話だけでなく、日常の話も軽妙洒脱で読みやすい。そう、読みやすい。
    本の最後にご自身の「始まりの一冊」に関して述べられているが、なるほど、『怖い絵』は売れるように意識して書いていたのかと納得しきり。だって、読みやすし面白いし。

    25/03/04再読
    話の魅力は変わらず。ただ、それが主ではないとはいえ、絵画が主題なエッセイではその図版も掲載してほしかった。

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    2021年05月21日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

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    「怖い」と銘打たれているが、コンピアルバムとの連動企画でこういうタイトルになっているようで、特に「怖い」に重点を置いた話ではなかった。
    本書冒頭にもあったが「これまで多少オペラに興味あっても触れる機会のなかった人」「オペラって敷居が高すぎと思っている人」に向けての初心者向け解説本という感じだった。
    有名どころのオペラの粗筋を原作となった話と比較させつつ解説していたり、歌唱部分の見どころや特色など、実際にオペラを見ていなくても想像できるような解説で分かりやすかった。
    初心者向けということもあるのか、ただ解説文だけが並ぶスタイルではなく、オリジナルキャラの先輩と後輩くんの会話だけで成立している対談

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    2021年05月16日
  • そして、すべては迷宮へ

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    中野京子さんからは教えられることが沢山あります。
    絵画を観ることの楽しみが格段に飛躍しました。「怖い絵展」良かったです。『レディ・ジェーン・グレイの処刑 』忘れられない…。

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    2021年05月08日
  • 「怖い絵」で人間を読む

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    出来れば各章の最初か最後に図版をまとめて欲しかった(文を読んでいるとき、単語の途中で頁をめくってすぐに次の文字が目に入ってこないとダメな質なので)。他書の内容とかぶる部分も多いが今作も興味深く読んだ。

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    2021年04月29日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

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    上野の森美術館で開催されていたKING & QUEEN展の副読本ですと「ぶらぶら美術・博物館」の中で中野先生は言っていたけど、展覧会の内容と同じというわけではないようで(それはそう)。それにしても(中野先生の筆で増幅されているとはいえ)イギリスの王はどの王様も人間臭いですわ。

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    2021年04月13日
  • 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語

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    ブルボン、ハプスブルクに次ぎ3作目となる
    王家というのはとにかく同名が多いので混乱することが多いが、ロマノフ家は比較的わかりやすく感じる。
    王家内での仲の悪さはさすがというべきで、そこもまた現代の視点から見た時の魅力とも言える。
    絵画を起点に12個の物語を時系列に追っていくこのシリーズ、ハプスブルク家はそもそも2倍以上の歴史があったのでしっくりきていなかったが、ブルボン、ロマノフはちょうどいい長さだったのか、纏まっているように感じた。

    次はイギリス王家か…

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    2021年04月06日
  • 怖い絵 死と乙女篇

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    怖い絵シリーズも3冊目。紹介された作品も多くなったせいか、絵の中に潜む怖さというよりは、絵の描かれた時代や背景を絡めることでその時代が今の価値観から見ると怖いというのを示すようなのが増えてます。とはいえ、中野さんの視点は気づいてなかったものも多いので、勉強になりますです。

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    2021年02月28日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    ネタバレ

    読書記録です。まだの人は読まないでね。

    コーヒーを入れて静かに本を読むのは、一週間の仕事が終わった休日前の夜のごほうび。だけどこの本は夜中に読んじゃダメだったwなかなかにおどろおどろしいおはなしがいっぱい。さらっと書いてるけど怖すぎる内容。しかも史実だっていうんだから寝られないじゃない(;´д`)
    「ハーメルンの笛吹き男」「マンドラゴラ」「ジェボーダンの獣」「幽霊城」「さまよえるオランダ人」「ドッペルゲンガー」「ゴーレム」「ブロッケン山の魔女集会」「蛙の雨」「ドラキュラ」「犬の自殺」「ホワイトハウスの幽霊」「エクソシスト」「貴種流離譚」「デンマークの白婦人」「大海南事故」「コティングリー事件

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    2021年02月13日
  • 怖い絵 泣く女篇

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    2021.2.9
    作品も解説も面白く気に入ったもの↓
    ベツレヘムの嬰児虐殺、キリストの洗礼、
    アルノルフィニ夫妻の肖像、死の島、エマオの晩餐

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    2021年02月09日
  • 怖い絵 死と乙女篇

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    表紙になっている絵(レーピンの『皇女ソフィア』)、ただでさえ迫力があって怖いと思ったのに、解説を読んだ後に観たらもっと怖くなりました(窓の外ー!)。

    このシリーズで紹介されている絵画は、文章を読む前と後で、怖さの度合いや質が違ってくる。そこが面白いです。

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    2021年01月28日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    まごうことなき一般人の私、王や王妃、王子様お姫様などまるで別世界の話。

    ヒラヒラ美しいドレスを着て、社交パーティーに習い事、たくさんの召使いを従えて蝶よ花よとチヤホヤされて生きている…そんな貧相なイメージを大雑把に持っていて、そこに中野さんの絵画エッセイから、時代の激動に巻き込まれて悲しい運命を辿ることになった数名の王妃を知る程度。
    こんな知識で読んだ本著、読んでみて…王や王妃の時代時代、何がきっかけで幸せに生きれるか、また真逆かはわからない。
    そして…綺麗な世界では決してない。
    とても厳しい。
    別世界でよかった。

    レーピンの『イワン雷帝とその息子』は本当に傑作。

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    2021年01月27日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

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    ネタバレ

    「KING&QUEEN展」行きたいけど、行けそうにないので。
    丁度某動画で薔薇戦争までの流れは見ていたので、その後のイギリス王室も見てみたいと思っていたところでの出会い。
    中野京子先生の本なら間違いないだろうと手に取り、やはり面白かったので後悔はなし。
    それにしてもイギリス王家、親子仲悪すぎだろう。

    女王のイメージが強いイギリスなので、女王の話は特に楽しく拝読したが、個人的には「南海泡沫事件」を扱ってくれていたことも嬉しかった。
    あの銅版画の解説を見たかったので。
    勿論絵はフルカラー掲載。
    イギリス王室に詳しくなくても、年表も家系図もあるので、問題なく読める。
    今ならジェーン・グレイ

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    2021年01月24日
  • 怖い絵 泣く女篇

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    絵の解説(構図や技巧について)だけでなく、時代背景と絡めた説明、モデルになっている人物についての考察なども書かれていて、非常に興味深かったです。あと、著者がちょいちょい毒舌なのも面白かった(笑)。

    描く側(画家)のお話もなかなか面白かったなぁ。「ルーベンスってそんなに恵まれてたんだ~(天にえこひいきされた幸運の画家、ですって)」とか、「ピカソってクズだったんだな・・・(女性の扱いがひどすぎて引いた)」と思いながら読みましたよ。

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    2021年01月23日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    王家の話は系図を参考にしながらもかなりこんがらがるが、彼ら、彼女らの内面に切り込みながらわかりやすく解説してくれる。

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    2021年01月19日
  • はじめてのルーヴル

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    いつも通り中野京子さんの文章は冷静に熱くて面白かった〜
    やっぱりモナリザは観てみたいな。ルーブルで一番売れる絵葉書はモナリザ。

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    2021年01月17日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

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    キング&クイーン展を見に行った際、イギリス王室の歴史知識の浅さを痛感し即購入。
    展覧会の復習と追加で知識を仕入れた感じ。
    もっと掘り下げれるとは思うけど、新書というのもあり分かりやすくポイントを押さえて紹介している。作者も述べているように、他の王家シリーズも読んで比較してみるとより面白いと思われる。

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    2021年01月16日
  • 名画と読むイエス・キリストの物語

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    西洋絵画を楽しむために、新約聖書のイエス・キリストの生涯を名画とともにめぐる本。

    当時の世相の解説の中にイエス・キリストの生き様がドラマティックに語られている。
    中野さんによっていくつもの名シーンがさらに印象的なものになっており、『あ、聞いたことのあるシーンはそういうことからだったのか』と理解することができた。
    クリスチャンでもなく、聖書を読んだこともない私としては、さまざまな登場人物がこんなにも人間くさい思いを抱いて苦悩し、悲しみ、また希望を持ち、生きていたのか、と驚きの連続だった。

    キリストを弾劾した者たちや使徒の思惑や心理は、今現在の人の思考と何ら変わっておらず…普遍的なものであろう

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    2021年01月01日
  • 怖い橋の物語

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    実在、架空にとらわれない、橋にまつわるさまざまなエピソードをまとめた本。

    橋はこちらとあちらを結ぶもの、こちらが渡れるかわりにあちらも渡ってこられる。
    異形のものも、この世ならぬものも。
    などと橋に関してひとつも感じたことのない私だったけど、言われてみればそうかもと、ちょっと怖くなりました。
    それなら跳ね橋が一番怖いかなぁ。
    なんてったって、向こう側が見えないんだもの。

    実在の橋は巻頭にカラー写真があり、巻末には地図があってわかりやすく、エピソードが頭の中で繰り広げやすかった。
    うっとりするほど美しい橋、目を疑うトリックアートのような橋、いろいろあるけど、エピソード込みで好きなのは鳴門ドイ

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    2020年12月10日