中野京子のレビュー一覧
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「怖い」と銘打たれているが、コンピアルバムとの連動企画でこういうタイトルになっているようで、特に「怖い」に重点を置いた話ではなかった。
本書冒頭にもあったが「これまで多少オペラに興味あっても触れる機会のなかった人」「オペラって敷居が高すぎと思っている人」に向けての初心者向け解説本という感じだった。
有名どころのオペラの粗筋を原作となった話と比較させつつ解説していたり、歌唱部分の見どころや特色など、実際にオペラを見ていなくても想像できるような解説で分かりやすかった。
初心者向けということもあるのか、ただ解説文だけが並ぶスタイルではなく、オリジナルキャラの先輩と後輩くんの会話だけで成立している対談 -
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ネタバレ読書記録です。まだの人は読まないでね。
コーヒーを入れて静かに本を読むのは、一週間の仕事が終わった休日前の夜のごほうび。だけどこの本は夜中に読んじゃダメだったwなかなかにおどろおどろしいおはなしがいっぱい。さらっと書いてるけど怖すぎる内容。しかも史実だっていうんだから寝られないじゃない(;´д`)
「ハーメルンの笛吹き男」「マンドラゴラ」「ジェボーダンの獣」「幽霊城」「さまよえるオランダ人」「ドッペルゲンガー」「ゴーレム」「ブロッケン山の魔女集会」「蛙の雨」「ドラキュラ」「犬の自殺」「ホワイトハウスの幽霊」「エクソシスト」「貴種流離譚」「デンマークの白婦人」「大海南事故」「コティングリー事件 -
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まごうことなき一般人の私、王や王妃、王子様お姫様などまるで別世界の話。
ヒラヒラ美しいドレスを着て、社交パーティーに習い事、たくさんの召使いを従えて蝶よ花よとチヤホヤされて生きている…そんな貧相なイメージを大雑把に持っていて、そこに中野さんの絵画エッセイから、時代の激動に巻き込まれて悲しい運命を辿ることになった数名の王妃を知る程度。
こんな知識で読んだ本著、読んでみて…王や王妃の時代時代、何がきっかけで幸せに生きれるか、また真逆かはわからない。
そして…綺麗な世界では決してない。
とても厳しい。
別世界でよかった。
レーピンの『イワン雷帝とその息子』は本当に傑作。 -
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ネタバレ「KING&QUEEN展」行きたいけど、行けそうにないので。
丁度某動画で薔薇戦争までの流れは見ていたので、その後のイギリス王室も見てみたいと思っていたところでの出会い。
中野京子先生の本なら間違いないだろうと手に取り、やはり面白かったので後悔はなし。
それにしてもイギリス王家、親子仲悪すぎだろう。
女王のイメージが強いイギリスなので、女王の話は特に楽しく拝読したが、個人的には「南海泡沫事件」を扱ってくれていたことも嬉しかった。
あの銅版画の解説を見たかったので。
勿論絵はフルカラー掲載。
イギリス王室に詳しくなくても、年表も家系図もあるので、問題なく読める。
今ならジェーン・グレイ -
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西洋絵画を楽しむために、新約聖書のイエス・キリストの生涯を名画とともにめぐる本。
当時の世相の解説の中にイエス・キリストの生き様がドラマティックに語られている。
中野さんによっていくつもの名シーンがさらに印象的なものになっており、『あ、聞いたことのあるシーンはそういうことからだったのか』と理解することができた。
クリスチャンでもなく、聖書を読んだこともない私としては、さまざまな登場人物がこんなにも人間くさい思いを抱いて苦悩し、悲しみ、また希望を持ち、生きていたのか、と驚きの連続だった。
キリストを弾劾した者たちや使徒の思惑や心理は、今現在の人の思考と何ら変わっておらず…普遍的なものであろう -
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実在、架空にとらわれない、橋にまつわるさまざまなエピソードをまとめた本。
橋はこちらとあちらを結ぶもの、こちらが渡れるかわりにあちらも渡ってこられる。
異形のものも、この世ならぬものも。
などと橋に関してひとつも感じたことのない私だったけど、言われてみればそうかもと、ちょっと怖くなりました。
それなら跳ね橋が一番怖いかなぁ。
なんてったって、向こう側が見えないんだもの。
実在の橋は巻頭にカラー写真があり、巻末には地図があってわかりやすく、エピソードが頭の中で繰り広げやすかった。
うっとりするほど美しい橋、目を疑うトリックアートのような橋、いろいろあるけど、エピソード込みで好きなのは鳴門ドイ