中野京子のレビュー一覧
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西洋絵画を楽しむために、新約聖書のイエス・キリストの生涯を名画とともにめぐる本。
当時の世相の解説の中にイエス・キリストの生き様がドラマティックに語られている。
中野さんによっていくつもの名シーンがさらに印象的なものになっており、『あ、聞いたことのあるシーンはそういうことからだったのか』と理解することができた。
クリスチャンでもなく、聖書を読んだこともない私としては、さまざまな登場人物がこんなにも人間くさい思いを抱いて苦悩し、悲しみ、また希望を持ち、生きていたのか、と驚きの連続だった。
キリストを弾劾した者たちや使徒の思惑や心理は、今現在の人の思考と何ら変わっておらず…普遍的なものであろう -
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実在、架空にとらわれない、橋にまつわるさまざまなエピソードをまとめた本。
橋はこちらとあちらを結ぶもの、こちらが渡れるかわりにあちらも渡ってこられる。
異形のものも、この世ならぬものも。
などと橋に関してひとつも感じたことのない私だったけど、言われてみればそうかもと、ちょっと怖くなりました。
それなら跳ね橋が一番怖いかなぁ。
なんてったって、向こう側が見えないんだもの。
実在の橋は巻頭にカラー写真があり、巻末には地図があってわかりやすく、エピソードが頭の中で繰り広げやすかった。
うっとりするほど美しい橋、目を疑うトリックアートのような橋、いろいろあるけど、エピソード込みで好きなのは鳴門ドイ -
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名画に秘められた、歴史と運命に翻弄されたドラマを探る。
01 消えた少年たち 02 産業革命とパラソル
03 甲冑のダンディズム 04 メディチ家出身のローマ教皇
05 トロイア戦争の悲劇 06 イタリア逃避行のゲーテ
07 私的通信 08 大自然の脅威
09 価値の転換 10 異端審問所の妖怪たち
11 無敵艦隊 12 あふれかえる死
13 笑うコサック 14 ナチス時代の恋わずらい
15 死にゆくピエロ 16 奇蹟の瞬間
17 凶暴な選挙戦
カラー画像、家系図、その年代の主な出来事の年表が適宜有り。
コラム有り。
絵画を描く画家、絵 -
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仕事で英国王室の歴史について勉強しないといけなくて拝読。
歴史を全部なぞってくれてるので、すごく分かりやすくて勉強になる上に、たまに突然砕けた書き方で、
王様や女王様についてコメントしてるのに、すごく笑ってしまった。笑
すごく楽しく読めたし、中野先生の本って
そういうところが良いなって本当に思います。
映画の『ブーリン家の姉妹』『女王陛下のお気に入り』を観てから、この本を読んだけど、
私はやっぱり、アン・ブーリンと、レディ・ジェーン・グレイが好きだなぁ。
イギリスの歴史って本当にドラマチック。
自分の推し王様or女王様(or妃など)を見つけると、
より一層楽しくなるなぁと実感しました。
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男女問わず描かれた24人の、その美貌に隠された光と影を探る。
第1章 古典のなかの美しいひと・・・7作品
第2章 憬れの貴人たち・・・6作品
第3章 才能と容姿に恵まれた芸術家・・・6作品
第4章 創作意欲をかきたてたミューズ・・・5作品
カラー画像は、表題作24作品と、比較できる作品や写真が0~3枚。
絵画に描かれた美貌のひとたち。
描かれた背景、描かれた時代、描かれた人物、そしてエピソード。
彼らの美貌がもたらす光と影を解き明かす。
自分を重ねるようなアルテミジアの絵の力強さに、感嘆。
若き美貌のパルミジャニーノは他にも自画像を残していますが、
文中にある死の年の自画像(画像は無い)は、ま -
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ネタバレシリーズ3作目。
2作目を読み終えた時に今までどちらかと言うと興味がなかった絵画に対し、少し自分の中で気持ちの変化を感じ始めたと記しました。
まだ美術館に足は運べてないですが、アート作品に触れてみたくて、予定を入れました。
これって私の中では大きな変化で、間違いなく本シリーズの影響を少なからず受けた結果だと思います。
会期末が近づいてきたバンクシー展にもこれを機に行ってみよう!
説明
内容紹介
ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」、シーレ「死と乙女」、ベラスケス「フェリペ・プロスペロ王子」、ミケランジェロ「聖家族」――名画に秘められた恐怖を読み解く「怖い絵」シリーズ、待望の文庫化第 -
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あまり伝記のようなものは読まない私だが、これはとても面白かった。何故なら、私はベルサイユのばらが大好きなのだ。だから読んだ。高校時代に学んだ、マリー・アントワネット。ベルばらに出てきたマリー・アントワネット。彼女のことが知りたくなったのだ。
当然、オスカルもアンドレも、ロザリーも出ては来ないが……。
上巻は割とベルばらに出てくるマリーに近い様な感じがした。無邪気で可愛らしく、気に入った人へは恩寵を、みたいな。
下巻は、自分の立場を漸く理解し、フランス王妃として毅然たる姿を見せてくれた。
結末は、誰もが知っているとは思う。
最期までマリーの身を案じたオーストリアの女傑、マリア・テレジアの教え