中野京子のレビュー一覧

  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

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    旧約聖書と新約聖書とわけて、それぞれの名画にからめて解説。
    ざっくり言うと、キリスト前が旧約、キリスト誕生の頃からが新約。

    知らないこといっぱい。
    マリアもイエスもユダヤ人なのに、何故に欧米ではあんなにユダヤ人は嫌われてるんだろう。生首持つユーディトのこと、初めて知ったよ。
    アトリビュートをもっと知識として持っていれば、もっと西洋画がわかるんだろうなあ。

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    2016年10月31日
  • 美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯

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    アントワネットの生涯を通じながら美術品を見ていくという本。やっぱり、アントワネットってわがままだったんだなという印象。それとルイ16世も意外と立派だったという再評価をされつつあるもとっとと脱出しなきゃならんのにのんびりと物見遊山した結果バレて逮捕されてしまうというように頼りない。二人共誇張された悪い印象が持たれているが、そう思われても仕方がないほどダメダメな部分があったのは確かだったんだなと改めて思った。

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    2016年10月25日
  • 名画の謎 ギリシャ神話篇

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    ギリシャ神話にまつわる絵画の解説。

    ゼウスが酷すぎる神だと知ってびっくりだよ。どんな女好きだよ! 天の川の由来(Milky Way)もゼウスが愛人に生ませた子どもに、ゼウスの妻のヘラのお乳を与えようとして、いやがるヘラのお乳が飛び散ってMirky Wayになったって。なんとも救いようのない話だこと。

    でもいろいろ面白かった!

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    2016年10月11日
  • 印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ

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    印象派絵画について、画家の育ちや人となり、絵が描かれた当時の社会の風潮などを知ることができ、大変興味深かった。

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    2016年10月04日
  • 「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか

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    常識なんだろうが、知らないことがたくさん知れた。
    ・19世紀前半までの評価はルネッサンス3大巨匠の中で、圧倒的にラファエロがトップだった。→ 自分の感覚では、1.レオナルドダヴィンチ2.ミケランジェロ3.ラファエロだったが → やっとラファエロ前派という名前の意味が理解できた。
    ・ルーベンスの天才、何をやっても優秀で、外交官としても活躍。経済人としでも大成功。大げさな絵柄から破天荒な人なのかと勝手に思っていたが、かなり優等生で、バランスのとれた性格ということに意外さを感じた。
    ・ゴヤの俗物性質の中に、後期黒い家にあるような真のアーティスト性があること。(これは知っていたが改めて気づいた)
    ・ミ

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    2016年09月17日
  • 「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか

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    ゴッホより普通にラッセンが好き。
    そんな人もゴッホがどんな想いで絵を描いたのか、どんな人生を送ってきたのかを知れば、ゴッホのほうが好きになるかもしれない。

    後世に名画を残した画家が、人生の最後にどんな絵を描いたのか。
    それを元に画家の心境や時代背景の変化を読み解く一冊です。
    絶筆作品だけでなく、教科書にも絶対のってる人気絶頂のころの作品を詳細な解説とともに比較することで、絶筆に至るまでにどんな変遷を送ったのかを解説しています。

    たとえばゴッホ。
    「アルルの跳ね橋」とか、黄色を中心とした明るい色調の農村風景が知られていますが、絶筆となる「カラスのむれとぶ麦畑」は、なにもない麦畑にカラスの群が

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    2016年06月18日
  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

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    宗教美術にものすごく心惹かれます。
    特にキリスト教。

    沙羅双樹の下で涅槃に入った彼より。
    我が国に八百万おわす神々より。

    なかなかヘヴィな無理難題押し付けてくる唯一神とその周辺の人々の方に、魅力を感じるんですよねー。

    支離滅裂にしか見えない言動オンパレードなキャラクタ大放出!な新約・旧約聖書が、絵画になった途端に一切のツッコミを受け付けない神聖さをまとっちゃう感が、すごく…好きなんです…←言い過ぎ

    執筆当時の権力者の本意に沿って書かれてる感も興味深いし、聖人のモチーフを教会の意に沿ってしっかり描写しながら実はそれとは相反する画家の寓意もこっそり書き込んでるっていう解釈とかも好きやねん。

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    2016年06月10日
  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

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    中野京子さんによる絵画に秘められた物語や謎をまとめたシリーズ。今回は旧約聖書・新約聖書篇。

    宗教画は大変多く描かれているが、残念ながら実物は殆ど観たことがない。壁画が多く、現地に行かないと観られないことも原因だとは思うけれど、そういう作品を扱う展覧会が余り開かれないこともあるだろう。
    宗教画は大変ドラマチックで美しいものも多いので、わたし自身も観たいし他の美術ファンの方々にも観ていただきたい。
    いつか宗教画を集めた展覧会が開かれることを期待しながら、本で楽しむ。

    キリスト教や聖書に馴染みのないかたにもわかりやすく説明がされているため、面白く読める。
    聖書は登場人物が膨大で、名前が同じひとも

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    2016年05月10日
  • 怖い絵 泣く女篇

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    ネタバレ

    最後のピカソの泣く女、からの後書きが印象に残っている。

    ・絵についてもっと語ってみたくなる。
    ・このような本を読むと、知識がついたように錯覚するが、そういったものは忘れてしまう。一方、絵に向かう「まなざし」は残り続ける。

    なんとなく納得してしまった。
    何となく見るのではなく、この小物はどういう意味を持つのか、この人物だけ周りの雰囲気とマッチしていないがどうしてか、そんなことを考えながら絵画を鑑賞するきっかけとなればいいと思った。

    絵が小さくて見難いのは文庫の弱点ですね。

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    2016年04月27日
  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

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    ヨーロッパ絵画を観に行けば、避けて通れない宗教画。
    どこかやっぱり異世界のように感じる存在でしたが、この本の説明を受けて読むと、天使や神様にも人情味(?)が出てきたというか、物語性を見つけることができて、絵への興味深さが増してきます。
    そして同じ場面を描いているのに、画家によってまったく違う風な絵となっている、というのも並べられると面白い。どれも宗教画、と画一的な感じで思っていましたが、いやいや想像力を駆使してい描かれているなあと思うのでした。
    そしてさりげなく描かれた人物や静物や、その配置などの意味を知ると、絵画の計算高さに改めて感じ入ります。キリスト教を描いた絵画にもこれから興味を持った目

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    2016年04月16日
  • マリー・アントワネット 下

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    読み応えのある伝記?物語?でした。
    ツヴァイクの熱く、それでいて冷静な語り口は読んでいてとても味わい深く、ハラハラドキドキしながら読書を楽しめました。
    歴史に“もしも”はないとは知りつつも、色々と空想してしまいます。
    その空想してしまう、という奥行もまたツヴァイクのマジックなのかもですが。

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    2016年04月12日
  • 残酷な王と悲しみの王妃2

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    1,ルートヴィヒ2世
    2,アレクサンドル3世妃マリア
    3,カルロス4世
    4.カロリーネ・マティルデ
    それにしても思うのは,現在の庶民でよかったということ.

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    2016年03月29日
  • 怖い絵 泣く女篇

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    中野京子さんの「怖い絵」シリーズ。
    今回は泣く女篇。
    泣く女とは、ピカソの作品のタイトル。
    あの、物凄い迫力で泣いている、いかにもピカソなキュビズム作品。

    今回収録されている作品は22。
    有名な作品が多い。
    ちょっと挙げると、ドラローシュ、ミレー、ベラスケス、エッシャー、ブリューゲル、ヴェロッキオ、ピアズリー、ボッティチェリ、ブレイク、ルーベンス、カルバッチョ、レンブラントなどなど一度は耳にも目にもしたことのある芸術家の数々。

    正直、前に読んだ「怖い絵」の方が作品に隠された怖さとしては面白さが上なようにも思えるけれど、こちらはこちらで十分楽しめる。

    ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイ

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    2015年10月27日
  • 印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ

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    27.10.9東京都美術館で開催中のモネ展で購入。
    大好きな印象派を中野さんの視点で解説。とても面白く、勉強になったしますます美術館に行きたくなる。(そしてもう一度モネ展に!)
    原田マハさんのジヴェルニーの食卓を思い出しながら読み進めた。

    印象派の絵は疲れずあまり考えず、ただ明るくて綺麗〜と観る感じ(だから日本人に人気だとか)だったけど、明るい中にもその時代背景、自分が思っていたのとは違う作者の意図があったり…。
    それを知ることでさらに美術鑑賞が楽しくなるし、驚きや軽いショックを受けつつもますます魅入る。どんな背景があったとしても美しいと思う。

    印象的な作者の言葉 [にもかかわらず美し

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    2015年10月16日
  • ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

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    フランス革命の一大転機となった歴史的事件である、”ヴァレンヌ逃亡”の24時間を追う側と追われる側の立場に立って忠実に再現した息詰まるドラマ仕立てドキュメンタリーもの。優柔不断で臆病なルイ16世と、贅沢で傲慢な王妃マリーアントワネット。キャラが濃すぎる二人の逃亡の鍵を握る、スウェーデン人フェルゼン卿と二人の関係にビックリ。筆者は、フランス中世史の研究者だけあって、事実を効果的に配し、推測と事実の境を感じさせない納得のストーリー。雅な世界に潜む陰を覗き込む事ができた至極の一冊~。。

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    2015年09月05日
  • マリー・アントワネット 下

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    ネタバレ

    下巻のマリー・アントワネット、つまり人生後半の彼女は、とても上巻と同一人物とは思えない程一変している。まさに苦悩の人。

    本書はアントワネットに同情的…というか、少なくとも革命派の野蛮さへは非難めいた論調が感じられるのだけど、結局のところ後世のフランスにおいてこの一連の出来事はどう評価されてるんだろう。革命自体は否定されないだろうけど、シマゴーグが過ぎたというか、やり過ぎだった、という風潮があるのかな。

    あとがきで、回想録ブームが巻き起こったとか、ルイ18世治下ではみんな手のひらを返した、とかあって、さらにはそこにサンソンの名前も挙げられていて、狼狽した。サンソンもそいつらのうちの一人かい、

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    2015年07月15日
  • ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

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    ルイ16世よ、この人は本当に語る者によって評価が分かれるな。
    先に読んだ『死刑執行人サンソン』では、サンソン自身が王を敬愛していたとは言え、それを差し引いても、王を擁護する書き方であった。
    対してこちらは、重大な場面一つ一つで、王の判断のまずさが強調される。それに対比させるかのように王妃には好意的だ。

    本書を読んだだけの感想で言えば、ルイ16世は驚くべき「無能」、この一言に尽きる。しかし歴史にifがない以上、彼が違う決断をしていたらどうなっていたかなど誰にもわからない。彼には彼なりの論理があった。本書は明らかに無能・優柔不断な王という評価ありきで書かれているため、そのままの印象を持つことには

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    2015年06月29日
  • はじめてのルーヴル

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    この方の絵画の説明は本当に面白い。
    絵に対する興奮がぶわっと伝わってきて、知識量もすごい。絵のテーマ、画家の紹介からふっと他の話に飛んだり自分的考察(良い意味でミーハーぽくてとても可愛い)を語り出したりするのが、対面で講義を聞いているみたいでエキサイティング、どんどん惹き込まれます。

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    2015年05月02日
  • 芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代

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    メンデルスゾーン、アンデルセン、スウェーデンのソプラノ歌手ジェニーの三角関係の物語。
    中野京子さんの絵画シリーズはいろいろ読んだけれど、音楽シリーズははじめて。
    小説仕立てになっていて読みやすかった。
    メンデルスゾーンは軽いサロン音楽ばかりを作っていたイメージだったけど、
    中野さんが言うようにもっと評価・研究されてしかるべき人なのかもしれない。
    とりあえずメンデルスゾーンの曲を改めて聴いてみたくなった。
    幼少期のうそのような可愛らしさにもびっくり。
    ジェニーの歌声もいまとなっては楽しめないのが残念。
    硬質でリリックでなめらかで、という言葉で想像を膨らませて「歌の翼に」を頭の中で再生してみよう。

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    2015年04月09日
  • 「怖い絵」で人間を読む

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    絵画と併せて歴史や画家の背景にも触れた解説で、とても分かりやすく読みやすかった。
    世界史に興味出ますね。

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    2015年02月14日