中野京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パンデミックや戦争といった、人災、自然災害をテーマにした絵画を取り上げ、そこに描かれているものを読み解いていく一冊。
文学作品には、文字で表された、線的な展開の面白さがあるのだけど。
絵画作品には、一枚という制限の中で、枠外を含めて表現されるものの面白さがある。
筆者は何度も、この「コロナ禍」を、現代の画家はどう描くのか?と投げかける。
そう言われると、今まさに、災厄の絵画史にとっては描かれる時なのだなと、思う。
そうして、100年先に、私たちは語られる時代として存在するのだろうか。不思議だなぁ。
絵画を見開きで配置すると、どうしても見えないものが出てくるのがイマイチな点。
人だけで -
Posted by ブクログ
絵画と一緒にイギリス王室の歴史を辿れます。
残忍だったり贅沢三昧だったり統治の才能がなかったりと、あららーと思う王やその家族が次々登場。
真面目で政治手腕のある人よりも、かえって人間らしくて魅力的で、記憶に残る。
当時の英国民ではないので他人事。
写真がなかった時代の肖像画はお見合い用に使われるため、相手国所蔵のものが多いというのがなるほどと思った。
肖像画を一目見るだけでその残忍さが伝わるヘンリー八世や、気高いが気難しそうな雰囲気を醸し出すメアリー一世など、背景がわかるとさらに絵画も面白い。
実はあなたはプリンセスなのですよ、我が王室の唯一の相続人なのです、などと言われて、きらびやかな