中野京子のレビュー一覧
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大人になってからグリム童話を読んだことがあって、なかなかグロいなア、と感じたことを覚えています。
そのときは、ただそれだけ感じただけだったのですが、この講義を読んで、なるほど、と。
グリム童話は、グリム兄弟の研究の成果だった、ということ。
研究成果とは、ドイツ家庭で語り継がれてきたお話をヒアリングし、まとめ上げた結果であったこと。
子どもに聞かせるお話というより、学術的要素が強くなりすぎて、挿絵すらない本であったこと。。。
語り継がれるお話、ということは、それそのものが昔の文化であり、マスコミ・本といった手段がない時代の庶民の娯楽、場合によっては語り手が注目を浴びる一つの文化であったであろうと -
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ネタバレ学校の勉強では絶対に知り得ない世界史。
中世ヨーロッパを中心に語られるまさに仰天のエピソード。
残念ながら自分の知識が追いつきませんでしたが、世界史好きには堪らない一冊だと思います。
説明
内容紹介
毒が強すぎてクセになる仰天エピソード100
エリザベートの天敵、鬼姑ゾフィー皇太后には似つかわしくない初々しい過去とは? スペイン・ハプスブルク家滅亡の原因となった忌まわしい「血の呪い」とは? 世界史が断然面白くなる歴史的スター逸話集。
内容(「BOOK」データベースより)
スペイン・ハプスブルク王朝を200年で途絶えさせた、忌まわしい「青い血」の呪いとは?ロシアのピョートル大帝と異母 -
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ネタバレ中世ヨーロッパを舞台に実在した王と王妃の悲しみの歴史。
読み終えて率直に中世と呼ばれる時代、ヨーロッパの王族間がこんなにも複雑な婚姻関係にあったことに驚かされました。
ちょっと特殊な高校の専門コースに通っていた私自身が世界史を深く学んでこなかったこともあり、この複雑な家系を理解することは困難で、各章を純粋な一つの歴史として読み終えました。
相変わらず登場人物の相関関係を把握することが苦手な私にとって、カタカナ名は一層の苦労を要しました。
王の権力が強大が故に跡目争いは熾烈を極める。
そこに隠された人間の本性はやはり恐ろしいものがありました。
説明
内容紹介
16、17世紀のヨーロ -
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中野京子さんの、今まで新聞や雑誌に寄稿したエッセーをまとめたもの。
第一章が美術関連。第二章が身辺雑記。第三章が書評など、本について。
第一章で取り上げた画家は、レーピン、ルーベンス、モネ、アルチンボルト、ターナー、ベラスケスなど。
「絵画のタイトルを画家が決めるようになったのは近代になってから」という記述が興味深かった。
ルネサンスなど、昔の時代では、特権階級からの受注が主で、内容もタイトルも決まっていた。
それに対し、近代ではモンドリアンの「ブロードウエイ・ブギウギ」などはタイトルの勝利、と述べる。納得。
このように、時代を経て、画家のあり方も、画風やテーマと共に大きく変わっていっ -
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「名画の謎」シリーズ。今回は「ギリシャ神話篇」。これでシリーズ読破となりました❗️
ギリシャ神話は、宮廷でも好まれ、時代を超えて多くの画家が描いたテーマ。
今回取り上げられた画家は、レンブラント、ルーベンス、ボッティチェリ、モロー、ベラスケス、カラヴァッジョ、ティツィアーノなど。
相変わらず中野さんの解説は分かりやすく面白い。
小難しい表現もほぼ使わず、巻末の解説で森村泰昌さんも言われているように、「下世話的なゴシップ」かのように、「野次馬的なノリ」で多々ツッコミを入れながら解説してくれるので、現代人の私たちも共感しやすいのだ。
ギリシャ神話に出てくる神々の人物相関図がまた巻頭にカラー -
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中野京子さんの「名画の謎」シリーズ。
旧約、新約聖書をめぐる神話の数々をモチーフとした絵画をまとめた一冊。
宗教画と聞くと、とっつきにくいイメージを多くの人が持っていると思う。絵画は風景画や、印象派の時代が好きな私も、ちょっと宗教画は敷居が高く感じる。
だけど、この本はそんな人たちにもとても分かりやすく書かれている。
旧約聖書、新約聖書の違いから、そのメイン登場人物や主な役割、など、巻頭で人物相関図もカラーで掲載されており、ビジュアルでまずすぐにその全体像が理解できる作りになっている。
旧約聖書ではアダムとイブ、アブラハム(この人はなかなか食えない人物である)、サムソンとデリラなど。
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11月ラストの一冊はこちら。
おなじみ、中野京子さんのアートミステリーブック。
「名画の謎シリーズ」より、第3弾。
中野京子さんの本は、アートガイドのようで、何だか西洋美術史ミステリーのような、ワクワクさせる味わいもあるのが良いよね。
取り上げるアート作品の解説だけでなく、それが描かれた国やヨーロッパの当時の背景など、名画を通して神話や世界史も勉強できるという魅力の詰まった一冊。
スーラの「グランドジャット島の日曜日の午後」、フェルメール「恋文」、エルグレコ「ラオコーン」、ブリューゲルの「死の勝利」など、国、時代を行き来して、17作品を紹介している。
フェルメールの章での、オランダ画 -
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成功した画家達は最後に何を描いたのか。
画家達が人生の終わりにさしかかり、どのような心境の変化に至ったか。
絶頂期の作品と比較しながら、その画家の歴史を辿ってそれを紐解く一冊。
取り上げられている画家達は下記。
ルネサンスからはボッティチェリ、ラファエロ、ティツィアーノ、
北方ルネサンスからはブリューゲル、マニエリスムからはエルグレコ、
バロックからはルーベンス、ベラスケス、フェルメール、ヴァンタイク、
ロココからはホガース、ヴィジェ・ルブラン、新古典主義からはダヴィット、
ロマン主義からはゴヤ、ホガース、写実主義からはミレー、そして後期印象派からはゴッホ。
画家それぞれ、貧困や、自らの -
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中野京子さんの「名画の謎」シリーズの1つ。様々な名画の主題別対決。
パリのダンス場の昼と夜、女性画家の絵画による夫の姿、横たわる美女、…など。
文庫なのに、作品部分はカラーで掲載されているところも魅力。
以下、読書メモ。
・ルノワールとピカソが描いたパリのダンス場「ムーランドギャレット」
同じダンスホールだけど、ルノワールは昼の顔、ピカソは夜の顔を描いた。
ピカソが現れた時、既にルノワールの絵の名残は無かった。客層もすっかり変わっていた。
私は、やっぱりルノワールの作品の方が好みかな。
・映画を彩る絵
映画「シャッターアイランド」に登場したウィリアムブレイクの「ネブカドネザル」
「陽の当