中野京子のレビュー一覧
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【収録作品】
「スタートは動物虐待」 ウィリアム・ホガース 《残酷の四段階》
「異形としてあらわれる悪」 アンドレア・マンテーニャ 《美徳の園から悪徳を追放するミネルヴァ》/フランス・フロリス《反逆天使の墜落》
「生殺与奪」 アレクサンドル・カバネル 《死刑囚に毒を試すクレオパトラ》/ジャン=レオン・ジェローム 《古代ローマの奴隷市場》
「目的の正当性」 ヤコボ・ティントレット 《天の川の起源》/ジャン・ノクレ 《ルイ14世家族の神話的肖像画》
「エヴァ」 グリーン 《エヴァ、蛇、そして死(としてのアダム)》/ジャン・クーザン 《エヴァ・プリマ・パンドラ》
「暴飲暴食」 ヤーコブ・ヨルダーンス -
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「へんないきもの」シリーズの早川氏との共著。対談形式なので読みやすい。行間での演出と話し言葉のとっつきやすさと内容量はトレードオフでで読み応えを求めると食い足りないかも。ものすごく味のあるサメの絵には笑った。
見た目で印象派のコーナーも面白かったのだがこちらにも絵解きというか解説が欲しかった。
数人で雑談形式で収録してから本の形に、ということで普段とは違う切り口や雰囲気、広がりがあってこれはこれで楽しめた。
サービス精神というか、笑わそうとする演出(改行、!の多様、フォントいじり等々)が多いのでそこが楽しめるか無駄に感じるかで評価が分かれそう。自分は面白いところもあったがもういいよ…と飽 -
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序章
第1章 フリードリヒ・ヴァルヘルム・ヴァイデマン 「フリードリヒ一世」
第2章 ザムエル・ゲーリケ 「少年時代のフリードリヒ・ヴィルヘルム一世」
第3章 アントン・グラフ 「フリードリヒ大王」
第4章 アドルフ・フォン・メンツェル 「サンスーシ宮殿の食卓」
第5章 アントン・グラフ 「フリードリヒ・ヴィルヘルム二世」
第6章 F・G・ヴァイチュ 「シャルロッテンブルグ宮殿庭園のフリードリヒ・ヴィルヘルム・ヴェルヘルム三世と王妃ルイーゼ」
第7章 エドゥアルト・ゲルトナー 「ブライテン通りのバリケード」
第8章 カール・シュテフェク 「散歩中のルイーゼ妃と二人の息子」
第9章 フランツ・フ -
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序章 災厄を呼ぶ神々の
一章 大洪水と方舟(旧約聖書時代)
二章 古代の戦争 絵画に込めた願い
三章 古代の天変地異 神の怒りと跡形もなく消えた町
四章 中世の疫病 パンデミックと「死の舞踏」
五章 三十年戦争 最大最後の宗教戦争
六章 大火と絵画、西洋人が描いた「江戸の華」
七章 ペストの波状攻撃
八章 梅毒の猛威、疫病が照らす社会の暗部
久章 戦争のアレゴリー(寓意画)
十章 天然痘の恐怖とワクチン騒動
十一章 洪水、そして名画の数奇な運命
十二章 ナポレオンという災い
十三章 コレラの惨禍 死をもたらす神の使い
十四章 アイルランドのジャガイモ飢饉
十五章 結核のロマンティシズムと現実
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怖い絵シリーズで人気の中野京子さんの著作の中でも最初期の本。
帯の絵はハプスブルク家が繰り返していた近親婚の影響で病弱な王子の肖像。ただのかわいい子どもの絵ではない。悪魔が幼い王子の命を奪わないように(王子だとわからないように)女の子の服を着せられている。要するにそれだけ、幼くして死んでしまう男系の皇位継承者が多かったということ。日本でも明治時代の女の子にクマとかシカとか名前を付けていたのも魔除けだし、昔は死んでしまう子どもが多かったんだろうね。一昔前にワイドショーで、子どもに悪魔と付けた裁判が話題になったことがあるけど、呪術という面では理解できなくもない。社会性に問題はあるけど。