中野京子のレビュー一覧

  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

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    少し前に中野京子さんの『残酷な王と悲しみの王妃』を読んで、面白かったけど頭の中がこんがらがってしまった。

    16世紀、17世紀のヨーロッパは国同士で政略結婚していて、王家と王家が親戚になっている。しかも同じような名前が連なり、ますます混乱する。高校生が世界史を避けたくなるのが、わかるような気がした。

    本書はフランス、ブルボン王朝にスポットを当てていたので比較的わかりやすかった。
    一つの時代を象徴する一枚の絵から物語を展開させるという掴みどころは良かった。

    ルイ14世の時代はルイ14世その人、ルイ15世の時代はポンパドゥール伯爵夫人、そしてルイ16世の時代は当然マリー・アントワネット…と思ったら、意外にベンジャミン・フランクリンでした。

    血統を重視しているようで、アントワネットはハプスブルク家のほうに書かれているようです。そうするとハプスブルク家のほうも読まなくちゃ。

    ブルボン王朝の流れは概ね把握できたものの、フランス革命後の政局は二転三転する流れは、やはりわかりにくい。もう少し個人にスポットを当てた書物を読んで、しつこく勉強するしかなさそうだ。

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    2021年09月14日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

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    勉強になる

    何しろ医者たちがこぞって(水中で毒素が体内に侵入すると主張)、誰が年に数回程度しか風呂に入らない。おまけに下着の洗濯の回数も極端に少なかったので、浴びるほど香水をふりかけねば体臭を消せない

    先代からの赤字に加えてアメリカ独立戦争援助などで資金繰りに悩んだルイ16世が、特権階級への課税を目論んで頓挫したのは、貴族達が頑強に反対したためだ。それどころか彼らはこれをきっかけに逆襲し、王権を制限すべく三部会の召集を要請、16世に認めさせた。ところがここから案に相違して、貴族は主導権をブルジョワジーに奪われてしまう。
    こうして貴族の反抗から出発した小さな雪だるまが、坂を転がるにつれ大ブルジョワジーに飲み込まれ、そこへ法律家や商人、自由業者といった小ブルジョワジーが加勢し、ついには凶作に飢えた庶民や農民までもが一緒くたになって膨れ上がり、雪崩と化して王政を葬り去ったのだ。

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    2021年09月11日
  • 美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

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    私はアートに関心が薄く、彫刻はまだしも絵となるとからっきしわからないのだが、そんな人間にも、美人(美男)画がはらむドラマ性や、興味深い来歴を丁寧に伝えてくれる中野京子さんの文章の絶妙よ!
    これで私もちいとは教養を身につけたいものである。続編も出たから読もうっと!

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    2021年09月01日
  • 恐怖と愛の映画102

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    知ってる映画だと「うんうんそうだよな」と納得したり「なるほどそういう見方もあるのか」と感心し、知らない映画はもれなく見たくなる本。

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    2021年08月14日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

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    本筋は面白いしタメになる。掲載されているいくつかの曲は動画でチェックしたりもした。
    それだけに、でっかい不満が二つほど。まずは、恐らく初出から引っ張てきている微妙な寸劇。要らない。
    それとタイトル。確かに「怖い」の単語が付いていなかったら手に取っていなかったかもしれないけれど、肩透かしもいいところだ。

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    2021年07月29日
  • 異形のものたち 絵画のなかの「怪」を読む

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    安定して面白いんだけど、結構いろんなところで見る画が多いかなぁ。エスプリは控えめ。
    ワッツとモッサが良い。もっと見たいんだけど、両者とも寡作なんだろうか。

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    2021年07月26日
  • 残酷な王と悲しみの王妃

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    ヨーロッパは地続きなんだな。と、改めて思う。
    戦国時代の大名が家の繁栄や安泰のために、息子や娘に政略結婚させたように、国を越えてそれをやっていた。
    だから王族、皇族は海外の王族、皇族と親戚になっていて、名前も似たりよったりでややこしい。
    何度も系譜に戻って確認した。

    以前読んだ小説と映画では、アン・ブーリンは自分から仕組んでヘンリー8世に近づいたように描かれていたけど、本書ではヘンリー8世のゴリ押しで仕方なく結婚したようになっている。どちらが正しいのかはわからないが、当時の王様はやりたい放題、男尊女卑な世界だった事がうかがえる。

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    2021年07月20日
  • 怖い絵

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    展覧会に足を運ぶのは好きだが、1枚の絵に対してこんなに時間をかけて観たのは初めてだ。
    どの作品も背景知識を知ってから観ると違った印象を持てて面白かった。
    2017年の「怖い絵展」には行ったが数枚しか記憶にないので、先に本を知っていたらよかったとつくづく思う。
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    「特に伝えたかったのは、これまで恐怖と全く無縁と思われていた作品が、思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮である」。絵の背景にある歴史を理解してこそ浮き彫りになる暗部。絵画の新しい楽しみ方を提案して大ヒットした「怖い絵」シリーズの原点が、満を持しての文庫化。ドガの『エトワール』、ラ・トゥールの『いかさま師』など全22作の魅力。

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    2025年04月14日
  • そして、すべては迷宮へ

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    美術やその周辺に関するエッセイ。絵には興味ないとか、ハプスブルク何?と言う方には是非読んで欲しい。絶対に一度は聞いた人名が出てきます。

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    2021年06月20日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    各章に関連する絵画が載っているのかと思っていたので、絵が載っていない章はちょっと残念。「カエルの雨」の章での「変なものが降ってくる」はジョジョ第6部でカタツムリが降ってくるのに通じているのかな。

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    2021年06月20日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

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    怖い絵シリーズで好きな中野京子さん、読んでみる
    オペラは全く知らないので興味をもつには分かりやすくいいかも(どんな展開になる?と気になるオペラもちらほら…)
    原作のある作品が紹介されているのでそちらを読んでみるのも面白いかも
    だけれどやはり、絵画シリーズの方が私は楽しめるなぁ

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    2021年06月04日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    勝手に絵画の本と思ってたが、タイトル通り奇譚だった。ちょっと興味がある奇譚ばかりだったので面白かった。

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    2021年06月02日
  • 怖い絵 死と乙女篇

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    何といっても表紙のソフィアが強烈な印象を与える1冊、他の怖い絵シリーズよりも目に入る率は高いのではないかと勝手に思っている。
    絵画というのは、怖い絵でなくとも、何かしらのメッセージ性を持っている。今ほど情報がない時代の情報源。絵が生まれた歴史的背景、画家の生活…その中に怖い要素があった場合、怖い絵となるのだろうか。そういった意味ではどれも怖い絵と言えそうだなと思う。

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    2021年05月28日
  • 名画の謎 対決篇

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    ネタバレ

    中野京子さんの名画の謎シリーズの1作。作者がテーマを決め、テーマ毎の2作品を比較することによって解説している。テーマの設定が面白かった。「死んでもいい」、「不詳の息子」、「飲んだくれ」等々。絵画にこのような鑑賞の視点があることがわかって良かったと思う。

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    2021年05月09日
  • 危険な世界史 運命の女篇

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    世界史の知識に疎く、時系列もよくわからないので読み流す程度で読んでいましたが、中野先生の本は面白いです。
    世界史をもっと勉強した方であれば、もっと楽しめると思います。

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    2021年05月06日
  • 怖い橋の物語

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    「怖い絵」シリーズの中野京子さんの著書。実際にある橋、物語に出てくる橋、絵画に描かれた橋…色々な橋にまつわるエピソードや歴史が紹介された本。怖い橋の物語、というタイトルですが、別に怖い話ばかりではない。
    最近ヨーロッパ史にちょっと興味があるので、マリーアントワネットが渡れなかったヴァレンヌ橋が印象的だった。あと、石見銀山の反り橋。反り橋は魂の通る橋で、人間の通る為に真っ直ぐな橋もかけられているというのが面白い。

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    2021年04月24日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    「怖い絵」!
    の中野京子さんですよね、
    と何度もつぶやいてしまった

    あのシリーズが
    あまりにも面白かったので
    それはそれは夢中になって
    読み進めていたころが
    遥か昔のように
    思ってしまう

    一枚の絵に
    隠されている謎
    託されている怨念
    匠な比喩
    歴史に精通しているからこその
    裏まで見通す語り

    それらが
    残念なくらいに
    薄まってしまっている

    そんな印象を持ちました

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    2021年04月09日
  • 危険な世界史 血族結婚篇

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    世界史好きにはたまらないエピソード集。
    こういうの教養っていうのかなぁ、作者の知識の幅広さに感服です。

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    2021年03月28日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

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    上野のKing&Queen展を観に行った時に解説がとても面白かったのでいつか読もうと思っていた。長い英国王室史をさらっと駆け抜けた。

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    2021年03月15日
  • 中野京子の西洋奇譚

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    西洋の不思議な話や謎の出来事・・・ハーメルンの笛吹き男で
    始まり、ディアトロフ事件で終わる、全21話を語る、怖い話。
    ハーメルンの笛吹き男 マンドラゴラ ジェヴォーダンの獣
    幽霊城 さまよえるオランダ人 ドッペルゲンガー ゴーレム
    ブロッケン山の魔女集会 蛙の雨 ドラキュラ 犬の自殺
    ホワイトハウスの幽霊 エクソシスト 貴種流離譚
    デンマークの白婦人 大海難事故 コティングリー事件
    十字路 斬られた首 ファウスト伝説 ディアトロフ事件
    カラーとモノクロの画像、有り。
    不思議、謎、未解決な、おどろおどろしい西洋奇譚。
    ほとんどが知ってる話でしたが、簡潔な文章で著者の考察もあり、
    楽しく、サラッと読めました。奇譚入門書な感じ。
    全くの謎から、人為的何かを感じられる話まで、様々。
    西洋という場の、歴史や宗教、土壌、文化や民俗、
    幽霊は日本との違いまで、語られていて面白かったです。
    リンカーンとケネディの不思議な類似は驚きだったし、
    貴種流離譚は、鉄仮面やカスパー・ハウザーの他にも
    あるのだなぁと、調べてみたくなりました。
    興味を持ったら、何れも研究書とかいろいろあるので、
    そちらにあたってみるのが良いですね。しかし、
    文中に書名は出てくるけど、まとまった参考文献が無いのが残念。

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    2021年03月06日