中野京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ妖精が好きなので手に取りました、久しぶりの中野さんです(*´▽`*)
人獣、蛇、悪魔と天使、キメラ、ただならぬ気配(空間と建物(?))、妖精・魔女、魑魅魍魎が取り上げられています。
全裸の絵が多かったなぁ。
個人的に一番印象深かったのは
廃墟となったルーヴルのグランドギャラリー想像図/ユベール・ロベール…SFとしての絵画。昔の人の考えていた"if"が絵画として観られるのが面白い。
その他気になった作品
ハルピュイア/作者不詳
アントワネットのプロパガンダ作品、よくこんな気持ち悪い絵が描けるなぁ…。
森の火事/ピエロ・デ・コジモ
人面獣、こっち見んな、笑ってしまう。
オルガス伯の埋葬/エル・グレコ
顔だけ(体のない)天使…、悪趣味すぎる!!
処女と一角獣/ドメニキーノ
一角獣の顔の表情がセクハラめいている…。
エル/ギュスターヴ=アドルフ・モッサ
1905年に描かれたとは思えないほどの現代感。
キュクロプス/オディロン・ディロン
こちらもエヴァンゲリオンの使途か進撃の巨人かというぐらい現代っぽい。
面白かったんですが、「○○は以前出版した△△を参照してください」というのが多かったので☆3つです(;´∀`) -
Posted by ブクログ
中野京子さんの、異形のもの、変わったテーマを描いた作品をまとめた一冊。
「人獣」では、ボッティチェリの「ミネルヴァとケンタウロス」、
「蛇」では、「イヴと蛇」、「メドゥーサを倒したペルセウス」、「9頭を持つ毒蛇ヒュドラと戦うヘラクレス」、
「天使と悪魔」では、エルグレコの「オルガス伯の埋葬」、
「キメラ」では、ドミニクアングルの「オイディプスとスフィンクス」、
「ただならぬ気配」では、エッシャーの騙し絵、エルグレコの「トレド眺望」、
「妖精魔女」では、ゴヤの「サバト」、
「魑魅魍魎」(とにかくヘンテコなものが描きたい)では、ルドンの「キュクロプス」、ブロンツィーノの「愛の寓意」、ボスの「快楽の園 地獄」などなど。
奇妙で不思議な絵画作品が沢山。
これは面白いテーマの一冊だった。美しい絵も好きだけど、ユニークで個性豊かな絵も好きだ。こんなコレクションの展示があったら行ってみたい。
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Posted by ブクログ
マリーアントワネットとルイ16世、そして王の一族たちが反王党派たちに追われ、ヴェルサイユ宮殿からチェイルリー宮殿、そして国外へ逃亡を図るもの、ヴァレンヌで見破られ、失敗に終わる。
その運命の24時間を物語仕立てで書かれた一冊。
最近、一気にNetflixで米国のドラマ「ベルサイユ」を観た。(すっかり夢中になってしまったが、シーズン3がまだ入っておらず、続きが気になって仕方ない…)それもあって、最近ルイ14世を始めとしたフランスの歴史に興味津々。
文中にも登場する貴族のフェルゼン始め、多くの愛人を囲い、派手好きで市民たちに嫌われた王妃と、愛人を持たず、一途にアントワネットを想いながらも、ルイ14世のようなカリスマ性も、ルイ15世のような美貌もなく、無能と言われたルイ16世と、その家族たちの逃亡中の束の間のほっこりするやりとりが数少ない癒し。
マリーアントワネットは今のところ個人的に友達にしたくない人だけど、でも気になって、もっと知りたい存在。
中野京子さんが小説調の本を書いていたとは。新鮮だった。中野さんの西洋史への愛情が伝わってくる一冊。
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大人になってからグリム童話を読んだことがあって、なかなかグロいなア、と感じたことを覚えています。
そのときは、ただそれだけ感じただけだったのですが、この講義を読んで、なるほど、と。
グリム童話は、グリム兄弟の研究の成果だった、ということ。
研究成果とは、ドイツ家庭で語り継がれてきたお話をヒアリングし、まとめ上げた結果であったこと。
子どもに聞かせるお話というより、学術的要素が強くなりすぎて、挿絵すらない本であったこと。。。
語り継がれるお話、ということは、それそのものが昔の文化であり、マスコミ・本といった手段がない時代の庶民の娯楽、場合によっては語り手が注目を浴びる一つの文化であったであろうということ。
それぞれの家庭で、子どもたちは親が話してくれるお話を、目を輝かせて聞いたであろう、昔を想像しました。
子どもの反応を見ながら、親はお話をアレンジできた(した)ことは容易に想像ができます。
「ほんとうにシンデレラは、何も努力せずに待つだけのつまらない存在、否定すべき存在なのでしょうか。もしそうなら、なぜこれほど愛され続けているのでしょう。それとも努力しないで出世したという、まさにそのことこそが無力な人間の癒しとなり、世界中で愛され続けている真の理由なのでしょうか。」(あとがきより)
やっぱり成功している人は、運もあるでしょうけれど、努力しています。
運だけで幸せはこないです。夢を見るお話ということなのでしょうか。
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2年前にとあるところから持ってきていたハシバミの実が芽を出しています。
なかなかかわいいのですが、葉が増えません。冬だから?
ほかの作家さんと勘違いしていました。へえ、大学で講義までされているんだ、さすがだなあ、と思っていました。
ごめんなさい(そっくりなんだもん)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ学校の勉強では絶対に知り得ない世界史。
中世ヨーロッパを中心に語られるまさに仰天のエピソード。
残念ながら自分の知識が追いつきませんでしたが、世界史好きには堪らない一冊だと思います。
説明
内容紹介
毒が強すぎてクセになる仰天エピソード100
エリザベートの天敵、鬼姑ゾフィー皇太后には似つかわしくない初々しい過去とは? スペイン・ハプスブルク家滅亡の原因となった忌まわしい「血の呪い」とは? 世界史が断然面白くなる歴史的スター逸話集。
内容(「BOOK」データベースより)
スペイン・ハプスブルク王朝を200年で途絶えさせた、忌まわしい「青い血」の呪いとは?ロシアのピョートル大帝と異母姉ソフィアの、命をかけた壮絶なバトルの行く末は?マリー・アントワネットの結婚式に、ゲーテが感じた不吉な予兆とは?―ロングセラー「怖い絵」シリーズの著者が語る、歴史的スターたちの隠された素顔と狂気。
著者について
●中野 京子:早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史。著書に『怖い絵』シリーズ、『歴史が語る 恋の嵐』『ハプスブルク家12の物語』『ブルボン王朝12の物語』『「怖い絵」で人間を読む』『残酷な王と悲しみの王妃』等。訳書にシュテファン・ツヴァイク『マリー・アントワネット』等。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中野/京子
早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
Posted by ブクログ
ネタバレ中世ヨーロッパを舞台に実在した王と王妃の悲しみの歴史。
読み終えて率直に中世と呼ばれる時代、ヨーロッパの王族間がこんなにも複雑な婚姻関係にあったことに驚かされました。
ちょっと特殊な高校の専門コースに通っていた私自身が世界史を深く学んでこなかったこともあり、この複雑な家系を理解することは困難で、各章を純粋な一つの歴史として読み終えました。
相変わらず登場人物の相関関係を把握することが苦手な私にとって、カタカナ名は一層の苦労を要しました。
王の権力が強大が故に跡目争いは熾烈を極める。
そこに隠された人間の本性はやはり恐ろしいものがありました。
説明
内容紹介
16、17世紀のヨーロッパを支配した王たち。現代に残る絵画や財宝にみることができる華やかさとは裏腹に、王朝を存続させるため政略結婚した王や王妃が歩んだ激動の人生とは!?(解説/原田マハ)
第1章 メアリー・スチュアート
第2章 マルガリータ・テレサ
第3章 イワン雷帝の七人の妃
第4章 ゾフィア・ドロテア
第5章 アン・ブーリン
内容(「BOOK」データベースより)
運命の支配か、宿命への挑戦か―。エリザベス一世と熾烈な闘いを繰りひろげたメアリー・スチュアート。血族結婚くりかえしの果てに生を受けたハプスブルクの王女マルガリータ・テレサ。強烈すぎるロシア皇帝イワン雷帝に嫁いだ七人の王妃たち…。数百年の時を越え、王族の生々しい息遣いがここに甦える。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中野/京子
作家・独文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)