中野京子のレビュー一覧
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"「『怖い絵』の中野京子先生に、絵画に出てくる奇妙な生き物について色々聞く、という本はどうだろう?タイトルは『怖いへんないきものの絵』とかで!」
私はそのアイデアを、懇意にしている編集者に話した。しかしそれは八割型、冗談であった。中野京子先生のような方が、こんな企画に乗ってくれるわけもないし、私なぞ相手にしてくれるわけもない。
だが、編集者は私の冗談話を真面目に受け取り、社に戻ると、こともあろうに本当に中の先生にご連絡さしあげてしまったのだ。何ということをするんだ君は。"[p.03_はじめに]
へんないきものの出てくる怖い絵に対する対談集。
「トカゲに噛まれた少年」にまつ -
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キリスト教編を読んだらギリシャ神話の方も気になってしまったので、続けて読んだ、中野京子さんの名画の謎。
ギリシャ神話はもはや神話というよりかなり人間味を帯びたお話ばかり。
いくつか面白かったものを。
いろんなものに姿を変え、想いを遂げるゼウス…もはや何者だと現代人は思うけれど、そんなゼウスだからこそ、名画に取り上げられるシーンとして官能的で美しかったりする。レンブラントのダナエは本当に美しい。こちらまではっと思わされてしまう表情と仕草。一方のクリムトのダナエも表現こそ違えど、こちらも圧倒される。
表紙のピグマリオンとガラテア。写真かと思うほどんい美しいが、不気味でもある。男性の夢…自分で作 -
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昨年開催された「怖い絵展」を観に行きたかったが、大混雑してると聞いて泣く泣く断念。その後、とある雑誌にて本シリーズのことを知り、機会があれば読んでみたいと思っていた。
第3弾のテーマは「人間」。さまざまな愛憎や権力争い、それに伴う恐怖が臨場感を持って描かれる。”陰謀“という切り口は間口が広く、ピンとこない作品もあるが、解説がわかりやすいのであまり気にならない。作中の人物像、時代背景から、画家の経歴、作品が評価されるようになった経緯まで、多様な角度から展開する各作品のストーリーは奥深くて読み応え十分。
小説や戯曲にちなんだ目線も多く、『時の娘』の薔薇戦争、『Q』の宗教改革は、本書であらまし -
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読書録「危険な世界史運命の女編」3
著者 中野京子
出版 角川文庫
p150より引用
“ ゴッホの絵は、生前にたった一枚しか売
れなかった。テオがいなければ、ゴッホは傑
作を産み出すもなにも、とっくに野垂れ死に
していたに違いない。”
目次から抜粋引用
“騒がしい時代
有名であろうが、なかろうが
映画が語る世界史
芸術家たちの光と影
民衆の底力”
ドイツ文学者である著者による、フランス
革命前後の歴史上の逸話を集めた一冊。
web連載まとめ、同社過去出版単行本加筆修
正文庫版。
マリー・アントワネットの手紙についてか
ら史実を題材にした映画の史実との差異につ
いてまで、激動