中野京子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
イタリア語を勉強しているので。イタリアと言えばメディチ家。この『●●家』シリーズ全6冊を書店で見かけて、全部読みたい!と思ったのだけど、とりあえずはイタリアから。家系図が複雑で、同じ名前の人が何人もいて(百年の孤独のようだ)、ややこしいが、ザッとメディチ家の概要を知るにはとても手軽で読みやすい。絵画もきれいだし。このシリーズにある他家も登場するので、ボチボチ揃えていこう。それにしても、何だかオシャレで陽気で言語が美しくて芸術の都で、と華やかなイメージのイタリアだったけど、これを読むと何とも血なまぐさい歴史に彩られている。毒殺で有名なボルジア家の名もチラッと出てきたが、ボルジアについても何か読みたいな。
-
Posted by ブクログ
妹一家からの誕プレ本、その2。
これは私の趣味嗜好に合わせてくれたんだなぁ…と感慨深いチョイス。
中野京子さん著、「希望の名画」。
明快で興味深い中野京子先生の解説とともに、「希望」に焦点を当てた名画の数々が、惜しみなくフルカラーで掲載されている。
絵を観て、文章に目を移すと、さっきよく観ていたはずの絵のディテールが改めて細かく文章で描かれていて、
「ああ、わたし全然絵を観れてないなー」と
またしても前のページに戻る。
エモーショナルな文章に、ついつい自分の感想も引っ張られそうになるから、
出来るだけ時間をかけて絵を見つめるんだけど、…いやぁ、まだまだですね。
描かれた時代背景や、描いた画家、どういういきさつだったのか、この絵の影響はどんなものがあったのか…などなど、
ビジュアルだけでは埋まらない楽しい蘊蓄がてんこ盛りで面白い。
私が好きなミレイの絵が2枚掲載されていたのも良かった。
(ミレイの描く子どもの絵が大好きなんだ)
お気に入りの図録みたいに、好きなタイミングで好きな絵のところを探して眺める贅沢な時間を過ごせそう。ありがたいな。
-
Posted by ブクログ
ルネッサンスの中心地であるフィレンツェに多大なる貢献をしたメディチ家の物語。
文化の中心地であり、絵画作品が多く、描かれている作品から当時やその人々を想像させられる。非常に
興味深い。
メディチ家は商人から出でいて、銀行業に精を出して、自分から納税して権力基盤を作り上げていく。贅沢をして没落したり、狙われていたりとしているが、やはり人間的魅力のある一族であったのだろう。
最後のメディチ家直径子孫の最後の仕事が、全ての財産を新大公に移譲するが、首都フィレンツェにある美術品はひとつとして外へ持ち出してはならない、とした事が素晴らしい。芸術家を愛してきたメディチ家らしではないか。