中野京子のレビュー一覧

  • 名画と読むイエス・キリストの物語

    Posted by ブクログ

    絵画に興味が湧いた時、家にあった一冊。
    絵画に関する知識が得られるかと思いきや、キリストの生涯をまとめた本だった。

    この本は素晴らしく研究されていて、絵画だけでなく、地理的なこと、気候的なことまで解説されている。
    この著者も指摘しているところだが、新約聖書では各福音書で物語が断片的に記述されており、イエスの一生として考えると矛盾していることも含め非常に複雑である。それがこのように、すっきりと、しかもカラーの名画とともに楽しく学べるというのは素晴らしい。

    0
    2022年08月02日
  • 美貌のひと2 時空を超えて輝く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回も楽しく読むことが出来た。
    中野京子さんの著作は私にとっては、あまりがっかりすることがない本が多い。
    今回紹介された絵画もタイトル通り、美しいものが多かった。
    その中でも印象に残ったのが、「クリュタイムネストラ」。姉妹であるヘレネのエピソードが取り上げられることが多いので、彼女に目を向けることは少ないかもしれないが、私は彼女のエピソードのほうが好きだ。殺し殺され、血で血を洗うみたいなことになるのだけれども、「美女が攫われて戦争が起きました。美女は夫の元に戻り、仲睦まじく暮らしました」という結末のほうがおかしく感じてしまう。
    その「クリュタイムネストラ」の絵画。ジョン=コリアの作。とても強く

    0
    2022年07月18日
  • 美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

    Posted by ブクログ

    古本屋にあったので買ってきた本です(中野京子さん、作品数が多すぎてどれが手元にないのか判らなくなってます……)。いつものように1枚の絵を元にどんどんと話を膨らませて、その人やその時代の見えにくい一面を出していく、その手法が鮮やかだし、これだけ書くには膨大な蓄積があるのでしょうね。
    しかしルノワールのモデルとユトリロの母は結びついてませんでしたわ。言われてみれば同時代でしたわ、確かに。

    0
    2022年07月15日
  • 中野京子の西洋奇譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西洋の不思議な話を集めたもの。21話からなる。

    ハーメルンの笛吹き男、消えた子供達が史実であったことは興味深い。本当になぜ、消えてしまったのだろう。グリム童話で読んだことがあるが、「人を騙してはいけない」という教訓を述べるものだと思っていた。もちろん、そういう側面も童話にはあるのだと思うのだけれど、史実であるなら、何故それが起こったのか、は知りたくなるもの。あしべゆうほが絵を描いている「悪魔の花嫁」にハーメルンの笛吹き男の話があった。ネズミに襲われるラストが怖くて怖くて、今でも絵が頭に浮かぶ。

    マンドラゴラ、子供はハリー・ポッターでマンドレイクと覚えていた。私は「エコエコアザラク」で覚えて

    0
    2022年06月26日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テューダー朝からの人物とその人物にまつわる絵画の本。もう何作も小説、映画、演劇が作られるようなドラマティックな人生の目白押し。中野京子さんの本をたくさん読んでいるので、既知の部分も多くあったが、ヴィクトリア女王に関してはあまり知らなかったので、興味深く読んだ。映画「至上の恋」は、この話だったのかぁ、と今更ながら知った。ヴィクトリア女王は当時の王室では珍しく恋愛結婚で、アルバート王配も愛人で煩わせることもなかった。王配は王室の改革に奔走し、パクスブリタニカに大きく貢献したといえる。しかし、王室は代々親子仲が悪い。王室だから悪いのか、そもそも親子仲がいいのが稀なのか、分からないくらい悪い。親子とい

    0
    2022年04月29日
  • 展覧会の「怖い絵」

    Posted by ブクログ

    原著はもとより、展覧会自体も幸いにして観に行けたので結構懐かしい気分に。覚えていないのもちらほらあるなぁ。
    表紙のモッサは大出世じゃなかろうか。確かに滅茶苦茶インパクトがあった。その分、あまり作品が残されてないのが残念だったけど。
    あとがきに等しい、「怖い絵展のできるまで」も面白い。結果的に大成功だったとはいえ、現場では「際物」扱いだったとは。開催にこぎつけた皆様方に感謝するばかりだ。

    0
    2022年04月25日
  • 展覧会の「怖い絵」

    Posted by ブクログ

    2019年11月刊行『もっと知りたい「怖い絵」展』(KADOKAWA 刊行の単行本)の文庫版。単行本を読んだのは2年前。覚えているが、濃淡はある。「切り裂きジャックの寝室」は強烈な印象で残っている。当人がいないところが恐怖を増す。画家も有力容疑者。視点にいるのが本人なのか。殺されたのは売春婦たち。ウォータールー橋から身を投げるのも娼婦たち。「発見された溺死者」も覚えている。落ちるところまで落ち、追い詰められ至った姿。それは美しくなければならない。落ちる瞬間、切り裂かれる瞬間、何を思ったろう。

    0
    2022年04月20日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

    Posted by ブクログ

    面白かった。ハプスブルク、ロマノフ、イギリス王家の三冊とともにもう何周かすると理解がずっと深まるのだろう。まだまだだな。

    0
    2022年04月04日
  • 怖いへんないきものの絵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。「ワトソンと鮫」、赤ずきんちゃんの寓話の教訓、不屈の人のメーリアンのエピソードなどは別の中野先生の著書で読んだことがあったけれど、それでも絵画を通して、その絵画に描かれた生き物と通して語られると、また別の側面から見ることが出来て面白い。しかも生き物の本を書く人の疑問とあって、目の付け所が違うなあ、と思う。
    中野先生のエイに対するトラウマの話、面白かった(申し訳ありません)。早川先生の掛け合い込みで面白いのだと思うが、恐怖というものに客観性がなくなるのは「怖い」というキーワードで何度も本を書く人でも同じなのだと思った。
    ミツバチで人類は滅ぶのか「ヴィーナスとクピド」クラナッハ と ハ

    0
    2022年04月03日
  • 名画の謎 陰謀の歴史篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。こうやって絵を読み解くことが出来るのは幸せだと思う。

    今回、何度目かの再読だが、01 消えた少年たち、については子どもといろいろ話をした。ちょうど薔薇戦争を習っていたからだ。教科書では薔薇戦争終結、チューダー朝が始まる、という二言で終わってしまうことだけれど、その中でもいろいろなドラマがあり、悲劇がある。私は「戦争の終わりに両家の男女が結婚し、ピンクの薔薇になりました、めでたしめでたし」のように覚えていたので、今回しっかり読んでみて、自分がなんと浅はかな読み方をしていたかを痛感した。

    05 トロイア戦争の悲劇 はこの絵自体にはさほど興味がわかなかったが、先日行った、メトロポリタン美術

    0
    2022年04月02日
  • 美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

    Posted by ブクログ

    クリヴェッリの描く妖しげな美しさ…好きです。
    クラムスコイ『忘れえぬ女(ひと)』、まさに忘れえぬ印象を残します。

    0
    2022年04月01日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

    Posted by ブクログ

    中野京子さんの本を久しぶりに読む
    絵画から歴史的なことも学べるの楽しい
    ヴィルヘルム1世とビスマルクのお互いに認めあっている関係性、それがあって国が強くなっていったのかと世界史で習ったけれどさらに深く納得
    最終章の戦争絵画の怖さよ…悲惨さが伝わる

    0
    2022年03月26日
  • 「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか

    Posted by ブクログ

    どの画家も 全盛期には

    美術史にのこる名作を描いてますから

    晩年になっても すごい・・・

    とは限らない

    凄い絵を描き続けた人

    つまらなくなった人

    画風を変えたひと

    人生最後に残した作品

    見ごたえありました

    0
    2022年03月17日
  • 展覧会の「怖い絵」

    Posted by ブクログ

    モッサ「彼女」と「飽食のセイレーン」が凄い。月並みな感想だけど、100年前にこんな絵画があったとは。

    0
    2022年03月14日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

    Posted by ブクログ

    ハプスブルク家の青い純血主義のおどろおどろしさを知るには絶好の書。
    絵画はいくらでも嘘がつけるのに、画家は忖度しながらも真実を描き出す。
    本当に「怖い絵」です。

    0
    2022年03月13日
  • 怖いへんないきものの絵

    Posted by ブクログ

    ゲラゲラ笑いながら読んだ。
    ピパピパがマジで無理だけど描いたひと(女性生物学者)はかっこいい。ヘンなサメがかわいかった

    0
    2022年03月12日
  • 運命の絵

    Posted by ブクログ

    美術館好きなのだけれど、背景がよく分からず楽しみきれてないところがあった。

    本に出てくる全て面白かった…各絵画のストーリーを追っていくうちに、観る視点が変わって作品への理解が深まる。いろんな「運命」が垣間見えるし、「運命」という題材で集めるところにもセンスを感じざるを得ない...!

    寝る前に1日1作読むつもりがあまりの面白さに2晩で読み切ってしまった。本物の絵を見たくなるなあという気持ちと同時に、他の本も読みたいと思った。

    0
    2022年03月08日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

    Posted by ブクログ

    王家にもドラマがあるんだな〜と、残酷な部分もあったけど、物語として面白かった✨
    もう一度読み直すとともに、世界史から勉強し直したい!

    0
    2022年03月05日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

    Posted by ブクログ

    西洋の歴史をハプスブルグ家の歴史と重ね合わせ、それを名画で紐解いていく。ハプスブルグ家が行ってきた政略結婚の歴史を学ぶ良本。

    0
    2022年02月02日
  • 危険な世界史 血族結婚篇

    Posted by ブクログ

    中野京子さんの言い回しがすごく面白い。
    怖いシリーズや絵画シリーズをギュッとしてちょっとかいつまんでたくさん並べた。そんな本でした。

    ちょっとなので、あーもっと聞きたい知りたいとなってしまう。
    それも作戦なのかな笑

    よく調べてるなと思うし、全然異質で普通はつながらないものをつなげちゃうの。不思議。

    中野さんだからすごく読みやすくて、コミュニケーションのちょっとしたネタを増やせる。
    2.3ページごとだからとても読みやすいです。

    0
    2022年01月31日