中野京子のレビュー一覧
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こういった絵の解説?というようなものは今まで手を出したことのないジャンルだった。だけどBOOK・OFFの端にいたのにも関わらず、えげつない存在感を醸し出していたこの本に思わず手が伸びた。
自分自身の好きな絵はルドンの「キュクロープス」(夜に見ることは勧めません)だったり岡本太郎の「明日の神話」だったりで、そういった奇妙で恐ろしさも感じる絵に目が釘付けになる。そんな自分からしたらこの本のタイトルと表紙に引かれないはずがないのだ(実は中学生?とかそれくらい昔にも表紙とこのタイトルに引かれた経験あり。その際は怖くて買えなかった)
他の積読作品たちを押し退けて即座に読み進められたこの本は、作者の図る -
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Posted by ブクログ
ペロー版、グリム版、ディズニー版を比較し、それぞれの国の当時の文化などが色濃く反映されているという解説に納得。何もせずただ幸運を待ち続けるシンデレラ(ペロー・ディズニー)が広く浸透したのは、夢を見ていたいからとのこと。
私も幼少期に特別好きではなかったものの、ディズニー映画のシンデレラをよく観ていた。フェアリー・ゴッドマザーが魔法で変身させるシーンがとても魅力的だったから。「カボチャの馬車」や「ガラスの靴」、「12時までのタイムリミット」という幻想的なアレンジを生み出したペローの功績は計り知れない。ずっと夢見がちなのは困るが、現実を忘れて夢を見る時間もたまには必要と思う。 -
Posted by ブクログ
中野政異性を貶める意はさらさらないけど、美味いニッチを発掘したなと思う。どんなスタンスで読んでも、読める、面白すぎる。歴史好きな、美術好きの2つが揃っている事もあり、先生のこの類はほとんど網羅し読んだ・・というか、見た。
新書なのでいつでもどこでも持ち歩けるのが人気の一つにもなっていると思う。
美貌の人・・だもの、地球上に男女の区別しかないと仮定したらこういう標題も妙。今ではジェンダーフリーなのでその谷間に入る存在は、本作にも多出されている様にレズ・ホモ・ゲイ・・それも、ある意味 芸術の対象になっていたろう。新古典主義の解説に納得した~ダヴィッドの工房を妄想してしまう。スパルタ軍を歴史で学ん -
Posted by ブクログ
男女問わず描かれた24人の、善悪を超えて魅了する美貌を探る。
第1章 伝説のなかの美しいひと・・・6作品
第2章 芸術に愛されたひと・・・6作品
第3章 数奇な人生を辿ったひと・・・6作品
第4章 権力に翻弄されたひと・・・6作品
カラー画像は、表題作24作品と、比較できる作品や写真が1~2枚。
絵画に描かれた美貌のひとたち、第二弾。
描かれた背景、描かれた時代、描かれた人物、そしてエピソード。
善悪を超えて魅了する彼らの美貌の真実を探る。
自らの美貌を知るが故の、誇らしげな美しいドヤ顔。
美貌故の悲劇の、到来を予感させる顔。
ある者たちは伝説の中から姿を現す。
また、ある者たちは虚実あれども