講談社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Naotyさんのレビューを拝見して即購入。この手のブックガイドはいつの間にか絶版になるので、買える時に買う。
孤島を舞台としたミステリが全66島。6人の書評家が11島ずつレビュー。内訳は国内51島、海外15島。国内だと古きは江戸川乱歩から新しきは夕木春央まで、およそ一世紀に渡る古今東西の孤島ミステリがラインナップ。
クローズドサークルを活かした本格ミステリ中心だがデスゲームや群像劇も含み、ジャンルは幅広い。書評家6人も錚々たる顔ぶれで、有名どころからマニアックな島まで抜かりない。書評書いてる政宗九さんや大矢博子さんは2000年代初頭(※)、ネット上に数多く存在したWEB書評家の中でも著名な方々で、私も「政宗九の視点」や「なまもの」には大変お世話になっていた。
(※)90年代後半から2000年代初頭はインターネット上にミステリ書評系個人ホームページが雨後春筍していた時代。
私の既読は18島。再読したくなる名作が多い。読み落としていた作品や孤島ものと認識してなかった作品もあり、読みたい島が増えて嬉しい。Naotyさんありがとうございます。
祥伝社の「400円文庫」とかなつかしい!お手頃値段なので当時買い集めたっけなー。本書に紹介されている2冊以外にも秀作が多かった記憶。中でも若竹七海『クール•キャンデー』は秀逸だった。
ブックガイドとして不満なのは、紹介されてる本の索引が無いこととMRC会員に宛てたアンケートがどうでも良いこと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレショート・ショートなので、一編が8ページくらい。その短い中で背景をぼかしつつも確信に迫る書き方してたりするものもあり、うまく咀嚼できないまま終わったものもあり、でも面白い短編集だった。
始まりが不穏なので、大体不穏な話が多い中、最初から最後までハッピーに終わる「切れたミサンガ」が好き。
人でも殺したんかと思いつつ、同じ格好ときたのでSFかと思ったら 笑
安定のホラーの「こわくてキモくてかわいい、それ」も好き。
それが不気味だけど、主人公が見下されてることに気付きながらも知らないふりして難を逃れてて、性格悪い私はざまみろと思ってしまった。
「久闊を叙す」も良い。
こんな形で、我が友李徴子を読むとは。新鮮な感覚だった。 -
Posted by ブクログ
積読チャンネルで紹介されていて手に取った一冊です。
ショートショート集なので、少しずつ細切れに読めるのがよかったです。どの作品もそれぞれ面白かったのですが、なかでも米澤穂信さんの「燃えろ恋心」が圧倒的に好きでした。
リズムもテンポもよく、一気に駆け抜けていくように読めて、最後のオチまできれいに決まっています。これはできれば、内容を何も知らずに読んでほしい作品です。
特によかったのが、青春時代の「大人は自分たちのことをわかってくれない」「なんとなくこちらの味方ではない」という感覚の描き方でした。
ラブレターを買ってから、実際に書くまでの過程もいいです。誰かに恋をしているというより、恋をしている自分ごと、恋そのものに精一杯恋をしているような書きぶりがとても素敵な文章でした。 -
購入済み
物凄い怖い!という感じでは無かった。えっ?ふ~んっていう感じで、見ていられる。お化けも、浮世絵というフィルターがかかると、へぇ〜そうなのかっていう感じ。
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Posted by ブクログ
ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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