養老孟司の作品一覧
「養老孟司」の「虫とマンガと日本人 養老孟司のキャラクター論」「唯脳論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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東京大学医学部卒。解剖学者。多数の著書の中で代表とされる『バカの壁』は毎日出版文化賞特別賞を受賞している。『バカの壁のそのまた向こう』、『身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編―』など数多くの著書がある。
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Posted by ブクログ
前回読んだのは、恐らく30年くらい前だったと思う。
本書の白眉は、「物質である脳から、なぜ心が生まれるのか」という心身問題に対し、「脳は構造で心はその機能」という明快な回答を提示したところだと思う。
その当然の帰結として、脳がなくなれば心も消える。
しかし、死が近付くとその認識は堪えがたいため、「魂の座」のようなものを想定するようになるのだろう。
また、最近読んだ「ドグラ・マグラ」に出てきた正木博士の「脳は身体の電話交換局」というセリフが本書でも引用されている。
そこから、人間が言語や品物、そして貨幣を交換するのは、脳自体が神経細胞間で電気信号を絶えず交換するシステムだからに他ならない、という結論を出すのは養老先生の独創である。
さらに進んで、社会制度や経済活動とは、脳の内部メカニズムが外部世界にそのまま投影・投射された「脳の産物」なのである、とまで言い切ってしまうことには躊躇も覚えるが、本書の文体のせいか、妙に説得力を感じてしまう。
Posted by ブクログ
お医者さんの養老先生と、近藤先生の対談集。
タイトルにあるとおり、犬バカと猫バカとの対談。
でも、人とペットの老いの問題、介護の問題、看取りの問題、
色々と参考になる。
最近の動物医療はかなりの進歩をとげ、
具合が悪くなれば、すぐに診察し、手術や投薬や、至れり尽くせりだ。
人が具合悪くてもガマンしてしまうが、愛するペットだと、我が子のようにすぐに受診に駆け込む。
先生方は、果たしてそれがペットたちにとっていいことなのかとおっしゃる。
ワクチン接種でさえ、ペットのストレスと苦痛を与えているという。
確かに、ゲージを見ただけで逃げ回る愛猫たちにいつも胸が痛むが、やはり、飼い主は安心が欲しいのだ。
連休が明けたら、このミッションをこなさねば・・・
自分の終末に関してなら、無理な延命や治療はせず、枯れるように終わりたいと思う。
具合が悪い時は、何も口にしないで、ただひたすら眠るといつの間にか回復しているので、それが自然の力なんだと思う。
高齢者ほど、ペットがいるといいといわれている。
たしかに誰かに世話を焼くことは、自分がしっかりしなくちゃと鼓舞できる。
でも、万が一、自分で世話ができなくなったら、頼める人を必ず見つけておかなければ、ペットが不幸になると思う。
健康診断はしばらく受けていないが、
先生方の話しで、なんだかほっとした。
Posted by ブクログ
いつも通り面白いと思いました.
特に好きなポイントは,いじめをなくそうという政策に対して先生は反対していことです.私は,いじめの発生する要因として,いじめをやる人の精神的な問題だと捉えていました.ところが,子供に限らず大人の世界でもいじめはあることから,精神的な問題はいじめの要因とは無関係である気づかされました.いじめは起こるという前提のもとに,逃げやすい社会を作ることで行きやすい世の中になると思いました.
また最後の,「自信」の考え方についても共感できることが多かったです.いろんなことに悩み,挑戦,失敗する経験こそが,自分自身の感覚をはぐくみ,自信となることが共感できました.自分自身の経験となりますが,1人で海外旅行に行くことが趣味です.一人でいくため,計画から問題解決まですべて自分自身で決める必要があります.そんな中で,失敗したり,思いがけない成功をしたりすることもあります.失敗して悩んでも,最終的に,「自分自身が決めたことだから...」と流すようにしています.そのような経験が自分自身の問題解決能力や計画力に生かされ,自分自身の自信につながっていると再認識させれました.