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長生きは喜ばしいことのはずなのに、人生百年といわれてもまるで希望が持てないのはなぜ? これからの人生に不安がいっぱいの小島さんが、傘寿を迎えた人生の先達、養老先生に率直な疑問をぶつけます。私たちはいつまで働き続けなければいけないの? 今の仕事は自分に合っているの? なぜ自分の気持ちをわかってもらえないの? 夫婦関係ってこれでいいの? 今とは少し違う景色が見えてくる、幸せに生きるためのヒントが満載です。
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Posted by ブクログ
本書の最大の特徴は、老いをめぐる議論が単なる高齢者問題にとどまらず、「人間とは何か」「社会とは何を価値とするのか」という根源的な問いへと拡張されている点にある。「脳化社会」というキーワードを背景に、現代人が身体性を軽視し、合理性や効率性ばかりを追求する傾向を批判する。老いとは、そのような価値観に対す...続きを読むる自然からの「抵抗」であり、身体の変化を通じて人間が本来持っていた不確実性や非効率性を取り戻す契機であるという。老いを「衰え」とのみ捉える視点に対し、むしろそれを人間存在の不可避な相として肯定し、その受容こそが大切であると論じる。 一方、小島は他者からの評価に縛られず、自分自身の身体や時間と向き合う契機としての老いの側面を強調する議論は、養老の抽象的な議論に具体性と現実感を与えている。 老いには確かに身体的・社会的な困難が伴う。しかし、その困難を排除すべき「問題」としてのみ扱うのではなく、それを含めて人間の生の一部として引き受ける姿勢が提示される。ここには、近代社会が追求してきた「問題解決型」の思考への批判が込められている。すなわち、すべてをコントロール可能なものとして扱うのではなく、不可避のものを受け入れるという態度が、結果として人間の生を豊かにするのではないかという問いである。 注目すべき点は、本書が現代日本社会の構造的問題にも言及している点である。少子高齢化、医療や介護の制度、労働市場における年齢差別など、老いを取り巻く環境は個人の問題を超えて社会全体の課題となっている。養老は、こうした問題の背景にある「均一性」や「効率性」への過剰な志向を指摘し、多様な生き方や時間の流れを許容する社会の必要性を説く。
まさに、タイトルのとおり。 だんだん年を重ねるのが楽しみに思える。 自分の感情と向き合って、変に怒ったりしなくなりそう。 自分の人生を操縦するのは自分。
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