三津田信三の作品一覧
「三津田信三」の「寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理」「妖怪怪談」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三津田信三」の「寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理」「妖怪怪談」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
高野山大学人文学部国文学専攻卒。2001年『ホラー作家の棲む家』で作家デビュー。『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞小説部門を受賞。その他『十三の呪』をはじめとする『死相学探偵』シリーズなど数多くの作品を手がける。
Posted by ブクログ
角川ホラーアンソロジーの「堕ちる」です。
コンセプトが割としっかりしている短編って「長編で読みたいなぁ」と思うことが良くある。
同じシリーズのアンソロジーで「潰える」「慄く」では、短編だからこそできる潔さがあったけれど、「堕ちる」に収録されている作品は、後を引く感覚があった。その後の出来事、前日、話が飛んだ間には何があったのだろうかと。
怖さで言えば「潰える」が1番だったけど、読後の感覚だと今作が1番だと言える。
なお、以下に個人的なランキングを書きました。
『怖さ』ランキング
1位 潰える
2位 慄く
3位 堕ちる
『読み応え』ランキング
1位 慄く
2位 堕ちる
3位 潰える
『コン
Posted by ブクログ
探偵役である刀城言耶は、快刀乱麻を断つような解決をするのではないのですが、それが魅力になっているシリーズ。しかし短編集となると迷う暇なく解決してしまう感じです。
決してそれが悪いという訳ではなく、彼が登場した時の安心感がたまらないですし、何よりカッコ良さが強調されている印象です。そう考えると、順当に長編から読んでおくとギャップを楽しめそうです。
そんな感じで推理の流れとしては解決までに余り迷わず刀城言耶シリーズとしての特徴が薄目なのですが、怪異が絡む余地を残すラストなど、ホラーミステリとしての魅力はしっかり味わえます。
特に表題作である「密室の如き籠るもの」は中編と言える長さで読み応え十分な上