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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヨーロッパ各地で様々な影響を与え合いながら発展してきた白糸刺繍は、清楚で上品な美しさで人気です。刺繍家大塚あや子が白糸刺繍の歴史にも触れながら基本を優しく手ほどきし、多彩な作品をご紹介します。シュヴァルム、ヒーダボー、アジュール、ドロンワーク、オープンワーク、カウントワーク、マスクワーク等、これまでの本であまり紹介されていない技法も取り入れ、丁寧に解説します。白糸刺繍は、難しいステッチを使わなくても格調高い作品に仕上がるのが魅力。初心者から愛好家まで、幅広くご活用いただける1冊です。 ※本書は同名の出版物(紙版)を電子化したものです。一部、紙版と掲載内容が異なる場合がございます。 ※本書の全部または一部を無断で複製、転載、改ざん、公衆送信すること、及び有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。 ※本書に掲載された作品等の著作権は、作者、デザイナー等著作権者に帰属します。 ※電子書籍の仕様により、本書に掲載している図案・型紙は、印刷・コピー・複製して利用することはできません。 ※実物大とは、紙版に掲載された際のサイズです。 ※本書に記載されている寸法、倍率は、お使いの端末や表示倍率により記載されている寸法・倍率とは異なった表示となります。 ※掲載情報は、紙版発売当時の情報です。
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-CGデザイナーの洋介はコンビニでいつも出食わす娘とSNSを取り交わすようになったのがきっかけで、思いもかけずとある地方の総合病院を巡る疑惑に巻き込まれる。一方彼の上司のジャーナリスト、松野は問題の病院の前事務長の謎の死、病院が抱える膨大な赤字とカルテ改ざん、不正の実態を調査するうちに新たな犯罪の予兆に気付く。事件の影で暗躍するカーマニアの運転手。DVの医師。第二の殺人の被害者は誰か?暗い事件の予感を背景に展開する若い男女の奇妙なラブストーリー。 <目次> プロローグ 第一章 子猫とボール 第二章 ねじの回転 第三章 白い噓 エピローグ 〈著者紹介〉 そのこ+W 京都生まれ 東京藝術大学美術学部卒 二〇〇一年~二〇一六年 イタリア北部・ストレーザ在住 二〇一七年より東京在住 神戸を中心に水彩・パステル画の個展活動 著書:『マグリットの馬』『私の名前を水に書いて』(ともに幻冬舎)
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-「処女なのにムリさせてゴメンネ?」記憶がブッ飛ぶまでヤった相手は男だった!! 朝食で餌付けされて、そのまま…? ※こちらのコンテンツは「drapmilk vol.55」収録の同タイトルのバラ売り版です。ご確認の上ご購入をお願いいたします
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4.0ネイティブアメリカンの居住区で静かに暮らすエリンの前に現れた、白人男性のデイン。彼は脳腫瘍により余命半年の宣告を受け、最後の望みをかけて治療師であるエリンの母を探していた。けれど母はすでに亡く、エリンにもヒーラーの力はない。絶望するデイン…。ところが、この時初めてエリンは不思議な力の芽生えを感じた。『彼と行けば、何かがわかるかもしれない…』。介護人として、デインと過ごすことを決意したエリンは!?
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4.0ネイティブアメリカンの居住区で静かに暮らすエリンの前に現れた、白人男性のデイン。 彼は脳腫瘍により余命半年の宣告を受け、最後の望みをかけて治療師であるエリンの母を探していた。 けれど母はすでに亡く、エリンにもヒーラーの力はない。 絶望するデイン…。 ところが、この時初めてエリンは不思議な力の芽生えを感じた。 『彼と行けば、何かがわかるかもしれない…』。 介護人として、デインと過ごすことを決意したエリンは!?
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3.0親友の駒居に密かに想いを寄せていた平太は、ある日養護教員の柘植にその秘密を知られてしまう。弱みを握られ保健室で強引に体を奪われた平太だが、次第に柘植との体の繋がりに溺れてゆき……!? 表題作ほか、全寮制男子校の主従ラブ『ムーンライト・メロディ』を加えた衝撃のデビュー作!
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-戦後日本人がダメになったのは、戦勝国の打ち出した3S(スピード、スリル、セックス)政策のためだって。でも、そのどれも経験してみたい。あたしは好奇心旺盛な鈴原礼子・18歳!定時制高校に通いながら看護学校を出て、今日が初仕事です。病院に着いた途端、中絶手術を受けたあたしと同い歳位の女の子に、看護婦なんてダサいと吐き棄てられた。でも、看護婦の心得の3S(サービス・スピード・正確さ)に対してあたしの3Sは、最高の仕事をして、最高の青春を送り、最高の恋をすること!宜しくお願いしま~す。「レーコの3S」以下「レーコのABC」「レーコのカクテル」「レーコ若葉色」「ボーイハント」「病院トルコ」「花嫁道具」を収録。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 春休みに一人でおばあちゃんの家に遊びに来た少年とりんごの花の妖精との美しい出会い、憧れの心や別れを、自然豊かな郊外の風景の中に描くファンタジー絵本。
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4.5一九九九年冬、当時十歳の六花(りっか)は幼なじみの樹(いつき)と家族ぐるみで旅行に来ていた最中、雪崩による列車事故に巻き込まれた。樹に助けられ一命は取り留めたものの、彼女は両親を亡くし記憶も失ってしまう。 二〇一五年。六花は儚げな魅力を持つ女性に成長していたが、事故で負った傷のせいで自分に自信の持てない性格になっていた。ある日、友人の勧めで『宝生トラベル』のキャンペーンガールオーディションを受ける事になる。『宝生トラベル』は全国に一流旅館を幾つも持つ大手の宿泊施設経営会社。そのオーディション会場で六花は社長となった樹と再会した。けれど、記憶のない彼女に樹は過去を隠したまま求愛する。キャンペーンガールにも抜擢され、樹に心も身体も深く激しく愛される六花。幸せな日々を過ごす二人だが、樹が過去を隠しているのには苦しく切ない理由があった。そしてふたりに暗雲が訪れて……
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4.0熱狂とともに現れたのは英雄か、危険人物か!? 沈みゆく日本を救うべく、豪胆で情熱的なカリスマが誕生した。牙を剥く国家権力、秘められた白い疵の謎。男はこの国をどこへ導くのか!?著者3年ぶりの書き下ろしで、新境地の政治サスペンスを描く! 【あらすじ】 元警視庁の敏腕SP・黒木莉子、ある出来事をきっかけに退職に追い込まれ、いまは神保町で零細探偵事務所を開いている。不景気で事務所を畳もうとした矢先、警察官僚からひそかに依頼された仕事は、政治学者・月尾雄大のボディガードだった。月尾は首相の政策秘書として3・11福島第一原発事故の修羅場を乗り切った英雄である。財政破綻し沈みゆく日本を救うべく大胆な国政改革を訴えて絶大な支持を集め、その政界入りが期待されていた。 拳銃も持たない丸腰の民間人に要人警護ができるのか――。莉子は悩みつつも月尾の警護に当たる。月尾は荒ぶる雄牛のごとく、行く先々で驚くべき豪胆さ、行動力を発揮し、冷徹に障害物を排除して突き進んでいく。まさに日本を救うカリスマに相応しいその姿に、大衆は魅了され群がる。しかし国政トップを狙う月尾には隠された過去と目的があった。さらにヒットマンのきな臭い噂が……。国家権力は月尾を敵と定めたのか。莉子は見えざる敵の手から月尾を守れるのか。そして月尾は、この国をどこへ導こうとしているのか!?
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-「何も訊かないで、抱いていただけませんか?」。32歳のルポライター小出恒平は、古い事件を題材にした小説を書こうと、事件現場になった葉山の日影茶屋に足繁く通っていた。そこで30代後半とおぼしき着物姿の美女に心を奪われる。その人は黒髪を後ろでまとめており、愛情深そうな奥二重の目からは意志の強さが感じられた。意を決して話しかけ、彼女の名前が福永蓉子だと知る。ある日、恒平はいつも彼女と一緒にいた男が別の女性を連れている場面に遭遇。蓉子もそこに鉢合わせてしまう。足早に立ち去った蓉子の後を追った恒平が慰めの言葉をかけると、彼女の口からはまさかの発言が。普段のキリッとした蓉子とはかけ離れた、男に頼るような哀切な表情を向けられた恒平は、着物をゆっくりと脱がすと、獣のように後ろから……。
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3.9患者さんは置き去りで、俺様ファースト!? この病院は、悪意の沼です! 現役大学病院教授が、医局の裏側を赤裸々に書いた、“ほぼほぼ実話!?”の教授選奮闘物語。 古狸が居心地のいい世界に、明るい未来はない。 僕は必ず、新しいカタチの医局を作る! 実績よりも派閥が重要? SNSをやる医師は嫌われる? 教授選に参戦して初めて知った、大学病院のカオスな裏側。 悪意の炎の中で確かに感じる、顔の見えない古参の教授陣の思惑。 最先端であるべき場所で繰り返される、時代遅れの計謀、嫉妬、脚の引っ張り合い……。 「医局というチームで大きな仕事がしたい。そして患者さんに希望を」――その一心で、教授になろうと決めた皮膚科医が、“白い巨塔”の悪意に翻弄されながらも、純粋な医療への情熱を捨てず、教授選に立ち向かう! 1965年に出版された『白い巨塔』の世界は、2023年になった今も残っていた! 魑魅魍魎が跋扈する、時代遅れの忌まわしき世界へようこそ――。 《目次》 暗闇の中で サイエンスの落とし穴 燃えさかる悪意 黒すぎる巨塔 怪文書のトリック C大学、お前もか……!?
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3.0ヤクザ未満の最強バディが、今度は探偵に!医療法人理事長の誘拐と公園の白骨死体――。 衝撃のコンゲームをあなたは見破ることができるか!? 第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『甘美なる誘拐』でデビューした著者による受賞後最新作です。探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる。しかし、二人が調査を始めた矢先、その被害者かもしれない浮浪者が住んでいた「ドクロ沼」から白骨死体が見つかった。 一方、医療法人理事長の三代木は、重要な理事会が迫っているなか、何者かに誘拐される――。それぞれの思惑が交差したとき、衝撃の結末が待ち受ける! <衝撃の誘拐ミステリーに驚きの声、続々!> 絶妙なテンポに極上のスキル。突き抜ける痛快さがクセになる! ――内田 剛(本屋大賞実行委員会 理事) また誘拐か。よし、今度こそ騙されないぞ……と思ったのに! ――大森 望(翻訳家・書評家) “計画”の真相に瞠目。あれもこれも、そこに繋がるとは!? ――宇田川拓也(ときわ書房本店) 登場人物の誰が誰を騙しているのか――この構図、意外にして痛快! ――千街晶之(ミステリー評論家) 得意分野は誘拐…?愉快で策士な探偵コンビにまた騙された! ――瀧井朝世(ライター) 前代未聞の誘拐劇を軸に、あれもこれもが繋がっていく終盤の喜悦に悶絶! ――村上貴史(書評家)
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3.3香芝涼子は今日も、閑古鳥の鳴く店でひとり店番をしている。二年前、店主の祖父が病で倒れた際、美術館の学芸員という職と恋人を捨て、実家の『藤屋質店』に戻ってきた。将来に漠然とした不安を感じつつ、看板猫を撫でていると、外国製の陶製人形を男子大学生が持ち込んでくる。男性二人組という質屋には珍しい客に当惑しつつも、品物を預かって貸し付けしたところ、後にそれが盗品だったと分かり……。人間国宝作の萩焼の写し、いわくありげな櫛とかんざし、未発表の藤田嗣治の絵画など、不思議な縁で質屋に持ち込まれた品々を巡る謎、揺れ動く涼子の思いを優美に描く連作ミステリ。
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4.3ただのペットボトルを「ばあさんの水筒」と呼ぶおじいちゃん。他人にとってはどうでもいい物でも、おじいちゃんにとっては、死んだおばあちゃんとの思い出がつまった大切な品物だ。おばあちゃんがかわいがった老犬シロもまた、かけがえのない存在。ペットボトルは踏まれてしまったけど、おじいちゃんはそれに怒ることもなく、シロと散歩に出かける。逝ってしまったおばあさんが残した、たったひとつのもの。それを慈しむおじいさんと犬の静かな時間…。収録作品:「むかしむかし」/マタ今度ネ/こあくまとよる/骨董屋さくら堂/しろいくも/ヒミズの丘/夢の国/ぶどう摘み/おウチに帰ろう/はなのはなし/花の咲く道/たまごの水/ホッピーズベア/「在るところへ」
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-運命の相手ではない男性との結婚。 契約により捧げるのは純潔と……愛。母の死後、継父から家を売ると言われて、タンジーは驚いた。 さらに、あるギリシア富豪の形だけの妻になれと言われて戸惑う。 富豪のジュードは目の覚めるようなハンサムな男性だったが、 タンジーを日用品か何かみたいに品定めし、結婚の話を進めた。 しかしベッドをともにすると聞いて、タンジーは仰天する。 まだ男性を知らなかった彼女は、怖くなって家に逃げ帰った。 だが継父は激怒し、それなら今すぐ出ていけと継娘に迫った。 生後10カ月の、愛する妹の幸せを考えるのよ。 泣く泣くタンジーは富豪に電話し、結婚を承諾するのだった……。
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3.0ロキア帝国の皇女・ルドミラは、父皇帝の命により、隣国オケアノスの辺境伯で海軍提督のエルネストへ嫁ぐことになった。外界を知らぬ16歳ながら国と国の架け橋となることを誓う彼女だったが、初対面の夫から告げられたのは「これは白い結婚だ。いずれ好きな男と結ばれるといい」――。戸惑いながらも、持ち前の明るさと聡明さで新たな環境に馴染んでいくルドミラ。しかし、夫婦としての絆は深まらぬまま時は過ぎた。6年後、22歳になったルドミラは、輝く美しさをまとい、領土の発展に尽力する。そんな彼女を見つめるエルネストは、かつて放った自らの言葉を悔やんでいた。やがて、祖国ロキアから届いたのは、父皇帝の崩御の報と、第一皇子で異母兄のアレクサンドルの皇帝就任式への招待。しかしアレクサンドルの真の目的は、ルドミラを愛人にすることだった! エルネストから引き離そうとするばかりか、さらなる非道を企む新皇帝に、エルネストは……。
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3.0結婚してから三年。『白い結婚』に耐えた私は、さっさとこの家をあとにした。 私の人生はこれから。私は商会のオーナーとして稼いで稼いで稼いで稼ぎまくるのだ。 私の無二のパートナー、商会長リオンハルト(美貌の公爵令息。なのに、なぜか独身) と共に、化粧水、ハンドクリーム事業を成功させ、商売は正念場、王妃様主催の夜会で売り込みよ! さあリオ、ついてらっしゃい!――のはずが、リオからまさかの真剣求婚!? 「俺にヴィーを愛させてくれ、幸せにさせてくれ、ずっと君が好きだったんだ」 お金大好き、バツイチ(形式上)のヴァイオレットが溺愛され、求められる転生令嬢繁盛記、ここに誕生。
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4.0幼なじみのテオへの思慕をなかなか伝えられずにいたラシェル。だが成人したラシェルを結婚相手として望んだのは、よりにもよって、テオの兄・ファビアンだった。嫡子であるファビアンは、いずれアライス侯爵家を継ぐことになる。家のために、ラシェルは本心を明かせぬまま、それを了承した。だが、結婚をまぢかに控えた大雨の日、アライス侯爵とファビアンが土砂崩れに巻き込まれて急死する。結婚するならテオがよかった、そんな想いが二人を死に追いやってしまったのでは……と自責の念にかられるラシェルだったが、今度はアライス侯爵家を継ぐテオと結婚することに。素直に喜べないラシェルが初夜のベッドでテオから告げられたのは、「俺には好きな人がいる。だからラシェルには指一本触れない」という冷たい言葉。ラシェルは、これは罰なのだと黙ってそれを受け入れ、白い結婚生活を送っていた。そして1年後のある日、王宮での怪我がもとでテオは記憶を失くしてしまう。ラシェルが妻であると知らされたテオは、かつてのように優しく、そして体を求めてきて——
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5.0わたしと結婚してほしいの──10年ぶりに再会した実業家のアレッサンドロに、偽装結婚してもらいたいと頼んだケイティ。養父が作った借金を援助する条件に親子ほど年が違う男のもとに嫁げと命じられた彼女は、養父の支配から逃れるためにアレッサンドロを頼ったのだ。驚くほど簡単に偽装結婚を了承した彼は、さっそくケイティを連れてラスベガスへと飛ぶが、ふたりが結婚するよりも先に、養父はケイティと年老いた男の婚約を発表してしまい──。
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-絶体絶命の乙女が助けを乞うたのは、狙った獲物は必ず仕留める、放蕩富豪。 幼いころ里子になり、養父に疎まれても尽くしてきたケイティ。だがある日、養父の借金を肩代わりする好色な老富豪に花嫁として差し出されると知って、絶望の底に落とされた。このまま言いなりになるほかないの? ケイティは途方にくれ、少女時代を共に過ごしたアレッサンドロを10年ぶりに訪ねた。放蕩者で鳴らす裕福な投資家となった彼は、とびきりセクシーで危険な香りを放っている。だめよ、甘美な思い出は封印するの。今日は色恋とは無縁の突拍子もない頼み事をするのだから。ケイティは深く息を吸った。「わたしと結婚してほしいの」 ■意に染まぬ結婚から逃れるため、忘れえぬ初恋の男性と形だけの結婚をしたヒロイン。二人が決めた結婚の条件は“半年間の禁欲”。でも、夫はどんな美女でもたちまち夢中にしてしまう魅力の持ち主で……。スリリングな契約結婚ロマンスをお楽しみください。
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-わたしと結婚してほしいの──10年ぶりに再会した実業家のアレッサンドロに、偽装結婚してもらいたいと頼んだケイティ。養父が作った借金を援助する条件に親子ほど年が違う男のもとに嫁げと命じられた彼女は、養父の支配から逃れるためにアレッサンドロを頼ったのだ。驚くほど簡単に偽装結婚を了承した彼は、さっそくケイティを連れてラスベガスへと飛ぶが、ふたりが結婚するよりも先に、養父はケイティと年老いた男の婚約を発表してしまい──。
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4.0男爵夫人エレクトラは、政略結婚の直後に夫ハリードへ白い結婚を求めた。王命で出兵する騎士ハリードの無事を願い、不貞を疑われぬようにするためだが、本当の理由は結婚前に見た予知夢にあった。それは、戦場から帰還したハリードが、見知らぬ女性を連れて離縁を告げる光景である。 男爵家を取り仕切って一年が経ったある日、エレクトラの元に戦場からの一報が届いた。 『戦場で活躍したハリードが英雄と称えられ、女性の僧兵を見初めた』 ハリードの裏切りを肯定するかのような内容に何者かの悪意を感じたエレクトラは、予知夢を信じて屋敷を出る決意をする。どうやら黒幕は教会と繋がっているらしく、エレクトラは偽名を名乗って教会に潜入し、新しい環境で奮闘していくが――!?
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-学校の帰り道に出会ったのは、メイドカフェの休憩時間にタバコを吸うお姉さんだった──。 その日から毎日のようにお姉さんに会いに行く僕は、他の誰とも違うお姉さんに次第に惹かれていく。 ある日彼氏と別れたと悲しく笑うお姉さんに、僕はつい想いを伝えてしまう──。 お姉さんの部屋に呼ばれた僕は…。 僕より年上で経験豊富、微かに香るタバコの匂い…そんなお姉さんを好きになってもいいですか? スピリタス太郎先生熱筆! 少年のファースト・ラブ★
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-撮影行為のアルケオロジー ナチ収容所では、囚人たち自らが秘密の写真撮影に成功していた──はたして、それらの写真はどのように見るべきか? ドキュメンタリー映像作家でもある著者は、囚人たちが命がけで隠し撮りした秘密写真を手がかりとして、それら秘密写真が撮影された現場(アウシュヴィッツ=ビルケナウ、ブーヘンヴァルト、ダッハウ、ミッテルバウ=ドーラ、ラーフェンスブリュック)に赴く。そしてマニアックなまでの正確さで場所や時刻、シャッターが切られた瞬間を探しもとめ、写真を凝視し、撮影者や被写体について掘り下げ、細部を浮かび上がらせてゆく。 本書は、カルロ・ギンズブルグのミクロストリアの手法さながらに、ホロコーストの歴史を“無修正で”物語ることにより記憶と歴史の関係を問い直す。そしてそれは同時に、スーザン・ソンタグやロラン・バルトの写真論、クロード・ランズマンやディディ=ユベールマンらによるイメージ論を更新する「撮影行為の考古学」でもある。アネット・ヴィエヴィオルカが本書序文で「鮮烈なほど革新的な書」と称える所以だ。 『夜と霧』や『ショア』の記憶を確かめるため、未公開資料も参照しつつ五つの収容所を実地調査した、戦慄の「写真論」。
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-凧がもたらしたあたらしい時間 一人暮らしの男性がいる。独身。彼には離婚歴がある。出勤前にコーヒーを飲みながら、写真立てを彼は見る。そこにはかつての妻の姿がある。そしてその妻が、凧を手にしていることに気がつく。さて、あの凧はどこにしまったのだったか? 思い立ったら探さずにはいられず、見つかったら、このまま出勤などしていられない。彼は外房の砂浜まで、一人で凧揚げに出かける。過去が急になつかしくなったのか。そうかもしれない。しかしその後、自分でも思いがけない行動に出て、あたらしい時間が始まることになる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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4.0「私はいま、家を去る最後の瞬間にこの文章を書いています。このあとすぐに私は刑務所に再び入れられます」 2023年に獄中でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディの手記と、ナルゲスによる13人の女性受刑者へのインタビューをまとめた衝撃のノンフィクション。 ●白い拷問とは? イランのエヴィーン刑務所は、悪臭と恐怖に満ちた悪名高き場所。そこで繰り返されるのは、看守による自白の強要、鞭打ち、性的虐待、家族への脅迫、そして「白い拷問」だ。照明を操作した独房で昼夜の感覚を奪い、睡眠パターンを妨げ、時に目隠しをし、身体的接触をすべて奪うことで、囚人の身体と精神を蝕む非人道的な拷問である。 ●突然の逮捕と奪われた日常 「女性にも権利を」「民主主義と人権を」「好きなことを言い、好きな服を着たい!」自由を求めて思いを表すだけで、服装が不適切というだけで、思想犯・政治犯として逮捕されてしまうイラン。ヒジャブ着用が不適切だと拘束されたのち死亡したマフサ・アミニ氏問題を巡り、国連調査委員会は「違法でありイラン政府に責任がある」と発表している。 本書に登場する女性たちも一方的な容疑をかけられ、拘束されている。幼いわが子を道端に置き去りにするかたちで逮捕・投獄された女性までいる。 著者ナルゲス自身、夫は政治亡命し、10代になった双子の子どもたちも父のもとで暮らし、孤独な闘いを強いられている。13回逮捕され、5回の有罪判決を受け、31回の禁固刑と154回の鞭うち刑を言い渡されても、ナルゲスが闘いをあきらめない理由は、女性の権利と暴力や死刑の廃止を求める信念に他ならない。 ●世界選挙年とジェンダーの平等 ある囚人はインタビューでこう明かす。「独裁者が支配する不平等な世界で、人々は支配されるか従うか、どちらかしかないが、女性は普段からさまざまな不平等に傷ついているので、日々の経験を足掛かりに抵抗のレベルを一段あげることができる」と。さらに「男性優位の社会でヒエラルキーからこぼれ落ちた男性は、女性以上に弱い存在になってしまう」と喝破する。 本書は「遠い国のイスラム世界の物語」ではない。今、現実に起こっている人間の権利とジェンダーの平等の問題でもある。専制政治の支配と家父長制度の支配のなかでがんじがらめの女性たちの闘志は、すべての人に勇気を与える。 ●推薦の言葉および海外での反響 ・安藤優子――全人格を奪う「白い拷問」。その実態をつぶさに告発したナルゲスさんと証言者たち。彼女らが闘っているのは、この地球上の人権を踏みにじられているすべての人々のためだ。 ・ニューヨーク・タイムズ絶賛。世界16か国で緊急出版。
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-指折りの心臓外科医にしてナースたちのあこがれの的。それがニコルの夫となったマルコム・ランカスターの評判だ。端整な顔立ちと優雅な物腰はたしかに魅力的で、ニコルもたちまち心を奪われた。だが、最近は言いようのない不安にさいなまれている。ふとしたときに見せる夫の冷たい表情。夜中になるとたびたび家を空ける不自然な行動。ある日連続猟奇殺人の件で警察から連絡があり、被害者の美人看護婦がマルコムとひどく親密だったと知る。ひょっとして夫が浮気を? いいえ、彼女を殺したの?ニコルの静かな生活は音をたてて崩れはじめた。■順風満帆に見えたエリート医師との新婚生活。でもそこには残酷な罠が……。スリリングな展開は読み応え充分です!
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-ギネス級の不幸な恋愛経験を持つブリジットは、ベニング家の三女。これまでつきあった相手には必ず恋人や妻がいて、悲惨な恋ばかり。そのたびに、祖母から聞かされた呪いの話が頭をよぎった。南北戦争時代、祖先の農園主との婚礼の夜、北軍に屋敷が襲われ、無残な最期を遂げたミス・マリッサ。結婚できずに亡くなった、彼女の呪いが今も残って、ベニング家の娘の恋の邪魔をするというのだ。ブリジットは話の真偽を確かめに屋敷があるフロリダに行こうと決心した。だが、ひとりで行くのが不安で、親友のダーモットを誘うことにする。彼は失恋のたびに相談に乗ってくれた、頼りになる幼なじみだった。でも、突然アパートメントに押しかけたのが悪かったとは思うけれど、まさか、彼が裸の女性とベッドにいるところを見つけようとは!★ベニング家の娘は決して幸せな結婚ができない……。祖母から聞かされた伝説の真偽を確かめに、フロリダの古い屋敷を訪れたブリジット。三部作『マンハッタンで結婚!』の二作目はちょっと波乱含みの展開です。★
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5.0見えるから、愛しい。見えないから、愛おしい――。 犬神筋の家に生まれながらも霊力の低い私の側には、白い犬神の『雪尾』がいる。 白いしっぽだけしか見えない、私の犬神だ。 ある日、雪尾の姿を見ることができる青年と出会い……。 見えない私と見える彼、そして、白いしっぽ。 二人と一匹の、少し不思議な日常を描いたショートストーリー集
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3.0できないことを許し、できることを楽しみ尽くす。 第一線を走り続けたファッションジャーナリストによる、年齢を重ねてからの、毎日使える「おしゃれ」のヒント80。 「60代になって、びっくりするほどおしゃれが自由に、楽しくなった」 そう語るファッションジャーナリスト・光野桃が綴る、年齢を重ねてからの、毎日役に立つ80のお洒落のヒント。 長財布を持たない日/着回しをやめる/服を決めて、着続ける/デニムを死ぬまで着る/ダウンコートを着ない冬/デニムの品性は足元に出る/時々、ベージュに戻る/ベージュには黒/ピンクはいまの方が似合う/色に迷ったら、マスタードイエロー/元気がない日は、赤/トレンチコートは色香と老いが似合わせる/大人をきれいに見せるボーダー/あえてノースリーブを着る/変わりたいとき、メガネを変える/枯れた手をセクシーにするリング/傘は全身映る鏡で/先の人生を思い描き、腕時計を買い替える/リーディンググラスはアクセサリー/まずは白のスニーカーを一足/レインブーツをやめる/耳をみれば年齢がわかる/シンプルな塩美容/試着をあきらめる/自分らしさを花にたとえる/トレンドを遠ざけない/値段を感じさせない装いをする etc.
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-ディクスン・カーの、ヘンリー・メリヴェール卿を探偵役とするシリーズ第三作。この作品も一種の「密室の殺人」を扱っているのだが、本書に取り上げられた「密室」はちょっと毛色が変わっている。一面に雪の降り積もった銀世界、そこにぽつんと立てられている「白い修道院」という名の離れ家で殺人は起こる。だが、犯人の足跡は全くない。あるのは死体を発見した者の足跡だけ。この人物は犯人ではあり得ないのだ。大自然が構成した密室の謎を、H・Mはいかにして解決するのか? 江戸川乱歩が密室を越えた不可能興味と絶賛した作品。
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5.0アラナは親友の結婚式で、かつてパーティーで出会いキスをし、それきり離ればなれになっていた実業家ニッコロと10年ぶりに再会した。心の奥ではお互いに惹かれあうものがあったが、関係はそれ以上進まなかった。しかし今回、仕事上のつきあいが始まることになり、ニッコロの彼女に対する想いは増していく。一方、アラナは過去に生活のため、ヌードモデルをしたことがあり、それが彼女の心の傷になっていた。そのせいで恋に進むことをためらうアラナにニッコロは…!?
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3.0蔑みながら私を求める非情な大富豪。でもその瞳の奥には苦悩が滲んでいる。 親友から花嫁付添人になってほしいと懇願され、アラナはクリスマス間近のニューヨークへ向かった。だが結婚式直前、親友の兄でイタリア人実業家のニッコロから、「ヌードモデルまがいの仕事をしていた花嫁付添人は認めない!」と暴言を投げつけられ、アラナは屈辱に震えた。なぜ真実を確かめもせずに勝手に決めつけるの?しかも彼は結婚式のあと、臆面もなくアラナを誘惑してきたのだ。堪えてきた彼女の感情は、ついにクリスマスの夜に弾ける──情熱の赴くままニッコロと一夜を共にする、という予想外の形で。 ■人気作家シャロン・ケンドリックが描く、激しくもせつないロマンスです。愛と結婚とクリスマスを憎悪するイタリア人大富豪と一夜を共にし、彼の秘密を知ったアラナ。彼女の想いは千々に乱れ……。
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-アラナは親友の結婚式で、かつてパーティーで出会いキスをし、それきり離ればなれになっていた実業家ニッコロと10年ぶりに再会した。心の奥ではお互いに惹かれあうものがあったが、関係はそれ以上進まなかった。しかし今回、仕事上のつきあいが始まることになり、ニッコロの彼女に対する想いは増していく。一方、アラナは過去に生活のため、ヌードモデルをしたことがあり、それが彼女の心の傷になっていた。そのせいで恋に進むことをためらうアラナにニッコロは…!?
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5.0倫子の不吉な予感は現実となっていた。千佳はすでに失跡していたのだ。(私の言葉が足りなかったのか、それとも心が。両親や無二の親友の瑞穂にさえ言うにはつらすぎたことを話してくれたのは、私の中に同じ痛みをみたからに違いない)「千佳は生きている! 立ち直って帰ってくる」倫子はそう信じたかった。北国の女子学園を舞台に、繊細でゆたかな少女たちの愛と友情を描く書下ろし長編!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ぴかぴかの白い自転車を買ってもらったゆかのお姉ちゃん。一方、補助輪付きの自転車しか乗れず、お姉ちゃんと遊んでもらえなくなり、退屈なゆか。ある日、ゆかは、お姉ちゃんの自転車の鍵をこっそり隠してしまいました。お姉ちゃんは困りましたが、お母さんが予備の鍵をもっていたので、大丈夫でした。あくる日、お姉ちゃんは、隣町のスポーツ公園まで出かけましたが、夕方になっても帰ってきません。スポーツ公園の入口に停めていた自転車がなくなり、遅くなったのでした。次の日、ゆかは、補助輪付きの自転車で、お姉ちゃんの自転車をさがしに出かけます。ところが、スポーツ公園の手前で転倒、ひざをすりむいてしまいます。ゆかが、途方に暮れていたところ……。悪いことをしてしまったと、罪の意識にさいなまれるゆかの心の動きが手にとるように伝わってきます。第14回日本児童文芸家協会・創作コンクールつばさ賞(幼年部門)優秀賞受賞作。
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5.0夢と居場所をなくし、あてもなく沖縄へやってきた元アイドル・宮沢風花。導かれるようにたどり着いた「がまがま水族館」の水槽の前で不思議な体験をした風花は、そこで館長代理として働く女子高生・海咲野くくると出逢う。「私の夢を手伝って。風花」夢を追うくくると、夢を応援する風花、二人の少女のきらめく日々が始まる――!!2021年夏放送開始アニメを、新進気鋭の漫画家・桜木蓮がコミカライズ!!
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-北山高校バレー部に怪物1年生が2人、入部した。サーブ、レシーブが全くダメながら、アタックには異常なセンスを見せる唐沢圭介。中学時代、天才セッターの名をほしいままにした朝霧博人。だが朝霧は、かつて味方のアタッカーを傷つけた経験からセッターをすることをかたくなに拒む。そして迎えた紅白戦。主将藤堂は強引に、朝霧をセッターに指名した……!!
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-「新幹線」それは世界一の鉄道技術を持つ日本の高速鉄道の名。彼ら鉄道の使命は、街と町、人と人を「つなぐ」こと。 しかし、新幹線の頂点に立つ東海道新幹線は、ある日をきっかけに「つなぐ」ことをやめてしまい――!? WEBで大人気! 新幹線擬人化マンガがついに発売!!
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3.8アインスに滅ぼされたトールの王子・ハジュン。10年ぶりにトールに戻り幼馴染のマーリィと再会するが、征服された国の現状に心穏やかでない。さらにマーリィの元に通う青年・カリオルがアインスの王子だと知り…。
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-んんっ…声が出ちゃう…。 隣室でお祖父ちゃんが寝てるのに。 妹に比べて不完全な人間で、吃音もあるわたしは誰にも愛されない――そんな思いに、物心ついたときからずっと苛まれてきた。妹のほうが美しくて、賢くて、今日、結婚も先を越されてしまった。 そんなことをつらつら考えていると、一睡もできなくなって、暑苦しくて……だめ、のどが乾いてたまらない。 「ル、ルーカス。ど、どうして、こ、ここに?」 驚きのあまり、声がもれた。キッチンに降りると、もう帰ったと思っていた、片恋相手のルーカスが目の前になぜかいて、ショートパンツしか身につけていない姿で立っていたから。 そういうわたしもネグリジェが汗だくで、ぴったり張りついて、裸同然だ。胸の膨らみを慌てて腕で隠しても、ルーカスには丸見えだろう。彼に触れられるのを乞い願い、乳首がつんと尖っているのが。 ルーカスがショートパンツをすばやく足首までおろすと、黒々とした股間が露わになり、わたしはあっと声をあげそうになった。 逃れるようにキッチン・カウンターに乗り上げると、ルーカスの指がついてくるように伸びてきて……胸にされる甘やかな愛撫に我を忘れて、すがろうとするけれど、なめらかな表面の上では支えになるものなど何も見つからない。 ネグリジェをまくりあげられて、腕にからみついたまま全裸にされると、恥ずかしくて、手のひらに爪が食い込むまでこぶしを握りしめた。 これから何をするつもりなの? その答えはわからない――だけど、彼のさらなる愛撫を心の底から求めていることだけははっきりとわかる。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 黒人はいまも人種差別の犠牲者なのか!?アファーマティヴ・アクションは黒人を真に救ったのか!? 『黒い憂鬱』で注目を集めたシェルビー・スティールが戦後民主主義を総括する重要な論点を提示。 公民権運動を敗北へ導いたのは誰か。被差別者である黒人と白人リベラルの共犯関係。アメリカ政治の正統性はどこにある。
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-亡命チベット人医師が遺したチベット愛と苦難の長編歴史小説 1925年、若きアメリカ人宣教師スティーブンス夫妻は幾多の困難を乗り越え、チベット、ニャロン入りを果たした。現実は厳しく布教は一向に進まなかったが、夫妻は献身的な医療活動を通じて人びとに受け入れられていく。やがて生まれた息子ポールと領主の息子テンガは深い友情で結ばれる。だが、穏やかな日々も長くは続かない。悲劇が引き起こす怨恨。怨恨が引き起こす復讐劇。1950年、新たな支配者の侵攻により、人びとは分断され、緊迫した日々が始まる。ポールもテンガもその荒波の中、人間の尊厳を賭けた戦いに身を投じてゆく。 【目次】 この本について 第1部 第2部 第3部 第4部 第5部 訳者解説 【著者】 ツェワン・イシェ・ペンバ チベットのギャンツェ生まれ。医師であり作家。1941年にインドのイギリス式学校に入学して英語を身につけ、1949年にロンドン大学に留学。医学を学び卒業後はブータン、インドなどで外科医として活躍。1957年にチベットで過ごした日々をエッセイに綴った『少年時代のチベット』をロンドンで出版。1966年にはチベット人として初めての長編小説『道中の菩薩たち』を出版。その後創作活動から離れていたが、晩年ようやく実現したチベット旅行をきっかけに『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』を執筆後病没。享年79歳。 星泉 1967年千葉県生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授。チベット語研究のかたわら、チベットの文学や映画の紹介活動を行っている。訳書にラシャムジャ『雪を待つ』、共訳書にトンドゥプジャ『ここにも躍動する生きた心臓がある』、ペマ・ツェテン『ティメー・クンデンを探して』、タクブンジャ『ハバ犬を育てる話』、ツェラン・トンドゥプ『黒狐の谷』などがある。『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』編集長。