明石書店作品一覧
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-本書は、急速な拡大、進展を遂げるジェンダー研究によって拓かれた、知の地平を提示する。 第一部ではジェンダー概念そのものをそれが帯びる多様性・多元性から捉え直し、第二部では変容を迫られている市場労働、ケア労働の考察を通じ、新たな社会像を展望する。
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-自身の手話習得および育児の体験を踏まえ、マクタガートの時間論や生と死の問題を、ろう者(手話)と産む性の視点から考察することを通して、言語モードとジェンダーの制約から人間の定義と哲学そのものを拡張する試み。 SNSや各紙誌書評で話題、忽ち重版決定! 森岡正博氏(哲学者、早稲田大学教授)絶賛!「これはユニークな本である。そもそも手話についての哲学の本が珍しいだけでなく、手話から開けてくる世界把握を、時間の流れや、出産の哲学にまで結びつけるというのはたぶん世界でも初めての試みなのではないだろうか。」 ◎書評・メディア掲載◎ 2021年11月3日 朝日新聞「じんぶん堂」―三木那由他氏 2021年10月30日 毎日新聞「今週の本棚」―渡邊十絲子氏 2021年10月18日 AERA「福岡伸一の読まずにはいられない」―福岡伸一氏 これまで、哲学は主に音声や文字によって表わされる言語で展開されてきた。また、その担い手の多くは、男性であった。これにより、哲学が失ってきたことも少なくないのではないか――。自身の手話習得および育児の体験を踏まえ、マクタガートの時間論や生と死の問題を、ろう者(手話)と産む性の視点から考察することを通して、言語モードとジェンダーの制約から人間の定義と哲学そのものを拡張する試み。 解説・森岡正博
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-養育者自身が「弱みを抱える一人の生身の人間」としてあり続けること──。 子育てにおいて養育者が迷い、悩み、ときにネガティブな感情に翻弄されそうになりながらも、懸命に子どもたちと向き合おうとする、そのありのままの姿を、事例を通じて豊かに描き出す。
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5.0「ふつうに社会生活を送るだけでもたいへんなのに、 性という、よけいに厄介なものを上乗せされるなんて! 」 人間関係をうまく築けずに孤立し、性的アイデンティティの混乱にも苦しんでいたニック。 27歳でアスペルガー症候群と診断された後、自閉症に関する啓発活動が軌道に乗った矢先に、児童ポルノ所持容疑で逮捕されてしまった。 発達障害のある人が性的問題でつまずかないために、何ができるのか。 当事者の自伝、両親の手記、専門家のアドバイスからなる必読の書! 専門医である訳者による、最新の知見を踏まえた詳細な解説を付す。
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-自閉スペクトラム症(ASD)を開示することのメリット、職場での人とのかかわり方、仕事の遂行力、そして感覚刺激への対応などを、自閉症のある社員が職場で日々経験する困難な状況を通して具体的に解説。 どのような合理的配慮を行えば自閉症のある社員が職場に適応し、その潜在的能力を十分に発揮できるかを理解する上で最適な一冊。
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3.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は単なる女性に関する地図帳ではない。 女性の経験を真剣に語るというレンズを通した、 フェミニズムによる世界の再地図化である。――「はじめに」より 世界の女性はどのように活躍し、抑圧され、差別され、生活しているのか? グローバル化、インターネットの発達等の現代的テーマも盛り込み、 さらに洗練されたカラフルな地図とインフォグラフィックによって視覚的にあぶり出す。 1986年の原著初版刊行以来、30年以上にわたって版を重ねてきた、 世界最初の「ジェンダー・アトラス」最新版、翻訳刊行。 (好評既刊『地図でみる世界の女性』の改訂版)
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-地方の視点から、包摂のあり方を探る 少子高齢化の急速な進展、深刻な人手不足、外国人労働者受入れ拡大への転換―― 人口減少と高齢化が全国最速で進む秋田県における外国人受入れの現状と課題を提示。 「生活者」として包摂し、共に生きる地域社会づくりの可能性を描く。 [現場の視点に着目したコラムも多数収録] ―――― 人口減少と高齢化が全国最速で進行している秋田県を事例に、「外国人介護労働者の受入れ」「外国人住民と地方経済」「日本語教育」「民俗文化の継承と外部参加者」の4つの切り口から、外国人労働者受入れの現状と共生社会の構築へ向けた課題を考察する。 ――――
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4.0
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-スウェーデンの地理・歴史・言語・文学などを専門の執筆陣が懇切に記述。現代の政治・外交・軍事・教育・福祉だけでなく、映画・アニメ・スポーツなど市民の暮らしも具体的に紹介。2020年以降のコロナ事情やNATOとの関係にも触れ、スウェーデンの全貌を明らかにする。
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-1巻17,600円 (税込)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 米国で長くスクールソーシャルワークのための 不朽の教科書と評価されてきた基本書、待望の刊行! 【本書の特長】 ●息の長い基本図書 …米国で長くスクールソーシャルワークのための不朽の教科書として使われ続けており、本書はその第8版。この一冊に、知りたいことがすべて記載されている。 ●ソーシャルワーク実践や教育に欠かせない内容 …エビデンスに基づく実践だけでなく、学校文化、学校組織、政策との関連、マクロ実践についても丁寧に触れられている。現場から教育まで幅広くカバー。 ●幅広い読者層 …網羅的な内容と豊富な事例によって、スクールソーシャルワークの実践家から、学校や教育委員会の方々、研究者や大学院生まで、すべての人にとっての必読書と言える。
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4.5【紹介記事掲載情報】 2021年6月26日 日本経済新聞「動物から来る感染症を追う」 2021年5月22日 朝日新聞『「スピルオーバー」書評 種を超えた伝播 追求する執念』評者:行方史郎 氏 【内容紹介】 生態系の破壊が、ウイルスを呼ぶ。 ウイルスたちはなぜ、いつ、どこで、いかに種を超え人間へと飛び移り、惨事をもたらしてきたのか。異種間伝播(スピルオーバー)を通じて爆発的に広がった疫病の実態とそれに挑戦する人々の苦闘を、徹底した現地取材を通して辿る世界的ベストセラー。 ――― エイズ、マラリア、SARS、エボラ……。いずれも感染は、野生動物と人間の接触によって起こっている。ウイルスの宿主は、野生動物の中にいる。人間がこれらの動物を狩ったり、伐採や採掘で生息地を奪ったりして生態系を乱すとき、私たちは動物に代わる新たな宿主となりうる。人間に飛び移り、複製し増殖できれば、ウイルスは世界で最も繁栄する動物の内部に居場所を見つけたことになる。 スピルオーバーとは、ある病原体が種から種へと飛び移ることを指している。それは予想を超える突発的な集団発生、すなわちアウトブレイクをもたらす可能性がある。世界各地の疫病の震源地や研究の最前線に足を運び、ウイルスがもたらす現実とそれに挑戦する人々の姿を描く果敢な試み。異種間伝播する病原体が近い日に〈次なるパンデミック〉を引き起こすことを予言した警世の書。
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-世界遺産件数世界第5位を誇るスペインは、文化遺産の割合の高さに特色がある。本書では、世界文化遺産を含む歴史地区を擁し、「スペイン世界遺産都市機構」を形成する15の都市にスポットを当てる。臨場感溢れる文章や豊富な写真、各章に連動する映像で誘うこれまでにないスペイン歴史散歩。
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-山地や農業に適した平地が広がるスロヴァキアはポーランドやウクライナなど様々な国と接し、地域によって生活が大きく異なる。村や小都市では民俗文化が花開き、現在でも古き良き文化が色濃く残る。チェコスロヴァキア解体から30年。スロヴァキアが最もよく、深くわかる決定版誕生!
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3.3恋愛と治療、結婚と回復……。症状に苦しみながら、当事者たちはどうリカバリーし、そしてパートナーと出会ったのか。 恋愛や結婚に不安をもつ当事者の方、また周囲で支える家族や支援者の方向けに、当事者と専門家がチームを組み、時に優しく時に真剣にアドバイスを贈る。
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3.5
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-歴史上、初めて、人類は一つの運命共同体であることを実感せざるを得ない状況に面している。核戦争の脅威、気候変動、地球環境の破壊、パンデミックミック等のグローバルな課題を克服しなければ人類と地球の将来は暗い。そのためには現在の国際体制を飛躍的に変革する必要がある。その変革の方向は、グローバル連邦政府と世界議会の設立である。本書はこの構想を、歴史的に掘り下げ、現在の課題の根源を探り、世界議会実現の具体策を提示している。
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5.0
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-大学図書館は知の宝庫であり、各時代の貴重な知的資産が眠っている。一方、近年のICT技術の発展や新たな社会的課題は、図書館の利用形態や存在意義を大きく変えつつある。組織や研究教育のビジョンという視点から、特色ある世界の大学図書館を紹介する。
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-私たちはなおも、亡命者なのだ。 あれから10年。世界には、あの日と向きあい続ける文学者たちがいる。3.11によって文学の何が変わり、震災前はいかに読み替えられうるのか。大惨事を経て、それでも新たな力を獲得する「世界文学」としての視座から、あの経験の現在性を問い返す。
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5.0【紹介記事掲載情報】 2021年7月24日 日本経済新聞「BLMとアジアンヘイト 米の人種差別 深まる分断」 【内容紹介】 全米そして全世界を動かすブラック・ライブズ・マター運動共同代表による初の著書。自らの生い立ちから発し、従来の黒人解放運動とは異なる、新たな時代の幅広い協働が必要という社会運動論を語りおこす。世界的に社会の分断が深まる中、必読の書。
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-征服者の歴史では語られることのなかった、メキシコ先住民たちの悲運、悲劇、塗炭とはどのようなものだったのか。各地に残る農園、アシエンダを訪ね、虐げられながらもその土地で紡いできた彼らの日々の光と影を、写真家のまなざしが鮮やかに描き出す。
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4.0国連の持続的開発目標(SDGs)指標を、国としてはほぼ達成しつつある日本。しかし、SDGsの理念「誰も取り残されない社会」が実現しているとは言いがたい。 90あまりの指標から都道府県ごとの課題を可視化し、改善策を提言する。
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-現代の女性が直面する日常生活の疑問や課題をフェミニストの視点から掘り下げる、現代版フェミニズム案内書。恋愛や仕事、テクノロジーやメディアの性差別など、幅広いテーマを取り上げ、ベル・フックスからボーヴォワールまで、さまざまなフェミニストの考えを解説。時代とともに変化するフェミニズムの姿を通じて、自分の立場と考え方を見つめなおすための一助となる一冊。
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-ソーシャルワークにおける哲学、価値、倫理とは何か――。 社会福祉の実践的な課題を哲学の問題に結びつける本書は、専門職としてのソーシャルワーカーのあり方を考える上での道標となる。 ソーシャルワークにかかわる教員、学生、実践者のためのテキスト。
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3.0外国人就労拡大への大転換、共生に正面から向き合うとき “外国人に優しい社会は他者に寛容な社会につながる――“ 政策の大転換に影響を与えた書籍の増補版刊行! 書評掲載・メディア紹介多数! 早稲田ジャーナリズム大賞(2017年) 新聞労連ジャーナリズム大賞優秀賞(2018年)W受賞! 「労働力を受け入れたつもりだったが、来たのは人間だった」。私たちの側には、彼らを人間として見、人間としてつきあう準備がまったくできていない。そして、この多様性を拒絶し、周縁に押しやって、見て見ぬ振りをする姿勢自体が、この国の経済や政治や文化が活力を取りもどす機会を失わせているのではないか、という指摘は鋭い。 ――吉岡忍氏(作家/早稲田ジャーナリズム大賞選考委員・授賞理由より一部抜粋) 外国人労働者受け入れへの一大転換と言える改定入管法が2018年に成立、翌年に施行されたが、政府の本音と建前の乖離は依然として埋まらない。大手メディアとして、いち早く外国人労働者との共生を問い大反響を呼んだ初刊版に、改定入管法施行前、施行1年後、ネパール再訪の連載を加え大幅増補。共に暮らす隣人を直視した現場からの報告。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 子どもが一人で取り組める! ストーリー仕立てで楽しく進められる、これまでにないコグトレワークブックシリーズ! ★本シリーズは、現在、学校教育等で幅広く使われ始めているコグトレを、子どもが一人でも取り組めるように構成したものです。 ★本書『対人マナーを身につけるためのワークブック』は、子どもが一人で読み進めながら、小学生の姉弟の1日に起こる出来事を通して、あいさつや言葉づかい、友達づきあいや学校生活のマナーを学んでいく展開になっています。
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-日本の歴史を考える際には、太平洋に浮かぶ島国の1つであることを忘れてはならない。古代から現代まで、日本と太平洋の島々がお互いに影響を与えあいながら歩んできた道程を太平洋諸島の側から描き出し、新たな視点から歴史を見つめ直すそうとする意欲作。
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-大山万容 / 清田淳子 / 西山教行 / 浜田麻里 / オチャンテ・村井・ロサ・メルセデス / ピアース・ダニエル・ロイ / エラレチアナ・ラザフィマンディンビマナナ / ナタリー・オジェ / ジェレミー・ソヴァージュ / 藤井碧 / キャロル・フルーレ / 松川雄哉1巻2,200円 (税込)移民の増加に伴い多言語化する学校での言語教育は、日本が言語・文化の多様性をどのように位置づけるかを決める重要な問題といえる。 学校は多言語化にどう対応できるのか、個人はどのような言語・文化的経験を持ち、言語・文化と関わりながら生きているか、さらに母語などを取り入れ言語を複数化させることの意義と方策について、複言語教育・複言語主義の理論的枠組みとカナダ、フランス、ニューカレドニアの事例も踏まえて論じる。
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3.0オーストラリア大陸東南端に位置するタスマニア島。豊富な自然で知られ、近年日本でも知られるようになった。数十年前にタスマニア大学に勤務した著者が久々に訪れたタスマニアを紹介する。体験的タスマニア論。
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-【推薦】 今すぐ行って、見て、学びたい! 教育にユートピアはない。でも、その精髄に触れられる学校は存在する。 ──苫野一徳さん(哲学者、教育学者/『「学校」をつくり直す』著者) 「学校は変われる」 このシンプルな事実を伝えるのに本書以上のものがあるだろうか。 ──村中直人さん(臨床心理士/『〈叱る依存〉がとまらない』著者) 開学10周年を迎えた京都の公立高校には、全国から視察が相次ぐ――。 不登校や発達障害のある生徒を受けとめ、自分のペースで安心して学べる「学びアンダンテ」を掲げる清明高校。公立校の枠を超えた革新的な取り組みと理念の全貌に迫り、未来の教育の可能性を描く。
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5.0身近なことからそもそもの概念、アメリカの奴隷制まで――レイシズムをめぐるさまざまな「問い」にアメリカ史ゼミの学生たちが歴史を紐解き、真摯に向き合った、レイシズムを学ぶための「超」入門書。読書案内をもさらに充実させた待望の改訂版。
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3.02017年にカナダで初めてのノンバイナリー(男性にも女性にも分類されない性別)の出生証明書を取得し、2019年には性別欄に「X」と記載されたジェンダー・ニュートラルなパスポートで日本に入国したLGBTQ+活動家、ジェマ・ヒッキー氏の回想録。聖職者による性的虐待の実態を訴え、LGBTQ2+コミュニティの権利と平等を求めるために歩いた908キロの旅の日記とともに、激動の人生を振り返る。 周囲からのいじめや神父による性的虐待に苦しみながらも、自己を貫く姿に勇気づけられる一冊である。 「私は女の子としてこの世に生まれた。それは男の子の心を持った女の子だった。…でも夢の中でしか、男の子として自由に遊ぶことはできなかった。女の子は大人の女性になって、男の子は眠ってしまった。けれど今、私は目覚めた。…もう恐れることはない。男の子が出て来て自由に遊んでいいのだ。私は犠牲者であり生存者でもある。カトリック信者でもプロテスタント信徒でもあった。男性と女性の両方を愛してきた。そして私には女性の部分と男性の部分の両方がある」(本文より)
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-これまで杉原千畝の物語に欠けていたこと、それは第二次大戦中のリトアニアの状況だ。杉原はなぜ何千通ものヴィザを発給したのか――。 リトアニア人歴史家が自国の史料から周辺国の関係と難民の状況を読み解き、知られざる「命のヴィザ」の全貌を明らかにする。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「男尊女卑」は、日本の歴史のなかで連綿とつづき、日本文化に根差していた「伝統」だったといえるのか? 「律令」「御成敗式目」「武家諸法度」「明治民法」「現行民法」など、古代・中世・近世・近現代の法を比較・検討し、男尊女卑の実体に迫り、今後を考える。
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4.4※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 期待を胸に日本で留学生活を始めた韓国人のうーちゃん。サークルで出会った日本人の先輩いっしーと付き合うことになった。 付き合って一ヶ月、いっしーが「きれいな日本語」を喋ってと言ってきたのだけど…積み重なるモヤモヤの先にしたうーちゃんの選択とは?
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-地域の特性に応じたシステムの構築へ 児童・障害・高齢者・生活保護など領域別の相談・支援システムから、有機的に連携・協働した包括的支援システムの構築へ。地域特性に応じた包括的支援と地域包括ケアに先進的に取り組む自治体の実践例や課題を整理し、システム構築に向けた基本的視座を提示する。 包括的支援システムの構築をめざす先進的な自治体の事例を豊富に掲載 神奈川県茅ヶ崎市/大阪府阪南市/島根県雲南市/愛媛県松山市/愛知県豊田市/東京都日野市/埼玉県ふじみ野市/愛知県長久手市/千葉県鴨川市/島根県邑南町/長野県池田町/北海道美瑛町/熊本県山都町
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4.0プラハ城をはじめ数々の歴史遺産が現代に息づくチェコ。チェコスロヴァキア独立運動から社会主義化・崩壊への道、EU加盟から現在の政治動向までを明解に描き出し、特に個性あふれるチェコの芸術・文学等に焦点をあて大幅にグレードアップしたチェコ理解の必読書!
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4.0
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-日本で初めて、かつ唯一の中国一国を対象として1955年に創刊された年鑑。政治・外交・経済・産業から社会・文化・衣食住に至るまで、中国に関する最新情報を網羅する。 2025年度版の特集のテーマは「戦後80年と国際秩序」。
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-山本太郎氏 (れいわ新選組代表) 推薦! 「こんな記者がスタンダードだったなら、私は政治家にはならなかった」 原発事故後、数多くのスクープを通じて隠蔽国家・日本の正体を暴き続けた職業ジャーナリストの、狂気と執念。陰湿な権力に対峙し民主主義を守るために報道してきた事例と方法論を、傍観者でありたくない全ての人におくる。10年をかけた〈原発戦記〉の集大成。 【小出裕章さん(元京大原子炉実験所)推薦文】 日野さんが書いたように、「新規制基準や安全審査とは原発を動かさないことが前提ではなく、再び動かすことが前提」です。政府の言う「復興の加速化」は「原発避難者」の消滅で、フクシマ事故そのものをなかったことにしてしまおうとする策謀です。 その冷酷なテーゼを、意思決定過程の解明を通して立証する日野さんの調査報道は、民主主義を破壊から守る大切な仕事です。そして、苦しむ被害者に向かって「あなたたちは間違っていない」と伝えることが、記者としての仕事ではないとしても、そうしたいと思う日野さんをありがたく思います。 しょせん、一人ひとりの人間はちっぽけです。日々の生活に追われ、少しでも楽な生活をしたいと思い、少しでも出世して偉くなりたいという「凡庸な悪」に囚われた人々です。「国策」はそんな人々によって作り続けられています。 これに抵抗するのは容易ではありません。でも「凡庸な悪」の世界に入ってしまえば、いったい自分の人生は何なのかと思わずにはいられません。日野さんの様な方もいてくれるし、私も私らしく生きようと思います。 【「おわりに――調査報道に関する一考察」抜粋】 ハンナ・アーレントは、親衛隊中佐としてユダヤ人を収容所に輸送する任務を担ったアドルフ・アイヒマンの刑事裁判を基にした著書『エルサレムのアイヒマン』(みすず書房)で、思想信条を持たずに、思考停止することで大量虐殺を担うことが可能になったと指摘している。この視点は「凡庸な悪」という言葉で広く知られることとなった。アーレントの著書はエルサレムにおける刑事裁判の記録が基になっている。国策が破綻した結果開かれた裁判によって「凡庸な悪」を表現できたと言えよう。 原発も官僚機構が支える国策であり、担当者が思考停止しなければ進められない点が共通している。そして、国策は意思決定過程を隠し、外部からの検証を激しく拒んでいる。日本型の行政不開示システムにあっては、本音と建前、温情的なスローガンと冷酷なテーゼという二枚舌がさらに検証を難しくする。このような「凡庸な悪」を追及する手段は調査報道しかない。 私の調査報道は、政治家や為政者のスキャンダルや人間性ではなく、官僚機構が構造的に内包する非人間性に焦点を当ててきた。原発事故処理、原発再稼働という国策はこうした非人間性が最も色濃い分野と言えよう。そこに従事する担当者の多くは忠実な「小役人」であり、たとえ形式的でも整合性があるかのように装うこと、いわゆる辻褄合わせに腐心しているだけだ。担当者個人の思考や人間性が反映する余地は乏しい。このような国策に適応するには思考停止せざるを得ない。 彼らと同じ立場に置かれたとき、「共犯者」とならずに良心を保てる人がどれだけいようか。その難しさを分かっているからこそ批判も盛り上がりにくい。それでも職業記者としての自らの使命感に問いかけたとき、これを看過できなかった。これこそが民主主義を破壊する「真正な悪」だと思えたからだ。 そこで提案したいのが、国策の隠されたテーゼを暴くという目的の達成を調査報道の「成果」とする意義づけだ。これまで述べてきた通り、テーゼを明らかにすることは役所の暴走を監視し、民主主義の基盤を守る効果がある。一人一人の記者・ジャーナリストが自らの問題意識に基づいて調査報道に取り組むモチベーションを構築しなければならない。 『フクシマ6年後 消されゆく被害』(人文書院)の共著者であるロシア研究者の尾松亮氏からは「日野さんを見て、調査報道に必要なものは狂気と執念だと感じた」という評価をいただいた。「執念」は一つのテーマに取り組み続ける粘り強さということで分かりやすい。「狂気」は誤解を招きやすい言葉であるが、固定観念にとらわれずに「真正な悪」を見抜く強い使命感だと私は解釈している。 プロの記者・ジャーナリストとは調査報道を担う人であるべきなのだ。そこに必要なものは「狂気と執念」だけである。
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-人間を抑圧しつつ、それを隠蔽するもの 「帝国」は人種、ジェンダーなどによる見えない障壁、ヴェールを土台に自らを構成している。例えば黒人に貼りつく孤立や苦しみが、白人の側からは不可視のままになっているように。ヴェールに隠された人間の叫びに応答するための、ラディカルな幕開けの書。 序文では、近現代世界史を再検証するために「人種資本主義」という概念を紹介・提案する。第I部ではアメリカ帝国の形成と人種とジェンダーの関わりを、第II部ではポストコロニアリズムの時代におけるジェンダーとセクシュアリティの問題を考察する。第III部では帝国日本に支配されていた東アジアの諸地域が戦後、新たな「帝国」へと再編されつつも、植民地主義の問題が根本的に清算されないまま現代に継続している問題を見つめる。
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-1922年の創立以来、視覚障害者に大事なニュースや生活情報を届けてきた「点字毎日」は、時代の変遷と技術発展の中、社会参加への挑戦、権利拡大を求めた闘い、文化の進展をつぶさに記録してきた。世界に類を見ないメディアが見つめた日本と視覚障害者の歴史を豊富な写真とあわせて明らかにした一冊。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 DV・性暴力被害の当事者は、SNSのなかにいる—— コロナ禍でいっそう高まるSNS相談のニーズに応えるために、ノウハウやデータ、さらには民間シェルターが蓄積してきた深いスキルも盛り込み、被害者を支えるために不可欠なエッセンスをこの一冊に集めました。
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3.0片桐雅隆氏推薦! (社会学者・千葉大学名誉教授。最新刊『人間・AI・動物: ポストヒューマンの社会学』[丸善出版、2022年1月]) デジタル革命がもたらす現状と未来。AIを軸に、産業から自己アイデンティティに至る構造的変動を、現代社会学の泰斗A.エリオットがあざやかに描き出す。 --- 知的機械、高度なロボット工学、加速する自動化、ビッグデータ等のAIおよびデジタル革命は、個人の日常生活や現代社会にどのような影響をもたらすのか。 世界的な社会理論家が、複雑化かつ不均衡な形で展開する現代社会の課題を、変容する社会と自己アイデンティティを軸に読み解く刺激的な一冊。
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-現代人は誰しもデジタル技術と共に生きている。コンピュータが情報処理の道具に留まらず、世界を構成するアクターの一つとなった今、「空間」、「場所」、そしてそれらを取り扱う地理学はどう変容し、発展するのか。25のテーマから説き起こす「デジタル地理学」の手引き書。
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-2009年の初版以来、約14年ぶりの改訂版。様変わりした政治・経済面はもちろん、教育・福祉・言語・文化といった項目もボリュームアップ。余裕をもって仕事と生活を楽しむデンマークの人々のライフスタイルと日本はどこが異なるのか。旅行ガイドでは分からないデンマークの真の姿がここにある!
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-すべての権力を市場の統治下に取り戻せ! フーコー、マルクス、ハイエクから対労組マニュアル、企業CM、経営理論まで、ネオリベラリズムの権力関係とその卑しい侵食の歴史を鮮やかに描き出し、現代の社会構造と市場の問題をえぐり出す名著、待望の刊行。
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-イギリス教育社会学の重鎮が障害者教育を本格的に論ずる本書は、社会学的な視点を用いて、特殊教育やインクルーシブ教育を構成する教育的、社会的、政治的、経済的実践を理解し、それらの変化を分析することを目的とする。日本教育界への示唆も大きい一冊。
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5.0ジェントリフィケーションがどれほど複雑な過程で進み、私たちの脅威になるのかはあまり知られていない。 ――ある地域が高級化し繁栄する反面、元々住んでいた人々の暮らしは破壊され、不当に立ち退かされている。 日本でも進行しているこの問題と内実をアメリカの4つの都市から解き明かした衝撃作!
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-評価は組織をどう変えるのか――。公的機関で一般的となった業績評価は、組織や人々に何をもたらしているのか。公共図書館を対象とした質的・量的分析をもとに、「評価影響」の理論を用いて評価の実態を明らかにし、評価の有効性を向上させる方策を提示する。 ■ まえがき(抜粋) ■ 今日の公的機関では、様々な形で評価が実施されている。日本では1990年代後半以降、ニュー・パブリック・マネジメント(New Public Management: NPM)の潮流のもとで評価が普及し、中央府省、自治体、独立行政法人、教育機関等で相次いで評価が導入された。その多くは、あらかじめ指標・目標を設定して行う業績測定と呼ばれるタイプの評価である。 では、そうして導入された評価は、果たして有効に機能しているのだろうか。施策の見直しやアカウンタビリティ確保など、評価に期待された効果は発現しているのだろうか。この問いに対する大方の答えは、消極的なものになるのではないかと予想される。評価疲れという言葉が端的に示すように、評価は定着したものの、その負担感に比して期待する効果を発揮していないという印象を持たれているのではないだろうか。つまり、評価は望ましいものとして多くの組織に導入されたものの、その期待と実態にはギャップが存在することになる。 しかし、実は私達は、評価を導入した組織内で何が起こっているかについて、十分な知見を持ち合わせていない。評価はどのように実施され、組織や人々にいかなる影響を与えているのか。評価は本当に上手くいっていないのか。上手くいっていないとしたら、それはなぜか。評価のどういった側面に改善の余地があるのか。こうした点を明らかにするためには、評価を実施する組織内部に立ち入った詳細な分析が必要と考えられる。すなわち、評価が有効に機能するためには、まず評価が実施され、それが何らかの形で利用され、当該組織・関係者に影響をもたらすプロセスがあるはずである。もし評価が有効に機能していないとすれば、そのプロセスのどこかに隘路があり、機能発揮に至っていないためと考えられる。そうした組織内部の実態を明らかにすることは、評価実務を見直し、評価を改善する取組につながりうる。 本書では、そうした問題意識のもと、「評価利用」(evaluation use)や「評価影響」(evaluation influence)の理論を用いて評価の実証分析を行った。 <中略><; br> 分析の対象としては、公共図書館を取り上げた。図書館という領域は、業績測定を中心とした「図書館評価」に古くから取り組んできた歴史を持ち、評価に用いる統計の整備も進んでいる。日本では図書館法によって公共図書館における評価実施が努力義務とされていることから、設置自治体が行う行政評価とは別に、独自に詳細な自己評価を行う公共図書館が存在する。こうした背景を持ち、組織規模も比較的小さい公共図書館を分析対象とすることで、評価が組織やその内部に与える影響の一例を明らかにできると考えた。 本書では公共図書館を対象としたことから、図書館情報学の知見に依拠した部分もあるが、分析に用いた理論枠組みは他の公的機関においても適用可能と考えられる。また、本書では評価の正の側面に焦点を当てる形で分析を行ったが、評価の負の側面など、別の角度からの実証研究も必要と考えられる。今後、様々な組織・文脈における評価影響が研究され、評価の有効性向上につながる知見が蓄積されることが望まれる。本書がその契機となれば幸いである。
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