木村大治の作品一覧
「木村大治」の「括弧の意味論」「コンゴ民主共和国を知るための50章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「木村大治」の「括弧の意味論」「コンゴ民主共和国を知るための50章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
週刊誌の見出しや現代思想系の本にしばしば登場する「」や〈〉などの括弧。あれはいったいどういう意味なのか? そんな疑問からスタートする、奥深い言語世界への考察。
括弧の意味について言えば、僕らだって「彼は評判通りの「エリート」だね」などという表現に見られる皮肉なニュアンスを読み取ることはできる。もちろん本書の話がこの程度で終わるわけはない。この本では、人間の言語の特徴に再帰性(ある文を他の文に埋め込みうること)があるという視点から、それが現れる場としての括弧を考察することで、言語の本質を垣間みようとしている。(したがって、本書では「」などだけでなく、黒抜きやジェスチャーなど「括弧的な言語現象」