作品一覧

  • 世界議会――21世紀の統治と民主主義
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    1巻4,224円 (税込)
    歴史上、初めて、人類は一つの運命共同体であることを実感せざるを得ない状況に面している。核戦争の脅威、気候変動、地球環境の破壊、パンデミックミック等のグローバルな課題を克服しなければ人類と地球の将来は暗い。そのためには現在の国際体制を飛躍的に変革する必要がある。その変革の方向は、グローバル連邦政府と世界議会の設立である。本書はこの構想を、歴史的に掘り下げ、現在の課題の根源を探り、世界議会実現の具体策を提示している。
  • 不平等をめぐる戦争 グローバル税制は可能か?
    4.0
    名だたる大企業や著名人がタックス・ヘイブン(租税回避地)を利用して“合法的”脱税を行う実態を白日の下にさらした「パナマ文書」。それが示したのは、あまりにも不公平で一方的な富の収奪の世界だった。諸国民の税により築かれたインフラを利用し巨額の利益をあげながら、ほとんど納税しない大企業や富裕層の存在。租税を回避する巨額の富に対していかにして課税できるか? グローバル税制の考え方と仕組み、そしてその可能性を示したのが本書である。環境問題から貧困問題まで、これらを一挙解決できる財源は、ここにある。【目次】はじめに/第一章 パナマ文書の衝撃/第二章 富の偏在を可視化すること/第三章 グローバル・タックスの可能性/第四章 グローバル・タックス実現のためのステップ/第五章 政治と現実を動かすために/第六章 グローバル・ガヴァナンス――EUの夢/おわりに 不平等と戦う人々/あとがき

ユーザーレビュー

  • 不平等をめぐる戦争 グローバル税制は可能か?

    Posted by ブクログ

    世界の富は1%の超富裕層が握っており、中間層の総資産の4割を締めると言われている。これが上位10%になると世界の資産の8割にもなる。コロナ禍でさらに格差は広がったと言われるが原因は様々だ。中でも金融取引で富を蓄積するケースや、企業活動としての儲けを挙げて租税回避措置を講じた結果、組織の上位者に莫大な富が集中するケースが顕著だ。一時期はパナマ文書の漏洩事件でいかに税金を納めずに富を蓄積する人が多いかが世界中の人の目に晒された。そうした事もあってか、個人に限らず企業の多くが利用する所謂タックスヘイブンに注目が集まった。恐らく多くの方が自社に存在する海外子会社の中に、一体何をしているか判らないプロパ

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    2023年06月09日

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