配信予定・最新刊

作品一覧

  • 「黄色いベスト」と底辺からの社会運動――フランス庶民の怒りはどこに向かっているのか
    NEW
    -
    1巻2,024円 (税込)
    燃料税引上げを契機としてフランスで激化した「黄色いベスト運動」は、組織や政党に頼らず、富と権力を集中させる政府への異議申し立てを行っている。 格差と不平等が広がり「社会分裂」を招いている現代における新たな社会運動と民主主義のあり方を探る。
  • 不平等と再分配の経済学――格差縮小に向けた財政政策
    NEW
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    1巻2,112円 (税込)
    『21世紀の資本』の原点―― ピケティ経済学の核心が早くも示されたロングセラー 「『21世紀の資本』に関する大きなアイデアとキーとなるテーマが、この書物にすでに指示されていたのである」(アイリッシュ・タイムズ紙書評より) 本書の最大の目的は、経済的不平等の根本問題は何であり、それを解消するにはどうすればよいかという点に関する理論的な分析枠組を提示することにある。(「訳者解題」より) 大著『21世紀の資本』で世界的なブームを巻き起こしたピケティが、不平等にかんする経済理論の骨格を簡潔にまとめた書。経済的不平等の原因を資本と労働の関係から理論的に分析するとともに、その解消のために最も重要な方法として、租税と資金移転による財政的再分配の役割を説く。 『21世紀の資本』では論じられていない人的資本や教育の問題も分析しており、併せて読まれるべき書である。大学生や専門家を中心ターゲットとした教養新書・Reperesシリーズの一冊として刊行され、この20余年のうちに版を重ねている。 原著: Thomas Piketty, L'économie des inégalités(Le Decouverte社、1997年第1版→2015年第7版を翻訳)
  • 差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等
    3.3
    1巻2,376円 (税込)
    人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。 差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。

ユーザーレビュー

  • 差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等

    Posted by ブクログ

    差別と資本主義は関係がある
    人種差別の問題、日本においてはなかなか実感しずらい
    教育と医療は普遍的な公共サービス
    全ての人に平等に与えられなければならない
    お金儲けのために人の命が軽視される
    人の命がお金に換算される

    0
    2024年06月14日
  • 差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等

    Posted by ブクログ

    フランスのスイユ出版社という出版社が刊行している小冊子シリーズの中から4冊を選んで翻訳したものだそうです。
    レイシズム、キャンセル・カルチャー、極右ポピュリストの政治評論家ゼムール、グローバル資本主義がテーマの評論集です。

    元々フランス国内向けに書かれたものなので、フランスの教育制度や極右政治評論家のことなどが自明のことのように書かれていて、知識がなく理解できない部分もありました。
    最後のグローバル資本主義についての評論が1番面白かったです。
    フォード社の車に重大な欠陥が見つかったとき、死亡者への賠償金とリコール費用を比べて、リコール費用の方が高いのでリコールをしなかったという話が本当に恐ろ

    0
    2025年12月20日
  • 差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等

    Posted by ブクログ

    期待していたのとは違った.もう少しグローバルに理解出来るものかと思っていたけど,フランス国内にいないと『実感として』理解し難いものかなぁと思った.法律とかその国特有の事実に基づく議論も多くてちょっと消化不良.
    ただし,最後の章 資本の野蛮化 の切迫感は並大抵じゃない.まぁ,内容としては読み聞きしてきたものを基準にそれ程新しいことではないのだけど,やっぱり『生きるために必須の共有財産』として,共有すべき富が必要だし,「頭を揃える」平等ではなく,「機会にアクセスすること」への平等って保障されなければならないし,この2つは実は双子の兄弟のようにどちらも,どちらが欠けても存在し得ない理想なのだと思う.

    0
    2024年06月26日

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