明石書店の検索結果
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スクールソーシャルワーク ハンドブック――実践・政策・研究
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 米国で長くスクールソーシャルワークのための 不朽の教科書と評価されてきた基本書、待望の刊行! 【本書の特長】 ●息の長い基本図書 …米国で長くスクールソーシャルワークのための不朽の教科書として使われ続けており、本書はその第8版。この一冊に、知りたいことがすべて記載されている。 ●ソーシャルワーク実践や教育に欠かせない内容 …エビデンスに基づく実践だけでなく、学校文化、学校組織、政策との関連、マクロ実践についても丁寧に触れられている。現場から教育まで幅広くカバー。 ●幅広い読者層 …網羅的な内容と豊富な事例によって、スクールソーシャルワークの実践家から、学校や教育委員会の方々、研究者や大学院生まで、すべての人にとっての必読書と言える。 -
図書館評価の有効性――評価影響の理論を用いた実証研究
評価は組織をどう変えるのか――。公的機関で一般的となった業績評価は、組織や人々に何をもたらしているのか。公共図書館を対象とした質的・量的分析をもとに、「評価影響」の理論を用いて評価の実態を明らかにし、評価の有効性を向上させる方策を提示する。 ■ まえがき(抜粋) ■ 今日の公的機関では、様々な形で評価が実施されている。日本では1990年代後半以降、ニュー・パブリック・マネジメント(New Public Management: NPM)の潮流のもとで評価が普及し、中央府省、自治体、独立行政法人、教育機関等で相次いで評価が導入された。その多くは、あらかじめ指標・目標を設定して行う業績測定と呼ばれるタイプの評価である。 では、そうして導入された評価は、果たして有効に機能しているのだろうか。施策の見直しやアカウンタビリティ確保など、評価に期待された効果は発現しているのだろうか。この問いに対する大方の答えは、消極的なものになるのではないかと予想される。評価疲れという言葉が端的に示すように、評価は定着したものの、その負担感に比して期待する効果を発揮していないという印象を持たれているのではないだろうか。つまり、評価は望ましいものとして多くの組織に導入されたものの、その期待と実態にはギャップが存在することになる。 しかし、実は私達は、評価を導入した組織内で何が起こっているかについて、十分な知見を持ち合わせていない。評価はどのように実施され、組織や人々にいかなる影響を与えているのか。評価は本当に上手くいっていないのか。上手くいっていないとしたら、それはなぜか。評価のどういった側面に改善の余地があるのか。こうした点を明らかにするためには、評価を実施する組織内部に立ち入った詳細な分析が必要と考えられる。すなわち、評価が有効に機能するためには、まず評価が実施され、それが何らかの形で利用され、当該組織・関係者に影響をもたらすプロセスがあるはずである。もし評価が有効に機能していないとすれば、そのプロセスのどこかに隘路があり、機能発揮に至っていないためと考えられる。そうした組織内部の実態を明らかにすることは、評価実務を見直し、評価を改善する取組につながりうる。 本書では、そうした問題意識のもと、「評価利用」(evaluation use)や「評価影響」(evaluation influence)の理論を用いて評価の実証分析を行った。 <中略><; br> 分析の対象としては、公共図書館を取り上げた。図書館という領域は、業績測定を中心とした「図書館評価」に古くから取り組んできた歴史を持ち、評価に用いる統計の整備も進んでいる。日本では図書館法によって公共図書館における評価実施が努力義務とされていることから、設置自治体が行う行政評価とは別に、独自に詳細な自己評価を行う公共図書館が存在する。こうした背景を持ち、組織規模も比較的小さい公共図書館を分析対象とすることで、評価が組織やその内部に与える影響の一例を明らかにできると考えた。 本書では公共図書館を対象としたことから、図書館情報学の知見に依拠した部分もあるが、分析に用いた理論枠組みは他の公的機関においても適用可能と考えられる。また、本書では評価の正の側面に焦点を当てる形で分析を行ったが、評価の負の側面など、別の角度からの実証研究も必要と考えられる。今後、様々な組織・文脈における評価影響が研究され、評価の有効性向上につながる知見が蓄積されることが望まれる。本書がその契機となれば幸いである。 -
教示の不在――カメルーン狩猟採集社会における「教えない教育」
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 狩猟採集社会では教育が行われないという。子どもが自発的に生業活動に参加し、知識と技術を身につける。学習の過程において子どもと周囲はどのように関わり、互いにどのように位置づけるか、そのメカニズムを膨大な調査データに基づき実証的に示した。 -
言語を仕分けるのは誰か――ポーランドの言語政策とマイノリティ
本書ではポーランドの言語状況を、ポーランドにおけるカシューブ語、シロンスク語、レムコ語といったマイノリティ言語を対象として、マジョリティ言語であるポーランド語話者により形成される意見・意図を含めて社会言語学的に分析し相対的に記述する。 -
メシヤ思想――救世主預言の起源と展開
イエスこそが救世主なのか。ユダヤ教はなぜイエスを受け入れなかったのか。旧約聖書や新約聖書、死海文書をはじめ、膨大な文献や研究資料を丹念に読み解き、メシヤ預言の成り立ちとその展開を考察し、ユダヤ教とキリスト教における決定的相違を明らかにする。 ■ まえがき(抜粋) ■ ユダヤ人は、古くからメシヤ預言を知っておりました。やがてメシヤ(救い主)が来るという預言です。紀元一五世紀に印刷術が発明される以前は、一人一人が自分の聖書を持っておりませんでしたが、それでもメシヤ預言は知っていたのです。一九四七年に死海の近くの洞窟で発見された死海文書の中にも、メシヤ預言だけを記した「証言集」と呼ばれる巻物があったことによっても、そのことはよく分かります。つまり、旧約聖書の中に記されているメシヤ預言を知っていたのです。 それなのに、メシヤとしてキリストがこの世に来られた時、なぜ彼らはキリストをメシヤとして受け入れず、十字架に掛けて殺してしまったのでしょうか。これは、昔から大きな謎でした。このことを、あらゆる文献を駆使し、解き明かそうと言うのが、この論文の目指すところです。 (以下略) -
人口減少・超高齢社会と外国人の包摂――外国人労働者・日本語教育・民俗文化の継承
地方の視点から、包摂のあり方を探る 少子高齢化の急速な進展、深刻な人手不足、外国人労働者受入れ拡大への転換―― 人口減少と高齢化が全国最速で進む秋田県における外国人受入れの現状と課題を提示。 「生活者」として包摂し、共に生きる地域社会づくりの可能性を描く。 [現場の視点に着目したコラムも多数収録] ―――― 人口減少と高齢化が全国最速で進行している秋田県を事例に、「外国人介護労働者の受入れ」「外国人住民と地方経済」「日本語教育」「民俗文化の継承と外部参加者」の4つの切り口から、外国人労働者受入れの現状と共生社会の構築へ向けた課題を考察する。 ―――― -
日中歴史和解の政治学――「寛容」と「記憶」をめぐる戦後史
アジア太平洋戦争の終結から70数年。 敗戦で焦土と化した日本。戦争終結に伴い、日本の植民地支配から解放された中国。1972年に日中国交正常化により、日本と中国は新たな関係を結び共に歩み始めるはずだった――。それから50年、日本と中国の歴史認識をめぐっては深い断絶があり、それが日中間の政治・外交に大きな影響を及ぼしている。そもそも両国の「歴史認識」の溝はどう生まれ、どのように広まったのか? そしてなぜここまで膠着化した状態となってしまったのか? 日本と中国、米国の当時の外交資料を駆使して、歴史認識問題の根を掘り起こしていく。本書は、日本と中国が真の意味で「歴史和解」を果たすために、そして日中関係を再考するためのこれからの必読書となるだろう。 -
福島原発事故被災者 苦難と希望の人類学――分断と対立を乗り越えるために
幕引きを強いる構造的暴力を、地べたから可視化する試み————日野行介氏(調査報道記者)推薦 事故から11年。人間が引き起こした災害は戦後最大の「国内避難民」を生み、人々の生活に深い分断と苦悩をもたらし続けている。圧倒的暴力を前に我々は希望を見出すことができるのか。国内外の人類学者らが当事者とともに、隠蔽された社会構造を読み解く。 -
福祉NPO・社会的企業の経済社会学――商業主義化の実証的検討
経済や社会から排除された人々を再び包摂する活動を行うNPOは, 市民社会を創れなかったのか?新自由主義的な政策が急速に進んだ四半世紀を, 経済社会学・社会政策学・社会福祉学の知見を総動員して分析。“ロスジェネ世代"の著者が国内外で報告を重ねて完成させた渾身の書。 --- ◆第20回日本NPO学会賞・優秀賞受賞作◆ ★『都市問題』書評掲載(2022年3月号) 評者: 五石敬路氏「『ボランティア元年』から四半世紀、活動の場を広げるNPOの商業主義化を検証する」 ★『月刊ガバナンス』書評掲載(2022年2月号) ★『生活協同組合研究』書評掲載(2022年2月号) -
東アジアと朝鮮戦争七〇年――メディア・思想・日本
「朝鮮戦争」は、「朝鮮」の「戦争」ではなかった――。 米ソによる冷戦構造を背景に毛沢東ら共産党政権として誕生した中国の参戦によって、次第に東西両陣営を巡るイデオロギー戦へと変貌していく。アジア・太平洋戦争の敗戦から5年、いまだGHQによる占領下にあった日本は、この戦争にどう加担したか。また、朝鮮戦争により戦後日本、そして東アジアはいかなる変容を遂げることになったのか? 東アジアという巨視的な視点から、あるいは日本のローカルから、国内政治とやジャーナリズムの動き、知識人としての文学者らの応答、そして右翼活動や朝鮮半島への帰国事業といった同時代的なコンテクストをもとに様々な視点から朝鮮戦争をまなざす、朝鮮戦争七〇年目にして日本初の画期的論集。 -
グレート・ゲームの未来
本書は、第二次世界大戦末期に英国がインド独立を約束したことを契機に、英インド政庁が主導した安全保障戦略の検討過程を描いた地政学的研究である。 中心人物オラフ・カロウ外務長官率いる「総督の研究グループ」は、インド独立後の「力の空白」に備え、ロシアの南下、中国の復興、日本の影響などを踏まえた戦略的議論を展開した。著者は、詳細な公文書をもとに、当時の知的格闘と戦略構築の過程を臨場感豊かに再現している。カロウの思考は、地政学を「永続的な考え方」として体現し、インド亜大陸を地理空間の中心において世界を見るもので、冷戦期の米国戦略や現代のインド太平洋戦略にも通じる視座を提供する。本書は、戦略とは何かを問い直し、過去から未来を見通すための貴重な知的資源となる一冊といえる。 -
移民第2世代のオートエスノグラフィー
日本への移民第2世代である10人の研究者たちが、自らの経験を記述し体系的に分析し、語りを研究へと高めていく「オートエスノグラフィー」の方法を用いた画期的な論集。 移民研究の新たな可能性を提示するとともに、読み物としても興味深い作品である。 -
スピルオーバー――ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか
【紹介記事掲載情報】 2021年6月26日 日本経済新聞「動物から来る感染症を追う」 2021年5月22日 朝日新聞『「スピルオーバー」書評 種を超えた伝播 追求する執念』評者:行方史郎 氏 【内容紹介】 生態系の破壊が、ウイルスを呼ぶ。 ウイルスたちはなぜ、いつ、どこで、いかに種を超え人間へと飛び移り、惨事をもたらしてきたのか。異種間伝播(スピルオーバー)を通じて爆発的に広がった疫病の実態とそれに挑戦する人々の苦闘を、徹底した現地取材を通して辿る世界的ベストセラー。 ――― エイズ、マラリア、SARS、エボラ……。いずれも感染は、野生動物と人間の接触によって起こっている。ウイルスの宿主は、野生動物の中にいる。人間がこれらの動物を狩ったり、伐採や採掘で生息地を奪ったりして生態系を乱すとき、私たちは動物に代わる新たな宿主となりうる。人間に飛び移り、複製し増殖できれば、ウイルスは世界で最も繁栄する動物の内部に居場所を見つけたことになる。 スピルオーバーとは、ある病原体が種から種へと飛び移ることを指している。それは予想を超える突発的な集団発生、すなわちアウトブレイクをもたらす可能性がある。世界各地の疫病の震源地や研究の最前線に足を運び、ウイルスがもたらす現実とそれに挑戦する人々の姿を描く果敢な試み。異種間伝播する病原体が近い日に〈次なるパンデミック〉を引き起こすことを予言した警世の書。 -
〈熟議投票〉の政治学――アイルランドの憲法改正にみる民主主義の変革
デモクラシーの危機が語られる現代において、投票は本当に市民の熟慮に基づく意思決定となり得ているのか――。 本書は、ミニ・パブリックス(抽選制による市民会議)と国民投票を結びつける〈熟議投票〉という新たな民主主義のプロセスに着目し、その理論的可能性と実践的条件を明らかにする。分析の中心となるのは、アイルランドにおける「婚姻の平等」と人工妊娠中絶をめぐる二つの憲法改正である。これらは、熟議の成果が国民投票を通じて実際の制度変革に結実した、世界的にも稀有な事例であった。熟議システム論の視座から、ミニ・パブリックス、議会、市民社会、キャンペーン、アクティビストの相互作用を分析し、ファシリテーション概念を公共圏へと拡張する。さらに、日本における憲法改正国民投票や住民投票の制度的課題を検討し、〈熟議投票〉実現への展望を示す。民主主義を投票の「瞬間」ではなく「プロセス」として捉え直す、政治学の挑戦である -
日本の「非正規移民」――「不法性」はいかにつくられ、維持されるか
貧困、格差、ヘイトスピーチ、摘発からの恐怖……。日本に暮らす移民達の中には、法・行政・産業の枠組みの中で、知らぬうちに「不法」な「非正規移民」とされ、過酷な現実を強いられている人々がいる。 しかし、同時に彼/彼女らは、既に日本社会の中で、自らコミュニティをつくり、人種や言語の壁を乗り越えながら、日本の地で新たな社会を育み始めている。 著者は、自身の移民支援の経験から出発し、実地のフィールドワークとインタビュー調査から実証的な知見で、「不法性」をつくりあげる構造的問題を明らかにしていく。 これまでほとんど光が当てられてこなかった、この「非正規移民」の問題に焦点を当て、日本が移民達との共生社会を目指すために必要な課題を提示する。同時に、問題解決に向けた政策提言をも盛り込んだ、移民問題に一石を投じる渾身の書。 -
アルコホーリクス・アノニマスの歴史――酒を手ばなした人びとをむすぶ
断酒にとりくむ自助グループ、アルコホーリクス・アノニマスの誕生から成熟までの年代記。自分の弱さ、不完全さを受け入れることの意味とは? 疎外と孤独から生まれる、本当の仲間とのつながりとは? 回復体験のなかに見いだされた逆説の教訓が心にしみる。 「心の酔い」を覚ます共同体 AAには不思議な力がある。その力は、依存症者たちに酒を手放させるだけでなく、彼らを、静けさと謙虚さを備えた、魅力的な人間に変えてしまうのだ。 本書を読んでその理由がわかった。AAが目指してきたのは、酒をやめて「脳の酔い」を覚ますことではなかった。飲むことを必要としない生き方を手に入れるために、肥大したエゴという「心の酔い」を覚ますことだったのだ。 人々のエゴが病的に肥大し、現実世界やネット上のあちこちで衝突してやまない今こそ、多くの人にこのAAの活動を知ってもらいたいと思う。 ――松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長)