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  • 性的人身取引――現代奴隷制というビジネスの内側

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    ネタバレ

    性的人身取引
    ~現代奴隷制というビジネスの内側

    著者:シドハース・カーラ
    訳者:山岡万里子
    発行:2022年2月20日
    明石書店

    ここでいう奴隷とは、比喩的な奴隷ではない。まるで奴隷のように働かされたよ、というような直喩でもなければ、「恋の奴隷」といったようなメタファー的なものでもない。田中優子さんも指摘しているが、江戸の吉原の女郎のようなお金を精算すれば解放される人たちも奴隷とは違う。ここに出てくるのは、文字通り、身柄を拘束され、強姦され、暴力を受け、強制的に売春をさせられる奴隷である。しかも、名目は借金返済であったとしても、その借金は減らない仕組みになっていて、つまりは〝商品〟として使

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    2024年05月05日
  • 性的人身取引――現代奴隷制というビジネスの内側

    Posted by ブクログ

    シリーズの1冊である。あとがきにもあるように、日本では取材をしていない。代わりにアジアではタイの取材やミャンマーやインドなどである。ヨーロッパについてはイタリアでの取材が主であり、マフィア経由で街娼がいるという10年前の取材のことがあるが、現在は変化しているであろうか?
     旧ソビエトでのアルバニアのことも多少は書かれている。
    イタリアでの日本人が街娼ということでは実際は中国人であったということの深堀はない。

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    2022年09月12日
  • 性的人身取引――現代奴隷制というビジネスの内側

    Posted by ブクログ

    とにかく酷い。
    読むのがしんどかった。
    90年代後半から2000年代の話しだけど、現在でもそれほど改善されているとは思えない。

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    2024年10月24日
  • 性的人身取引――現代奴隷制というビジネスの内側

    Posted by ブクログ

    本書にも出てくるタイのカオサン通りは刺激的な街として有名だ。これだけじゃなくて、フィリピンなんかも有名。これらの国では格安で性を買える。格安で買えるからこそ日本人男性が向かうのだろう。

    格安で提供されているこの性はどこから来たのか。この本は、その性の中でも脅迫、詐称などによって強制的に性産業で働かされている女性達にフォーカスしている。

    筆者の正義感の溢れる主観的なルポである一方、需要者に対してアプローチしても無駄で、経済コストを釣り上げることで需給を締めていくという精緻な分析による明解な結論を出している。感情に訴える序盤〜中盤、理論武装する終盤、とてもよく練られた構成だと感じた。

    前半の

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    2024年09月12日

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