聖武天皇作品一覧

  • 女帝の手記 1巻
    完結
    5.0
    全5巻440円 (税込)
    時は奈良時代、聖武天皇と光明皇后の間に生まれた娘、阿倍内親王。 皇太子だった阿倍の弟は体が弱く、幼くして死んでしまう。 藤原氏直系で唯一の内親王となった阿倍は、皇太子として即位する。 藤原家の期待を背負い、女の幸せを捨て、阿倍の政治家としての日々がはじまろうとしていた… 史上初の女性皇太子となり、二度、天皇として即位した女帝の華麗なる生涯。

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  • 月人壮士
    3.8
    「全き天皇であること」 ――その何人にも推し量れぬ孤独。 756年、東大寺大仏を建立した首(聖武)太上天皇が崩御。 道祖王を皇太子にとの遺詔が残されるも、 その言に疑いを持つ者がいた。 中臣継麻呂と道鏡は、密かに亡き先帝の真意を探ることになるが、 ゆかりの人々が語り出したのは、 母君との尋常ならざる関係や隔たった夫婦のありよう、 御仏への傾倒など、死してなお謎多きふるまいや 孤独に沈む横顔ばかりで――。 国のおおもとを揺るがす天皇家と藤原家の相克を背景に、 聖武天皇の真実をあぶり出す! 〈螺旋プロジェクト〉の1冊としても話題。 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』(本作) 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
  • 神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。
    3.5
    テーマは「知っていそうで実は知らない、神社の正しい活用法」。著者は、神代から「聖地」として人々の信仰を集め、聖武天皇の命によって創建された、1281年続く賀茂神社に生まれ育ち、将来、50代宮司となる岡田能正氏。「苦しいときの神頼み」の前にやること。日常生活における神様との向き合い方、その極意を多くの日本人に伝えるべく、神道の専門家であり、由緒ある家に生まれ育った著者が神社ブームの中心を成す20~30代女性にも親しみやすい言葉で紹介する書籍。
  • 天皇の歴史1 神話から歴史へ
    3.3
    1~10巻1,265~1,595円 (税込)
    三輪山の麓、大和に生まれた王権はどのように古代国家を形成したのか。古事記、日本書紀に描かれた神話の解読や考古学の最新成果などから、神武以降の天皇の実像を解明。群臣に擁立された天皇中心の畿内政権が、全国を統一していく過程を検証する。また東アジア情勢の緊張により、大化の改新が引き起こされ、律令国家形成が促進された背景も明らかに。天皇号と日本の国号の誕生も解析し、日本の歴史の原点を究明する。
  • 長屋王横死事件
    -
    奴(やっこ)の名は、大伴小虫。10歳のときから長屋王に仕えてきた。そして今、すべての真実を明かそう……。天武天皇の孫で、聖武天皇即位とともに左大臣となった長屋王は、729年に密告が原因で自害した。だが、藤原氏の陰謀とされるこの「長屋王の変」に、真の黒幕が存在した! 歴史の闇に迫る古代史ミステリー。
  • イアラ 1
    完結
    4.4
    恋した女性のあまりにも哀しい最期。女が死の直前に叫んだ言葉「イアラ」の意味を知るため、男は悠久の時を生き続ける…。楳図かずお、伝説の名作が文庫版で登場!   (イアラ)▼第1章/さなめ▼第2章/しるし▼第3章/わび▼第4章/かげろう▼第5章/うつろい▼第6章/望郷 (イアラ連作短編シリーズ)▼ねむり▼雪の夜の童話▼指●あらすじ/天平の世の昔、土麻呂(つちまろ)は奴婢の娘・小菜女(さなめ)と恋に落ちた。だが、大仏を建立するために土麻呂は都に狩り出されてしまう。男に逢いたい一心で、ぼろぼろになりながら都まで歩いてきた小菜女。力尽きて現場の前に倒れていた女を救ったのは、建立の指揮官・国中公麻呂だった(第1章)。 ●本巻の特徴/緊急出版決定! 恐怖マンガの巨匠・楳図かずおが描いた、あの伝説の名作が蘇る!! 世の平安のため、聖武天皇が行なった大事業“大仏建立”。だが、その陰には若い男女の尊くも哀しい悲劇の物語があった。“大仏のたましい”として、生きたまま胎内に溶かされる女。その記憶を胸に永遠の時を生きる運命を負った男。時空を超えたドラマの結末は…!
  • 日本夫婦げんか考
    -
    イザナキ・イザナミの壮大無比なけんかに始まり、山内一豊とその妻など、古代から江戸にいたる歴史上の夫婦げんか十七例をとりあげ、ユーモアと諷刺をこめて男女の機微を軽妙な筆で綴る、喜劇夫婦の日本史。 虚実入り乱れる夫婦史伝を、詳細な史料をもとに読み直す。 【目次】 われらが祖先はかく戦えり――伊邪那岐命・伊邪那美命 やきもちニッポン事始め――磐之媛皇后と仁徳天皇 天平の王者は奥様本位――聖武天皇と光明皇后 優雅な王妃の投石――藤原安子と村上天皇 王朝美人は強かった――「蜻蛉日記」の作者と藤原兼家 うかれ女 離婚始末記――和泉式部と橘道貞 浮気のいましめ――茨田重方とその妻 過保護パパの代理戦争――高倉帝と徳子・平清盛の場合 徒労を重ねた正義派夫人――北条政子と源頼朝 妻の根性夫を走らす――日野富子と足利義政 不信のなかの裏切り夫婦――織田信長と濃姫 戦国“女性外交官”の怨念――徳姫と信康 歴史に残る痴話げんか――豊臣秀吉と禰々 夫に与えた強烈パンチ――前田利家とおまつ 奇妙なけんかの奇妙な結末――細川忠興と玉子(ガラシャ) 貞女の頭脳プレ――山内一豊とその妻 忠臣蔵にみる偽装離婚卜大石良雄と妻りく あとがき 改版に際して 【著者プロフィール】 大正14年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業後小学館に入社し、『女学生の友』『マドモアゼル』の編集者を務める。 小学館時代から歴史小説を執筆し始め、昭和39年『炎環』で直木賞を受賞。その他にも吉川英治文学賞を受賞した『雲と風と』等多くの素晴らしい作品を世に送り出している。 男性的目線になりがちな歴史人物や歴史事件を解きほぐし、その陰になりがちな女性にも焦点をあて、歴史上の人物、出来事を鮮やかに浮かび上がらせる作風は、歴史小説に新風を巻き込んだものと評価されている。 また、直木賞受賞作品である『炎環』、『北条政子』などは、NHK大河ドラマ『草燃ゆる』(1979年)の原作として、また『山霧 毛利元就の妻』『元就、そして女たち』などは、同じくNHK大河ドラマ『毛利元就』(1997年)の原作としても知られている。
  • 天御祖神文明の真実 ―行基菩薩、洞庭湖娘娘、堯・舜・禹の霊言―
    4.0
    『記紀』より以前の『ホツマツタヱ』や 『竹内文書』に記された 天御祖神は、 ほんとうに実在した。 この国の文明はわずか 三千年たらずのものではない。 天御祖神という神が、 三万年前に宇宙から降臨し、 日本文明の祖になった。 そして天御祖神は、 中国文明の祖ともなり ムー文明やアトランティス文明にも 大きな影響を与えていった。 その実像や当時の真相を知る 霊人たちの証言から 日本文明“三万年”説の 驚くべき事実が明らかに。 世界に誇る、日本のほんとうの歴史 〇天御祖神とはどのような存在なのか 〇日本最古の「富士王朝」の真相 〇大和の心、武士道、愛国心の源流 中国文明のルーツにも天御祖神の光が 〇中国神話の君主、堯・舜・禹  その実在と驚愕の転生が明らかに 〇揚子江流域の女神が語る当時の中国 〇香港や台湾を脅かす現代中国に苦言 ■■ 行基の人物紹介 ■■ 668~749年。奈良時代の僧。和泉国(大阪府)の生まれ。15歳で出家し、道昭や義淵に法相宗を学ぶ。民間布教に努め、諸国を行脚して説法するかたわら、寺院の建立、堤防の修理、橋梁の架設、貯水池の設置など、社会事業にも尽力。これらは一時、朝廷によって弾圧されるも、後に聖武天皇の帰依を受け、東大寺の大仏造立の勧進に起用される。その功績が認められ、745年、日本最初の大僧正に任命された。人々から絶大な支持を得て「行基菩薩」と呼ばれた。 ■■ 洞庭湖娘娘の人物紹介 ■■ 「娘娘」とは、もとは「母」「貴婦人」「皇后」などの意で、役割に応じて種々の娘娘がいる。洞庭湖娘娘は、中国湖南省北部にある中国第二(かつては、中国で最大だった)の淡水湖・洞庭湖の女神である。また、中国古代の聖王・堯の娘で、舜(堯没後即位)の妻である女英とされる。 ■■ 堯の人物紹介 ■■ 生没年不詳。中国古代の聖王で、五帝の一人。姓は伊祁、名は放勲。日月星辰を観測して暦を定める。孝行の誉れ高かった舜を登用して、自分の娘を嫁がせ、帝位を譲った(禅譲)。これにより、後世、古代における最も理想的な天子像とされた。 ■■ 舜の人物紹介 ■■ 生没年不詳。中国古代の聖王で、五帝の一人。姓は虞(または有虞)、名は重華。両親と弟の悪行に耐えて孝を尽くし、堯に仕えて信任を得、摂政となる。堯の没後、禅譲を受け帝位に就いた。その後、自らも、治水に成功した禹に禅譲した。後世、堯と共に聖徳ある帝王の模範とされる。 ■■ 禹の人物紹介 ■■ 生没年不詳。中国古代の聖王で、五帝の一人。夏王朝の始祖。姓は姒、名は文命。堯・舜の代に大洪水が起こった際、父・鯀が治水に起用されるも失敗、その後を継いで黄河の治水を成功させる。その功から、舜より禅譲を受け、夏王朝を創始した。 目次 まえがき 第一部 天御祖神の実在論      ―行基菩薩の霊言― 1 行基に「天御祖神」について尋ねる 2 三万年前の「富士王朝文明」とは  3 天御祖神の教えについて 4 世界最古、三万年の歴史を持つ「日本」 第二部 中国に流れる天御祖神の光の系譜      ―洞庭湖娘娘、堯・舜・禹の霊言― 第1章 洞庭湖娘娘の霊言      ―古代中国のルーツを探る― 1 洞庭湖娘娘に堯・舜・禹について訊く 2 「女英」として生まれた時代について 第2章 堯の霊言      ―礼・智・信・義・勇の心― 第3章 舜の霊言      ―刻苦勉励の心と大将の器― 第4章 禹の霊言      ―中国に降りた繁栄の神― あとがき
  • いのちの政治学 リーダーは「コトバ」をもっている
    4.8
    なぜ日本の政治家は、ペーパーを読み上げるだけで、表層的な政策論しか語れないのか。誰もが「いのち」の危機に瀕している今こそ、態度や存在から湧き出る「コトバ」によって人々に平穏をもたらすリーダーが、「いのちの政治」の実践が、必要なのではないか。聖武天皇、空海、ガンディー、教皇フランシスコ、大平正芳――5人の足跡を追い、残した「コトバ」を読み解く。さらに芸術家、文学者、現代の政治家たちとの比較や分析を行いながら、縦横無尽に語り尽くす徹底対談。
  • 大相撲人間おもしろ画鑑(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子供の頃からの大の相撲ファンである著者が、古今東西の相撲びとたちを、自身の思い出を交え軽妙なタッチで綴った1冊。相撲の始祖である、野見宿禰と当麻蹶速に始まって、谷風や大童山、荒岩や幡瀬川、玉ノ海といった力士の面々、聖武天皇、織田信長、乃木大将、夏目漱石といった相撲好き、そして、「鳥獣戯画」や河童までをも俎上に上げ、相撲を愛してやまない人々の熱気と心意気を伝えてくれる。本文中の挿画は著者自身によるもの。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 鬼の帝 聖武天皇の謎
    -
    聖武天皇といえば、藤原不比等の孫であり、藤原氏に操られた「傀儡天皇」のイメージが強い。しかし、本書の著者の視点は異なる。聖武天皇は、歴史の敗者や闇の世界の人々(鬼)を取り込むことで、権力と対等に向かい合おうとした「鬼の帝」ではないかと推測する。また、日本の歴史の基層を築いたのは、藤原氏ではなく、聖武天皇その人にほかならないともいうのである。その一つの例が、天平12年10月26日、わずか400の兵をともに、忽然と平城京から姿を消し、伊賀、伊勢、美濃、不破、近江をめぐり、恭仁京、紫香楽京、難波京とわたり、平城京に遷都したのは天平17年5月。この足かけ5年にわたる「迷走」である。乱に対する恐怖からの逃走と捉える説もあるが、ある時から藤原氏による聖武天皇のコントロールが効かなくなっていることを考えると、この「迷走」の真意さえ謎なのである。気鋭の作家が聖武天皇の正体に迫る、古代史ファン垂涎の一冊。

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  • 語りだす奈良 118の物語
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    ■読めば奈良がもっと好きになる! 仏教美術の殿堂として知られる奈良国立博物館の学芸部長として、正倉院展をはじめ、多くの展覧会を運営してきた著者。奈良の寺社や伝統行事、宝物、それらを守り伝える人々と接するなかでみつけた奈良の魅力や、研究者として発見した心温まる歴史秘話などを、専門である仏教史を交えながら綴ったエッセイ集です。 仏教研究に裏打ちされた豊かな知見を引き合いに出しながら、それでいて文体は易しく、語りかけるように奈良のすばらしさを物語ります。 [目次] 1 大仏さま、こんにちは 大仏さまにラブレター/大仏さまは音楽が好き/光明皇后を慕う/平城遷都1350年に向けて…… 2 悲しみから立ち上がる 大地との絆/心を開く/桜をみる/救いとは何か/玄奘三蔵を慕う/六月に生まれて/海のある奈良…… 3 時を超える祈り 叡尊の祈り/大三角トレード/正倉院宝物の力/蘭奢待/久我高照門跡…… 4 先人たちの物語 こんな人がいた!/五月二日/貞慶展へ行こう!/抱き合う仏さま/古事記を読む…… 5 あまねく、仏教愛 大仏と大仏/無初徳始/フェノロサと奈良/だいじょうぶ/聖武天皇の字を書く…… 6 博物館の日々 国宝薬師寺展/言葉の力/観音さま/興福寺の仏頭/風が吹いた/やなせたかしさん…… 7 大和ごころのありか 文化創造学科/式年造替/璉珹寺/遣唐使に学ぶ/鑑真和上に会う/好胤さんの17回忌…… 8 共振 三碓小学校/高野山の開創/談山能/鑑真和上への旅/奈良時代の福祉と医療/忍性菩薩…… [著者プロフィール] 西山 厚(にしやま・あつし) 半蔵門ミュージアム館長、帝塚山大学客員教授、奈良国立博物館名誉館員。徳島県鳴門市生まれの伊勢育ち。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。奈良国立博物館で学芸部長として「女性と仏教」など数々の特別展を企画。主な編著書に『仏教発見!』(講談社新書)、『僧侶の書』(至文堂)、『別冊太陽 東大寺』(平凡社)など。奈良と仏教をメインテーマとして、人物に焦点をあてながら、さまざまなメディアで、生きた言葉で語り、書く活動を続けている。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『語りだす奈良 118の物語』(2019年6月15日 第6刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 語りだす奈良 ふたたび
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    ■好評のエッセイ集、待望の第2弾! 仏教美術の魅力を知り尽くした著者が、優しくわかりやすい語り口で、仏像や社寺など、仏教文化に裏打ちされた奈良の魅力を紹介する人気エッセイ集の第2弾! 約30年間、奈良国立博物館で奈良に残る寺社や伝統行事、正倉院宝物等に触れてきた西山厚さん。帝塚山大学教授を経て、今年4月からは、東京にある仏教美術の殿堂・半蔵門ミュージアム館長として活躍しています。 本書では、誰もが知る東大寺大仏にまつわる悲話、雪の室生寺と写真家・土門拳の知られざるエピソードなど、著者が「日本の一番いいものは、奈良にある」という奈良の深い魅力を読みやすいエッセイとして解説。「古くて新しい」場所、奈良の魅力に気づかされます。 [目次] 大安寺の仏さま/語りだす奈良/春日シンポジウム/称徳天皇と西大寺/仏教東漸/五劫思惟/涅槃会/不退寺/信貴山/鈴の音/道昭/糸野の御前/我は汝を捨てず/山田寺とバッタ/當麻寺/高林寺/喜光寺/白熱教室/浄教寺/ラジオウォーク/花まつり/室生寺/快慶/元暁/真如親王/源信展/西大寺展/畝傍山/樹樹/華厳/御杖村/箜篌/光明皇后と薬/ふるさと教育/学文路の苅萱堂/良弁杉由来/雪の室生寺/かめの会/寛秀/薬師如来/百済大寺/元興寺/松尾寺/公慶と公盛/観音菩薩/東院堂の聖観音/法興寺と元興寺/回正倉院展/永久寺/達磨寺/聖武天皇の夢/令和、そして言葉/阿修羅/貝の匙…… [著者プロフィール] 西山 厚(にしやま・あつし) 半蔵門ミュージアム館長、帝塚山大学客員教授、奈良国立博物館名誉館員。 徳島県鳴門市生まれの伊勢育ち。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。奈良国立博物館で学芸部長として「女性と仏教」など数々の特別展を企画。主な編著書に『仏教発見!』(講談社新書)、『僧侶の書』(至文堂)、『別冊太陽 東大寺』(平凡社)、本書の前篇である『語りだす奈良 118の物語』(ウェッジ)など。奈良と仏教をメインテーマとして、人物に焦点をあてながら、さまざまなメディアで、生きた言葉で語り、書く活動を続けている。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『語りだす奈良 ふたたび』(2019年6月15日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 桓武天皇と酒人内親王の恋 桓武天皇の近親婚
    4.0
    1巻484円 (税込)
    桓武天皇とその妃で異母妹の酒人内親王。 彼らの結婚で注目すべきは酒人の母井上皇后は聖武天皇皇女で、元斎王であり、その上、その娘酒人も斎王になっている点である。 他にも酒人の母と弟の井上と他戸の光仁天皇呪詛事件による彼らの失脚で桓武が皇太子になっている点も注目される。  こうした関係性や酒人のその高貴な血統による政治的重要性から桓武はこの異母妹で妃である酒人の事は徹底的に政略の道具としか見ておらず。 そして酒人も酒人で、母と弟の仇として桓武を憎んでおり。 そのため、彼らの結婚は単なる政略によるものであり、彼らの間に愛情は存在していなかった。 以前から桓武と酒人の関係や結婚について、このように解釈される事も少なくない。  だが「日本後記」の酒人の薨伝によると桓武の酒人への寵愛は「寵愛まことに盛ん」と評される程のものであり。 また、酒人も晩年に遺言で桓武の三人の子供達を養子にしている。  他にも注目されるのは桓武は後に自分の皇子や皇女達を異母兄妹同士で結婚させる近親婚政策を熱心に行なっている点である。 これらの事実は実際の桓武と酒人との関係は従来言われてきたようなものではなく、異母兄妹としても、夫婦としても彼らの関係が良好なものであった事を物語っている。  そして従来は単なる権力闘争としか解釈されてこなかった光仁・桓武と井上・他戸らの帝位を巡る争いは桓武にとって恋する酒人と結婚する資格を得るための戦いでもあったのである。
  • キサキの大仏
    3.0
    民のため、国の未来のため、巨大な御仏を造りたい――聖武天皇の理解者は、皇族以外から初の皇后となった光明子ただ一人。奈良の東大寺大仏に秘められた夫婦愛と葛藤の物語。
  • 奇蹟の正倉院宝物 シルクロードの終着駅
    -
    五弦琵琶は、世界中で一つ正倉院にのみ実物が伝わる。螺鈿が施された美しい琵琶は、天平人の耳にどう響いたのか。聖武天皇遺愛の品から始まる数々の宝物の受容と展開の歴史を、その魅力とともに解き明かす。
  • 行基 菩薩とよばれた僧
    4.0
    王の法より仏の道──。 天平13年(741年)3月、聖武天皇に招かれ、謁見する僧侶がいた。僧の名は、行基。民草を救うため、仏の教えを広めた僧は、その人心への影響力から、朝廷に恐れられ、弾圧すらされた。朝廷から大僧正の位を授けられ、文殊菩薩の化身とよばれた男はどのような生涯を送ったのか──。自然と愛するものに囲まれ、仏の道に目覚める幼年期から東大寺大仏建立、入寂までを丹念に描いた、長篇歴史小説。
  • 光明皇后 平城京にかけた夢と祈り
    3.5
    大宝元年(七〇一)、藤原不比等の子として生まれ、同い年の聖武天皇と同じ邸宅で育った光明子。やがて皇后となり、天武―文武―聖武と続く皇統の維持が最大の使命となる。だが、長屋王の変、相次ぐ遷都、身近な人々の死など、動乱の荒波は彼女にひとときの安らぎも与えることはなかった。「稀代の女傑」か、慈悲深い篤信の女性か。毀誉褒貶半ばする光明皇后の心奥まで光を当て、天平のヒロインの実像にダイナミックに迫る。
  • こんなに面白かった 古代史「謎解き」入門
    -
    1巻730円 (税込)
    『日本書紀』の中には、まだ謎と秘密がいっぱい眠っている! 著者の古代史は、大胆な推理、緻密な分析、ユニークな視点が特徴で、多くのファンに親しまれている。本書は、古代史の入門者に向けて、著者独自の謎解きのノウハウを余すところなく解説した古代史エッセイ。内容は、◎なぜ誰もが蘇我氏の地・飛鳥を懐かしんだのか ◎『古事記』だけ読んでも古代史の謎は解けない ◎武烈天皇の非道と継体天皇の出現 ◎『日本書紀』は何のために書かれたのか? ◎纏向遺跡にも確認された東国の存在感 ◎謎がないと信じられている時代に謎がある ◎聖武天皇がなぜ豹変したのか、自分で仮説を立ててみる ◎表裏一体だった「鬼」と「神」 ◎伊勢神宮や新道は本当に「日本的」なのか ◎『日本書紀』には「聖徳太子」は登場しない ◎神社の伝承に記されたヤマト建国直後の政争と結末 ……など、興味が尽きない話題を通覧する一冊。『古代史は知的冒険』を改題し、再編集。
  • 正倉院のしごと 宝物を守り伝える舞台裏
    3.0
    奈良時代、光明皇后が聖武天皇遺愛の品々を東大寺大仏に献納したことに始まる正倉院宝物。落雷や台風、源平合戦や戦国時代の兵火、織田信長やGHQなど時の権力者による開扉要求といった、数多くの危機を乗り越えてきた。古墳など土中から出土したのではなく、人々の手で保管されてきた伝世品は世界的にも珍しい。千三百年にわたり宝物を守り伝えてきた正倉院の営みを、保存・修理・調査・模造・公開に分けて紹介する。
  • 正倉院 歴史と宝物
    3.0
    八世紀半ばに創建された正倉院は、当時の宝物を今に伝える世界でも稀有な存在である。聖武天皇ゆかりの品が目を惹くが、東大寺に関係する品や文書も多く含まれ、内容は多岐にわたる。宝物の献納や出用、御覧の記録をひもとけば、時の朝廷や権力者の姿が浮かび上がると同時に、いかに多くの人々が収蔵品の保存に力を尽くしてきたかがわかり、興味深い。一二〇〇年以上にわたって宝物を守り続ける正倉院の歴史をたどる。
  • 聖武天皇 巨大な夢を生きる
    4.0
    1巻850円 (税込)
    われは国家なり――巨像・盧舎那仏にわが身を投影し、その存在を宣揚した聖武天皇は、仏教国家の範を聖徳太子に仰ぎ、白鳳の精神を伝統とする理想の君主国・日本の実現をめざした英主であった。本書では、「大仏建立」を中心に据え、「アウトサイダーの重用」「藤原官僚機構との戦い」「和歌の力の結集」などの視点から、全く新しい聖武像を解き明かす。これまで詳細な分析がなされなかった聖武天皇。本書では、はじめてこの「顔の見えない天皇」に光を当て、丹念な資料検証から「英主」としての聖武像を描き出す意欲作。聖武天皇・関係略年表を巻末に据え、充実した資料と著者ならではの万葉歌からの検証。財力をつくして仏法王国を建設し、精力をついやして天皇親政を樹立して、理想の君主国家実現という巨大な夢を生きた天平の英主の情念に迫る、渾身の書き下ろし。

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  • 聖武天皇 大仏にこめたいのり
    完結
    -
    [書籍版巻頭・巻末資料は電子版では未掲載です]聖武天皇は、乱れた世を救うため、全国に国分寺・国分寺尼寺をたて、奈良に大仏をつくらせた。大仏建立には、光明皇后や、僧・行基なども協力した。まんがで楽しく学べる一冊。
  • 聖武天皇―「天平の皇帝」とその時代―
    -
    強烈な個性と高い政治力を発揮し、東大寺の大仏造立をはじめとする数々の事業を推進した聖武天皇。「天平の皇帝」たらんとしたその生き様と治世を鮮やかに描き、「ひ弱」「優柔不断」といった旧来の聖武天皇像に見直しを迫る。
  • 遷都1300年 人物で読む 平城京の歴史[奈良の都を彩った主役・脇役・悪役]
    4.3
    奈良を都とした70余年の間、平城京に生きた人びとの姿を通じて描く歴史読み物。政権交代が繰り返される激動の時代であった一方、官僚システムが構築され、唐などとの国際交流からグローバルな天平文化が花開いた奈良時代。持統天皇、藤原四兄弟、聖武天皇、行基、鑑真、吉備真備、阿倍仲麻呂など歴史上の有名人物を中心にわかりやすい時系列で解説。当時の食べ物、古事記と日本書紀の隠された目的など豆知識コラムも満載
  • 地図から読む歴史
    4.1
    過去の景観の残片は、さまざまな形で地図に姿を留めている。地名や地形、道路、寺社などの位置関係と実地の検分から、そこに生きた人々の「地表経営」とその意図を解明する<歴史地理学>の楽しみ。聖武天皇の都・恭仁京の全貌、信長の城地選定基準、江戸建設と富士山の関係など、通常の歴史学ではアプローチできない日本史の側面に新たな光をあてる。
  • 天皇家のお葬式
    3.5
    天皇の葬儀のかたちは、時代によってさまざまであった。日本で初めて火葬されたのは持統天皇である。その後、聖武天皇以降は土葬に戻ったが、淳和天皇の時は遺言によりふたたび火葬になり、しかも初めて散骨されている。また、明治天皇以降、葬儀は神式であるが、江戸時代までは仏式で行われていた。なぜ、仏式から神式に変わったのか?古代からの天皇の葬儀の変遷をたどりながら、その時代背景や時代の変化について論考する。
  • 天平大仏記
    -
    天平十五年、聖武天皇は金銅盧舎那仏造顕の詔を発せられた。卓越した技能をもつ造仏工・天国や、手伎をもつ奴婢たちは、その身分を良民に直され、大仏建立に携わることになる。だがこの大事業には、熾烈な政争や陰謀が渦巻き、天国たちに過酷な試練が襲いかかる…。底辺を生きた人々の哀歓が胸に迫る長編力作。

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  • 東大教授がおしえる 日本史をつかむ図鑑
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 細かいことにこだわらず、本書を通読して日本史を大づかみ! 東大史料編纂所 山本博文教授が解説する歴史をつかむコツ ★ 古代から現代まで日本史を大きな流れでつかむ ★ イラストで解説しているから自然と頭に入りやすい ★ 通説をくつがえした学説がわかる 旧石器時代人はどんな生活を営んでいた? 縄文人はどんな生活をしていた? 邪馬台国はどこにある? 古墳はなんのためにつくられた? 聖徳太子は実在しないって本当? 蘇我氏は本当は悪者ではなかった? 「大化の改新」は本当はなかった? なぜ古代朝廷は唐と戦った?  古代史最大の内戦壬申の乱はなぜ起きた? どうして聖武天皇は仏教を信仰した? 桓武天皇は怨霊を怖れて平安京を作ったって本当? どうして武士が権力を握った? なぜ源頼朝は鎌倉に幕府を開いた? なぜ北条氏は将軍にならなかった? モンゴル軍を退けたのは本当に「神風」?  鎌倉幕府はなぜ滅亡した? なぜ朝廷は南と北に分裂した? 信長は本当に革新的な人物だった? 関ヶ原の戦いで家康はなぜ勝てた? 家康はなぜ江戸に幕府を開いた? 江戸幕府はなぜ二百数十年も続いた? 江戸幕府はなぜキリスト教を弾圧した? 田沼意次の政策はなぜ「改革」と呼ばれない? ペリーはなぜ日本へやってきた?  なぜ井伊直弼は桜田門外で殺された? なぜ徳川慶喜は大政奉還を行なった? 西郷隆盛はなぜ反乱を起こした? なぜ日清・日露戦争で日本が勝利できた? 日本はどうして韓国を併合した? 日本はなぜ満洲国を承認した? 第二次世界大戦でなぜ日本は米国と戦った? バブル経済はなぜ起きてどのように終わった? (略) ~本書「はじめに」より~  日本史を学びはじめたとき、人類の誕生や旧石器時代からの細かな事象を覚えていくと、なかなか日本史の全体像が理解できません。そのうち、なにが大切なのかもわからなくなり、日本史嫌いになる人も多いようです。また、現代まで学んだあとも、断片的な知識は頭に残っていても、日本史がどのようなものかがつかめていないと感じる人も多いようです。  日本史を理解するうえで大切なのは、日本の歴史全体を大きくつかむことです。筆者は、かつて『歴史をつかむ技法』(新潮新書)でそのつかみかたのコツを書きましたが、本書では、イラストを交えてよりわかりやすくそのコツを示しました。 (略)  大河ドラマで人気の時代は、戦国時代や幕末維新の激動の時代です。戦国時代では上杉謙信や武田信玄、織田信長など、幕末維新では坂本龍馬や西郷隆盛など人気の人物がたくさん出てきます。  こうした人の生き方や考え方を知るのは、日本史を好きになるひとつの契機になりますから、自分が好きな時代から詳しく見ていくことも大切です。  それに加えて、戦国時代は、なぜ各地の戦国大名たちが争っていたのか、そもそもどうして戦国大名という存在が誕生したのかを考えようとすると、日本史全体を理解することが重要になります。  そのためには、室町時代の守護という存在を理解しなければなりませんし、応仁・文明の乱という争いが起きた原因を考えていくことが必要になります。そうしたことを細かく詰めていくことも大切で、本書でもイラストで理解できるようにしています。  本書を読めば、いままでつかみきれないでいた日本史の全体像が自然と頭に入ってくると 思います。細かいことにこだわらず、何度も通読してもらえれば幸いです。
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争
    3.7
    平城京への遷都で幕を開けた奈良時代。律令体制の充実期で、台頭する藤原氏はその立役者だった。唐の文物が輸入され、国際色豊かな天平文化も花開く。他方で長屋王の変、藤原広嗣の乱、恵美押勝の内乱など政変が相次ぎ、熾烈な権力闘争が繰り広げられた。飢饉や疫病にも襲われる。仏教を重んじ、遷都を繰り返した聖武天皇、その娘で道鏡の重用など混乱も招いた孝謙(称徳)天皇の治世を軸に、政治と社会が激動した時代を描く。
  • 二度天皇になった女性 孝謙・称徳女帝の光と影
    -
    1巻1,100円 (税込)
    本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 126代の歴代天皇の中に、これまで十代八方の女性天皇がおられた。 皇族が少なく、女性天皇、女系天皇が現実味を帯びて語られる昨今、これら女性天皇の事跡を負うことは意味がある。 中でも希有な方が、この本で取り上げられる高野(孝謙・称徳)天皇である。 聖武天皇の娘として生まれ、日本初の女性皇太子になり、孝謙天皇となった後、 譲位して孝謙上皇となり、藤原仲麻呂の乱を収めて再度称徳天皇として皇位に、 政(まつりごと)に情熱を持った女性で、仏教で国を治めんと道鏡を重用し、 崇仏政治を独裁的に行った。そして皇位を道鏡に譲らんとして皇統の危機を招いた……。 この女性の一生と波瀾万丈の時代を追う。 <この本に登場する人物、事件の数々> 聖武天皇・光明皇后、平城京遷都、阿倍内親王が孝謙天皇に、東大寺大仏開眼、長屋王の変、鑑真来朝、藤原仲麻呂・吉備真備が頭角を現す、藤原仲麻呂の乱、淳仁天皇が廃され淡路に配流、孝謙上皇が重祚して称徳天皇に、道鏡が法王になる、宇佐八幡ニセ神託事件、和気清麻呂が穢麻呂(きたなまろ)に改名され大隅に流罪、称徳崩御、道鏡左遷され下野で没す
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達
    3.8
    飛鳥奈良時代は六人の女帝が頻出した時代でした。だからといって、それをただ年表的になぞるだけでは「その意味」は見えてきません。「その天皇はどの天皇の血筋か」とか「徐々に複雑に消された皇統」とか、「嫁姑の問題」とかを読み解くと、極めて現代的な人間世界が見えてきます。当たり前に女性の権力者を生むことのできた「天皇家だけの特別」とは何なのか。この本は、女帝をめぐる歴史ミステリーなのです。【目次】第一章 「女帝」とはなんなのか?/第二章 「皇」の一字/第三章 聖武天皇の娘とその母/おわりに
  • ねこねこ日本史でよくわかる 日本の歴史
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アニメ放送で小・中学生に大人気の『ねこねこ日本史』、待望の歴史学習書。日本史に興味を持った子どもが楽しく学べる一冊。大人気4コママンガ『ねこねこ日本史』から歴史学習書が登場!! ゆる~く歴史が学べる擬猫4コママンガ『ねこねこ日本史』。NHK・Eテレにてアニメも放送の本作をもとにした歴史学習書です。『ねこねこ日本史』のかわいい猫イラストとわかりやすい解説で日本史の入門書としてピッタリ。日本史の偉人の解説を中心に、年号語呂合わせやクイズも付いた充実の一冊です。この本を読んで日本史の世界に飛び込もう!! 本書が扱っている人物:卑弥呼/聖徳太子/持統天皇/聖武天皇/最澄・空海/藤原道長/紫式部/平清盛/源頼朝/源義経/足利尊氏/武田信玄/上杉謙信/織田信長/豊臣秀吉/伊達政宗/徳川家康/真田幸村/宮本武蔵/徳川綱吉/赤穂浪士/徳川吉宗/大塩平八郎/坂本竜馬/新選組/ ※本書は歴史学習書であり、漫画ではありません。※『ねこねこ日本史』を知っている方はもちろん、知らない方にも楽しめるつくりになっています。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。
  • 緋の天空
    3.5
    時は奈良時代。藤原家の一族として生を享け、美しく光り輝くように成長した姿から、父・藤原不比等に光明子と名付けられた一人の少女がいた。成長とともに激しさを増す朝廷の権力争い、貧窮者の救済、仏教の広布、相次ぐ災害や疫病……数々の混迷を乗り越え、夫・聖武天皇を支え、国と民を照らす大仏の建立を目指す。時代を大きく動かし、国の礎を築いた光明皇后。その生涯が鮮やかに蘇る歴史長編。
  • もしも、きみのクラスに織田信長がいたら マンガとエピソードで学ぶ日本の歴史人物伝
    -
    「偉人小学校」へようこそ! 校長・卑弥呼、担任・福澤諭吉、児童会会長・坂本龍馬、クラスメート・聖徳太子/清少納言/渋沢栄一、問題児・織田信長…、周りは偉人ばかり。彼らの知恵を体験できる歴史学習書。 「もしも、偉人が同じ小学校にいたら…」。そんな「もしも」をマンガ上で実現した一冊。主人公が転校した学校はなんと、偉人小学校。周りは偉人ばかり。隣の席は、問題児・信長だった! 偉人たちが、その個性を発揮して学校内で起こるハプニングを見事に解決。主人公と同じ気持ちになって、彼らの知恵を体験できる歴史学習書です。マンガのもとになったエピソードや偉人たちに関する重要な出来事も解説しています。登場人物は、織田信長、卑弥呼、聖徳太子、持統天皇、聖武天皇、空海、清少納言、紫式部、源頼朝、北条政子、足利尊氏、武田信玄、徳川家康、伊能忠敬、坂本龍馬、土方歳三、福澤諭吉、津田梅子、渋沢栄一など。小学校中学年より。
  • ユ信と六朝文学(東洋学叢書)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 【※ユ=まだれ+「諛」のつくり】分裂時代の社会的精神的危機を体験した作家達の表現行為を、彼らの倫理観・死生観との関係の中で考察すると共に、同時代の思想状況、特に流布し始めた仏教との関係を重視しつつ、六朝文学を独自の精神的課題をもった表現行為としてとらえ返す。修辞への偏重を精神史の中に位置づけ、修辞に過度に傾斜した人々、とりわけユ信が自己の文学に新生面をひらきえた理由と意味を解明。日本を含む東アジア全体の文化史を視野に収め、六朝後期文学の全体像を描く。 【目次より】 前言 序論 三国・六朝文学の課題 第一節 王粲の文学 宮廷詩人と流民の視座 第二節 阮籍「詠懐」詩の自我構造 第一部 東晉・宋代の詩人 第一章 陶淵明の文学 第一節 「形影神三首」詩と仏教 第二節 「雑詩十二首」における死生観 第二章 謝霊運の文学 第一節 謝霊運の資性と詩 第二節 謝霊運の「山居賦」の構造と仏教 第二部 ユ信の文学 第一章 ユ信の前半生の文学 第一節 前半生の銘と賦 第二節 南朝時代の詩の特質 第二章 「擬詠懐二十七首」の方法 第一節 「擬」と「詠懐」の方法 第二節 ユ信「擬詠懐二十七首」の方法 第三節 「擬詠懐」における自己像の形成 第四節 詠懐と叙事 第三章 後期の賦の特徴 第一節 「竹杖賦」における再生への希求 第二節 「哀江南賦」の表現構成 歴史と招魂 第四章 後期のユ信とその文学的立場 第一節 「擬連珠」四十四首の表現と論理 第二節 ユ信と北周勝王 第三部 ユ信以後の六朝文学 第一章 北周王族の文学と思索 第一節 北周趙王の文学 聖武天皇『雑集』を資料として 第二節 北周趙王へのユ信の影響 第二章 「羈旅の臣」の文学 第一節 江総の文学 第二節 顔之推の文学 「観我生賦」を中心に あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 安藤 信廣 1949年生まれ。中国文学者。東京教育大学文学部文学科漢文学専攻卒業、同大学院文学研究科中国古典学修士課程修了。東京女子大学名誉教授。博士(文学)。 著書に、『中国の文学論』(共著)『漢文を読む本』『漢詩入門はじめのはじめ』『漢文教育の諸相』(共著)『陶淵明』(共著)『ユ信と六朝文学』『聖武天皇宸翰『雑集』「周趙王集」研究』などがある。
  • 夢も定かに
    3.9
    聖武天皇の御世、後宮で働くべく阿波国から上京してきた若子。同室になった姉御肌の笠女、魔性の春世ともども暮らす宮中は、色と権謀の騒動続きで……。仕事に意地をかけ、乙女心に揺れ、人知れぬ野望を育む先に何が待つ? 平城京を蔭で支えた女官たちをいきいき描く宮廷青春小説!
  • 歴史を深ぼり! 日本史を動かした50チーム
    完結
    -
    【本書の特徴】 歴史を動かしたのは「偉人」ではなく「チーム」だった! 日本史の流れや重大なできごとを、それを牽引した「チーム」を切り口に読み解く画期的な一冊が登場しました。 教科書では教えてくれない、偉人に隠れたキーマンや、日本の未来を左右した人間関係など、 「チーム」という切り口だからこそ見えてくるポイントを、イラストや図解を用いてわかりやすく解説します。 紹介するチームは、古代・飛鳥時代から現代までの全50チーム。 それぞれのチームの事績から導かれる「教訓」も漏れなく掲載し、 現代社会のさまざまなシーンと歴史上のできごととの関連を見出すことができます。 ドラマや小説で話題となったできごとや人物も多数掲載! 【掲載チーム例】 ★古代 ・推古天皇の三頭政治 ・聖武天皇と鎮護国家の多国籍チーム ・未曽有の疫病に立ち向かった橘諸兄政権 ・藤原道長一族の繁栄を支えた後宮サロン ★中世 ・武士の世への道を開いた 北条義時と「13人の合議制」 ・東大寺復興を成し遂げた重源のプロジェクトチーム ・足利尊氏と直義の二頭体制 ・変幻自在の織田信長軍団 ★近世 ・超安定政権を築いた徳川家康親子 ・前代未聞の大事業 名古屋城築城プロジェクト ・伝説と化した出版人 蔦屋重三郎の文化人ネットワーク ・徳川慶喜の幕府再建計画チーム ★近代 ・近代国家への道を模索した初期明治政府 ・大日本帝国憲法タスクフォース ・大山巌と日本陸軍 唯一無二のリーダーシップ ・吉田茂内閣と日本復活への道

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