日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

小説・文芸
737円 (税込)

3pt

飛鳥奈良時代は六人の女帝が頻出した時代でした。だからといって、それをただ年表的になぞるだけでは「その意味」は見えてきません。「その天皇はどの天皇の血筋か」とか「徐々に複雑に消された皇統」とか、「嫁姑の問題」とかを読み解くと、極めて現代的な人間世界が見えてきます。当たり前に女性の権力者を生むことのできた「天皇家だけの特別」とは何なのか。この本は、女帝をめぐる歴史ミステリーなのです。【目次】第一章 「女帝」とはなんなのか?/第二章 「皇」の一字/第三章 聖武天皇の娘とその母/おわりに

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日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史の事実を橋本さんが糸を通して紡いだお話しは、新たな見方を示して頂きました。面白い。この本は、橋本さんの『双調平家物語』のダイジェストでスピンオフと言う。また、『権利の日本』『院政の日本人』も関連本。これらも読みたくなった。

    0
    2021年04月24日

    Posted by ブクログ

    興味深い。
    そして、あのゴチャゴチャな系図をわかりやすく解説してくれてるところがありがたいです。
    でも、あとがきにありましたが、これが『平家物語』を読むためのもの?
    ここを理解するために、他の橋本さんの本を読もうと思います。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    橋本治の言うことに納得させられてしまうことが多いのだが、これもそうだった。
    個々の事柄はすでに知っていることでも(実際この本でも、日本書紀と続日本紀という基本中の基本文献に拠って論を展開している)、ちょっと違う視点から照射してみせることで、目から鱗の思いを抱かせる。
    女帝は中継ぎなんかじゃない論は結構あるが、天皇の役割を果たせるからこそ中継ぎとして登用されたんだ、と言われて、確かに…(本命が若年で役割を果たせないからすぐに即位させられなかったんだもんね)。
    蘇我氏の力が最大の時になぜ蘇我氏と血縁のない舒明の即位を認めたかとか、なぜ天智がなかなか天皇にならなかったかとか、通説などではモヤモヤしていたことが、橋本の説明だとなるほどね。かわいそうな存在ぽく語られることの多い孝徳の権力志向や、逆に「陰謀家」と思われたりする藤原鎌足/不比等父子の非権力志向などの説も納得。その孝徳を挟んでの皇極→斉明の意識の変革も説得力ある。
    天武薨去後すでに成人していた草壁が即位しなかったのは、わからなかった。
    孝謙(称徳)が道鏡を天皇にしようと思えたのかは、もっと掘り下げてほしかった(父聖武帝から「奴を国王にするのもお前次第だ」と言われたから? ってだけじゃ弱いと思う)。

    0
    2013年02月08日

    Posted by ブクログ

    日本の古代史では、多数の女帝が登場し、この時期に天皇は絶対権力を握る。それぞれの女帝の果たした役割や位置づけが、わかりやすい語り口で手際よく紹介される。実行力のある女帝や方向性を定めた女帝を再発見できた。天武系の血筋を消し、天智系に皇統繋いでいくという解釈は新鮮だった。

    0
    2012年09月30日

    Posted by ブクログ

    聖武天皇の本を読んでいたので、それを補完してくれて興味深く読めた。男が女の気持ちが分からないように、女帝だって男の家臣の気持ちは分からないというのは納得。

    0
    2011年01月22日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    飛鳥奈良時代は六人の女帝が頻出した時代でした。
    だからといって、それをただ年表的になぞるだけでは「その意味」は見えてきません。
    「その天皇はどの天皇の血筋か」とか「徐々に複雑に消された皇統」とか、「嫁姑の問題」とかを読み解くと、極めて現代的な人間世界が見えてきます。
    当たり前に女性の権力者を生むことのできた「天皇家だけの特別」とは何なのか。
    この本は、女帝をめぐる歴史ミステリーなのです。

    [ 目次 ]
    第1章 「女帝」とはなんなのか?(「女帝」とはなんなのか?;「中継ぎの女帝」の背後にあるもの)
    第2章 「皇」の一字(もう一人の天智天皇の娘;「皇」の一字)
    第3章 聖武天皇の娘とその母(聖武天皇の母と妻;孝謙天皇とその母)

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    [ 参考となる書評 ]

    0
    2014年10月26日

    Posted by ブクログ

    奈良は女性の天皇の時代だった…
    それは中継ぎという言葉にはそぐわない、実力のある女帝の時代。
    若い男子は天皇にはふさわしくないという理由が時々言われていたが、一人前の女性なら何の問題もない様子だったこと。
    天皇の娘であることが一番大事で、強力な条件だった。
    持統天皇は誰よりも強力で、いわば会社を夫と共にたたき上げた中小企業の社長夫人といった調子でわかりやすい。
    個性豊かな女性達、それぞれの態度や治世の違いが軽やかに述べられています。

    0
    2009年10月29日

    Posted by ブクログ

    日本の古代というのは女帝の時代があり、やがて摂関政治の后の時代となり、男の欲望全開の院政の時代となって、そして争乱の時代が訪れる

    0
    2016年10月06日

    Posted by ブクログ

    たぶん権力の日本人・院政の日本人のダイジェスト版。権力&院政の日本人は何せその膨大な情報量と絡み合い具合から私の貧弱な脳みそではさっぱり頭に入らないぐらいなので、このぐらいがちょうどいい。エッセンスが抽出されてるのかどうかはわかりませんが・・・。

    0
    2010年02月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大河に触発されて『双調平家物語』を読むつもりだったのだけれど手軽さに惹かれてまずこちらから。
    読みかけの清張古代史と時代がかぶるので丁度よかった。

    飛鳥・奈良時代は数多くの女帝が即位した時代である。
    なぜこのような状況が生まれたのか。
    そしてなぜこの状況はこの時代(孝謙天皇)以後女帝は絶えたのかと、現代日本の構図と照らし合わせて紹介するもの。
    持統天皇=中小企業の社長夫人 とか
    孝謙天皇=キャリア官僚目指して英才教育受けた東大エリートってくくりは非常にわかりやすい。
    読んでいた『偽りの大化改新』を思い出した。

    結局の所、平安時代の院政の基礎となるものは奈良時代に確立されていて、それが男達によって補強されただけなんだよという結論に到るわけだがこの時代だけでも十分に面白いので本にしました、とのこと。
    たしかにこれ一冊で十分面白い。
    しかしそうすると古代から日本の女性を取り囲む状況は全く改善されることなく現代まで持ち越されているというわけで、この進歩のなさは男と女の間にまたがる深ーい溝の為なのかしら??
    だとしから現状を変えるのにはまだあと1000年位かかっちゃいそうな予感がいたしますですよ。

    藤原不比等を忠臣と取るか陰謀家と取るか。
    松本清張は後者で「鎌足の存在自体が不比等による捏造だ」という説をとっているけれど、本書を読むと「無理を通そうとする持統天皇の政策に辻褄を合わせる有能で苦労人な能吏(女心に聡い)」という姿が浮かび上がってくる。

    原始女性は太陽であったのかもしれない。
    だが複数の太陽が存在するとたちまち大地は干上がって枯れてしまう。
    そのためにその力は押し込められたのかなぁ。
    いつの時代もバランスを見極める調停者が必要不可欠なのだなぁ

    0
    2012年04月17日

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