孫文作品一覧

  • 一度読んだら絶対に忘れない世界史人物事典 公立高校教師YouTuberが書いた
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    シリーズ累計50万部突破! 話題の公立高校教師YouTuberの第4弾は世界史の人物編! アレクサンドロス、始皇帝、マリー・アントワネット、孫文など、 世界史に登場する主要人物200人の知られざる、意外なエピソードが満載! 主要人物たちのキャラクターをより鮮明に浮かび上がらせることで、 世界史の学習がこれまで以上に面白くなり、かつ通史の理解も一気に深まる1冊です。
  • 友情無限
    -
    「君は兵を挙げよ、我財を挙げて支援す」 現代の貨幣価値にして、じつに数百億円。黎明期の映画ビジネスで巨万の富を作り上げ、一切の見返りを求めることなく、その生涯をかけて「中国革命の父」に資金を提供し続けた日本人がいた!  その男の名は、梅屋庄吉。明治維新後のアジアを新天地に、犬養毅、大隈重信、宮崎滔天といった傑物たちからも愛された日本男児が、革命家・孫文に托した大いなる夢とは。中国と日本との間で交わされた壮大なる盟約と友情の行方を描く、著者渾身の大河小説。
  • 三栄ムック 時空旅人 別冊 松方コレクションのすべて
    値引き
    -
    数奇な運命を辿った実業家・松方幸次郎 目次 松方コレクションのすべて 【巻頭特別寄稿】まぼろしの美術館 【巻頭グラビア】原寸大で楽しむ 名画鑑賞 【インタビュー&グラビア】国立西洋美術館 60年の歩みと松方コレクション 【第一特集】松方コレクション展 絶対に見逃せない作品13選 01《睡蓮》 クロード・モネ 02《睡蓮、柳の反映》 クロード・モネ 03《考える人》 オーギュスト・ロダン 04《あひるの子》 ジョン・エヴァリット・ミレイ 05《愛の杯》 ダンテ・ガブリエル・ロセッティ 06《羊の毛刈り》 ジョヴァンニ・セガンティーニ 07《自画像》 エドゥアール・マネ 08《マネとマネ夫人像》 エドガー・ドガ 09《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》 ピエール=オーギュスト・ルノワール 10 《アルルの寝室》 フィンセント・ファン・ゴッホ 11 《扇のある静物》 ポール・ゴーギャン 12 《墓地のブルターニュの女たち》 リュシアン・シモン 13 《長椅子に座る女》 アンリ・マティス Column 2人の画家たち ギュスターヴ×ギュスターヴ/ポール×ポール  幸次郎と同時代に活動した19世紀のアートコレクターたち 【第二特集】実業家とコレクター2つの顔を持つ男 松方幸次郎 50歳からの松方幸次郎 〈系譜〉松方一族の華麗なる系譜 〈インタビュー〉幸次郎が生きた時代 〈年譜〉波乱万丈 松方幸次郎84年の生涯 松方幸次郎の華麗なる生涯 Column 神戸から世界に雄飛した松方幸次郎と金子直吉  松方幸次郎と孫文─幸次郎の複雑な心中─ 【第三特集】散逸した松方コレクション 約8000点の浮世絵を収集した宝石商アンリ・ヴェヴェール 時空旅人SELECT SHOP 奥付 裏表紙

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  • 悪魔の生物兵器を潰せ
    -
    日本の防諜組織・JSAのダブルゼロ課のエース草薙丈二のもとに、北朝鮮が日本で生物兵器の実験をするとの情報が飛び込んでくる。バイオ・ビジネスで暗躍する華僑・孫文生(ソン・ウェンシン)は果たして北朝鮮と手を組んだのか? 丈二は、水際で阻止すべく、妖艶な魅力を持つ呪術師・エキータとともに南西諸島に飛ぶ。安全国家日本の幻想を撃つ、THE KILLER CROWシリーズ!
  • 越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年
    4.0
    香港の民主化運動への禁圧、台湾への軍事的圧力――。現在の中国が見せる、特に南部への強硬な姿勢には、どのような歴史的背景があるのだろうか。中国史のフロンティア=華南地方の周辺民族と移民活動に焦点を当て、南から中国史を見直す。 中国の歴史は従来、黄河流域に展開した古代王朝の興亡史や、騎馬遊牧民が打ち立てた大帝国など、「北から動く」ものとして捉えられてきた。しかし、清代末期、広州などの港町を窓口とした近代ヨーロッパとの出会いをきっかけに、新しい時代が始まる。洪秀全の太平天国、孫文の辛亥革命など、社会変革の大きな動きは南から起こり、中国史上初めて「南からの風が吹いた」のである。その「風」を起こしたのは、漢民族にヤオ族・チワン族やミャオ族、さらに客家など様々な人々が移動と定住を繰り返す「越境のエネルギー」だった。 世界のチャイナタウンではなぜ広東語が話され、福建省出身者が多いのか。周辺民族は、漢民族のもたらす「文明」にどのように抵抗し、あるいは同化したのか。辺境でこそ過剰になる科挙への情熱や、キリスト教や儒教と軋轢を起こす秘密結社、漢民族から日本人そして国民党と、波状的な支配を受ける台湾原住民など、中国社会の多様性と流動性を史料と現地調査から明らかにし、そこで懸命に生きてきた人々の姿を見つめる。 目次 序章 中国史のフロンティア=華南 第一章 動き出した人々――福建・広東の移民活動 第二章 越境する漢人移民――広西と台湾への入植 第三章 辺境の科挙熱――中国文明と向き合う 第四章 周辺民族の抵抗と漢文化――流入する移民と秘密結社 第五章 太平天国を生んだ村で――移民社会のリーダーたち 第六章 械闘と動乱の時代――つくり直される境界 終章 越境してやまない人々――海外移住と新たな統合 あとがき 参考文献 索引
  • 怪物商人 大倉喜八郎伝
    3.3
    1巻1,600円 (税込)
    排日運動が高まる中にあっても、蒋介石、張作霖、段祺瑞ら中国の要人から、その死を悼まれた日本人がいた!「俺には、進むべき道が、間違いなく見えている。俺は、時代に食らいつき、食い破り、日本一の商人になる。きっとなってやる」明治・大正の実業家として名を轟かせた大倉喜八郎。大成建設、帝国ホテル、東京経済大学、中国の本渓鋼鉄公司など、彼が設立・経営に関与した企業は数知れない。しかし、一代で財閥を築き上げた「世にも稀なる商傑」と讃えられる一方で、「死の商人」と揶揄され、彼は決して正当な評価を受けていない――。薩長閥が幅を利かせる時代。コネもカネもない大倉喜八郎は、世に出るために、リスクを恐れず、どんな仕事も喜んで引き受けていく。そして、革命をめざす孫文を陰ながら支援し、中国に多額の投資を行って、その発展のために援助を惜しまなかった。今だからこそ知ってほしい大倉喜八郎の生涯に光を当てた、著者渾身の長編小説。

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  • 核大国は氏素性の悪さを競う
    5.0
    1巻990円 (税込)
    初顔合わせの二人が徹底的に語り合った! 「安倍元総理なき日本」はこの「腹黒い世界」を生き抜かねばならない―― ・プーチンを狂わせた「タタールの軛(くびき)」とは ・ロシアも中国も典型的な「負け組国家」である ・アメリカがいま日本の改憲を推す本当の理由 ・「中華民族」とは中国人が自分をごまかす「精神的勝利法」なのだ ・中国のネットに乱舞するプーチン賛美の狂気 ・東半分だけ「日本自治領」~中国にある「日本占領」未来地図 ・台湾は国父を孫文から李登輝に替えられるか ・「中国包囲網」を作った安倍元総理の世界史的功績 ・辻本清美に「国葬」を批判する資格があるか! ・「唯一の被爆国」こそ核兵器で国民を守る権利がある 「中国人は、唯一なびかなかった日本に、核攻撃することを全くためらわない!」(石平) 「その国の国民性、民族性抜きには国際関係は語れない。ロシア人はモンゴル支配で受けた 精神的被害を晴らそうと、ときどき狂気じみた残忍さを発揮する』(高山正之)
  • 革命をプロデュースした日本人 評伝 梅屋庄吉
    値引きあり
    3.8
    1巻770円 (税込)
    孫文の革命へ2兆円を捧げた日本人がいた! 勃興期の映画産業で築いた巨万の富を、梅屋庄吉は惜しげもなく孫文へ捧げた。2人の盟約とは? 梅屋の死後、公開が禁じられていた資料が、曾孫により陽の目を見る。
  • [合本版]一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書&人物事典
    -
    1巻3,300円 (税込)
    推理小説を読むように一気に読める! “新感覚”の教科書にあなたも必ずハマる! 現役公立高校教師としては初めて、YouTubeに世界史の授業動画を公開し、 たちまち、大学受験生や社会人、教育関係者から「神授業!」として話題沸騰の 現役・公立高校教師が書いた“新感覚”の世界史の教科書! また「人物事典」にはアレクサンドロス、始皇帝、マリー・アントワネット、孫文など、 世界史に登場する主要人物200人の知られざる、意外なエピソードが満載! この1冊で、世界史の学習がこれまで以上に面白くなり、かつ通史の理解も一気に深まる1冊です。 ●収録内容 『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』 『一度読んだら絶対に忘れない世界史人物事典』 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 現代中国「国盗り物語」 かくして「反日」は続く(小学館101新書)
    4.0
    孫文から習近平まで紅い皇帝たちの権謀術数 中国共産党内で習金平が胡錦濤の後継者に決定した。ここに至るまで、共青派、上海派、太子党入り乱れての権力争いは熾烈を極め、盗聴、怪文書、メディアへのリーク、果ては殺人事件まで絡んだ。 薄熙来事件はその典型だった。妻はファンドマネージャーだった英国人を殺害させ、習近平打倒のクーデタまで図っていた薄熙来が海外に不正送金していた額は何と1000億円以上!息子の留学先のロンドン、ボストンには豪華マンションとスーパーカーを買い与えていた。ちなみに薄の月給は12万円あまりだった。こうした巨大スキャンダルが現在の中国にはゴロゴロある。 孫文から毛沢東、トウ小平、江沢民、胡錦濤そして習近平まで、「紅い皇帝」たちは日本人の想像をはるかに超えた権謀術数で政権を奪取し、維持して人民に君臨してきた。そして、習近平の新体制でも「反日」は続く。 中国分析の第一人者・宮崎正弘氏が豊富な情報と現地取材で、魑魅魍魎が跋扈する政権交代の内幕をつづる。 著者は年に何度も中国を訪れる。最もくま無く中国を見てきた日本人の一人である。そうした日本人は中国べったりになりがちだが、宮崎氏はあくまで日本人の立場から、中国の批判すべき点はきちんと批判してきた。表面的なきれい事の中国像ではないリアルな共産党政権の内幕が手に取るように理解出来ると思う。

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  • 玄洋社 封印された実像(抄録版)
    -
    1巻550円 (税込)
    玄洋社研究の第一人者、石瀧豊美著『玄洋社発掘――もうひとつの自由民権』の刊行から30年。その後の研究成果を盛り込み、今なお歴史の闇に没したままの玄洋社像を確定する増補決定版として海鳥社より刊行された『玄洋社・封印された実像』。民権政社として出発した玄洋社が、なぜ“大アジア主義を標榜する国家主義団体”と見なされるようになったのか――。玄洋社を有名無名の群像として捉え、その運動史を初めて明らかにした。本抄録版は「I 今なお、虚像がまかり通る玄洋社」「III 玄洋社史の周辺」から「1 頭山満と玄洋社 その封印された実像」「5 孫文と福岡 生誕一三〇年に寄せて」を採録した玄洋社を知るための絶好の手引書。
  • 孔子から孫文まで 人物50人で読む「中国の思想」
    3.0
    古来から私たち日本人は、言葉や文字を初めとする多くの文化を中国から取り入れてきた。中でも儒学に代表される「中国の思想」は、現代の我々の生活や文化に深く根ざしており、その影響は無視できないものがある。例えば『論語』。私たち日本人は『論語』に少年の頃から慣れ親しんでおり、「人生を生きる上での座右の書」と言う人も少なくない。また王陽明の唱えた「陽明学」も日本に大きな影響を与えている思想の一つだ。吉田松陰や西郷隆盛など幕末志士の思想と行動は陽明学説に負うところも大きく、明治維新の成功は陽明学抜きでは語れないとも言われている。本書は、思想家50人の生涯を追いながら、それぞれの思想の誕生から発展・普及まで、その流れを読み解こうというもの。孔子、老子、孫文など誰でも知っている人から、屈原、王充、韓愈、厳復といったマイナーな人まですべてを網羅した、入門書として座右の書として納得の一冊。

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  • 興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷
    4.0
    北東アジアの雄・ヌルハチ率いる満洲人の国家は、長城を越えて漢人を圧倒し、未曾有の大版図を実現した。康熙帝・雍正帝・乾隆帝による最盛期から、アヘン戦争・日清戦争をへて、ラストエンペラー・溥儀、西太后、李鴻章、孫文らが登場する清末まで、栄光と苦闘の270年を描き出す。「中華の文明」ではなくチベット仏教に支えられた、輝ける大帝国が抱え込んだ苦悩とは。「近代東アジア」と「中華民族」はいかに創り出されたか。
  • 最後に勝つ人のブレない生き方9つの法則(KKロングセラーズ)
    3.0
    吉川英治、エウリピデス、エジソン、高橋是清、本田宗一郎、松下幸之助、アリストテレス、ベートーベン、孔子、升田幸三、孫文、勝海舟、B・ラッセル、大石内蔵助、嘉納治五郎、織田信長、道元、シルス、宮本武蔵、ゴーリキー、葛飾北斎、坂本竜馬、上杉庸山、渡辺淳一、シラー、伊藤仁斎、ジンメル、湯川秀樹、ナポレオン、ブッダ、平櫛田中、島津斉彬、貝原益軒、武者小路実篤、野口英世、荻生徂徠、淡谷のり子、正岡子規、ラ・ロシュフーコー、パスカル、ナイチンゲール、ハーバート、徳川家康、ヘッセ、福沢諭吉ラ・ブリュイエール、渋沢栄一、ファウスト、安岡正篤、リンカーン、ピカソ、新島襄、北大路魯山人、源頼朝……歴史上の人物が教えるくじけない希望を捨てない頑張る力充実した人生を実現するために自分らしく、イキイキと喜びに満ちて生きていくために
  • 齋藤孝の「伝わる話し方」(東京堂出版) 共感を呼ぶ26のコツ
    -
    単なる伝達ではなく、共感を呼ぶ「伝わる話し方」が身についているかどうかは、現代社会を生き抜く上でのカギになっています。プレゼンテーションの場で、最も日本人に欠如しているのは「相手を共感させる力」。本書は齋藤孝先生が、リンカーン、キング牧師、孫文をはじめとする歴史上の名演説から、ネルソン・マンデラ、アウンサン・スーチー、そしてスティーブ・ジョブズ、村上春樹など、世界の数々の名だたる演説を取り上げ、なぜそれが人々の心を揺さぶり、共感を得たのかを分析します。ビジネスの会議や商談のプレゼンで、朝礼、面接などで使える、聞き手の心をガッチリつかみ、共感してもらい納得させる「伝わる話し方」のコツを伝授します!
  • 三十三年の夢
    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 大将豪傑を夢みて志をえず,中国革命運動に飛び込んで,孫文,黄興らと奮闘し,夢ことごとく破れた白浪庵滔天が身をもって描いた数奇な半生記。精密な校注・研究を加えた決定版。

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  • 囚人の斧
    -
    1巻550円 (税込)
    神戸八角堂「移情閣」と中国人留学生。 神戸の華商呉錦堂(一六五五~一九二六)は、すでに伝説上の人物となっている。三十歳で日本に来たとき、呉錦堂は裸一貫だった。しがない行商から身をおこし、二十五年後、神戸の華商のあいだでも、ならぶ者のない大豪商となっていた。その呉錦堂の援助で中国の優秀な青年たちが日本に留学したいた。 一九一二年に孫文のいわゆる辛亥革命(一九一一)が失敗し、三月十日、袁世凱が北京で臨時大総統に就任して恐怖政治が起こる。やがて第二革命が企てられるが成功せず、孫文は再び日本に亡命する(一九一三)。国民党の指導者・宋教仁が上海で袁世凱の手で暗殺されたのは、一九一三年三月二十日のことである。こういう歴史の大きなうねりのなかで、日本に滞在中であった孫文は神戸舞子の呉錦堂邸に招かれた。邸じゅうが賓客歓迎の準備でごった返していたが、邸から数十メートル離れた松林のなかで、二人の中国人がもつれあい、一人が殺された。事件は男女のもつれが原因とされ、時局から当局によって迅速に処理された。だが、歴史の襞に埋もれてしまったかに考えられたこの事件には、驚くべき真実が隠されていたのだ。
  • 蒋介石が愛した日本
    -
    1巻679円 (税込)
    蒋介石ほど日本に深いかかわりをもった世界の指導者はいない。新潟での兵営生活、孫文の代理としての訪日、渋沢栄一との出会い――青年期の四年にわたる日本滞在と頻繁な往来は、彼をして、「日本の民族性を愛している。日本は私の第二の故郷である」と言わしめるほどであった。誰よりも日中の友好協力を切望していた蒋介石が、なぜ抗日戦に突入し、中共との内戦に敗れ、台湾へと退去せねばならなかったのか。蒋介石の思想と行動そして日本人への親愛の情を、彼を支えた三人の女性との関わりに光を当てて描く。
  • 真実の中国史[1840-1949]
    -
    教科書で習った中国史は、現代中国に都合のいいように書き換えられたものだった! 日清・日露戦争の意義、満洲建国の実相、孫文や毛沢東の実像について、日本人は驚くほど誤解している。それというのも、毛沢東が、中国共産党の歴史的正統性を証明するために、日本から影響をうけたということを、歴史からいっさい抹殺したからである。本書は、気鋭の歴史学者がアヘン戦争から中華人民共和国設立まで、日本人が知っておくべき中国史の真実に迫ったもの。次々と明かされる“歴史の裏側”に触れることで、あなたも、日本人の歴史観が、いかに歪んだものかに気づかされるに違いない。 【目次より】●毛沢東が書き換えた、アヘン戦争からの中国現代史 ●近代化からもっとも遠い清朝と朝鮮 ●すべての始まりは日清戦争からである ●中国は日本のおかげで、いまの東北地方が存在すると書くべき ●日本が二十一カ条の要求を出した当然の理由 ●あやしい共産党の誕生と毛沢東の登場 ●張作霖爆殺事件はコミンテルンのでっち上げだった ●人民解放軍が国民党に勝った知られざる真実
  • 新約孫文。「愛」多き革命の英雄。その生涯と日本との深い関係。10分で読めるシリーズ
    -
    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 まえがき 孫文(1866~1925)は中国において「中国近代資産階級革命先行者」と評される人物である。海外では「逸仙」の号、中国では「中山」の号で知られている。 医学の勉強をするなかで革命を志し、数回の蜂起失敗、亡命を繰り返した後、辛亥革命が起こり、1912年1月、中華民国が成立すると、臨時大総統に就任した。 その後、南北和議を受けて、大総統職を継いだ袁世凱が北京において独裁を強めていくと、南方において袁およびその後を継いだ北洋軍閥に対峙し続け、共和制の基礎、国民党による全国統一の基盤を築いていった。 孫文はどのような人物であったのだろうか。また具体的にはどのようなことをしたのだろうか。 本書では、(1)孫文の生涯、(2)革命指導者としての孫文、(3)孫文と日本との関係に分けて、簡単に解説してみたい。 本書は10分間で読めるようにシンプルにまとまっているので、気軽に読み始めていただきたい。
  • 時代の証言者 日比谷公園 「松本楼」の110年 小坂哲瑯
    -
    「首都のオアシス」である日比谷公園に立つ「松本楼」。10円カレーで有名なこのレストランは、公園とともに誕生し、関東大震災での焼失や2・26事件、沖縄闘争の焼き打ちなど、数々の試練を越えて110周年を迎えた。3代目社長・小坂哲瑯さんは、波乱の道のりを語りながら、祖父と中国革命の父・孫文とをめぐる秘話や日中交流の裏話も紹介している。様々なエピソードを通して近代日本の歴史を垣間見ることができるだろう。
  • 常識ではあり得ない中国の裏側
    -
    1巻1,320円 (税込)
    中国で、アメリカで、そして日本で戦い続ける 気鋭の民主化運動リーダーが命がけで明かす、 暴走する隣国の不都合な真実=60項目の「リアル・チャイナ」!★なぜ皆、中国認識を間違えるのか? ★2000年にわたり培われてきた諸悪の根源「厚黒術」とは何なのか?★中国一のアジテーター羅援の正体とは?★孫文、蒋介石、毛沢東が本当にしてきたこととは?★なぜ「反日」なのに日本旅行が大ブームとなっているのか?などなど、知られざる隣国の知られたくない真実が面白いほどよくわかる!!
  • 戦前の大金持ち(小学館新書)
    4.1
    昔の日本にはジョブズ並みがゴロゴロいた! これまで日本の経営者といえば、「メザシの土光」に代表される質素倹約型が理想像とされてきたはずだ。しかし、それは果たして本当に伝統的な「日本の大金持ち」の姿なのだろうか。歴史を紐解けば、戦前の日本には、個性的でスケール感溢れる起業家たちがゴロゴロいた。戦前の日本は、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ並みの人材が揃ったシリコンバレーのような場所だったのだ。武器商人から一大財閥を築いた大倉喜八郎、孫文の辛亥革命をパトロンとして支えた梅屋庄吉、パリで「蕩尽王・バロン薩摩」として名を馳せた薩摩治郎八……彼らの豪快なカネの稼ぎ方・使い方を見ていると、今の日本のビジネス界がずいぶんとこじんまり見えてくるに違いない。戦後のサラリーマン型経営が終わりを迎えた今こそ、彼らの型破りな発想力に学びたい。
  • 絶対に民主化しない中国の歴史
    3.0
    「万人は決して平等ではない」 中国はなぜ、民主主義社会と真逆の信念を抱き続けるのか――現代の「常識」だけではわからない、新時代の教養がここにある! 序 論 孔 子 孟 子 始皇帝 董仲舒 文帝と煬帝 武則天(則天武后) 郭巨(「二十四孝」のうち) 聖王舜 (「二十四孝」のうち) 孟宗と王祥 (「二十四孝」のうち) 三人の女 (「二十四孝」のうち) 孟母(「列女伝」のうち) 京師節女 (「列女伝」のうち) 節婦と烈婦 龍女と変成男子 徽宗皇帝 朱 子 岳飛と文天祥 朱元璋と永楽帝 ヌルハチと乾隆帝 西太后と康有為 孫文と袁世凱 蒋介石と毛沢東 中国共産党とは何か あとがきにかえて
  • 宋教仁の研究
    -
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 清末民国初の政治家。近代国家の真髄を発見した革命家!孫文と対立する宋教仁の革命論を探る。
  • 孫文 ──その指導者の資質
    3.5
    国際政治学者でもある著者が、混乱を極める時代にあるべきリーダーの姿を解説。度重なる失敗にひるむことなく、遂に中華民国を作り上げたその思想と人脈術を、現役の政治家の立場から解説。
  • 孫文のスピリチュアル・メッセージ 革命の父が語る中国民主化の理想
    5.0
    敬虔な「クリスチャン」であり、中国や台湾で「国父」として尊敬される孫文は、「自由な中国」を願っている!
  • 大アジア主義と頭山満
    -
    戦後日本の政治外交を顧みた時、アジア諸国の同胞に熱いまなざしを向けて対応した政治家はいたのであろうか。神道ジャーナリストと評される葦津珍彦は、西郷隆盛の意志と精神を継承する者として大アジア主義を唱えた頭山満こそ、広い視野でアジア同胞と兄弟の如く接した人物であると高く評価する。 頭山が生きた時代、アジア諸国は西欧諸国の「収奪の場」とされていた。日本もまた明治維新の気風を失い、「有色人種の新興帝国主義国家に堕落」する中にあって諸外国の指導者たちから最も信頼され、求心力を持った人物こそ頭山であった。 本書は、明治から戦前にかけての国内外の政治や社会動向を見つめながら、頭山と関わった板垣退助、犬養毅などの政治家、内田良平、宮崎滔天をはじめとする多数の門人、訪日し祖国の独立運動を志した韓国独立党の金玉均、中国国民党の孫文、蒋介石、インドのビハリ・ボース、チャンドラ・ボースなどの人物像を通して、その生涯と生き方について描いている。そして頭山の唱えた「大アジア主義」を支えた信念の根底には、真の意味での「尊皇攘夷」思想と「八紘一宇」の精神があること語りかけている。 ■キーワード(目次の構成) ▲はじめに ▲明治維新と大アジア主義 ▲尊皇攘夷の抵抗思想 ▲征韓論の思想的意味 ▲玄洋社創立までの事情 ▲板垣、頭山に民権を説く ▲条約改正、国会開設を請願す ▲玄洋社、屈辱条約に反対す ▲伊藤・井上の欧化主義外交 ▲頭山・来島の英断、政府案を破砕す ▲沈勇沈才の古武士の気風 ▲韓国独立党と玄洋社 ▲頭山満と金玉均の親交 ▲大アジア主義と頭山満 ▲中国革命家孫文、日本に来たる ▲孫文、日本有志と相知る▲山田良政、恵州にて戦死す ▲日露戦争への道(上) ▲三国干渉に怒った中江兆民の論文 ▲ロシア革命予見の内田の著書 ▲日露戦争への道(下) ▲頭山満、伊藤博文に決断をせまる ▲玄洋社と満州義軍 ▲中国革命同盟会成る ▲孫文、黄興と同盟会をつくる ▲連戦連敗に屈せざる戦闘精神 ▲辛亥革命の前後 ▲武昌起義全天下に波及す ▲日本の革命干渉を制止す ▲袁世凱との妥協に反対す ▲第二革命で孫文日本へ亡命す ▲亡命者ボースを救援す ▲第三革命の時代 ▲第三革命の諸潮流 ▲満蒙における宗社党の挙兵 ▲大陸浪人の明暗二側面 ▲満州問題のもつれ(上) ▲その歴史事情について ▲満州問題のもつれ(下) ▲その近代化と変貌 ▲頭山・孫文の神戸会談 ▲追録 昭和時代、晩年の頭山満とその周辺 ▲孫文歿後の蒋介石と国民党 ▲満州事変に対する憂念 ▲日華事変後の汪精衛と蒋介石 ▲大東亜戦争と印度独立戦争 ▲チャンドラ・ボースと汪精衛 ▲富士山麓での臨終まで ▲参考史料  関係参考略年譜
  • 「中華民国」初代総統 蒋介石の霊言
    -
    迫りくる台湾占領の危機―― 日本は、アジアのリーダーとして “中国の覇権主義”を阻止せよ。 毛沢東のライバル・蒋介石が 天上界から緊急メッセージ 親中派の幻想を打ち砕く 「歴史の真相」と 「中国共産党の実態」に迫る。 ▽中国が目論む6つの侵略計画  台湾と南シナ海を取り、次は尖閣・沖縄へ ▽「南京大虐殺」など存在しなかった  蒋介石が語る先の大戦と戦後史の真実 ▽台湾の「自由・民主・信仰」を守れ  全体主義国家の暴走を許してはならない ■■ 蒋介石の人物紹介 ■■ 1887~1975年。中華民国の軍人、政治家。初代総統。日本に留学中、孫文らの中国同盟会に入り、辛亥革命に際しては帰国して参加。孫文の死後、国民革命軍総司令となり、北伐を経て、1982年、南京で国民政府主席となる。次第に反共政策を強化するも、西安事件で捕らえられ、国共合作に同意して抗日戦を遂行。戦後は中国共産党との内戦に破れ、1949年、台湾に退いた。
  • 中国外交 苦難と超克の100年
    -
    1巻1,300円 (税込)
    日中国交回復40周年記念企画。アヘン戦争、日清戦争を経て、辛亥革命から100年――歴代政権が苦闘した「負の遺産」とその超克を「中国近代史の継続性」を重視する立場から描いた問題作。いまや世界第2位のGDPをもつ「経済大国」、国連安全保障理事国P5の一員である「外交大国」、世界第2位の国防予算をもち核兵器を保有する「軍事大国」に変身した中国にとって、「責任ある大国」に成長する過程は、中国近代史100年来の転換点であり、中国自身も戸惑わざるを得ない「外交革命」だ。清朝末期の屈辱的な外交経験に始まり、日清戦争という「最後の一撃」をくらって清朝が瓦解、かわって孫文・袁世凱が打ち立て共和国が背負った「負の遺産」、そして蒋介石による対日戦争の「史上空前の勝利」を経て、毛沢東・トウ小平が共産中国を超大国に押し上げるまで、中国の政治リーダーたちが共有した苦悩の歴史を「近代史研究のタブー」を超えて描き出す。
  • 中国人も知らない歴史のタブー ジェノサイドの中国史
    -
    1巻1,485円 (税込)
    中国はなぜ虐殺がやめられないのか。 ウイグルへのジェノサイドはなぜ続くのか。 4000年の虐殺史から中国の本質を解説! 人口を半減させた漢の武帝から、死者5000万人も出した太平天国の乱、 8000万人の人民を死に追いやり現在も少数民族への民族浄化を続ける中国共産党まで、 4000年の虐殺史から中国を眺めると、この国の本質が見えてくる! 数千年前から続く資源争奪をめぐる大殺戮、儒教からくる異民族虐殺の正当化、 中華思想と合体した共産主義の狂気、文革時代にもあった「食人宴席」の実態など、中国の虐殺原理を解説する。 日本人はこの真実に目をそむけてはいけない! (目次) はじめに──虐殺こそ中国の特性である理由 第1章 虐殺から見た中国史 ◎異民族虐殺を正当化する儒教 ◎他人の不幸を願う中国人の特性 ◎中華思想、虐殺など「中国らしさ」の祖・武帝 ◎「洗城」で血の川ができた黄巣の乱 ◎無差別殺戮で蜀の人跡を絶やした張献忠 ◎本当の南京虐殺だった「侯景の乱」 ◎5000万人が死んだ史上最大の虐殺・太平天国の乱 ほか 第2章 赤い中国共産党の黒い人民大殺戮 ◎共産党は「一村一焼一殺」で10万人を大虐殺 ◎中国人同士の内戦も粛清も大規模かつ残虐に ◎整風運動という名の党内虐殺 ◎地主を殺しまくり農民を味方につけた中国共産党 ◎数千万人が餓死した大躍進 ◎文化大革命という人類史上かつてない狂気 ◎文革中に行われた「食人宴席」 ◎中国共産党はどれだけの人を殺したか ほか 第3章 戦慄の少数民族虐殺史 1 ウイグル ◎中華の地に君臨したトルコ系、滅んだ漢人 ◎清時代から頻発、漢族によるイスラム教徒の弾圧 ◎核実験で19万人が急性死亡 ◎中国が狙うウイグル人の断種 ◎おぞましい「臓器狩り」の実態 ほか 2 チベット ◎清の時代からチベットで渦巻く漢人への恨み ◎国共内戦後に訪れた地獄 ◎農奴解放どころか農奴化政策だった中国の支配 ◎パンチェン・ラマ10世の暗殺と11世の失踪 ◎チベットに捨てられる核廃棄物 3 モンゴル ◎孫文の転向が少数民族の悲劇を招いた ◎内モンゴルと外モンゴルが分裂した理由 ◎文化大革命時のモンゴル人虐殺 ◎現在も続く文化的抹殺 第4章 ジェノサイドが避けられない中国の宿命 ◎中国が他国を侵略せざるをえない理由 ◎儒教思想による中華思想と虐殺 ◎近代国家とは常識が違う中国 ◎漢民族の人口減少対策としての異民族の断種政策 ◎愚民国家だから暴力が必要となる ほか おわりに──中国の「大一統」は人類の悪夢である
  • 中国と日本がわかる最強の中国史
    4.0
    中華思想は「幻想」でしかない! 韓国とは違って、中国の属国ではなかった日本から見た、目からウロコの中国4千年史。「日本史」「世界史」「韓国史」に続く、大好評の「最強シリーズ」第4弾! ◎冊封体制論は日本特有のガラパゴス史観の虚構◎弥生人は朝鮮半島でなく江南からやってきた◎始皇帝が信長・秀吉なら漢の劉邦は家康に似ている◎帰化人のほとんどは半島人でなく漢民族◎漢や唐の栄華は中国より日本に残っている◎元寇と倭寇の敗北で日本には勝てないと思う中国人◎秀吉が死んだ隙に清が中国を統一した◎沖縄が中国であったことはない◎孫文は親日的だったのか?容共だったのか?◎抗日戦争から逃げて生き延びた中国共産党◎「一帯一路」は「大東亜共栄圏」の焼き直し◎習近平は安倍首相との外交戦争に負けた
  • 中国の歴史 近・現代篇(一)
    5.0
    列強の蚕食に苦しむ清国では、甲午の役(日清戦争)の敗戦で不満が爆発。保皇派の康有為は公車上書を著し、立憲君主制を提唱する。義和団事変で8ヵ国連合軍が紫禁城に乱入し、権勢を誇った西太后も光緒帝(こうしょてい)と西安に逃れた。王朝打倒を目指す孫文ら若き革命家たちは集結を始める。中国近代史の精華〈全二巻〉。
  • 中国の歴史シリーズ 近・現代篇 全2冊合本版
    -
    列強の蚕食に苦しむ清国では、甲午の役(日清戦争)の敗戦で不満が爆発。保皇派の康有為は公車上書を著し、立憲君主制を提唱する。義和団事変で8ヵ国連合軍が紫禁城に乱入し、権勢を誇った西太后も光緒帝(こうしょてい)と西安に逃れた。王朝打倒を目指す孫文ら若き革命家たちは集結を始める。 『中国の歴史シリーズ 近・現代篇(一)』『中国の歴史シリーズ 近・現代篇(二)』 全2冊合本版
  • 中国は社会主義で幸せになったのか
    4.0
    1巻679円 (税込)
    万人に幸せをもたらす真に豊かで平等な理想社会……中国共産党が歩んだ社会主義革命への道は、目標とは似ても似つかぬ大悲劇を招いてしまった。文化大革命は民衆に夥しい犠牲者を生んだ。改革開放が進んだのちも官僚の汚職が蔓延し、農民への搾取が横行する悲惨な現況。伝統的抑圧からの解放をめざしたはずの共産党は、むしろ伝統の申し子だったのではないか。中華人民共和国は「社会主義の衣を着た封建王朝」――本書が引導を渡す。変わりたくても変われない、逃れようのない〈悲劇〉への哀悼歌。 [本書のポイント]中国共産党は打倒封建の目標を達成できたのか?/抗日の主役はほんとうに毛沢東なのか?/文化大革命の真意とは?/社会主義は中国で有効に機能しているのか?/清末から孫文の興した国民党にいたるまで、最初から改革開放をめざしていたのではないか?/だとすれば共産党体制ではなくてもよかったのではないか?/中国人は幸福になれるのか?
  • 東京が震えた日 二・二六事件、東京大空襲―昭和史の大河を往く〈第4集〉
    3.0
    1巻880円 (税込)
    動乱の時代を告げる一発の銃声、終幕に降り注ぐ数千トンの焼夷弾。 かたちを変え現在も残る「歴史の現場」に立ち、事件の背景・本質に迫る迫真のドキュメント。 <目次> 帝都を震撼させた二・二六事件 高橋是清惨殺の「現場」を目にして 二・二六事件は“義挙”ではなく“派閥抗争”に過ぎない 終始、鎮圧を主張した石原莞爾の動き 昭和天皇と“股肱の臣”鈴木貫太郎夫妻の紐帯 決起青年将校の巻きぞえになった下級兵士の苦悩 秩父宮は二・二六事件の黒幕に非ず 東京に戒厳令が布かれた日 “皇軍相撃”寸前、新統制派の暗躍 決起部隊を一転、鎮圧軍に──近衛師団の不可解な動き 処刑前の将校たち──安藤輝三は「秩父宮殿下萬歳」と叫んだのか 決起将校は銃殺され、参加兵士は生きて帰れぬ戦場へ 天誅名簿に名が記されていない男──東條英機 吉田松陰とともに回向院に眠る磯部浅一 二・二六事件とは何だったのか 東京が目撃した昭和という時代 浅沼稲次郎刺殺事件──交錯する二人の視線 シンガポール陥落、熱狂した日本人──誤解された山下奉文 “熱狂”から“追悼”へ──日比谷公会堂での戦没者追悼式 日比谷公園を設計した男──本多静六の人生 日比谷松本楼と孫文──中国革命を支援した日本人たち 反政府運動の現場となった日比谷公園 東京空襲の被害を想定していなかった軍事指導者 東京大空襲、あの戦争が人災であることを忘れるな 東京大空襲の総指揮官に、勲章を授与した日本政府 東京大空襲後、終戦の道を模索し始めた昭和天皇 原爆投下は「しょうがない」のか。史実を踏まえぬ久間発言 民間が運営する空襲を伝える施設を目にして 東京大空襲後も本土決戦を呼号した指導者の感性 あとがきに代えて──歴史に刻まれた“東京が震えた日”
  • なぜ日本は「大東亜戦争」を戦ったのか アジア主義者の夢と挫折
    3.5
    1924(大正13)年11月、最後の訪日を行なった中国独立の父と称される孫文は、神戸で“大アジア主義”を宣言した。当時、アジアのほとんどの国は欧米の植民地となっており、日本と中国が協力してアジアの国々を独立させねばならないということだ。大アジア主義を唱える日本人は、それ以前から少なからずいた。私は、アジア主義は正解だと現在でも考えている。それがなぜ大東亜共栄圏となり、大東亜戦争となったのか。大アジア主義から大東亜共栄圏への変遷、その経緯を明らかにするためには、昭和の戦争についてあらためて総括せねばならない。どうも私たち日本人には、連合軍が決めつけた“侵略戦争”というよりは敗れる戦争をしたことこそが致命的失敗という認識が希薄なようだ。そこで、いつどこでどのようにして失敗回路にはまってしまったのか、今後失敗を繰り返さないために、徹底的に洗い直してみることにしよう。(田原総一朗/本文より抜粋)

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  • にがい蜜
    -
    1巻550円 (税込)
    私は中国秘密結社の調査のために香港に出かけた。 中国の秘密結社といえば、青幇*チンパン*と紅幇*ホンパン*が有名である。だが、彼らのおもな縄張りは揚子江流域で、根拠地は上海なのだ。華南では三合会の勢力がつよかった。かつて孫文も三合会と結んだし、太平天国も彼らと関係をもった。起源についても諸説紛々だが、国姓爺鄭成功の父鄭芝竜を始祖とする説もある。青幇は華中の運河を航行する水夫のあいだに組織されたというが、三合会も華南の船乗りに関係があるようだ。鄭芝竜というのは、明末の貿易船であり、大海賊でもあったのだ。 三合会とは、天地会のことである。天地会のバイブルの語句のなかに『三河合水万年流』というのがあって、それから会の別名になった。「天地会」が訛って「天帝会」または「添弟会」とも呼ばれる。リーダーを老大哥と呼ぶところから「哥老会」の別名もある。要するに三合会とは、異民族である満清王朝にたいする、漢人のレジスタンス運動にほかならない。 友人から国民政府時代の北京の高官を紹介され、すばらしい青磁の花瓶を買い求めた。その折り、通訳兼ガイドに美しい中国美女が待っていた。そして彼女の尽力で三合会の入会式に秘密裏に参加できることに。じつはここに一つの細工が施されていて、ラストのドンデンがえしに読者は導かれることになる。
  • 二十世紀と格闘した先人たち―一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆―
    -
    二十世紀初頭、アジア太平洋で「アメリカの世紀」が始まる。日本は近代化の道をひた走り、ガンディー、孫文、魯迅などアジアの巨星は解放と独立を目指した。新渡戸稲造、鈴木大拙、津田梅子……激動の世紀を懸命に生きた先人の足跡を追い、今を生きる智慧と歴史の潮流を問う一冊。新潮選書『二十世紀から何を学ぶか〈下〉一九〇〇年への旅 アメリカの世紀、アジアの自尊』改題。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
  • ―日中百年の群像―革命いまだ成らず(上)
    4.0
    1~2巻1,408円 (税込)
    孫文、黄興、康有為、宮崎滔天、頭山満……。孤独と忍従、貧困と混乱に堪え、離合集散をくり返しながら革命を志した日中の志士の姿は、『水滸伝』か『三国志』さながらであった。国家の思惑を超え、友情と信義、侠気で結ばれた志士の群像を鮮やかに描き出す。新証言と発掘資料で書き換えられる、驚きの日中近代史。

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  • 日本陸軍と中国 ──「支那通」にみる夢と蹉跌
    4.5
    中国スペシャリストとして、戦前の対中外交を率いた陸軍「支那通」。その代表的人物・佐々木到一は、孫文はじめ中国国民党の要人と深い親交を結び、第二次北伐に際しては国民革命軍にも従軍した。しかし、その後、支那事変(日中戦争)では南京攻略戦に参加して、いわゆる南京「虐殺」の当事者となり、戦後、激しい批判にさらされることになる。革命に共感を寄せ、日中提携を夢見た彼らが、結果としてなぜ泥沼の支那事変へと両国を導くことになったのか。われわれは、どこで道を誤ってしまったのか? 「支那通」の思想と行動を通して、戦前の日中関係の深層に迫る。
  • 覇王と革命:中国軍閥史一九一五‐二八
    5.0
    1巻2,992円 (税込)
    1912年1月、南京で中華民国臨時政府が成立し、孫文が臨時大総統に就任。翌月には宣統帝が退位し、清朝が滅亡した。新生「中華民国」はこうして産声を上げたが、その後の歩みは“平坦でない”どころではなく、各地の軍閥が権謀術数をめぐらせ混沌をきわめた。 本書のねらいは、これまで注目されることのなかった「軍閥とその時代」を再構築することである。扱うのは、国家の統合が壊れた袁世凱統治の末期から、蒋介石が全中国を統一するまでの軍閥混戦の時代(1915-28年)だ。主役級の袁世凱、段祺瑞、孫文、蒋介石、張作霖のほか、徐樹錚、馮国璋、呉佩孚、馮玉祥ら、数多の群雄が三国志さながらの激しい攻防を繰り広げた時代である。 この時期、中国で覇権争いをしていたのは軍閥ばかりではない。列強諸国、なかでも大陸進出をねらっていた日本と、革命の輸出をもくろんでいたソ連の影響は大きく、軍閥とこれら国外勢力との間で展開した駆け引きの様子が詳しく描かれる。 本書は、今世紀に入って中国で相次いで発表された、革命史観にとらわれない文献をもとに、こうした軍閥の動きを丁寧に追い、複雑にからみ合った勢力関係のひもを解きながら、中国史のなかに軍閥を位置づける試みである。
  • 反中国心理作戦を脱却せよ! 冷戦復活への策謀にどう立ち向かうべきか?
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    「中国は、世界の悪の司令塔」か?ー欧米寡頭資本勢力が作った心理作戦=サイオプを脱却し、正しい未来を切り拓くための必読書。 欧米の寡頭勢力が、世界支配という真の狙いを隠すために作り上げた新たな偽りの物語が暴かれる。「中国は、世界の悪の司令塔である」という諸説は、全て神話であり嘘である。「神をも恐れぬ共産主義者の陰謀」という古い偏見と恐怖も、地球を征服しようとする「中国のブギーマン」という現代の恐怖も、真実とは程遠い。 中国の内戦は、アヘン戦争の暗黒時代以来、中国を内部から転覆させるために欧米勢力の利益のために暗躍した裏切り者たちに対抗する愛国者達の間で繰り広げられた戦いであった。無知と恐怖から抜け出て、正しい日本の未来を開くための必読書。 【目次】 はじめに 第一章 リンカーンに学んだ孫文の共和制革命 第二章 反中プロパガンダは、冷戦を引き起こした「グーゼンコ・デマ」の再来だ 第三章 COVIDパンデミックは誰の仕業? 中国か、米国か、それとも別の何か? 第四章 キッシンジャーの中国人奴隷労働プログラムはどのように解除されたか? 第五章 台湾=「太平洋のウクライナ」 第六章 真のグローバル・アジェンダは、「対中戦争」の推進 第七章 中国は全体主義の反精神主義的な岩に過ぎないのか? ソーシャル・クレジットと偽宗教カルト 第八章 イエズス会、タヴィストック研究所による中国の心を狙う戦い 第九章 一九八九年、ソロスの追放 訳者あとがき 【著者】 マシュー・エーレット ジャーナリストであり、ライジング・タイド財団の共同設立者であり理事を努める。Canadian Patriot Reviewの編集長、アメリカン・ユニヴァーシティ・イン・モスカウのシニア・フェロー、Rogue NewsでThe Great Gameの共同ホスト。著書に、The Untold History of Canada(『誰も語らなかったカナダ史』)とThe Clash of the Two Americas(『二つのアメリカの衝突、I~IV』(日曜社より翻訳近刊予定))がある。 シンシア・チョン ライジング・タイド財団の共同設立者、理事長。シラーの美学、シェイクスピアの悲劇、ローマ史、フィレンツェ・ルネッサンスなどのテーマで講演。著書:The Empire on Which the Black Sun Never set: The Birth of International Fascism and Anglo-American Foreign policy(『黒い太陽が沈まぬ帝国− 国際ファシズムの誕生と英米の外交政策』2023, Canadian Patriot Press 鄭基成 翻訳家、茨城大学名誉教授。訳書に『メイク・ザット・チェンジ』(日曜社、共訳)、『スターウォーカー』(日曜社)、『コロナパンデミックは、本当か?』(日曜社)、『計画されたコロナパンデミック』(成甲書房、共訳)、『羊たちの沈黙は、なぜ続くのか?』(日曜社、共訳)
  • マンガこの一冊で中国の歴史がわかる!
    3.7
    第1章 黄河文明の誕生から春秋戦国時代へ―夏の禹王、殷の湯王から、夫差・勾践、孔子・老子まで;第2章 秦と漢の統一王朝―始皇帝の統治から、劉邦の建国、武帝の盛時へ;第3章 分裂の世紀、三国志と南北朝―曹操・劉備・孫権から、司馬氏、北魏の孝文帝まで;第4章 隋と唐の盛衰―楊堅・煬帝の短命王朝から、太宗の盛時・玄宗の落日まで;第5章 宋の栄華と元朝支配―黄巣の乱、趙匡胤の建国、そしてフビライ汗の支配へ;第6章 15・16世紀、明朝の繁栄―洪武帝・永楽帝時代の発展から、万暦帝後の衰退へ;第7章 清の隆盛から激動期へ―順治帝・康煕帝の繁栄期、そして西太后の動乱期;第8章 中華民国の苦悩、国民党と共産党―孫文、袁世凱、蒋介石…誰がどう主導権をにぎったのか?;第9章 中華人民共和国の行方―毛沢東、莪小平、江沢民…揺れつづける現代中国の実情
  • 満蒙独立運動
    -
    1932年、満州建国に至る道は長く険しかった。辛亥革命以後、三度にわたる独立工作の挫折、1916年の張作霖爆殺事件など、日中外交の舞台裏には意外な真実が隠されていた。本書では、明治末期から大正期を中心に、満州問題に生死をかけた政治家、陸海軍将校、大陸浪人たち、さらに中国の革命家たちの姿を丹念に追っている。崩壊しようとする清朝に対し、日本は彼らの独立を支援するようなかたちで、その実、傀儡政権をつくることを画策していた。その中心人物が、大陸浪人、川島浪速であった。謎多き人物、川島と粛親王との出会い、さらに溥儀との関係は、満蒙独立運動の象徴であった。又、孫文、袁世凱に対する日本側の巧みな駆け引きは、外交の醍醐味でもある。さらに本書は「奈良武次日記」「上泉徳弥メモ」など未公刊史料も駆使しており、歴史ファンのみならず研究家たちにも一石を投じる。満州事変から七十年、歴史に埋没した史実を掘り起した渾身の作。

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  • 見果てぬ王道
    3.9
    1巻2,000円 (税込)
    孫文を支え続けた日本人実業家の、スケール感溢れる一代記 映画事業で大成功をおさめ、その資金で革命家・孫文を支援し続けた梅屋庄吉。その情熱と葛藤、国境を越えた友情を直木賞作家が描く。 長崎の貿易商・梅屋商店の跡継ぎとして育った庄吉は、香港で写真館を経営する。そこで出会ったのが、清朝を打倒し、西洋の武力支配からの自立を目指す若き孫文だった。西洋列強による東洋の侵略に理不尽を感じていた庄吉は、孫文の情熱を知り、革命を支援することを約束する。庄吉はやがて、日活の前身となるMパテー商会を創立。黎明期の映画事業は大成功を収め、その資金で革命を支援し続ける。 実業家・梅屋庄吉の熱き生涯!
  • 闇の金魚
    -
    日本への留学を終えて帰国した童承庭は、政商・永源昌の店で働きながら、反体制運動のレポ役も果していた。が突如、妻が何者かに拉致された……。陰謀錯綜の歴史の裏を暴く長編ミステリ――妻が拉致された。その報をもたらした男が示す紙片には、「とらわれたが拷問には屈しない」とある。確かに妻の筆蹟だ。反体制運動のレポ役・童承庭は、ふるえた。誰が何のために仕組んだ罠なのか? 清朝が倒れ、孫文らの革命勢力が勃興する中国、多様な主義思想の錯綜する歴史のヒダに、推理のメスを鋭く入れる長編。

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