杉山祐之の作品一覧
「杉山祐之」の「清朝滅亡:戦争・動乱・革命の中国近代史一八九四―一九一二」「張作霖:爆殺への軌跡一八七五-一九二八」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「杉山祐之」の「清朝滅亡:戦争・動乱・革命の中国近代史一八九四―一九一二」「張作霖:爆殺への軌跡一八七五-一九二八」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【張作霖の生涯からは、近代中国の激動が見える。遠くない未来に奈落が待ち受けている日本の運命もまた、はっきりと見える】(文中より引用)
世が乱れる清朝末期に躍り出て、瞬く間に東北の王となった張作霖。1928年に爆殺されるまでの駆け抜けた半生を、膨大な情報量を基として臨場感たっぷりに描いた作品です。著者は、読売新聞社の中国駐在編集委員などを務める杉山祐之。
「張作霖爆殺事件」という単語の連なりでしか知らなかった人物だったのですが、大河ドラマの世界顔負けの波乱の人生を送っていたことがわかり、まず伝記として最高に面白い読み物でした。同時に張作霖から眺める清朝の崩壊や近代日本の対中外交が伺える点も、
Posted by ブクログ
中国最後の分裂時代である、民国軍閥時代。
辛亥革命によりアジア最初の共和国・中華民国となりながら、各地の軍閥が群雄割拠した混戦時代に突入。
孫文の偉大さばかりが強調される辛亥革命において、袁世凱の果たした役割の大きさとは?
袁世凱の皇帝即位と、それに対する反乱、様々な勢力が入り乱れた混戦時代が克明に描かれています。
キーワードは、直隷vs安徽。
袁世凱の率いた北洋軍閥をルーツとしながら、馮国璋の率いる直隷(河北)派と、段祺瑞の率いる安徽派とが政権を争う。
これに張作霖率いる奉天派と、孫文率いる国民党が絡む。
期間は袁世凱政権末期の1915年から、蒋介石の北伐により中国が一応統一される1928年