作品一覧

  • 蒋介石が愛した日本
    -
    1巻789円 (税込)
    蒋介石ほど日本に深いかかわりをもった世界の指導者はいない。新潟での兵営生活、孫文の代理としての訪日、渋沢栄一との出会い――青年期の四年にわたる日本滞在と頻繁な往来は、彼をして、「日本の民族性を愛している。日本は私の第二の故郷である」と言わしめるほどであった。誰よりも日中の友好協力を切望していた蒋介石が、なぜ抗日戦に突入し、中共との内戦に敗れ、台湾へと退去せねばならなかったのか。蒋介石の思想と行動そして日本人への親愛の情を、彼を支えた三人の女性との関わりに光を当てて描く。
  • チャーチルが愛した日本
    3.5
    1巻789円 (税込)
    イギリスの歴史的な名宰相ウィンストン・チャーチルは終生、日本に対して好意と深い理解を示していた。幼少のころ愛する母から伝えられた美しい日本の印象が、忘れがたい記憶として残っていたからである。箱根、東京、日光、京都を旅したチャーチルの母は、明治期の日本に何を見たのか? 戦中、戦後のチャーチルが、荒廃した日本に何を望んだのか? 歴史的名宰相の目に映った日本の隆盛と衰退、そして再生とは……。名宰相と母の物語を、未邦訳資料を踏まえながら、元外交官が見事に描ききる。――1894年チャーチルの母は世界一周旅行の途上、日本にひと月あまり滞在した。彼女が残した詳細な旅行記に描かれていたのは、大方の日本人が忘れてしまった古きよき日本の姿であった。

ユーザーレビュー

  • チャーチルが愛した日本

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    680

    163P

    イギリス人ってアメリカ人徹底的に馬鹿にしててアメリカ人でもないのに不快になった。

    関榮次
    (せき えいじ、1929年[1]7月[2] - 2020年7月21日[要出典])は、日本の外交官、ノンフィクション作家。沖縄県北大東島出身。沖縄県[1]北大東島生まれ。旧制松山高等学校を経て、1953年に東京大学法学部卒業[1]、外務省入省[1]。1954年オハイオ州アンティオーク大学留学、1955年在米国日本大使館外交官補[3] 。帰国後は、経済局、通商産業省出向、経済協力局を経て、インドネシア、連合王国(イギリス)、タイ、ユーゴスラビア、ブラジルに在勤[2] 。本省では、国際連

    0
    2024年07月24日
  • チャーチルが愛した日本

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦へアメリカを引き込むために日本が参戦することに暗躍したやら、参戦が決まって喜んだと言われたチャーチルへの印象が変った。
    日本が戦争に関わる事を回避しようと努力したり、戦後、悪化した日英関係を改善しようと奔走したりと、終始日本の味方であろうとした事がわかる。
    吉田茂・重光葵・チャーチルなどなど、終始戦争に反対した人物が居ながらなぜ戦争に向かっていったのか・・・

    0
    2012年07月02日
  • チャーチルが愛した日本

    Posted by ブクログ

    日本人にとっての英国チャーチルの評価は大きく2つに割れるだろう。多くの人の印象は太平洋戦争でルーズベルト率いるアメリカを第二次世界大戦に巻き込むために暗躍し、結果的に対日戦線に引き入れた張本人として認識されているのでは無いだろうか。だから意地悪そうに笑みを浮かべる狡猾な老人という印象が大きい様に感じる。一方でチャーチルの母方は日本を旅行で訪れ日本の素晴らしさを書籍に残す程の親日家としても知られており、幼い頃に母親からその素晴らしさを耳にしていたチャーチルの親日家としての側面もある事はそれほど知られてはいない。当時はもちろん船の旅になるから、資産家のもとに生まれ首相候補にもなりうる様な大政治家と

    0
    2023年09月12日
  • チャーチルが愛した日本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チャーチルは第二次世界戦後、日本に対して密かな温情を持っていたというのは母の影響が色濃く出ていた。 あれほど、ドイツに対しては憎しみとあきらめることの無い勝利を描き、その裏では日本に対しての思い入れがあった。

    0
    2012年11月06日
  • チャーチルが愛した日本

    Posted by ブクログ

    チャーチルの、日本に対する優しい、熱い思いが伝わってきた。
    前半は、チャーチルのご両親について。特に母上がいかに素晴らしく魅力的な人物であったかということ。母上が日本を訪れたことがあり、日本をとても気に入って、チャーチルによくその話をしていたという。箱根の富士屋ホテルなど、現存する地名もちらほら出てくる。
    後半は、そのバックグラウンドを踏まえたうえで、チャーチルの政治的な活躍ぶり、人柄などが書いてある。特に、皇太子が英国に訪問したときの、チャーチルのスピーチは素晴らしい。

    0
    2011年05月20日

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