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イギリスの歴史的な名宰相ウィンストン・チャーチルは終生、日本に対して好意と深い理解を示していた。幼少のころ愛する母から伝えられた美しい日本の印象が、忘れがたい記憶として残っていたからである。箱根、東京、日光、京都を旅したチャーチルの母は、明治期の日本に何を見たのか? 戦中、戦後のチャーチルが、荒廃した日本に何を望んだのか? 歴史的名宰相の目に映った日本の隆盛と衰退、そして再生とは……。名宰相と母の物語を、未邦訳資料を踏まえながら、元外交官が見事に描ききる。――1894年チャーチルの母は世界一周旅行の途上、日本にひと月あまり滞在した。彼女が残した詳細な旅行記に描かれていたのは、大方の日本人が忘れてしまった古きよき日本の姿であった。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年07月02日
第二次世界大戦へアメリカを引き込むために日本が参戦することに暗躍したやら、参戦が決まって喜んだと言われたチャーチルへの印象が変った。
日本が戦争に関わる事を回避しようと努力したり、戦後、悪化した日英関係を改善しようと奔走したりと、終始日本の味方であろうとした事がわかる。
吉田茂・重光葵・チャーチルな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月12日
日本人にとっての英国チャーチルの評価は大きく2つに割れるだろう。多くの人の印象は太平洋戦争でルーズベルト率いるアメリカを第二次世界大戦に巻き込むために暗躍し、結果的に対日戦線に引き入れた張本人として認識されているのでは無いだろうか。だから意地悪そうに笑みを浮かべる狡猾な老人という印象が大きい様に感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月20日
チャーチルの、日本に対する優しい、熱い思いが伝わってきた。
前半は、チャーチルのご両親について。特に母上がいかに素晴らしく魅力的な人物であったかということ。母上が日本を訪れたことがあり、日本をとても気に入って、チャーチルによくその話をしていたという。箱根の富士屋ホテルなど、現存する地名もちらほら出て...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
こういう話はあまり一般的に紹介されていないので、信じられない面もある。チャーチルの母が日本に来て日本びいきになり、それがチャーチルにも受け継がれ 第二次世界大戦に日本が巻き込まれないよう努力するが日本の外相/内閣の対応や理解がわるく太平洋戦争に突入していまう。戦後は英国内で反日論議が活発ななか 日本...続きを読む
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