アルファポリス文庫作品一覧

  • このたび、小さな龍神様のお世話係になりました
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    訳あって、小さな龍神様「おみ」の保護役になり、おみと二人で暮らすことになった涼太。実際は、いつも泣いてばかりのおみの子守が主だが、他の神様に助けられ、日々悩みながらも楽しく生活している。苦手な花火の音を克服しようとしたり、結婚式に参加して「嬉し泣き」を学んだり、二人で一緒に旅行したり――。様々なイベントを経験して、おみの成長を側で見守り、涼太自身も成長していく。神様と人間のハートフルな日常を描いた連作短編集。
  • 九つ憑き あやかし狐に憑かれているんですけど
    5.0
    何かとツイていない大学生の加納九重は、アルバイトを探していたある日、ひょんなことから土屋霊能事務所を訪れる。そこで所長の土屋は、九重が不運なのは九尾の狐に憑かれているせいであり、憑かれた前世の記憶を思い出し、金さえ払えば自分が祓ってやると申し出た。九重は不審に思い断ろうとするものの、結局は事務所でアルバイトをすることに。次第に前世の記憶を取り戻す九重だったが、そこには九尾の狐との因縁が隠されていた――
  • コンカツ!
    4.3
    学もなければ金もなく、働く意欲もゼロの浪川琴莉(なみかわ・ことり)。人生負け組の彼女が成り上がるには、玉の輿に乗るしかない。そこで勝ち組の男を捕まえるべく、彼女は日々婚活に精を出していた。そんなある日、琴莉はついに「大当たり」を見つける。有名大学出身、会社経営、年収2000万以上、端整な顔立ちに魅惑的な声。けれど――「君は欲望に忠実で頭が悪く、利己的な女だな」彼の最大の欠点は、その性格。かくして、負け犬女と性悪男の攻防戦が幕を開ける!
  • 護堂先生と神様のごはん
    4.0
    亡き叔父の家に引っ越すことになった、新米中学教師の護堂夏也(ごどうなつや)。古民家で寂しい一人暮らしの始まり……と思いきや、その家には食いしん坊の神様が住み憑いていた。というわけで、夏也はその神様となしくずし的に不思議な共同生活を始める。神様は人間の食べ物が非常に好きで、家にいるときはいつも夏也と一緒に食事をする。そんな、一人よりも二人で食べる料理は、楽しくて美味しくて――。新米先生とはらぺこ神様のほっこりグルメ物語!
  • 桜子さんと書生探偵 明治令嬢謎奇譚
    -
    時は明治。胡条財閥の一人娘で、おてんばお嬢様である胡条桜子は、ある日、父から『三人の婚約者候補の中から夫を選ぶ』ように言われる。心優しい幼馴染、色男な良家の子息、真面目実直な軍人さん。個性豊かな婚約者候補。父の言いつけ通り、お見合いを重ねる桜子だが、ある日を境に脅迫文が届き始め、ついに殺人事件にまで発展してしまう。混乱する桜子の前に現れたのは、謎めいた雰囲気の知的な書生さんで……家のため、婚約者を選ばなくてはいけない桜子は、いつしか彼に惹かれていき――。煌びやかな世界の中で繰り広げられる純愛×ミステリイ! 第六回ホラー・ミステリー小説大賞受賞作! 堂々刊行!
  • 砂漠の国の最恐姫 アラビアン後宮の仮寵姫と眠れぬ冷徹皇子
    5.0
    砂漠の国アザリムの豪商の娘・リズワナ。女神のような美貌と称えられる彼女は、その見た目からは想像できない一面を持っている。実はリズワナには、数百年前に生きた最恐の女戦士の記憶があるのだ。彼女はひょんなことから第一皇子・アーキルに出会う。リズワナは、実は不眠の呪いに苦しんでいるという彼を眠らせることに成功。すると、彼の後宮に入るようにと言われた!? なんと、リズワナは彼の呪いを解くことができる「彼が前世で愛した相手」らしくて……。想いが交錯するアラビアンラブファンタジー、開幕!
  • さよならまでの7日間、ただ君を見ていた
    -
    人付き合いが苦手な高校3年生の結夏は、夏のある日、ひとりの青年と出会った。記憶をなくした彼は結夏にしかその姿が視えず、そのうえ7日後には消えてしまうのだという。明るくも寂しげに笑う彼の力になりたい――そう考えた結夏は、彼のなくした記憶を取り戻すために動き出す。それは、忘れられないひと夏の奇跡の始まりだった。「私たちの出逢いは、きっと運命だったんだ」笑って、泣いて、恋をして……。2人が過ごした7日間に、きっと涙する。
  • さよなら、私の愛した世界
    NEW
    -
    十六歳と三か月。それが栗原夏月の生きた時間だ。死の瞬間の記憶もないまま、夏月は思いがけずこの世に留まってしまう。そんな彼女を認識することができるのは、ただひとり、双子の姉の真柴春陽だけ。両親の離婚を機に別々の家で育った二人は、再び寄り添い、夏月が死んだ夜の謎を探ることにした。やがてかすかな足跡を辿るうち、春陽は夏月が隠してきた秘密を知ることになり――。なくした絆を取り戻す、希望と再生の物語。
  • さよなら私のドッペルゲンガー
    4.5
    ノリと勢いだけで生きていると評される俺、高校生の墨染郁人。ある日、俺の前に白谷凛と名乗る美少女の幽霊が現れた。なんでも彼女は、ドッペルゲンガーに存在を奪われ死に至ったらしい。不幸な最期を遂げた凛は俺にあるお願いをしてくる。「なんとかなるでしょ、だって夏だし」そうして俺は凛との約束を果たすため、真夏の京都を駆け巡ることに。そんな中、彼女が抱える秘密を知ってしまい……。「さよなら」がくれた、決して忘れられない青春小説! アルファポリス「第12回ドリーム小説大賞」大賞受賞作。
  • 座卓と草鞋と桜の枝と
    3.3
    真面目で融通がきかない検地方小役人、江藤仁三郎。小役人の家の出で、容姿も平凡な小夜。見合いで出会った二人の日常は、淡々としていて、けれど確かな夫婦の絆がそこにある――。ただただ真面目で朴訥とした夫婦のやりとり。飾らない言葉の端々に滲む互いへの想い。涙が滲む感動時代小説。第4回アルファポリス「ドリーム小説大賞」大賞受賞作品、待望の文庫化!
  • 幸せグセのつけ方
    -
    幸せになるには、幸せになる“クセ”をつければいいのです。つらい時には少しでもラクになれるように、絶望している時には少しでも希望がもてるように、平穏な時にはより気分よくなれるように、幸せな時には幸せを十分味わえるように……。“幸せグセ”で幸せな人生を歩んでください。ベストセラー『考えすぎない』の本多時生、待望の新作!
  • 虐げられた無能の姉は、あやかし統領に溺愛されています
    5.0
    家では虐げられ、女学校では級友に遠巻きにされている初音。それは、異能を誇る西園寺侯爵家のなかで、初音だけが異能を持たない「無能」だからだ。妹と圧倒的な差がある自らの不遇な境遇に、初音は諦めさえ感じていた。そんなある日、藤の門からかくりよを統べる鬼神――高雄が現れて、初音の前に跪いた。「そなたこそ、俺の花嫁」突然求婚されとまどう初音だったが、優しくあまく接してくれる高雄に次第に心惹かれていって……。あやかしの統領と、彼を愛し彼に愛される花嫁の出会いの物語。
  • 死神飯に首ったけ! 腹ペコ女子は過保護な死神と同居中
    3.7
    伯父の借金を背負わされ、突然どん底まで追い詰められたOLの朱夏。成す術もなく、気づけば人生も崖っぷち――そんな彼女を助けてくれたのは、金髪強面の死神だった! 「あんたが死ぬと、俺たちの仕事が猛烈に増えて面倒くさいんや!」そんな台詞とともに始まった、死神〈辰〉との同居生活は、朱夏に当たり前の生きる幸せを思い出させてくれて……。飯テロ級の絶品ご飯と神様のくれたご縁が繋ぐ、過保護な死神×腹ペコ女子のトキメキ全開満腹ラブ!
  • 仕舞屋蘭方医 根古屋冲有 お江戸事件帖 人魚とおはぎ
    5.0
    与力見習いの犬飼誠吾は、今日も神田のとある仕舞屋の戸を叩く。ここに居を構えるは、蘭方医の根古屋冲有。興味があることにのみまっしぐらでそれ以外には目もくれない変わり者である。が、頭が切れる上に医術の腕は確かだ。誠吾はお江戸の町で見聞きした事件を解決するため、少しばかりの甘味を手土産に冲有の知恵を借りに来る。小正月も過ぎたある晩、日本橋の薬種問屋で火事が起こる。その火事を皮切りに、町で妖(あやかし)の名を騙る事件が連続して起こり始める。そしてそれぞれの事件の裏には、確かな悪意が見え隠れしており――
  • 週末鉄道紀行
    5.0
    通勤電車で吊革を握りながら見た蒼い空、鉄橋を渡る音、北の国の観光ポスター、ターミナル駅で出会った長距離列車。ありふれた日常に「旅」を感じる一瞬、自分の中の逃避願望が湧いてきて、ふらりと鉄道に乗って日常からの脱出を試みる。現実からの逃避と癒しを鉄道の旅に求めるサラリーマンの週末――第一回アルファポリス旅行記大賞受賞。珠玉のサラリーマン鉄道旅行記。
  • 週末夜汽車紀行
    4.0
    短い週末。創り出す幸せな長い旅。未知の車窓を求めて夜の鉄道紀行へ――夜だからこそ味わえる鉄道旅行の醍醐味!癒しと郷愁を誘う極上の鉄道旅行記、第2弾!
  • 朱華国後宮恋奇譚 偽りの女帝は男装少女を寵愛する
    5.0
    治癒の力を持つ一族に生まれ、『病身の女帝のため』と弟を殺された翠蘭は、彼の仇を討つため男装して弟の名を名乗り、男女逆転した後宮である男後宮に潜入を果たす。しかしその先で、現在の女帝・美帆こと憂炎は訳あって女性のふりをしている男性であること、誰かが女帝の名を騙っていたことを知る翠蘭。真実を探るための隠れ蓑として『女帝のお気に入り』となるが、憂炎は影日向なく翠蘭に優しく接してきて――
  • 瞬間、青く燃ゆ
    5.0
    最愛の彼女を喪い、無意味な人生を送っている春野律。彼女の死から、他人の顔にモヤがかかり、その色で感情がわかってしまう「心視症」に苦しんでいた。そんな律の前に後輩の市川麻友が現れた。なぜか、彼女の顔にはモヤがかかっていない。麻友は律を更に驚かせることを言った。「知らない人に追いかけられているんです」ストーカーに殺された彼女の面影を重ねた律は、麻友を助けようとし……。この出会いで、あの時から止まっていた時間が再び動きはじめる――!
  • 春龍街のあやかし謎解き美術商 謎が解けない店主の臨時助手始めました
    3.5
    人とあやかしの血を引くOLのちづるは、真実を見抜く特別な力「麒麟眼」を持つせいで、周囲から孤立しがち。そんなある夜、彼女は人間社会の裏側にある春龍街の住人――あやかしの白露と出会う。半ば強引に春龍街へと連れてこられたちづるは、美術商をする白露に誘われるまま真贋鑑定の依頼を手伝い始めるが……。吉祥の証と言われる全てを見透かす善き眼を持ったちづると、凶兆を告げる最悪のあやかし「鵺」の白露。善悪コンビが紡ぐあやかし謎解き奇譚ここに開幕!
  • シロクマのシロさんと北海道旅行記
    完結
    4.0
    受験に失敗し、彼氏にも振られ、思わず家を飛び出した恵。衝動的に姉の居る北海道に向かったのだけれど、姉はまさかの不在。けれどそこで、大きくてもふもふのシロクマに出会った。シロさんと呼んでいいという。なんだか親しみやすくて、面倒見がいい。ちょっと偉そうだけど、可愛くて許せてしまう。そこから一人と一匹の不思議な北海道旅行が始まった。味噌ラーメン、夜パフェ、スープカレー。自分の好きなものすら分からなくなるくらい疲れた今日を、ほっと温める優しい時間はいかがですか?
  • 深夜の背徳あやかし飯 ~憑かれた私とワケあり小料理屋~
    4.0
    仕事で落ち込んでいたOLの若葉は、ある夜いつも通る坂道で見慣れない小料理屋を見つける。あやしくも優しい赤提灯の光に誘われ戸を開けると、そこには不思議な雰囲気のイケメン店主・千歳と謎のモフモフ子狐が――!? 千歳曰く、ここは珍妙なあやかしが集まる店らしい。しかもその子狐はどうやら若葉に取り憑いているようで……。混乱する若葉だが、疲れた心に染みわたる千歳の美味しい料理と、愛くるしい子狐の虜になってしまい――!? ほっこり美味な神様印のあやかし飯屋、今宵も開店!
  • 呪症骨董屋石川鷹人
    3.3
    呪われた骨董品が引き起こす災害現象を総称して『呪症』と呼ぶ。殺人にさえ至るそれは、警察だけでは手に余るため、専門家の呪症管理者が共同で捜査に当たることになっていた。骨董屋、石川鷹人(いしかわたかひと)もまた、そんな呪症管理者の一人である。ただ、容姿端麗で頭が切れる彼なのだが、傲慢で皮肉屋で、おまけに人命よりも呪われた骨董品を大切にするような変人だった――。シリーズ累計40万部「蛟堂報復録」の鈴木麻純が贈る新シリーズ、アンティーク伝奇ミステリ、始動!
  • 晴明さんちの不憫な大家
    4.0
    やたらとろくな目にあわない『不憫属性』の青年、吉祥真備(きちじょうまきび)。彼は亡き祖父から『一坪』の土地を引き継いだ。実は、この土地は幽世(かくりよ)へとつながる扉。その先には、かの天才陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)が遺した広大な寝殿造の屋敷と、数多くの“神”と“あやかし”が住んでいた。なりゆきのまま、真備はその屋敷の“大家”にもさせられてしまう。逃げようにもドSな神・太常(たいじょう)に逃げ道を塞がれてしまった彼は、渋々あやかしたちと関わっていくことになる――
  • 青藍の妃は偽りの公主に愛される
    -
    幼い頃から憧れていた皇帝・紫龍翔の後宮に入内することになった氾青藍。しかし、待てども皇帝のお渡りはなく、不安な毎日を過ごしていた。そんな折、後宮内の書庫で侍女が幽霊に襲われる事件が発生。幽霊の存在を信じない青藍は事件の真相を探る渦中で公主・花麟と友人になるが、実は彼女の正体は皇帝の双子の弟・大麒だった。ひょんなことからその秘密を知ってしまった青藍は、後宮で渦巻く陰謀に巻き込まれていく――。女装の皇弟×リアリスト妃の中華後宮ファンタジー開幕!
  • 妹尾写真館 帰らぬ人との最後の一枚、お撮りします
    4.0
    写真館を経営する祖父が亡くなり、地元へ戻ってきた妹尾つむぎ。彼女は、祖父に代わり店を切り盛りしている青年・天海咲耶から、とある秘密を知らされる。それは、この写真館では、わずか10分だけだが、もうこの世にはいない大切な人と会え、そして一緒に記念撮影ができるということ。そんな夢みたいな話が事実だと知ったつむぎは、天海とともに、訪れる人々のこの奇跡の再会を手伝うようになる――
  • 大正銀座ウソつき推理録 文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿
    4.5
    大正十四年、銀座。とあるカフェーで女給の千歳は窃盗事件に巻き込まれる。そこに現れたのは、事件解決のために呼ばれた探偵である兎田谷朔という男。彼の華麗な推理で、事態は収束。大団円かと思いきや――「解決さえすりゃ真実なんかいらないのさ」なんとその推理内容は、兎田谷自身が組み立てたでっち上げの真実だった! 口八丁でどんな事件も丸く収める、異色の探偵兼小説家が『嘘』を武器に不可思議な依頼に挑む。
  • 大正石華恋蕾物語 贄の乙女は愛を知る
    -
    時は大正、処は日の本。周囲の人々に災いを呼ぶという噂から『不幸の菫子様』と呼ばれ、家族から虐げられて育った名門伯爵家の長女・菫子。ようやく縁組が定まろうとしていたその矢先、彼女は命の危機にさらされてしまう。そんな彼女を救ったのは、あやしく人間離れした美貌を持つ男――神久月氷桜。なんと、その正体はあやかしだった。「お前は、俺のものになると了承した。……故に迎えに来た」どこか懐かしい氷桜の深い愛に戸惑いながらも、菫子は少しずつ心を通わせていき……。これは、幸せを願い続けた孤独な少女が愛を知るまでの物語。
  • 大嫌いな雨と大嫌いな君の、隣。
    -
    過去のトラウマから、雨が大嫌いな高校二年生の西條和紗。しかし、一緒に捨て猫を助けたことをきっかけに、同じクラスの圧倒的光属性一軍男子・佐尾悠飛に声をかけられるようになった。雨が降るとなぜか必ず「途中まで入れてって」と言ってくる彼が苦手だったけれど、何度拒絶しても優しく接してくれる彼に少しずつ惹かれていって……。雨の日と相合い傘が結ぶ、正反対の二人の切ない青春恋愛ストーリー!
  • ダブルファザーズ
    3.0
    生まれた時に母親を亡くし、父子家庭で育ってきた沙織。彼女には、二人の父親がいる。一人は眼鏡をかけて商社で働いている裕二お父さん。もう一人はイラストレーターで家事が得意な、あっちゃんパパ。自分の家はちょっと変わっているけれど、ごく普通の家族として生活している――そう思ってきたけれど、時には奇異のまなざしを向けられたり、陰口を叩かれたりもして……。どうして自分には父親が二人もいるのか。自分の本当の父親は誰なのか。これは、沙織が自分のルーツを知る物語。
  • 付喪神、子どもを拾う。
    完結
    3.6
    店を持たず、勤め先も持たず、客先に出向き、求めに応じて食事を提供する流しの料理人・剣。その正体は、古い包丁があやかしとなった付喪神だった。ある雪の日、剣は道端に倒れていた人間の少女を見つける。その子は薄汚れ痩せこけていて、名前や親について尋ねても、「知らない」「わからない」と繰り返すのみ。何やら悲しい過去を持つ少女を放っておけず、剣は自分で育てることを決意する――あやかし父さんの美味しくて温かい料理が、少女の傷ついた心を解いていく。ひとつ屋根の下で繰り広げられる、ちょっぴり不思議な父娘の物語。
  • 辻のあやかし斬り夜四郎 呪われ侍事件帖
    完結
    -
    団子屋の看板娘・たまは、おつかいの帰りに辻斬りの現場に遭遇し、恐怖で気を失ってしまう。目を覚ますと破れ寺で辻斬りの夜四郎に介抱されていた。曰く、彼にかけられた半死半生の呪いを解くためには百八のあやかしを斬らねばならず、辻であやかしを待ち伏せしていたのだと――。実はあやかしを判別する目を持つたまは、夜四郎に頼み込まれ、彼のあやかし探しに協力することになる。そんな折、たまは団子屋を訪れた客・佐七に生き別れの母捜しを頼まれ、さらには幼い頃に姉のように慕っていた滝も姿を消した旦那を捜していると聞く。二つの人捜しとあやかし探しが交差した時、とある真実が浮かび上がる。あやかし斬り夜四郎と町娘たまの妖怪退治譚、ここに開幕!
  • 帝都六家の隠し姫 かりそめの花嫁は氷の子爵に囲われる
    -
    帝都の片隅で、母娘つましく暮らしていた美緒。しかし母の死を機に、父の借金のかたとして売り飛ばされてしまう。そんな彼女を救ったのは、南条蒼真。彼は、帝都を魔性から守る六家のひとつ――名家南条家の当主であった。美緒の亡き母も六家の生まれであり、美緒もまた特別な血筋なのだという。蒼真は美緒の血統を理由に、婚約をもちかける。恩に報いるべく受け入れた美緒だったが、ともに過ごすうちに互いに惹かれ合っていき……? 薄幸の少女と愛を知らない青年の大正恋愛奇譚。
  • 天才月澪彩葉の精神病質学研究ノート
    4.0
    自分の理解できないサイコパスに会いたい――。そう願ってサイコパスの研究を続ける月澪彩葉(つきみおいろは)。彼女はその専門を生かし、警察の事件捜査にも協力していた。だがあるとき、サイコパスの犯行ではあるが、動機が全くわからない殺人事件に遭遇してしまう。第二、第三の凶行が続く中、事件解決の鍵となるのは、見ただけでサイコパスを見分けられる「共感覚」の持ち主、北條正人(ほうじょうまさと)だった――
  • 東海道品川宿あやめ屋
    4.0
    時は文久二年。旅籠「つばくろ屋」の跡取りとして生まれた高弥は、生家を出て力試しをしたいと考えていた。母である佐久の後押しもあり、伝手を頼りに東海道品川宿の旅籠で修業を積むことになったのだが、道中、請状を失くし、道にも迷ってしまう。そしてどうにか辿り着いた修業先の「あやめ屋」は、薄汚れた活気のない宿で――美味しい料理と真心尽くしのもてなしが、人の心を変えていく。さびれたお宿の立て直し奮闘記。
  • 東京税関調査部、西洋あやかし担当はこちらです。視えない子犬との暮らし方
    3.0
    ギリシャへ旅行に行ってからというもの、不運続きのアラサー女子・蛍。職も恋人も失い辛~い日々を送っていた彼女のもとに、ある日、税関職員を名乗る青年が現れる。彼曰く、蛍がツイていないのは旅行先であやかしが憑いたせいなのだとか……。まさかと思う蛍だったけれど、以来、彼女も自分に憑くケルベロスの子犬や、その他のあやかしが視えるように! それをきっかけに、蛍は税関のとある部署に再就職が決まる。それはなんと、海外からやってくるあやかし対応専門部署で!?
  • 扉の向こうはあやかし飯屋
    2.7
    フリーペーパーのグルメ記事を担当している若菜。恋人にフラれた彼女は、夜道で泣いているところを見知らぬ男性に見られ、彼が営む料理店へと誘われる。細い路地を進んだ先にあったのは、なんとあやかしたちが通う不思議な飯屋だった! 最初は驚く若菜だったけれど、店主の古橋が作る料理はどれも絶品。常連のあやかしたちと食事を共にしたり、もふもふのスネコスリたちと触れ合ったりしているうちに、疲れた心が少しずつ癒されていき――?
  • 独身寮のふるさとごはん まかないさんの美味しい献立
    -
    飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。その食堂でまかない担当として働く人見知り女子・有村千影は料理を通して社員と交流を温めていた。ある日、悩みを抱え食事も喉を通らない様子の社員を見かねた千影は、彼の故郷の料理で励まそうと決意する。仕事に追われる社員には、熱々がおいしい愛知の「味噌煮込みうどん」。退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる京都の「聖護院かぶと鯛の煮物」。ふるさとの味が心も体も温める、恋愛×グルメ×人情ストーリー。
  • 中山道板橋宿つばくろ屋
    5.0
    時は天保十四年。中山道の板橋宿に「つばくろ屋」という旅籠があった。病床の主にかわり宿を守り立てるのは、看板娘の佐久と個性豊かな奉公人たち。他の旅籠とは一味違う、美味しい料理と真心尽くしのもてなしで、疲れた旅人たちを癒やしている。けれど、時には困った事件も舞い込んで――? 旅籠の四季と人の絆が鮮やかに描かれた、心温まる時代小説。
  • 中町通りのアトリエ書房 水彩絵師と不器用小説家、世話焼き白うさぎ
    4.0
    装丁画家になるという夢を持って上京した絵莉は、現実の過酷さに心を折られ、故郷・長野に戻ってきた。そこで祖父の代から営む「兎ノ書房」を手伝いつつ、ゆっくりと自分を見つめ直そうとしたのだが……待っていたのは喋る白うさぎのお雪さん。そして、訳あり常連客・小学生のとわと無口な小説家の一色だった。同じように心にわだかまりを持つとわと一色との交流から、絵莉の悩みも次第に解決の糸口を見せ始める。そんなある日、絵莉は一色に自分の小説の装丁画を描いてほしいと頼まれ――!?
  • 怠け狐に傾国の美女とか無理ですから! 妖狐後宮演義
    -
    主神によって、地上に降り増長した国を滅ぼすよう命じられた、ぐうたらな狐の従属神・末喜。渋々とお仕事に取りかかろうとしていた彼女は地上で滅ぼすべき国・夏の王子である癸と出会い、なんと一目惚れをされてしまう。一度は彼を撒き、夏の後宮へ潜り込んで国を滅ぼす算段を立てていた末喜だが、その後も何かと癸に関わるはめになったり、夏の大王の寵姫として我が物顔に振舞う従属神・妲己と争ったりする間に計画はあらぬ方向へ向かい……異彩の中華ファンタジー、開幕!
  • 秘剣 梅明かり なまけ侍 佐々木景久
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    北陸の小藩・御辻藩(みつじはん)の藩士、佐々木景久(ささきかげひさ)。人並外れた力を持つ彼は、自分が人に害をなすことを恐れるあまり、世に背を向けて生きていた。だが、あるとき竹馬の友、池尾彦三郎(いけのおひこさぶろう)が窮地に陥る。父の代から確執がある後藤左馬之助(ごとうさまのすけ)が、彼との決闘を望んだのだ。左馬之助は一流の剣客。一方、彦三郎は剣の腕がからきしで、立ち合えば命はない。景久は友を救うべく、己の生きざまを捨て、決闘に割って入ることにした。勝算はある。彼は生来の剛力だけでなく、師から秘剣・梅明かりを授けられており――
  • 贄嫁と白蛇の恋紡ぎ
    -
    閉ざされた村に生きる、病弱な娘・初穂。常に引け目を感じ、生きることを諦めていた彼女に下されたのは、村を襲う災いを鎮めるため、山の大蛇への生贄となる運命だった。しかし、待っていたのは、恐ろしき大蛇ではなく、彼女を花嫁として迎え、惜しみない愛情を注ぐ美しき青年・玖澄。戸惑いながらも、彼の優しさに触れ、心を通わせていく。だが、その懐には、父から託された「大蛇を討て」という、重い使命を秘めた短刀が隠されていて……? これは、絶望の淵から愛によって希望を見出すまでの和風シンデレラストーリー。
  • 猫神様が恋心預かります
    3.5
    都会の片隅にひっそりと佇む野良神社。そこには小さな猫の神――猫神様が棲んでいる。時に恋の願いを叶え、時に失恋の痛みを取り去ってくれるという猫神様。日々多くの参拝客が訪れるが、猫神様はなかなか手を貸してくれない。願いは自分で叶えるべきものだからだ。ただし、行き場のない恋心を抱えどうしようもなく辛い時、猫神様は恋心を預かってくれる。恋に傷ついた人たちと猫神様が織りなす、あたたかな再出発の物語。
  • 猫神主人と犬神大戦争
    4.3
    猫神様や化け猫がキャストとして活躍する『ねこのふカフェ』は本日も絶賛営業中! そんなある日、カフェの表向きの経営者である鹿嶋家で、ボロボロの黒犬が保護される。犬が大嫌いな化け猫一同は猛反対するものの、結局、高級な餌などの交換条件に目が眩み、犬との同居を容認することに……。しかし、事件はそれだけには収まらない。犬神にカフェを襲撃されたり、得意先のパティシエが行方不明になったりと、トラブルが立て込んで――!?
  • 猫神主人のばけねこカフェ
    3.7
    古く寂れた喫茶店を実家に持つ鹿嶋美来は、ひょんなことから巨大な老猫を拾う。しかし、その猫はなんと人間の言葉を話せる猫の神様だった! しかも元々美来が飼っていた黒猫も「実は自分は猫鬼だ」と喋り出し、仰天する羽目に。なんだかんだで化け猫二匹と暮らすことを決めた美来に、今度は父が実家の喫茶店を猫カフェにしたいと言い出した! すると、猫神がさらに猫又と仙狸も呼び出し、化け猫一同でお客をおもてなしすることに――!?
  • ねこの湯、営業中です! 函館あやかし銭湯物語
    3.8
    祖父の葬儀のため生まれ故郷である函館に戻ってきたみゆりは、八年前に死んだ愛猫のさくらと再会する。猫又となってみゆりの元へと帰ってきたさくらは、祖父の遺産である銭湯をなくさないで欲しいと頼み込んできた。みゆりはさくらとともに、なんとか銭湯を再建しようと試みるが、そこにアイヌのあやかしたちが助けを求めてきて……。ご当地ネタ盛りだくさん! 函館愛大大大増量のほっこり不思議な銭湯物語。
  • 寝る前に読んでください。
    3.3
    小さな思いやり、小さな努力、小さなやさしさ、小さな奇跡――世界中に転がっていたこころ温まる物語の数々を集めました。今夜、ぐっすり眠れますように…
  • 灰色の世界で、もう一度君と恋をする
    完結
    -
    中学生の頃、所属していたバスケ部で才能の差を目の当たりにした夕映は、夢を追う熱を失い色褪せた日々を過ごしていた。そんなある日、かつてお互いの夢を叶える約束を交わした直哉と再会する。「会いたくなかった。今の私を知られたくなかった……」現実から目を背け、逃げ続ける夕映だったが、過去そして直哉と向き合うことで閉ざした世界が色づき始めて……悩み、葛藤する高校生たちの、ほろ苦くもピュアな青春ラブストーリー!
  • 白蛇の花嫁
    4.5
    戦乱の世。領主の娘として生まれた睡蓮は、戦で瀕死の重傷を負った兄を助けるため、白蛇の嫁になると誓う。おかげで兄の命は助かったものの、睡蓮は異形の姿となってしまった。そんな睡蓮を家族は疎み、迫害する。唯一、睡蓮を変わらず可愛がっている兄は、彼女を心配して狼の妖を護りにつけてくれた。狼とひっそりと暮らす睡蓮だが、日照りが続いたある日、生贄に選ばれてしまう。兄と狼に説得されて逃げ出すが、次々と危険な目に遭い、その度に悲しい目をした狼鬼が現れ、彼女を助けてくれて……
  • 八月の魔女
    5.0
    八月一日結、十七歳。祖母から孫に引き継がれるという魔女の血を引く彼女は、高校卒業後の進路に悩んでいた。十八歳までに、祖母の跡を継ぎ魔女になるかどうかを決めなければならない。けれど、町から遠く離れた山間の村で、祖母のように暮らしていく覚悟ができないでいる。そうして答えの出ないまま、今年も、祖母の元で魔女修業をする季節がやってきた。ただ、訪れた祖母の家には、初めて見る居候の青年がいて――?
  • 花火と一緒に散ったのは、あの夏の記憶だった
    -
    事故で陸上競技を断念した杉山秀俊は、新聞部で腐った日々を送っていた。そんな彼に、クラスメイトの霧島野々葉は毎日のようにまとわりついてくる。頭がよくて、他校にも知られるほど可愛い彼女だが、秀俊には単なる鬱陶しい存在だった。あるとき、秀俊は新聞部の企画で、都市伝説「記憶喰い」を取材することになった。「記憶喰い」とは、嫌な思い出を「食べて」、忘れさせてくれる存在らしい。そんな折、企画を知った野々葉が秀俊のもとにやってきて告げた。「実は私、記憶喰いに記憶を食べてもらったことがあるんだ」  ※電子版は単行本をもとに編集しています。
  • 春の真ん中、泣いてる君と恋をした
    5.0
    両親の離婚で、昔暮らしていた場所に引っ越してきた奏音。新しい生活を始めた彼女が出会ったのはかつての幼馴染たち。けれど、幼馴染との関係性は昔とは少し変わってしまっていた。どこか孤独を感じていた奏音の耳にふとピアノの音が飛び込んでくる。誰も寄りつかず、鍵のかかっているはずの旧校舎の音楽室。そこでピアノを弾いていたのは、隣の席になった芹生誠。聞いていると泣きたくなるようなピアノの音に奏音は次第に惹かれていくが――
  • 半妖のいもうと あやかしの妹が家族になります
    -
    小学生の時に母を亡くし、父とふたりで暮らしてきた女子高生の杏菜。ところがある日、父親が小さな女の子を連れて帰ってきた。「実はその、この子は、おまえの妹なんだ」「くり子でしゅ。よろちく、おねがい、しましゅっ!」――突然現れた、半分血がつながった妹。しかも妹の頭には銀色の角が二本、口元には小さな牙があって……!? これはちょっと複雑な事情を抱えた家族の、絆と愛の物語。
  • 柊木さんちの絆ごはん
    4.0
    『受け継ぐものに贈ります』。柊木すみかが、そう書かれたレシピ帖を見つけたのは、大学入学を機に、亡き祖父母の家で一人暮らしを始めてすぐの頃。料理初心者の彼女だけれど、祖母が遺したレシピをもとにごはんを作るうちに、周囲には次第に、たくさんの人と笑顔が集まるようになって――。「ちらし寿司と団欒」、「笑顔になれるロール白菜」、「パイナップルきんとんの甘い罠」など、季節に寄り添う食事と日々の暮らしを綴った連作短編集。
  • 独り剣客 山辺久弥 おやこ見習い帖
    5.0
    本所・松坂町に暮らし、三味線の師匠として活計を立てている岡安久弥。しかしひとたび刀を握れば、鬼神のごとき戦いぶりを見せる一刀流の使い手だ。大名家の庶子として生まれ、市井に身をひそめ孤独に生きてきた久弥だが、ある転機が訪れる。文政の大火の最中、幼子を拾ったのだ。名を持たず、居場所をなくした迷い子との出会いは、久弥の暮らしをすっかり変えていく。思いがけず穏やかで幸せな日々を過ごす久弥だったが、生家に政変が生じ、後嗣争いの渦へと巻き込まれていき――
  • 姫様、江戸を斬る 黒猫玉の御家騒動記
    5.0
    由緒正しき大名家・鵺森藩の一人娘でありながら、剣の腕が立つお転婆姫・美弥。そして、その懐にいるのは射干玉色の黒猫、玉。とある夜、美弥は玉を腕に抱き、許婚との結婚を憂い溜息をついていた。とうに覚悟は出来ている。ただ、自らの剣術がどこまで通用するのか試してみたい。あわよくば恋とやらもしてみたい。そんな思惑を胸に男装姿で町に飛び出した美弥は、ひょんなことから二人の男――若瀬と律に出会う。どうやら彼らは、美弥の許婚である椿前藩の跡継ぎと関りがあるようで――?
  • 氷風のクルッカ 雪の妖精と白い死神
    4.3
    「ゲート」柳内たくみが描く、歴史的侵略戦争<冬戦争>を舞台にした大ヒットミリタリー小説! フィンランドの天才狙撃手シモ・ヘイヘの超人的伝説がライトノベルでよみがえる! 憎きヴェナヤ軍打倒を誓い、男性としてスオミ軍に入隊した17歳の少女クルッカは、そこで「白い死神」の異名を持つ狙撃手シモ・ヘイヘと出会う。「雪の妖精」と「白い死神」、二人の天才狙撃手が巨万の侵略軍を撃って撃って撃ちまくる!
  • 深川あやかし屋敷奇譚
    続巻入荷
    4.0
    大店の放蕩次男坊・仙之助は怪異に目がない変わり者で、深川にある彼の屋敷には、いわく因縁付きの「がらくた」ばかり。呪いも祟りも信じない女中のお凛は、仙之助の酔狂に呆れながらも、あやしげな品々の謎の解明に今日も付き合わされる。――自ら火を出す呪われた振袖。ひとりでに歩き出す市松人形。飼い主の周囲に不幸をもたらす猫。そして、無残に打ち捨てられた遺骸のそばに現れるあやかし・以津真天(いつまで)。これは怪異か、それとも誰かの策謀か。ミステリと怪異が複雑に入り組んだあやかしお江戸ミステリの最高峰、ここに現る!
  • 深川 花街たつみ屋のお料理番
    4.0
    深川の花街、大黒で行き倒れていた醜女。妓楼たつみ屋に住む絵師の歌に拾われた彼女は、「猿」と名付けられ、見世の料理番になる。元々厨房を任されていた男に、髪結、化粧師、門番、遣手婆……この大黒にかかわる人々は皆、何かしらの事情を抱えている。もちろん、歌も。そんな花街も、猿がやってきたことをきっかけに、少しずつ、しかし確かに変化していく――
  • 復讐の狼姫、後宮を駆ける
    完結
    -
    大国、旺の手の者によって兄を殺された騎馬民族の姫リャンホア。しかし彼女は故郷のため、蓮花と名を改め旺の第五皇子・劉帆に嫁ぐことが決まる。夫の愚かさにうんざりしていた蓮花は、婚儀を終えた夜、隠していた弓を手に復讐を誓う姿を劉帆に目撃されてしまう。だが、焦る彼女に劉帆は別人のような口ぶりで語りかけてくる。実はあえて暗愚として振舞っていた彼は、蓮花が皇位継承争いに自分の味方として手を貸すなら、代わりに兄の仇を見つけてやると言い出し……異色の中華後宮物語、開幕!
  • フラれ侍 定廻り同心と首打ち人の捕り物控
    -
    吉原にて、雨天に傘を持っていながら「思いを遂げるまでは差さずに濡れていく」……という〈フラれ侍〉が評判をとっていたある日。南町奉行所の定廻り同心、黒沼久馬のもとに、雨の夜の連続辻斬りが報告される。そこで友人の〈首斬り浅右衛門〉と調査に乗り出す久馬。そうして少しずつ明らかになっていく事件の裏には、傘にまつわる悲しい因縁があって――
  • 便利屋ブルーヘブン、営業中。 ~そのお困りごと、大天狗と鬼が解決します~
    -
    親の借金のせいで怪我を負っていたところを、大天狗の天に拾われた奏斗。天は便利屋の店主で人助けを生業にしていると言い、奏斗の悩みごとを解決すると言ってくれた。当初は気兼ねしていた奏斗だったが、ひょんなことをきっかけに天に助けられただけでなく、便利屋の一員として働くことになった――!? 奏斗は天とともに次々と舞い込む不可思議なお困りごとを、便利屋として解決していく! お人好し大天狗×鬼の血を引く怪力青年のあやかしバディストーリー、堂々開幕!
  • 法医植物学者杠葉柚梨の推理ファイル 花葬犯と謎の画家メメント
    3.3
    殺人現場で花の絵を描いていたために警察に犯人と疑われた青年、神目帚遥(かみめぼうきはるか)。刑事から高圧的な事情聴取を受けていた彼を助けたのは、法医植物学者の杠葉柚梨(ゆずりはゆずり)だった。法医植物学とは、現場に残された花や木から事件の真相を探る学問のこと。神目帚は植物を精緻に描ける特技を活かすべく杠葉の助手となり、「花葬犯(かそうはん)」と名づけられた真犯人を追う。しかし、彼らを嘲笑うかのように、新たな犠牲者は増えていった――。「天才月澪彩葉の精神病質学研究ノート」の玄武聡一郎が放つ植物学ミステリー!
  • 星のない夜を君は見つめている
    -
    不安定な母に縛られ、窮屈な高校生活を送る森岡瑞希。二年生に進級し、クラスで独特の雰囲気を持つ少女・榊ゆらと出会う。人に言えない苦しみを抱える二人は惹かれ合うが、ゆらは「わたし、十八歳までに死ななきゃいけないんだ」と瑞希を突き放す。自らも親との確執を抱えるため、ゆらに手を伸ばすことを躊躇う瑞希だったが、ゆらの命の期限を目前にして――? 家族と過去に囚われ、生きづらい二人が辿り着く特別な関係とは。気怠げボーイ・ミーツ・ガール。
  • ぽんこつ陰陽師あやかし縁起 京都木屋町通りの神隠しと暗躍の鬼
    4.0
    「俺は、話を聞いてやることしかできない、へっぽこ陰陽師だ――。」『陰陽師』など物語の中の存在に過ぎない、現代日本。駒田成喜は、そんな陰陽師の家系に生まれながらも、ライターとして生活していた。そんなある日、取材旅行で訪れた京都で、巷を賑わせる連続行方不明事件に人外が関わっていることを知る。そして、成喜の唯一の使い魔である氷鬼や、偶然出会った地元の刑事にしてエリート陰陽師である鴨怜治と、事件解決に乗り出すのだが……
  • またね、わたしの世界にいないきみへ
    -
    『普通に充実』した生活を送る、女子高生の沙幸。でも時折疲れてしまうことがある。そんなある日、沙幸は気が付くと不思議な場所にいた。スマホも記憶もなく迷い込んだその世界で出会ったのは、どこかミステリアスな男子だった。彼に惹かれていくうちに、その世界が自分の夢の中だと気が付いた沙幸。彼に会うために延ばした睡眠時間は、やがて身体を蝕んでいき――二人の想いが距離を超える純愛アオハルストーリー。
  • 視えるのに祓えない~九条尚久の心霊調査ファイル~
    5.0
    「捨てるなら、私にくれませんか」。母親の死、恋人の裏切り――絶望に打ちひしがれた黒島光は、死に場所として選んだ廃墟ビルで、美しい男に声を掛けられた。九条と名乗るその男は、命を捨てるくらいなら、自身の能力を活かして心霊調査事務所で働いてみないかと提案してくる。しかも彼は、霊の姿が視える光と同様に『見えざるもの』を感じ取れるらしく、それらの声を聞いて会話もできるとのこと。困惑しつつも、初めて出会った同じ能力を持つ彼が気になり、光はしばらく共に働くことを決めるが……
  • 蛟堂報復録1
    3.5
    「地獄の沙汰も金次第。業を背負う覚悟と金があるのなら、その恨み、蛟堂に預けてみませんか? 悪いようには致しません。一週間以内に、必ずや片を付けてみせましょう」。報復屋を営む陰陽道の天才、三輪辰史が遭遇する怪異幻想譚。アルファポリスミステリー小説大賞・大賞受賞作。
  • みちのく銀山温泉 あやかしお宿の若女将になりました
    5.0
    祖父の実家である、銀山温泉の宿「花湯屋」で働くことになった、花野優香。大正ロマン溢れるその宿で待ち構えていたのは、なんと手のひらサイズの小鬼たち。驚く優香に衝撃の事実を告げたのは従業員兼、神の使いでもある圭史郎。彼いわく、ここは代々当主が、あやかしをもてなしてきた宿らしい!? さらには「あやかし使い」末裔の若女将となることを頼まれて――訳ありのあやかしたちのために新米若女将が大奮闘! 心温まるお宿ファンタジー。
  • 3日戻したその先で、私の知らない12月が来る
    5.0
    三日間だけ時間を巻き戻す不思議な能力「リワインド」を使うことのできる、女子高校生の煮雪侑。侑には、リワインドではどうすることもできない幼少期の苦い思い出があった。告白できないまま離れ離れになった初恋の人、描きかけのスケッチブック、救えなかった子猫――。そんな侑の前に、初恋の人によく似た転校生、長谷川拓実が現れる。明るい拓実に惹かれた侑は、過去の後悔を乗り越えてから、想いを伝えることにした。告白を決意して迎えた十二月、友人のために行ったリワインドのせいで、取り返しのつかない事態が起きてしまい――!? 「第5回ライト文芸大賞」大賞受賞作。
  • 明治あやかし婚姻譚 ~八咫烏の花嫁~
    -
    まだあやかし達がひっそりと生きていた明治時代。人の死期を悟る力のせいで実母の死後、疫病神として虐げられていた綾子は突然悪霊に襲われ、八咫烏のあやかしである美青年に命を助けられる。彼は幕末の英雄である新選組にあやかって、狛犬や化け狐の仲間と共にあやかし新選組を結成し、自らも土方と名乗っていた。そんな彼は行き場のない綾子に手を差し伸べ、彼女を必要としていたのだと言い出し……不遇な娘と強く美しき八咫烏の和風恋愛奇譚、ここに開幕。
  • 明治あやかし夫婦の政略結婚
    5.0
    動乱を経て世は変わり、時代は明治。理想の令嬢と呼ばれる眞宮子爵令嬢、奏子には秘密があった。それは、巷で大流行中の恋愛小説の作者『槿花』だということ。世間にバレてしまえば騒動どころではない、と綴る情熱を必死に抑えて、皆が望む令嬢を演じていた。ある日、夜会にて密かに憧れる謎の美男美女の正体が、千年を生きる妖狐の姉弟だと知った彼女は、とある理由から弟の朔と契約婚をすることに。仮初の夫婦として過ごすうちに、奏子はどこか懐かしい朔の優しさに想いが膨らんでいき――!? あやかしとの契約婚からはじまる、溺愛シンデレラストーリー。
  • もののけ達の居るところ ひねくれ絵師の居候はじめました
    4.0
    仕事がうまく行かず、幻聴に悩まされていた瑠璃はひょんなことから、人嫌いの「もののけ絵師」龍玄の家で暮らすことになった。しかし龍玄の家からは不思議な『声』がいつも聞こえる。実はその『声』がもののけ達によるもので――?楽しく日々を過ごしているもののけ達と、ぶっきらぼうに見えるが優しい龍玄にだんだん瑠璃の心は癒されていく。そんなある日、もののけ達の「引っ越し」を瑠璃は頼まれて……
  • 谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末
    -
    江戸は谷中で用心棒稼業を営み、「閻羅遮」と畏れられる男、萩尾大楽。家督を譲った弟が脱藩したことを報された彼は、そこに政争の臭いを嗅ぎ取り、裏の事情を探り始める。そこで見えてきたのは、御禁制品である阿芙蓉(アヘン)の密輸を巡り、江戸と九州の故郷に黒い繋がりがあること。大楽は弟を守るべく、江戸の裏社会や藩政の内部に巣食う、強大な敵に立ち向かっていく――閻魔の行く手すら遮る男が、権謀術数渦巻く闇を往く!
  • 谷中・幽霊料理人 お江戸の料理、作ります!
    4.0
    大学進学を機に、谷中でひとり暮らしをすることになった咲。ところが、叔父に紹介されたアパートには江戸時代の料理人の幽霊・惣佑が憑いていた!? 驚きはしたものの、彼の身の上に同情した咲は、幽霊と同居することに。一緒に(?)谷中に住む人たちとの交流を楽しむふたりだが、やがて彼らが抱える悩みを知るようになる。咲は惣佑に習った料理を通してその悩み事を解決していき―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
  • 柳鼓の塩小町 江戸深川のしょうけら退治
    3.0
    深川にある柳鼓長屋に住んでいるお七は怪異に滅法強く、「えいや」と塩を投げるだけであやかしを退散することができる。そんなお七についた渾名は『柳鼓の塩小町』。ある日、お七のもとに、長屋の住人で元忍びの鉄之助が番屋にしょっぴかれたという報せが入った。どうやら最近江戸を騒がせている盗賊団『しょうけら』の一味だと疑われたらしい。そして、その盗賊団には、なにやら厄介な怪異が絡んでいるようで――
  • 幽霊アパート、満室御礼!
    4.0
    就職活動に連敗中の一ノ瀬小海は、商店街で偶然出会った茶トラの猫に導かれて小さな不動産屋に辿りつく。怪しげな店構えを見ていると、不動産屋の店長がひょっこりと現れ、小海にぜひとも働いて欲しいと言う。しかも仕事内容は、管理するアパートに住みつく猫のお世話のみ。胡散臭いと思いつつも好待遇に目が眩み、働くことを決意したものの……アパートの住人が、この世に未練を残した幽霊と発覚して!? 幽霊たちの最後の想いを届けるため、小海、東奔西走!
  • ようこそアヤカシ相談所へ
    3.0
    失敗続きの就活に疲れ果てた女子大生・山上静乃は、ある日大学で出会った白髪の青年・倉下から、「相談所職員募集中」と書かれた用紙を渡される。断りきれず記載の場所を訪ねると、そこはなんとボロボロの廃ビル……しかも中で待っていたのは人間嫌いの所長・ササキと、個性豊かな幽霊達だった!「あれ、私ひょっとして幽霊に好かれてる?」自信を失いかけていた静乃が優しく幽霊に寄り添い、彼らの悩みを解決に導いていく――。
  • 与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
    -
    母を亡くした娘・おみつと、訳ありの武家の少年・作次郎。与兵衛長屋で穏やかに暮らす二人だが、作次郎を巡る大騒動が起きて――? (「ふたり暮らし」)煮売りの店の看板娘・ふくが特別に気に掛ける常連客――絵師の遊斎がある日姿を消した。ふくは、彼の仕事場である吉原へ乗り込んで――? (「絵師の嫁取り」)とある事情で長屋に住む藩士・松木時頼。お家騒動の果てに離れた元許嫁と再会を果たし――? (「長屋番」)長屋の住人たちが織りなす、笑いと涙の江戸人情物語!
  • 余命-24h
    4.3
    『砂状病』、あるいは『失踪病』。発症すると体が崩れて砂となり、消え去ってしまうこの奇妙な病気には、とある都市伝説があった。それは、『体が崩れてから24時間の間、生前と変わらない姿で好きな場所に行き、好きな人に会える』というもの。喧嘩別れした幼馴染に、ずっと一緒に生きていたかった愛する人に、充実した日々を共に過ごした親友に、未来ある見知らぬ誰かに、いつだって見守ってくれていた家族に……残された最後の24時間で、もう一度出会い命を燃やした人々の、切なく優しい物語。
  • 余命わずかな君と一生分の恋をした
    -
    深い孤独を抱える高校二年生の白夜は、ある夜、不慮の事故でほとんどの視力を失った少女・瑠唯と出会う。彼女は白夜を初恋の相手『カゲヤマ』と勘違いし、その温もりを求めた。退屈な日々に光を見た白夜は、戸惑いながらも彼女の支えになろうと、嘘をついてカゲヤマを演じることに。瑠唯の無邪気な笑顔に触れ、白夜は失いかけていた感情を取り戻していく。しかし、「カゲヤマ」を演じるほど、瑠唯への想いは募り、嘘をつくことに深く苦悩する。そんな中、白夜は瑠唯が抱えるあまりにも残酷な秘密を知ってしまい―― 儚くも鮮烈な「一瞬」を刻む、涙なくしては読めない純愛ラブストーリー。
  • ラクに生きよう
    5.0
    仕事がつらいとき、ラクな気もちになるように……。人づきあいで悩んだとき、心が軽くなるように……。イライラしたとき、穏やかな気もちになるように……。心をラクにする方法、伝授します!考え方のコツさえつかめば、誰でもかんたんにラクになれる!「自分がラクになる考え方」指南本!
  • 料理屋おやぶん ~ほろほろしょうゆの焼きむすび~
    3.3
    母親を亡くし、失踪した父親を捜しに、江戸に出てきた鈴。ふらふらになり、行き倒れたところを、料理屋「みと屋」を開くヤクザの親分、銀次郎に拾われる。そこで客に粥を振舞ったのをきっかけに、鈴はみと屋で働くことになった。「飯が道を開く」料理人だった父親の思いを胸に鈴は、ご飯で人々の心を掴んでいく。そんなある日、銀次郎が無実の罪を着せられて――!?
  • 訳あって、あやかしの子育て始めます
    完結
    4.0
    会社が倒産し、寮を追い出された美空はとうとう貯蓄も底をつき、空腹のあまり公園で行き倒れてしまう。そこを助けてくれたのは、どこか浮世離れした着物姿の美丈夫・羅刹と四人の幼い子供たち。彼らに拾われて、ひょんなことから住み込みの家政婦生活が始まる。やんちゃな子供たちとのドタバタな毎日に悪戦苦闘しつつも、次第に彼らとの生活が心地よくなっていく美空。けれど実は彼らは人間ではなく、あやかしで……!?
  • 私と継母の極めて平凡な日常
    5.0
    高校二年生の由依は、幼い頃に両親が離婚し、父親と一緒に暮らしている。だけど家庭を顧みない父親はいつも自分勝手で、ある日突然再婚すると言い出した。そのお相手は、三十二歳のキャリアウーマン・琴子。うまくやっていけるか心配した由依だったけれど、琴子は良い人で、程よい距離感で過ごせそう――と思っていたら、なんと再婚三か月で父親が失踪! そうして由依と琴子、血の繋がらない二人の生活が始まって……。大人の事情に振り回されながらも、たくましく生きる由依。彼女が選ぶ新しい家族のかたちとは――?
  • ヴァムピールの花嫁 孤独な娘は吸血鬼に嫁入りする
    4.0
    継母と義妹に虐げられ、孤独に生きてきた比翠。ひょんなことから、比翠は自分が愛した吸血鬼を殺すことのできる血を持つ「吸血鬼の花嫁」だと知る。ある日、彼女は借金のかたに男爵の東久世千冴に嫁ぐことになる。義妹が頬を染めるほど妖艶で美しい彼は、なんと吸血鬼だった。彼は比翠の血を知ったうえで、「ただ君は僕を愛してくれればいい」と求婚してきた。婚約者として彼と過ごすうちに、比翠は彼に惹かれていくが、彼女の特別な血を狙う者が現れて……!? 和風シンデレラ物語、開幕!

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