作品一覧

  • 座卓と草鞋と桜の枝と
    3.3
    1巻660円 (税込)
    真面目で融通がきかない検地方小役人、江藤仁三郎。小役人の家の出で、容姿も平凡な小夜。見合いで出会った二人の日常は、淡々としていて、けれど確かな夫婦の絆がそこにある――。ただただ真面目で朴訥とした夫婦のやりとり。飾らない言葉の端々に滲む互いへの想い。涙が滲む感動時代小説。第4回アルファポリス「ドリーム小説大賞」大賞受賞作品、待望の文庫化!
  • 湯屋の怪異とカラクリ奇譚
    3.0
    東の都にある大きな湯屋は、安いし広いし湯加減も良い。繁盛しているが、誰もそこで働く人間を知らないという。だが、なぜかその湯屋の奉公人として選ばれた佐吉は、そこが妖怪によって営まれていることを知る。番頭の闇二や妖の一夜や三夜、また子供の落書きのような小さな謎の存在“件(くだん)”に揉まれながら、佐吉は苦労しながらも新鮮な日々を送っていく。そして、一人のカラクリ技師との出会いが佐吉の運命の新たな扉を開く。人と妖怪、その秘密に近づいた佐吉は何を選び取るのか? 人と妖怪が織りなすおかしくてあたたかで不思議な物語。

ユーザーレビュー

  • 座卓と草鞋と桜の枝と

    Posted by ブクログ

    表題作は江藤家三男の話、別にもう一編、次男の話。江藤家兄弟、いいな~。長男の話もあったらよかったのに。自分に対して誠実であること、真面目に生きていくことは難しい。でもそうやって生きていくことは悪くないと思えるお話でした。激しい何かがないぶん心にじんわりきました。大きめな字と広い行間もこのお話にあっていたし、話の展開の仕方もよかったです。思わぬいい本にめぐりあえました。

    0
    2017年04月22日
  • 湯屋の怪異とカラクリ奇譚2

    Posted by ブクログ

    1巻では想像出来なかった設定もあったり、初っ端から何となく分かってしまう設定もあったり。
    消化不良のところもある気がするんだけど、続きは出ないのかなぁ。

    0
    2021年05月27日
  • 湯屋の怪異とカラクリ奇譚

    Posted by ブクログ

    妖怪とかあやかしとか、正直多すぎて手に取る気にすらならないのだが、これは表紙の雰囲気でずっと気になってた。
    湯屋で妖怪でこの雰囲気ったらねぇ……かの「千と千尋」のような物を期待していたのだが、だいぶ違った。
    重要なのは「カラクリ」で、その設定に不可欠な妖怪(怪異)と、必然的に付随せざるを得なかった「湯屋」という感じだろうか。
    所々、文章の繋げ方にも、ん?と思うのだが、決して面白くなかった訳では無いし、2巻も手元にあるので続けて読もうと思う。

    0
    2021年05月25日
  • 座卓と草鞋と桜の枝と

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    妻との何気ない日々を、緩やかに書いているのはいいのだが、老いを迎える前に、妻が事故で死に主人公も病気で死んでしまうのは感動しない。帯の文句はダメですね。

    0
    2017年10月11日
  • 座卓と草鞋と桜の枝と

    Posted by ブクログ

    内容は少な目だが心に残る良作。互いに尊敬しあう仲であれば言葉は不要なのかもしれない。素敵な夫婦でした。
    あらすじ(背表紙より)
    真面目で融通がきかない検地方小役人、江藤仁三郎。小役人の家の出で、容姿も平凡な小夜。見合いで出会った二人の日常は、淡々としていて、けれど確かな夫婦の絆がそこにある―ただただ真面目で朴訥とした夫婦のやりとり。飾らない言葉の端々に滲む互いへの想い。涙が溢れる感動時代小説。

    0
    2017年08月11日

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