哲学・宗教・心理作品一覧

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  • 入門 政治思想史
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    歴史は政治を解き明かす。政治思想の歴史は政治的な企図、行動、そして発言のさまざまな意味を明らかにしてくれる。定評あるオックスフォード大学出版の「入門書シリーズ」の一冊。思想史の研究対象をカノン(正典)とされるテクストに限定せず、西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く。 目 次 謝辞 第1章 歴史と政治   第2章 定義と学問の正当性 第3章 政治思想史とマルクス主義 第4章 政治哲学者と政治思想史 第5章 ケンブリッジ学派 第6章 コゼレックと概念史 第7章 フーコーと統治性 第8章 包括性、道徳性、そして未来    参考文献  文献案内  索引 訳者解説
  • 政治の美学 増補新装版 権力と表象
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    ナチズムの映像表象、権力の身体性、男性結社のエロス、建築と政体の関係を鋭く分析し、政治的暴力が美化され、エロティックなものにさえなる情動の論理を探究する表象文化論の極北を、その後の著者の研究を概観し、展望する論考を増補し、装いも新たに復刊する。 《書物復権2025》 【主要目次】 序 I 一九七〇年代のナチ・テロル・ロック――時代論 序 「ファシズムの美学」再考――スーザン・ソンタグ「魅惑するファシズム」 第1章 キッチュな黙示録――ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク『ヒトラー、ドイツからの映画』 第2章 白い恐怖、赤い亡霊――クラウス・テーヴェライト『男たちの妄想』と一九七〇年代ドイツ 第3章 自殺するロックンロール――デヴィッド・ボウイにおけるロック・イデオロギー II 権力の身体――政体論 序 権力の三つの身体――聖体から革命の身体へ 第1章 ギリシア幻想の身体――ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンと古代の模倣 第2章 レヴィヤタン解剖――イメージ・表象・身体 第3章 子午線のデザイン――カール・シュミット『大地のノモス』 第4章 「英霊」の政治神学――橋川文三と「半存在」の原理 III 男たちの秘密――結社論 序 男性結社のエロス――三島由紀夫と結社論の諸問題 第1章 主権の秘密――オットー・ヘフラー『ゲルマン人の祭祀秘密結社』とその周辺 第2章 戦士の到来――社会学研究会とジョルジュ・デュメジル 第3章 亡命者たちの山――日本における男性結社論の系譜 IV 建築と政体――表象論 序 建築空間の政治学――ミース、アールト、ル・コルビュジエ 第1章 近代というナルシス――ル・コルビュジエの遡行的問い 第2章 小国民の建築――アルヴァ・アールトの「小さな人間」 第3章 ファシズムの表象――ジュゼッペ・テラーニの倒錯的合理主義 第4章 「どうしようもないもの」との葛藤――堀口捨己における日本・近代・建築 エピローグ 註 跋 補 章 「政治的感性術」の分裂生成に向けて 増補新装版 跋 附録/年表/書誌・フィルモグラフィ・ディスコグラフィ/図版一覧/人名索引/事項索引
  • 運命をつくる力 仏教の歴史観
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    「三界」の視座で歴史を読み解き、行為と因縁が運命を紡ぐ仕組みを探っていく。仏典や芸術家の事例を交え、個人と社会が善き未来を選び取るための実践的ヒントを示す仏教入門。歴史的事実を凝視し、運命論を多面的に検証する。題材としてベートーヴェンやロダンも取り上げ、宗教と芸術が示す救いの構図を読み解く。歴史観と行動哲学を重ね、現代の混迷を生き抜く指針を授ける一冊。

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  • 講談社現代新書 解説目録 2025年6月現在
    無料あり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1964年の創刊以来、半世紀以上愛され続ける講談社現代新書。2025年6月現在の講談社現代新書シリーズ目録が電子化!
  • 幸福論
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    もっとも読みやすい幸福論 「本物の不幸もかなりあるにはある。そうだとしても、人々が一種の想像力の誘惑によって不幸をいっそう大きくしていることには、依然としてかわりない。自分のやっている職業について不平を言う人に、あなたは毎日、少なくともひとりぐらいは出会うだろう。そして、その人の言い分は、いつでも十分もっともだと思われるだろう。どんなことでも文句をつけられるものだし、なにも完全なものなどないからだ」 リセで哲学教授として長らく教鞭を執っていたアランの哲学は、想像力の暴走に身を委ねたり、抽象思考に終始するのでなく、また何か特別な状況を必要とするのでもない。日常を生きる場で、幸福への道筋を見つけだしていくのである。 自分自身の気分の揺らぎがときには不幸の悪循環をもたらす。不安に苛まれる時代にあって、いかに幸福を得るかの心の持ちようを教えてくれる、アラン畢生の名著。
  • 仏陀経営
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    成功も失敗も、あなたが選べない“偶然”が決める。 「努力はいつか報われる」 「置かれた場所で咲く」 「今のあなたのままでいい」 これまで広く信じられてきた自己啓発的なメッセージは、もしかしたら、幸せから遠ざける一つの要因だった!?  「人生に行き詰まっている」「何をしていいかわからない」といった漠然とした悩みから、「お金を稼ぐのが大変」「仕事で評価されない」「人と比較されてつらい」「職場の人間関係に困っている」「健康のために我慢することが多い」「ちょっとしたことで後悔してしまうなど、日常生活での悩みまで……現実には対処しなければならない問題が山積みです。 そんなとき、本当に必要なのは、モチベーションを上げるだけの楽天的なメッセージではなく、もっと現実的な指針です。世の中の変化に臨機応変に対応しながら、そのつど自分自身で意思決定し、日々の生活に精を出し、人生を続けていくーーそれが、「人生を経営する」という考え方です。 「経営する」という姿勢で人生に向き合うと、人生はもっと豊かになるかもしれません。本書では、仏陀の教えと実践を通して人生を経営していく方法を説きます。前半で仏教の世界観をもとに人生を見つめ直し、後半ではその知識をもとに日常生活にどう向きあっていけばいいか、さまざまなシーンを引き合いに仮説と検証をくり返しながら考えていきます。
  • あなたはもっと報われていい
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    ■「あんなにがんばったのに」という気持ちから解放される1冊 ・自分を出さないようにしている。 ・まわりに合わせてしまう。 ・人の目を気にする。 ・ガマンすることが多い。 あなたはこんなふうに思ったことはありませんか? そして、きっと今の生活に何か不満を抱えていることでしょう。 そんなあなたの人生を変える方法はなんでしょうか。 本書の著者は、「人生を変えるのに修行はいらない」と断言する破天荒な僧侶です。 過去にいくつもの会社を経営し、Miss SAKEを立ち上げるなど、ビジネスで華々しい結果を収めてきました。 そんな仏教とは無縁だった著者はある日突然、浄土真宗の僧侶になりました。 仏教は哲学的で抽象的、現実の世界では役に立たないというイメージをお持ちの人もいるかもしれません。 しかし、仏教は現実的で具体的、そして合理的な悩みの解消方法を教えてくれます。 ふつうの僧侶とは違うからこそ伝えられる、人生を豊かにする仏教の教え。 ――読後、あなたはきっと「報われる」。 ■著者プロフィール 愛葉宣明(あいば・のぶあき) 法名:釋 明徳 僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員、仏陀倶楽部(BuddhaClub)代表 愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校卒業後、20歳で独立起業。中古車販売業、飲食業、美容事業、リサイクル事業、コンサルティング会社と、次々に事業を立ち上げる。 独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いを学ぶ。 「人は生きているだけで毎日が修行」これが仏教の教えであり、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方“を仏教に見出す。現在は誰でもすぐ「得度」し、お坊さんになれる活動を推進中。
  • 心がスッと軽くなる!科学が教えるストレス解消の新常識10分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量7,000文字以上 8,000文字未満(10分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 ストレスは悪者じゃない! 「ストレス」と聞くと、多くの人がネガティブな印象を抱くでしょう。 「ストレスで疲れが取れない」「イライラしてしまう」「できればストレスのない生活を送りたい」──そう考えるのは、ごく自然なことです。 現代社会では、仕事や人間関係、家庭の問題、将来の不安など、日常のあらゆる場面でストレスにさらされています。 そのため、「ストレスをなくすこと」が理想的だと考えがちです。 しかし、果たしてストレスは本当に「悪者」なのでしょうか? 実は、ストレスそのものは決して悪いものではありません。 むしろ、私たちが成長し、より良い人生を送るために必要不可欠な要素でもあるのです。 例えば、試験前の緊張感があるからこそ集中して勉強できたり、仕事の締め切りがあるからこそ効率的に進められたりすることがあります。 このように、適度なストレスはやる気を引き出し、パフォーマンスを向上させる役割を果たします。 これを「良いストレス(ユーストレス)」と呼びます。 一方で、ストレスの量が多すぎたり、長期間にわたって続いたりすると、心や体に悪影響を及ぼします。 過剰なストレスは自律神経を乱し、不眠や疲労感、集中力の低下、さらには免疫力の低下を引き起こします。 また、人間関係のストレスや仕事のプレッシャーなど、自分ではコントロールしにくいストレスにさらされ続けると、無力感や不安感が増し、精神的な負担が大きくなります。 大切なのは、「ストレスをゼロにすること」ではなく、「ストレスと上手に付き合うこと」です。 本書では、最新の科学的研究をもとに、ストレスを適切にコントロールする方法を紹介します。 実際に効果が証明されたストレス解消法を学び、日常生活に取り入れることで、ストレスに振り回されるのではなく、むしろうまく活用することができるようになります。 本書を読むことで、ストレスに対する考え方が変わり、心がスッと軽くなるはずです。 さあ、一緒に「ストレスと上手に付き合う方法」を学び、ストレスを味方につける新常識を身につけていきましょう!

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  • 叩かれても 叩かれても 自分も仲間も裏切らないメンタル術
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    “日本一メディアに叩かれた”前衆議院議員がはじめて書いた! 杉田水脈流メンタルの鍛え方。 いじめ、誹謗中傷、ネットリンチ、メディアリンチ、殺害予告――それでもなぜ前を向けたのか? 初公開!誰でも今日からできる心を強くする実践法。 メンタルが強くなくても小さな習慣とちょっとした心がけで一気に変われる。 人生を前向きに生きる工夫で自分も周りも自然と笑顔が増える。 目次 まえがき 私は決してメンタルが強いわけではない 第1章 心が整う大切な言葉 第2章 メンタルを鍛えた七大試練 第3章 人生は激変する 第4章 逃げ出したくなることもあるけど 第5章 生き方の技法 第6章 海峡戦士タイガーフークと語る なぜ子供の自殺をゼロにできたのか あとがき 最初は「自分のために」でいい
  • 2025年下半期 12星座別あなたの運勢
    値引きあり
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    1~13巻385~396円 (税込)
    ウェブや女性誌で大注目の占い師、真木あかり先生による、12星座別、2025年下半期(7月~12月)の運勢です。 本作品では、ウェブマガジン「幻冬舎plus」で公開されている全体運(前半部分)に加えて、「仕事運」「恋愛運」「健康運」「金運」「月ごとの運勢」などカテゴリー別の占いをお楽しみいただけます。 「おわりに」には、12星座別「今がつらい方へ」のメッセージも収録。 購入者特典として、特別書き下ろしコラム「トランスサタニアンがすべて動く、3年間の真ん中で」がついています(完全版のみの特典です)。 スマホやPCに入れていつでも持ち歩ける、心のおまもり本です。
  • フェミニズムズ――グローバル・ヒストリー
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    フェミニズムは長らくジェンダー正義を追求してきたが、そこにはしばしば対立も伴った。私たち一人ひとりは、この歴史にいかなる「使い道」を見出すべきか。 普遍的な定義に依拠しないフェミニズムズの探求へと誘う、グローバル・ヒストリーの新たな挑戦。
  • フェミニスト男子の育て方――ジェンダー、同意、共感について伝えよう
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    男の子にセックスや同意について話し始めるのに早すぎることはありません。 この本は、性的責任、同意、ジェンダー、共感、アイデンティティについて、男の子と年齢に応じた会話をすることで、すべてのコミュニティにおける不公平や不平等に敏感な男の子を育てるためのガイドブックです。
  • くよくよしたら手を洗おう。
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    くよくよしてもリカバできればうまく生きていける!すぐできる簡単な行動術を世界最先端の心理学研究から人気心理学者が紹介 「くよくよするな」と言われても気がついたらくよくよしちゃうネガティブ体質の人に向けたライフハック術。 簡単なアクションでパッと気分転換できればくよくよしても大丈夫。 【1章くよくよしたら、すぐやってみて!】では「石けんで手を洗う」「紙をビリビリ破る」「足の裏を意識する」などすぐできる技を、 【2章くよくよが続いたら、やってみて!】では「コンビニで募金する」「うまく行った日のことを思い出す」「好きなものの写真を撮る」など1日の終わりや週末にできるアクションを、 【3章くよくよをよせつけない考え方と習慣】では「他人のよいところに着目」「推し活をする」などの意識改革術を紹介。 大人気心理学者の内藤誼人さんが世界最新の心理学研究のエビデンスとともに指導してくださる。実はネガティブ体質は日本人が生き残るための人生術だったなどの意外な知識も掲載、読むと心が軽くなる一冊。巻頭マンガやイラストも多くて読みやすい 内藤 誼人(ナイトウヨシヒト):心理学者。有限会社アンギルド代表取締役社長。立正大学客員教授。慶応義塾大学社会学研究科博士課程修了。社会心理学のベースに、世界の最新心理学研究結果をエビデンスに、ストレスを軽減し、生きていく元気が生まれるヒントやアクションを提案し続ける心理学系アクティビスト。趣味は釣りとガーデニング。著書に『いちいち気にしない心が手に入る本』(三笠書房)、『図解 身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本』(明日香出版社)など200冊を超える。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。

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  • 舎利弗の物語 阿弥陀経の黙った主役
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    お釈迦さまのまえで絶句する舎利弗は私たちになにを教えてくれるのか 『阿弥陀経』の舞台は祇園精舎。 お釈迦さまは弟子の長老である舎利弗の名をなんども呼びながら、語りかけます。舎利弗にどうしても伝えたいことがあるのです。お釈迦さま究極の教え、念仏往生です。多くの大乗経典で成仏できないとされる舎利弗に、『阿弥陀経』でお釈迦さまは、成仏できる念仏往生を勧めます。ところが舎利弗は一言の返事もできず、黙ったまま。智慧第一のすぐれた弟子であるのに。舎利弗は成仏できるのか。私たちはこれをどう受け止めればいいのか。これが『阿弥陀経』です。 著者の大窪住職は舎利弗の物語をじっくりひもとき、その語らぬ声に耳を傾け、現代を生きる私たちに突きつける意味をさぐっていきます。 本書の、前半・本文は入門編として分かりやすく、後半・註釈ではくわしい研究を交えて解説します。 (四六版、全80ページ) 【目次】 はじめに Ⅰ 『阿弥陀経』の概要 Ⅱ 声聞であり智慧第一と称される舎利弗 1 声聞は仏に成るか 2 『維摩経』、『法華経』における舎利弗 3 智慧第一の舎利弗とは Ⅲ 思い込みというこころの闇が破られる舎利弗 1 『大経』『観経』そして『阿弥陀経』の関連性 2 「舎利弗、汝が意において云何」 3 舎利弗に問われる「倶会一処」の極楽国土 4 舎利弗よ、あなたは臨終来迎を信じますか 5 なぜ舎利弗は言葉を失い黙っていたのか Ⅳ はじめて問いに立つ舎利弗のすがた ─「舎利弗 汝が意において云何」─ 1 問いに立ち中道を歩む舎利弗 2 はじめて聞こえてきた六方諸仏の声 3 舎利弗一人に説かれた釈尊の出世本懐 Ⅴ 舎利弗のすがたが〝こだま〟となって呼びかけるもの おわりに 【註 釈】 【著者】 大窪康充 1965年石川県白山市(旧松任市)生まれ。真宗大谷派浄土寺住職。 大谷大学大学院博士後期課程満期退学。真宗大谷派擬講。金沢教区教学研究室元室長。金沢真宗学院指導主任。 主な著作 『念仏の音が聞こえるとき 『正信偈』『歎異抄』との対話』(法藏館)、『浄土を生きる足音』(編著、北國新聞社出版局)、『念仏の声が宝となるとき 生活にいきる『教行信証』の言葉』(法藏館)
  • 芭蕉に学ぶ人間の生き方―ライフストーリーを紡ぐ―
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    俳聖・松尾芭蕉は、日本初の哲学者だった? 本来の自分に立ち返る重要性を説いたハイデガーの思想。深い洞察力で優れた俳句を残した、松尾芭蕉の“旅に生きた”人生。デイケアを営む医師が両者の共通点を探り、表面的な価値にとらわれない生き方のヒントを説く。 デイケア利用者の人生の記録「ライフストーリー」も収録。

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  • これからの時代を救う法華経 失われた30年を取り戻すために
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    失われた30年は何が原因だったのか。能力によって人を差別し、軽んじる傾向が日増しに強くなっている現代だからこそ、法華経を学び直す必要があることを説く。「今、悩んでいたり、人から愛されなかったり、認められずに苦しんでいるとしたら、ぜひ『法華経』に触れ、味わうようにして学んでみてください。そこには、あなたを救う最も重要な教えが表現されているはずです」(著者より)
  • 西洋精神病文明
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    私は西洋文明を最低なものだ、と思っている。それは古代ヨーロッパが、ノアの洪水によって前文明が消失し、食糧を求めての戦争、略奪が絶え間なかったことによる。彼らは戦争、略奪に加えて数学に基づく破壊・欲望の意志を、歴史的古層に蓄積することによって、キリスト教は質(たち)の悪い歴史的古層をもつに至ってしまったのである。それが本書で述べる詐欺文明、精神病文明である。
  • 非AI的心脳理論 共鳴するD-A構造
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    本書は「心脳」のトータルな技術的理解を目指します(心脳とは脳機能の発揮としての心をいいます)。「共鳴」が心脳の基礎です。〈類似〉が一つの基本原理であり、物や事やヒトに対して、心脳はその類/非類を類似/不類似(あるいは同/異)によって知ります。共鳴がどうやって起きるのか、共鳴がどう使われるのか。そのメカニズムの技術的議論が本書の一つの中心テーマです。 本書の目的は、心脳のトータルな理解です。本書で、心脳の全体を貫く一つの“大通り”について理解できると考えています。 現在、技術の側では、ディープ・ラーニングや生成AIの発展によってAIが人間を陵駕する可能性が本気で言われる時代です。それに対して学問の側が、人間と心脳をどう捉えるかを表明することは“社会的にも”意味のあることだと思われます。例えば本書はイヌ等の「無言語知能」にも関心をもちます。そこらがヒト心脳の出自であり、基礎です。本研究は実用が目的でない、心脳の理解自体が目的の、全的な心脳論をめざしたいと思います。本書が広く社会に受けとめられることを願います。
  • いいこといっぱいありますように
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    あなたの運気を上げて、心を癒してくれる珠玉のエッセイ。 しあわせを運ぶ「開運ことたま」も多数掲載! はせくら氏が今一番伝えたい、不安な時代の乗り越え方や、これだけは信じていてほしいこと。 「これまで私が励まされ、癒され、勇気と力をもらった“言葉の贈りもの《幸せマントラ》”をあなたと分かち合いたいと思います」 ――著者より プロローグ マイブームの窓から 第一章 思い出の中にあるギフト 第二章 新しい風景が教えてくれたこと 第三章 日々を味わう エピローグ 川は流れる 新しい風景が教えてくれたこと/私は自然の一部です/人に与えられた自由/時を超えて伝わるもの/思い出の中にあるギフト/弥勒のほほえみ/トキガミチルマデマチナサイ/ことたまの幸い/菌ちゃんライフ/この星は微生物の惑星だ/カラダの声を聴く。私が喜ぶことは何?/これはどんな良いことへ繋がっているの?

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  • 瞑想箱庭療法の理論と実践
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    セラピストとクライエントの同時瞑想の世界観 私たちの無意識が通底していることを知ったとき,毒があったところに癒しの霊薬[エリクシール]が見えてくる。比類なき技法の確かな成果がここにある。〈老松克博・大阪大学名誉教授〉推薦!
  • 老乞食僧の命を繋いで百想
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    一念出家から始まる直木賞作家の生き様の跡。その実、作家は如何にして苦境を乗り越えて生き継いだのか?多数派に非ざるが故の〝真実〟への希求。奥深い仏法と瞑想の真価を語る老僧の『百』の想いにその軌跡がある。
  • 自殺について 他四篇
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    『意志と表象としての世界』を著したショーペンハウアー(一七八八―一八六〇)の『余録と補遺』から,生と死をめぐる五篇を収録.人生とは意志=欲望が満たされぬ苦しみの連続であるが,自殺は偽りの解決策として斥ける.皮肉と遊び心に富んだ人生観察家による珠玉の哲学的散文.新訳.

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  • 思春期センサー 子どもの感度,大人の感度
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    「いつメンはいるけど友達じゃない」「いつメンはインフラ」「キャラかぶりはNG」「世界中にいじめられてると知られた」…….空気を敏感に察知し友達関係に腐心,SNSに縛られる子どもたち.日常と非日常を往還し,ときに劇的な変化を見せる姿に出会ってきた臨床家がエピソード豊かに描き出す,今どきの思春期.

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  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 中井久夫 心の病の「豊かさ」を読む
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    心の病とは、そして本当の「やさしさ」とは何か? 統合失調症の治療と探究、阪神・淡路大震災における被災者の心のケアなど、常に苦しむ人の心に寄り添い続けた精神科医・中井久夫。やさしさと同時に鋭い知性と深い教養を備えた彼は、優れた文筆家でもあり、臨床の現場にあって思索したことを多彩な文章で綴った。 その著作を通して中井久夫を師と仰ぐ斎藤環氏が、選りすぐりの論文・エッセイを紐解き、そこに込められた独創的な文化論や社会のあり方に対する深い洞察を丁寧に解説する。大好評を博した「NHK100分de名著 中井久夫スペシャル」の番組テキストに、後期の代表作『徴候・記憶・外傷』を読み解く書き下ろし新章を加えた決定版! 【内容】 第1章:「心の生ぶ毛」を守り育てる――『最終講義』 第2章:「病」は能力である――『分裂病と人類』 第3章:多層的な文化が「病」を包む――『治療文化論』 第4章:精神科医が読み解く「昭和」と「戦争」――「『昭和を送る」「戦争と平和 ある観察」 第5章:「記憶」がひらく新たな枠組み――『徴候・記憶・外傷』
  • 子ども家庭支援の勘ドコロ――事例の理解と対応に役立つ6つの視点
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    子ども福祉臨床の目的は子どもの保護と健全育成です。与えられた枠組みや理論にただ縛られるのではなく、対応してもよいのではないだろうか。児童相談所で約30年の勤務経験のある著者が、具体的事柄とともに子ども家庭支援の現場において大切なことを綴る。
  • お金と宗教の歴史
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    なぜ、人はお金教に入信してしまうのか? YouTubeチャンネル「大愚和尚の一問一答」には多くの悩みが寄せられます。 悩みのトップにくるのは、「お金の悩み」なのです。少ない人も多い人も、お金で悩んでいます。実は、私たち僧も同じです。正見を説く仏教は、現実に存在するお金の悩みにしっかり対峙し、応えていかなくてはならないのです。 私が学生の頃、教授から言われた言葉があります。 Follow the money. (世の中で起きる出来事の真実を知りたければ、お金の流れを追いなさい) お金の流れを追っていくと、そこに「真実」が見えてきます。 歴史というのは言うなれば、「勝者の歴史」です。争いの勝者によって都合よくつくられた物語です。私たちが教科書で習う歴史も、それは同じです。真実を知るためには、お金の流れを追うしかありません。なぜならお金の流れは、嘘をつかないからです。そしてそれは、現在の歴史においても変わりません。 本書は、宗教、お金、戦、この3つの絡まりをほぐしながら、歴史を見ていきます。 3つの絡まりをほぐすことができるのが、お釈迦様の教え=真実を見る目だと私は考えています。
  • 精神分析的ジェンダー論入門 フロイトから現代へ
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    「ジェンダーをまとった文化的影響の層の下には,本質的なジェンダーではなく,あいまいで,多重に構築された,自分の性との非常に葛藤に満ちた関係がある」(ディーメン,本書より)  本書は、精神分析がいわゆるジェンダーをどう捉えてきたのかを、大まかに概観してみようとする試みである。ジェンダーや性差は,意識されているか否かにかかわらず,人間の生き方に深く関わっている。  精神分析はともすれば男性中心主義的な思想をもち、古典的なジェンダーロールを規範として押しつけるものという印象を与えているかもしれない。しかし現実には精神分析理論は、フロイト以降もそのジェンダー観を発展させながら現代に至っている。著者は,フロイトから現代へ,今改めて,ジェンダーについての課題を問い直す。

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  • 育つ幼児たち
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    3歳半から8歳までに子どもが自分で大切な人を選び、かかわり方を変えていく姿を明らかにする。子の発達において親の役割とは何か。
  • 四季の愛
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    「愛とは何か?」を真剣に問うとき、人は自己欺瞞を脱ぎ捨てざるを得ない。仏教のまなざしとともに綴られる出会いと別れ、自然と人間の真情。その四季折々に滲む慈しみと孤独の中に、読む者の心を静かに揺さぶる、魂の随筆集。あなたの愛の定義が更新される一冊。

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  • 心に問うこと 知と愛に生きる16章
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    日常の中に芽生える想いや葛藤を見つめ、「愛とは何か」「どう生きるか」を静かに問いかける。仏教思想に根ざした優しくも厳しい言葉が、読む者の心に深く響く。人生の節目に立つあなたへ贈る、珠玉のエッセイ十六編。心の奥にそっと光を灯す一冊。

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  • 部下からの逆パワハラで“もう無理”と思ったときに読む本 悩める上司への処方箋
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    《内容紹介》 上司たちに共通する「逆パワハラの実情」を知り、「部下からの逆パワハラが怖くて何も言えない」と思ったときの処方箋を提示する一冊 「パワハラ」と聞くと、上司から部下へのベクトルを想像する。 しかしながら昨今、かつての年功序列中心の牧歌的な日本的経営の時代(=年功序列のラインに乗ればそのまま上にいける、また誰もが昇格することに疑いを持たなかった「平和的な要素が強くなっていた時代」)と異なり、皆がみな上役的役割を担いたい人ばかりがいるわけでは無い時代である。さらには「ハラスメント」「コンプライアンス」などの文脈を背景に、パワハラが怖くて言い返せないで悩んでいる上司(例えば概ね40代以降、圧倒的に優秀ではないが、実直で生真面目、不本意ながら上司になってしまったヒト)は少なくない。それどころか、上司が躊躇して言い淀んでしまうのをいいことに、部下から上司への“逆パワハラ”という状況すら生まれている。 そうした<悩める上司たち>に向けた類書では、「傾聴しましょう」「感情的になってはいけません」「押しつけではなく考えさせましょう」という性善説に立脚した一般論・精神論が謳われているが、それではうまくいかない。 なぜなら、上司を馬鹿にしている相手(部下)は“逆パワハラ”を仕掛けてきている場合も多々あるわけで、論理が通用する相手ではないこともある。そんな<悩める上司たち>がたくさんいる職場で“逆パワハラ”は横行しているが、多くの上司が反論できず、「もう無理」と思わされてしまっている。 本書ではそんな<部下からの“逆パワハラ”に日々悩みを深める上司たち>に向けて、以下のような処方箋を示していきたい。 上司たちに共通する「逆パワハラの実情」 ― その逆パワハラが想定外であり、とっさのことにビビってしまう ― 逆パワハラをされたときに切り返すフレーズを持っていない ― 誰にも打ち明けることができず、孤立してしまう 本書では「部下からの逆パワハラが怖くて何も言えない」と思ったとき、以下のような【処方箋】をお伝えします。 ― 逆パワハラ部下のパターンを理解する ― その逆パワハラが、自分の「どの感情を煽ってきているか」を理解する ― その場で切り返すフレーズを身につける 《目次》 第1章 パワーハラスメントについて 1.パワーハラスメントの定義 2.パワーハラスメントの6類型 3.逆パワーハラスメントについて 4.逆パワーハラスメントのパターン 第2章 部下がモンスター化したときの処方箋 1.逆パワハラ部下(モンスター部下)のパターンを理解しよう 2-①.その逆パワハラが、あなたの「どの感情を煽っているか」を考えよう 2-②.そのとき、あなたは、部下を「かばおう」としていませんか 3.その場で切り返すフレーズを身につけましょう 第3章 ハラスメント・ハラスメント─驚きゾーン 1.ハラスメント・ハラスメント 2.ハラスメントかどうかの基準について 3.360度評価との関係・・ 第4章 世代間ギャップの向こうに「逆パワハラ」が見える─忍耐ゾーン 1.世代間ギャップ 2.コミュニケーションギャップ 第5章 集団行為に発展したら─助けてゾーン 1.集団での反抗等 2.その他 第6章 あなたが、あなた自身を守るために、やらなければいけないこと 1.トラブルになりそうだなと思ったとき 2.会社側の対応 3.思ったほど会社が味方になってくれないとき 4.会社の対応が不適切であれば、外部機関へ相談しましょう 5.最終手段として、退職・転職も視野に入れましょう
  • やすらぎの世界(こころ)は過去と未来を超えて - 東大名誉教授 矢作直樹の言葉 不本意な過去と不安な未来から解き放たれ、あなたの目の前に「今」というやすらぎが現れる -
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    著書累計100万部突破 矢作直樹先生、待望の新刊! 今の変化と不安の時代に手に取りたい、心の平穏と“心の在り方”を知る――矢作大全 過去や未来にとらわれ、心がざわつく現代。だからこそ、「今、ここ」に在ることの大切さが深く心に響きます。 本書は、矢作先生の変わることのない心の在り方や、見えない世界からのメッセージ、そして「日々の営みの中にこそ神事がある」という視点をもとに、今もなお学び続けておられる先生の最新の言葉を、よりわかりやすく丁寧に綴った、集大成とも言える一冊です。 【内容の一部】 ・俯瞰は、最強の心の武器 ・「うまくいかない」の正体 ・「あきらめる」ことの効用 ・人生は、惜しみなく与えること ・見えないものには敏感に ・直感と直観は、自分の魂の知性 ・朝と夜に、小さな習慣を ・普段の動きから、少し外れてみる ほか 【著者プロフィール】 矢作直樹(やはぎ・なおき) 東京大学名誉教授/医学博士 1956年、神奈川県生まれ。1981年、金沢大学医学部卒業。その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験。1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および同大学工学部精密機械工学科教授。2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長。2016年3月に任期満了退官。 著書に、『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』(扶桑社)、『「ねばならない」を捨てて生きる』(幻冬舎)、『自分を好きになる練習』(文響社)、『そろそろ、自分を解放する』(KADOKAWA)、『幸せに生きるための心持ちと食』(青林堂)、『あらゆるストレスが消えていく50の神習慣』、『神様からのお便り』(ともに小社刊)など多数。
  • こころの休息、再出発。 精神障がいを抱える方の為の道しるべ20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字以上 15,000文字未満(20分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 私は仕事上のストレスなどが原因で、30代始めに初めてメンタルダウンを経験しました。 当時は「抑うつ状態」と言う診断名で休職しました。 それ以降、復職と休職を繰り返し「うつ病」での診断で治療を継続していましたが、40代に入り主治医を替えたことをきっかけに処方薬の見直しをしたところ、躁転(躁状態になること)を経験し『双極症Ⅱ型』と診断されました。 現在も治療は継続中ですが、比較的、安定して生活を送れています。 50歳になろうとする現在までの約20年間、精神疾患と共に生き、 その中で『医師や医療従事者との上手な関係の築き方』『休職する時に知っておいたほうが良いこと』『復職してから気をつけたいこと』『知っておくと良い福祉制度』などを、身を持って知ることができました。 本書は、精神障害者の先輩である私から、精神障害者の初学者であるあなたに送る、社会生活をより生きやすくするためのヒントとなる参考書です。 もちろん、当事者の方だけではなく、そのパートナー様やご家族様、職場の管理職者の方々にも知っていていただきたいことでもありますので、ぜひ、ご参考になさってください。 なお『しょうがい』の表記に関しては法律用語と一般用語で様々な議論がなされており、統一した見解が未だに得られていないため、本書(本編)では一律に「障害」と致しますのでご了承ください。 【著者紹介】 木村健一(キムラケンイチ) 1975年岐阜県郡上市生まれ。 思春期の頃からゲイであると自認。 長く理学療法士として医療機関に勤務しつつ、夜間大学や大学院に通学し、社会福祉士の資格や修士号を取得。 20代でHIV陽性告知を受けた際に心理カウンセリングを受けたがきっかけで、いつかは心理職として働きたいと思っていたところ、30代にメンタルダウンを経験。 40代に双極症Ⅱ型の診断をうける。 しかしその後、産業カウンセラーの資格を取得したことをきっかけに、医療機関を退職。 50歳を眼の前にして心理カウンセリングサービスを主軸とした事業を開業。 現在は、自身のセクシャリティ・障害などを広く開示しながら個人事業主として活動中。
  • 増補 古典としての旧約聖書
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    旧約聖書とはいかなる書物なのか。古代ユダヤの人びとはそこに何を読み込み、何を託してきたのか。本書は、半世紀にわたって旧約聖書と取り組み、古代オリエント学者としても豊かな学識をあわせもつ著者が、複雑で多層的な性格をもつ旧約聖書をさまざまな角度から読み解いていく珠玉の講演集である。文庫化にあたっては、定評ある旧版に、物語構造論の観点から聖書を分析する「旧約聖書における物語文学の構造と主題」など、5本の講演を大幅増補。その言葉は今を生きる私たちに何を投げかけるのか。旧約聖書の魅力を、第一人者が余すところなく語りつくす。
  • 【HSPチェックリスト付き】鈍感な世界に生きる 敏感な人たち 新版 (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)
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    世界24言語で翻訳のベストセラー、待望の新版! 「どうして私だけ、こんなに疲れてしまうんだろう?」 人の言葉の裏にある感情を敏感に感じ取ってしまう。 楽しいはずの場所なのに、なぜか一人だけぐったりしてしまう。 美しい音楽や景色に、胸が震えるほど感動する…。 そしてその豊かな感受性を「気にしすぎ」「打たれ弱い性格」と片付けてしまっていませんか? もしそうなら、 それはあなたが「とても敏感な人(HSP Highly Sensitive Person)」だからかもしれません。 本書は、自身もHSPであるデンマークの心理療法士イルセ・サンによって書かれた、敏感な人たちのための世界的バイブルです。 HSPは病気ではなく、およそ5人に1人が持つ「生まれ持った気質」であると解説し 、 多くの人が自分自身を肯定的に理解する手助けとなってきました 。 この待望の新版では、「刺激不足」や「自己表現」に関する新たな章や、 HSPが喜びや幸せを味わうための具体的な「アイデアリスト」も増補されています 。 「他の人のように、もっとタフになれたら……」と自分を責める必要はもうありません 。 本書は、敏感なあなたが自分の気質を受け入れ、 打たれ強い人たちがいる「鈍感な世界」を上手に、そして自分らしく生きていくための、心強い味方となるでしょう。 ▼「これは私のことかも」と感じるあなたへ ・相手の機嫌が悪いと「自分のせいかも」と不安になり、そのことで頭がいっぱいになる ・頼まれごとを断れず、自分のキャパシティを超えて頑張りすぎてしまう ・にぎやかな場所に行くと、帰宅後にどっと疲労感が出る ・一人で静かに過ごす時間が必要だと感じる ▼本書を読めば、あなたは… 【自分の「トリセツ(取扱説明書)」が手に入ります】 48項目のチェックテストで、なぜ疲れやすいのか、何が得意なのか、自分だけの「取扱説明書」の土台ができます 。 【「生きづらさ」が「才能」に変わります】 悩みだと思っていた敏感さが、実は豊かな想像力や深い共感力といった「才能」だと気づき、自分を誇れるようになります 。 【心穏やかな毎日を送るための「お守り」が見つかります】 人間関係や日々の刺激に振り回されず、自分を守るための具体的な言葉や行動がわかります 。 自分を上手にいたわり、穏やかな時間を取り戻せるようになります 。 ★本書は2016年10月に小社より刊行された『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』に加筆修正を加え新版化したものです。 ●目次(一部抜粋) 第1章 鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは ・5人に1人がHSP(とても敏感な人) ・HSPは生まれもった気質 ・HSPの能力1 一度に多くの情報を吸収できる ・HSPの能力2 音やにおいなどの微細な違いも察知できる ・HSPの能力3 ゆっくり、深く多角的に考えられる ・HSPの能力4 とても慎重で、危機管理能力が高い ・HSPの能力5 共感力が高く、気配り上手 ・HSPの能力6 誠実で、責任感がある ・HSPの能力7 想像力が豊かで、内的生活が充実している ・表面的にはHSPに見えない人もいる 第2章 「敏感な人」が抱えやすい心の問題 ・HSPが抱えやすい心の問題1 自分自身に高度な要求をしてしまう ・HSPが抱えやすい心の問題2 罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう ・HSPが抱えやすい心の問題3 恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい ・HSPが抱えやすい心の問題4 怒りをうまく放出できない 第3章 「鈍感な人たち」とうまく付きあうには ・方法1 周囲の人に自分がHSPであることを伝える ・方法2 自分の限界点をはっきり伝えておく ・方法3 休憩や散会の時間を事前に約束しておく ・・・など11の方法をご紹介 第4章 「敏感な自分」とうまく付きあうには ・方法1 HSPの能力を楽しむ機会をつくる ・方法2 五感から過度に刺激を受けないための対策をとる ・方法3 過度な刺激を受けたら、じっと自分の内側に集中する ・・・など10の方法をご紹介
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 歎異抄
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「善人なおもって往生を遂ぐ。いわんや悪人をや」――親鸞の死後に弟子の唯円が師の言葉をまとめた「歎異抄」。仏教書の中でも、現代に必要とされる「安心」と「他力本願」の奥義がわりやすく、生きる力や癒やしにつながると根強い人気があります。 700年以上前に親鸞が説いた、この今を生き抜くための名言には、「生きることはどういうことなのか」「信じた道をつき進めるか」「悪人こそが救われる」などという内容の言葉が書き起こされていますが、それは逆説的な意味合いを込めた、「明日を生きる力がわいてくる珠玉の名言」なのです。 日常生活に大いに役立つ歎異抄の世界。語り継がれる親鸞聖人の言葉は、現代社会に大きな影響を与えているといってもいいでしょう。本書は歎異抄の世界をひもとき、親鸞聖人の考え方をどのように応用すれば、厳しい現代社会を生き抜くことができるかを、図やイラストをふんだんに使い、わかりやすく解説した一冊です。
  • 老いとの和解 心理支援力で、しなやかに老いる方法
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    「和解」についての日本での第一研究者、井上孝代氏による「老いと和解する方法」! 「老いるのはさみしいこと」とは本当? 「丹(まごころ)」が深くなる年のとり方とは? シニア世代を取り巻く「老い」との和解方法、伝授! 心理学の知見からめぐらす「老い」×「和解」の考察!心理支援の場でなされるトランセンド法(超越法)を用いて、歳を重ねる「私」との関係を一気によくする! 人は誰でも年を重ねるものです。それに伴って生じる、さみしさ・恨み・苦しさ・悔悟の念… もしこれらの感情と「和解」できるとしたら、あなたが歩んできた人生は、今この瞬間から、豊かなものへと変貌を遂げるでしょう。人生の4割が「老後」である人間は、今こそ老いていく自分との関係をこじらせない必要があるのです。

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  • 最初の哲学、最後の哲学
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    西洋の知を支配し、諸科学を基礎づけてきた形而上学に、いまなお存在意義はあるのか。哲学史を遡り、来るべき存在論の姿を描く。
  • 戦争と西洋 ――西側の「正義」とは何か
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    20世紀に世界は二度の全面戦争を経験した。主権国家が並び立つ国際秩序を確立した〈西洋〉が、外部を征服し「世界化」したそのとき、世界中を巻き込む大戦争が起こったのだ。総力戦と化した戦争は核兵器を生み、戦争は人類破滅を招きかねない「不可能」なものとなった。にも拘わらず、世界大戦終結から80年、世界はふたたび全面戦争への傾斜の上に立っている。冷戦終結が世界の平和をもたらすはずではなかったのか? なぜこうなったのかを西洋精神史を参照項に検証する。
  • 労働の理念と現実
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    イスラーム世界では労働は経済的報酬を伴うだけでなく、時に神への奉仕ともなる。歴史と思想からその労働観を紐解きつつ現実生活における男女の多様な働き方を多角的に考察する。性別によらず誰もが人間らしく働ける社会に向け「労働」の意味を問い直す一冊。
  • 日本に暮らすムスリム
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    日本には国籍や母語、敬虔さなどからみて、多様で多彩なムスリム(イスラーム教徒)が暮らす。彼ら/彼女らの個々に異なる経験を鮮やかに描き出し、日本のムスリムを取り巻く歴史的・社会的状況を詳らかにした上で、受け入れや共生への課題や方向性を示す。
  • 狸とその世界
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    古代から人の近くに暮らし、様々な伝承に登場する狸。人は狸にどのようなイメージを重ね、そこから何を想像してきたのか。狸を視点に世界を読み解けば人間の思考と歩みが見えてくる。解説/小松和彦
  • 柳田国男自伝 故郷七十年・拾遺・補遺
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    生まれ育った家と家族、離れた故郷、読書遍歴と交友録、そして日本民俗学の歩み。「若い世代の人たち」のためにと談話筆記された「故郷七十年」「拾遺」に加え、その豊かな知的交流を物語る「補遺」24編を新たに収録。地図・系図・写真とともに、詳細な注を付した決定版。
  • 史記 上 春秋戦国篇
    完結
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    古代中国の正史として二千年以上読み継がれてきた司馬遷『史記』。動乱の世を死に物狂いで生きた人々の姿を克明に描いたこの書は歴史を綴るに留まらぬ人間探究の書であり、「人はいかに生きるべきか」という根源的な問いが示されている。上巻は「晋世家」や「伍子胥列伝」「刺客列伝」など春秋戦国時代を描いたなかでも物語性の高い六巻をとりあげる。原文を追いつつ、躍動感に満ちた名訳と充実の解説で史記の世界を味わい尽くす。巻末の「『史記』における人間描写」では司馬遷の人間描写の巧みさを解説。
  • せっかく離婚したのに
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    冴えない中年男の再就職先にいた社長は、大変身した「元妻」。さらに、現在、同居している女の「元夫」がそこに……。二組の元夫婦を軸に、個性的な面々のエピソードが楽しく展開する小説である。「最初の結婚と反対の甘い生活を送りましょうね」と復縁を宣言し、オープンカーで男を迎えに来る女性の明るさとたくましさと美しさに未来への希望が輝く。
  • フォトエッセイⅣ 株デイトレード(瞬間トレード)必勝法 やる気なし、体力なし、経験なし、能力なし、欲ありそんなナナコが¥10,000/日
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    勝負は一瞬。ド素人でも稼げる株取引、デイトレならず瞬間トレード ナナコは、携帯を楽天に変えた。毎月の携帯料金はソフトバンクの6分の1。楽天銀行と楽天証券に口座を開設し、ポイントを得た。喜んだ。しかしこれが、ド素人と株取引の幕開けとなった。 ナナコはNISA口座を開いたが、すぐに見切った。枠のない特定口座で勝負。ナナコは、NISA積立投資枠を信じない。その実績が出るまで20~30年、時間がかかり過ぎる。待っていられない。待つだけの時間も残されていない。 ボラティリティの高すぎる世界。ある朝、金融経済が崩壊している、お金が古紙になっている、ということだっ てあり得る。利益は目の前で即時実現すべき。一寸先は誰も何も分からない。 株取引に手を染め半年後、ナナコは、120万円の累積損失を出していた。高い勉強代。高い。しかしそれは、ナナコ必勝法にこぎつける契機にもなった。 ナナコは、必勝法を忠実に守りながら、株取引を続けた。 様々な誘惑を押しのけながら、最近、遂に黒転した。信じられない。半年かかった。原罪を償うような長い、長い道のり。シャンパンで祝った。おめでとう!半年間、一日平均\10,000以上の利益を出したことになる。 【目次】 プロローグ(素人ナナコ必勝法の概要) 素人ナナコのお決まり大損パターン 株取引の準備(楽天証券版) 演習(楽天証券版) ナナコの留意点(大損回避、緊急脱出) ナナコの気持ち 【著者】 AKIMOTO 早大、レニングラード国立大学大学院修了後、商社勤務を経て、執筆・教育研究等に従事。著書多数。
  • 偶像の黄昏/アンチクリスト:ニーチェ・コレクション
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    「私はキリスト教に有罪の判決を下す。」 「私以前にはいかにいっさいの物事が逆立ちしていたかについて、手取り早く知りたいと思う方がいたら、まずこの本から取り掛かって頂きたい」(『この人を見よ』より) 「ニーチェは歴史を頭から否定し、またいちばん最後から否定する」(吉本隆明、本書解説より) ニーチェ最晩年に書かれ、彼の否定の系譜をたどる二作品を収録。キリスト教世界における神、真理、道徳、救済を否定し、ソクラテス、プラトン、カントを否定し、いま生きる現実と身体の価値を見つめなおす、いわばニーチェによるニーチェ思想の概説書。 一九九一年「イデー選書」より吉本隆明の解説を再録し、三島憲一書き下ろしの解説を追加し、ニーチェの入門書としても読むことができる一冊。
  • 困難を克服する心理学――タッピングで育てるレジリエンス
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    本書は、心理学者・西田隆男氏の現代心理学講座をもとに編集されたもので、シリーズでは「身体心理学」「仏教心理学」など多様なテーマを扱ってきました。今回は、困難から立ち直る力「レジリエンス」と、身体を軽くたたくセルフケア「タッピング」が取り上げられています。「レジリエンス」という言葉は、トラウマやPTSDに対処する方法としてベトナム戦争以後に頻繁に使われるようになりました。が、どうすればレジリエンスを鍛えられるかについては定説がなく、本書では、タッピングによるその有効性と即効性が強調されており、トラウマやPTSDへの対処法として注目されています。理論的な根拠は明確でないものの、「今この瞬間」を大切にする姿勢を大きなテーマとして具体的に解説をしています。
  • 周産期医療と“こころ”の支援多様化する親子のはじまりを多職種で支える
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    出生前診断、不妊治療、医療的ケア児等、医療の急激な変化は、親子の関係に大きな影響を与えている。支援者は何ができるのか
  • 図解老荘思想 トラブルを寄せつけない生き方
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    ◎中国古代の思想書『老子』『荘子』は、実は意外なほど日本人の生活に深くとけこんでいる。しなやかに、自然に生きる。それはまさに私たちの理想でもある。 誰でも知っている「大器晩成」「朝三暮四」「胡蝶の夢」「上善如水」などのことわざは、すべて中国古代の思想書『老子』『荘子』の教えから来ています。老子と荘子、ふたりの偉大な哲学家の考えは、まとめて「老荘思想」と呼ばれますが、社会において人間がどうふるまうべきかはもちろん、自然観や宇宙観までもを含んだ壮大な思想です。過剰を嫌い、むやみに人と争わず、私心や自己顕示欲から遠ざかる。今を大事にし、自分を空にして、トラブルなどの雑事を身の回りに寄せつけない。「60歳を超えて老荘の教えがさらに自分にフィットしてきた」という著者が、だれにでもできる老荘思想の実践編をやさしく伝授します。 [目次] 第1章 老子 道① 道とはどんなものか ほか/無・空・無為① 自然な動きには無駄がない(無為自然) ほか/水・柔① 水より優るものはない(上善如水) ほか/無欲・知足① 無欲のすすめ ほか/聖人と治世① 優れた人は、言葉に頼らない ほか/逆① 常識を離れてみよう ほか  第2章 荘子 万物斉同① すべてのものは、等しく一つである ほか/自然と一体になる① 「道」はどんなところにもある ほか/知恵を離れる① 徳を説くことの逆説 ほか/無用の用① 「これは無用だ」と思い込まない ほか/技を極める① 舞うように牛をさばく男(庖丁解牛) ほか/生と死① 生死は、巡る季節と同じと考える ほか/自己を知る① 無謀な挑戦かどうか、考えてみる(蟷螂の斧) ほか この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『図解老荘思想 トラブルを寄せつけない生き方』(2025年5月27日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 宙空に立つ塔―塔の想像力と存立地平―
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    塔の魅力とは何か。野間宏の『わが塔はそこに立つ』読解を横軸に、源信『往生要集』とダンテ『神曲地獄篇』、『法華経』の塔の叙述、日本層塔建築と心柱の役割などを縦軸として、塔の成り立ち、様相を多面的に照らし出す。
  • 現代語訳 六要鈔
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    存覚の『六要鈔』は、親鸞の主著『教行信証』を体系的に註釈した最初の書物であるが、難解な『六要鈔』に現代語訳を試みたのが本書である。章・段落分けは円爾の『六要鈔会本』に準拠し、重要な語句への註解と解説論文を収載。
  • もうひとりの「わたし」を抱きしめる もくもくちゃんのよりそいノート
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰かのためにがんばってきたきみといっしょにきもちのお片付け。 優しすぎる世界観が大人気のイラストレーター""もくもくちゃん""待望の最新作。 自分を振り返る質問と、もくもくちゃんの優しく寄り添う言葉・描き下ろしのフルカラーイラスト31点を掲載。 SNS総フォロワー数45万人のもくもくちゃん×公認心理師の石上友梨さんが贈る、 あなたの心にそっと寄り添う書き込み式の書籍。 ―答えるだけで、もうひとりの“わたし”に出会う。 心の奥に眠っていた“わたしの声”を思い出す。― 誰かのためにがんばってきた“あなた”へ。 この「よりそいノート」は、ずっとがんばり続けてきたあなたが、 “自分の声”にそっと耳を傾けるための本です。 日々のなかでつい後回しにしてしまう「自分の気持ち」。 本書は、自分を振り返る優しい質問とともに、 もうひとりの“わたし”に出会う旅へとあなたを誘います。 心の奥にしまいこんできた想い、言葉にならなかった気持ちに触れながら、 少しずつ、自分自身に「いいよ」と言えるようになっていく。 そんなあなただけの時間を、もくもくちゃんの絵と言葉と共に綴っていきます。 これは、あなただけの、たったひとつの本。 今日からあなたのためにページをめくってみませんか? 【目次】 はじめに わたしの今を見つける 過去のわたしを抱きしめる 未来のわたしを描く おわりに
  • 絶望から一歩踏み出すことば 大愚和尚の答え 一問一答公式
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    YouTube1.8億再生!(2025年5月現在) 絶大な人気を誇る人生相談「大愚和尚の一問一答」のベスト100話を書籍化。 「つらい」「苦しい」と感じる人へ――悩みの出口は、ほんの五センチ横にあるかもしれません。本書は、ガラスにぶつかり続けるハエのように思考の癖に囚われた私たちが、仏教の智慧をヒントに視点をシフトさせ、その壁を乗り越えていくためのヒント集。 お釈迦様の教えや、著者の僧侶として、そして経営者、格闘家、セラピストとしての豊富な人生経験をもとに、あなたが絶望から一歩踏み出していく、机上の空論ではない具体的な「処方箋」を100本厳選して収録。 厳しさの中に、優しさがある。 あなたの今までの人生の延長線上にない、新しい選択肢がここにあります。 ※本書は2020年10月に刊行の『大愚和尚の答え』(飛鳥新社)の全61話を、100話にまで超大幅加筆した増補改訂・完全版です。
  • 日本群島文明史
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    日本は群島であり、日本文明は群島文明である。大陸文明的な実体系思考よりも群島文明的な非実体系思考が優勢で、そうした世界観から生命は偶発的なものという感覚や共同主観の構造、革新性をもたらす美意識などが展開され、日本文明が創り出されてきたのだ。そうした日本の歴史的動態を描きつつ、日本の群島文明を形成する東アジアの哲学を「通底哲学」として世界哲学の中に置き直し、より深い文明論として展開する。日本の知の歴史を総合的に理解する、著者独自の日本思想大全。
  • アラン ――戦争と幸福の哲学
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    アランは思想の体系化や理論化を嫌い、具体的なものを目の前にして語り、ノートを毎日持ち歩き、プロポ(哲学断片)を綴り続けた。名著『幸福論』を通じて広く親しまれてきた彼の哲学には、二度の世界大戦が影を落としている。戦争の愚劣さを体験するため、自らすすんで従軍し、危険な前線に立ったアラン。その言葉は、暗い現代を生きる私たちに何を投げかけているだろう。生涯と思想の断片をつなぎ、「考えるとは否と言うこと」というアランの声に〈いま〉耳を傾ける、第一級の評伝。
  • 時間への郷愁
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    人生の意味を見つめ直したくなる一冊。 90歳の著者が語る、人間性、希望、愛、そして生きるという営み。自然の法則に学び、心の柔軟性を大切にすることで、人は幾つになっても成長できる。「幸福は絶望から始まる」──深い洞察と思索に満ちた一冊。
  • 思春期青年期の臨床・学校
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    思春期青年期臨床とはなんだろうか。関係諸機関との連携の実際、面接での詳細な逐語記録から、一筋縄ではいかない治療の現実(リアル)が見えてくる。

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  • 二十世紀中国美学 『ラオコオン』論争の半世紀
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    詩画比較論の新たなステージへ 東西思想往還のダイナミズムを捉えた詩情豊かな美学史 レッシング『ラオコオン』が引き起こした論争を基点に、近代中国は西洋の美学理論を受容しつつ、中国の伝統的な芸術理論を更新し、詩画比較論の新たな次元に至る――東西の思想往還のダイナミズムを捉え、思想家の思考のスタイルの細部までも描く、詩情豊かな美学史。 ▽▼ 主要目次は下記よりご覧いただけます ▼▽ 【第14回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】 ★田中純先生(東京大学名誉教授) 東京大学南原繁記念出版賞授賞時講評より 『ラオコオン』論争との対峙を切り口とすることにより、一九二〇年代から六〇年代にかけての中国における独自な美学思想の生成過程を鮮やかに浮き彫りにしている〔………〕書籍化の暁には、東西の古典に対するあらたな視角を提供する二〇世紀中国美学史として、広範な読者の関心を必ずや惹起するであろう。 【主要目次】 序章 一九二〇年代から六〇年代の中国美学 第一部 二〇世紀中国美学の基本的枠組み――朱光潜と宗白華 第一章 朱光潜の『ラオコオン』論の変遷(上) 第二章 朱光潜の『ラオコオン』論の変遷(下) 第三章 宗白華による古典哲学に基づく近代中国美学 第四章 「気韻生動」論の近代化――中国美学を再構築するための枠組み 第二部 二〇世紀中国美学の刷新――銭鍾書の文学論 第五章 銭鍾書による学問的枠組みの刷新 第六章 銭鍾書の文学論 第七章 銭鍾書の『ラオコオン』論の形成背景――呉宓の受容 終章 二〇世紀中国美学 あとがき 初出一覧 参考文献 索引
  • 新版 噓、秘密、沈黙。
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    創立65周年記念、アドリエンヌ・リッチ三部作待望の復刊! 教育、仕事、倫理――沈黙を強いられてきた女たちが自分の言葉を語るために。現代アメリカを代表する詩人/フェミニスト批評家の60-70年代論集 女とは何か。女として生きるとはどういうことか。一人の女として、母として、詩人としての自らの経験を深く堀りさげ、母性神話について、異性愛について、女の教育と仕事についてラディカルに問う。そして、男によってつくられてきた歴史や文化のなかで、女の生きかたを解放する視点を明らかにする。つねにフェミニズムの原点にたちもどりつつ、その最前線を歩んできた詩人の論考を紹介。 教えることに私が興味をひかれるのは、たまさかの天才の出現のためであるよりも、言語をもたなかった人びと、言語をもてないほどに利用され虐待されてきた人びとによる、全面的な言語の発見のためなのである。(本文より)
  • ウィーン大学生フロイト 精神分析の始点
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    神経学者として出発し、様々な学問との出会いや交流を経て、心の研究に至った経緯を第一級史料から描く。 精神分析創始者の青年時代における「知への探求」の軌跡が明らかになる。
  • 悪魔崇拝とは何か 古代から現代まで
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    2024年11月の情報TV番組(『ワイド!スクランブル』)で、チリの「悪魔の神殿」が取り上げられた。伝統的なカトリック教会(特に聖職者による子どもへの性的虐待)への不信が高まり、悪魔崇拝者が急増しているという内容だった。ただしこの教団では、実際に悪魔を崇拝しているわけではなく、「個人主義の象徴を悪魔としているにすぎない」と説明されていた。さらに、これはチリに限ったことではなく、2019年にはアメリカで「悪魔の神殿」が宗教団体として認定され、人工妊娠中絶を肯定していることから、中絶禁止に反対する人や性的少数者など、信者数は70万人以上に上ると番組は付け加えた。  この報道を観た人には、興味深いが、どういうことなのかさっぱりわからないと思う人が多かったのではないか。最近、悪魔崇拝の語がニュースに流れたもう一つの文脈はQアノンである。Qアノン陰謀論は、世界を牛耳る「ディープステート」は児童売春組織を運営する悪魔崇拝者だとしていた。つまり、子どもを性的に虐待するのは悪魔崇拝者だというイメージもアメリカに存在しているのである。このように報道は錯綜し、悪魔崇拝をいっそう謎めいたものにしている。  そのような謎を一気に解明してくれるのが本書である。なぜ「悪魔の神殿」は悪魔の実在を信じないというのに悪魔崇拝者を名乗るのか。なぜ悪魔は個人主義の象徴になったのか。なぜ悪魔崇拝は政治的にリベラルというイメージと恐ろしい秘密結社というイメージをともに引き起こすようになったのか。これらの疑問に対する答えはすべて本書の中にある。――監修者・藤原聖子 目 次 日本の読者のための序 1章◉キリスト教による悪魔崇拝の発明 間奏1◉18世紀――サタン死す? 2章◉ロマン主義におけるサタンの復権 間奏2◉ボードレール――サタンへの連祷 3章◉19世紀の対抗文化におけるサタン 4章◉ユイスマンスとその仲間たち 5章◉サタンのシナゴーグの正体 6章◉サタンのシナゴーグの正体――続・結 間奏3◉19世紀の宗教的悪魔崇拝――事実かフィクションか? 7章◉20世紀への道のり 8章◉悪魔崇拝教会の始まりと苦難 間奏4◉若者と悪魔崇拝――ヘビメタとネットのサタニズム 結 論 解 説 訳者あとがき
  • ひとりで悩まない!うつ病 余命15分と+αの命
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 体験したからわかる! 「『うつ病』の『うつ病経験者』による『うつに苦しんでいる方』のための本」です。 うつ病は放置すると、治癒が困難となり、最悪、自殺衝動により死に至る恐ろしい病気ですが、個人差による長短はあれど、適切な治療と十分な休息で治りえる病気です。 うつ病で苦しんでいる方はもちろん、家族や大切な人がうつに見舞われた方にもオススメの一冊です。この病気の経験者として私も命がけで書きました。少しでも皆さまにお役立ていただけると幸いです。

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  • 新装版 「原因」と「結果」の法則2
    完結
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    “——人は考えた通りの行動しか取ることはできない。” 聖書の次に読まれている不朽の名著、第二弾。 デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールら、 成功哲学の祖たちが影響を受けたはじまりの一冊 『「原因」と「結果」の法則2』の新装版。 各章にエッセンシャルパートを設けたので、 すでにお読みいただいた方も、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。 「本書がイギリスで出版されたのは、1907年のことだとされています。 そのために、つい最近まで、私は本書を、1902年出版の代表作『AS A MAN THINKETH』を噛み砕き、内容に具体性をもたせたもの、と位置づけていました。 ところが最近になって、アレンの処女作とされる『FROM POVERTY TO POWER』が 改題されて再出版されたものが本書である可能性が浮上してきたのです。 本書の前書きは、その可能性を強く支持するもののようにも感じられます。 もしもそうだとすると、本書は、アレンが『AS A MAN THINKETH』を書く際に、たたき台とした本であるかもしれないわけです。 はたして真相はどうなのか、興味が尽きないところです。」(訳者あとがきより)
  • 我々は何ものか
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    我々は何ものか。「我々は宇宙にあって、物質やエネルギーの物理・化学反応によりなったものである」「我々は宇宙にある脳から、宇宙の外に心と世界を吹きだすものである」「我々は宇宙に向かって、その世界を実践し、世界の実現を図るものである」──これまでの哲学のさまざまな認識論、言語論、実践論を科学的な視点から見直し、再構築した刺激的な論考。第一部哲学編、第二部随想集で構成。
  • 宗教のきほん 人間にとって神話とは何か
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    それは、世界のあらゆる謎をひらく物語―― 小説・映画・ゲームなどのモチーフとして親しまれている「神話」。それは元々、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という普遍的な問いに、世界各地の民族や文化がさまざまな物語を紡ぐことで答えてきたものだった。 なぜ男女ペアの神から世界が作られるのか? どうして「死者の国へ亡き妻を訪ねる」神話が、日本・ヨーロッパ・南太平洋のいずれでも見られるのか?――世界各地に伝えられた神話を、大胆かつ丁寧に比較し、歴史学・人類学・心理学など現代的な知見も加えて読み解き、この壮大なスケールの人間文化の本質と魅力に迫る。 明快な語り口に、コラムや写真・図版も充実。「読んで、識る」楽しさに満ちた神話入門。 【内容】 はじめに 序章 神話を知るために 第1章 神について考える 第2章 神話が伝えていること 第3章 神話と歴史はどう関わるのか 第4章 神話から何が学べるのか おわりに
  • NHK「100分de名著」ブックス 西田幾多郎 善の研究 日常で深める哲学
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    「3行」分かれば、人生が変わる。 東洋と西洋の思想を融合させた日本初の哲学書『善の研究』。人間存在の根本的な問いを追求した本書は、難解なことで知られている。しかし、4つの章を逆から読めば、意外なほど腑に落ちる。知と愛、善、純粋経験、実在、絶対矛盾的自己同一、5つの鍵語を私たちの日常生活に落とし込み、身近なところから哲学的実感を捉えなおす、最も分かりやすい入門書。戦後に人々の渇いた心を潤した哲学には、どんな人生への示唆が詰まっているのか。西田幾多郎が過酷な生涯でつむいだ言葉の数々から、「生きる西田幾多郎が過酷な生涯でつむいだ言葉の数々から、「生きる」ことの本質を見出していく。
  • 共鳴力の研究 “思い”はなぜ伝わるのか?
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    協調性に富んだ人と乏しい人、カンの鋭い人と鈍い人。この差はいったいどこから生まれてくるのか? 潜在能力開発の第一人者が、言葉を使わずに意思を伝える“共鳴力”の謎を科学的に解明する。
  • 不正義の克服――アマルティア・セン『正義のアイデア』を本音で読み解く
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    不正義が蔓延る現代社会。アマルティア・センは『正義のアイデア』で、ロールズの正義論を批判的に継承しながら、具体的なアイデアで不正義を解決するための方策を考えた。本書では、日本の文脈に即して、不正義を解決するための様々なアプローチを提示する。
  • 〈世界史〉の哲学 近世篇
    値引きあり
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    5~9巻1,609~3,762円 (税込)
    遅れた封建ヨーロッパの中世末期になぜルネサンスと宗教革命という相反する運動が同時進行したのか。ラテン語で書かれた聖書を読めないカトリック信者のジレンマとはいかなるものか。科学革命のハイライトともいうべき「万有引力」は、合理的思考が忌避する遠隔作用ではないのか。西欧だけがなぜ近代へと飛躍しえたのかという謎が今、解き明かされる!
  • 【復刻完全版】宇宙の大道 大霊覚者「川面凡児」の禊ぎ祓いと太古神道のよみがえり
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    ※本書は、『宇宙の大道を歩む 川面凡児とその時代』(東京図書出版2011年刊行)、『宇宙の大道へ 驚異の神人川面凡児、霊的覚醒の秘法』(きれい・ねっと2020年刊行)の復刻完全版となります。 川面凡児(1862~1929)日本の宗教家、神道家。禊の行法を体系化し、組織的に行った。現在の神社神道における禊作法は、戦前に川面が行っていたものに基づいている。名は恒次。号は殿山。 〈内容抜粋〉 己れの役割「行法と祭事の復活」 川面は、三千年前に広く行われていたその行法と祭事を復活させることが自分の使命と確信していた。三千年の前世で修行していたその行法を再びこの世に出すことが、自分の役割と信じていた。 名誉は不要「純粋な神道研究者として生きる」 十六歳の頃、「僕は一生の目的として我が国の神道を研究するつもりだ。栄達を求める気持ちは毛頭ない」と語った。 「予言」は人を愚かにする 川面自身は、千里眼、天耳通、幽体離脱など驚くべき霊能をもっていたが、よほどの事態でなければ予言を公表しようとしなかった。門人たちには、「奇跡を起こす霊能を求めてはならない」といつも諭していた。 並外れた霊能力「小泉太志命」 小泉太志命は、国井善弥を超える実力を持った剣道家であったが、川面の亡くなる最後の二年間、禊ぎや幣祓いの作法を学んだ。小泉が並外れた霊能を持っていることに驚いた川面は、形見として直径三センチの水晶玉を渡し、免許皆伝の巻物を伝授した。 霊眼に映し出す異界の鏡「天津鏡」 私は人と会うとき、肉体の顔だけでなく相手の心も見ている。日本には、神代の昔からある鏡によって人の心を見、心の奥の心までも観る伝法がある。それを霊眼に映し出す異界の鏡を「天津鏡」と呼んでいた。 大宇宙の真理「敷島の道」 川面は、伝統的な神事の形式を尊重し、それを通じて「敷島の道」と呼ばれる大宇宙の真理を述べ伝えようとした。 人類の霊性統合「宇宙の大道」 川面は、既成の宗教の枠を超えた普遍的な世界教といったものが、地球時代の人類の統合と平和のために求められることをはっきり認識していた。それを「宇宙の大道」とも呼び、人類の霊性を高度化する「宇宙の大道」を示し、日本が率先してその大道を歩むことを提唱していた。 平和と感謝と浄化を祈りあう「世界平和祭の日」 川面は、物質文明の行き詰まりを予見し、諸国民を平和な宗教意識に導くことが自分の使命と考えていた。そして、平和と感謝と浄化を祈りあう「世界平和祭の日」を国際的に制定し、その日は戦争の最中であっても、お互いに戦闘を停止しようではないかと提唱したことがあった。 すべての人類が歩むべき「宇宙の大道」 自分ひとりの幸福のための修行であるならば、かえって自ら罪を作りつつある。禊ぎ祓いは、天下国家、世界、宇宙のための修行でなくてはならぬ。 無形なる魂が超微細な素粒子よりなる身体性をもち、物質である原子も分子も意識を持つという川面の説は、先端的な物理学の世界では、世間一般に思われるほど荒唐無稽なものではなくなってきている。現代の物理学者は並みの宗教家よりも神秘主義的と言われているが、科学的仮説の検証がさらに進展していくことを期待したい。(著者)

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  • はらえば叶う! 神様に聞いた成功する神社参拝
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    願いが叶わないのは、きちんと祓われていないから。 神様から聞いた祓の方法や参拝法、訪れたい全国の神社を、YouTubeでも人気の霊能者がまとめました。 私たち人間は生きていく中で、気づかないうちによくない波動を引き寄せてしまいます。そのままの状態でいると、運気の停滞やトラブルを引き寄せかねません。 特に、世界が大きく変化し、天変地異も増えている今、いかに自分を祓えているかが自分自身を守ることにつながるのです。 読むだけであなたの祓が始まる本にしたので、どうかお守りのようにいつもそばに置いてください。
  • GHQは日本の宗教をどう変えたのか 神道指令について
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    GHQが命じた神道指令と政教分離の原則 戦後日本の宗教のあり方を規定した「神道指令」の成立過程を検証し、今でも強い拘束力を発揮し続ける条文の意味を考察する! 「なぜ神道指令は発せられ、その効力は今も続いているのか。それは果たして正当なことなのだろうか。今、私たちは、それを考えなければならない。その点を疎かにしては、政治と宗教の関係について正しい見通しを持つことはできないはずなのである」(本文より)                    * 第1章 神道指令とは何か 第2章 国家神道とは何か 第3章 マッカーサーは日本のキリスト教化をめざした 第4章 神道指令は日本の宗教をどのように変えたのか 第5章 神道指令と日本国憲法 第6章 靖国問題と政教分離 第7章 政教分離の原則は普遍性を持つのか 第8章 神道指令の何が問題なのか おわりに 神道指令が発せられなかったとしたら
  • アステイオン102
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    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 ジャーナリズムが社会科学になるための条件について改めて議論し、再定義する。「ジャーナリズムの思想」とは? 特集「アカデミック・ジャーナリズム2」 「アカデミック・ジャーナリズム」を本誌95号(2021年)に続いて、特集タイトルに再び掲げた。これはジャーナリズムとアカデミズムの協働の必要性を訴える編集方針の一貫性を示すものだが、ジャーナリズムの「思想」と「科学」に焦点を当てるという新機軸も打ち出した。ジャーナリズムが社会科学になるための条件について改めて議論し、「ジャーナリズム」を再定義する。 著・文・その他:公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会
  • 白隠禅師 坐禅和讃を読む
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    臨済宗の中興の祖・白隠禅師が、禅の真髄を七五調の和文で説いた「坐禅和讃」。本書では、妙心寺派の師家である河野太通師が、禅定の精神をわかりやすく解説する。仏教の根本理念である「衆生本来仏なり」から「此の身即ち仏なり」まで、仏道の精髄を凝縮した短詩を、現代人のために丁寧に読み解く一冊。禅の入門にも最適。

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  • 踊念仏
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    民衆が歓喜のさまを表わす、素朴な感情表現としての踊り。そこに神事や仏教が融合し、発生したものが踊念仏である。一遍・法然研究の第一人者であった著者が、踊念仏という活動にスポットを当てることで、開祖の大きさを日本仏教史や民間信仰の体系の中で捉えなおしたのが本書である。古代における踊りの意味から掘りおこし、空也・一遍ほかの聖たちと踊念仏の盛興、他宗派からの批判、念仏踊や阿国歌舞伎など芸能に与えた影響、さらに後世の各地に継承された習俗にまで、幅広く目を配る。
  • 9割の人が知らない風評被害・誹謗中傷対策の方法
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ネット上で無防備に晒されている企業のイメージを守る。 風評被害対策・誹謗中傷対策完全マニュアルを大公開! 【こんな人は必読!】 ■ネット上で風評被害にあっているという人 ■ネット上で誹謗中傷を受けている人 ■マイナスイメージをプラスに変えたいという経営陣 ■今はないが今後の風評被害を避けたいという経営陣 ■企業イメージを守りたいという経営陣 目次 第1章 ブランドリフティングに欠かせないORMとは!? 企業の成長にはブランドの育成は欠かせない 「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代は終わった オンライン・レピュテーション・マネジメントでブランドリフティングさせる ORMはアメリカの政治、金融、軍事で活用されてきた ORM市場は2030年に最大8億ドル規模になると予測されている 国内で評価の高いブランドランキング、首位はGoogle コラム ネットの情報が持つ力は民衆を暴動に駆り立てるほど大きい 第2章 企業の風評被害が大きな問題になっている 企業の風評被害もたびたび発生している デマが拡散するのはSNSとザイアンス効果によるところが大きい 一般ユーザーだけでなく競合他社や退職者が発信源になることもある 風評被害が起きると企業活動に大きな影響を及ぼす コラム 誹謗中傷と批判の違い 第3章 場当たり対応はNG! 間違った風評被害対策 炎上中に社員が手探りで逆SEOを行うと逆効果になりかねない 口コミ偽装のステルスマーケティングはNG 逆SEOを攻撃手段として使われることもある DMCA違反でGoogleの検索結果から削除する手段は要注意 弁護士に開示請求して個人を特定するのは逆効果にもなり得る 短期間にクオリティの高いコンテンツを複数つくられればいいが…… 拙速な謝罪会見は炎上に燃料をくべる可能性もある コラム 名誉毀損罪/侮辱罪/脅迫罪/信用毀損・業務妨害罪とは 第4章 ブランドクラウドのノウハウが詰まったORMとは! 企業名や商品名を決め打ちして検索する指名検索の重要性 「Googleサジェスト」からネガティブワードを排除する 法的な施策や人脈まで活用しながら多方面でアプローチする 炎上に燃料を追加しないで沈静化するように対応していく ORMは日ごろからの監視も重要なポイント ORMの施策を始めてから効果が出るまでの期間 AIを活用することで人力とは比較にならないリソースを利用できる ORMにかける予算の考え方 さまざまな業界でORMが活用されている コラム ミラーサイトの見つけ方と対処法 第5章 ORMに効くブランドリフティング ブランドリフティングを支えるブランディングデザイン ブランドをリフティングさせるブランド戦略 ブランドリフティングに効くプレスリリース 「悪名は無名に勝る」マーケティングはもう古い ポリティカルコレクトネスはバランスが重要 コラム ネット広告が違法になるケースとは? 第6章 僕がブランドクラウドを創業するまでの経緯 家族の影響で海外に興味を持ち15歳の時に留学 UFC2年生の時にゲーム会社を創業 日本の商習慣を学ぶためにアクセンチュアに入社 ウェブ制作会社で悪評を消す事業を開始 風評被害対策のニーズが高まり(株)ブランドコントロールを起業 コラム X(旧Twitter)の開示請求にかかる期間とコスト 第7章 eスポーツチームの立ち上げやベクトルグループへの参画を決めた考え方 eスポーツ選手のゲーム攻略能力をビジネスにも活かしてもらう 効率的な時間管理で心に余裕を持たせる 2017年、ベクトルグループに参画 ブランドクラウドのミッション・ヴィジョン・バリュー コラム 名誉毀損で刑事告訴する際はいくらかかる? 第8章 これから日本企業がグローバルで活躍するために 日本が遅れていると言われているのは真面目過ぎるから 日本はコンテンツで世界と勝負すべき 企業のAI活用は待ったなしで進めるべき Chat GPTでビジネスに必要な文章を生成する ブランドクラウドも世界市場を目指している 国家間の認知戦争が行われる時代、情報をあるべき姿にしていきたい コラム 急激に進化し続けている生成AI 著者プロフィール 井原 正隆 (いはら まさたか) 株式会社ブランドクラウド会長/創業者。栃木県出身。南カリフォルニア大学医学部卒。在学中に趣味であったモバイルゲーム事業で起業。その後日本に戻り、アクセンチュア株式会社にてコンサルティング業務を学ぶ。様々な職種を経験する中で、自身に出来る事を考えた時に自分が医者になり救える人数よりも、「企業の医者」となった方が結果的により多くの人を救えるのではないかと考え、企業の風評対策(オンライン・レピュテーション・マネジメント)を主力事業とする株式会社ブランドクラウドを創業。その後、国内外の企業にサービスを展開した実績等が認められ、2017年に東証プライム上場企業である株式会社ベクトルへグループジョイン。2023年には創業10周年を機に会長職へ就任。精力的に日本のブランド意識変革に取り組んでいる。
  • 感情処理法で心がすっきりするノート 不快感情を減らし人生を豊かにする15のワーク
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 感情処理法とは不快感情を減らすための方法であり、セルフケアのためのストレス対処や自身の性格改善などに広く活用されています。本書は、はじめて感情処理法を学び実践しようとする人に活用してもらうための本です。第1部では理論編として、感情処理法を実施するために必要な知識を説明します。第2部の実践編では、「怒り」「恐れ」「悲しみ」など具体的なテーマごとに感情処理に取り組むための15のワークを体験できます。
  • ストレスに効く 仏教の話
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    仏教の目的は「苦」つまり様々なストレスからの解放。ストレス社会と言われる現代、ストレスを減らす智慧がつまったブッダの教えを21世紀にヴァージョンアップ。現代人のこころに寄り添う心あたたまる短編法話集。
  • 強盗対策 総まとめ
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    闇バイトによる強盗など、極めて悪質な犯罪に立ち向かうためには、どんな対策が必要なのだろうか? 本書では、ヤツらの手口を把握し、それに対抗するための知識や道具を徹底解説していこう。ラジオライフの特集3回分をイッキ読み! 《主な内容》 ●玄関に近づく不審者を確実に捕らえたい 屋外カメラ性能チェック ●手軽に買えるグッズで自宅の備えを再構築 ホームセキュリティ再入門 ●いざという時のための基本アイテムと活用法 護身グッズ超入門 ●安全かつ効果的に使用するための基本と実践知識 催涙スプレーの科学 ●盗難、イタズラ、車上荒らしに徹底抗戦! クルマのセキュリティ対策 本書は『月刊ラジオライフ』(毎月25日発売)に掲載された記事を電子版として再編集したものであり、記述は掲載当時の情報にもとづいています。そのため、価格・仕様が変更されていたり、販売・サービスが終了していたりする場合があります。なお、各記事の初出は以下のとおりです。記事中で参照ページが指定されている場合は、各特集内のページ数に対応しております。 ・2025年1月号第1特集 やり過ぎ強盗対策 ・2023年5月号第1特集 身近な強盗対策 ・2022年5月号第1特集 自己防衛の心得 一部画像の削除等、紙版とは異なる場合があります。 本書はあくまで報道の見地から「事実」を掲載したものです。「事実」を実際に行い、万が一事故やトラブルに巻き込まれた場合でも、小社および筆者は一切の責任を負いかねます。本書に掲載された情報の取り扱いはすべて自己責任で行ってください。
  • WORKSIGHT[ワークサイト]27号 消費者とは Are We Consumers ?
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちは「消費者」という言葉にどのように括られ、また変貌しようとしているのか?マーケティング調査の現場が追う消費者の変遷、大規模アンケートに見る消費者の自己認識、消費社会への抵抗としての創作、消費の中心にいる主婦・女性、万引きと若者まで、戦後日本を形づくってきた最重要コンセプト「消費者」を改めて問う
  • ムダに悩まない練習~限りある時間を「行動」に使うための脳科学&心理学
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    韓国で読み継がれてきたベストセラー! 著者は30年にわたり患者の悩みに寄り添ってきた精神科医ハ・ジヒョン教授。 脳科学と心理学の最新研究結果でわかった「脳と心の仕組み」にもとづき、 無駄な悩みを減らし、本当に大切な悩みに集中する方法を伝授します。 「日本の読者に向けた書き下ろし」を追加して翻訳!
  • 宇宙魂が目覚める「超聖地日本」量子遠隔旅
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    スピリチュアルガイド・ヒーラーの第一人者が 「超磁場エネルギー・ディープスポット」を厳選紹介! 「大変容ステップワーク」を実践しながら 宇宙超意識・最高LEVEL9に一挙覚醒へ! 魂本来が望む人生に転換させる 量子遠隔☆旅へご案内します。 【特典】超高波動次元への「誘導瞑想」動画とセルフワーク付き 意識(フォトン)を誘導して 超高波動エネルギー・ディープ36スポットを巡り 魂と共振(シンクロ)させていく大変容誘導装置、 まったく新しい旅のガイドブック誕生。 *ご紹介した現地へ実際に足を運べば さらにシンクロが加速化するでしょう! 宇宙超意識の扉が開かれる9ステップ・ガイダンス LEVEL1 体と五感を目覚めさせる LEVEL2 自分の中に眠る遺伝子を目覚めさせる LEVEL3 自己を確立し、生きる力を目覚めさせる LEVEL4 許しと愛の感覚(感情)を目覚めさせる LEVEL5 表現する力を目覚めさせる LEVEL6 イマジネーション力を目覚めさせる LEVEL7 日本の歴史に光を当てる LEVEL8 日本人の集合意識を目覚めさせる LEVEL9 宇宙とつながる感覚を目覚めさせる 世界最高波動領域の超磁場エネルギーを最大限生かし 魂の宇宙覚醒を起こす――【量子遠隔☆旅の心得】 ・「ひふみ祝詞」を唱え日本人の集合意識を目覚めさせる ・魂は、宇宙と銀色のコードでつながっている“金太郎飴” ・体が持っている五感を磨いてさらに第六感へGO! ・遺伝子に眠る縄文・古代の叡智に触れて気づきを得る ・自分を「演者」と思うことで「生きる力」が超パワーUP ・祈りと行動のパワーで、現実をいかに変えるか ・愛と許しの感覚を呼び覚ますチャクラ開きを! ・神様とのキャッチボールで人生を好転させる方法 ・意識の枠を外す2つの実験で「見えない世界」を視る技術 ・多様性に富んでいた日本人こそ世界の集合意識を変えられる ・宇宙レベルの視点で世界を見ることが今後いかに重要か ・地球宇宙人として人類全体の目覚めに貢献していこう! …etc.

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  • スピノザ ――「変性の哲学者」の思想世界
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    スピノザは、17世紀の他の思想家に比し、人間像と思想像において際立つほど多面的に受けとめられてきた。ユダヤ教会からの「破門」によって始まった「思考する実存」としての生。著作や書簡の読解から浮かび上がる固有の「精神の運動」。それらはどのような思想世界を形づくったのか。本書は、従来のイメージにとらわれることなく、スピノザにおける倫理学と政治学、そして聖書批判の内的連関を見定め、その思想を統一的に描き出す。
  • 仏教ゆかりの生きもの図鑑
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    今からおよそ2500年前、インドで誕生した釈尊(お釈迦さま)が説かれた教えがまとめられた仏典(仏教の経典など)には、様々な生きものが登場します。牛や兎、鹿や象、龍といった、身近な動物から神話の世界の生きものまで――。こうした “生きもの”を通して物語られてきた、仏教の心とは? 精緻に描かれた“生きもの”の絵とともにたずねます。東本願寺の境内各所で見られる、彫刻や瓦などに象られた仏教ゆかりの生きものたちも紹介しています。併せてお楽しみください。
  • 仏教ゆかりの植物図鑑
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    蓮華や菩提樹をはじめ、仏教の経典を読むと、その教えとともに様々な植物に出会います。本書では、釈尊(お釈迦さま)の生涯をたどりながら、仏教にゆかりある植物の名前や、その植物にまつわる物語を、色彩豊かな絵とともに紹介。ページをめくると、植物のみずみずしい世界に身をゆだね、仏教をたずねていくことができます。
  • 煩悩百八面相
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    「煩悩」という仏教語の具体的な中身を「火」「毒」といった同じ意味の言葉、「欲貪」「瞋恚」「慢」など、仏教で「根本」とされる煩悩を中心に、ひとつずつ読み解きます。私たちを「煩わせ悩ませるもの」が何なのか、よりよく知るための一冊です。著者の梶氏は1983年生まれで、仏教教義学の研究者です。経典や注釈書に根拠をもつ、平易な文章が特徴です。絵の今村氏は、伝説的漫画雑誌『ガロ』の後継誌『アックス』でデビューした漫画家で95年生まれ。美しさだけではなく、禍々しさも表現してくださいました。
  • 浄土真宗 仏教・仏事のハテナ?
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    「お念珠の持ち方ってこれでいいの?」「お線香はどうやって置くんだっけ?」「お坊さんにわたす金封の表書きはどうすれば…?」みなさんは、毎日のお内仏のお給仕のときや、ご法事や突然の葬儀のとき、このように迷われたことはありませんか? また、お盆やお彼岸、報恩講など、一年のさまざまなお参りや行事のとき、「このお勤めには、どんな意味があるんだろう?」と疑問に思われたことはありませんか?本書は、こういった多くの方が知っているようで知らない、浄土真宗における仏教・仏事の素朴な疑問“ハテナ?”をまとめ、答えた本です。真宗門徒の生活とは切り離せない、仏教・仏事の手引書としてお手元に、また初めて真宗の教えを聞くようになられた方への贈り物として、ぜひご活用ください。
  • 亡き方の声に耳を澄ませて―僧侶30人のお彼岸のはなし―
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    お墓参りやご法事をとおして、亡き人を近くに感じるお彼岸にこそ聞きたい、30人の僧侶による短編法話集。涙とともに別れた人たちは、何を願い、何を私たちに語りかけているのでしょうか。本書は、お墓参りやご法事をとおして、亡き人を近くに感じる「お彼岸」にこそ耳を傾けたい、30人の僧侶(おぼうさん)による短編法話集です。
  • 学級の仲間づくりに活かせるグループカウンセリング
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間関係や集団活動が苦手な子どもたちが、一緒に遊ぶことで自然にふれあい学級ができあがっていく、対人関係ゲームをやさしく紹介。
  • 近代日本の中国認識 ――徳川期儒学から東亜協同体論まで
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    近代日本の思想史に映し出された中国像とはどのようなものだったのか。本書は、江戸時代の儒者や国学者らの中国観から、明治維新・日清戦争を経て、民族を超えた全体を目指す東亜協同体論が構想されるまで、代表的人物に寄り添いながら、中国理解の変遷や思考のありかたを追う。畏敬や脅威、軽侮という感情の振幅のなか、他国を正しく認識しようと苦闘した日本人の足跡。そこから、われわれは何を学べるだろうか。国家を超えた理念を呈示することはできるだろうか。日中関係史の精緻な考察は、いまもって喫緊の課題である〈他者理解〉に向けて読者の再考を促す。学殖溢れる渾身の思想史講義。
  • 禅の時代 ――栄西・夢窓・大灯・白隠
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    日本における中世から近世は、今日までのこる伝統文化が数多く創造された時代であるが、その重要な母胎となったのが禅の思想である。鎌倉仏教の祖師たちによって示された改革がその基本線を貫ききれず、中国で爛熟した大陸仏教の足跡を追うしかなかったところに、室町・南北朝時代を経て徐々に影響を脱して日本禅は完成していく。中国禅研究の第一人者であった著者が、純粋に「日本の仏教」とよべる信仰が生まれるまでを、とりわけ日本臨済禅の系譜に沿って辿り、平明な筆致でその本質を追究した一冊。
  • 英国の宗教都市ノーリッチ
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    英国ノーフォーク州ノーリッチ市には、ヨーロッパの中でも抜きん出て教会が多いという特色があります。本書は、1970年代を中心に同市に11回、合計5年余り滞在した筆者らが、古代から中世を経て近年に至るまでの英国ならびにノーリッチ市の歴史をたどりつつ、同市が多数の教会を抱えることとなった理由を解説します。巻末には、中世のノーフォークやノーリッチにおけるキリスト教信仰についての専門的な論文3本を掲載しました。
  • 就労継続支援B型利用者が求めるもの20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 就労継続支援B型事業所(以下、「B型事業所」)は、年々増加しています。 この10年間で実に約3倍に増えました。 しかし、他業種からの参入で選択肢が増える一方、福祉という性質を理解しないまま経営し、満足度が低くスタッフや利用者の心が離れる、定着に結びつかないなど様々な問題が発生しています。 B型事業所では一人一人求めるもの、必要なものが違います。 経営者はじめスタッフ全員が福祉への理解があるならば問題ありませんが、サビ管以外は誰も知らないという事業所が多いのが現状です。 本書は別業種からB型事業所を立ち上げて間もない、あるいは勤め始めて間もない方、別業種からB型事業所の職業指導員へ転職をお考えの方、 B型事業所立ち上げを検討し始めた方などに向け、B型事業所の利用者のニーズを本音を交えてお伝えします。 【著者紹介】 大鳥湊(オオトリミナト) 幼い頃から自分の家が欲しくて、間取りチラシを見てあれこれ妄想するのが転じて物件マニアに。日々不動産と大家業の情報収集に勤しんでいます。 発達定型児と非定型児とともに生活する、DVサバイバー障害持ちシングルペアレント。
  • 哲学するベートーヴェン カント宇宙論から《第九》へ
    値引きあり
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    「われらが内なる道徳法則と、われらが上なる星輝く天空! カント!!!」 1820年、49歳のベートーヴェンは筆談用のノートにこう記した。《第九》初演のおよそ4年前にあたる。ここに引用されているのは、ほかならぬカントの『実践理性批判』の結語の一部だが、少しアレンジされている。そのアレンジは、なぜ生じたのか。そしてベートーヴェンのこの感激は、何を物語るのか――。その問いは《第九》に込められたベートーヴェンの思いへとつながっていく。 若き日にはボン大学で講義を聴講していたこともあるベートーヴェンと、彼を取り巻く文化的・社会的文脈から《第九》を生んだドイツの時代精神を描き出す意欲作! ベートーヴェン(1770-1827)が生きた時代のドイツ語圏には、ゲーテをはじめヘーゲル、シラー、フィヒテ、シェリングと綺羅星のごとき知性がいた。そのなかでひときわ大きく強い輝きを放ったのが、巨星イマヌエル・カント(1724-1804年)である。 天文学と神学、そして音楽がまだかろうじてつながりを保っていた18世紀後半にあってカントの哲学は、ベートーヴェンの音楽にも大きな影響を及ぼした。哲学と音楽、それぞれの領域でドイツを代表するといっても過言ではない二人が、これほど近接した時を生きたことにこそ、《第九》誕生の秘密はあった。 若き日、ボン大学で講義を聴講していたベートーヴェンに遡り、やがて訪れる「苦悩を突き抜けて歓喜へ」と至る道筋を追いながら、有名無名さまざまな人的・知的交流の網の目を丹念に浮かび上がらせることで「知の歴史」を描くこれまでにない試み。 【本書の内容】 プロローグ  第1講 啓蒙都市ボン 第2講 ボン大学の教授たち(その1) 第3講 ボン大学の教授たち(その2) 第4講 皇帝カンタータ 第5講 歓喜に寄す 第6講 無限と宇宙 第7講 シラーとカント 第8講 危機の時代 第9講 歌劇《レオノーレ》 第10講 苦悩を突き抜けて歓喜へ 第11講 カント宇宙論に挑む 第12講 会話帳をめぐる問い 第13講 星空のエチカ 第14講 第九交響曲 エピローグ 思想史の星図における第九交響曲
  • 神々の構造 印欧語族三区分イデオロギー
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    人類はいかにして「神」を創り、「世界」を描いたのか? 比較神話学・言語学の巨星、時に構造主義やレヴィ=ストロースの先駆ともされるジョルジュ・デュメジルが、自身の「三区分イデオロギー」――印欧語族(インド・イラン人、古代イタリア人、ゲルマン人……)は世界を「聖性/戦闘性/豊饒性」の三要素からなるものとしてとらえ、かつそれぞれの機能に対応する神々を奉じていた――のエッセンスをまとめた、コンパクトかつダイナミックな神話学入門! 神話に現れる「秘密の「3」」とは? [目次] 序文 第一章 社会的・宇宙的な三機能 第二章 三区分神学 第三章 神学、神話、叙事詩における種々の機能 研究史と文献案内 注 訳者解説 ジョルジュ・デュメジルと印欧語族研究 訳者文献案内 (*本書の原本は1987年に国文社より刊行されたものです。)
  • 『改造』論文集成 革新の現象学と倫理学
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    本書は、ドイツの哲学者エトムント・フッサール(1859-1938年)が日本の総合雑誌『改造』のために執筆した連続論文とそれに関連する草稿を集成したものです。 1900/01年の『論理学研究』で注目されたフッサールは、独自の超越論的な哲学を追究し、『イデーンI』(1913年)によって「現象学」を確立しました。3年後にフライブルク大学の正教授に就任し、その地位を確かなものとしたフッサールは、しかし1910年代後半から20年代の大部分をほぼ何も出版せずに過ごしました。 まさにその時期にあたる1922年8月、改造社のベルリン駐在員がフッサールに宛てて書いた手紙が残されています。そこには「あなたに自己紹介なしにお手紙をお送りすることについて、お詫び申し上げます。しかし、私が今こう述べれば、あなたはおそらくそれを理解してくださるでしょう。私は日本の東京の雑誌『改造』(Reconstruction)の代表者としてベルリンに在住しており、私たちの『改造』のために、あなたにご論考を寄せていただくことを心より望んでいる、と」と書かれていました。この依頼に応えて1922年秋から翌23年初頭にかけて執筆されたのが、本書に収められた5篇の論文です。 その地位を確かなものとした哲学者がなぜ日本の雑誌に寄稿することを決めたのか――本当の理由は分かっていません。フッサールはのちに改造社に4篇の論文を送付したと述べていますが、『改造』に掲載された論文は3篇である上、5篇目の論文も残されています。 このように謎に包まれた5篇の連続論文で、フッサールは社会倫理学に属する内容を扱い、「ヨーロッパ文化の革新」を掲げました。これは、のちの『ヨーロッパ諸科学の危機と超越論的現象学』(1936年)を予告するものです。『改造』論文全5篇を、11本の草稿、および内容上の関連が深い公開講演「フィヒテの人間の理想」を合わせて集成した本書は、哲学者が晩年の思索に向かう過程を示す貴重な記録であるとともに、危機の時代における「革新」という今日につながる主題を追求した重要な作品であることは間違いありません。 [本書の内容] 〔第一論文〕革 新――その問題と方法 〔第二論文〕本質研究の方法 〔第三論文〕個人倫理学の問題としての革新 〔第四論文〕革新と学問 〔第五論文〕人間集団の発展における文化の形式的諸類型 附論I~XI フィヒテの人間の理想[三つの講演] 訳者解説
  • 新版 吉本隆明『心的現象論』の読み方
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    『心的現象論』から「人の心」と「人の心の不調」の本質を読み解く! 臨床心理士の著者が現場で抱えていた悩みに明確な答えを与えてくれた吉本隆明の『心的現象論序説』と『本論』。『心的現象論』の根幹にある「個人幻想」「対幻想」「共同幻想」とは一体何なのか。「自分自身との関係」、「他者との1対1の関係」、「組織や集団との関係」。この次元の異なる〝3つの対人関係〟を理解することによって「人の心」と「人の心の不調」の本質が鮮やかに見えてくる! 新版では著者が携わる「就労支援」の場に吉本思想を交差させた「補章」を新たに収録。 ※本書は、現在入手困難な文芸社版(2011年刊行)の新版になります。 《目次》 第一章〝心〟をどうとらえるか 第二章〝心の不調〟とは〝対人関係の不調〟のことである 第三章〝心理療法〟を〝対人関係〟の視点から読み解く 第四章 『心的現象論』には知恵が詰まっている 補 章〝思想の言葉〟と〝生活の言葉〟とが出会う場所「就労支援」
  • 新装版 吉本隆明『共同幻想論』の読み方
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    最高の吉本入門書! 二〇一三年に菊谷文庫から刊行、入手困難になっていた名著を新装版として復刊! 原始時代からの人間の歴史を、心のありかたの変遷として語った『共同幻想論』。難解とされるこの本を、臨床心理士の著者がわかりやすく読み解く! なぜ集団を意識した人間は個人を押しつぶすのか。現代人の心の不調を共同幻想の観点からはじめて取り上げている。そして「国家」に代わる次の共同幻想の姿とは……あたらしい吉本理解と世界像がここからはじまる。 《目次》 第一章〝共同幻想〞って何だろう 第二章『共同幻想論』の〝凄さ〞って何だろう 第三章『共同幻想論』を読む 第四章『共同幻想論』は〝近未来〞を予言する 新装版あとがき
  • 「大和心」で生きる(きずな出版) 神道のルーツ[縄文JOMON]スピリット
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    【「大和心」を再発見! 日常生活に活かすヒント】私たちが感じる「幸せ」や「豊かさ」は、時代や状況によって移り変わります。コロナ禍を経た今、多くの人が物質的な豊かさを追うのではなく、「自分自身がどう感じるか」という精神的な豊かさに目を向けるようになりました。本書では、日本人が本来持つ繊細な感性「大和心」を土台に、神道や縄文文化に息づく心のあり方を探ります。アニミズム的信仰や「足るを知る」という思想から、今あるものの中で幸せを見つける視点を取り戻すことの大切さを説きます。これらの叡智は過去の遺産ではなく、現代をより良く生きるための「ヒント」。心の調和を取り戻し、豊かな未来へと歩むために、自分はどう生きるのかを見つめ直す一冊です。

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