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  • 清沢満之の宗教哲学
    3.0
    1巻1,815円 (税込)
    明治期、真宗大谷派(東本願寺)の一僧侶としてその半生を生きた清沢満之。40歳を待たずに病没したが、日本の哲学界に深い影響を与えた思想家でもある。しかしこれまで彼についてなされてきた理解は妥当なものであったのだろうか――。本書は、生い立ちや時代的背景を踏まえ、「教」「行」「信」「証」という4つの観点から清沢の宗教哲学の根幹に迫る。厳密なテキスト読解によって定説を覆し、清沢の全体像と思想的意義を鮮やかに呈示した著者渾身の書。

ユーザーレビュー

  • 清沢満之の宗教哲学

    Posted by ブクログ

    清沢満之の思想を、一般の読者に向けてわかりやすく解説している本です。

    本書は序論・本論・補論で構成されており、序章では清沢の生涯が簡潔に紹介されています。そして中心となる本論は、清沢の思想の解説にあてられています。

    著者は、「清沢満之という人物の名前は、近代日本思想史や近代仏教などを専門とする研究者の間では、日本近代を代表する宗教家・思想家として知らない人はいないほど浸透してきたことは確かである」としながらも、「だが、世間一般には、日本近代を代表する思想家としてはおろか、その名前すらほとんど知られていないというのが実情であろう」と語っています。本書はこうした読者に向けて、清沢の思想を紹介す

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    2025年09月06日

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