BL小説 - 海王社作品一覧

  • くちづけで世界は変わる
    3.3
    愛したい、愛されたい。けれど―――。運命の相手との交わりで発情期を迎え、性別が決まる一族・ルルフォイ。真珠のごとき肌に銀の髪と紫の瞳―――発情期に生きた宝石と謳われる美貌に変容する彼らは、貴族の男性に望まれて女性になるのが常。そんな一族の中で、リュリは出生時から男性体。変容が叶わない自分は伴侶と巡り会えないだろうけれど、友がいるから…。そう心を慰めていたリュリだが、親友と信じていたカイルから求婚され…!? 淫靡なおとぎ話、二編収録。
  • 記者と番犬
    3.3
    「俺は傲慢で、狭量な男なんだ。それでも俺が好きかよ」急遽、クリスマス・イヴの温泉取材を引き受けることになった週刊誌の記者・吉岡。男二人のイヴなのはまだしも、カメラマンが幼馴染みなのは聞いてない。中学以来疎遠になっていた弟分の多岐は、男らしい魅力に溢れて、昔の面影はない。だが、犬のように懐いていた幼いままの笑顔で、でかい図体が抱きつくのだ。傍にいるだけで嬉しいと言う一途な多岐に、番犬付き生活の快感を知る吉岡。しかし、温泉取材で多岐に押し倒されて…。番犬が反抗期!?
  • 恋と太陽と完熟トマト
    3.0
    食品会社の研究所に所属する伊吹は、トマトの品種改良のため、山間部にある農家を訪れた。農家の長男・大迫太陽は、明るく純朴な好青年。好意を持った太陽に真正面から迫られ、振り回されて疲れる伊吹だが、次第に惹かれてゆく…。
  • 信じてないからキスをして
    3.9
    クセモノ刑事×クールビューティ新人検事の、センシティブロマンス。
  • 紳士は愛で欲望を隠す
    3.6
    天涯孤独の紗雪を引き取ってくれた弁護士の詠二。優しく包んでくれて、家族みたいに温めてくれて、寂しかった紗雪の心は癒された。―――高校生になって、紗雪の詠二への想いは「恋」になった。家族じゃなくて、恋人になりたい。毎日、家事をこなしながら、紗雪の想いは強くなる。仕事が忙しくとも必ず夕食を一緒にとってくれるから、詠二が愛情を注いでくれてるのはわかってる。でも、欲しいのは違う「愛」。――それは、どんなに背伸びしても、手に入らない物ですか…?
  • 茶人の嗜み
    2.0
    「僕と結婚しませんか? あなたがとても可愛らしいから、気に入りました」庭師見習いの俊太にこんな求婚をしてきたのは、茶道家元・次期当主の綾人だった。おっとりした風流人でちょっぴり浮世離れしてるけど素敵な綾人。ドキドキした俊太は手違いで国宝級の茶碗を割ってしまう。「なんでもして償いますっ」と青ざめる俊太に「じゃあ僕のお嫁さんになってv」と寝室に連れていかれて身体中いじられて…!? はんなりしてるのに、なんかエロいっ。
  • ゴージャスな下僕
    -
    万年No.2ホストの佳宏は、古びたランプを手に入れた。煙の中から現われたのは、なんと袴姿の金髪碧眼の元王子! 願いごとを叶えてくれるかと思えば「叶えてほしければ私の言うことを聞け」と傲慢な態度で迫ってくる。佳宏は仕方なくキリエと同居することに。しかも気品漂う美形のキリエに勤め先を紹介すると、あっさりNo.1ホストの地位を獲得してしまう。落ち込む佳宏はキリエに、慰めてやろうかとキスされ押し倒されてしまって…!?
  • 蛍火
    4.2
    大学教授の宮地洸一と小説家の束原千里は、学生時代から連れ添って二十年の「恋人」。しかし、ここ数年は一緒に暮らしながらもセックスどころかまともな会話もない日々。ある日、些細な諍いから洸一は煙草と財布だけを手に家を飛び出し北へ…。一方、千里は独り残された部屋で互いを想い合っていた頃を思い出す。かつてはあんなに愛しく想い、添いとげようと決めた相手だったのに…。二十年の歳月を経て、凍りかけた想いに再び火が灯る――。不器用な男たちのラブ・クロニクル。
  • 傷痕にキス
    4.0
    彼の声が、表情が、仕草が、身体の奥を熱くする――。斉木昂哉は高校時代に1度だけ関係を持った天堂戒を想い続けている。無理矢理の情交だったけれど、彼が見せた刹那の優しさに焦がれていた。思いがけず再会し、会社員を辞めて戒がVIP客であるダイニングバーのスタッフになった昂哉。昂哉を覚えていない様子の戒は冷たいが、そばで見つめていられたらいいと思っていた。ところがある日、苛立ちをあらわにした戒に再び身体を奪われ――。
  • 宵山に啼く恋し鳥
    3.0
    昭和7年――京都。父亡きあと家業の旅館の主であった双児の兄・芳彦が不幸な事故で命を落とした時から、芳彦として生きている敦彦。旅館と家族を守るため、死んだのは敦彦とし、偽りの人生を選ぶしかなかった。そんな折、ある男の来訪に敦彦は戸惑う。彼・鴻野倫太郎は、かつて心を通わせながらも訳あって縁を切った相手。敦彦を今も愛していると言う倫太郎と想いは同じだが、恋の成就は叶わない。敦彦の死を悼んで逗留を決めた彼と時間を重ねるほど、心は痛み……。
  • 華蜜の斎王
    2.5
    疾風の国の王子・青嵐は、国の密命を受け、幻の国といわれる華蜜の国へと旅立った。辿り着いた華蜜の国で、青嵐は人目を避けるように幽閉されていた一人の佳人と出会う。イリスと名乗るその青年は他人と交わる事を禁じられていた。世間知らずで純真無垢なイリスを愛おしく思う青嵐。秘めた逢瀬を重ねるうちに、イリスもまた闊達な青嵐に惹かれていく。だが、疾風の国からの帰還命令やイリスに課せられた過酷な運命が二人の前に立ちはだかって――。壮大な世界で繰り広げられるデスティニーロマン!
  • 逆らってみたい!
    3.0
    眉目秀麗な優等生・翠には、大ッキライな先輩がいる。その名は長谷川篁。人望厚く優しい生徒会長なのは表の顔で、翠に対しては腹黒ドS。望んでもいないのに「男同士のエッチの仕方、教えてあげるよ」と校内で迫ってくる。挙句の果てには翠とのHを写真に撮って脅迫。「だって翠が好きなんだよ?」なんて最低な先輩。大ッキライなはずなのに、名前を呼ばれるだけでこんなに身体が熱くなるってどういうこと?
  • ラブ・フライト
    3.0
    恋はたくさんしてきた。なのにどうしてあんな男に…。アスアド航空国際線パーサーの瑞紀は、担当するファーストクラスの乗客で有名建築デザイナーの柄澤に口説かれ、その唇に溺れてしまう。彼の左手薬指の指輪に気がつきながら…。自分とのことは明らかな遊び。不誠実で、傲慢で、勝手な男のはずなのに、それでも瑞紀は彼に惹かれ、本気になってしまい――。ワインと甘い口説き文句に酔いしれる恋は、ファーストクラスではじまる。
  • 紫炎 special buddy
    4.0
    パリのオペラ座、国際刑事警察機構に属する轟憲吾は情報提供者を待っていた。 現れたのは美貌の青年アンリだった。 ひょんなことからアンリと身体の関係を結んだ憲吾。 だが陰謀を暴くため、マフィアのボディガードとして派遣されたアンリと、 協力関係を結ぶことになり…!?  オトコマエ刑事×美貌のボディガード――愛のラブミッション!!!
  • 蒼炎 secret order
    -
    「君に許されるのはイエスだけだ」 官能を呼び覚ます熱いキスに、尚人は応えることができなかった――。氷の美貌と称えられ、完璧に任務をこなしてきた要人警護のプロ貴嶋尚人に、新たな指令が下された。何者かに狙われるシュタイン大公国の後継者、公爵・ラウルのボディガードをしろというのだ。傲慢な為政者という態度で警備に非協力的なラウルに、任務の困難さを痛感する尚人。だが夜になると、戸惑う。情熱的に掻き口説く、ラウルの熱い眼差しに…。――ボディガードは任務と恋の狭間で揺れ動く。
  • 愛を教えて~カフェものがたり~
    3.0
    「君は私のことが好きなんだよね」 前田衣音が、そう言われながらバーテンダーの高岡に抱かれたのは、バー『キャベンディッシュ』でバイトを始めてしばらく経ってから。そう、衣音は高岡に恋をしている。彼は、仕事をしている時はとても優しいのに閉店後になると、少し意地悪になる。二人だけの薄暗いバーで、繰り返し抱かれながら衣音は思う。自分は欲望の処理をされているだけ。だからこれは成就するはずのない恋だ――と。
  • 約束の香り
    -
    すれ違った瞬間、その男のうなじから想い出のフレグランスが香った。有名理容店でバイトをしている篤季は、ずっと捜していた香りの主に出会う。彼こそが数年前痴漢から助けてくれた男だった。彼の名は和田景太郎。国会議員秘書だ。仕事場で何度か顔を合わせただけだったのに、篤季はときめきを覚え始める。いつしか惹かれあう二人だったが…?
  • 絶対に負けない恋愛
    5.0
    若くして「伝説」と呼ばれるプランナーにして、ベストセラー「絶対に負けないプレゼン」の著者でのある加納英慈(かのうえいじ)。彼の持論は「プレゼンに勝る恋愛はない」。そんな彼のもとを後輩の新人プランナー・諏訪貴之(すわたかゆき)が訪ねてくる。プレゼンの極意を教えてほしいと言うのだ。素直で飲み込みの早いこの後輩を加納は気に入り、あることを思いつく。新著のハウツー本「絶対に負けない恋愛」の自己流ノウハウで彼をおとせるか――。加納の秘密の計画が始まった。
  • 追憶のキスを君は奪う
    3.0
    忘れられないキスをくれたあの人から、結婚の報せを受けた夜。俺はどうしても抱かれたかった。彼とは似ても似つかないような年下の男に。そいつ……冽(れつ)は、望みどおりに俺の身体を満たしてくれたが「キスはしない、今夜一晩だけ」という約束を破り、一途に俺を求めてくる。……恋愛に陥るのは怖くて、俺はかたくなに冽を拒んだ。しかし、その不器用な情熱が次第に愛しく感じられ、俺は冽を愛するようになるのだが……。
  • 優しい復讐
    2.0
    御園生財閥の御曹司・夏彦は全てに飽いていた。 お金目当てに集まる人々、怠惰な生活…。 そんな彼を救ってくれた、ジャーナリスト・麻生に夏彦は急速に惹かれていく。一見乱暴な中に見せる大人の優しさ…。御曹司としてでなく、夏彦を個人として接してくれる麻生。彼を思う気持ちを止められずに居た夏彦だったが、ある日麻生が自分に近づいてきた目的を知る。裏切られても信じたい。切ない片想いの行方は…。
  • STEAL YOUR LOVE―恋―
    4.1
    1~4巻649~680円 (税込)
    「LIEGE(リージュ)へようこそ」如月(きさらぎ)の足許に跪き、男は艶めく笑みを浮かべて、恭しく手の甲にキスをした。―――人気俳優の如月柊士(じゅうじ)は、フェロモン過多なスキャンダラス帝王。偶然訪れた高級ホストクラブで、高校時代対極にあった男・不動師眞(ふどうかずま)と再会する。政治家の子息でクソ真面目な優等生だった不動。その彼が男の艶と自信に溢れたNO.1ホスト「カズマ」として艶然と微笑む。彼の挑発に対抗(ライバル)心を掻き立てられる如月だが、泥酔して目覚めたのは不動の腕の中。どういう訳か、不動との肉体(セフレ)関係が始まって…!?
  • Heimat Rose―覇王―
    5.0
    馬車の中で笑うレイとオルタンス姫。その光景を遠くから眺め、チュールは心を痛ませる。王になったレイと庶民に紛れたチュール。分かたれた二人の運命は――!? シリーズ続編、書き下ろしも収録して登場!
  • 恋愛日和~カフェものがたり~
    3.0
    「好きなのは、自分だけだと思っていた」 カフェバー「キャベンディッシュ」のオーナー・大海は、寡黙なシェフ・久仁彦に長い長い片思いをしている――。堅物シェフ×名物オーナーのハネムーンラブ(ハート) 前作「愛を教えて~カフェものがたり~」のメインカップル・高岡×衣音のらぶらぶ編も収録。
  • この愛、買います
    3.8
    「行ってくる」 「…おいっ、バカ」 玄関先で仏頂面のまま、哉都にいってらっしゃいのキスを要求する男――大企業の辣腕副社長と名高い汐崎と、哉都は初恋を実らせた恋人同士。昔、契約愛人だった頃は、猫みたいに甘えるのも気障なセリフを囁くのもお手のものだった哉都だが、…今は恥ずかしくてたまらない。新婚を地でいくような生活に、本当の愛を知らなかった哉都は少しずつ慣らされていた。けれど、ふたりの前に哉都の元オーナーが現れて…!? ――誤解が誤解を呼び、いじっぱり同士の恋は波乱万丈!!
  • 殉愛
    4.0
    愛妻家でやり手の営業部長・阿久津は、 20歳下の優秀な部下・辻沢に恋をした。 いい歳をしてなにを血迷ったか衝動的にキスをしてしまうが、 辻沢もまた阿久津に憧憬以上の想いを抱いていた。 気持ちが通じ合い、出張のたび幾度となく身体を重ねるが、 狂おしく情熱的な愛は留まることを知らず――? 表題作他、愛執の果てを描く「メビウスの環」、 ひとつの愛の残酷な終焉「一通の手紙~詫び状~」、 商業未発表作「もう一通の手紙~チームメイトへ~」を収録した ストーリーテラー・綺月陣の原点に迫る幻の作品集! 初出 「殉愛」1998年 小説イマージュクラブ1月号 「メビウスの環」1998年 小説イマージュクラブ7月号 ※2011年発行、学研もえぎ文庫「殉愛」に2編収録 「一通の手紙 ~詫び状~」1997年 小説イマージュクラブ5月号 「もう一通の手紙 ~チームメイトへ~」2000年5月 同人誌「アネモネ」収録 ※電子化によりサブタイトルを改題
  • 獣・休息
    4.7
    獣・休息 綺月 陣 岩城組内で最も多忙を極める男・九堂了司に、降って湧いた三連休。 岩城組の組長・岩城廉は、早々に出かけてしまった洋平に不満を抱きながらも、九堂に「とある提案」をする。 九堂と廉が濃密な時間を過ごす中、ひとり洋平が向かった先は――。 龍と竜シリーズ「龍's Kitchen」 「龍と竜~穀雨~」から1カ月。 石神龍一郎と石神竜城は、公私ともにベスト・パートナーとして幸せな日々を送っている。 だが、世界を股にかけていた龍一郎が大人しく隠居するはずがなかった!  ありあまるエネルギーのベクトルは、当然のごとく竜城へと向けられて……! 東西それぞれの、甘く熱いプライベート・タイム2本立て! お手軽レシピや、亜樹良のりかず先生のあとがき漫画も収録!
  • 龍と竜・獣・東西シリーズ~過去ノベルティ再録本~
    4.5
    「龍と竜」「獣―ケダモノ―」「東の双龍、西の唐獅子」シリーズの番外編が登場! レーベルフェアや全員サービスなどで発表したショートストーリーなどの再録集。 綺月陣先生の書き下ろしショート「GBBは竜城が苦手」やあとがき、 亜樹良のりかず先生の描き下ろしあとがきイラストも収録! 収録内容 ・「龍と竜~石神龍一郎の憂鬱~」(「GUSH Premim short stories part.2」2012年4月) ・「龍と竜シリーズ完結記念プレミアム小冊子」(2013年3月) ・「龍と竜」(「ガッシュ文庫ときめきwinterフェアSS付きイラストカード」2013年11月) ・「愛の結晶」(「ガッシュ文庫9周年記念アニバーサリーBOOK」2014年1月) ・「綺月陣先生デビュー20周年記念小冊子」(2016年12月) ・「東の純情、西の劣情」(「ガッシュ文庫12周年記念フェアinコミコミスタジオ 小冊子rose」2017年4月) ・「GBBは竜城が苦手」(書き下ろし) ・綺月 陣「あとがき」(書き下ろし) ・亜樹良のりかず「あとがき」(描き下ろし)
  • 龍と竜~蜜月~【イラスト入り】
    4.5
    長期の海外赴任から帰国し、会長職に収まった龍一郎。 Cafeを軌道に乗せ、ますます意欲的な竜城。 相変わらず女の影をちらつかせる次郎。 辛うじて次郎と恋愛中&同棲中の大学生・颯太。 そんな四人がひとつの車に乗り合わせ、「家族旅行」に出発☆ 各々がショッピングや温泉を満喫するものの、 それだけで終わるはずもなく……! イラストは、亜樹良のりかず先生! 美麗カラー表紙は表と裏。両カップルの甘々シーンでお届けします。 挿画も入ったクオリティーを、ぜひ電子でもお楽しみください。 美しい兄弟が、雄々しい義兄弟に愛でられる、蜜月の夜。 とろける美兄弟を、ご堪能あれ──────。
  • 獣・下僕【イラスト入り】
    4.9
    「獣・夜叉」から数カ月後、組員の結婚を祝う宴席が設けられた。今日だけは宮田敦志の最期を忘れ、宴を盛りあげる岩城組組長・岩城廉。その廉を上回る働きぶりで宴席を仕切っているのは、廉の側近・洋平だ。成長著しい洋平にも幸せになってほしいと望む廉に、意味深な情報が耳打ちされて…………。
  • 罪と罰の間【イラスト入り】
    5.0
    リストラによって会社を解雇され、家族からも見捨てられてしまった41歳のオヤジ・高島。生きる希望もお金もすべて失った高島は、歩道橋から飛び降り自殺を図るが、運悪く派手なオープンカーの中に落ち、助かってしまった。そのまま車の運転手・三沢に拾われた高島は、イカサマカジノで稼ぐ相棒として、彼の仕事を手伝うことになる。しかしある夜、強引に三沢に抱かれた高島は、彼の抱える心の闇に気づいてしまい…。
  • ずっと愛しいくちびる
    3.5
    「愛人」として代議士秘書・統一郎のもとへ預けられた高校生の譲葉は、今は彼の秘密の恋人。しかし、愛人としての役目はもう終わったと、進学を機に統一郎から引き離されそうになる。立場の差、年の差ゆえにうまくいかないこの恋。つらい思いをしてやっと手に入れた幸せは、つかの間の夢になってしまいそうで…。統一郎のためにはどうしたらいいのか悩む健気な譲葉に、統一郎はある贈り物をするが――。恋を知って大人になる――切なく甘い純愛。
  • サクラサク ~不惑の恋~
    3.3
    容姿端麗で仕事もデキる俊哉は四十になった今でも独身生活満喫中。だが、心の支えだった愛猫の死から一ヵ月、一人の部屋に帰るのが嫌で、必要もないのに残業する毎日。そんな折、隣に住む大家族の長男・大樹が受験で集中出来る環境を探していると知り、寂しさを紛らわせるつもりで自室の提供を申し出る。最初は軽い気持ちだったが、「おかえりなさい」と出迎えられたり、息抜きの珈琲を一緒に飲んだり…大樹と交流が深まるにつれ、ふたまわり近く年の違う大樹に惹かれている事に気づいてしまって―――!?
  • サンクチュアリ【イラスト入り】
    4.3
    「愛してる。俺のものになってくれ」 体は与えようとも、心は与えない…どんなに残酷でも。 彼は将来を嘱望される後継ぎ、そして私の生きる支えだから。 ――恩ある社長から子息の世話役を与えられて十一年、川名進は彼の専務就任とともに東光コンツェルンの中核企業で秘書となった。 ずっと成長を見守ってきた夏来が逞しく精悍な男になるのを見つめ続け、補佐だけに専念した。 …冷静な秘書の顔で欲望をひた隠しにして。 だが過去の恋人を知った夏来に、進は熱烈に求められて…。 堕ちてはいけない恋。
  • 松風の虜【イラスト入り】
    3.7
    「堪能されましたか?」 恋焦がれていた男に抱かれ、狂うほど泣かされた後、そんな台詞が冷たく落とされた。茶道宗家・佐生家に生まれながら、その家を出た睦月。彼を次期家元にと、当代家元の秘書である伊藤征親が迎えにきた。征親を断ち切りたいがため家を出た睦月は宗家継承を拒むが、征親はそんな睦月を快楽で縛りつけて言うがままにしようとする。愛とは遠い、望まぬ関係。睦月の絶望は、狂おしい渇愛へと変わっていくが……。
  • 鬼畜メガネとヘタレ様【イラスト入り】
    -
    市川俊弘、会社社長。 取り柄は容姿と財力と人の好さ。 難点は……ちょっとだけ、騙されやすいところだ。 そんな俊弘に呆れて同居を始めた秘書の志朗は、常日頃、冷淡でドSな男。 「お仕置き」と称して俊弘のアソコにピアスをつけたりコスプレ紛いのことをさせたり…。 ドSメガネと天然な社長の奔放ラブv
  • 甘える予感【イラスト入り】
    3.4
    「好きだ。恋愛感情がなくてもいい。俺に尽くさせてくれ」リラクゼーションサロンの店長・静は、オーナー・加賀谷と『カラダ込みの友人』関係。セラピストとして仕事に情熱を傾ける静にとって、恋愛はいつでも後まわし。だから、敏腕経営者の加賀谷が愛を囁き、女王様にかしずくように尽くしても、煩わしいだけ。ただ一時、加賀谷がくれる快楽に溺れて感じて、それで充分だったはず……が、加賀谷の見合い話を聞き、静は加賀谷への恋心を自覚して……? 純情系アダルトラブ。
  • この次は、もっと【イラスト入り】
    4.0
    「入社以来のライバルが、実はホモだってぇ?」 ジェット・トラベル企画開発部一のデキる男・大蔵将吾はある日、眉目秀麗のライバル・速水利紀が営業部長とイタしているのを見てしまう。潔癖に見える速水のあられもない姿に、大蔵はムラムラと本能の赴くまま速水を押し倒してしまった。だが速水に溺れる大蔵は、純心だと思っていたあの速水が無自覚に男を誘う体質だったことを知る。……どうする、大蔵!?
  • 極道で愛獣【イラスト入り】
    3.0
    「手助けは必要か?」モナコのカジノで厄介事に巻き込まれた達哉に、ふいに掛けられた男らしい声。金はないと告げると、竜崎と名乗る男は「なら、身体が欲しい」と返答した。――坂下組の若頭・流達哉は、欲望だけに支配されたモナコの熱い夜を忘れられない。けれど帰国した達哉の許に、竜崎はライバル組織・山本組の組長代行となって現れる。「俺たちの挨拶は、こんな上品なものじゃなかったろ」初対面を装う達哉に、執着心を隠そうともしない竜崎は愛人関係を強要するが……!?
  • 水曜日の悪夢
    4.2
    高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れこんでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に飢えた獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるからと偽りの愛情を与えてしまい……。
  • 私と猫と花の庭
    3.0
    ああ、まただ――子猫がついてくる。画家の九条皐月(くじょうさつき)は、このところ猫のように自分をつけてくる少年を愉しみにしている。日に日に間合いをつめてくる彼は、ある日ついに皐月のテリトリーの庭に入った。彼・スズナはそれからは毎日のように庭に来て、楽しそうに皐月のそばで過ごしている。スズナの好奇心に惹かれるように“アレ”をし、蜜月のような逢瀬が続く。しかし、スズナは探していたのだ――この庭に埋まっているはずの秘密を……。スズナが暴こうとしていたのは、皐月の代表作≪四季≫にまつわる謎だった――。
  • 熱情のきずあと
    3.0
    外科医の千晶は、弁護士となった以前の恋人・実承と再会する。15年前、実承の将来のために千晶は、実承を裏切るように見せかけてその恋をあきらめた。終わった恋だと思っていたのに、彼は変わらぬ熱を持っていた瞳で千晶を見る。「やめてくれ。あなたを好きだったことなんて、一度もないんだから!」心にもない言葉で再び実承を傷つける千晶だが、実承は力強く抱きしめ、噛み付くようなキスを与えてくる。切なく激しい情熱が再びふたりをさらって……。
  • 純愛本能
    4.0
    彼の一言からはじまった、体だけの関係。――溢れるほどの才能の持ち主・夏生に振り回されつづけている達哉は、傍若無人な夏生にどこか惹かれ、体を重ねながらも素直に向き合えないでいた。ところが、院生である達哉の所属する研究室に夏生が客員研究員としてやってきたことで、つかず離れずだった二人の関係が激変する。奔放な夏生に強引に求められ、彼への反発と執着心に悩まされながらも、8年目にして達哉は恋心を自覚してしまい……!? 意地っ張りの純愛の行方は?
  • 生贄ゲーム
    -
    「『生贄』は全校生徒を代表して、罪を贖うため『王』に処刑されなくてはならない」それが、ゲームのルール。全寮制男子校で開催されることになった「生贄ゲーム」の生贄役に選ばれてしまった博人。このままでは公衆の面前で辱めを受けることになってしまう。そんな折、何者かに襲われた博人を、同じくゲームに選ばれた先輩・蓮本が助けてくれる。唯一の味方である蓮本に惚れた博人だったが……。この残酷なゲームを前に二人の愛は伝わるのか……?
  • 特別レッスンは真夜中に
    -
    「私の弟子になりなさい」 憧れの天才ピアニスト・三条彰人さんの豪邸に住み込むことになったオレ・淳也。毎日ピアノのレッスンが受けられる! と喜んでいたら、彰人さんがいきなり、オレにキスしてきたんだ! ピアノが上手になるのは嬉しいんだけど、夜ごと、レッスンの一環って、イ、イケナイこともいっぱいされて……。オレ、おかしいよ……男の人に触られて感じちゃうなんて……!
  • 逃亡者
    4.0
    愛から逃げて、生きてきた――。トップアスリートトレーナーとして渡米していた朋彦は、恋人と別れて失意のまま帰国した。今は個人相手のスポーツジムに勤務している。ある日、大手酒造メーカーの御曹司・真之の担当トレーナーをつとめることになった。本気の恋はしない。そう決めていたはずが、駆け引きを知らない年下の真之からの遠慮のないアプローチに心を乱されてしまう。身体の奥深くまで抉られて、久しぶりの快感に酔いしれる朋彦。深入りしてはいけない。分かっていながらも、その心を止められず……?※こちらの作品にはイラストが収録されています。尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
  • 恋のゆくえ~カフェものがたり~
    3.0
    会社から歩いて五分。足しげく通うカフェに、千里の好きな人がいる。舞川という名のウエイターだ。見てるだけでいい。成就することのない片想いだっていうのはちゃんと分かってる。だけどある日偶然、カフェの外で出会った舞川にご飯に誘われて、キスされて(!)、押し倒された(!!)「だってお前、全身で俺が好きだって言ってるし。据え膳喰わぬは男の恥」――って、ぼく、告白なんてしてないよ? ※こちらの作品にはイラストが収録されています。尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
  • 逆らえねェよ!
    -
    母親を亡くし、身よりを頼って上京してきた兄の暁(あか)と眉目秀麗の弟・翠(みどり)の前に現れたイトコの保護者様は、男前の大富豪! ところが、その保護者サマ・氷巳(ひみ)は兄弟の生活費・学費などの面倒を見る代わりに、暁の身体を要求してきた。男同士はもちろん女の子とだって経験のない暁は激しく抵抗するが、翠の将来を思うと、どうしても逆らえない。更に、翠にまでヤキモチをやいた氷巳は……。
  • 祝福をください
    4.5
    一途で純粋な幸彦と出会い、それまで荒れていた生活を一変させた善臣。愛情を知り、幸せな日々を過ごしていたふたり。彼らは、教会で内輪だけの結婚式を挙げてもらい、男同士の夫婦となったが、ある日、善臣の子供だという幼子を連れた女が乗り込んできた。過去の自分のせいで幸彦を悲しませる……と怯え、情緒不安定になる善臣に、幸彦は決意する。もう誰も善臣を傷つけないで――。立ち向かう幸彦は……? ふたりの愛の絆で危機を乗り越えられるか!? 短編も収録の決定版! ──天にとどく樹シリーズ6
  • 愛されてお仕置き
    -
    美形恋愛小説家・桐嶋玲音の住み込みハウスキーパー・千裕は、実は彼の恋人。「お仕置き」と称しては愛のあるコトをされる日々。ときに飼い猫の見ている前でなんて……恥ずかしいっ。でもある日、猫を怪我させてしまい、愛猫家の玲音に嫌われたと落ち込んでしまう。しかも、猫を診てくれる獣医の都築は、なぜか千裕をにらんでくるが、玲音にはやたらと親しげな様子。その上、玲音の本当の恋人は自分だと言ってきて……玲音と千裕の今の熱愛ぶりは嘘だったの!? ラブラブな番外編つき☆ 「お仕置きシリーズ」第2弾!!
  • 憂う城主は囚われる
    -
    古城の維持費に困窮した若き城主・テオドールの借金の肩代わりを申し出てくれたのは、常連客でアンティークショップの経営者・蜂須賀(はちすが)。不本意ながらも好意に甘えてしまったテオは、その夜、礼を言いに蜂須賀の部屋を訪れる。しかし、些細な言い合いから、「その身体で支払うとでも?」と融資と引き換えの条件を出された。憧れていた優しい彼が豹変し、ひどい言葉でテオを詰り身体を要求してきて……。取引に逆らえない自分を許せなく思うも、身体は快楽に溺れていく……切ない服従愛。
  • 傲慢すぎて…愛しい男
    3.5
    高給のバイトに惹かれて実業家・高比良の元を訪れた美晴。「なんでもやる、そう言ったな?」。からかうようにハウスキーパー兼愛人契約を持ちかける高比良に、父親の失業でお金が必要だった美晴は、持ち前の勝ち気さで契約を受け入れてしまった。「強情なガキだな、体はやたら素直なのに」。情熱的で嫌がる美晴の体を好き勝手に扱う高比良だが、普段の生活は投げやりで自堕落。そのギャップに戸惑う美晴は、ある事件をきっかけに、強引で傲慢な男の意外な優しさに心ゆさぶられて……? 新鋭が描く、ワガママ男の愛し方。
  • 恋の呪文
    5.0
    砂漠で極貧生活を送るおれ・アリーは、実は魔物の血を引いていたらしい。魔物の従者だという黒豹との契約で、おれは本来の姿(エッチなスケスケの服で色っぽい格好!)にさせられたのだ!……と思ったら、魔物退治を生業とするシンという頑強な男が現れ、おれを追ってくる……!! いったいどうなってるんだ~~!! でも、なんだかおれは、シンに一目惚れしてしまって……? 妖艶な美少年に変身するチビでやんちゃなアリーと、強くて無愛想な「魔狩り」の青年・シンのすれちがいラブv
  • 魔術師 THE MAGICIAN
    4.0
    石黒家次男の善臣は、苦い失恋のあと荒んだ生活を送っていたが、心の中ではただ一人、自分だけを特別に愛してくれる人を探していた。自らがリーダーをしているバンド「GNOSIS」がいよいよメジャーデビュー! というそんなとき、メンバー募集で入ってきたのは、失恋をした相手・忍に似た柴田幸彦。忍のように優しい面立ちなのに、なぜか善臣にだけ反抗的で、善臣はそれが少し気になっている。しかし、その態度とうらはらな幸彦の一途な想いを徐々に実感してくる善臣は……。 ――――天にとどく樹シリーズ2
  • 燈台
    5.0
    善臣と幸彦はやっとお互いの気持ちを伝え合い、恋人となった。しかし、幸彦は、ダサくて鈍くさくて、ただのファンだった自分が善臣の隣にいてもいいのだろうか、といつも不安をかかえている。バンド「GNOSIS」のメンバーとして活動している間、二人の関係は秘密。恋人として過ごせるのはわずかな間だけなのに、幸彦は自分に自信がなくて想いを言葉にできない。――引き止めたい、夜を一緒にすごしたいのに…。――天にとどく樹シリーズ3
  • 愛の魔法
    -
    砂漠に住むアリーは、実は魔物の血を引いていた! チビでやんちゃなアリーが変身すると、エッチで妖艶な美少年になるのだけど、そのことは恋人のシンには秘密。シンは魔物を退治する「魔狩り」だからだ。秘密はあるものの、シンと相思相愛になり、これからめくるめく愛の日々……と思いきや、ある日シンはアリーに内緒で旅に出てしまった! 愛されてるって思ったのは、気のせい……? せめて理由を聞きたいと必死で探したところ、「もう二度と俺の前に姿を見せるな」と言われてしまって――。
  • ゆく道のすべてに
    5.0
    善臣と心も身体もつながりあい、幸彦はとても幸せな気分でいた。何のとりえも無い自分を、「GNOSIS」のドラマーとしてみんなが認めてくれ、何より善臣が自分のことを好きだと言ってくれる。しかし、いざ善臣に「ずっと一緒にいて。俺と結婚して」と言われると、俺なんかでいいのかと思ったり、うれしかったり、色んな気持ちがぐるぐるしてしまって――。どうしたらいいのか分からなくなり答えが出せない幸彦に……。──天にとどく樹シリーズ4
  • どこまでも。なにがあっても。
    5.0
    善臣と幸彦は、幸せの真っ只中にいる。結婚式を終え、善臣の家の離れでふたりだけの生活をはじめることに。朝の目覚めから隣に大事な人がいるということに戸惑いつつも、言いようのない幸福に満たされている幸彦は、善臣と一生をともに生きていくことを改めて決意し……。一方「GNOSIS」の他のメンバー――光、瀬戸、そして博記は……? それぞれを主人公にした短編も読める、待望の書き下ろし新作! ─────天にとどく樹シリーズ5
  • 素直な恋、素直じゃない恋人~社員寮は大騒ぎ!~
    4.0
    社員食堂を牛耳る料理人・鷹野音羽の天敵は、幼なじみで寮監の片山天佑。17の頃、弾みでセックスして以来ずっと天佑に抱かれ続けている。逃げても追いかけられて、中学も高校もそして今も天佑は音羽の傍にいる。「いい加減、ぼくのことあきらめたら?」 どんなに冷たくあしらっても天佑は動じない。「俺はお前を抱くために生きてんだよ」 それどころか音羽が天佑を好きだと決めつける。もう最悪。好きだなんて絶対に言ってやらないっ!
  • 官能小説家を翻弄中
    3.0
    「ここで雇ってください」 突然自宅におしかけてきた熱いファン・俊一郎に根負けして、ライター兼小説家の伊吹は、俊一郎を秘書として雇うことに。そんなある日、仕事先の出版社から官能小説の執筆依頼が舞い込んだ! 初ジャンルの原稿に詰まった伊吹は俊一郎に、大御所官能小説家・天堂近衛にHを書く秘訣を聞いてこいと遣いにやる。しかし戻ってきた俊一郎は「実践あるのみです。さあ私とセックスしましょう」と伊吹を押し倒して……!?
  • 官能小説家を束縛中
    3.0
    「緊縛ものの名手」として熱狂的ファンを獲得している官能小説家・綺羅清流を名乗る左京は、鈴蘭の家の離れに住んでいる。そして鈴蘭は、無口な左京が表舞台に出る時の「身代わり」をしている。大好きな左京には小説だけ書いていてほしいから、編集者とのやり取りも雑誌の取材もぜんぶ鈴蘭の仕事。一方通行の気持ちでも鈴蘭を必要だと思ってくれるならそれでいい。それに実際に縛って確かめたい時だけ左京はセックスしてくれる。でも鈴蘭の身体は開発されきって、左京の愛がなくても感じてしまう。ねえ左京、いつまでぼくを抱いてくれるの?
  • きっと、最後の恋~社員寮は大騒ぎ!~
    4.0
    営業二課所属の偲(しのぶ)は、同期入社でライバル視されていた営業一課のホープ・康晴(やすはる)に突然好きだと告白された。「友達から」と断ったつもりだったのに、康晴は強引に友達以上の関係を迫ってくるのだ。だけど康晴とするキスは気持ちよくて……。イヤなのに、なんか心がヘンなんだ。これって……恋? 大人気シリーズの第二弾v
  • 禁じられたX
    3.0
    不慮の事故で大学生の神津大輔(こうづだいすけ)は全ての記憶を失い、血のつながらない兄の芳樹(よしき)と同居することになった。設計事務所勤務のちょっと過保護すぎる兄は優しく、大輔は徐々に惹かれていく。そんな兄から「お前は俺の恋人だった」と告げられて驚きながらも嬉しく思う大輔。記憶を亡くしても大輔の身体は兄のことを感じたがっているが、兄は自分に触れてくれない。自分たちは本当に恋人同士だったのだろうか……? そんなある日、バイト先のオーナーに「本当の恋人は僕だ」と襲われそうになり……。愛の迷宮サスペンス。
  • ようこそ。
    3.0
    堅実に人生を生きてきた冴えない独身四十男の大黒谷正広(だいこくやまさひろ)は、ふとした事から、ひとまわりも年下で天然のゲイ・西舘(にしだて)ステラの世話をあれこれ焼くハメに! 元モデルで超美形だけど、怠け者のステラの汚部屋を片付けたり、将来を考えろと助言したり……見るに見かねてする事一つ一つに感動するステラに振り回されっぱなしの大黒谷。だが、真面目一筋で生きてきた大黒谷は次第にステラの純真さに惹かれるようになっていって……四十年間生きていて、まさか男を好きになるなんて……!?
  • 倒錯者Aの告白
    4.0
    「……また俺の生活を、壊しにきたのか」男との偏執的な肉体関係が明るみに出て刑事を辞めた東間は、その原因となった美貌のモデル・嵐と再会を果たす。二度と会わないはずだったが策略に嵌まり東間は嵐を貶めようとしている犯人捜しのためボディガードとして雇われることになる。しかし嗜虐心を煽る嵐の姿形は以前と変わらず、東間は一目見た瞬間に欲情し、サディスティックな欲望を抑えきれなくなった。また以前の関係に戻ってしまうことを怖れた東間は……。
  • 倒錯者Aの功罪
    5.0
    渋谷署刑事部捜査一課で最も優秀な人材である東間永司(あずまえいじ)は、勤務中に取調室で美貌の青年・雨宮嵐(あめみやあらし)と肉体関係を持ってしまう。その日をきっかけに、東間は誘うような嵐の艶めかしい姿態をサディスティックに貪る。しかし倒錯したセックスに二人で溺れる日々は、嵐の気まぐれな告発により覆されてしまう……。嵐の裏切りを許せない東間は――?
  • エレベーターで君のとこまで。
    3.0
    高校卒業時の「絶交」以来、音信不通だった元親友同士が7年ぶりに再会した。長身に見合わぬ乙女心を持つ能島平は少女漫画家、身体は華奢だが男前な窪田修里はIT会社のサラリーマンになっていた。絶交中もずっとずっと修里に片思いしていた平。その愛は修里をモデルに漫画を連載するほどで、平は再会を機にどうにか関係を修復、そして恋人へと進展したいと考えるのだった。一方修里は、そんな平の想いを初めて知らされて戸惑い……?
  • ペーパームーン
    3.4
    後悔することなく、今を生きたい――。心臓に持病を持つ浩之は、大学病院の医師の一樹と恋人同士になった。しかし温かく幸せな同棲を始めた浩之には悩みがある。バチスタ手術に成功したものの、過度の興奮が心臓にどれだけ負担になるのか分からないのだ。一樹の愛は信じているけれど、健康体の一樹に濃厚なセックスを満足にさせてあげられない。感情の赴くまま共に快楽を追い求めたい浩之だったが…?
  • きっと甘いくちづけ
    3.3
    身寄りのない譲葉(ゆずは)が援助とひきかえに与えられた仕事は、代議士秘書・統一郎(とういちろう)の世話をすること。それは夜のお世話まで……つまり「愛人」。譲葉は一生懸命役目を果たそうとするが、甘美な夜を重ねるうちに、時折感じられる統一郎の優しさに触れ、彼の腕に抱かれることをこのうえなく幸せに思うようになっていく。だけど譲葉は気づいてしまう。統一郎がけっしてくちびるには触れてくれないことに。好きな人と交わすくちづけはどんなに甘いだろう……。しかし、思いがけず統一郎の過去を知り、彼を好きでいてはいけないということに気付いた譲葉は──。
  • 虜にしたい
    4.3
    「真雪、世界で一番綺麗な人。…会いたかった」メンズもレディスも着こなす男女兼用モデルの真雪は、世界で活躍するメンズ・トップモデルの九堂陣と共演することになる。真雪に会うためトップモデルになったという彼は、真雪が男と知ってなお「こんなに好きになっちゃったもんはしょうがないよ」と犬のように懐き、所構わず迫ってきて――!?
  • 束縛の指輪
    3.3
    天涯孤独で倹しく暮らす大学生の夏川愁は、アンティークジュエリー会社社長・高宮和宏と知り合い、彼の店に招待される。すると、そこで試しにはめてみた高価な指輪が抜けなくなってしまった。慌てた愁が和宏に謝ると「私の責任だから、しばらく私の部屋で生活しなさい」と、指輪が抜けるまで和宏の監視下に置かれることに。ところが和宏が突然エロいことをしてきて…?
  • 恋愛の系譜
    3.5
    「組を継いで下さるなら、相手をしても構いません」初めて見た彼の笑顔は、冷たく美しく作り物めいていた。――IT企業の社長・穂高はヤクザの組長の私生児。縁を切った父親は忘れて、友人と起業し名のある会社に育て上げた。ところが、父親の使いと称する秘書の白河が訪れる。今更ながら父親の組を継いで欲しいというのだ。穂高がすげなく断っても、白河は食い下がる。「俺に抱かれるなら考えてやる」極道らしくない美貌の白河を揶揄うつもりだった。だが、白河は自らの身体を冷静に差し出して…!?
  • 難攻不落の後見人
    -
    両親を早くに亡くし、資産家の祖父に育てられた達紀は、優しいいとこの徹が大好きだった。しかし忘れもしないあの夏の日――。達紀の後見人に選ばれた途端、徹は手のひらを返したように冷やかになった。信じていたのに裏切られた。自分への優しさは、後見人の座を狙った策略だと知った達紀は徹に復讐を誓う。誘惑して徹が応じてきたら、恋人のふりをして裏切るのも楽しいだろう。しかし抱かれるうちに、徹を籠絡するどころか自分が虜になってしまい…?
  • 甘えてください
    3.5
    「男同志の恋愛はわからない。でもお前とならしてもいい」恋愛経験豊富なデキる営業・鳥海が恋をしたのは、経理課の堅物・琴川。美人で冷たく見える琴川の可愛い一面を知り、やっと口説き落として恋人になった。真面目な琴川だからこそ、大切に恋を育てようと思った矢先、デートは全てドタキャン。やっとこぎつけても甘い雰囲気になる前に、親戚からのエマージェンシーだと琴川は退出。恋人だと思ったのは自分だけ? 愛されてない? 悩みを振り払うため鳥海は、意を決して同棲を切り出すが…!?
  • 月下の縁
    4.0
    母を亡くし、倹しい生活を送っていた晶(あきら)。しかし戦後の中華街で幼なじみの敬生(けいせい)と志を同じくし、日本人でありながら中華街に生きる台湾人としてそこを守ってきた。そんなある晩、中国から来た凱士(がいし)という美丈夫に出会う。表向き貿易会社を営む凱士だったが裏では中国マフィアとの繋がりがあると噂されていた。中華街を脅かすものの正体を探るため、晶は凱士の懐に潜り込む。「あんたの仲間として認めるなら抱かれてもいい」晶の挑発に乗った凱士は、晶の身体を暴き立てようと甘くも狂おしい快楽を与え…。晶は凱士と中国マフィアに自分の運命を翻弄されていく中、深まる謎…「凱士は何者なんだ?」
  • 徒花
    4.0
    会社勤めの和彦は、ある夜高校時代に片思いをしていた同級生の赤澤に再会する。整った顔つきに鋭い視線で周囲を威嚇していた赤澤は今は暴力団の構成員になっていた。酔った赤澤に気まぐれに抱かれて、昔と変わらぬ想いを自覚する和彦。赤澤にとって自分は特別な存在じゃない。けれどもっと奥深いところまで赤澤が欲しい。両親に愛されずに育った、本当は不器用で繊細な赤澤を守ってあげたい。危険な目に遭わないよう組を抜けて欲しいと強く願った和彦は…。
  • 誘惑のまなざし
    -
    美大助教授の一征は、教授昇進をかけた論文のために若き天才彫師・雅親を訪ねることに。端正で朗らかな彼に惹かれ、雅親の家に通いつめる一征。けれど偶然、雅親が贋作を取引している現場を目撃してからすべてが一変する。「何も言う気にならないようにしてやるよ」冷酷さを剥き出しにした雅親に拘束された一征は、口封じのためにと淫らな凌辱を与えられてしまう。そして秘められた快感を暴くような荒々しい愛撫が、一征を甘く侵し始めて――。
  • 残酷な逢瀬
    1.0
    山藤商事次期社長・真人は、深夜麗しい男に突然押入られ、強引に貫かれてしまう。真人の妻から依頼され、ゲイかどうか確かめるというその男は、新宿No.1ホストの羽鳥千陽だった。真人の艶やかな肉体に魅せられた千陽は、その夜以降、何度も情事を強要してくる。陵辱された過去を持つ躯は、快楽に流され剥き出しの欲望を暴かれてしまう。だが、優しい愛撫に変わりはじめた逢瀬は甘く、過去の疵跡を真実の愛に変えていき…。
  • 官能小説家は困惑中
    3.0
    新米官能小説家の谷本紅葉は、恋人の桂龍と一緒に暮らし始めて三年。官能小説家としての仕事も少しずつ増やしながら、エッチ三昧のラブラブ生活を続けていた紅葉。しかしある日突然、龍の両親が二人の部屋を訪ねてくることに! どどどどどうしよう! 「息子さんを僕にください」って言わなきゃいけないの!?
  • 恋の契約は偽りとともに
    3.0
    尚也は身内の借金のカタとして、御曹司の遼司の愛人にされてしまう。しかし優しい遼司は、代わりに住み込みの家政夫として雇ってくれた。ほっとする尚也だったが、ある日、豹変した遼司に無体に身体を開かれてしまう。もともと契約愛人だからと割り切っていたけれど、抱かれるたびに心は傷ついていく。この想いは…何?
  • 陥落
    3.0
    「おまえを狩りに来た」サラブレッド牧場・椿野ファームの子息である紀一は、二度と会いたくなかった男とドバイで再会する。相手は世界有数の馬主であるアラブの王子・リドワーン。彼との出会いはパリ――凱旋門賞のパーティだった。当時、日本の競馬界を荒らすアラブ勢力が許せず直談判した紀一に、リドワーンは取引として体を望んだのだ。その関係は一度で終わるはずだった。だが、再会したリドワーンは紀一を自国へと攫い、その日から紀一は後宮の一室で快楽の闇へと堕とされ――!?
  • 追憶の庭
    4.0
    「少し怖い人」だと思っていた彼は、思いのほか可愛らしい人だった――。大学生の大和は、亡き祖父の家で捜し物をしている。それは日本画家だった祖父の唯一の人物画。けれど、祖父の同居人だったその家の現在の住人・閑野の不摂生を見かね、家事もすることに。涼やかな美貌の閑野と夏を過ごすうち知らず惹かれていった大和だが、閑野が祖父の愛人だったらしいことに気づいてしまう。祖父に心をとらわれたままの閑野の姿を見るにつけ、大和は苛立ちを覚え――。
  • 白梅の契り
    3.8
    幼い頃に賊にさらわれ、男たちの慰み者になっていた郁。希望も生きることへの執着も失い、心は虚ろだった。ある夜、賊が住処とする古寺に鬼が現れる。銀の髪に銀の瞳、気高さと猛々しさを併せ持つ鬼・琥月に見惚れ、彼に喰われるならば嬉しいと目を閉じた郁。だが、琥月は郁を喰らわず、白梅が咲き誇る幽境―――鬼が住む世界へと連れ去り…?
  • 魔性の男、躾けます!
    4.0
    水原斗基、十代にして魔性の男。彼の眼差しに、すべての者は魅入られる――。その美貌を利用して、母親の借金返済のためホストクラブで働いていた斗基は、ある夜、ボディーガードを伴った高校生・龍一と出会う。龍一が大物政治家の長男だと知り、誘拐して身代金を要求しようとする斗基だが、逆に拘束されてしまい…!! 「今日から俺の犬になってもらう」気位の高い魔性が「犬」調教される!? 俺様「主」×魔性「犬」の“躾け”ラブ!
  • 欲しいのは、愛
    3.0
    高級マンションでワインを飲み、ベッドへ――わかってる、彼とは「セフレ」…。モデルのマネージャーをしている遥佳は、別事務所社長・奈良橋漣と週末ごとに身体を重ねる仲。しかし、奈良橋は遥佳も憧れていた元トップモデルで交友関係も派手。セフレの領分を超えまいと、遥佳は好きな気持ちを打ち明けることができずにいる。――捨てられるのは怖い、でも捨てられるなら自分から離れてしまいたい。思い悩む遥佳は…。大人の恋のすれ違い――洗練された男たちの不器用なアダルトラブ。
  • 命みじかし恋せよ男子(ヤンキー)
    3.0
    「僕がイチから調教するよv」「え!?ち、調教!?」由緒正しき名家の御曹司・晴輝は、背も小さくかわいらしい顔だちをしていながら、伝説のヤンキー『白龍のコウ』にあこがれるなんちゃってヤンキー。コウのまねをして、金髪に長ランでキメている。ある日、従兄の幸彦が晴輝のお目付け役にやってきた! 幸彦は優しくて美人なお兄さんだが、実はキチク。更生と称して、イロンナコトされちゃって…!?
  • わるい男の愛し方
    3.6
    「悔しければ、わたしを唸らせる脚本を書いてみろ」テレビ局の研究生・東雲は若くして賞を獲り、その後スランプに陥った小説家だ。敏腕プロデューサーの黒崎と出逢い、脚本を書き始めた。だが、黒崎のダメだしは過激だった。高いプライドが台詞をダメにすると言い、東雲に裸になって執筆することを命じた。東雲が反発すると、情熱的に口付け、悦楽を教え込む。…もう、翻弄するのはやめてくれ! ひどい男なのは分かってる。…なのに、どうしても、黒崎のことが頭から離れなくて…。
  • 若にラブ はわわ大抗争!
    3.0
    「はわわっ。僕の父親はやくざの組長さんだったの!?」行方不明の父の訃報と共に跡目候補になった大館薫は、おっとりとした性格で甘いものが大好きv不安はいっぱいあるけれど、解散瀬戸際の組のため組長になることを決意。だけど顧問弁護士の高野は大反対!「組長にはさせない。私の女にしてあげましょう」と恥ずかしいことをされてしまう。そんな折、内部抗争に巻き込まれた構成員を助けるため、何故かセーラー姿で機関銃を持たされた薫は…!?
  • らぶあらぶ はわわ大誘拐!
    -
    「お前を俺のあいじんにしてやる!」商談のため中東某国にやってきた久瀬コンツェルンの専務・久瀬義徳が、王族の誕生パーティーで出逢ったのは無垢な瞳の可愛いターリク王子。ところがなんと久瀬は薬入りのシャンパンで眠らされてしまい王子のキスで目を覚ますと、取引の契約書にサインしろと迫られる。それはできないと断ったところ「俺のてくにっくでめろめろにしてやる!」だなんて宣言されてしまって…!?
  • 気むずかし屋と初恋
    5.0
    田舎でペンションを営む佑也は、明るくて可愛らしい働き者。二十数年恋もせずに育ってきたが、都会からやってきた陶芸家・矢津川多門に心惹かれた。しかし矢津川は寡黙で気むずかしく、人を寄せ付けない。真っ白な飼い犬だけが彼の癒しだと思っていたら、パトロンだという人物には心を許しているようで…。田舎の青年は初めての恋に戸惑い、人嫌いの大人は純真な若者に戸惑う。アンバランスなアダルトラブ。
  • 若獅子と氷艶の花
    4.0
    香港黒社会に君臨する李家に仕える永華。宴席でアプローチしてきた紗一に監禁され――!?エロティック・ロマンス。
  • 涙の中を歩いてる
    3.8
    大学生の有也はある日ゲイバーで、以前病院で出会った優しい研修医の高林と再会する。しかし当時憧れていた高林は、実はサディスティックな男らしい。恋人ができるなら、高林のような人がいい――。ずっとそう思っていた有也は、高林に一晩の相手に誘われて抱かれてしまう。酷くされても、我慢すれば本気で好きになってくれるかもしれない。有也を覚えていないことは分かってるけれど、当時の優しさを忘れられず……。
  • Heimat Rose―花冠―
    5.0
    「何故、俺を裏切った!!」 炎上する城の中、対峙するレイとフェルマノワール。どこで間違ったのか、どこかで引き返すことはできなかったのか。剣を交えながらも慕わしさは燻り――かつて親友だった二人が選ぶ結末とは? そして、再会を果たしたチュールとレイの未来は――。商業誌未発表の続編も完全収録し、珠玉のラブロマンス堂々完結!!
  • つまさきだちの恋心
    3.0
    老舗和菓子メーカーの工場で菓子職人見習いとして働く陸。人と話をすることが苦手な陸にとって、必要以上に周りと関わらずにすむ今の職場は最適だった。しかし、ある日そんな陸がCFモデルに抜擢されてしまう。なんとか断ろうと画策するも、敏腕プロデューサー・武庫川は諦めてくれない。「会社の為」という説得もあり、CF制作の手伝いという形でしばらく武庫川と行動を共にすることになってしまう。初めこそ反発していたものの、性格も境遇も正反対な武庫川に陸は次第に惹かれていき──?
  • いとおしく甘い旋律
    3.0
    「俺のものになってよ」トランペット奏者として海外で活躍中の奏が帰国した。幼い頃から大好きで憧れの「お隣のお兄ちゃん」との再会を無邪気に喜ぶ波留。しかし、奏は波留が成長するのを待っていたかのように告白、そして口づけてきた。戸惑いながらも奏を受け入れた波留だったが、奏が音楽家として活躍の場が広がっていくにつれすれ違うようになり……?憧れの幼なじみから恋人へ、純情で一途な恋物語。
  • 龍と竜~虹の鱗~
    4.1
    兄の竜城とその恋人の龍一郎の三人で家族のように暮らし始めた石神颯太。颯太は、子供の頃から可愛がってくれる市ノ瀬組三代目組長の次郎が大好きだ。キスも…その先も少しだけしてくれたけど、何故か最後まではしてくれない。俺ってそんなに魅力ないの?
  • 恋の仕方
    3.8
    人気美容院に勤める新米美容師の朝陽は、必死で仕事をこなす忙しい毎日を送っていた。ある日、朝陽はなじみの飲食店でエリートサラリーマンの重森と出会う。優しく誠実な好意を朝陽に寄せてくる重森。だが、朝陽には、かつての恋人に振り回された辛くて苦い過去があった…。それでも、周囲の仲間の助けもあって、重森との恋を育む決意をした矢先、朝陽の前に元彼が現れて…!?
  • 恋情の雨が君を濡らす
    3.0
    「完璧な男」「人を虜にする天才」「王子様」――彼・渡辺森江を彩る称賛はいくらでもあった。そんな森江が離婚してから一年。雨の夜に出会った喪服の男は、転職先の社長秘書・椿佳道だった。そつのないストイックな秘書ぶりと私生活を一切明かさない頑なさに森江の興味は惹かれる。「友人……から始められないだろうか」ところが、気持ちはすぐに言葉を超えて加速した。性別、過去…すべてを超越する、なりふり構わない情熱。初めてともいえる想いに森江は溺れるが…。
  • 花濡れの褥
    3.0
    幼い頃に国を滅ぼされ、後宮に連れ去られた清寿。宗主の寵愛を受けて特別な地位にあることで寂しさと悲しみを美貌の下に秘め、プライドを保って生きていた。だが、公国の君主に下げ渡されることになり…!?
  • 物の怪小町
    3.3
    バーテンダーの佐々木京一が、新宿三丁目にあるオカマバー「物の怪小町」に無理やり連れてこられて三カ月。ある晩、高校時代に憧れていた光橋航洋が来店する。大好きでたまらなかった航洋が目の前にいるのに、つい昔のように好きとは言えずそっけないフリをしてしまう京一。ところが、成り行きで女装して航洋の相手をすることに。服装が変わっただけで素直になれるのは何故?「押し倒してみろよ」なんて大胆に誘えば、あろうことか下半身を弄られて…?
  • 優しい悪魔が同居人
    4.0
    運に見放された人生を歩む宇佐見は、会社が倒産してやけ酒したところ、暴力団関係と思しき男・駿河に怪我を負わせてしまった直後に酔いのせいでブラックアウト。目覚めたのは駿河の部屋で、体は奪われるは同居させられるは…踏んだり蹴ったり!?

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