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4.0平成の与謝野晶子とも譬えられ、恋や家族を高らかに歌い上げた歌人が他界したのは2010年8月。だが没後「河野裕子短歌賞」が創設されるなど、その評価はますます高まっている。 夫の永田和宏や娘の永田紅などによって、家族の肖像は多く明らかになっているが、今回その息子が初めて母の生涯を丹念に描いた。 誕生から幼少期を過ごした熊本時代、精神を病みながら作歌に目覚めた青春時代、永田和宏との出会いと結婚、多くの引っ越しを重ねながら子育てに勤しみ、短歌にも磨きがかかった時代、アメリカでの生活や晩年の闘病、そして最期……。 これまで未発表だった日記や、関係者への取材を通して明らかになる歌人の日々から、著者は新たな作家像を浮かび上がらせる。精神を病みながらも、同姓だった無二の親友と築いた文学的信頼関係。しかも彼女の自死。また最期を看取りながら病床で一首一首を口述筆記した様子は、読む者を深い感動へと導いていく。 対象への距離感と親子の親密感とがみごとに融合した、評伝文学の傑作である。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 TV、新聞などにも紹介された、話題の新宿路上書家(Calligraphy Street Artist)大西高広の心温まる作品(販売可、書、詩、絵)、路上エピソード、活動記録、写真、ファンの声などで編む詩画集。 ある人が僕に肩書きを考えてくれた。 Calligraphy Street Artist 日本語にすると「書道の街頭芸術家」と言ったところでしょうか。書道も独学、言葉も独学。ただ、路上で墨を磨り、色紙サイズの画仙紙に想いを込めた言葉を書く。そしてそれを買って頂くことを生業としています。 路上では、そこを通れば垣根なく、誰からでも見てもらえる。作品を書く僕と、見てくれる人との、生身のやりとりがある。 僕が伝えたい想い。 それは、仏教を信心する中で感じた「あたたかさ」。 その「あたたかさ」をひとりでも多くの人に伝えられたらなぁ。(本書「ご挨拶」より) http://www.rai0024.com/
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3.0井月・子規から今日活躍する俳人まで、近現代の珠玉の300句を、俳句革新の旗手・小澤實が解説。今読んでも新鮮に味わうことのできる秘められた名句を厳選し、季節ごとに配列。一句一句を丹念に読み解きながら、詠まれた背景や俳人同士の関わりまでが鮮やかに描き出される。今、俳句を楽しむために必要な鑑賞眼が身につく一冊。明治から大正、昭和を経て、平成に至るまでの俳句を取り上げた。近現代の俳句の流れを形作っている代表的作家をピックアップしたつもりだ。子規・虚子門が連なる主峰はもちろんのこと、虚子への反発から生まれた、新傾向俳句、自由律俳句、新興俳句などの作家も掬い上げた。小説家などの余技の俳句、いわゆる文人俳句も取りあげた。さらに注目している久保田万太郎の師弟の流れは積極的に取り上げている。季節順に句を並べた一冊を通して、近現代俳句の多様な響きが、聞こえてきたとしたら、とてもうれしい。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 死後見つかった心に響く「いのち」の遺句集。 「死ぬまでにもう一冊出したい」生前こう語っていた瀬戸内寂聴氏。 死後、寂庵の書斎からおびただしい数の句稿が見つかった。 “小説とちがい、私にとっては俳句は無責任な愉しみだけを与えてくれるので今では無二の友になりました。死ぬまでつづけるつもりです。” (95歳のとき知人にあてた手紙より) 晩年の心の友であり、創作に注力していた俳句。万人の心に響く「いのち」の遺句集。 “先生が亡くなった後に、書斎を片付けていると原稿用紙のすみっこ、ノート、切り抜いた新聞の端っこ、メモ用紙に先生の文字で俳句がかかれていた。こうして、先生は仕事の合間や、ふといい俳句がうまれたときに書き残していた。” (瀬尾まなほ 瀬戸内寂聴元秘書)
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-集大成となる詩創作25周年記念詩集ついに完成! 「知ること」とは言葉を体験することだ あえて言わせていただくと、私の詩集というものは、どちらかというと哲学的なにおいのするものが多いということがあって、まあ哲学という世界観は、大変に好きな観念なのであるから仕方がないのだが、今回もそういった世界観で構成されたものである。(「あとがき」より) (※本書は2018-06-26に鳥影社より発売された書籍を電子化したものです。)
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3.9食っていけるの?そう笑ってた人たちをシャネルのバッグでいつか撲ちたい――会社員、パート、教師、保育士、精神科医……いま刮目すべき歌人36名による、心撃ち抜く労働短歌&エッセイ! 俵万智×吉澤嘉代子の対談「短歌が変える女たちの現実」も収録。 ◆辞めようと思うよなんてそんなことラーメン二郎の前で言うなよ ◆業界の未来を語るおじいさんおじさんおじさんおじいさんおじ ◆軍手には引っかからないデザインを選んで買ったマリッジリング ◆食堂は嵐の前の静けさで、来た、来た、嵐「そば」「うどん」「うどん」 ◆日銀を白銀と読み間違えてほのあかるいな今朝の紙面は ◆歌人一覧 浅田瑠衣/飯田有子/石川美南/稲本ゆかり/乾 遥香/井上法子/上坂あゆ美/遠藤 翠/岡本真帆/奥村知世/川島結佳子/北山あさひ/鯨井可菜子/佐伯 紺/櫻井朋子/田口綾子/竹中優子/谷じゃこ/田丸まひる/千原こはぎ/塚田千束/手塚美楽/寺井奈緒美/道券はな/戸田響子/十和田 有(ひらりさ)/西村 曜/野口あや子/橋爪志保/初谷むい/ 花山周子/平岡直子/本多真弓/水野しず/山木礼子/山崎聡子
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-我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。 夏の井戸(それから彼と彼女にはしあわせな日はあまりなかった) 我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。 誌上歌集「足の踏み場、象の墓場」から現在までの歌を含んだ唯一無二の686首。 電子版にはおまけの栞は付属致しませんので、ご了承下さい。 【目次】 Ⅰ カメラは光ることをやめて触った 喫煙する顔たち 偶然はあれから善悪をおぼえた 窓をみせる穴 どちらも蜘蛛の巣の瞳 花瓶からきこえてくる朗読 学園への執着 その緑地 カメラは光ることをやめて触った サマーグリーン 星に見えない何か 猛獣 ポップアップ殺し ストロボ・ストロンボリ 小鳥が読む文章 想像 水中を去れ、空中が受けとめる 夜の二十四時間 飴玉がとけるという通信 ビター・キャンディ・オークション 愛唱性 Ⅱ 足の踏み場、象の墓場 きみが照らされる野草 貝殻と空き家 窓を叱れ 大きなテレビの中の湖 美談 完璧な野宿 よろめきとして 光る旅 ある県立 煙る脚 皮膚 森へ映ろう 午前2時に似ている 神社+神社 いらない炎を顔につけて 【栞】 瀬戸夏子「それなのにまばたきの」 平岡直子「わたしはみることをやめてみられた」 【著者】 我妻俊樹 1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2003年から4年連続で歌葉新人賞候補。2008年、同人誌「風通し」に参加。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行。2016年、同人誌「率」10号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」発表。2005年に「歌舞伎」で第3回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。
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4.2歌人・穂村弘が、読者の短歌を選んで講評。本の情報誌『ダ・ヴィンチ』の人気連載、書籍化第5弾。短歌を詠む人も、読む人も。言葉のワンダーの世界へいざなう、実践的短歌入門。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1964年と2020年の東京五輪をまたぐJALハイク・プロジェクト50年超の軌跡。 (※本書は2019/11/16に発売された書籍を電子化したものです)
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-万葉集、防人歌、元寇時の歌、南朝の悲歌、国学者の歌、尽忠報国の歌、尊攘志士の憂国の歌…。歌人・川田順が昭和十六年に編んだ、この国を想う名歌のアンソロジー。日本人の心の歴史の金字塔。 (※本書は2005/5/17に発売し、2022/2/28に電子化をいたしました)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、見開きで沖昌之さんが撮影した素晴らしいネコの写真を1点展開。その写真の上に及川眠子先生のこれまた素晴らしい詩を載せていく、という構成になっております。詩は、ネコはどう思っているのかを想像して描かれているものではありますが、読む方にとっては自分をネコに投影し、まるで自分の気持ちが書かれているような、共感できるものになっています。たとえば疲れて家に帰ったあとにそっとページを開いていいただき、ネコの写真と詩に癒されて欲しい。そういった願いをこめて作りました。
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-3.11以後の視点で読み解く、俳句・短歌約230作品。巻末に掲載句、掲載歌索引つき! 1 異界からの使者 燕来る国/雲雀幻想/鳥は何処へ/眠る胡蝶/ほたるの山河/雁が残したもの/こおろぎの闇/海鼠の底力/不滅の狼 2 万象変化 さみだれのあまだれ/氷菓一盞の味/秋風が/二つの月の港/野分から台風へ/天の川の出会い/時雨西東/枯野の夢、夢の枯野/降る雪/凩の果/雪女あはれ 3 滅びと再生 梅の精/桃の花の下/蚕飼の世の終焉/春雪三日/遠田の蛙/夏草の変転/麦秋とはったい/蘆のふところ/蝉時雨/柿食ふや/葛の花の向う/菌生え/クリスマス一夜
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 7000の季語、8000の例句を収録。傍題季語や漢字からも引ける索引など親切設計。初心者から経験者まで一生使える歳時記。 7000以上の季語と豊富な例句が収録され、俳句を考える際のヒントがぎっしり詰まった歳時記。 著者は、NHK俳壇や子規のふるさと松山市で毎年行われる「俳句甲子園」などでもおなじみです。 それぞれの季語には江戸時代から最新の例句が3~4つずつ掲載され、必要な内容を簡潔にまとめた解説は、俳句初心者にも経験者にもわかりやすい。 拾い読みするだけでも面白く、俳句作りの参考になること間違いナシ! 探している季語がすぐに見つかる、見やすいページデザインも特長。索引は主題季語以外の傍題季語もすべて収録されて、 さらに、読み方のわからない漢字があって索引から探しづらい場合は、漢字の部首別に探せる「むずかしい漢字季語早見表」が大活躍! ひと目で季節の区分がわかる「二十四節気」と「新七十二候」の早見表、旧暦/新暦や旧かな/新かなについてなど、俳句を始める際にわかりづらい点もスルスル理解できる解説も必読です。 1945年、横浜に生まれ、東京で育つ。1987年、月刊俳句誌『童子』を創刊、主宰。第1回資生堂花椿賞、第5回加藤郁乎賞、手島右卿特別賞受賞。『点字歳時記』など著書および連載多数。NHK「俳句王国」主宰、「俳句甲子園」審査員長なども務める。
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-「思いますに、私どもは、金子兜太さんをはじめおおくの先輩のおかげでよき句、よき句集を滋養にしていままでやってきました。その方々への報恩のためになすべきことがあるのではないか、そんなことを考えますとき、自らの句業を立てることだけでなく、句歴のうちで感動した句集や埋もれたままになっている優れた俳人の句、これら俳句と俳人共有の財産を後続に残すこと、これを手伝うことも大事なことではないかと思うのです」(俳人・宇多喜代子氏からのメッセージ) 「一九六〇年(昭和三十五)日米安全保障条約改定に反対するいわゆる安保の時代、俳句を意識的に考え出していた大学生の私にとり、俳句を作ることは秘かに墓地を彷徨う気分であった。こんなことをしていていいのかと思いながら、さりとて俳句表現の不思議な魅力を捨て切れない暗い気持ちを抱いていた。省みると、この頃戦後俳句運動も〈根源俳句〉は終わり、〈前衛俳句〉が最後の華やぎをみせていたように思われる」(本文より)。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 詩人たちが生きた時代を知り、心の動きを追う。 ★ 覚えておきたい読解のルールに加え、 『時代背景の遷り変わり』や『詩人たちの人生』を 深堀りして解説! ★ 三国六朝時代から唐・宋・明以降まで。 ★ 陶潜・王勃・杜甫・王安石・高啓 ほか ◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆ 漢詩漢文を学ぶ機会が少なくなり、 漢詩漢文不要論も一部に声高に叫ばれていますが、 一方で、ひそかに漢詩漢文を愛好する人がいて、 詩を身近に感じ味わっている人が 多くいることを知り、嬉しくなりました。 唐代では詩人は約三千人、作品は約五万首、 宋代では詩人は約一万人、 作品は約三〇万首残っています。 時代が降ればさらに詩人の数も作品の数も増えます。 日本でも近江朝から詩が作られ、 今日に至るまで多くの作品が残っています。 古今東西の漢詩人・漢詩作品は どれほどあることでしょうか。 名作と言われる詩を読まずにいるのは もったいないと思います。 何やら閉塞感の漂う昨今、 人が生きた証の詩や古典を読めば、 新たな発見があり、活力も湧くはずです。 詩を読んだり、古典に親しんだりと、 心に余裕を持ち続け、 潤いのある人生を送りたいものです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 第1部 漢詩とは * 詩は情を詠うもの。 感動が無いところに詩は生まれない * 漢詩の歴史を知りましょう * 漢詩の種類を確認しましょう ~詩形について(古体詩と近体詩)~ * 古体詩とはどのような詩かを知りましょう * 近体詩・絶句の規則を確認しましょう ・・・など ☆ 第2部 各時代の代表的な詩人の生涯とその詩の味わい方 【三国六朝時代】 ≪隠者の生活を愉しむ陶潜の詩≫ * 理想の生き方を詠う詩を鑑賞する ・・・など 【唐王朝時代】 ≪自分に正直すぎて人生を誤った天才・王勃の詩≫ * 望郷の念を詠う詩を鑑賞する ・・・など 【宋王朝時代】 ≪表現力に優れる哲学者朱熹の詩≫ * 酔って豪快な気分を詠う詩を鑑賞する ・・・など 【明王朝時代】 ≪江南の風景を愛した平易明快な高啓の詩≫ * 楽しい散歩を詠う詩を鑑賞する 【現代】 ≪レトリックを駆使した魯迅の詩≫ * 教え子を失った悲しみを詠う詩を鑑賞する ・・・など
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4.1〈電子書籍版について〉 本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。 【猫歌人・仁尾智、待望の猫短歌集!】 「57577」のリズムに乗せて、猫の愛しさ、やるせなさ、そして切なさを詠みこんだ短歌集です。 猫たちとの日々の中で、生まれてきた短歌の中から厳選した作品を五十音順に並べて掲載しています。 著者と時を過ごす(過ごした)猫たちのエピソードを写真とともに綴ったコラムエッセイも収録。 〈収録歌より〉 いい人と思われそうでも まあいいや いまから猫のはなしをします なぜ猫を愛するように人間を愛せないのかよくわからない 幸せは前借りでありその猫を看取ってやっと返済できる 〈出版社 編集担当より〉 猫を保護したり、預かったり、譲渡したり、看取ったり、をくり返し、たくさんの猫と関わってきた著者だからこそ生まれた愛おしい歌がつまった「宝物」のような一冊です。 〈プロフィール〉 仁尾 智(にお・さとる) 1968年生まれ。猫歌人。1999年に五行歌を作り始める。2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始める。短歌代表作に『ドラえもん短歌』(小学館文庫 枡野浩一編)収録の《自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった》などがある。著書に五行歌歌集『ストライプ』(市井社 共著)、『猫のいる家に帰りたい』、『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』(ともに辰巳出版 絵/小泉さよ)。
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-歌人・吉野秀雄がその生涯にわたって最も深く傾倒した「万葉集」について述べる初めての一冊。万葉の名歌をとり上げ、実作者の立場で懇切な解釈と鋭い鑑賞を加えて豊かな詩情の世界へ導く。 (※本書は1994/2/1に発売し、2022/2/28に電子化をいたしました)
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ これだけはおさえておきたい! 漢詩の種類やルールなどの 基本をしっかりマスター! ★ テーマ別の鑑賞のポイントや 理解が広がる豆知識で 作品をもっと深く楽しむ! ★ 感情が動かないところに 詩は生まれない…。 「自然」「四季」「旅情」 「人生」「別れ」「悲哀」 ◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆ 漢詩は日本人の感情に合うようで、 漢詩に親しむ人は今なお多く、 ついでに漢詩を作ってみようという人も結構います。<br.漢詩は読むほどに味わいが深まり、 新しい発見があります。 漢詩に馴染みのない人は、 感じだけの詩は難しいのではと思う人もいますが、 そういう人は騙されたと思って、 短い詩でいいですから、 まずやさしい漢字だけの詩を、 読み下しの文を声を出して読んでみるとよいでしょう。 リズムがよく、 意味もすんなり理解できるはずです。 詩はどんな詩でもそうですが、 まず意味を捉えたら、 その言葉がその場所に使われているのはどうしてなのか、 言葉と言葉がどのように連携しているか、 全体がどう構成されているか、 を考えると格段に面白くなります。 作者の生い立ちや作詩の背景を知ると、 さらに面白さが増します。 漢詩の本は、 とかく難しくなりがちですが、 本書は、できるだけ親しみやすく かみ砕いた内容になっています。 この書を入門書として さらに漢詩の世界に分け入っていただければ幸いです。 鷲野 正明 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆第1章 漢詩とは 漢詩とは何か この章では、漢詩の歴史と基本的なルールを わかりやすい例詩とともに解説し、 漢詩とは何かを紹介します。 ◎ 鑑賞のコツ *コツ1 漢詩は感情を詠むもの。 感情が動かないところに詩は生まれない *コツ2 漢詩の歴史を知りましょう *コツ3 代表的な詩人を知りましょう ・・・など全10項目 ☆第2章 漢詩がきちんとわかるコツその1 ~ 自然風景 ・ 四季 ・ 旅情詩編 ~ ◎ きちんとわかるコツ その1 *コツ11 旅のわびしさを詠んだ詩を鑑賞する *コツ12 黄河一帯の雄大な景色を詠んだ詩を鑑賞する *コツ13 人里離れた山の中の静寂と 夕方の趣を詠んだ詩を鑑賞する ・・・など全17項目 ☆第3章 漢詩がきちんとわかるコツその2 ~ 人生 ( 別れ ・ 感傷 ・ 悲哀 ) 詩編 ~ ◎ きちんとわかるコツ その2 *コツ28 敬亭山の景観を楽しみ、 その自然と一体となった心境を詠った詩を鑑賞する *コツ29 成就しなかった恋への思いを 詠った詩を鑑賞する *コツ30 遥か彼方の故郷のことを思い、 しみじみと感慨にふける心情を詠った詩を鑑賞する ・・・など全18項目 ◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆ 鷲野 正明 長岡高専(工業化学科)を卒業後、 大東文化大学中国文学科、 筑波大学大学院中国文学専攻を経て 国士舘大学文学部講師に。 現在同大学教授。 明代の徐禎卿、帰有光、他を研究。 論文多数。 大学では漢詩創作も指導。 台湾国立中山大学や中国蘇州大学・山西大学と 作詩交流を行っている。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 知られざる「鹿連会(しかれんかい)」の詩句にあの時代を振り返る! ★ 噺家たちの素顔が見られ、おかしみがにじみ出る。 ★ 「鹿連会」そうそうたる顔ぶれ 六代目 三遊亭圓生 八代目 桂文楽 五代目 古今亭志ん生 五代目 柳屋小三 三代目 桂三木助 八代目 春風亭柳枝 初代 桂正楽 六代目 三升家小勝 七代目 橘屋圓蔵 十代目 金原亭馬生 二代目 三遊亭圓歌 ほか ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 昭和のはじめに結成された川柳会は、その名も「鹿連会」。 昭和5年に発足した会は5、6回で自然消滅し、 戦後昭和28年に再開したあとは 10年以上続きました。 本書では、名人たちの貴重な名句・珍句から、 落語家たちの素顔や、 彼らが生きた時代を垣間見ることができます。 当時の写真のほか、 時代背景や用語解説付きで紹介します。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 第一幕 昭和28年・29年の鹿連会作品 * 28年 10月 松茸・競輪・紋付・情け 11月 映画・酉の市・鯛 ・・・など * 29年 3月 マッチ棒・豆腐・刃物 他 4月 お花見・草・蛤 ・・・など ☆ 第二幕 昭和30年代の鹿連会作品 * 30年 7月 鼻歌・半分 他 8月 エビ・耳・夏 他 ・・・など * 31年 1月 時計・お鍋・帯 12月 幽霊・茶・夫婦・水 他 * 32年 2月 電気・祭り・雪 他 7月 団扇・新聞 他 ・・・など * 33年 2月 相撲・天ぷら・拭く 6月 吉原 他 ・・・など ☆ 鹿連会話 * 鹿連会物語 * 川柳と落語 * 黄金時代 * 志ん生・馬生・志ん朝 * 三人三様 * コラム 会員作の川柳が広告コピーになる ◆◇◆ 編集協力者プロフィール ◆◇◆ 五代目古今亭志ん生の長男である、 十代目金原亭馬生(美濃部清)の次女として、 台東区谷中に生まれる。 叔父は古今亭志ん朝。 数十人の落語家達の中で育ち、 父、十代目馬生のマネージャー兼付き人をつとめる。 実姉は女優の池波志乃、 義兄は俳優の中尾彬、 長男は二つ目、金原亭小駒。 「心豊かに生きる」という理念に基づき、 一般社団法人日本文化推進企画を設立し、 落語会の企画など江戸落語の普及につとめる。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌人・穂村弘氏、推薦! ―――私たちは世界のごく一部にほんの一瞬だけ触れて消えてゆく。 お二人の言葉に出会って、その運命の愛しさを強く思った。 お笑い芸人かが屋の加賀翔と放送作家白武ときおによる、季語や韻律から解き放たれたエロティシズムあふれる俳句、自由律俳句。 QJWebから始まった俳句連載が、この度一冊の句集になった。 加賀翔・白武ときおが書籍用に新たに制作した作品に加え、連載ゲストの作品、読者から募った珠玉の投稿句を含め、300のエロ自由律俳句が収蔵されている。
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4.6心きらめく瞬間を、あなただけの31音に。ようこそ短歌ライフへ! 三十一年の短歌歴で、これだけは伝えておきたいという大事なことは、 ほとんど詰め込むことができたと思っています。――笹 公人「はじめに」より 「歌を作るには何から始めたらいいですか?」 「初心者が覚えるべき型のようなものはありますか?」 「インパクトがある展開にしたいのですが…。」 短歌アイドル「明星コトハ」と、プロデューサーの「笹先生」が、短歌作りのお悩みをズバッと解決! あなたの短歌ライフを徹底サポートします。 「NHK短歌」テキストの人気連載「念力短歌入門」がパワーアップして書籍化されました。 「NHK短歌」番組講師や、「アイドル歌会」選者としておなじみの笹公人による、短歌入門の新しい必携書。 豊富なQ&Aと穴埋め問題ドリルで、ステップアップしながら作歌のコツを体得できます。 自選40首、エッセイの他、投稿前に役立つ「推敲10のチェックリスト」も収載。 最初の一首を作ってみたい方にも、スランプ中の短歌迷子も、役立つヒントが満載です。 北村みなみによる可愛いイラストも必見!
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-対談に耳を傾けながら短歌の作り方/読み方がよくわかるストレンジャー(よそ者)のための短歌入門書 <扱われるテーマ> 「最初の一首」のつくりかた/スランプののりこえかた/連作のつくりかた/歌に使われがちな語彙 推敲のしかた/テーマ詠の難しさ/いい批評とは何か/破調/虚構の歌/口語と文語 わからない歌/歌集をつくること/学生短歌会/新人賞/同人誌と歌集/短歌と夢/詩的飛躍 速い歌と遅い歌/「人生派」と「言葉派」/作中主体とは何か/信頼できない語り手 ほか 【目次】 はじめに(平岡直子) 第1部 つくる 第2部 よむ 第3部 ふたたび、つくる おわりに(我妻俊樹) 著者作品二十首 【著者】 我妻俊樹 1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」を発表。2023年に第一歌集『カメラは光ることをやめて触った』(書肆侃侃房)上梓。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行中。2005年「歌舞伎」で第三回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。著書に『奇談百物語 蠢記』(竹書房怪談文庫)などがある。 平岡直子 歌人。1984年に神奈川県に生まれ、長野県に育つ。2006年、早稲田短歌会に入会し、本格的に作歌をはじめる。2012年、連作「光と、ひかりの届く先」で第23回歌壇賞受賞。2013年、我妻俊樹とネットプリント「馬とひまわり」( のちに「ウマとヒマワリ」)の発行をはじめる。2021年に歌集『みじかい髪も長い髪も炎』を刊行、同歌集で第66回現代歌人協会賞を受賞。2022年には川柳句集『Ladies and』を刊行。現在「外出」同人。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌人・東直子が、今の言葉で百人一首をすべて詠み直し、より身近に感じられるようになりました! 自身によるカバー・本文イラスト、作品解説付き。 ◎花々は色あせるのね長い雨ながめて時は過ぎゆくばかり (花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小野小町) ◎マイホームは都心の東南いい感じ憂鬱山と人は言うけど (わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師) ◎死んでもいいと思ってたけど君のために長く生きたい一緒にいたい (君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな 藤原義孝) ◎一夜君が鳥の鳴きまねしてきても逢坂の関越えさせません (夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ 清少納言) 百人一首を一気読みすると、そこに確かな時代の流れがあり、人間関係のう ねりがあることに気づく。のどかな景色から始まり、恋のかけひきなどで生じ た恨み辛み悲しみが蠢く一方、愛を喜び、動植物を愛で、景色の美しさに感嘆 する。遠い遠い昔の和歌の中の人の心が、生々しく胸に浮かび上がってくる。 交響曲のようにそれらが響き合う醍醐味に、深く感動した。小倉百人一首を編 纂したとされる藤原定家の手腕にしみじみと感じ入る。 (あとがきより)
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-たくさんの喜びがありますように。あの名作が父娘共訳でよみがえる! 「この詩を読む時は、どうか目と声で、音と文字で楽しんでみてください。そうしたらきっと、これらの優しい言葉はもう一度きれいな水となって、あなたの心にしみ通ってゆくと思います」(池澤春菜「まえがき」より) 2020年、初の共著『ぜんぶ本の話』で話題を呼んだ作家・池澤夏樹と声優、エッセイスト・池澤春菜親子。ふたりのはじめての共訳となるのが、この『無垢の歌』です。18世紀にイギリスで発表され、世界中で読み継がれてきたウィリアム・ブレイクの名作が、親しみやすく、みずみずしい新訳でよみがえりました。200年の時を超え、わたしたちに届いた詩の贈りもの。読者の心をしずめ、うるおす「きれいな水」のような言葉がつまった一冊です。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ありそうでなかったコンパクトな歳時記の登場。俳句の季語のなかでもっとも多用され、人気のある植物や花の季語のみを厳選し、およそ1400(傍題含む)語収録。植物の分類や花期、例句だけでなく、各題に植物・花の特徴や俳句作りに役立つ情報を付し、コラムとして監修者によるさまざまなシーンでのアドバイス「実作ワンポイント」も随所に挿入。吟行にも嵩張らず、俳句入門者にぴったりです。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東大の競技かるた団体メンバーが教える! イラストで覚える百人一首。 中学校や高校の定期テスト対策にはもちろん、百人一首に興味を持っている小学生でも楽しめる、好奇心を刺激する内容も満載! 百人一首を勉強したことがない人でも、読み応えのあるコラムで教養が身につく! 大学生・社会人の学び直しとしても充実の一冊です! ★かわいいイラストで歌の内容がつかみやすい! ★全ページが原則横書き&漢字はすべてふりがなつき! スラスラ読みやすくお子さんにもオススメ! ★大学生ならではの解釈で、楽しく、ときにはクスッと笑えるような内容の解説&コラムが盛りだくさん! ★百人一首をまったく知らない人でも安心の用語解説ページ付き! ★競技かるたの入門にも!強豪チームのメンバーが競技かるたのおもしろさやコツを伝授! ★歌番号別ではなくジャンル別の章構成で、スッキリ理解が進む! ★関連する歌・作者のページをすぐ読めるようにページ数を記載! 作者同士の相関関係がつかみやすい!
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4.3天才歌人・藤原定家はなぜこの100人・100首を選んだのか 『百人一首』を通じて百種類の心にふれていると、 感情が自然と形づくられていく感覚を覚えることがある。 しかも、教えられるというのではなく、 ゆったりとある方向に誘われていくのだ。 これは、あくまでも芸術の力で、 絵画や音楽によって心が形づくられたり、 感動で涙がこぼれるという経験に近い(本書はじめにより) 本書は、100首の和歌、上の句・下の句それぞれを完全図解。 見るだけで歌に込められた思いを理解できます。 さらに100人が生きた飛鳥・奈良・平安・鎌倉時代の 歴史と暮らしを学べます。 『百人一首』のみならず、和歌や古典文学の入門書と してもオススメの1冊です。
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-夜明けが、雨が、そして音楽が——言葉になる瞬間を見に行こう。(黒瀬珂瀾) 夜明けが、雨が、そして音楽が——言葉になる瞬間を見に行こう。 〈あなた〉と深く、指をからめて。(黒瀬珂瀾) 【5首】 あなただれ、黄昏。おまへだれ、雪崩。浮世草子をうしろから読む 言葉なるもののからだに棲むかぎり祈りの部屋は保たれてゐる 改札までつないでゐてねオクトーバー・フールと唱へてはだめですよ つけまつげ冷たく濡れて街灯りはまばたきのたび更新される 鍵盤は押せば鳴るもの鍵盤は発語するのに適訳がない 【目次】 はるしおん かみなりのやうに明るい あきつ、火の島、さびしさの森 降り得ない雪 せかいにきすを 石ころのやうに かみさまの葡萄 鍵盤のことば それきり愛の話をしない 櫛をなくした オクトーバー・フール 演奏会 一本の葱 紅茶が雨を降らせた 穢土 春の服、月の虹 あめのくに 地図を抱く 少年イッポリート 山百合の野を アンダンテ・カルマンド はだれ踏み オルゴール 解説 音楽と連帯 黒瀬珂瀾 あとがき 【著者】 伊豆みつ 石川県生まれ。上智大学文学部国文学科卒業。2014 年、未来短歌会に入会。黒瀬珂瀾に師事。 黒瀬珂瀾
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-16歳から27歳までの385句を収録した第一句集。 あたらしくって、なつかしい。サイダーから噴き出す、あの夏の虹みたいに、十七音を駆け抜ける、カラフルな言葉たち。ひりひりと光り出す、やさしい記憶。 ─神野紗希(俳人) 【収録句より】 春光にさらして角砂糖かわいい さっきまでピアノの部屋の蝶だった 桜蘂降る自転車は海の色 ラズベリータルト晴天でよかった シェパードのにおいして今日も雷 蛇衣を脱ぐや瞳に爛と艶 コンビニの花火がしょうもなくて笑う 目をほそめ三日月を研ぐペダル漕ぐ 抱けばきみ定形外や藍の花 漫才師去る足揃う三十三才 【目次】 Ⅰ ひかり Ⅱ 水 Ⅲ エナメル Ⅳ 絵の具 Ⅴ たぶん Ⅵ 艶 【著者】 木田智美 1993年大阪府生まれ。2009年、俳句甲子園出場をきっかけに俳句を始める。俳句雑誌「奎」同人。
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3.0俳句では、たった十七音しか使えない。だから俳人は劇薬を扱う化学者の注意深さでもって、言葉の一つ一つを吟味し、どう組み合わせれば最大の効果を与えるかを戦略的に思考する。俳人とは疑りぶかい言葉の化学者なのである――。俳諧を芸術へと高めた芭蕉以降の数々の名句を味わいながら、その根底にはつねに、常識への批評精神にもとづく新しい価値の創造があったことを明らかにする。俳壇の俊英による創見に満ちた俳句論。 著者略歴 1980年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学教育学研究科博士前期課程修了。専門は芭蕉の発句表現。俳句実作は藤田湘子に師事。2004年、第19回俳句研究賞受賞。現在、俳句結社「鷹」編集長。読売新聞朝刊「KODOMO俳句」選者。早稲田大学講師。句集に『未踏』(第1回田中裕明賞)、『寒林』、評論集に『凜然たる青春』(第22回俳人協会評論新人賞)、『どれがほんと? 万太郎俳句の虚と実』、鑑賞書に『芭蕉の一句』『蕉門の一句』『名句徹底鑑賞ドリル』など。2017年度、Eテレ「NHK俳句」選者。
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-第二回笹井宏之賞永井祐賞を受賞した著者の第一歌集。 I am a 大丈夫 ゆえ You are a 大丈夫 too 地上絵あげる 第二回笹井宏之賞永井祐賞を受賞した著者の第一歌集。 大胆な間違いで鷲掴みされるほんとうのこと、 私にとって橋爪の短歌の最大の魅力はこれだ。 ────宇都宮敦(歌人) 【目次】 Ⅰ 地上絵 星とカメレオン 世界中の鳥の名前 ドレス! わたしの絶望 愛の犬 てんらんかい サイダーの匂い 熱帯夜 岩 階段 夢中 日々 着地 Ⅱ とおざかる星 うかぶわ 風なら 息の根を呼びとめて 銀色の靴 灯台 崖の街 かがやくゼリー 舌を出してね 感覚 ミニチュア 解説 地上絵もらう 宇都宮敦 あとがき 【著者】 橋爪志保 1993年、京都市生まれ。2013年に「京大短歌」に入会し、作歌を始める。現在は、同人誌「羽根と根」の同人として活動中。2020年、「とおざかる星」50首で第二回笹井宏之賞の永井祐賞を受賞。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 母という存在をなくして、心は声なき言葉を語りだす。 第21回日本自費出版文化賞「詩歌部門賞」受賞 いまだから、いまになってから、思い出すあの眼差し、あの温もり いまだから、いまになってから、叶わないことだけど、ただ願う―― 母という存在をなくして、心は声なき言葉を語りだす。 失ってから、ふたたび得る。ひとすじの救済への過程。 「かあさん、ありがとう」 オールカラーでお届けする魂の響き、日本画作品40余点
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4.096の季語から広がる、懐かしくて不思議で、ときに切ない俳句的日常。 俳人でもある著者による初めての「季語」にまつわるエッセー集。散歩道で出会った椿事、庭木に集う鳥や虫の生態、旬の食材でやる晩酌の楽しみ、ほろ苦い人づきあいの思い出、ちょっとホラーな幻想的体験など、色彩豊かな川上弘美ワールドを満喫しながら、季語の奥深さを体感できる96篇。名句の紹介も。 「蛙の目借時」「小鳥網」「牛祭」「木の葉髪」「東コート」。それまで見たことも聞いたこともなかった奇妙な言葉が歳時記には載っていて、まるで宝箱を掘り出したトレジャーハンターの気分になったものでした。(中略)それまで、ガラスケースの中のアンティークのように眺めてきたいくつもの季語を、自分の俳句にはじめて使ってみた時の気持ちは、今でもよく覚えています。百年も二百年も前につくられた繊細な細工の首飾りを、そっと自分の首にかけてみたような、どきどきする心地でした(本文より)。 ●春 日永/海苔/北窓開く/絵踏/田螺/雪間/春の風邪/ものの芽/わかめ/針供養/すかんぽ/目刺/朝寝/木蓮/飯蛸/馬刀/躑躅/落とし角/春菊/入学/花/春愁 ●夏 薄暑/鯉幟/そらまめ/豆飯/競馬/アカシアの花/新茶/てんとう虫/更衣/鯖/黴/こうもり/ががんぼ/蚯蚓/業平忌/木耳/李/半夏生/団扇/雷鳥/夏館/漆掻/雷/青鬼灯 ●秋 天の川/西瓜/枝豆/水引の花/生姜/残暑/つくつくぼうし/燈籠/墓参/瓢/月/良夜/朝顔の種/新米/案山子/鈴虫/夜長妻/濁酒/柿/秋の空/蟷螂/小鳥/きのこ狩/文化の日/花野 ●冬 時雨/神の留守/落葉/大根/切干/たくわん/銀杏落葉/冬鷗/河豚/枯枝/ストーブ/炬燵/冬羽織/おでん/鳰/蠟梅/つらら/探梅/春隣 ●新年 飾/去年今年/歌留多/福寿草/初鴉/七草
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「日本で初めて俳句という語を用いた、「ホトトギス」の主宰者、正岡子規は主観を省略したスケッチ、つまり写生の用法を生み出した。 主観は読者がそれぞれに感じとって欲しいということだろう。その流れを汲む飯島俊子の句集もしかりである。 飯島俊子の俳句は、事実を自分の目で見、耳で聴き、肌で感じ、生きていく上での中で体感し、その中で生まれたのである。 部屋に閉じこもり、机に向かい、頭の中だけで作りあげた作品ではこうはいかない。 日本は世界の数多くある言語の中でも、特に美しい言葉を持っていると言われている。例えば四季がはっきりしている日本の季節、「秋」を表現するにしても、露・白露・露結ぶ・釣瓶落し・白秋・花野・山粧う・小春日和など数えきれない程の表現方法がある。つまり同じ秋でもいち日ごと、また朝夕によって表現が変化するのである。それを十七文字で表現するにはなまじの語彙力では不可能である。それを見事に生かしているのがこの『秋灯』である。そこには現代人が忘れている、日本の美が、心が我々の琴線に触れて来るのである。」 (吉田 司氏 『秋灯に寄せて』より)
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4.0芭蕉に冷淡、蕪村は相手にせず、とことん一茶を追い続けた句界の巨匠が、その「自由人」としての魅力を縦横無尽に語りつくした、ファンならずとも待望の著。青年期から一貫して著者を支配しつづけてきたもの、それは自由人への憧れだった。「自由人」とは「漂泊者」とも言い換えることができる。「漂泊者」として思い浮かぶ俳人に、山頭火や尾崎放哉らをあげることができようが、なかでも一茶は、著者を惹きつけるだけのありあまる魅力にあふれていた。一茶に没頭し、その生涯を探究し、作品を鑑賞することで得られたなかで、著者は「定住漂泊」や「生きもの感覚」ということばを好んで使用するようになる。漂泊が向かうところの自然崇拝やアニミズムが、著者をして創造させたものだ。同時に一茶自身が自らを表現した「荒凡夫」もまた、著者にとっての重要なキーワードにもなった。これは一茶が六〇歳の正月につくった句の前書きに記してある。こうして本書は、著者自らが一茶とのあわいをたゆたうように、雄大な俳句の旅を楽しんでいく。そしてその旅は芭蕉に冷淡な視線を送りながら、正岡子規を遠く見据える、「自由人」としての衣をまとっているように見える。
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-「万能川柳」25周年記念出版。「毎日新聞」朝刊連載「仲畑流万能川柳」2010年8月1日から2014年12月31日まで掲載された句(投句数は約248万句)の中から、平成日本人の心情を描ききった名作1365句を厳選。阿木燿子さんとのプレミアム対談や川柳のコツを満載した「仲畑貴志の川柳小(コ)ラム」も収録した、川柳の“読む”テーマパーク! ・平服でホントに行って恥をかく ・皿洗う音で心を見抜かれる ・「ウルトラマン」孫に呼ばれて飛んで行く ・野良猫に見続けられて会釈する ・死んだ気でやれば死ぬかも知れぬ齢 ・母叱り2人で泣いている介護 ・あんたダレ?ワシも聞こうと思ってた ・ミスきもの水着審査で盛り上がり ・解約の電話はいつも話し中 ・コピペって感じぴったりうすっぺら
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5.0確定死刑囚として37年に及ぶ獄中生活を送る大道寺将司の全句集 棺一基(かんいっき) 四顧(しこ)茫々と 霞みけり 十七字において、かれは塗炭の苦しみをなめつづけ、十七字においてのみかれは、極限の個として、ひと知れずやっと自由なのだ。供述調書より起訴状より判決文より、較べるもおろか、句群にこそかれの真情は巧まず塗りこまれている。俳句にいまや全実存を託したのだ。――辺見庸「〈奇しき生〉について 序のかわりに」より 大道寺将司は、東アジア反日武装戦線の“狼”部隊のリーダーであり、お召し列車爆破未遂事件(虹作戦)及び三菱重工爆破を含む3件の「連続企業爆破事件」を起こし、1975年逮捕、1979年東京地裁で死刑判決、1987年最高裁で死刑確定した。本書は、30年以上も死刑囚として、また血液癌と闘いながら獄中生活を送る大道寺将司が詠んだ1200句を収録した全句集。本書出版にあたっては、作家であり(芥川賞受賞)詩人でもある(中原中也賞、高見順賞受賞)辺見庸が全面的に動き、実現させた。また辺見庸自身も脳溢血で倒れた後遺症と大腸癌と闘っている。 辺見庸による跋文では、二人が句を介して知り合い、面会を実現させ、血液癌から来る痛みに句を詠むことを諦めかけた大道寺を「とにかく書け」と励まし、全句集を実現させるまでの経緯が感動的に描かれている。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 俳句と写真の相乗効果で、 より強く感性をゆさぶる写真俳句。 心に訴えかける俳句と写真の 「化学変化」の起こし方を、 作句や撮影のヒントとともに 丁寧に解説します。 ◆◇◆ 写真俳句による人生の記録 ◆◇◆ 記録手段には、まず絵や彫刻があり、 言葉が生まれ、言葉から文字を派生して、 カメラやテープの発明により映像と音のコピーが可能になった。 文字や絵は記録者の主観によってデフォルメされるが、 映像や音はオリジナルを、おおむね忠実にコピーする。 人間はさまざまな表現手段によって過去を記録し、 未来の設計図を描く。 俳句は表現手段の一つであるが、 ディテールを尽くした過去の記録や未来の設計とは言い難い。 俳句は凝縮の芸術であり、 歴史の年表や、各種白書や、 リポートや、予定表や、設計図には向かない。 知識や情報の集積ではなく、 情緒の凝集といってもよい。 俳人にとって俳句に勝る人生の記録はない。 俳句に限らず、作者にとっては 作品がその人生の軌跡であり、記録である。 写真俳句によって撮影月日を写し込めるようになり、 俳句の成立月日が近似値的に記録できるようになった。 作句したときの作者の句境や環境がビジユアルに表現され、 読者によりビビットに迫ってくる。 俳句が一句ということはない。 一句つくれば数句が出てくる。 自分の人生の記録のためであれば、 凡句であっても一向にかまわない。 本来、俳句とは日常から発した芸術である。 むしろ日常の芸術的凝集こそ、 俳句の生命であろう。 自分の人生を情緒的に凝縮しようとするところから、 俳句による人生の集約が始まる。 十七文字による人生の情緒的集大成、 生涯の一句、これが俳句の世界であり、 一茶風に言うならば、 「これがまあ終の一句か花の夢」である。 花はそれぞれの人生に照らし合わせて、 虹や雲や旅や蟻や、 その他季語に置き換えてもよい。 無季語でもよい。 人生の軌跡そのものが季語になっている。 写真俳句は日常から始まる。 森村 誠一 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆第一章 写真俳句の魅力 * 新しい表現の発見 「ようこそ写真俳句の世界へ * 写真俳句の制作過程 〝俳写一体〟となって創造する ・・・など ☆第二章 写真俳句のつくり方 * 写真俳句と俳句の違い 五七五に写真の要素を加える * 写真俳句のつくり方 写真を先に撮って句をつける ・・・など ☆第三章 写真俳句の作句 * 俳句の成り立ち 子規が名付けた「俳句」の成り立ち * 俳句のルール 五字と七字のリズムで句をつくる ・・・など ☆第四章 写真俳句の撮り方 * 写真の撮り方 まずは写真を撮ってみよう * 写真俳句の素材探し 素材は身近なところにある ・・・など ☆第五章 写真俳句のたのしみ方 * 作句の発表 作品を発表する機会を知る * SNSの活用 SNSを利用して作品を発表する ・・・など
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一つの壮大な物語が展開されつつ、人間みなが持っている感覚や悩みに問いかける――確かな回帰性があるドラマがここにはある。魂のふるさとへの郷愁を呼び起こす、現代詩の一つの到達点。 (※本書は1992/12/01に発売し、2022/5/26に電子化をいたしました)
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自然の中に立っていると、自分の体が楽器のように鳴らされている。自分という楽器を、自分のまわりのものたちとできるだけ大きく深く共鳴し合いながら、歌わせたい。歌声が言葉となって降り注ぐ詩集。 (※本書は1999/03/01に発売し、2022/5/26に電子化をいたしました)
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4.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 類まれな想像力と繊細な洞察力。 朝日新聞内の短歌投稿欄「朝日歌壇」にて、2012年ごろより常連として掲載され「とても沁みる」と話題の母子3人による初短歌集。 聡介さんが小学一年生の時に詠んだ短歌は、2022年「折々のことば」にても選出され、注目が集まりました。 圧倒的な鮮やかさで世界を表現し、朝日歌壇に累計250回以上選ばれている親子の短歌から、約430首を厳選して掲載。 【母・聖子の歌】 新しい教祖のように迎えられ麩をちぎる子に鯉のざわめく 【姉・葵の歌】 弟の「ん」はいったんもめんだよ夜になったらとんでいきそう 【弟・聡介の歌】 ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとかなしい 学校生活での驚き、発見、家庭内で感じた喜び、寂しさ――「短歌」の形になることで、詠み手の一瞬の感情が、時間を越えて読者の手元で解凍されます。 3人の歌は2012年から2022年までの年ごとに並んでおり、 姉弟が短歌とともに成長している様子にも心を揺さぶられます。 巻末には、自宅で創作に励む子供たちの日常を取材したインタビュー記事も収録。 (底本 2022年9月発売作品)
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5.0今日も世界の片隅で、ひとり膝を抱える僕とあなたのために。 不幸に愛された、トホホ名人……歌人芸人が身を切って綴る、“せつなさとおかしみ”、“短歌とエッセイ”のマリアージュ。 恋でも、仕事でも、その辺にいるときも。あのときも、今も、どうせ明日も。 傷づいたり落ち込んだり。顔では笑っているけど、心は砂漠。 僕の日々は小さな不幸の連続です。トホホな出来事がよく起きて、センチメンタルに殺されそうな日々です。 でも、不幸があると短歌ができます。その短歌を読んで誰かがクスリと笑ってくれます。そうすると僕の小さな不幸は成仏されるのです。 短歌があればトホホも友達です。もしあなたに今、憂鬱なことがあるのなら、僕と一緒にトホホを小さな笑に変えてみませんか。 □すすきのを3周したのにあのホスト僕の原付にまだ座ってる □注意するほどじゃないけどないんだけど新人さん少し休憩長い □帰ろうと言い出す前の沈黙を作りたいのにずっと喋るね □自転車で豪快にこけてやっぱりか この夏初の半ズボンの日 □ワンテンポ隣の席が早いのでコース料理次々とネタバレ □節約のために水筒持ち歩き パチンコでむちゃくちゃ負けている □もうこれで最後だの感じ出したのに3日後に会う機会があった □短歌とか少しも興味のない君に届かせたくて詠んでる短歌 …ほか、トホホ短歌に、トホホエピソードを添えて。
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-潮風を胸いっぱいに吸い、地球と繋がる。 “ここ”にある、小さな確かな幸せ。 海辺の暮らしは、結婚、愛娘の誕生、コロナ禍の自粛生活と、 形を変えつつ穏やかに続いていく。 湘南の片隅の町に暮らす、俳人、ときどき“変人”の初エッセイ。 ふるさとにつながる海や南風 和歌山で大自然に囲まれて育った俳人は、上京してから海にあこがれ続け、25年目、湘南の片隅の町にある「スーパーオーシャンビュー」の一軒家に移り住む。 浜辺で見つけた箱河豚のミイラ、ウイスキーを垂らして啜る生牡蠣、庭にふらりと訪れる猫、臨月の妻との散歩、俳句を詠みながら待つ我が子の誕生、コロナ禍の親子三人での初帰省……。海風に守られるように身を寄せ合って暮らした日々の記録。 七草や疫病の世に児のおなら 俳句結社「蒼海」主催で、又吉直樹さんとの共著『芸人と俳人』、穂村弘さんとの共著『短歌と俳句の五十番勝負』、NHK俳句の選者など、幅広く活躍する俳人の初エッセイ集。
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5.0人間国宝、歌舞伎役者、細胞生物学者、昆虫研究家、医師、落語家、CMディレクター、スポーツジャーナリスト、作家、料理家、居酒屋探訪家、装丁家……俳人・西村和子が総勢15名の俳句愛好者に会いゆく! 岸本葉子(エッセイスト)/奥本大三郎(仏文学者・昆虫研究家)/山本道子(料理研究家)/永田和宏(細胞生物学者・歌人)/間村俊一(装幀家)/太田和彦(デザイナー・居酒屋探訪家)/板東三津五郎(歌舞伎役者)/細谷亮太(小児科医)/小森邦衛(漆芸家・人間国宝)/増田明美(スポーツジャーナリスト)/ロバート・キャンベル(日本文学研究家)/川上弘美(作家)/中島信也(CMディレクター)/古今亭志ん輔(落語家)/高橋睦郎(詩人) 計15名 ※本書は『俳句』に不定期連載された「俳句の「窓」から──異分野との対話」(二〇一四年一月号~二〇一六年一〇月号)を改題し、角川俳句ライブラリーとして刊行したものが底本です。
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-「沖の石の讃岐以外は悉皆非代表歌、式子と定家とあと二、三人を除けば、他は一切凡作――」。定家の百人一首が「凡作」揃いだとの批判は多い。だがあえて定家と同じ人選で、まったく別の「百人一首」を編んだ強者はいない。本書は前衛歌人・豪腕アンソロジストが放つ、定家への挑戦状である。どちらが秀歌か。読者ひとりひとりの判断を待つ。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 百人一首に秀歌はない――かるた遊びを通して日本人に最も親しまれる「小倉百人一首」(藤原定家・撰)にあえて挑戦、前衛歌人にして“現代の定家”とも称されたアンソロジスト塚本邦雄が選び抜き、自由奔放な散文詞と鋭い評釈を対置した秀歌百。『定家百首』『百句燦燦』と並び塚本美学の中核であると同時に、日本の言葉の「さはやかさ」「あてやかさ」を現代に蘇らせんとする至情があふれる魂魄の詞華集である。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 約束をすべて果たして水になる今ほんとうにあなたに会えた 『ビッグ・フィッシュ』より 忘れられないとびきりの映画とドラマについて、歌人・東直子が短歌と絵を添えて心で観た世界を綴るエッセイ集。 33本の映像作品、22点のイラスト、41首の短歌を収録! 花を掬うように魚を手のひらに ひとときの芯したたるばかり 『火の魚』より 風がふいてふりかえったらもういない君は花びらそのものだから 『パリ・テキサス』より うつくしい一瞬だけでよかったの 川を流れてゆく柩たち 『いつか読書する日』より 映画やドラマに触発されて作った短歌は、その細部を新しく記憶でき、自分の感覚をまじえてその世界を胸にしまっておけるような気がします。さらに、映像として体験した世界を、そこに生きている人をいとおしく思い、讃えるような気持ちで絵を描きました。 ――「はじめに」より 目次より はじめに 『火の魚』 本のめぐりを生きる緋 『2001年宇宙の旅』 未来を見る未来 『アンという名の少女』 フェミニストとしてのアン 『耳に残るは君の歌声』 忘れないで、でも、忘れて 『野のなななのか』 「やさしさ」のための遺言 『ビッグ・フィッシュ』 ありったけの愉快な嘘を 『山の郵便配達』 見たことのない懐かしい道 『すいか』 居てもいい場所で、生きる 『はちどり』 14歳、意志の火をともす。 『平清盛』 ひたむきに夢みた海の都 『パリ、テキサス』 砂地をつらぬく長い道 『トニー滝谷』 あなたに足りないものはなに? 『過去のない男』 人生は後ろには進まない 『あのこは貴族』 窓を見る、ドアを開く 『リリーのすべて』 身体の奥から生まれた願い 『あまちゃん』 一人残らず好きになる 『サイダーハウス・ルール』 生きていくための儀式 『スナック キズツキ』 ノンアルコールスナックの自由 『友だちのうちはどこ?』 ジグザグ道に希望を託して 『歩いても 歩いても』 確かに生きていた 『いつか読書する日』 長い長い階段と恋 光の名前 ~映画短歌~ 『81/2』 『地球は女で回ってる』 『あ、春』 『富江』 『夢』 『日の名残り』 『火火』 『ミス・ポター』 『転々』 『アダムス・ファミリー2』 『オアシス』 『バベットの晩餐会』 著者紹介 東直子(ひがし・なおこ)著 歌人・作家・イラストレーター。1996年歌壇賞受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』など。小説に『とりつくしま』『さようなら窓』『階段にパレット』ほか。2016年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 風や光や森の精気 清々しい樹木の香り 手に触れる言葉たち……。 ※本書は2017/11/20にてらいんくより刊行された書籍を電子化したものです。
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-俳句が好きなすべての方へ、上達の極意をわかりやすく解説 季語を生かす方法、感情表現、余韻の残し方、人と差がつくテクニックなど、俳句上達のための極意を紹介。 「NHK俳句」テキストで取り上げた豊富な添削例のほか、芭蕉や一茶、高浜虚子など著名な俳人の添削例で極意を具体的に学ぶことができる。 推敲力を身につけたい、自分らしい俳句を読みたい、もっと上達したい、という方への道標となる1冊。 表紙画は絵本作家・五味太郎。 「この本を手にとってくださったみなさんは、それぞれ、理想とする俳句があると思います。そこにたどりつくために、孤独である必要はありません。過去の偉大な先人たちが、みなさんの手を取り、俳句の極意へ至る道を、ともに歩んでくれるはずです」(「はじめに」より) 【内容】 第一章 基礎をおそろかにしない 五七五という俳句の型/助詞の選び方/切れを大切に/説明をしない 添削例(久保田万太郎、飯田蛇笏、石田波郷、高浜虚子、飴山實) 第二章 感情を「もの」に託す 思いの表し方 添削例(加藤楸邨) 第三章 季語を最大限に生かす 季語の工夫 添削例(松尾芭蕉) 第四章 個性を出す 何を詠むか/凡人的発想を避ける/取り合わせに挑戦する/ふさわしい語順 添削例(松尾芭蕉、池田澄子、中村草田男) 第五章 瞬間を切り取る 一瞬の映像を詠む 添削例(芥川龍之介) 第六章 余韻を残す 自分を主役に/手離す言葉/想像を広げる引き算 添削例(小林一茶、久保田万太郎、高浜虚子、松尾芭蕉、西東三鬼、与謝蕪村) 第七章 表現力に磨きをかける 表現のテクニック/声に出して読む 添削例(正岡子規、向井去来、松尾芭蕉) 添削なし!佳句 特別編 旧かな文語活用一覧表
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-「若い人々にバイロンの面白さとかっこよさを届けたい」という訳者の熱い思いが結実した本邦初の完訳本。 「若い人々にバイロンの面白さとかっこよさを届けたい」という訳者の熱い思いが結実した本邦初の完訳本。ユダヤ・ヘブライの伝記や歴史を背景に、ストーリーを持った詩として順に並べたので、戦火に故郷を追われた人々の心情がより伝わりやすくなった。今世界が必要とする一冊。 女性訳者と女性イラストレーターの新鮮なコラボにも注目! 【目次】 美をまとい、その女は歩む 私はおまえが泣くのを見たよ いまがそのとき フランシスカ エフタの娘 ああ、花のさかりに死んだひとよ 明るいといいな、おまえの魂の在処が 眠れぬ者の太陽よ 我が心は暗い サウル 最後の戦いのまえの、サウルの歌 おまえは生涯を終え 歌う大王が竪琴を奏でたのだ 〈恃み〉があることは幸せだ あの天上の世界が この苦しむ肉体が冷えきるとき 「すべてはむなしい、と伝道者は言う」 音楽のための詩(おまえの名前を) ヨルダン川の岸辺では センナケリブの破滅 野のかもしか ああ、泣いてくれ バビロンの水辺に座って 流れのほとりで ベルシャザルの幻視 ベルシャザルへ ヨブ記より マリアムネを悼むヘロデの歎き マグダラのマリア ティトゥスがエルサレムを破壊した日に 私の信仰が偽りなら あとがき 参考文献一覧 【著者】 ジョージ・ゴードン・バイロン 英国の詩人。貴族、第6代バイロン卿。1812年、物語詩『貴公子ハロルドの巡礼』(第1・2編)を発表しベストセラーとなる。『海賊』(1814)や『ヘブライのうた』(1815)など、いくつもの作品を立て続け世に送るが、1816年にイギリスを去った。その後は欧州各地を放浪し、『ションの囚人』(1816)、『マンフレッド』(1817)、『カイン』(1821)、『ドン・ジュアン』(1819-24)など多くの作品を書いた。 1823年にはギリシア独立戦争に参加し翌年病死した。 藤井仁奈 藤井仁奈(ふじい にいな) 日々労働に明け暮れる文学愛好家。英語文学等講師(文教大学他にて勤務)、イギリス・ロマン派学会会員、日本バイロン協会会員、中原中也の会会員、日本メディア英語学会会員。 共著書『『天保十二年のシェイクスピア』研究―井上ひさし・追悼プロジェクト』(文教大学出版事業部)、論文「小林秀雄の〈オフィーリア〉」(『中原中也研究』第二十三号)、「ランボーのオフィーリア」「お冬―井上ひさしのオフィーリア」「巧みな語り手―バイロンの「闇」をめぐって」(以上文教大学文学部紀要)など。 あきのな 古典文学・音楽・歴史をこよなく愛する名古屋在住のイラストレーター。 カメレオンペンジャパンアーティスト。雅号は「竹尾佳笑」。 趣味は、小説を読むことと書くこと。ウェブ小説の受賞歴あり。 好きな詩人は、シェイクスピア、ゲーテ、シラー、テニソン、キーツ、シェリー、そしてバイロンなど。詩や外国文学の訳は訳者で読み比べをするくらい好き。 Instagram@akinonagallery
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-つなげよう俳句で。あたたかで確かな、昭和の家事と季語の逸話集。 家は台所と食卓で、町は節句と祭で繋がっていた。つましく、でも笑顔がいっぱいだった。 好評既刊『NHK俳句 暦と暮らす』の待望続編。昭和の台所仕事や食卓に纏わる俳句と季語の逸話や、懐かしい昭和の家庭食のレシピも満載。昔ながらの家事や食に纏わるたくさんの季語をたくさん掲載! 目次をながめているだけで、懐かしく、豊かな気持ちになります。 巻頭では、小林聡美さん(女優)と著者宇多喜代子さん(俳人)による台所対談「食卓というところ」を収載。「昭和の暮らし博物館」(東京都大田区)で、貴重な台所道具を紹介しながら、あたたかで確かな昭和の暮らしの思い出を語り継ぎます。 本編では、新生活のはじまる4月から翌3月まで、12回にわたり、食の季語の逸話や、著者の日常食のレシピ、くらしの季語を解説します。繰り返し読みなおしても面白い、一年を通して何度読んでもためになる、現代のキッチンやダイニングにも常備しておきたい俳句の本です。
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4.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【基本から発展的な内容までていねいに、わかりやすく】 名歌を例に、技法をていねいにひも解きます。 歌会や講習会、連作のつくりかた、雑誌への投稿、歌集のつくりかたと 一歩進んだたのしみかたまで詳細に紹介。 【歌人の推敲を拝見】 横山未来子さんが作品を生み出すまでの流れを掲載。 どのようにアイデアを形にしていくのか、どんなふうに推敲するのか 最初の形と最終的な作品ではどう違うのか、リアルに体験できます。 【名歌から新しい作品まで幅広く触れて学ぶ】 名歌から最新の作品まで、短歌を多数掲載。 読むだけでもたのしく、ながめているだけで学べることがたくさん。 新しい作品と出会うための手引書としてもおすすめです。 【鑑賞力を身につけて、つくる力もアップ】 好みだけでなく、視点や技巧のたくみさからも 作品を読み解けるよう、鑑賞のコツを紹介。 自分の作品にも、さらに技法を生かせるようになるでしょう。 歌会での選評でも、短歌を読む力を生かした批評ができるようになりますよ。 【豊富な添削例から実践的に学べる】 添削例がぐっと充実。 同じテクニックや視点でも、どのように工夫すると さらによいのか具体的にわかるようになっています。 頭を悩ませがちな文語文法を用いた例も豊富で 用法を実践的に学ぶのにぴったりです。 横山未来子/著 1972年東京生まれ。歌誌「心の花」選者。NHKカルチャー講師。94年に短歌結社「心の花」入会。96年第39回短歌研究新人賞受賞。2008 年第4回葛原妙子賞受賞。21年第8回佐藤佐太郎短歌賞受賞。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 俳句を作るためには季語と言葉がなければならない。この組み合せを考えることがボケの防止になるのである。ただ単に五・七・五と言葉を並べただけでは俳句ではない。俳句には字数と季語という約束ごとがある。このルールを守って言葉をあれこれと探すことで頭の活性になるのである。 (※本書は2015/6/1に発売し、2022/4/26に電子化をいたしました)
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-なぜ私の俳句は選ばれないの? なぜすらすら作れないの? そんな悩みを解決する1冊ができました! 「プレバト!!」で大人気の夏井いつきさんと、 各俳句賞の選考委員等をつとめられている岸本尚毅さんとの 掛け合い問答ですらすら読める 俳句入門書ができました。 岸本さんの膨大な俳句の知識と明晰な解説に、 夏井さんのするどい突っ込みが加わって 超実践的な入門書が実現。実作のコツが、穴埋め式ドリルとその解説問答でよくわかります。 ちょっと辛口なコラムも必見です! 担当編集が本書のなかで特に好きなのが、 中七の切れの型、コラムの「捨て石効果」、キシモト先生が肝に銘じている3つのこと、です。 「型」を学べば、どんどん作れる、どんどん書ける! キシモト博士といつき先生と、みんなで一緒に楽しみましょう。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2年前、舌がんのステージ4と診断されて、舌の6割を切除した堀ちえみさん。 彼女のご家族から「発語のリハビリ用の絵本を」とリクエストされて 生み出されたのが、この『10のことば』です。 旧知の絵本作家・まえをけいこ。さんは制作の依頼を受けて、 「ちえみさんがやっと取り戻した言葉なら、 あたりまえの挨拶もどんなに心をこめて紡がれているだろうか」と 想像しながら、『10のことば』を編みました。 「おはよう」「いただきます」「ごめんね」「ありがとう」――。 今日もまた、ありふれた一日を営めることの尊さ、 病を経験して気づいた、この世界のかけがえのない美しさ。 そうした一期一会を、やさしい言葉と自然の花々の絵で描きました。 この絵本を、堀ちえみさん自身が朗読した音源も、付録として収録しています。 一言一言、心をこめながら紡ぎだされるあたたかな声からは、 生かされていることへの感謝の思いが伝わってきます。 ぜひ、大切な人へのプレゼントや、愛するお子さんへの読み聞かせに。 かけがえのない人生のひと時に、この絵本がやさしく寄り添ってくれることでしょう。 ※堀ちえみさんの朗読は、本書内の二次元コードをスマートフォンで読み取る形で再生できます。
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