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あなたといるとき わたしは 自分のことを 忘れていられる 懸命に 生きようとさえしないまま 今だけをじっと 味わっている しあわせか どうかも 考えず ただ 今 このときだけは 美しいと 感じている ――美しいとき 悲しみとは 何かを愛した証し 悲しみ、祈り、愛すること。 暗闇で手探りするように、一語一語、つむがれた言葉の捧げ物。
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Posted by ブクログ
研ぎ澄まされた、清らかな言葉を紡ぐ方だなぁと感じました。 短い意味の連なりで、人生のかなしさと美しさが深く語られています。 悩んで、立ち止まったときにふと読み返したくなる大切な本です。
はっとさせられる言葉の数々。 誰かのまねをしたり 誰かをうらやんだり妬んだり 生きていればそういう感情を避けられない。 でも自分にしか生きられない毎日を重ねて、 今という瞬間を感じたい。 単純で素朴なことほど難しく すぐに忘れてしまう。 心の奥底で確信をもちたかったことが 美しい文章で綴ら...続きを読むれている。 現代は色々な情報に振り回され心を無くし 雑多な日々を過ごしがち。 少し立ち止まってこの本を読んだら 本当に大切な感覚を取り戻すことができる。 一気に読み終えて 心地よい透明感に包まれた。
詩を読んで泣くという初めての経験をした。 言葉について書かれている。それは自分に贈る言葉であったり、相手に贈る言葉であったり、魂の叫びのような言葉であったり… 今まで飼ってきた魚たちのことを思い浮かべて何度も読んだ。私の声、私の祈りはあの子たちに届いていたのだろうか。そして、今いる大切な人や生きも...続きを読むのたちに私は幸せの祈りは届いているのだろうか。 たくさん言葉にしたい。詩を書いて自分の心のことをたしかめたい。美しい言葉を求めた旅に出かけたい。 特に好きだった、印象的だった詩は ・たましいの世話Ⅱ ・彷徨う ・時にふれる ・誰の目にも見えないところで ・自分の考え ・素樸な言葉 ・亡き人 ・言葉の不思議 本当にどの詩もとても良くてこの一冊は一生手元に置いて何度も読み返したくなる詩集だと思った。
詩が纏う別れや死の匂いが、自分の中の悲しい記憶を引き出し、その詩に結びつけてきた。詩人の青く熱い魂を感じた。「言葉を編む」という表現がとてもしっくりきた。
多くの人と話をしたから あなたに出会ったのではなかった あなたも探していてくれたから やっとめぐりあったのだ
なんども読み返しています。時々は朝、ひとり部屋の中で声に出して読んだりもします。大切な人に自分の言葉で綴った詩を贈りたくなります。まだ書いたことはありませんが、、そう思わせてくれるとても大切な詩集です。
若松さんの詩を読んでいると、二度と会うことは叶わない相手を思い出す。忙しい日常で、記憶の奥底に沈んだままだった存在(人であれ動植物であれ)がふっと浮上する。自分の言葉を紡ぐには、内側と対話する必要があると思う。そして自分の内側と対話することは、なにも自分のことばかりでなく、大切な何かを思い出して確か...続きを読むに存在したことを証明することでもあるんだろうな、ということに意識が向いた。
初めて自分で買った詩集。偶然の出会いだったのですが、言葉がスッと入ってきて自然と手にとっていました。 深みがあるのに選ばれている言葉はそう難しくなくって、読みやすかったです。 気持ちが落ち着いたり、大切な相手に対する感情を見つめ直せたり、穏やかに心揺さぶられる作品でした。
詩というのは透明な手紙。その言葉でもってしか伝えられない思い。何千年も昔から変わらない普遍的なことのように思えた。 さほど遠くないうちに、いつかは土に還ってゆくのだから、いっそ消えてしまいたいほどの苦しみも、有限な時のなかで、得難き美しいときだと思えたら。
綺麗な言葉が綴られていた。 大切なものが側にいなくなった時、 心を慰めてくれる優しい詩。 『悲しみは、何かを愛した、証だからである』
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若松英輔
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