詩集 美しいとき

詩集 美しいとき

1,980円 (税込)

9pt

あなたといるとき
わたしは
自分のことを
忘れていられる

懸命に
生きようとさえしないまま
今だけをじっと
味わっている

しあわせか
どうかも 考えず
ただ 今
このときだけは
美しいと 感じている

――美しいとき



悲しみとは 何かを愛した証し

悲しみ、祈り、愛すること。
暗闇で手探りするように、一語一語、つむがれた言葉の捧げ物。

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詩集 美しいとき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    研ぎ澄まされた、清らかな言葉を紡ぐ方だなぁと感じました。
    短い意味の連なりで、人生のかなしさと美しさが深く語られています。

    悩んで、立ち止まったときにふと読み返したくなる大切な本です。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    はっとさせられる言葉の数々。

    誰かのまねをしたり
    誰かをうらやんだり妬んだり

    生きていればそういう感情を避けられない。

    でも自分にしか生きられない毎日を重ねて、
    今という瞬間を感じたい。

    単純で素朴なことほど難しく
    すぐに忘れてしまう。

    心の奥底で確信をもちたかったことが
    美しい文章で綴ら

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    詩を読んで泣くという初めての経験をした。
    言葉について書かれている。それは自分に贈る言葉であったり、相手に贈る言葉であったり、魂の叫びのような言葉であったり…

    今まで飼ってきた魚たちのことを思い浮かべて何度も読んだ。私の声、私の祈りはあの子たちに届いていたのだろうか。そして、今いる大切な人や生きも

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    詩が纏う別れや死の匂いが、自分の中の悲しい記憶を引き出し、その詩に結びつけてきた。詩人の青く熱い魂を感じた。「言葉を編む」という表現がとてもしっくりきた。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    多くの人と話をしたから
    あなたに出会ったのではなかった

    あなたも探していてくれたから
    やっとめぐりあったのだ

    0
    2024年11月19日

    Posted by ブクログ

    なんども読み返しています。時々は朝、ひとり部屋の中で声に出して読んだりもします。大切な人に自分の言葉で綴った詩を贈りたくなります。まだ書いたことはありませんが、、そう思わせてくれるとても大切な詩集です。

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    若松さんの詩を読んでいると、二度と会うことは叶わない相手を思い出す。忙しい日常で、記憶の奥底に沈んだままだった存在(人であれ動植物であれ)がふっと浮上する。自分の言葉を紡ぐには、内側と対話する必要があると思う。そして自分の内側と対話することは、なにも自分のことばかりでなく、大切な何かを思い出して確か

    0
    2022年08月11日

    Posted by ブクログ


    初めて自分で買った詩集。偶然の出会いだったのですが、言葉がスッと入ってきて自然と手にとっていました。

    深みがあるのに選ばれている言葉はそう難しくなくって、読みやすかったです。

    気持ちが落ち着いたり、大切な相手に対する感情を見つめ直せたり、穏やかに心揺さぶられる作品でした。

    0
    2022年07月20日

    Posted by ブクログ

    詩というのは透明な手紙。その言葉でもってしか伝えられない思い。何千年も昔から変わらない普遍的なことのように思えた。
    さほど遠くないうちに、いつかは土に還ってゆくのだから、いっそ消えてしまいたいほどの苦しみも、有限な時のなかで、得難き美しいときだと思えたら。

    0
    2022年02月19日

    Posted by ブクログ

    綺麗な言葉が綴られていた。

    大切なものが側にいなくなった時、

    心を慰めてくれる優しい詩。

    『悲しみは、何かを愛した、証だからである』

    0
    2022年02月11日

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