海外文学作品一覧

  • トーマス・マン短編集1
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    肉体と精神、普通人と芸術家を対立的な存在とみて、そこに現出するさまざまな表情をとらえたマンの短編集。この巻には、「幸福への意志」「幻滅」」「小さなフリーデマン氏」「道化者」「トビーアス・ミンダーニッケル」「衣装戸棚」「ルイスヘン」「トリスタン」の8編を収録。
  • シッダールタ
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    シッダールタとは釈尊(仏陀)の出家前の名前である。本作はヘッセにおける「東洋の心」の結晶であり、深いインド研究と詩的直観の融合から生まれ出た。若き日の仏陀の求道者としての歩みを、格調高い文体で描き、みずからの精神のありかを明らかにしている点で、ゲーテにおける「ファウスト」に比べられる。
  • テネシー・ウィリアムズII 地獄のオルフェウス
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    大竹しのぶ、三浦春馬、水川あさみ、三田和代、ほか出演で上演中! 5月31日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、6月6日(土)~14日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール/アメリカ南部の田舎町。病気で伏している雑貨店店主ジェイブを夫とするレイディ。二人の夫婦生活に、もはや愛はない。ある日、この町に現れたのは、蛇革のジャケットにギターを持った若い男ヴァル。レイディは野性味あふれるヴァルに惹かれ、希望を見出す。レイディが手にした愛の代償とは……。ギリシャ神話の英雄オルフェウスの話をもとに発表した『天使の闘い』の改作戯曲。マーロン・ブランド主演で映画化もされ、話題に。
  • リンバロストの乙女 合本版
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    リンバロストの美しい森の端に住む、優しく賢い少女エルノラ。優秀な成績で高等学校を卒業したエルノラは、ある日、療養のためにリンバロストの森を訪れた名家の青年フィリップと出あい、惹かれあう。しかし、彼にはすでに許嫁がいた。この作品を誰よりも愛した村岡花子の名訳で贈る。 ※本電子書籍は、「リンバロストの乙女 上・下」の合本版です。
  • ネールの塔 五幕九景ドラマ
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    『三銃士』(ダルタニアン物語を含む)や『モンテ・クリスト伯』を始め『王妃マルゴ』、『モンソローの奥方』、『黒いチューリップ』などの小説で世界的な文学者となったアレクサンドル・デュマは、最初、劇作家としてデビューしたという事実は意外に知られていません。今回、デュマの劇作品の中でも傑作の呼び声が高い『ネールの塔』をお届けします。フランス王妃とビュリダンとの権力と知力の戦い、尊属殺人、嬰児殺し、近親相姦、恐るべき人倫の蹂躙を舞台にのせた作者の勇気と革命と戦争を通じて権力に潜む非人間性を知ったためにそうした表現を受け入れることができた観客を感じていただければ幸いです。 ネールの塔にまつわる歴史は次のようなものでした。 中世の物語、特にネールの塔の伝説的な物語は当時流行であった。史実では、女王マルグリット・ド・ブルゴーニュ(1290-1315)と義妹のブランシュは、それぞれフィリップ・ドルネとゴーティエ・ルネという兄弟を愛人にし、モービュィッソンの修道院で逢い引きをしていた。1314年、四人は密告されてルイ強情王と呼ばれたLouis Xの命令で全員逮捕された。一人の若者は尋問によって自白(しかし、裁判の一切が秘密であったために、すべて憶測の域を出ない)し、拷問の果てに死んだ。1315年4月のことであった。1322年、女王は、伝説の語るところでは、1315年4月30日王の命令によりシャトー・ガイヤールで絞殺されて死んだ。ブランシュは1322年解き放たれ、僧籍に入り、モービュイッソンの修道院に赴いて翌年そこで死んだ。この姦通を手引きした端役たちは死刑か、または逃亡した。さらに二番目の義妹ジャンヌは一旦告発されたが、身の潔白を証明することに成功した。これがこの事件にたった2頁しか割いていない同時代人のド・ナソジの『年代記』の継承者が教えてくれるすべてである。ネールの塔がフィリップ美男王の嫁たちの放蕩三昧(ほうとうざんまい)の本山であり、一夜限りの愛人の死体を翌朝セーヌ川に投げ落とさせたという、これといった根拠もない一つの伝説が生まれたのはかなり古いことである。これらの情夫のうちビュリダンなる人物が問題である。事実、ビュリダンという人物はどこにも見当たらないうえに、さらにもっと可能性が薄いのはパリ大学の総長であった哲学者ジャン・ビュリダン(1290-1358頃)がマルグリット・ド・ブルゴーニュの愛人であったということである。様々な伝説がジャンヌ・ド・ブルゴーニュあるいはマルグリット・ド・ブルゴーニュとの関係を彼に負わせ、その二人のどちらかが(ヴィヨンが書いているように)彼を袋に入れてセーヌ川に投げ入れ、そのために死んだかどうかは様々な異本がある。ブランドームはその『艶婦列伝』のなかで有罪の女王のことには触れることなく、ネールの塔における王家の血みどろの乱痴気騒ぎの伝統について言及している。  これを題材にしてフレデリック・ガイヤルデという若者が脚本を書きました。着想はよかったが、劇場に上げるまでではなかった原案をロマン主義演劇の傑作に仕上げたのがアレクサンドル・デュマでした。熱狂をもって受け入れられた『ネールの塔』はその後、著作権を巡るガイヤルデによる執拗な訴訟が作者2人の死後まで続く因縁の作品でもあったのです。『ネールの塔』に付けた解説では、この問題を詳細に説明しています。お楽しみ下さい。
  • アンの愛情
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    レドモンドの学生になったアン。エヴォンリーの名残を惜しみながらも、プリシラや新たな友人フィルと、憧れの白い家で下宿生活を始め、楽しい日々を送る。一方ギルバートは変わらずアンを愛していたが、友情が壊れることを怖れたアンは距離を取ってしまう。そんな中、アンの前に現れた理想の恋人。求婚され、ついにアンにも幸せが訪れたかに見えたが……。作家への第一歩、そして愛に目覚めるアンの姿を描く、感動の第3巻。 ※本書は角川文庫より『アンの婚約』として刊行された作品を改題したものが底本です。
  • クリスマスキャロル
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    守銭奴のスクルージは人間嫌いで他人からも嫌われている老人。クリスマスの夜、三人の精霊(幽霊)達がスクルージに過去、現在、未来の自分を見せる。スクルージは過去を思い出し反省し、未来の自分の孤独な死を恐れ、目覚める。一夜にして生まれ変ったようにスクルージは世の中の全てが素晴らしいものと気付く……。何度も映画化された作品。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • コリオレーナス
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    ヴォルサイ人との戦いで都コリオライを陥落させたローマの将軍ケイヤス・マーシャスは、コリオレーナスの尊称を与えられる。だが、執政官に推薦されても市民に媚びるような慣例を拒み、ローマを追放される。かつての英雄は、ヴォルサイ人の将軍で宿敵のオフィーディアスと手を結び、祖国ローマに侵攻する。だが、この企てを知った母ヴォラームニアの泣き落としのまえに、独断で和平をむすぶ……シェイクスピア最後の悲劇。
  • 怒りの器
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    「南海もの」といわれるモームの短編集の総決算『阿慶(アーキン)』から「密林の足跡」「機会の扉」「怒りの器」の3編を収録。「私の観察によると、いかなる場合でも、善人と悪人との間には、世の道学者流が私たちに信じさせようとしているほどの違いは、ないように思われる」と書いたモームの姿勢がよくうかがわれる。
  • 白夜
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    ロシアの都ペテルブルクに出てきて以来、友人が一人もできず、夢想的で孤独な生活を送る青年が、神秘的な白夜のある晩、橋のたもとで一人の少女とめぐりあう。青年は少女に淡い恋心を抱き、逢瀬のたびに気持ちは高まる。だが、その想いは蜃気楼のようにはかなく散ってしまう。ヴィスコンティによって映画にもなったドストエフスキーの初期短編名作。
  • ダブリン市民
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    「私の意図は自分の郷土のモラルの歴史の一章を書くことでした。私がその場面にダブリンをえらんだのも、この都会が私には麻痺の中心に思われたからです。私はそれを無関心な世人に、この都会がもつすがたを子供時代、青春期、成熟期、公生活の四つの面のもとに示そうと試みました。作品はこの順序で配列されています」…この自分の短編集に寄せたジョイスの言葉がすべてを物語る。15編からなるジョイス文学の出発点。
  • 帰郷(上)
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    クリムは英国の大学を出てパリに行き、宝石商として成功したが、貴婦人の虚飾にへつらう商売がいやになり、愛する郷里エグドン荒野で、学校を開こうと考えて帰ってくる。そこに待ち受けていたのは女神のように気ままで誇り高いユーステイシアだった。クリムは母の猛反対を押し切って結婚する。だが、ユーステイシアにはワイルディーヴという密通の相手があった。クリムの母の死をめぐるいさかいから二人は別居し、沈むユーステイシアはワイルディーヴの誘いに乗ってパリへ脱出を図るが……全体はギリシア悲劇の様式にならって、長い物語は1年と1日で終止符を打つ。立ち読みに取り上げた冒頭はエグドン荒野の描写の一端で、深く暗いながらも崇高な永遠性をもつ物語の背景が的確に描写されている。
  • 魔の山(上)
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    1~2巻1,320円 (税込)
    ハンブルク生まれのハンス・カストルプはアルプスの山中にあるサナトリウム「ベルクホーフ」で7年間の療養生活を強いられる。その間、ロシア婦人ショーシャに愛を寄せ、理性による文明の進歩を信ずる民主主義者のイタリア人セッテンブリーニと、独裁によって神の国を実現しようとするユダヤ人ナフタとの、決闘にまで立ち至る壮大な論争に巻き込まれる。また、精神の世界に対して感覚的な生の世界を代表するオランダ人ぺーペルコルンからもハンスは深い感銘を受けるが、ペーペルコルンは自殺し、ショーシャも山を去る。雪のなかの彷徨で感じた至福感を胸中に抱きながらも、ハンスは突如として襲ってきた大戦に勇躍参加する選択をする。トーマス・マンの代表作。
  • The Rime of the Ancient Mariner
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    1巻220円 (税込)
    英国の傑作長編詩『老水夫行』を現代によみがえらせる新訳。暴風雨、氷山の海からの生還、吉兆の海鳥の殺害と復讐、幽霊船と赤い唇の女、光り輝く水蛇、太陽や月や星々を巻き込み大海原で展開されるハラハラどきどきの叙事詩。
  • [新装版]全訳「武経七書」1 孫子 呉子
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    1~3巻1,980~2,200円 (税込)
    人は、組織はいかに生きるべきか? ビジネスに、人生に役立つ「戦略」の古典をいま読み直す。 ロングセラー待望の新装版。 「武経七書」のうち「孫子」「呉子」を収めた第一巻。 全てに現代語訳、読み下し文、原文つき。
  • アントニー 5幕散文ドラマ
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    アレクサンドル・デュマの最も一般的な略歴は以下である。 1802年フランスのヴィレール・コトレ生まれ。 19世紀フランスを代表する作家の一人。幼少よりラテン語、古典文学を学び、17歳で『ハムレット』を観て劇作家を目指す。20歳でパリに出た後、『アンリ三世とその宮廷』、『クリスティーヌ』の大成功によって劇作家としての地位を得る。その後も数多くの劇作を発表し続けるが、フランス・ロマン派の影響を受け、徐々に歴史小説に移行する。1844年、「ル・シエークル」誌に連載された『三銃士』が爆発的な人気を得た他、『王妃の首飾り』、『黒いチューリップ』などの大作を世に送り出す一方で、革命に積極的に参加するなど当時のフランス国内に多くの影響を与えた。晩年はフランス、ベルギー、ドイツ、オーストリアなどを転々としながら創作活動を続け、1870年、ピュイの別荘にて死去。 主な作品は、『三銃士』、『二十年後』、『モンテ・クリスト伯』、『王妃マルゴ』、『王妃の首飾り』、『黒いチューリップ』など多数。 もちろん、フランス文学史がロマン主義を避けて通ることができないかぎり、デュマに触れないわけにはいかないが、ヴィクトル・ユゴー、アルフレッド・ド・ミュッセ、アルフレッド・ド・ウ゛ィニーなどと比較すると、デュマは明らかに挿話的な扱いしか受けないのが普通である。しかし、2002年11月、ついにアレクサンドル・デュマの亡骸が国葬としてパリのパンテオンに移され、国民作家の列に加わったのだ。  一般に日本でのフランス・ロマン主義の研究は手薄だが、なかでもアレクサンドル・デュマについての研究は皆無に等しい。デュマと言えば『三銃士』や『モンテ・クリスト伯』といった大衆娯楽作品の印象が強く、また数知れない代作者を使ったという理由で悪名も高い。また、その作品の全体について正確な総数すらわからないほどのいわば濫作者であったからよけいに始末が悪いのかもしれない。いったいどれだけ作品を出版したのだろうか。 カルマン・レヴィー出版社が1902年に出したアレクサンドル・デュマ作品総カタログによる作品分類は以下の如くであった。1)歴史小説および歴史研究128作品218冊。2)個人伝41作品、64冊。3)回想録、閑談9作品、11冊。4)少年少女物語5作品、6冊。5)旅行記18作品、35冊。6)戯曲66作品25冊。以上合計271作品、359冊(若干数の作品は重複の可能性がある)。シャルル・グリネルの『アレクサンドル・デュマとその作品』ではカルマン・レヴィー版全集で298作品142巻という数字を出している。Webサイトで検索すると688作品がリストされていて、270作品とか289作品とかをはるかに超えた多作家であることは間違いがない。ジャンルも小説、伝記、回想録、おとぎ話、旅行記そして戯曲と多彩である。 ≪Elle me resistait, je l’ai assassinee!....≫ 「俺を拒んだ、だから殺したのだ!」 有名なこの幕切れの台詞と共に、愛人アデルを殺した暗い目付きの主人公アントニーは、1831年以後しばらくの間フランスの若い世代を席巻した。1831年5月3日ポルト・サン・マルタン座で初演された『アントニー』は、当時の上演事情から見ると異例としか言いようのないほどの連続上演記録を作った。「このドラマはパリで連続131回上演された。内訳はポルト・サン・マルタン座で100回、オデオン座で30回、イタリアン座で1回である。そればかりか、またフランス中で巡回公演され、その年1831年は非難ごうごうであったが、1833年から1837年までは大成功を収めた。 今日のわれわれから見るといささか大時代なこの姦通劇が、どのように着想され、どうしてこのような熱狂的な反響をもたらしたのであろうか。
  • 上代漢詩文と中國文學
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『懐風藻』、『三教指歸』、勅撰三集に関する論考を収録。浅学の出典論を軸とする比較文学的考察に加え、修辞技巧、作品構造の分析を通して上代知識人の営為に迫る。
  • 台湾における道教儀礼の研究
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    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 道教とは何か。現代の儀礼をとおして探究する。仏教・儒教および民間信仰が並立するなか、民衆の宗教的欲求に柔軟に対応してきた道教。道教を道教たらしめている特質、核心的要素とは何なのか。現地調査で得た道教儀礼の実例を、豊富な写真とともに検証する。
  • 陶淵明像の生成 どのように伝記は作られたか
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    1巻1,870円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 俗世を超越した高潔な生き方で敬愛された詩人の謎に包まれた人生を史実を追いながら、明らかにする。
  • 唐詩の光彩
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    1巻2,136円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 唐代は詩の黄金時代であり、中でも盛唐の詩壇は豪華を極めている。唐代の代表的詩人である王維、李白、杜甫、白楽天の生涯をたどり、その作品を解説。中国文学を愛する人に。84年刊「唐代文学の研究」の改題。
  • 論語 新装版
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    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人類の古典、東洋のバイブル、論語。原文、読み方、通釈、語釈・語法、参考と、論語の世界がわかりやすく、本書によって開かれる。必読本!
  • 唐代散文選
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 唐代の代表的散文及びその周辺の文学作品を精選、採録した。李華二編、元結二編、柳宗元七編、韓愈六編、総計12名、26編より成る。本文にはすべて返り点を施し、最小限の注を示した。特に敦煌文書より採録した「張議潮変文」は西域文学の学習上、重要。
  • 唐代詩選
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    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 唐約三百年間こそは詩の極盛の時代であり、その最も華麗を極めたのが、李白・杜甫・王維・白居易といった詩人たちである。本書では、彼等他、唐代を代表する59名の代表作(絶句、律詩、古詩)292首を収録。各々最小限の注を施した。「詩のきまり」他、作者小伝等を付載。
  • 史記・十八史略演習
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    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 史記より「四面楚歌」他九篇(参考三篇)、十八史略より「臥薪嘗胆」他七篇、資治通鑑より「蘇武徙北海上」、日本外史より「平氏滅亡」他六篇、計二十九篇を精選、採録し、本文全てに返り点を施した。各篇冒頭には、懇切丁寧な解説を配し、中国史書入門の縁とした。
  • シルクロードの光彩 西域踏査40年・悠久の夢とロマンを馳せて
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人はどう生きるべきかを考えさせる、滋味あふれる天地、シルクロード。40年にわたる踏査の記録。
  • 中國古代文學發想論
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    1巻7,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今まであまり論じられなかった注目すべき発想論。中国古代学研究者必携の書。
  • 【英語版原文】赤毛のアン シリーズ6冊セット
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    1巻3,080円 (税込)
    グリーン・ゲイブルズに住むマシュー、マリラの老兄妹の下に、ちょっとした手違いにより、引き取られることになった孤児のアン・シャーリー。 明るく、おしゃべりで想像力の豊かな彼女に、2人は戸惑いつつも、次第に各々はお互いにかけがえのない存在になっていく。 周囲の人々も、アンが引き起こす事件の数々に巻き込まれながらも、彼女に魅了され、温かく見守る。そしてアンは、少女から女性へと徐々に成長していく……。 世界に愛されたアン・シャーリーの物語を英語原文のセットで堪能できる!
  • 若きドン・ジュアンの冒険
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    ロジェは、少年時代から色事に興味津々であった。彼はきれいな女中たちに目をつけると、有無をいわさず必要な相手を手に入れる。色事のためなら、どんなことでもやってのける彼は、彼の美しい姉とも、叔母とも、また妊娠中の女とも寝ることをいとわない。前衛詩人アポリネールが“一万一千本の鞭”に続いて、真の快楽と比類なき才能をこめて書きあげた、こよなき快楽指南書である。
  • ファーニィ・ヒル
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    若くしてトルコ、インドを放浪の果てに、ロンドンの陋巷に不遇の身をひそめていたクレランドは、志破れ、敗残の身を故国の秋風にさらした時、頑なな既成社会に余生を送ることを余儀なくされた。淪落の渕に沈む若い一女性・ファーニィの眼を通して当時の社会を凝視し、貴族紳商どもの悪徳を描破して、発禁で話題を呼んだ問題作。
  • 恋のかけひき
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    『悪徳の栄え』や『美徳の不幸』などによって、長篇作家サドの力量は、だれしも認めるところであるが、その才能は短篇小説にもおとろえることなく発揮された。本書は、愛する女と結婚するために、珍奇な方法を使って目的をとげる「恋のかけひき」、浮気男とその妻とのコミック「寝取られた男」など、当時の社会風俗を、鋭い風刺をまじえた軽妙洒脱な筆で描いた作品12篇を収録し、サドの広い文学的領域を感じさせ、その全貌を髣髴させる好短篇集である。
  • 地球からの手紙
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    “キリスト教と性”をテーマとした表題作は、「大天使」サタンに擬し、人間のもつ偽善性を赤裸々に描く。「アダムとイヴの日記」は、「創世記」にヒントをえてトウェインの女性観を披露した作品。「クリスチャン・サイエンス」は本邦初訳。

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  • ハックルベリィ・フィンの冒険
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    「トム・ソーヤーの冒険」の続編にあたる本書は、放浪を宿命づけられたハックを主人公に描いたもので、“南部人”としてのトウェインの顔が随所に現れた作品としても論争の的になっている。巻末に新たに発見された原稿を追補。

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  • 細菌ハックの冒険
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    生物実験で本当は鳥になるはずだったのに、コレラ菌になってしまった主人公は人間の体内に入る。そこには騒然とした細菌国家があった……。当時、世界的に注目を浴びていたダーウィンの『進化論』への痛烈な批判を込めて描く。 本邦初訳。

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  • ミシシッピの生活(上)
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    「ハックルベリィ・フィンの冒険」の素地となった作品。前半はマーク・トウェイン自身の4年間の水先案内人時代の生活を描き、後半は、21年ぶりに訪れたミシシッピ川やその流域の変貌を描く。当時の状況を知る優れた風土記でもある。

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  • まぬけのウィルソンとかの異形の双生児
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    「まぬけのウィルソン」は、指紋採集を趣味とする弁護士が、黒人と白人の取替え、そして殺人事件に至る悲喜劇を解決するミステリー作品の原点。「かの異形の双生児」は、奇形のイタリア貴族が米国で巻き起す南北戦争時代のコミカル劇。

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  • ミステリアス・ストレンジャー44号
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    時代は中世。舞台はオーストリアの古城。超能力を持つ正体不明のストレンジャー44号に「分身」と「本体」に分裂した人間像を与え、その自由奔放な行動を通じて、「無意識」という名の人間の深層心理を浮き彫りにした先駆的作品。

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  • ヨーロッパ放浪記(上)
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    “旅人”トウェインの長編紀行 “A Tramp Abroad” の本邦初訳。1878年、百余年前のドイツを行くトウェイン、ある時には勇者ビスマルクを論じ、ワグナーを語り、ターナーを描く。下巻はスイス、イタリアを旅し、ヨーロッパを語る。

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  • 地中海遊覧記(上)
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    トウェインを空前のベストセラー作家にしたアメリカの“お上りさん”の旅。豪華蒸気船に乗りジブラルタル海峡を渡り、フランス、イタリア、ギリシア、トルコ、パレスチナ、エジプト、スペインなど地中海沿岸を回遊した紀行文学の傑作。

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  • ファンタジーの七つの時代
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    著者ピーター・ミルワード氏は『ファンタジーの七つの時代』において、イギリス文学におけるファンタジーの伝統を、西洋の歴史をたどりながら探求しています。 本書は以下の各章で構成されています。 プロローグ ファンタジーという別世界 第一章 創造と壊滅のファンタジア 第二章 神話のふるさと 第三章 妖精物語のファンタジー 第四章 聖杯探求 第五章 ルネサンス・マジック 第六章 楽園喪失から新しきエルサレムへ 第七章 ナンセンスの世界 エピローグ 現実への回帰 『ロード・オブ・ザ・リング』や『ナルニア国物語』、『不思議の国のアリス』など、今日、映画化されて人気のある、有名なファンタジーの作品も登場します。こういったファンタジーが、イギリスという国で育まれた文化・宗教を背景にしていることについて、本書はわかりやすく解説しています。また、英文学研究者の方だけでなく、幅広い層の読者の方に親しんでいただけるよう、各章の人物・歴史的事項・作品に関する注が訳者によって付けられています。
  • 追憶の文化大革命 咸寧五七幹部学校の文化人 上巻
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    1~2巻396円 (税込)
    文化大革命(1966-1976)、若者が赤い旗を振り、毛主席語録を振り上げ歩く姿がイメージされるであろう。これが中国全土を席捲した。官僚も、文化人も、資本主義の道を歩む反動として打倒された。彼らも革命のために生き続けるという信念があった。李城外は文革終息後の文化人たちの「追憶」を記述した。同じ境遇にあった複数の文化人の思いが語られている。文革の実態をより客観的に知ることができる。事件当事者たちの生の体験は、事件を共有させ、せめて同じ過ちを繰り返すまいとする人々の誠意と哀切が込められている。すべての事件が風化するという社会事象の中で、私たちに時代を生きるとはどういうものであるかを示唆している。 上巻に登場する人物: 謝冰心(作家)/臧克家(詩人)/張光年(中国作家協会副主席)/周巍峙(文化部部長代理)/韋君宜(作家)/薛徳震・楊瑾(夫婦出版家)/牛漢(詩人、『新文学史料』誌主編)/陳羽綸(『英語世界』誌主編)/許磊然(女性翻訳家)/楊静遠(女性翻訳家)/侯愷(もと栄宝斎総経理)/丁寧(女性作家)/張兆和(沈従文夫人)/李小為(李季夫人)/胡海珠(侯金鏡夫人)/陳今(王子野夫人)/趙友蘭(曹辛之夫人)/司徒新蕾(司徒慧敏の娘)/楊絳(翻訳家)/杜惠(郭小川夫人)
  • アンクル・トムのキャビン(上)
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    1~2巻880円 (税込)
    トムはケンタキーの温厚な農場主に雇われていた忠実な黒人奴隷だったが、事業に失敗した主人によって、小間使いイライザの息子ハリーとともに奴隷商人に売り渡される。トムの苦難はここから始まる。トムは ニュー・オーリアンズの富豪セント・クレアの一人娘エヴァが河に落ちたのを救った縁で、同家に買い取られる。だが、比較的落ち着いた暮らしも、エヴァの死、つづく主人の急死によって一転する。トムは飲んだくれで残忍なミシシッピの農場主 レグリーに買い取られていく。その果てに待っていたものは……19世紀アメリカが生んだ代表的な社会小説であり、黒人奴隷のさまざまな姿を鮮烈に描いた秀作として呼び声たかい長編小説。

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  • みずうみ/三色すみれ
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    シュトルムの異なる側面を代表する中編3つを収める。「みずうみ」は老人が青春時代を回想する形式のうちに、予期せぬ人と結婚した若き日の愛人に湖のほとりで再会する哀愁をこめた物語。「三色すみれ」は継母とままこの心の葛藤から明るい和解へいたる道を描く人間味あふれる物語。「アンゲーリカ」は時代と社会の大きな波のまにまにただよわされる人間の運命を描く、フランス心理小説的な佳品。

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  • ねじの回転
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    邪悪な男女の亡霊が、うぶな子どもたちを悪へと誘う。それを救おうと孤独な闘いをつづける女家庭教師。虚構と現実が渾然ととけあい、緊迫感あふれるシーンがつぎつぎと展開して、物語は一気に破局へ。心の奥にひそむ悪をテーマにした「亡霊物語」の傑作。

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  • フランダースの犬
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    みなし子となったネッロ少年には、忠実な老犬パトラッシェと一緒に、アントワープの町の人たちに牛乳を届けに行くのが残された唯一の暮らしの道だった。絵を描くことが好きだったネッロの夢は、町の教会堂にあるルーベンスの絵を見ることだった。ある日、放火の疑いを受け村を追われたネッロは凍てつくクリスマスの朝、教会堂までたどり着く。ルーベンスの絵は目の前にあった。だが……

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  • アンの村の人々
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    アンが少女時代をすごしたプリンス・エドワード島アヴォンリーに住んでいた身近な人たち。風変わりな暮らしをおくる人、ものめずらしい事件、痛快な事件、哀れっぽい事件…アンの忘れがたい心のふるさとの出来事を、作者持ち前の鋭い観察力と人間愛で浮き彫りにする短編12編。

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  • アンの婚約
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    年来の希望がかない、レドモンド大学で学ぶことになったアンは、彼女に恋心をいだくギルバートとともに、新しい学生生活に入っていく。アンはすばらしい「パティの家」に、仲良しの3人とともに住む。新しい環境、新しい友人のなかで、さまざまな経験を積み重ねながら、アンはようやく真実の愛に目覚めていく。シリーズ第3作!

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  • アンの愛の手紙
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    アン・シャーリーは大学を卒業すると、サマサイド中学校長として赴任し、『風にそよぐ柳(ウィンディ・ウィローズ)』に下宿する。よそ者にたいして敵意をもやす町の有力者プリングル一族、非協力的な副校長キャザリンやいたずらな生徒たちに手こずりながらも、アンは、持ちまえのユーモアとまごころで地域にとけこんでいく。その三年間の出来事を、レドモンド大学医学部の婚約者ギルバートにあてたアンの愛の手紙形式でつづる。

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  • 十八史略 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
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    中国の太古から南宋末までを簡潔に記した歴史書から、注目の人間ドラマをピックアップ。伝説あり、暴君あり、国を揺るがす美女の登場あり。日本人が好んで読んできた中国史の大筋が、わかった気になる入門書!
  • 陶淵明と白楽天 生きる喜びをうたい続けた詩人
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    1巻1,584円 (税込)
    自分が快適だと思う生き方を選び、田園生活の充実と生きる喜びを追求することで死への恐怖を克服した陶淵明。後世、最も影響を受けた白楽天との対比により、ふたりの詩人がうたいつづけた喜びの意味を読み解く。
  • 若草物語
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    貧しいながらも慎ましく生きていく家族のお話。四人の姉妹たちが時にはケンカをしながらもお互いに思いやり合い助け合いながら生きていく美しい家族の物語。1868年にアメリカで書かれ、未だに読み継がれる不朽の名作。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • マルセル・プルーストのオランダへの旅
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『失われた時を求めて』の未発表草稿では女主人公の役を演じていたオランダ人マリアと、重要な位置を占めていたオランダは、決定稿ではなぜ忽然と消え去らなければならなかったのか?作品誕生の構造的な背景を解明する新鋭の書き下し600枚。

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  • 悪霊(上)
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    巻頭に、悪霊にとりつかれた豚の群れが湖に飛びこんで次々におぼれ死んだという聖書の引用を置いた本書は、無神論的革命思想を中心に、さまざまな「悪霊」が破滅へと沈んでいくさまを壮大な構想で書き上げた作品。作者はこの作品について、「主人公は一生のあいだに無神論者、信者、狂信家、または異端者に、そしてまた無神論者になっている」と述べたが、知力・体力ともに傑出した悪魔的な超人スタヴローギンは、次々と友人を巻き込みながら「破滅への道」をひた走る。「悪霊」は欧米版では「憑かれた人々」というタイトルになっている。

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  • 舞姫タイス
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    紀元四世紀ごろ、エジプトの砂漠で禁欲と瞑想の生活をおくるパフニュスは聖者として評判が高かったが、かつて淫靡な都市アレクサンドリアで知りあったことのある舞姫タイスを思い出し、出向いて淫蕩の暮らしから足をあらわせようと決意する。饗宴の一夜ののち、タイスは改宗して修道院にはいり、パフニュスは砂漠にもどる。だが、彼はタイスをあきらめることはできなかった…

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  • 転身物語(上)
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    ギリシア・ローマ神話について少しでも詳しく、面白く書かれた物語を求めるとすれば、この「転身物語」以上の作品はない。作品のテーマは「不思議な転身を物語る」ということになっている。しかし、そうした物語は一部にすぎず、全体はギリシア・ローマの神話・伝説の一大収集であり、宝庫であって、まさにその百科全書。この作品ほど後世に多く読まれ、数多く翻訳されたラテン文学作品はなく、ヨーロッパ人の神話的教養のほとんどは、この作品(ないしこれを再話した作品)に負っている。この改訂版では、さまざまな時代のエッチング、リトグラフ、絵画の名作40点以上を解説つきで収録した。

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  • アエネイス
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    古代ローマの建国神話叙事詩。「アエネイス」は「アエネアスの歌」の意で、ラテン文学の最高傑作。トロイアの王子で女神ウェヌスの息子であるアエネアスは、トロイア陥落後、海上へと逃れカルタゴに着く。アエネアスは女王ディドに歓迎され、二人は相愛の仲となるが、天命には逆らえず、アエネアスはイタリアめざして出発する。ディドは別離に耐え切れず火炎に身を投じて自死する。ラティウムに上陸したアエネアスは、現地の王とルトゥリ族長トゥルヌスとの連合軍による執拗な抵抗に直面するが、長い戦いののち、ついにトゥルヌスを倒してローマの礎を築く。この作品の執筆に作者は11年を費やしたが、未完に終わった。彼は死の前に草稿の焼却を望んだが、アウグストゥスが刊行を命じたため世に出ることになった。この作品は単に神話的英雄を謳うにとどまらず、当時内乱を終結させたローマの実力者アウグストゥスの治世をアエネアスに仮託し、賛美する構造をもっている。原文は韻文であるが、この翻訳は親しみやすい散文訳である。

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  • 林檎の木・小春日和
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    銀婚式の日、妻と連れ立って車でムア(荒野)にむかったアシャーストは、見晴らしのよい丘の上で昼食をとろうとする。スケッチをやめてもどる妻を待つあいだ、アシャーストは、そこの景色に見覚えのあることに気づく。そして痛みのともなうある過去の出来事がよみがえる〔林檎の木〕。田舎の屋敷で孫と静かな暮らしを送る老ジョリオンのまえに、美しい女があらわれる。それは今はない恋人の思い出を求めてやってきたアイリーンだった。ジョリオンは彼女にあうことに唯一の慰安と幸福を感じるようになる〔小春日和〕…イギリス的な田園詩二編。

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  • クォ・ウァーディス(上)
    -
    ローマ帝国のネロ帝時代、小アジア遠征からローマに帰還した若い武人ウィニキウスは、ある将軍の家で見かけたリギアという娘にひとめ惚れする。リギアはローマに征服されたリギイ族の族長の娘で、じつはキリスト教徒だった。ウィニキウスは叔父ペトロニウスの助力でリギアに近づく機会をえる…だが、リギアは好意をいだきつつも姿をくらます。ポーランドの国民的作家の代表作。

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  • 緑の館
    -
    自国の政争に巻き込まれ、逃亡することを余儀なくされた青年アベルは、人跡まれな南米ギアナの森の中で、神秘的な少女リマを見いだす。二人は、たがいにひきあうものを感じ、近づいては遠のき、はなれてはまた近づく。しかし、とうとう二つの心の溶けあう日が訪れる。だが、少女は青年のとめるのもきかず、楽しい希望に胸ときめかせながら、一人さきに、自分の森に戻り、惨劇に……南米ギアナの密林に咲いた美しいロマン。

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  • しいたげられた人々
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    若い公爵アリョーシャと清純な処女ナターシャの悲劇的な恋をめぐって、暗い都会ペテルブルグにうごめく新進作家、冷酷な老公爵、運命に呪われた少女などを描く。多分にメロドラマ的要素の濃い作品で、そのドラマティックな構成は読者を最後まで捕らえて放さない。しいたげられた人々への一貫した作者の温かい愛情を示す作品である。
  • 改訳 父と子
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    1840年代の無用人は70年代のニヒリストに脱皮した。伝統を否定し進歩も否定し、あらゆる権威を徹底的に否定し去るバザーロフは死に臨み神をも否定する。新旧両陣営の騒然たる非難の嵐の中からゆらめき出たロシア・インテリゲンチャの巨大な映像は、歴史の遠心力を排して、新しい典型に化した。
  • 【英語版原文】赤毛のアン6 炉辺荘のアン/Anne of Ingleside
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    思い出がたくさん詰まった「夢の家」を出て、アンはすみれが咲く誇る「炉辺荘(イングルサイド)」へと引っ越してきた。 6人の子供たちを抱え働き盛りの主婦となったアンは、仕事で忙しい夫ギルバート医師を支え、アンのもとへ訪れる懐かしい友人たちを歓迎し、子供たちとお手伝いのスーザンが起こす数々のエピソードに息つく暇もない毎日を過ごしていた。
  • 変身 判決
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    ある朝目覚めると巨大な虫に変身していた男と、その家族を描くフランツ・カフカの代表作。もし自分がある日起きたら、虫になっていたらと思うとぞっとする。いろいろな示唆に富んでいる不条理な作品。他に「判決」を収録。
  • アンデルセン童話集
    -
    1巻110円 (税込)
    チューリップから生まれたおやゆび姫。いろんな冒険をして花の国の王子様と結婚して幸せになるまでを描く。アンデルセン童話のうち「赤いくつ」「おやゆび姫」「マッチ売りの少女」の三話を収録。
  • 【英語版原文】アンの幸福/Anne of Windy Poplars
    -
    サマーサイド中学校の校長となったアン。 だが学校を支配するプリングル一族から「校長の座を奪った」と逆恨みされてしまい、学校の内外で嫌がらせを受けることに。 そんなある日、訪れた生徒の家で古い日記を貰うこととなったが、それはプリングル一族のミス・セイラにとって自慢の父であるエイブラハム船長と共に航海に出た船乗りの手記であったため、アンはその日記をミス・セイラへと送ることを決めたのだった。 ミス・セイラが日記を読んでいると、そこにはプリングル一族が絶対に口外したくない内容が記されており、ミス・セイラはアンはこのことを知っていて敢えて自分に日記を送った、と思うのだが……。
  • 吸血鬼ドラキュラ
    -
    ヨーロッパの辺境、荒れ果てた城に住むドラキュラ伯爵。彼は昼に眠り、夜は目覚める吸血鬼であった――。人の生き血を求め闇を徘徊するドラキュラ伯爵。不死者と人間の闘いが、いま始まろうとしている……。
  • リア王
    -
    純真な末娘より、甘言を信じ、長女と次女に国を譲ったリア王は、忘恩の娘達に追い出され、発狂し嵐の荒野をさ迷う。急を聞き、父を援けに出た末娘は、不運にも捕えられ殺される。理性をとり戻した王は、真実の愛情と虚偽を見分け出来なかった愚をくやみつつ息を引きとった。シェイクスピア全劇作品中、最高作と評価される一作。
  • トロイラスとクレシダ
    -
    トロイ戦争とその戦争の中に咲いた悲しい恋の物語。西欧の文学に歌いつがれたこの「恋愛と名誉」の伝統的な主題をシェイクスピアはこの戯曲の中でまったく非情の眼で直視する。トロイやギリシアの華やかな英雄たちはその栄光の座から引きずり降ろされ、純情なトロイラスは、女性を理想化したため深い幻滅を味わされる。最も古典的な物語がシェイクスピアの手によって一変する。
  • じゃじゃ馬ならし
    -
    所はイタリアのパデュア。その町にかくれもないじゃじゃ馬娘キャタリーナは家中の悩みの種。そこへあらわれたのは彼女を上廻るような癇癪持ちのヴェローナの紳士ペトルーチオ。彼との否を言わせぬ結婚にキャタリーナは息も絶え絶えな目にあう。結局、荒馬は調教され、めでたく里帰りには貞淑,従順な婦人に生まれ変わるという喜劇。
  • ウィンザーの陽気な女房たち
    -
    大酒呑みでほら吹きで臆病で女にだらしなく汚職も平気でやってのけ、臆面もない世俗的欲望の追求者フォルスタフ。『ヘンリー四世』で活躍するフォルスタフを気に入ったエリザベス女王が、今度は恋するフォルスタフを観たいと所望したために仕上げられた喜劇、という伝説がある。当時のロンドン近郊を舞台にした現代写実劇に近い市民劇。
  • 雪の女王
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    1巻110円 (税込)
    貧しい女の子ゲルダは雪の女王にさらわれたカイを取り戻すために旅にでます。たくさんの試練を乗り越え、雪の女王のお城にたどり着きますが、カイは……。はたして雪の女王の魔法はとけるのでしょうか。アンデルセン童話。読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • 過去ある女 プレイバック
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    まるで第一級の長篇小説のように面白い。 「生きていかなきゃならない夜がまだいっぱいありすぎる」――アメリカを逃れてカナダの港町ヴァンクーヴァーにやってきた謎に包まれた若い美女。彼女につきまとうジゴロ、ホテルのペントハウスに住む独身紳士、そして殺人課警視。彼女の部屋のバルコニーで発見された男の射殺体。悲劇的な女が投げこまれた花やかな、そして卑しい世界を、見事な台詞と小気味のいい展開で描いたフィルム・ノワールの逸品。  ユニバーサル社の資料室から発掘されたこの最終稿は、チャンドラー自らが「私が書いた映画脚本の中でも最高のひとつ」と自讃する。知られざる傑作を名訳で再刊したものを電子書籍化した。  丸谷才一はこの作品の初刊刊行時、〈これが文学でなくて何が文学か〉と題して、こう絶讃した(抜粋)。「いろいろな意味でおもしろい本だ。チャンドラー伝の一資料。彼の小説作法を映画性の側から考へるための重要な手がかり。フィリップ・マーロウのゐない物語をチャンドラーはどういふふうに作るか。しかし肝要なのは、このシナリオがまるで第一級の長篇小説のやうに楽しめるといふことだらう。……かういふ形でチャンドラーの作品をもう一つ読むことができるのは、幸せな話だつた」
  • 墓に唾をかけろ
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    白人どもを殺せ! おれの黒い血が騒ぐ――パーティーで出会った金持ち美人姉妹を獲物に狂気の行動に走る白い肌の黒人青年リー。真夏に爆発する若者たちの暴力とセックスを描く衝撃の発禁小説!
  • 名誉領事
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    南米共産ゲリラによる誘拐事件を素材に描く、米大使と誤認されゲリラに拉致された英名誉領事、ゲリラに共感を示す若い医師、教会を捨てた元司祭のゲリラらが織りなす愛と欲望、信仰と罪の物語!
  • 【日本語訳/英語原文 同時掲載】雪の女王/THE SNOW QUEEN ~七つのお話でできているおとぎ物語~
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    アンデルセン童話『雪の女王』を英語原文と日本語で楽しもう! ある所にカイという少年とゲルダという少女がいました。二人はとても仲良しでした。しかし、悪魔の作った鏡の欠片がカイに刺さり、彼の性格は一変してしまいます。 ある雪の日、どこからか雪の女王が現れて、彼をその場から連れ去ってしまってしまいます。 ゲルタは、春になるとカイを探しに出かけるのです――。 世代を超えて長く愛されるアンデルセン童話の1つ『雪の女王』。 本書では、英語原文と日本語訳を同時に掲載しています。 作品を楽しみながら英語の学習にも役立ちます。 【目次】 1.【日本語訳】第一のお話 鏡とそのかけらのこと 2.【英語原文】FIRST STORY. Which Treats of a Mirror and of the Splinters 3.【日本語訳】第二のお話 男の子と女の子 4.【英語原文】SECOND STORY. A Little Boy and a Little Girl 5.【日本語訳】第三のお話 魔法の使える女の花ぞの 6.【英語原文】THIRD STORY. Of the Flower-Garden At the Old Woman's Who Understood Witchcraft 7.【日本語訳】第四のお話 王子と王女 8.【英語原文】FOURTH STORY. The Prince and Princess 9.【日本語訳】第五のお話 おいはぎのこむすめ 10.【英語原文】FIFTH STORY. The Little Robber Maiden 11.【日本語訳】第六のお話 ラップランドの女とフィンランドの女 12.【英語原文】SIXTH STORY. The Lapland Woman and the Finland Woman 13.【日本語訳】第七のお話  14.【英語原文】SEVENTH STORY. What Took Place in the Palace of the Snow Queen, and what Happened Afterward.
  • フランダースの犬
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    ネロとパトラッシュの愛と感動のお話。ベルギーのフランダースという片田舎。画家のルーベンスに憧れるネロ。しかし貧しいネロはお金を払って絵を観ることができません。唯一の希望はクリスマスに自分の絵が選ばれること。しかし……涙とともに、心が洗われるような美しいお話。
  • ファーニィ・ヒルの娘
    -
    女主人公ネリイは、かの有名な娼婦ファーニィ・ヒルの娘である。母と同じ道を辿るべく娼家へ預けられ、未知の国フランスへ渡り、イタリアへと旅をする。その間、数多くの男性遍歴と冒険を重ねながら、みごとな娼婦にと成長する。本書は「ファーニィ・ヒル」の裁判によって生涯好色小説の執筆を禁じられたクレランドの遺稿であり、アメリカの好事家の手で出版されるや一大センセーションを巻き起こしたエロティックロマンの傑作。
  • フォーチュン氏の楽園 20世紀イギリス小説個性派セレクション2
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    初老のフォーチュン氏は宣教師として南の島に行くが布教はままならず、美少年ルエリだけが改宗者となった。二人は幸福な日々を過ごすが……。20世紀イギリス小説個性派セレクションシリーズの第2弾。
  • 孤独の部屋 20世紀イギリス小説個性派セレクション4
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    20世紀イギリス小説個性派セレクション第4巻。第二次世界大戦最中のロンドン郊外の小さな町で、退屈な疎開生活を送っていたミス・ミーチの前に現れたのは……。思うに任せぬ孤独の表出が憎悪や愚かさのドラマを生み出す様を乾いた筆致で描く。
  • ヴィクトリア朝の寝椅子 20世紀イギリス小説個性派セレクション1
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    幸せな生活に満足していたメラニー。ある日、骨董屋で買ったヴィクトリア時代の寝椅子でうたた寝し目覚めると、1800年代にタイムスリップし寝椅子の元の持ち主であるミリーという女性になってしまっていた……。
  • 詩伝 陶淵明 オンデマンド版
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「帰去来の辞」で著名な陶淵明。官を去り隠士となった田園詩人のイメージが強いが、その詩文からは暖かい人間味にあふれた人物であることがわかる。彼の類い稀な詩文は、現代の我々の心を捉え、今なお新鮮である。従来の一面的な陶淵明像に再検討を加え、現代にも通じる求道詩人としての淵明を捉えた好著。学生時代に陶淵明に出会い、爾来30年余、高度経済成長を支えるサラリーマン生活の傍ら研究を続けた著者の、還暦の果実。
  • ピーターラビットシリーズ1 THE TALE OF PETER RABBIT
    -
    1~9巻880円 (税込)
    日本一有名なうさぎの物語。いたずらっ子のピーターラビットとその仲間たちのお話。
  • 贋作ドン・キホーテ(上)
    -
    1~2巻1,045~1,100円 (税込)
    遍歴の騎士が風車を怪物と見誤り、従士サンチョ・パンサが必死にとめるのもきかず、槍をかまえて突進していく――不滅の名作『ドン・キホーテ』は発表当初から大評判となり、気をよくしたセルバンテスは後篇を出版すべく執筆に励んでいた。ところがそこに、非常に手の込んだつくりの贋作が現れた!
  • ドン・キホーテ 前篇(1)
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    スペインの片田舎の紳士が、騎士道小説の読みすぎで妄想に取り憑かれ、「世の不正を正すため」従士サンチョ・パンサと愛馬ロシナンテを引きつれ、遍歴の騎士となって旅に出る。狂気と正気の衝突、夢想へ向かっての猪突猛進、溌剌とした純愛。魅力的な登場人物とユーモアに溢れた世界文学史上に永遠の命をもつ人生探求の長篇。
  • 若きヴェルテルの悩み
    -
    「彼女はぼくにとって神聖だ。すべての欲望が彼女の前にあっては口をつぐむ。」至福の日々をもたらした恋は、やがてヴェルテルに苦悩を、悲劇の最期を運命づける。激しい感情のうねり。旧社会への反発。ゲーテ自身の絶望的な恋愛体験を題材にしたこの作品は、それまでの小説の常識を覆し、激動期にあった当時の社会に大きな衝撃を与えた。時代と国をこえ、永遠に読みつがれる青春小説の古典。
  • 不平の中国文学史
    -
    1巻2,750円 (税込)
    日本の公務員試験もルーツは中国の科挙。20世紀初頭に廃止されるまで実に1400年間、王朝を支える高級官僚を選抜してきた。中国全土からの受験者はなんと300万人。何段階もの関門を勝ち抜いて選ばれるのは300人。1万分の1! 異常なまでに激しい戦いに敗れた連中は一生落伍者として生きねばならなかったのか? 彼らの不平不満が社会的混乱の原因とならなかったのはなぜか? 不合格とはいえ、そうそうたる知識人が敗北を受け入れた秘密を切り口に語る異色の文学史。
  • アメリカン・ヒーロー伝説
    -
    犯罪実話、ウェスタン、心正しい少年の成功物語、そしてミステリー……。ダイムやパルプという言葉に代表される粗悪な紙に印刷されたさまざまなヒーローたちがアメリカ中を熱狂させ、やがて忘れ去られた。彼らの系譜をたどれば、「アメリカはなぜ今のアメリカになったのか」が浮かび上がってくる。ポーが第一作を発表する直前の1840年からハードボイルド小説誕生前夜の1920年までを、低い位置に据えた視点から眺め、消費されるためだけに作られた物語を通して、背景となった社会と大衆を描く一級のアメリカ精神史。
  • ペルシーレス(上)
    -
    蛮族、海賊、魔女たちが跳梁跋扈する極北の氷海から聖地ローマへ、いくつもの謎を秘めた世にも美しい兄妹の大巡礼の旅が始まる……。そのあまりの幻想性、奇想性のゆえに、世界の文学史の狭間に置きざりにされてきた、セルバンテス絶筆の大著の完訳。
  • 審判
    -
    ある朝突然、平凡な若い銀行員ヨーゼフ・Kは理由もなく逮捕される。告発の理由をつきとめようと懸命に努力するが、予審判事の前に出ても、弁護士と面談しても、教誨師と問答を交わしても誰一人、真相に触れようともしない。正体不明の貧民窟にある法廷へと不規則に呼び出される奇妙な日常、いつ終わるとも知れぬ不安な日々。結局、確かなことは何一つわからないまま……。二十世紀を突き抜け、今もなお世界の思想や文学に大きな衝撃を与えて止まない第一級の名著。
  • 宝島・ジーキル博士とハイド氏
    -
    巨万の財宝が眠る伝説の宝島探検に向かう一行の行く手には恐ろしい海賊の陰謀が待ち受けていた。甲板を歩く船長の義足のコツコツという音、鉄の爪をつけた義手の隊長。樽の中でその陰謀を聞いた勇敢な少年ジムの活躍が始まる! 巨匠スティブンスンが毎夜こどもに読んで聞かせた後に刊行して評判になり、作家の名前を不朽のものにした冒険ロマン「宝島」と、身の毛もよだつ二重人格、分身の恐怖を描く「ジーキル博士とハイド氏」の二大傑作。翻訳は星の文人として著名な野尻抱影。
  • ロミオとジュリエット
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    誰もが知っている不朽の恋愛物語。地域を巻き込んでの家同士の対立にも挫けることなく、純愛を貫こうとするふたりのまっすぐな行動はいつ読んでも爽やかな感動を呼び起こします。シェークスピアの代表作を原文、解説、原文に出てくるポイントとなる英単語の訳とともに掲載。原文ならではの奥行きのある表現を思う存分楽しめます。 目次 あらすじ 1 ロミオとジュリエット原文 2 本文に出てきた単語集
  • 不思議の国のアリス Alice’s Adventures in Wonderland
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    「聖書」、「マザーグース」、「シェイクスピア」と並んで、イギリスで最も多く読まれている作品の1つである「不思議の国のアリス」。 140もの言語に翻訳され、現在も世界的人気を誇る。 児童文学の伝統を打ち壊した珠玉の作品を原文完全収録! しゃべる白ウサギを追いかけたアリスが不思議な国に迷い込んでゆく……。 目次 1.作者について 2.代表作 3.時代背景 4.『不思議の国のアリス』について 5.あらすじ ALICE'S ADVENTURES IN WONDERLAND CHAPTER I. Down the Rabbit-Hole CHAPTER II. The Pool of Tears CHAPTER III. A Caucus-Race and a Long Tale CHAPTER IV. The Rabbit Sends in a Little Bill CHAPTER V. Advice from a Caterpillar CHAPTER VI. Pig and Pepper CHAPTER VII. A Mad Tea-Party CHAPTER VIII. The Queen's Croquet-Ground CHAPTER IX. The Mock Turtle's Story CHAPTER X. The Lobster Quadrille CHAPTER XI. Who Stole the Tarts? CHAPTER XII. Alice's Evidence
  • シェークスピア 恋愛傑作選
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    誰もが一度は聞いたことがあるシェークスピア。 英文学史上、最も影響力のある作家の1人である。 人並外れた人間観察眼が可能にする鋭い心理描写は恋愛作品でいかんなく発揮されている。 その中でも人気上位4作品を一冊に収録! 『ロミオとジュリエット』、『夏の夜の夢』、『お気に召すまま』、『から騒ぎ』……。 数々の見逃せない作品をこの一冊で一気に読破!!
  • 原文で読む シェークスピア 四大悲劇全集
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    誰もが一度は聞いたことがあるシェイクスピア。『ハムレット』『リア王』など、シェイクスピアの世界を堪能できる四大悲劇を完全原文収録。 <目 次> 1. 作者について 2. 代表作 3. 時代背景 4.『ハムレット(Hamlet)』 5.『オセロ(Othello)』 6.『リア王(King Lear)』 7.『マクベス(Macbeth)』
  • ヘイムスクリングラ ―北欧王朝史―(一)
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    北欧神話の主神オーディンは神ではなく、アジアにあるアーサヘイムの首都アースガルの支配者で、東方から北進して北欧に至り、スウェーデンで病死する―ユングリンガサガ―に続いて、ハルヴダン黒髪王のサガ、ハラルド美髪王のサガ、ハーコン善王のサガなど。原典古典アイスランド語。
  • カラマゾフの兄弟 完全版
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    ロシアの文豪ドストエフスキーの放つミステリー問題作! 世界的問題作! 超心理ミステリー!! テレビで話題沸騰中!! 父親殺しの嫌疑をかけられた三兄弟の長男、ドミトリイは自らの潔白を強く訴え続ける。 三兄弟と、三兄弟に関わる人間たちには様々な思惑が見え隠れし……!?
  • レ・ミゼラブル【完全版】
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    <内容紹介> ◇◆◇アカデミー賞3冠達成! 映画『レ・ミゼラブル』◇◆◇ ◇『助演女優賞』アン・ハサウェイ ◇『録音賞』 ◇『メイクアップ&ヘアスタイリング賞』 『作品賞』『主演男優賞』『助演女優賞』『歌曲賞』『衣装デザイン賞』『メイクアップ&ヘアスタイリング賞』『美術賞』『録音賞』の8部門ノミネート!! フランスの激動期を背景とした、ジャン・ヴァルジャンの波乱の生涯。 たった1本のパンを盗んだがために19年もの間、監獄生活を送り、出獄した彼はエミリエル司教の館から銀の食器を盗み出す。 しかし慈悲深い司教の温情に触れ、人間不信に陥っていたジャン・ヴァルジャンは徐々に生まれ変わっていく。 そして善良な市民として事業の成功を収め、市長になった彼は、以前、あるいざこざから救った娼婦ファンティーヌの窮状を知り、彼女の娘コゼットを預け先の悪辣なテナルディエ夫婦のもとから救い出すことを約束する。 映画で大人気の「レ・ミゼラブル」。 映画では描かれきれなかった登場人物たちの心情や状況を鮮やかに描く、ヴィクトル・ユゴーの不朽の名作。 劇場へ足を運んだ方も、まだ見ていない方も楽しめる、必読の内容です! <目次> ◇序 ◇第一部 ファンティーヌ ●第一編 正しき人 ●第二編 墜落 ●第三編 一八一七年のこと ●第四編 委託は時に放棄となる ●第五編 下降 ●第六編 ジャヴェル ●第七編 シャンマティユー事件 ●第八編 反撃 ◇第二部 コゼット ●第一編 ワーテルロー ●第二編 軍艦オリオン ●第三編 死者への約束の履行 ●第四編 ゴルボー屋敷 ●第五編 暗がりの追跡に無言の一組 ●第六編 プティー・ピクプュス ●第七編 余談 ●第八編 墓地は与えらるるものを受納す ◇第三部 マリユス ●第一編 パリの微粒子の研究 ●第二編 大ブルジョワ ●第三編 お祖父さんと孫 ●第四編 「ABCの友」 ●第五編 不幸にあがる軍配 ●第六編 ふたつの星の会合 ●第七編 パトロン=ミネット ●第八編 心がけの悪い貧乏人 ◇第四部 プリュメ通りの牧歌とサン・ドゥニ通りの叙事詩 ●第一編 歴史の数ページ ●第二編 エポニーヌ ●第三編 プリュメ通りの家 ●第四編 低いところからの救いは高いところからの救いとなりうる ●第五編 その結末がはじまりとは似ても似つかぬこと ●第六編 プティ・ガヴローシュ ●第七編 隠語 ●第八編 歓喜と悲嘆 ●第九編 彼らはどこへ行く? ●第十編 一八三二年六月五日 ●第十一編 原子は大旋風に協力する ●第十二編 コラント ●第十三編 マリユス闇のなかへはいる ●第十四編 絶望のけだかさ ●第十五編 ロマルメ通り ◇第五部 ジャン・ヴァルジャン ●第一編 壁にかこまれたなかの戦争 ●第二編 巨獣のはらわた ●第三編 泥であるとともに魂 ●第四編 脱線したジャヴェール ●第五編 孫と祖父 ●第六編 眠られぬ夜 ●第七編 苦杯の最後の一口 ●第八編 たそがれの微光 ●第九編 最後の闇、最後のあけぼの
  • 現代アメリカ小説研究
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    1巻2,200円 (税込)
    現代アメリカ小説の中でも、特に実験的・脱中心的な傾向を持つホークス、ギャディス、リードなどポストモダン系の作家やディック、ル=グィン、ギブスンなどのSF作家による作品を取り上げ、それぞれの小説の魅力を多彩に論じる。

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  • フランシス・ジャム全詩集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 19世紀末、フランス、ピレネーの麓から“朝露にも似た澄んだ声”が響いてきた。美しい自然と、慎ましい生活と、少女たちを愛し、素朴な祈りのうたをささげ、永く人々の心を慰め楽しませる詩人の、本邦初個人完訳全詩集。

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  • 山羊座物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 森や動物を守る妖精パーンは湖の妖精で美しいシュリンクスと深い恋に落ちる。 愛と試練の物語。
  • 「ぼうぼうあたま」記念文集
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    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 原作者ハインリッヒ・ホフマン博士は1844年、3歳の息子へのクリスマスプレゼントとしてつくりました。素人のふしぎな絵ですが、その純粋な動機が商業主義的な路線を超越して、100年余、100数十か国語に訳されている、近代絵本のルーツと位置づけられるにいたりました。 昭和初期、渡航中のドイツから日本の息子たちに翻訳して贈った伊藤庸二氏により、日本で根づく本となりました。 その伊藤家ゆかりの五倫文庫とドイツ「アムマイン博物館」との姉妹提携10周年記念出版です。 ドイツ語と日本語が対照的に編集されて、関わってきたさまざまな『ぼうぼうあたま』の側面が記録されています。

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