『赤毛のアン』は小さい頃、日曜日の夜にやってたアニメで見たのよね~。
って言ったら年ばれちゃうけど、『フランダースの犬』とか『アルプスの少女ハイジ』とかも見て、いつも泣いてた。
アニメとしてしか知らなかったけど、実際に小説を読んだのはこれが始めて。
OLしてた頃、本屋さんで手に取ったことあるけど、あ
...続きを読むまりの字の細かさと多さに買うのやめたこともある。。。(苦笑)
で、何十年目にしてとうとう読みました。
すーーーーごい良かった。
なんかね、心と頭がリフレッシュできた。
こんなに字数が多いのに話に最初から入り込めて、毎日「アンの世界」に入り込むのが楽しかった。
Anneの空想好きで、ちょっとおっちょこちょいでいろいろ騒動を起こすけぢ、何事にもへこたれない一途な性格。読んでて、自分の小さいころに似てると思った。あんなに喋りはしなかったけどね~。
口下手で働き者のマシュー。でも、アンにはいつも優しい言葉をかけるのね。最後、マシューが死ぬ前日に、「わしの娘だ、わしの自慢の娘だからな」って言うとこ、も~~~涙なしには読めなかった。今でも思い出すと泣ける。
そして、マリラ。アンのことをすごい愛してるのに、人を愛することに慣れてなく、ついアンに冷たい口調になってしまうの。そうそう。アニメで見たときも、「こんな冷たい人とクラスなんてアンがかわいそう」と子供ごころに思ったな~。でもね、本を読んでみると、マリラ、そんなに冷たく思えなかったよ。マリラはマリラなりに精一杯の愛情表現をしてたと思う。
最後、アンが自分の進学の道を断念してマリラと生きていくことを選択したとき、初めてマリラが殻を破れた感じで、ほんとよかった。
実はこの本を読んでたとき、ちょっと落ち込んでたんだよね~。でも、今まで忘れてた何か、落としていった何かを取り戻したように元気になった。
ほんと心が浄化された一冊でした。