中村佐喜子のレビュー一覧

  • 赤毛のアン

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    50過ぎのオッサンが、いまさら「赤毛のアン」?!
    そうなのかもしれませんが。以前、茂木健一郎さんの講演会で、「赤毛のアン」と「三四郎」が生涯の愛読書とおっしゃっていたのを聞き、さっそく購入したものの、積読になっていたのです。
    素晴らしい、豊かで、のびやかで、純粋な世界ですね。政治や社会は変化しても、変わらない愛すべき物語がここにあります。人生の中で一度は読んで損のない作品だと思いました。

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    2020年12月06日
  • 赤毛のアン

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    老兄妹がじぶんたちのために孤児の男の子を引き取る手はずだったが、
    やってきた子は女の子。
    妹が「役に立たない」といやがるも、
    よくわからないながらもその女の子を気にいった兄のマシュウが
    「わしらがあの子の役に立つかもしれないよ」というところから始まっていく。

    アニメ化されていたり、
    名作として認識している作品ではありましたが、
    「子供向けにすぎるのではないか?」だとか、
    「昔の物語だし?」だとか、
    斜にかまえてなかなか読む機会がなかった本書。

    『花子とアン』の影響などはまったくないのですけれども、
    なんだか気が向いて、本屋さんで手に取っていたのでした。
    それで、読んでみたら、もうおもしろく

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    2017年09月16日
  • 赤毛のアン

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    ネタバレ

    大人になって初めて読んだが素晴らしかった。
    不遇な、まさにどん底生活からグリーンゲイブルズにやってきたアン。
    そんなアンを優しく温かく見守るマシュウ、厳しくも愛情深いマリラ、腹心の友ダイアナ。
    そんなエヴォンリーの住人たちが愛おしくて一気に読み終わった。
    アンが引き起こす騒動も楽しく、しかしそこに悪意は一切無く、彼女が健気に聡く立ち振る舞う様は文句の付けようがない。
    ギルバートとの確執からの和解も読んでいて(良い意味で)じれったくワクワクした。

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    2014年11月23日
  • 赤毛のアン

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    ネタバレ

    『赤毛のアン』は小さい頃、日曜日の夜にやってたアニメで見たのよね~。
    って言ったら年ばれちゃうけど、『フランダースの犬』とか『アルプスの少女ハイジ』とかも見て、いつも泣いてた。
    アニメとしてしか知らなかったけど、実際に小説を読んだのはこれが始めて。
    OLしてた頃、本屋さんで手に取ったことあるけど、あまりの字の細かさと多さに買うのやめたこともある。。。(苦笑)

    で、何十年目にしてとうとう読みました。

    すーーーーごい良かった。
    なんかね、心と頭がリフレッシュできた。
    こんなに字数が多いのに話に最初から入り込めて、毎日「アンの世界」に入り込むのが楽しかった。

    Anneの空想好きで、ちょっとおっ

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    2015年03月08日
  • 赤毛のアン

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    文章がとてもきれいで、一言一言大切に読みたくなります。プリンスエドワード島の素晴らしい景色が目の前に広がるようで、すっかり物語の世界に引き込まれました。心が、ほくほくあったかくなりました^^

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    2011年11月25日
  • 赤毛のアン

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    今読んでます♪

    氏名、場名がカタカナでちょっと難しいけど主人公アンの妄想や想像力に魅力を感じる。

    また、マッシューとマリラの性格や、アンに対する気持ちなどでとても気に入っています。

    続きが楽しみ★


    とても気に入ったので引き続き アンの青春 を読むつもりです♪

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    2011年09月04日
  • 赤毛のアン

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    新潮文庫版でシリーズ全10冊持っていますが、
    あずまきよひこさんの表紙にひかれて新たに購入。
    考えてみれば新潮文庫版を買い揃えたのは20年近く前・・・。

    何度も読んでいるのでお話はわかっていますが、
    何度読んでも面白い。
    美しい景色と、ユーモアに溢れた出来事。
    約100年前の生活を想像するのも楽しい。

    固有名詞の訳は新潮文庫版の方が慣れているし好きです。
    あと、ときどき不自然な日本語がでてくる
    (「楽しいでしたかね」「楽しいでしたわ」など)のが気になりました。
    訳されたのも50年以上前なので、
    その当時としては普通の言葉遣いだったのでしょうか・・・?

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    2011年08月02日
  • 赤毛のアン

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    タイトルを知っているけど、読んだことなかった本。

    なぜ、今まで読んでなかったのか、疑問に思うくらい
    読んでみて、よかったと思いました。

    小学生や中学生でも読める内容ですが、
    大人になってから読んでも、おもしろいです。
    (小・中学生の頃に読んでないので、比べようがありませんが・・・)

    何がおもしろいって、主人公の「アン」の天真爛漫なところ。
    そして、成長していく姿。周囲の人々との関わり合い。
    一番の見所は、「アン」の口達者なところ。
    テンポ良く、いろんなエピソードの話へ切り替わっていき、
    読んでいて楽しい、という表現がぴったりな本だと思います。

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    2011年04月11日
  • 赤毛のアン

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    とても有名な小説であるが、過去に読んだ記憶がない。
    アンはとても愛らしい少女で、本作は彼女が子供から少女になる姿を描いている。
    妄想ばかりしてロマンティックで、少し浮世離れしていたアンが、成長し少女になっていく姿は頼もしい。
    天真爛漫な性格に読んでいるこちらも楽しい気分になった。
    赤毛のアンの訳者と言えば村岡花子が有名である。
    そちらは読んでいないので比較のしようがないが、中村佐喜子バージョンの本作は翻訳もの特有のまどろこしさが無く、とても読みやすかった。

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    2020年01月22日
  • 赤毛のアン

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    しばらく小難しい本ばかりだったので久しぶりに楽しく読めた。世界名作劇場のアニメをみて以来かな。子供である時のらしさというのはアンの様に限度のない想像力の豊かさではないかと思えました。
    今では大人になったからか自分の生活にあまり想像力を働かす事がなくなったが、人間には想像力というのは優れた特性だと思うので再び取り戻そう。

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    2014年06月01日
  • 赤毛のアン

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    この作品は一言で言えば、元孤児のおてんば娘アンネとその家族や仲間達が織り成す、感動ストーリーである。

    カスバァト兄妹は自分達の営んでいる畑の働き手となる男の子を孤児院から引き取ることになっていた。しかしやって来たのは、本作の主人公であるアンネだったというところから物語は始まる。

    マシュウ・カスバァトはアンネを引き取ることに好意的だった。そこで否定的だったマリラ・カスバァトを有無を言わさぬ態度で説得し、アンネを育てることを決めた。そして次第にマリラも彼女の魅力に気づき、慈しむようになる。

    その他にも様々な個性的なキャラクター達が登場し、話を盛り上げていく。そのなかでも、アンネの「心友」(親

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    2014年04月10日
  • 赤毛のアン

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    どこか人を惹きつける魅力があるアンに私も惹きつけられ次々とページをめくりました。私にとってお気に入りの1冊です。その後のアンの話も読みたいけど角川文庫からはでていないんですね。残念です。

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    2012年08月31日
  • 赤毛のアン

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    初めてちゃんと読んだ気がする!
    アンがのべつまくなししゃべるので、読みながら息切れしそうでした。

    ギルバート、いいやつだ・・・。なんでそんなにやさしいのかしらと思う。ずっと無視され続けているのに。

    マシューの不器用なやさしさ、マリラの表面にはでない愛情。
    素敵でした。

    それにしても、アンには本当に嫌なやつというのが出てこない。
    続編は読まないほうがいいかもしれないな・・・。ここで終わるのがとても気持ちがいい気がする。

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    2012年08月03日
  • 赤毛のアン

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     子どもは、やがて大人になる。でも、その過程で何か大切なものを失ってしまう。もちろん、それを「成長」と呼ぶこともできるのだろうし、でもどこか残念な感は否めない。ただ一つ言えるのは、いずれにしてもその先に、きっと幸福は待っている。

     ちなみに、カバーイラストは『よつばと!』のあずまきよひこさん。


    【目次】
    赤毛のアン
    あとがき 中村佐喜子
    (カバーイラスト/あずまきよひこ)

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    2012年08月24日
  • 赤毛のアン

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    「あの頃は悩みがなくて良かった」なんて言う人はいるけど、物心ついたときから、思考が止まることはなかった気がする。アンが赤毛を気にしたように、「○○子」と言う自分の名前を妙に気にしたこともあったし、アンが妖精を空想したように、ポケモンがそこの草むらにいたら…と想像して遊んだことがあった。そんなことが無駄だとは、ちっとも思わなかったし、想像を膨らますことへの抵抗感なんか全く抱かなかった。

    表紙のイラストに惹かれて思わず買っちゃった本です。本書はアン教師になるところまでですが、あとがきには続編があると書いてありました。んー、すぐにでも読みたいような、想像の余地を残していたいような…。

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    2011年12月09日
  • 赤毛のアン

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    エヴォンリーをはじめとする、自然の移ろい、そこに広がる豊かな風景の描写がとにかく美しい。
    世界はこんなに素晴らしいんだなあ、と、思う。
    それと想像力の素晴らしさにも。

    ダイヤモンドで着飾った貴婦人になるよりも、グリーン・ゲイブルズのアン・シャーリーであることに幸せを感じる。
    このくだりがたまらなく好きで、
    それだけに、この後の展開が一層深みを増す。

    子供向けの本でハイライトは知っていたけれど、ストーリーだけでは分からない良さが沢山凝縮された本でした。

    あと、ギルバートとアンの関係の変化がとても好きだ。
    どうなるかと思ったけど、あの終わりでとてもほっこりした。

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    2011年11月21日
  • 赤毛のアン

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    自然の美しさや表現の豊かに目を奪われました。

    “Anne”は幸福論を私たちに自らの人生をもってして語ってくれました。

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    2011年09月04日
  • 赤毛のアン

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    とにかくおしゃべりなアン。
    妄想がすごくて、でもその妄想はとてもHappyなもので、
    そして彼女は自然のすばらしさと周りの人達を愛する優しい心を持っている。




    この物語は、アンのおしゃべり以外にも会話が多い。
    マリラがアンを怒るときの「アン・シャーリイ!」って叫びや、
    リンド婦人のつぶやき、なかでも
    「ところが、マシュウがそれに気づくとは、まあ!
    あの男も、六十年以上眠ってたあげく、めざめかけたんだよ」ってところが私は好きだな。



    多分こんな言い方なんだろうな、っていうのが勝手に私の中で決まっているから。
    私も妄想家じゃ(笑)




    物語はアンが思春期を迎えた頃から大きく動く。

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    2010年09月11日
  • 赤毛のアン

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    課題のレポートを書くために手にとって見たくらいの軽い気持ちで読み進めていたが、ページをめくるごとにアンの魅力に引き込まれていった。自分のことをコーデリアと呼ばせたがるのには笑ってしまったし、マシュウの死は悲しく、ギルバートとの関係にはやきもきさせられたで、読み終わってからはなんだかふわふわした気持ちだった。

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    2010年01月16日