vicap0204さんのレビュー一覧
レビュアー
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素晴らしい作品
面白い。謎の存在になす術なくひたすらに追い込まれていくどこにでもいるようなサラリーマンの男。
家族を守るために探し当てたオカルトライターといわゆる「霊能力者」の女。
話自体も良くあるホラーにありきたりな感じだったのだが、話の運び方がダントツに上手い。「何故」狙われるのか、襲いかかる怪異「ぼぎわん」が何なのか、被害者である田原はそれらが全く解らないままにもがき続ける。
そこからしてもう怖い。細かい所はホントに読んでもらいたいので書かないけれど、登場人物達が抱えている闇が「ぼぎわん」との関わりをより深くしていく。
この作品は映画から観て、何か違うな~と思っていましたが原作は素晴らしかった。
ホラー -
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よくわかんない
異世界ものって凄く沢山ありますよね。
でも「蒲田」って何ですか...。正直どんなところなのか知らないし、これからのストーリーがどう盛り上がって行くのかが想像できないです。
逆に異世界側が蒲田の恐ろしさに戦慄していく話なのかな。
もう少し読んでいったら魅力に気付くのでしょうか。 -
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知的好奇心は大切
なかなかに興味深く、思ったよりも楽しく読めた本でした。
以前に、ある研究者がバッタを倒しにアフリカへ行く、という本を読んだことがあるのですが、その本とはちょっと違い研究内容やその方法、研究する方の想い等が丁寧に書かれていてかなり読みごたえのある内容でした。
勿論、先の本も書かなかっただけでスゴいことしてるんですけどね。
水族館という、ある種のエンターテインメントの提供をする場所で働く方たちの熱い思いって言ったらアレだけど、「生き物の命を守り、繋いでいく為にこんなに色々と考えている」というのを感じられる熱意のある本でした。
美ら海水族館はかなり好きな場所なので、ちょっとした裏側を覗き見られて得し -
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怖いなこの人
ヤバい。食材も食べ方も。
同じ食材でも、もっと安心安全そして美味しく食べられる方法があるはずだ、そう思ってしまう本でした。ただ、純粋に読み物として面白いです。
一つ一つのエピソードが短いのでサクッと読めちゃいますが、正直もうちょっと長めでも良かった。
明らかに有害であろう食材も、そもそもそれ人類の食べ物じゃねえから、と言うものも面白おかしく捕って食べてくれる。
好奇心が満たされる内容であることは間違いありません、個人的には香港のドブで捕ったナマズが面白かった。生物濃縮とかこの人が知っていない訳がないので、どうか身体に気をつけてこれからも活動して欲しいです。 -
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終わりましたね...
紆余曲折あった作品ですが、完結です。
正直言うとあまりにも色々な設定変更やストーリーの破綻、展開と進行の遅さ等々、「読むのやめちゃおうかな」と何度か思いました。
ベトナム戦争という、非常に重いテーマを軽快で(軽薄な)ポップなキャラ、ハードな損壊描写も織り混ぜ戦場の悲惨さを描いていましたが...残念です。
巻末のアオザイ通信は楽しく読ませてもらっていましたが。
結末はともかく、ここまで長い作品になるとは思っていませんでしたので完結まで至ったことは素直に喜んでいます。
この作品を手に取る方が、私とは違う楽しみ方を見つけて最後までポジティブな読み方が出来るように。 -
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尊いです
社会に疲れたおじさんサラリーマン。
現実の自分にも良く似た主人公「佐々木さん」がかわいくて気立ての良い女性店員に癒される。だけではなく、喫煙所で出会った「見た目強い子」にも不思議な癒しをもらっていく。でも、その子には佐々木さん気づかないちょっとした秘密がありそうです。
結構ありがちなシチュエーションと思いつつも、意外と攻めてくる田山さんカワイイです。
まだまだ二人の距離感は遠いし、プラトニックな佐々木さんには紳士いて欲しいですし、何となく挟まれる二人の日常が喫煙所での尊さをより強くしています。
この関係はちょっと羨ましさを感じますが、ブラック企業には勤めたくないなあ。 -
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カワイイだけだと思ってました
カワイイ豆柴に癒されよう、と思っていたら泣けるマンガじゃねえか...ヒドイよ...。
でも良いマンガです。これは本音です。
人側の主人公である「柴ばあちゃん」にかなりしっかりとしたキャラ付けがされているし、一話毎に出るキャラにもちゃんとストーリーがあって話に深みが出ています。
震災の話も出てくるので人によっては色々と考えてしまう方もいらっしゃるとは思いますので、そこは人を選ぶ作品なのかなと。
ただ、登場するキャラの「これから」が気になる作りなので、どのような未来があるのかが気になりますし、あまり難しいことを言わないならカワイイ豆柴ちゃんを愛でるだけでも良いのではないかな。 -
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待ってました!!!
遂に出ました11巻。
表紙からして描き込まれていてページをめくるのが楽しみでしょうがない。
ハクメイが移籍した大工組合でのお仕事からイワシの若い頃の話、ミコチのヘアスタイルチェンジ等々、内容も盛り沢山。
遂にジャダがあの人の舞台を観に行く話とか、巻を重ねる毎にこれまでのキャラクター達が歩んできた歴史がそのままの繋がりとなった所とかも最高だ、最高なんですよ。
少しだけオカルトなお話もありますが、元々ツクモガミが存在する世界なのでそれもまたアリです。
個人的にはコンジュのライブの話が一番好きかな。
これからもこの素敵なスモールワールドで旅をしていくハクメイとミコチがみたいです。
アニメ二期とか無い -
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イカれたサッカーマンガ
イカれてる。良い意味です。
面白い。ここ最近でのサッカーマンガでは個人的には『ジャイアントキリング』に匹敵するかな、と。
日本をワールドカップで優勝させる為に世界一のストライカーを作る為の施設、ブルーロック。
突っ込みどころは満載だし、舞台設定からして現実味の無い完全なフィクションとしての話だとは分かるのですが、それでも話にグイグイ引き込むパワーを感じます。
まあ、実際に世の中を動かしてる一部の人格破綻者もいるわけだし。
主人公はありがちに施設の中では最下位に限りなく近い存在でありながら、心に「かいぶつ」を飼っていると言うことでこれからの弾け具合に期待大。
特殊な環境のなかで、個性派のストライ -
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小説に匹敵する怖さ
小説版は読み終えて、映画も観たことがありましたから、マンガはどんなもんかな~と軽い気持ちで読んでみました。
正直言うと、凄く良かったです。
映画は映画で別物として受け取っていましたが、小説に乗っ取って話が進みますし、ちゃんとぼぎわんの「怖さ」が描けてます。
絵柄もシンプルながら人物の描写もしっかりしてますし、キャラも魅力的です。
まだ話としては導入部なので、これからの恐ろしい展開には期待を感じています。
そもそも『ぼぎわん』とは何なのか、どうやったらアレを祓えるのか、そもそも勝てるのか、等々気になる所はたくさんありますので続きが気になる方は是非とも小説版も読んでみてはいかがでしょうか。 -
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返り咲き
遂にタイトル回収の巻を読むことができました。
ギャグマンガテイストだった頃がもはや懐かしくさえ思いますが、細やかな書き込みで迫力のあるお話自体には変わりはありません。
今回は「魔王」襲名と「ギルド」創設の大がかりなストーリー展開がありますが、「勇者」と世界の秘密に関しても何だか怪しい秘密がありそうです...。
圧倒的な力を持つ勇者に「もうこれ、この人だけで良いんじゃない」という正直な感想です。
アグニインの力の根源にも言及されるなどと、内容盛りだくさん。
これからの撤退戦線、ピンチのアグニインに助けは来るのか(来るんだろうけど)、これからも楽しみなマンガです。
ただ、ただ一言だけ言わせてもらう -
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遂にこの作品が
クトゥルフ神話を知ったのはたまたま興味をそそられて買ってみた『異世界からの色彩』でした。
それからyoutube等で漁るように色々な作品を観ましたが、やっぱり長編として読んでみたかったのはこの作品でした。
南極という閉ざされた環境、未知の生物、次第に訪れる人間の持つ狂気。
物語の導入としては最高ですよね。結末はある程度知ってはいるものの、難解な記述のある文章よりも非常に読みやすくて、物語的にも整理されているコミカライズ版は最高だと思います。
ラヴクラフトの残した作品のなかでもトップクラスに面白い作品なので、クトゥルフ神話に興味のある方は是非とも手にとって読んでみて欲しい一冊です。 -
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独特な世界と人々
良くあるホテル物かな、と安易な考えで読みましたがこれが意外性に満ちていて面白かった。
何となーくキューバっぽい国にあるホテルに宿泊する客と一癖どころか癖ありすぎな従業員が織り成す人生ショー。
従業員には島に伝わる神話に関係ありそうな女の子や、明らかに人外なメイド、島に住む人は連続殺人鬼?やこれまた機械じゃねーかっていう刑事など。
これだけでも面白くないわけがない。
自分は合間に入るギャグも好きです。でも結構なグロ要素、描写もありますが、ソフトな絵柄なので苦手な人も大丈夫かな~と思います。
まあ、自己責任ってことで。
面白かったですよ。