vicap0204さんのレビュー一覧
レビュアー
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イカれたサッカーマンガ
イカれてる。良い意味です。
面白い。ここ最近でのサッカーマンガでは個人的には『ジャイアントキリング』に匹敵するかな、と。
日本をワールドカップで優勝させる為に世界一のストライカーを作る為の施設、ブルーロック。
突っ込みどころは満載だし、舞台設定からして現実味の無い完全なフィクションとしての話だとは分かるのですが、それでも話にグイグイ引き込むパワーを感じます。
まあ、実際に世の中を動かしてる一部の人格破綻者もいるわけだし。
主人公はありがちに施設の中では最下位に限りなく近い存在でありながら、心に「かいぶつ」を飼っていると言うことでこれからの弾け具合に期待大。
特殊な環境のなかで、個性派のストライ...続きを読む -
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小説に匹敵する怖さ
小説版は読み終えて、映画も観たことがありましたから、マンガはどんなもんかな~と軽い気持ちで読んでみました。
正直言うと、凄く良かったです。
映画は映画で別物として受け取っていましたが、小説に乗っ取って話が進みますし、ちゃんとぼぎわんの「怖さ」が描けてます。
絵柄もシンプルながら人物の描写もしっかりしてますし、キャラも魅力的です。
まだ話としては導入部なので、これからの恐ろしい展開には期待を感じています。
そもそも『ぼぎわん』とは何なのか、どうやったらアレを祓えるのか、そもそも勝てるのか、等々気になる所はたくさんありますので続きが気になる方は是非とも小説版も読んでみてはいかがでしょうか。 -
返り咲き
遂にタイトル回収の巻を読むことができました。
ギャグマンガテイストだった頃がもはや懐かしくさえ思いますが、細やかな書き込みで迫力のあるお話自体には変わりはありません。
今回は「魔王」襲名と「ギルド」創設の大がかりなストーリー展開がありますが、「勇者」と世界の秘密に関しても何だか怪しい秘密がありそうです...。
圧倒的な力を持つ勇者に「もうこれ、この人だけで良いんじゃない」という正直な感想です。
アグニインの力の根源にも言及されるなどと、内容盛りだくさん。
これからの撤退戦線、ピンチのアグニインに助けは来るのか(来るんだろうけど)、これからも楽しみなマンガです。
ただ、ただ一言だけ言わせてもらう...続きを読む -
遂にこの作品が
クトゥルフ神話を知ったのはたまたま興味をそそられて買ってみた『異世界からの色彩』でした。
それからyoutube等で漁るように色々な作品を観ましたが、やっぱり長編として読んでみたかったのはこの作品でした。
南極という閉ざされた環境、未知の生物、次第に訪れる人間の持つ狂気。
物語の導入としては最高ですよね。結末はある程度知ってはいるものの、難解な記述のある文章よりも非常に読みやすくて、物語的にも整理されているコミカライズ版は最高だと思います。
ラヴクラフトの残した作品のなかでもトップクラスに面白い作品なので、クトゥルフ神話に興味のある方は是非とも手にとって読んでみて欲しい一冊です。 -
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夏合宿本番
離島での釣り体験って良いですよね。
しかも気のおけない仲間達と楽しくワイワイなんて羨ましすぎる。
この巻はそんな話が満載です。
神経締めってそんなに違いが出るんですかね、やったこと無いので気になります(やりたいとは言ってない)。色々な釣り方が出てくるこのマンガですが、やっぱり地域ごとでの差であったり、私が釣りをしていた頃よりも新しい技術でのやり方が出ているので結構勉強になります。
主人公が大物を釣り上げたり、苦手なはずのスプラッターな締め作業も自分でするなど成長していく王道な展開もあるお得な巻です。
表情豊かにキラキラな女の子達が楽しく釣りをするとっても良いマンガです、気になるならまず読んでみ...続きを読む -
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意外性はあります
「魔女」とタイトルについているのでホラーかミステリー風なのかな~と、思っていたら...。
意外にもグルメ系ちょい不思議マンガでした。
まだ1巻だからか絵柄はあまり上手くはない...のかな。
これからに期待です。ですがお話はなかなかのモノだと思います。
確かに好き嫌いはある、というかハマる人は引き込まれるかも、という感じ。
メガネっ娘が二人も出てくるので好きな人はプラスポイントになるかもね。
後半には新キャラが登場して裏の家に住む女性の正体があっさり分かっちゃうのはご愛敬かな。
話の展開は広がると思うのでどうなるか気になる人は次の巻をお楽しみに、ですね。 -
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面白い
よくあるダンジョン探索系かと思ったら「ダンジョン運営系」でした。
絵柄もゴチャつかず非常に読みやすいし、キャラデザもシンプルながら魅力的に描かれているので感情移入もしやすいです。
主人公のクレイは常人ではあり得ない力を持った冒険者で、ダンジョンで戦闘となったモンスターとのハプニングで新たな「職場」にスカウトされます。
雇い主のベルさんは可愛く、友達が欲しかったようで、ほのぼのとした部分も描かれますが、本来のダンジョンに挑む冒険者の殺伐としたやるせなさや暴力的な面もしっかりと出てきます。
綺麗事だけでは無いのですが、クレイの父親を探す旅にも似たお仕事マンガとして楽しむのはいかがでしょうか...続きを読む -
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呂布好きなら
「終末のワルキューレ」のスピンオフ。
三国志好きで、さらに呂布好きなら間違いなく楽しめる作品だと思います。 呂布が持つ様々な逸話を、主人公として楽しめるのは新鮮な感じですね。
三国志ガチ勢の方にとっては、魅力的な人物ではあるのですが、どうにも裏切り者とか頭悪いとか言われてしまう呂布。
しかし、単純に読みやすく、「呂布ってどれくらい強かったの」とか、「終末のワルキューレ」で興味を持ちました。という人には純粋に強さを求め、道を極めた武人としての姿が描かれているので、大迫力の戦闘描写が美麗な絵柄で読めるこの作品は素直におすすめです。
まだまだ話は続くようなので、魅力的なキャラが盛り沢山の三国...続きを読む -
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偉大なる漢の最後
この巻で一人の漢の生きざまが描かれて終わります。
結構好きなキャラだったので非常に残念ですが、この人ならそうなるだろうなあ、と納得の出来る最後でした。
また、別の所では一つの国家を滅ぼす事の出来るレベルで軍団が結成されました。
周辺国家でも最強のレベルだと思います。今後にこの勢力がどのように世界に絡んでくるのかも気になるところです。
アインズの人間としての思考が失われていて、守護者との会話で表れていた「鈴木悟」の人格は何処に行ってしまったのかを考えてしまいます。
いよいよ世界にとってのナザリックが脅威になっていく節目とも取れる巻なので、次に期待しつつこれからを楽しみにしていきます。 -
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その後の物語
食糧人類から何年後かは分からないが、そこから後の世界。
相変わらずグロい表現があり、読む人を選ぶ内容だが、続きが気になって仕方ない。
「同調圧力」が巧みに扱われ、己の犠牲が当たり前であるかのように教育された人類。自分自身の体なのにあまりにも粗末に扱われる自身の肉体。
狂気を孕みまくった日常に、ふと疑問を持った主人公。
幼馴染みに淡い恋心を持っているが、彼女もまた己の肉体を謎の天人に捧げることを誇りに思っている。
回りの人間は自ら美味しいお肉になるために鍛練し、そうでない者に石を投げる等、中世の処刑を道端で行う。
あれれ、コレ、詰んでね?
主人公はこの世界で生き残れるのか、数少ない...続きを読む -
一つの国の終演
これまでのオーバーロードの世界において重要な国であった、リエスティーゼ王国。
一人の傑出した馬鹿、正に逸脱者とも呼べる者と「そう言うことですねアインズ様」の結果、滅びの道を爆進することになりました。
色々なエピソードの舞台となってきましたので思い入れもあるキャラも沢山いたのですが、最後に一花咲かすべく活躍を見せてくれています。
コキュートスとある人物の一騎討ちは、コキュートスの武人としての矜持を持つ守護者としてこれまでで最大の見せ場だと思っています。
より大きな力を持つようになり、魔導国はこれから何処へ向かうのか。
後、ラナーとクライムの愛の劇場に一つのピリオドが打たれます...。個人的には、...続きを読む