村岡花子のレビュー一覧

  • 王子と乞食

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    誰でも知ってる物語。
    子供の頃に子供向けの本で読んだことはあったけれども、そういうのを大人になってから読むと当時は知らなかったことが色々見えてきて面白い。

    まずは作者。
    マーク・トウェインって名前を見たときに、「トム・ソーヤの冒険じゃねえか!」と思ったわけですよ。おまけにあれはアメリカが舞台で作者もアメリカ人だけれど、これはなんとイギリス、しかも、王室、王様が主人公のひとり。しかもわりと史実に忠実で、王子のエドワードは実際、先王の死により弱冠9歳で即位したエドワード6世。しかも、稀有な体験(ここは創作)をして賢王になるも、これまた弱冠15歳で亡くなるんですよね。読んでいると注でやたらと史実を

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    2025年06月12日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    物語の前半では見開き1ページがアンのセリフで埋まってしまうほどおしゃべりだったのに、どんどん大人びた少女になっていく描写が素敵でした。マリラとマシュウの愛情がとても感じられ、心が温まりました。また、日曜学校や寝る前のお祈りなどあまり馴染みのない文化を知ることができて楽しかったです。

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    2025年04月23日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    アンの天真爛漫な姿と
    その少女に、厳しくも温かい愛情で
    包むマリラの姿が、胸に迫った。
    『あんたには私がいるし
    私にはあんたがいる』とマリラが
    アンへの思いを口にする場面は
    胸が温かくなった。


    アン。あなたに出会えて
    私も幸せな気持ちになれました
    ありがとうね

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    2025年04月21日
  • 青い鳥文庫 アンの青春 赤毛のアン(2)

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    第一章 怒りっぽい隣人
    第二章 あとのまつり
    第三章 ハンソン氏の家
    第四章 さまざまな意見
    第五章 新米の先生
    第六章 人さまざま
    第七章 ふたごの運命
    第八章 マリラ、ふたごをひきとる
    第九章 色の問題
    第十章 デイビーのたいくつしのぎ
    第十一章 子どもたちの手紙
    第十二章 ヨナの日
    第十三章 楽しいピクニック
    第十四章 神のたすけ
    第十五章 暑中休暇
    第十六章 すばらしいたより
    第十七章 待ちあぐねた日
    第十八章 トーリー街道の冒険
    第十九章 幸福な日々
    「結局、いちばん幸福な日というのは、すばらしいことや、おどろくようなこと、胸にわきたつようなできごとが起こる日ではなくて、真珠が一つず

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    2025年04月23日
  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    ネタバレ

    再読だからと、隙間時間にチビチビ読んでいたら、トータルすごい長い時間をかけて読み終わることになってしまいました。
    こういう読み方はレビューを書くにはよくないですね、初めの方の記憶が曖昧で・・・(汗)

    サマーサイド高校の校長として赴任したアンの3年間の日々が描かれるのがアンシリーズ5の本書。アンがサマーサイドでのあれこれを、レドモンドで研究を続けているギルバート宛に手紙で綴るといった形式が本書の多くを占めています。このような特徴で思い出すのはジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」ですが、それとも少し違う形式でした。

    本書でのアンの家は2人の未亡人と家事全般を取り仕切るレベッカ・デュー、そ

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    2025年03月12日
  • ナイチンゲール (新装版)

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    このシリーズは必要最低限の文字数でまとめてあるから非常に読みやすい。何より伝わる。知らなかったナイチンゲールの生涯がわかりました。
    別の偉人も読んでみようと思いました。

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    2025年03月10日
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―

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    ネタバレ

    なんとあろうことか11巻の文庫本の裏で盛大すぎる一番のネタバレをされてしまったのでもうどうしようもない。悔しすぎる。ウォルターが戦死したって、せめてもう少しぼかせ。

    そして序盤だったので忘れそうになったけど、たった1文でマリラが死んでたと書くなんて!マリラの筆跡に手の震えを感じる記述があってから、マリラが死んだらアンがどうなるかと心配してきたのに呆気ないにも程があった。

    ウォルター大好きだ。そりゃあんな美しい自然があったらそうなりますよ。一緒に語る妄想をした。忠犬マンディも素晴らしい。スーザンが炸裂しているという感想をどこかで見た気がしたけどよくわかった!笑えるし良いキャラをしている。当時

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    2025年03月01日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    各章の話が短く、おやすみ読書に最適です。いい夢が見れます。
    アンの純粋で素直な心やは、元気や希望と人生の大切なことを教えてくれます。特に自然に対する彼女の幸福な様子は読んでいてこちらも幸せになり、また私たちの身近な幸せというものを気づかせてくれます。

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    2025年02月11日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    アンの物語を読むとき、どの時代においても家の描写が細かく表現されている。どの家も目に浮かぶよう。次の巻も新しい家でのお話のようなので楽しみである。

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    2025年01月11日
  • 青い鳥文庫 アンの愛情 赤毛のアン(3)

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    ネタバレ

    私もアンたちと一緒に「パティの家」に住みたくなりました!実際学生時代に友だちと一緒に共同生活って大変なこともあると思うけど楽しそう(*ˊ˘ˋ*)
    あとはロマンスがどうなるかとドキドキしていたけど(笑)アンも真実の愛に気付けて良かったし(失いそうになって初めて分かることもある…)ギルバートも諦めなくてほんと良かった!一途だしかっこいい!
    憧れ「うるわしの王子」のようなロイとの出会いもあったけどやっぱり良い人だからってだけでは結婚は出来ないし…お互い大好きで一緒にいて心から楽しめたり安心する相手を選ぶのが幸せなのだと改めて思った( ᴗˬᴗ)

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    2025年01月06日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

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    これまで、恋愛の萌芽のようなものはあったが、この『アンの愛情』に入って、ようやくそれらしい描写が見えるようになった。ギルバートやスローンがアンを好いていることが語られるし、ギルバートがアンの手に手を重ね、アンが軽く拒絶するという描写など。

    アンが自分の恋心との向き合い方がわからなかったものの、最終的には小さい頃から築かれていた友情が愛情に変わる様子は素晴らしいものである。

    独特ではありながら、学校という環境、勉強という生活態度によってアンは魅力的な女性に成長するわけだが、彼女がたくさんの人から告白されるというのは、当時の男性は知的な女性に惹かれていたことを示しているのか、作者のモンゴメリが

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    2024年11月13日
  • そばかすの少年

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    アイルランド人の孤児である“そばかす”と呼ばれている少年は、アメリカのインディアナ州にある湿原にて雇ってもらう為、材木商の支配人マックリーンに願いでる。片手を失っている上やせっぽちで、とても自分の仕事には向かないと思ったマックリーンだったが、真っ直ぐ熱心に頼み込む青年に負け、誰も仕事が続かない、森の番人をやってみることを許す。(高価な材木を狙って泥棒がくるため)

    それからそばかす君は信じられないほど真剣に働くのだが、彼の純粋さはいろんな人を感動させていく。

    著者ポーター夫人はリンバロストの森を愛し、自身も研究者となったらしい。自然への描写が多く、愛を感じる。あとがきによると元々の題名は『舞

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    2024年11月09日
  • 炉辺荘のアン―赤毛のアン・シリーズ7―

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    ババアいてこますぞワレェ!!

    と思いながら読む部分があり、アン・ブックスを初めて読み飛ばした。人生良いことばかりではないけど、いや私は良い気持ちになりたくて読書をしているのだと思い、飛ばした。今までにもギブソン夫人だったか、極悪なババアが出てきたのでこういうところは短いといいな。

    公園で読書するのにアン・ブックスはもってこい。他の本も読んでみたけど何故かアンには敵わない。訳がダメでも世界的大ヒットは読めるのがすごい。

    シャーリーの話だけ何故かなかったので彼のことも知りたいけど、次巻はまたアンの周りの人たちのことなので出てこないだろうか。

    最後は「おいおいギルバート、でもモンゴメリだもの

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    2024年11月08日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    ネタバレ

    赤毛のアンシリーズ第二弾
    16歳のアンは、小学校の新任教師として美しいアヴォンリーの秋を迎えた。マリラが引き取ったふたごの孤児の世話、ダイアナやギルバートらと作った「村落改善会」の運営と忙しいなかにも、"山彦荘"のミス・ラヴェンダーとの出会いや、崇拝する作家モーガン夫人の来訪など、楽しい出来事が続く。少女からひとりの女性へと成長する----------------
    考えてみたら・・16歳で教師って今では考えられない。。
    高校生が小学生を教えている・・?うーむ。。
    でも今の16歳とこのアンでは、やはり知性が全然違うよね。

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    2024年10月31日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    『あしながおじさん』のジュディーを想起させるのは、「孤児だった」「学校で勉学に励む」という構造が何となく似ているからであって、人物像としてはかなり違った。天真爛漫というよりは夢想家で、初期は若干生意気な少女感があるのがアンである。しかし徐々に教養と知識を備える優れた女性に成長していくのはマリラだけでなく、我々読者としても寂しい思いになる。

    それでもアンのマリラとマシュウという"両親"への愛情は紛れもなく尊く、アンを手のかかる子として扱っていたマリラがツンデレのようにアンを愛し、褒める様子も最高である。

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    2024年10月27日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

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    アンの周りの人々の物語が短編集のように綴られていてスラスラ読めました。
    どれもこれも胸が熱くなってドキドキするような物語でたくさんのときめきを感じました。

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    2024年10月09日
  • べにはこべ

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    【あらすじ】
    フランス革命下のパリ。ギロチン送りになる貴族を助けるために奔走する、イギリスからやってきた謎の秘密結社〈べにはこべ〉。
    イギリス貴族に嫁いだ絶世の美女マーガリートは、愛する兄を人質に取られ〈べにはこべ〉の正体を探るよう脅される。
    彼女が〈べにはこべ〉を追う中で、結婚後に愛を失った夫パーシィが浮かび上がってくる。

    【感想】
    一言で言うなら「高級ハーレクインロマンス」。
    名家で長身イケメンの夫パーシィが冷たく見えて、実はマーガリートに深い愛情を持っている! とか女性が好きな要素が詰まっている。
    そして、文章の豊かさが素晴らしい。
    上流階級の持って回った言い方や豊富な語彙が作品に彩り

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    2024年09月20日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    なんで登場人物全員ジム船長をいい人と言うのかわからなかった。私ならレスリーにしたことについて殺意を覚えるけどな。

    明るいところを描くアン・ブックスだけど、今回はちょっとびっくり。アンが幸せすぎていいなと思ってたので、人にはこういうこともなければ公平ではないと思う自分もいた。

    相変わらず性的描写がなくて良い。特に海外の本は急にエグいほどの描写を入れてくるときがあるから抵抗がある。アン・ブックスはその点安心。

    腹心の友がほぼ出てこず、すっかり新しい家庭を持ったアンに淋しくなる。こうやって疎遠になっていくよね。

    あんな風に誰の前でも自分として振る舞える人たちが羨ましい。景色も気候も自然も羨ま

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    2024年08月15日
  • 赤毛のアン

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    赤毛のアンって、読んでなかったんだよね。アニメは見ていたと思うんだけど。こどもにどうかと思って、読んで見た。かなり短縮されているとは思うけど、サラッと概略は見通せたんじゃないだろうか。いずれ、もう少し長い版を読もう。

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    2024年07月15日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    とにかく自然の描写がすばらしくてアンが魅入られたアヴォンリーの情景が目に浮かぶようだった

    最後のマシュウの台詞にぐっとくる

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    2024年06月29日