村岡花子のレビュー一覧
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「子どもの本とごちそうの話」で紹介されていたのがきっかけで手に取った
つまり、この本にはとても美味しそうな食事と、かつてアメリカに存在した広大で豊かな湿原や森林、そこに暮らす人々と動植物(特に蛾)とが、大変魅力的に描かれている
村岡花子訳ということで、『赤毛のアン』に漂う品良い文章や、人間味溢れる人物描写を今作でも味わうことができる
困難を前にしても慎ましく努力を重ね、人々に親切を尽くし、正直かつ熱意をもって人生に取り組むことの大切さを教えてくれる
一点だけ、本作は同作者の別作『そばかす』の続編にあたることを後から知った
作中、『そばかす』の登場人物達が大切な役目を果たすこともあり、できればそちらから読むほうが、より作品世界を楽しめるかも? -
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ネタバレ著者晩年の作品で、アンが主人公として書かれる最後の作品。いつの間にやら子供が5人おり、序盤に6人目(リラ)も出産(長男は9歳)。デイビーも結婚済み。
ダイアナとアンが昔を懐かしんで語り合う姿がなんともいえない。自分もそうだが、時の流れの切なさ。アンは相変わらず痩せているが、ダイアナはぽっちゃりしてきたという話など微笑ましい。
メアリー・マライアおばさんというギルバートの親戚が遊びに来たかと思えば、そのまま長らく居着いてしまい、姑のように小煩く文句を言うため、ギルバートは親戚びいきな傾向があるためアンが何を言っても追い出してはくれないが、アンや女中のスーザンなど、早く出ていってくれないかなと度々愚痴るのが面白い。
しかも、そのおばさんが出ていく理由も笑
子供たちもそれぞれ友人らに振り回されながらもまたひとつ成長(?)していく話もちょいちょい。
締めはアンとギルバートの結婚記念日のすれ違いで、微笑ましい。
「〜ナンとダイは頭の割れた瀬戸物の人形にメアリー・マライアおばさんという名前をつけて、あの女に叱られるたびに外へ行って天水桶の中で水攻めにするんです…その人形をですよ。わたしらは何度水攻めでおもしろい思いをしたかしれませんよ。〜」p129
「ああ、母さん、もうすぐクリスマスになってサンタ・クロースがやってくるね」
「まさかいまでもまだサンタ・クロースのことをほんとうだなどと思っているんじゃないだろうね」
と、メアリー・マライアおばさんが言った。
アンがびっくりしてギルバートをちらっと見ると、ギルバートは重々しく答えた。
「われわれは子供たちにできるだけながく、親譲りの財産であるお伽の国の夢を持っていてもらいたいのですよ、おばさん」p133 -
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ネタバレ遂にアンとギルバート結婚式と、新婚生活の始まり。
結婚式の準備をしつつ、懐かしい思い出を語り合う面々。アンシリーズが2作品くらいしかなかったら、確実にこれが2作目だっただろうなぁ
いざ、ギルバートが見つけてきた新天地・夢の家へ。
そこへ向かう途中、美しい女性がなぜか怒りのこもった目でこちらを見つめていた。
男嫌いなミス・コーネリア、怒ることがない陽気なジム船長など、楽しい知り合いが増え、例の美しい女性はレスリーといい、アンと年は近いが不幸な人生を歩んできた。
p353で、え!これはミステリー小説だった!?と驚いた笑
アンは第1子を死産してしまい、1日でも母親でいられたんだから幸せだわ!とレスリーが発言していたものの、この死産やアンも命懸けだったのが回復したことで、レスリーも考え直すきっかけになり、アンを憎んでいたと謝罪して本当の友達になった。
その告白がきっかけで、レスリーは別人のようによく笑った。
アンが自分もグリーン・ゲイブルズに来るまでは苦労していたと話すも、ジム船長はレスリーはそれを上回る不幸で、アンのはまだ幸せな方だと発言しているのが、アンは突っ込まないがおいおい人によって不幸の感じ方も違うしそんな言い方はないだろと突っ込みたい。
ジム船長が現役の頃につけていた生活手帳は、きっと話自体は面白いのだが文章が上手くなく、p285にて、小説を書こうとしているオーエン・フォードと共作。
ミス・コーネリアはマーシャル・エリオットと結婚、
レスリーはオーエンと結ばれ、
ジム船長は自分の本が出版されるや亡くなり、
その屋敷が売りにだされたことでギルバートが目をつけ、移り住むことになった。
「人がいつから大人になるか決めるのはむずかしいことですわ」と、アンは笑った。
「その通りですよ。人によっては生まれた時から大人だし、八十になっても大人でない人もいますからね、ほんとうですよ。さっき話したロデリックのおばあさんも大人になりませんでしたね。百になっても十の時とかわらず馬鹿気ておりましたよ」「たぶん、それだからこそ、そんなに長生きができたんじゃないでしょうか」p92
「グリン・ゲイブルスへくる前のわたしの子供時代はあまりしあわせではありませんでしたわ」〜
「そうかもしれませんーだがそれはちゃんと世話をしてくれる者のない子供によくある、普通のふしあわせにすぎませんて。あんたの身の上には悲劇というものはありませんわい、プライスの奥さん。それがかわいそうに、レスリーはほとんど悲劇ずくめだったですよ。あの子はおそらく自分でも気づかずに、自分の生活にはあんたが入ることも理解することもできないものがどっさりあることを感じているにちがいないですわいー
だからそういうものからあんたを遠ざけなくてはならないわけですていわば自分が着い思いをしないよう、あんたを近づけないというわけですよ。それ、わしらは体のとこかに痛いところがあると、人に焦られたり返寄られたりさせまいとして尻込みするじゃありませんか。わしらの心の場合も体とおなじことが言えるんじゃないですかな。レスリーの心は赤膚になっているに違いないーそれを隠そうとするのは無理ありませんて」p200
「わしは物事をたのしむという一種の習慣に染まってしまったですよ。慣性になっちまったもんで、不愉快なことまでたのしむようになったですて。そういうことが、永続きはせんと思うと、じつに愉快ですわい、リューマチがわしをふんづかまえた時にはこう言ってやるです、『リューマチよ、お前だっていつかは痛むのをやめなくてはならん時がくるのだぞ。ひどければひどいだけ、早くやむことだろうよ。体の中であれ、外であれ、とどのつまりきっとわしはお前を負かすぞ』とね」p206 -
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第一章 なつかしのアヴォンリー
ダイアナとの邂逅が素敵
第二章 アンのふたごたち
第三章 帰宅
第四章 ジェムぼうや
第五章 白水仙
第六章 いなくなったジェム
ジェムの反抗期のお話
第七章 ローブリッジへの旅
第八章 キンポウゲの花道
第九章 ウォルターの悲しみ
第十章 かあさんは死んじゃいないの?
末っ子リラの誕生、子どもたち目線の話がたくさん
預けられて戻ってくるウォルターのお話
第十一章 晩夏
第十二章 炉辺
第十三章 ホワイトクリスマス
第十四章 春
第十五章 誕生パーティー
第十六章 子犬のジイプ
第十七章 真鍮の豚
第十八章 真珠の首飾り
ジェムがかあさんへプレゼントを買うお話
第十九章 ブルノー
「虹の谷」!挿絵が最高に素敵!
『虹の谷のアン』読むのが楽しみ!
第二十章 コマドリと犬
ジェムとわんちゃんの話
第二十ジェムとわんちゃんの話一章 学校
ナンとダイの双子ちゃんたち
第二十二章 虹の谷
第二十三章 神さまをだましたの
第二十四章 コマドリたち
第二十五章 春の炎
第二十六章 暴徒
ダイちゃんととんでもないお友達のお話
第二十七章 ドビー
第二十八章 海辺にて
ナンちゃんととんでもないお友達のお話
第二十九章 リラとお菓子
第三十章 ナンの「ロマンスの国」
第三十一章 「ものさびしい家」
アンの空想癖を色濃く受け継いでいるのはナンとウォルター
第三十二章 デリラ・グリーン
第三十三章 裏切り者!
ダイとお友だちのお話、女の子たちのお友だち付き合いには色々あってハラハラするけど微笑ましい
第三十四章 霧雨
第三十五章 結婚記念日
第三十六章 二つの影
アンとギルバート
ギルバートの寝落ち寸前の台詞が、二人のアヴォンリー時代を想起させて本当に素敵だった
“昔、日曜学校で習った節が、一生思いうかぶというのはふしぎだね”
アンの可愛い子どもたちの話が盛り沢山の本書で、素敵なアヴォンリーとダイアナとの友情から始まり、アンとギルバートの二人の話で終わる。「なんという大家族だろう!」 -
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主人公のアン・シャーリーは、偶然の行き違いにより老兄妹のもとに孤児の貰い手として引き取られる。前半は、とにかく自由に空想しながらおしゃべりを続けるアンが、その明るさで周りの人たちとぶつかりながらも成長する姿が描かれる。このまま終わるのかと思いきや、次第に成長したアンの振る舞いも変わっていき、この変化に読者も親目線で嬉しくも淋しくもなる。
一番の面白さはマリラ小母さんとのやりとり。とりとめなく話すアンに対して、一見意地悪そうだが愛のあるツッコミを読者を代弁するように目線で入れてくれ、この2人の会話は掛け合い漫才のよう。名作と言われる通り、子供から大人まで楽しめる一作。 -
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ネタバレアン、ポール、ミス・ラベンダーという空想が得意な者同士が集まるのが微笑ましい。ハリソンもオウムと共にキャラクターが立っていて面白い。
途中からミス・ラベンダーもたまたま道を間違えたことから出会うことになり、そこからラストの盛り上がり様は、今作の準主役っぽい。
「あら、そうじゃないわ」アンは山桜の花冠をかぶった頭をつよくふった。「行や節は詩の外側の衣裳にすぎないのよ。ちょうど、あんたのひだべりや、飾りひだが、あんたではないと同じように、行や節自体が詩ではないのよ。ほんとうの詩はそういうものの中にある魂のことよーそしてあの美しい一編は、文字に書きあらわしてない詩の魂なのよ。魂を見ることはそう、しじゅうは望めないわー詩の魂だって、そうよ」
「あたし、魂って……人間の魂ってどんなものかと思うわ」プリシラは夢みるように言った。p192
「あのようなものだと思うわ」とアンは、一本の樺の木にさしている輝かしい、清らかな日光を指さした。「ただ、形だけを言っているのよ。あたし、魂は光でつくられていると想像するのが好きなの。中にはばら色の塊点があって、農えながら射しとんでいるのもあるし・・・・・海の月光のように、やわらかな、にぶい光のもあるし、あけがたの霧のように青白くて、透明なのもあるわ」p193
アンもポールも、
「想像の窓がひらいて見せる王国のいかに美しいものか」
を知っていたし、二人ともその幸福な国へいく道も知っていた。そこでは歓喜のぱらが谷間や渓流に永遠に咲きほこり、陽の輝く空をさえぎる雲はなく、すみわたる鐘の音はけっして調子はずれの騒がしいひびきをたてず、気持のとけあう同類の人たちがたくさんいるのだった。その国の地理し「太陽の東、月の西」ーを知っているということは、どんな市場でも買えない、貴重な知識である。それはたしかに赤んぼが生まれた時に善良な妖精たちがさずけた贈枕で、年をかさねるにつれて、みにくくなったり、失われたりするものではない。たとえ、住む場所は屋根裏部屋であろうともこの知識をもっているほうが、それなしに宮殿に暮らしているより、どのくらい、すばらしいかしれない。p223
ネタバレ↓
マリラが親戚の双子を預かってアンも手伝う→体調が回復したら引き取る予定だった叔父が亡くなり、遺産を相続させるから引き続き世話をして欲しいという流れに。
たまたま通る道を間違えたことがきっかけでミス・ラベンダーと知り合う→実はポールの父親と過去に付き合っており、喧嘩別れしていた→ポールの母親は亡くなっており、父親はミス・ラベンダーのことは噂で結婚したものだと聞いており諦めていた。今回、アンが仲介して結婚することに。
レイチェル・リンドの夫が亡くなり、マリラと暮らすことになった。これにより、双子の面倒をアンが見なくてもいいので大学に行ってこいとマリラ。
ギルバートが大学に行くらしく、アンも大学へ行くべきだとマリラが勧めるためそうすることに。
ラスト、
ミス・ラベンダーの結婚式、
ダイアナも式は3年後だがフレッドと婚約、
アラン夫婦の引越し、
アンとギルバートは大学へ。 -
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ネタバレ生きていくことの苦しさと喜びがここにある。
エルノラは自分に冷たく当たる母の反対を押し切って町の高校に行く。第一日は古い服と靴で同級生たちに遠巻きにされ、教科書を買わなくてはならないことを知らず、授業料の高さにも慄く。近所のシントン夫婦が救いの手を差し伸べるが、エルノラは自分でお金を稼ぎ、学校を卒業すると決めたのだった。
母のキャラクターが強烈だが、そこがぐいぐいと読ませる。亡くした夫を思う悲しさ辛さのあまりエルノラに酷く当たるコムストック夫人。時に愛情らしきものを示すため、エルノラも母は自分を愛しているのではないかと諦めきれない。実際にコムストック夫人はエルノラを愛していない訳ではないのだが、辛い年月が彼女を頑なにしている。現代的にいえば毒親、虐待。しかし卒業式の服を用意しなかったことを悔やんで、他の人がエルノラに服を用意することにショックを受け後悔するシーンや、エルノラが求めていた貴重な蛾を潰してしまったことを後悔して、その蛾を沼地に探しに行くシーンなど、あまりに強烈なキャラクターなために、エルノラよりもコムストック夫人が主人公のように思えてくる。でもエルノラ、許さなくていいよ。
そんなコムストック夫人がずっと引きずっていた夫の真相が明かされたシーンも衝撃的。シントン夫婦はなぜ黙っていたんだ。それほどコムストック夫人が頑なだったのか。それほど怖かったのか。エルノラにコムストック夫人の悪口を吹き込んでいなかったのは良心的だと思いつつ、知っていたならコムストック夫人をもう少しどうにかできたのでは?とも。
思ったよりエルノラの学校生活があっさりなので驚いたが、今でもありそうな母娘の対立が面白かった。エルノラの強さが今後報われるように願う。 -
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第一章 グリン・ゲイブルスの屋根裏部屋で
第二章 夢の家
第三章 夢にかこまれた国
第四章 グリン・ゲイブルス初の花嫁
グリン・ゲイブルスの屋根裏部屋で、ダイアナと向かい合っている結婚前夜から心焦がれた結婚式の様子。
(ダイアナの愛娘は「アン・コーデリア」!!!)
教会ではなく、花嫁の自宅での本当に素敵な結婚式。
今までに出会った腹心の友たちを招いての幸福な日。
“あたしがいちばん幸福なときは、(中略)ーマリラがあたしに、グリン・ゲイブルスにいていいと言ったときーマシュウが生まれてはじめて美しい服をくれたときーあなた(ギルバート)の腸チフスが快復にむかったと聞いたとき。”
第五章 新しいわが家へ
第六章 ジム船長
第七章 教師の花嫁
第八章 ミス・コーネリアの訪問
第九章 フォア・ウインズ灯台
二人の夢の家へ。ブライスの奥さんと呼ばれるAnne。
そこで出会うご近所さんたち。特にジム船長は新たな腹心の友。
デイビット医師(老先生)と若先生=ギル
デイビット医師とデイブ夫人。ミス・コーネリア。こんなご近所さんどこにでもいるのね。
ジム船長の灯台。
第十章 レスリー・ムーア
第十一章 レスリーの身の上
第十二章 レスリーの訪問
第十三章 霧の夜
第十四章 十一月の日々
気の毒な身の上すぎるレスリー;;(まあ、かわいそうに、かわいそうに!)
しかし思うところがありながらも、アンに心を許してくれて救われたよ
第十五章 港のクリスマス
第十六章 灯台の大みそか
第十七章 フォア・ウインズ港の冬
グリン・ゲイブルスからみんなが訪れてくれたクリスマス、灯台での年越し、春に向けて続々と心躍る準備が進み可愛らしい服が揃っていく冬、素敵な日々だった
第十八章 春のおとずれ
第十九章 あかつきと黄昏
第二十章 ジム船長のロマンス
第二十一章 沈黙のせきをやぶって
ああなんてこと…;;
そしてレスリーの心、、、
第二十二章 ミス・コーネリアの腕前
チェシャ猫の様な笑い方っていう例えが出てた!
第二十三章 オーエン・フォード来る
第二十四章 ジム船長の生活手帳
第二十五章 オーエンの新しい仕事
第二十六章 オーエンの告白
第二十七章 砂浜の夜
素晴らしい生活手帳からできるオーエンの新しい小説と、完成に伴って発生した両者の葛藤がツラい
ああレスリー、、、
第二十八章 世間話
第二十九章 医師ギルバート
第三十章 レスリーの決意
第三十一章 解放
第三十二章 ミス・コーネリアの意見
第三十三章 レスリー帰る
これは……!!!こんなに半泣きになりながら、祈りながら、読み進めることになるとは;;
これはレスリー・ムーアの物語だよ;;
なんといっても物語を通して、レスリーの心の内を吐露する独白が印象的。それが全てアンに対して向けられているということも。
第三十四章 夢の船、港へつく
おめでとうおめでとう;;
第三十五章 港の町の政治
第三十六章 よみがえる愛情
第三十七章 意外なニュース
第三十八章 赤いばら
第三十九章 ジム船長の出発
第四十章 夢の家との別れ
レスリーも(赤いバラでいっぱいの庭!)、ジム船長も(湾への朝のおとづれ)、本当にキレイなステキな終わり方だった;;
もちろんアンとギルバートの夫婦も。
『ジム船長の生活手帳』ぜひ読みたい
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ネタバレ1792年、パリ。絞首台に送られる貴族を救うイギリスの謎の秘密結社〈べにはこべ〉、その正体は?
夫のパーシイ・ブレークニイ卿と上手くいっていない絶世の美女・マーガリートは恐ろしい脅迫を受け、窮地に立たされてしまう。
周囲から「おばかさん」と認識されている准男爵と「ヨーロッパ一の才女」の令嬢の誤解とすれちがいからの…というとパッと浮かぶのは「なろう系」、でも1905年発行なのでなろう系ほど女性は活躍しない。
マーガリートよりパーシイはなぜこういった活動をしているのか、ということが気になってしまった。続編は翻訳されてないんですね、残念。
以前から表紙に惹かれて読みたいと思っていたので読めて満足です。 -
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言わずと知れた、名作中の名作。
約120年前の小説なのに、全く色褪せる事なく子供から大人まで虜になるシリーズです。
改めて読むと、人情味が溢れる、優しい内容でした。少しずつ成長していくアンが可愛らしく、時に頼もしくもあります。
周囲を取り巻くマリラやマシュウも魅力的です。
アンはとにかく、よく喋る女の子で一緒にいると疲れるな‥と感じたものの、理解力があり前向きです。ただ、とても頑固で意地っ張り。そんな欠点を描く小説も、アン・シリーズの魅力の一つかも知れません。
ピクニックを待ち焦がれるアンが、「何かを楽しみに待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ」とマリラに言った場面が印象的!
改めてそんなワクワク感を噛み締めてつつ、生活してみようかなぁと前向きになります。
大人でも、子供心を忘れてはいけないね。