村岡花子のレビュー一覧

  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    アン、ポール、ミス・ラベンダーという空想が得意な者同士が集まるのが微笑ましい。ハリソンもオウムと共にキャラクターが立っていて面白い。
    途中からミス・ラベンダーもたまたま道を間違えたことから出会うことになり、そこからラストの盛り上がり様は、今作の準主役っぽい。

    「あら、そうじゃないわ」アンは山桜の花冠をかぶった頭をつよくふった。「行や節は詩の外側の衣裳にすぎないのよ。ちょうど、あんたのひだべりや、飾りひだが、あんたではないと同じように、行や節自体が詩ではないのよ。ほんとうの詩はそういうものの中にある魂のことよーそしてあの美しい一編は、文字に書きあらわしてない詩の魂なのよ。魂を見ることはそう、し

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    2026年06月02日
  • リンバロストの乙女 上

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    ネタバレ

    生きていくことの苦しさと喜びがここにある。

    エルノラは自分に冷たく当たる母の反対を押し切って町の高校に行く。第一日は古い服と靴で同級生たちに遠巻きにされ、教科書を買わなくてはならないことを知らず、授業料の高さにも慄く。近所のシントン夫婦が救いの手を差し伸べるが、エルノラは自分でお金を稼ぎ、学校を卒業すると決めたのだった。

    母のキャラクターが強烈だが、そこがぐいぐいと読ませる。亡くした夫を思う悲しさ辛さのあまりエルノラに酷く当たるコムストック夫人。時に愛情らしきものを示すため、エルノラも母は自分を愛しているのではないかと諦めきれない。実際にコムストック夫人はエルノラを愛していない訳ではないの

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    2026年06月01日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

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    アンは出てこないけど、確かにアンの世界で暮らす人々だとわかる内容で、楽しんで読めた。
    ロイド老淑女と争いの果てが特に好き

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    2026年05月05日
  • エミリーの求めるもの(新潮文庫)

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    モンゴメリなので、もちろん最後はハッピーエンド。何が何でも結ばれるべくして結ばれる。そして必ず結婚寸前まで行って破棄。主人公の誰もが恋まみれのビッチ。今回は日本の王子に求愛されたので笑った。

    と、娘が成長すると結婚・恋愛話になり、結ばれて終わるのがモンゴメリなので、意外性は求めない。この決まりきったストーリーだから安心して読めるのだ。恋愛系は苦手だが、少女時代から読んでいると完結させたくなるし、モンゴメリだから読む。恋愛以外の要素を楽しめるから。

    さて、お次はマリーゴールドに行こうか。

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    2026年04月25日
  • 王子とこじき

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    顔がそっくりな王子とこじきの少年が入れ替わる話、としか知らなかったので読んでみた。
    心や行いの正しい人と悪人が分かりやすく読んでてすっきりする。
    話も面白く、絵もキレイでとてもいいです。
    しかし、作者がマークトゥエインだったとも知らなかったわ。

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    2026年03月15日
  • パレアナの青春

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    『少女パレアナ』の続編。

    前作での何にだって「喜び」を探して思ったこと全てお喋りしていたパレアナも、相手の気持ちに寄り添いながら言葉を選んで意見を話すように成長している。

    パレアナ自身が大人になったからこそ、「喜びを見つけるゲーム」が出来なくなることもあるけど、終盤にパレー叔母さんとの衝突が起きたことで「遊び」をしないのはパレアナらしさが無い、周りの人々も物足りないと感じさせるほどパレアナの「遊び」は誰かにとっての生き甲斐だし今で言うセルフケアのようなものなのかなと思った。

    自分にとっての幸せが何なのか探すヒントが得られる作品。

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    2026年02月28日
  • アンの友だち 赤毛のアン(9)

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    登場人物が多いけれど、全編通してアンの世界観が底にあって、すごく読んでいて幸せだった。
    アンが出てくると嬉しい。
    いちばん覚えているのはナオミの死の間際にレオナード牧師の考え方を改めさせたフェリクスのバイオリンのシーン。言葉ではどうにもならないものもある。しかし私は言葉で説明する、言葉を尽くす義務を持つ職につこうとしている。

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    2026年02月26日
  • 青い鳥文庫 アンの夢の家 赤毛のアン(5)

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    第一章 グリン・ゲイブルスの屋根裏部屋で
    第二章 夢の家
    第三章 夢にかこまれた国
    第四章 グリン・ゲイブルス初の花嫁

    グリン・ゲイブルスの屋根裏部屋で、ダイアナと向かい合っている結婚前夜から心焦がれた結婚式の様子。
    (ダイアナの愛娘は「アン・コーデリア」!!!)
    教会ではなく、花嫁の自宅での本当に素敵な結婚式。
    今までに出会った腹心の友たちを招いての幸福な日。

    “あたしがいちばん幸福なときは、(中略)ーマリラがあたしに、グリン・ゲイブルスにいていいと言ったときーマシュウが生まれてはじめて美しい服をくれたときーあなた(ギルバート)の腸チフスが快復にむかったと聞いたとき。”


    第五章 新し

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    2026年01月15日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

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    ちょっとしたちょっとした気持の行き違いで長いこと途絶えてしまった人と人との愛情が、またふとしたことから甦る。
    10年も20年も離れていた婚約者同士が、ついにお互いの存在を再確認する。
    アンの周囲の素朴な人たちが愛ゆえに引き起こす様々な出来事をユーモラスに描きだす。
    ほんとうに人生が愛おしくなる12篇が綴られています。

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    2026年01月10日
  • べにはこべ

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    ネタバレ

    1792年、パリ。絞首台に送られる貴族を救うイギリスの謎の秘密結社〈べにはこべ〉、その正体は?

    夫のパーシイ・ブレークニイ卿と上手くいっていない絶世の美女・マーガリートは恐ろしい脅迫を受け、窮地に立たされてしまう。

    周囲から「おばかさん」と認識されている准男爵と「ヨーロッパ一の才女」の令嬢の誤解とすれちがいからの…というとパッと浮かぶのは「なろう系」、でも1905年発行なのでなろう系ほど女性は活躍しない。

    マーガリートよりパーシイはなぜこういった活動をしているのか、ということが気になってしまった。続編は翻訳されてないんですね、残念。

    以前から表紙に惹かれて読みたいと思っていたので読めて

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    2026年01月06日
  • べにはこべ

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    小学生のころ友達に「おもしろい」と勧められた。ウン十年後についに実現したが、早く読んでおくべきだった。後世に与えた影響は多大なものであったろうと思う。

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    2026年02月15日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    言わずと知れた、名作中の名作。
    約120年前の小説なのに、全く色褪せる事なく子供から大人まで虜になるシリーズです。

    改めて読むと、人情味が溢れる、優しい内容でした。少しずつ成長していくアンが可愛らしく、時に頼もしくもあります。
    周囲を取り巻くマリラやマシュウも魅力的です。

    アンはとにかく、よく喋る女の子で一緒にいると疲れるな‥と感じたものの、理解力があり前向きです。ただ、とても頑固で意地っ張り。そんな欠点を描く小説も、アン・シリーズの魅力の一つかも知れません。

    ピクニックを待ち焦がれるアンが、「何かを楽しみに待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ」とマリラに言った場面が印象

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    2025年10月04日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    美しい情景描写とアンの明るい性格が、心を温めてくれた。活力あふれるアンを心に宿し、現代を生きていこうと思う。

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    2025年11月02日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    ネタバレ

    再読。
    のんびり読み進めたため、またまた物語の初めの方の記憶があやふやですが・・・。

    ついにギルバートと結婚して二人の新居に越してきたアン。その新居こそが「夢の家」です。
    プリンス・エドワード島の全容を把握できていないうえに、ポロポロと読み落としているようで、アヴォンリーからどのくらい離れているのか、よくわからないまま読み終えてしまいました。

    新婚で幸せ絶頂期といったアンとギルバートがこの家で出会い、語り合う友人たちがとても魅力的なお話でした。
    灯台でひとりで暮らすジム船長、「男のやりそうなことじゃないですか」が口癖のミス・コーネリア、そしてなんといってもレスリー。
    幸せ溢れるアンよりも影

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    2025年09月24日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    この『アンの青春』はアン・シリーズの第二弾。
    16歳で少し大人になり、新任教師として働くアンだけど、やっぱり夢見がちで、美しい想像力が豊かなアンはそのまま。
    こういう少女が主人公の本は読んでいてとても清々しい気持ちになってちょっと自分の心がきれいになった気さえするから、好き。

    いろんな子どもが登場するが、子どもの純粋さが本当に微笑ましく描かれている。
    デイビーは手に負えないいたずら好きで、子育ては大変そうだな、なんて思わせられるけど、それを埋めてあまりある可愛さがしっかり描かれている。
    子どもならではの質問や理屈は絶品。
    メープルシロップを欲しがるのに、「アン姉ちゃん、そのおさじは去年より、

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    2025年09月14日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

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    アンの青春に引き続いて読んだ。ややはまり気味。
    今回は、紆余曲折を経て幼少のころからの親友であったギルバートへの愛情に気づくお話。
    当初は、ギルバートの愛情を拒絶し、大学で知り合ったアンの理想通りのロイと付き合うアンには読みながらやきもき・・・。
    ありきたりの展開でも、こういうのがやっぱり楽しい(笑)。

    それでも、やはり名作。隋書に箴言が。

    そして、アンの友達でお金持ちで贅沢な暮しをしていたフィルも本当の愛を得て、質素な暮しが余儀なくされる牧師との結婚を選ぶ。
    その彼女の言葉も頼もしい。
    「お金持ちだった時とおなじく、朗らかに貧乏になってみせるから!」

    そう、卑屈な貧乏は苦しいからね・・

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    2025年11月02日
  • 青い鳥文庫 赤毛のアン(1)

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    ネタバレ

    カナダに行きたくなりました。読み終わって空気が澄んでいる感覚になりました。
    社会人になってから初めて読んだので10代で初めて読んだら憧れの世界っていう印象になっただろうな

    アンが地元に残るという結論になったのは本当に優しい。最初はいや勿体無いでしょ〜!と思いましたが、アンの生い立ちを考えると、アンらしい結論だと思いました。
    どこにいても勉強は続けられるんだなと思います。
    仕事で大変だと悩まなくていいことを悩むので
    こういう世界があるってこと覚えておきたい。

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    2025年07月27日
  • 青い鳥文庫 赤毛のアン(1)

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    ネタバレ

    劇団四季「赤毛のアン」を観劇することになったので、小学生の時に買ってもらったこの本を再読しました。
    当時は「アンのセリフが長いし、突然話題が飛んでいってわからん〜」と思って苦手意識があったのですが、大人になって再読したらあまりに良…
    身近なありふれた風景をあんなに素敵な世界として受け取るアンの豊かさを私は見逃していたんだなぁ。マリラ、マシュウ、友人達への深い愛情。主席を競って勉強に臨む姿勢と賢さ。
    小学生の私にこの本を勧めた母は、アンから何かを学び取って欲しかったのかなぁ、なんて。

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    2025年07月13日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    1番初めに出てきたハリソンさん、最初は嫌なやつだったけどだんだんアンと仲良くなって可愛いおじさんに見えてきて最後には好きになってた

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    2025年06月28日
  • 村岡花子エッセイ 美しく生きるために

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    明治の女史のスケールの大きさに感服しました。それはブラックモア先生との出会いがあってのこと、運命を感じます。

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    2025年06月19日